JPS6223098B2 - - Google Patents

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JPS6223098B2
JPS6223098B2 JP20460681A JP20460681A JPS6223098B2 JP S6223098 B2 JPS6223098 B2 JP S6223098B2 JP 20460681 A JP20460681 A JP 20460681A JP 20460681 A JP20460681 A JP 20460681A JP S6223098 B2 JPS6223098 B2 JP S6223098B2
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JP
Japan
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jack
cam
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butt
carriage
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JP20460681A
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JPS58109662A (ja
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Masahiro Yabuta
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Shima Idea Center Co Ltd
Original Assignee
Shima Idea Center Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shima Idea Center Co Ltd filed Critical Shima Idea Center Co Ltd
Priority to JP20460681A priority Critical patent/JPS58109662A/ja
Publication of JPS58109662A publication Critical patent/JPS58109662A/ja
Publication of JPS6223098B2 publication Critical patent/JPS6223098B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、横編機の選針装置に関するもので
ある。
キヤリツジの運動を止めることなく、任意の編
針を、ニツト位置と、タツク位置と、休止位置の
3位置の何れかに自由に選択できる、横編機は、
すでに特開昭54−68440号公報をもつて公知にな
つている。
そして、この公知の横編機には、針溝内に、バ
ツトを有するニードルジヤツクであつて、その上
面を押すと針床の上面に突出している前記バツト
をして針溝内に没入せしめうるよう可撓性に作ら
れた、ニードルジヤツクと、上記ニードルジヤツ
クの上位の、前記バツトの背後の針溝内に位置し
て、その後端部を針溝の長手方向に沿つた二以上
の位置で選択的に枢支できるプレツサージヤツク
であつて、その前部の上面にバツトを有し、該前
部の下面を前記ニードルジヤツクの上面に押下げ
作用せしめうる、プレツサージヤツクと、上記プ
レツサージヤツクの上位の、プレツサージヤツク
のバツトの背後の針溝内に位置して、その前端部
をプレツサージヤツクのバツトの背面に前進作用
せしめうる、セレクタジヤツクとを、配設すると
共に、キヤリツジ上に、前記ニードルジヤツクの
バツトに作用するニツテイングロツクと、前記プ
レツサージヤツクのバツトの上面に対して押圧作
用しうる作用位置と押圧作用し得ない不作用位置
の間に亘つて変位制御可能なプレツサーカムと、
セレクタジヤツクの選択的な進退制御装置と、前
記プレツサージヤツクを前進位置から中間位置に
後退させるためのクリヤーカム装置とを配設して
あつて、この横編機では、前進位置と中間位置と
後退位置の3位置の内の何れか一つに選択され
た、任意のセレクタジヤツクのセレクタバツトを
上方から押して、任意のニードルジヤツクを休止
位置に保つための手段は、それが、キヤリツジ上
に設けられたプレツサーカムでもつて構成されて
いて、キヤリツジの往復走行時に、このプレツサ
ーカムをして、その都度ニツテイングロツクのレ
イジングカム及びセンターカム等の作用領域で、
プレツサージヤツクのバツトの上面に作用させる
ことによつて、該プレツサージヤツクによつて押
し曲げられたニードルジヤツクをして、ニツテイ
ングロツクの不作用位置(没位置)に保つように
なつていた。そして、この公知の装置では、前記
セレクタジヤツクが、その後側を揺動自在になし
て針溝内に進退自在に配置されており、このセレ
クタジヤツクは、その揺動自由端側の上面の適所
に、セレクタジヤツクの自由端側を降下させるた
めのセレクタバツトを有し、その上面の所定位置
に、このセレクタジヤツクを後退させるためのク
リヤーバツトと、このセレクタジヤツクを前進さ
せるためのレイジンバツトとを有していて、この
セレクタジヤツクを選択的に前進させるための手
段が、キヤリツジ上の適所に設けられた、セレク
タジヤツクの揺動自由端側に対して引き上げ作用
しうる作用位置とそのような作用をしない不作用
位置との間に亘つて変位制御可能なコレクトカム
と、キヤリツジ上に設けられた、電気機械的な選
針装置によつて前記セレクタバツトの上面に押し
下げ作用する作用位置と押し下げ作用しない不作
用位置との間に亘つて変位制御可能なアクチエー
タ群と、キヤリツジ上に固設された、前記レイジ
ングバツトの後面に作用するセレクタジヤツクレ
イジングカムとでもつて構成され、このセレクタ
ジヤツクを後退させるための手段が、キヤリツジ
上に固設された前記クリヤーバツトの前面に作用
するセレクタジヤツククリヤーカムでもつて構成
されていたのであるが、公知の従来装置では、前
記変位性のコレクトカムが、キヤリツジの走行方
向に沿つた前後の二位置に配して、各セレクトカ
ム群毎に一対宛配設されていたので、先づ第1
に、コレクトカムの変位制御機構が必要であり、
第2に、この公知の装置では、一つの電気機械的
選針装置のアクチエータ群の各個々のアクチエー
タのカム面が、一山の山形カムの両外側の面でも
つて構成されており、前記一対のコレクトカム
は、そのカム作用面を、このアクチエータの各外
側のカム作用面から外れた両側の位相に配して、
これを配設しておかなければならず、更にその外
側の位相に位置せしめて、セレクタジヤツクレイ
ジングカムを配設しておかなければならないとこ
ろより、任意のセレクタジヤツクを選択してそれ
を後退位置から前進させるために要するキヤリツ
ジの走行ストロークが、必づしも短かくないた
め、例えば手袋編機のように各指袋の編成時にお
いてはキヤリツジの往復ストロークが極端に小さ
くてよい横編機とか編巾が小さいリボン編機等に
あつては、選針のために、不必要に大きくキヤリ
ツジを往復動させなければならないといつた欠点
があつた。
そこで、この考案は、前記コレクトカムの変位
制御機構を不要になすと共に、選針のために必要
とされるキヤリツジの走行距離をできるだけ小さ
くすることもできるように、上記したような横編
機における、上記セレクタジヤツクの推進装置を
改良したもので、その要旨とするところは、前記
コレクトカムを、セレクタジヤツクの揺動自由端
側に対して引上げ作用しうる一対の対称なカム斜
面が、キヤリツジの走行方向における前後方向に
向けて、キヤリツジ上の適所に固設された、コレ
クトカムでもつて構成すると共に、前記電気機械
的な選針装置のアクチエータ群を、前記コレクト
カムにおける一対のカム斜面のセレクタジヤツク
に対する作用領域外において、一対のカム斜面を
キヤリツジの走行方向における前後位置に配し、
谷形の向い合せ状に形成してある、アクチエータ
でもつて構成した点にある。
実施例を第1〜4図について説明すると、この
実施例は、逆V字形に傾斜して設けられた前後一
対の針床1(第1図にはその一方のみを示してあ
る)に沿つて、一対のキヤリツジ2が往復移動す
る形式の横編機、より詳しくは手袋編機に実施し
た場合に関し、前側の針床1と後側の針床1及
び、前側のキヤリツジ2と後側のキヤリツジ2と
には、夫々、同様な装置が配設されているので、
以下の説明は、前側の針床1と前側のキヤリツジ
2について行う。
第1図に示してあるように、針溝3内には、
夫々、バツトを有しない編針4と、該編針4に連
結された、バツト5を有するニードルジヤツク6
であつて、その上面を押すと針床1の上面に突出
している前記バツト5を介して針溝3内に没入せ
しめうるよう可撓性に作られた、ニードルジヤツ
ク6を植設すると共に、上記ニードルジヤツク6
の上位の前記バツト5の背後の針溝3内に位置せ
しめては、その後端部を、針溝3の長手方向に沿
つた3位置の凹所7,7,7のうちの何れ
か一つの凹所にクリツク係合されて、選択的に、
それを前進位置又は中間位置又は後退位置
の何れか一つの位置に、弾性片8の先端の突部8
aにおいて枢支8aできる、プレツサージヤツク
7であつて、その自由端側である前部の上面にバ
ツト9を有し、その前部の下面を前記ニードルジ
ヤツク6の上面に押下げ作用せしめうる、プレツ
サージヤツク7を配設し、キヤリツジ2上のカム
ボツクス10には、前記ニードルジヤツク6のバ
ツト5に作用するニツテイングロツク11と、前
記プレツサージヤツク7のバツト9に押圧作用す
るプレツサーカム12,13(その詳細について
は後述する)を配設してある。
次に、前後方向の3位置に進退自在になして針
溝3内に植設されたプレツサージヤツク7をし
て、所望の位置に選択して位置せしめるための選
針装置について説明すると、この選針装置は、針
溝3内において、前記プレツサージヤツク7のバ
ツト9の背後に位置せしめ、その前端部をプレツ
サージヤツク7のバツト9の背面に当てて、プレ
ツサージヤツク7を前進せしめるように配設し
た、セレクタジヤツク15と、キヤリツジ2上
に、キヤリツジ2が走行するとき、それをプレツ
サージヤツク7のバツト9の前面に当てて、プレ
ツサージヤツク7を後退せしめうるように配設し
た2つのクリヤーカム装置、すなわちハーフクリ
ヤーカム20とクリヤーカム21でもつて構成さ
れており、セレクタジヤツク15は、キヤリツジ
2上に設けられた電気機械的選針装置30と、カ
ム26,27,28等の組合せからなるセレクタ
ジヤツク15の選択的な進退制御装置とでもつ
て、選択せる任意のセレクタジヤツク15をして
進退せしめうるようになつている。
すなわち、前記セレクタジヤツク15は、針溝
3内において進退自在であると共に、針溝3を横
断して設けられている鋼線からなるピン14位置
を支点として、その後端側15aを上下に揺動自
在に設けられているのであるが、このセレクタジ
ヤツク15の上面には、それを前進動作させるた
めのレイジングバツト16と、それを後退動作さ
せるためのクリヤーバツト17と、それの後端側
を押し上げるためのセレクタバツト18とを突設
してあり、針溝3内には、この実施例では、各4
つの針溝3毎に、夫々前記セレクタバツト18の
突設位置が異る、4通りの規格のセレクタジヤツ
ク15を配設してある。そして、上記のように配
設された各セレクタジヤツク15のセレクタバツ
ト18の上面に選択的に作用して、任意のセレク
タジヤツク15の後端側を押し下げるのが、前記
電気機械的選針装置30の各アクチエータ31で
あるが、この実施例では、上記せる電気機械的選
針装置30は、その中心位置を、キヤリツジ2の
走行方向において、ニツテイングロツク11の中
心位置とその位相を同一にして設けられている。
なお、電気機械的選針装置30の構造自体は、
すでに特開昭54−68440号公報等でもつて公知で
あるから、詳細な説明はこれを省略するが、この
発明にしたがつた電気機械的選針装置30の各ア
クチエータ31は、第3図に示してあるように、
谷形の向い合せ状に形成された一対のカム斜面3
1a,31a間の谷部31bの中心を、上記中心
位置に有しており、夫々、キヤリツジ2の走行方
向に平行な軸32を支点として、揺動自在で、ソ
レノイド33の作用により、カム面31aを前記
セレクタジヤツク15のセレクタバツト18に対
する作用位置と不作用位置の何れか一方の位置に
選択できるようになつている。
そして、前記せるプレツサーカム12,13
は、キヤリツジ2の走行方向におけるニツテイン
グロツク11のほぼ中心位置の一側(第2図上左
側)に配設されており、他側(第2図上右側)
に、上記せるハーフクリヤーカム20と、クリヤ
ーカム21が配設されている。また、この実施例
のものでは、キヤリツジ2の走行方向における一
対のハーフクリヤーカム20,20間の位相に、
クリヤーカム21が配設されているのであるが、
一対のハーフクリヤーカム20,20は、キヤリ
ツジ2のカムボツクス10上の定位置に固定して
設けられており、クリヤーカム21は、そのクリ
ヤーカム作用面21aが、プレツサージヤツク7
のバツト9に対して作用する突出位置と、作用し
ない没位置との間に亘つて、カムボツクス10か
ら出没制御可能に設けられている。なお、このク
リヤーカム21の出没制御機構は、公知の横編機
における出没性のカムのそれと同一にこれを構成
できる。
このように、この実施例のカムボツクス10上
には、ハーフクリヤーカム20とクリヤーカム2
1が設けられているのであるが、各ハーフクリヤ
ーカム20は、前進位置のプレツサージヤツク
7のバツト9の前面に作用して、それを中間位置
まで後退させるためのハーフクリヤーカム作用
面20aをその両側に有し、クリヤーカム21
は、中間位置のプレツサージヤツク7のバツト
9の前面に作用して、それを後退位置まで後退
させるためのクリヤーカム作用面21aをその一
側(第2図上左側)に有し、この実施例のクリヤ
ーカム21は、プレツサージヤツク7のバツト9
の上面に作用してそれを針溝3向きに押すカム作
用面21bを他側(第2図上右側)に有してい
る。
次に、前記プレツサーカム12,13について
一応説明しておくと、プレツサーカム12は、前
記ニツテイングロツク11の、キヤリツジ2の走
行方向における一側(第2図上左側)のレイジン
グカム22のレイジング作用領域の始端部をカバ
ーする位置において、中間位置のプレツサージ
ヤツク7のバツト9の上面に対して押圧作用しう
る第2図に実線で示した位置と、押圧作用しない
第2図に鎖線で示した位置との間に亘つて、変位
自在に設けられており、プレツサーカム13は、
前記ニツテイングロツク11を構成しているセン
ターカム23の、キヤリツジ2の走行方向におけ
る一側(第2図上左側)のレイジング作用領域の
始端部をカバーする位置において、前進位置の
プレツサージヤツク7のバツト9の上面に対して
押圧作用しうる第2図に鎖線で示した位置と、押
圧作用しない第2図に実線で示した位置との間に
亘つて変位自在に設けられているのであるが、第
2図に示した実施例のプレツサーカム12とプレ
ツサーカム13は、カムボツクス10内におい
て、第2図に実線で示した位置関係を保ち、両者
が一体に連結された一個の部材でもつて構成され
ていて、カムボツクス10から突出されているプ
レツサーカム12,13は、第2図に実線で示し
た位置と鎖線で示した位置との間に亘つて、同時
に、第2図上を上下に変位自在であり、図示して
ない制御機構によつて、上記2位置の何れか一方
の位置に制御されるようになつていて、前進位置
のプレツサージヤツク7に対設されたプレツサ
ーカム13と、中間位置のプレツサージヤツク
7に対設されたプレツサーカム12は、その何れ
か一方をプレツサージヤツク7のバツト9の上面
に対する作用位置に変位させると、他方が不作用
位置に変位されるようになつているのである。な
お、この実施例のようなプレツサーカム12,1
3の変位制御機構は、横編機における度山の変位
制御機構と同様にこれを構成できるものである。
次に、この発明にしたがつたセレクタジヤツク
15の進退制御機構の詳細を説明すると、セレク
タジヤツク15は、前記せる如く、針溝3内にお
いて進退自在であると同時に、前記ピン14位置
を支点として、その後端側を上下に揺動自在に設
けられているのであるが、この実施例のもので
は、キヤリツジ2の走行時にセレクタジヤツク1
5の後端部に作用して、セレクタジヤツク15の
後端側を、電気機械的選針装置30のアクチエー
タ31が作用しうる位置へと上昇させるためのコ
レクトカム26の中心位置と、上記電気機械的選
針装置30のアクチエータ31の、第2図上にお
ける左右方向の中心位置は、前記ニツテイングロ
ツク11の中心位置と、キヤリツジ2の走行方向
における位相を同一にして設けられており、上記
コレクトカム26は、セレクタジヤツク15の揺
動自由端の下面に対して引上げ作用しうる、一対
の対称的なカム斜面26a,26aを、キヤリツ
ジ2の走行方向における前方と後方に向けて、キ
ヤリツジ2の上記位置に固設されており、また、
上記電気機械的選針装置30によつて、前記セレ
クタバツト18の上面に対して押し下げ作用する
作用位置と押し下げ作用しない不作用位置との間
に亘つて各個に制御可能なアクチエータ31群
は、前記コレクトカム26における一対のカム斜
面26a,26aの対称の中心、つまり、この実
施例ではニツテイングロツク11の対称の中心で
もあるが、この中心位置を対称の中心として、前
記せる如く、一対のカム斜面31a,31aを、
キヤリツジ2の走行方向における前後位置に配
し、且つ、前記コレクトカム26における一対の
カム斜面26a,26aのセレクタジヤツク15
に対する作用領域外において、谷形31bの向い
合せ状に形成してなる、所要数のアクチエータ3
1を、キヤリツジ2の走行方向に平行に配列した
もので構成されていて、各アクチエータ31は、
各一対のカム斜面31a,31aのうち、キヤリ
ツジ2の走行方向に向いた後行側のカム斜面31
aが、コレクトカム26によつてアクチエータ3
1の作用位置に保たれたセレクタジヤツク15の
うちの任意のものを選択して、そのセレクタバツ
ト18の上面に作用し、作用したセレクタジヤツ
ク15の後端側を押し下げ、選択し残したセレク
タジヤツク15のレイジングバツト16のみを、
前記装置30の第2図上における両側の位相にお
いて、カムボツクス10に固設してある一対のセ
レクタジヤツクレイジングカム27,27のう
ち、後行側のものに作用せしめうるように構成さ
れている。カム28,28は、各セレクタジヤツ
クレイジングカム27,27のカム面27aの作
用によつて夫々前進せしめられたセレクタジヤツ
ク15のクリヤーバツト17に作用して、それを
後退させるためのカム面28aをもつたセレクタ
ジヤツククリヤーカムである。
なお、この実施例におけるプレツサージヤツク
7の制御機構を説明しておくと、このプレツサー
ジヤツク7の前端部近傍の上面、つまりバツト9
の背後の上面には、後下りに傾斜しているカム面
7aを形成すると共に、針溝3内には、上記カム
面7aの背後に位置せしめて、針溝横断方向の前
記ピン14が位置せしめられていて、上記プレツ
サージヤツク7のカム面7aと、このピン14と
でもつて、プレツサージヤツク7をして中間位置
から後退位置に移動させると、第4図に示す
如く、プレツサージヤツク7がニードルジヤツク
6を押し曲げて、そのバツト5を針溝3内つまり
ニツテイングロツク11の不作用位置に変位させ
る、ニードルジヤツクの休止位置保持装置が構成
されている。勿論、このニードルジヤツクの休止
位置保持装置は、プレツサージヤツク7を後退位
置から中間位置又は前進位置へと前進させ
ると、ニードルジヤツク6の弾性によつて解除さ
れ、これらの位置,では、プレツサージヤツ
ク7のバツト9をプレツサーカム12,13を押
し下げない限り、ニードルジヤツク6のバツト5
が、ニツテイングロツク11の作用をうけるよう
になつている。
次に、この発明に係る横編機の作用について説
明するに、この実施例の横編機(手袋編機)は、
上記のような構成であるから、第2図に示したカ
ムボツクス10は、今、プレツサーカム12,1
3を実線図示の位置に保つて、つまりプレツサー
カム12を中間位置のプレツサージヤツク7の
バツト9に対する押圧作用位置に保つて、これを
左行させると、プレツサーカム13は、前進位置
のプレツサージヤツク7のバツト9に対する押
圧不作用位置にあるから、プレツサージヤツク7
を前進位置に選択された針溝3内の編針4(A
グループと称する)のみがニツトし、プレツサー
ジヤツク7を中間位置に選択された針溝3内の
編針4(Bグループと称する)は、プレツサージ
ヤツク7のバツト9の上面に、ニードルジヤツク
6のバツト5に対するレイジングカム22の作用
領域の始端部で、プレツサーカム12が押圧作用
するため、前記バツト5が針溝3内に没入せしめ
られて、このBグループの編針4はウエルトされ
る。しかしながら、このキヤリツジ2の左行時
に、プレツサーカム12,13を第2図鎖線図示
位置に保つておいた場合には、Aグループの編針
4はタツクし、Bグループの編針4はニツトする
ことになる。そして、上記何れの場合において
も、プレツサージヤツク7を後退位置に選択さ
れた針溝3内の編針4(Cグループと称する)
は、前記ニードルジヤツクの休止位置保持装置の
作用によつて、ニードルジヤツク6のバツト5が
針溝3内に没入せしめられているので、ウエルト
されることになる。
したがつて、この実施例の横編機では、編針4
を前記A・B・Cの3グループに選針すると、キ
ヤリツジの左行時に任意の編針を「ニツト・タツ
ク・ウエルト」せしめるか、又は、「ニツト・ウ
エルト」せしめることができ、編針を前記A・C
の2グループに選針すると、キヤリツジの左行時
に任意の編針を「タツク・ウエルト」せしめるこ
とができ、編針を前記A・Bの2グループに選針
すると、キヤリツジの左行時に任意の編針を「ニ
ツト・タツク」せしめうるものである。
また、この実施例の横編機は、前記せる如きセ
レクタジヤツク15とハーフクリヤーカム20及
びクリヤーカム21でもつて、任意のプレツサー
ジヤツク7を、前記3位置,,に位置せし
めうるようになつているので、この発明にしたが
つた選針装置の作用を実施例について説明する
と、プレツサージヤツク7のバツト9の背後に位
置せしめて針溝3内に設けられているセレクタジ
ヤツク15は、キヤリツジ2が第2図上を左行す
るときに、前記電気機械的選針装置30の各アク
チエータ31を、セレクタジヤツク15のセレク
タバツト18に対する不作用位置に制御しておく
と、セレクタジヤツク15の後端部15aは、セ
レクタジヤツク15のセレクタバツト18が、そ
の時のアクチエータ31の進行方向後向きのカム
斜面31aの作用領域を通過し終るのと時を同じ
くして、前記コレクトカム26のキヤリツジ2進
行方向に対向したカム斜面26aの作用によつ
て、上昇位置に引き上げられるから、このコレク
トカム26によつてセレクタジヤツク15の後端
部15aが上昇位置に引き上げられるのと時を同
じくして、前記電気機械的選針装置30のソレノ
イド33を制御して、任意のアクチエータ31
を、セレクタジヤツク15のセレクタバツト18
に対する作用位置へと選択的に変位させるなら
ば、この作用位置に制御されたアクチエータ31
の、キヤリツジの走行方向前向き(左向き)のカ
ム斜面31aが、セレクタジヤツク15のセレク
タバツト18に作用し、選択されたセレクタジヤ
ツク15のみが、その後端側15aを持ち上げら
れた状態(第1図に示してある状態)に残され
て、次に、この状態のセレクタジヤツク15のレ
イジングバツト16に対してのみ、選針装置30
の後行側(右側)のカム27が作用することによ
り、この状態のセレクタジヤツク15のみが前進
せしめられる。
そうすると、このとき、該セレクタジヤツク1
5の先端部によつて、前記プレツサージヤツク7
が、そのバツト9の背後に押されるので、プレツ
サージヤツク7は、後退位置から前進位置へ
と押し進められることになる。
このようにして前進せしめられたセレクタジヤ
ツク15は、次に、右側のカム28が、セレクタ
ジヤツク15のクリヤーバツト17に作用するこ
とによつて、後退せしめられるが、このようにし
て前進位置へと押し進められたプレツサージヤ
ツク7は、同一針溝内の編針4を、一旦1グルー
プに選択する。この実施例では、次に、右側のハ
ーフクリヤーカム20に、プレツサージヤツク7
のバツト9が作用したときにおいて、中間位置
まで後退せしめられる。すなわち、一旦Aグルー
プに選択された編針4は、ここでBグループに選
択し直されるのである。
このようにして、キヤリツジ2の左行時に中間
位置に選択されたプレツサージヤツク7は、次
に、キヤリツジ2が折返して右行するときには、
出没性のクリヤーカム21が没位置に制御してお
くと、そのまま中間位置に保たれて、このクリ
ヤーカム21位置を通過するものであり、なお、
クリヤー21に、実施例のようなカム作用面21
bを形成してある場合には、このクリヤーカム2
1を、そのまま突出位置に保つておいても、プレ
ツサージヤツク7は、中間位置に保たれ、これ
と同一針溝3内の編針4は、Bグループに選択さ
れた状態のまま、キヤリツジ2が右側の折返し点
に達する。
したがつて、この発明の選針装置では、上記の
ようにして任意の編針4がBグループに選択され
て後、更にキヤリツジ2が右行するとき、上記同
様にして、そのときのキヤリツジ2の走行方向後
向きのアクチエータ31のカム斜面31aの通過
後、コレクトカム26のキヤリツジ進行方向に対
向したカム斜面26aでもつて、セレクタジヤツ
ク15の後端部15aを上昇位置に引き上げ、該
セレクタジヤツク15のセレクタバツト18に対
して、電気機械的選針装置30を制御し、任意の
アクチエータ31をして、セレクタジヤツク15
のセレクタバツト18に対する作用位置へと変位
させるならば、この作用位置に制御されたアクチ
エータ31の、キヤリツジの走行方向前向き(左
向き)のカム斜面31aが、セレクタジヤツク1
5のセレクタバツト18に作用し、選択されたセ
レクタジヤツク15のみが、選針装置30の後行
側(左側)のカム27によつて前進せしめられ、
該セレクタジヤツク15によつて選択されたプレ
ツサージヤツク7のみが、後退位置から前進位
置へと押し進められることになるのである。
かくして、任意の編針4がAグループに選択さ
れ、任意の編針4がCグループに選択されて、キ
ヤリツジ2が右側の折返し点に達することになる
から、キヤリツジ2が右側の折返し点に達したと
きには、針床1上の編針4は、その任意のもの
が、夫々、(AとB)・(BとC)・(CとA)又は
(AとBとC)のグループに選針されており、そ
のままの状態で、次にキヤリツジ2が左行する
際、プレツサーカム12,13の制御位置に応
じ、ニツテイングロツク11の作用をうけること
になるのである。
したがつて、この側の針床1上の編針4は、キ
ヤリツジ2が右行するとき、ニツテイングロツク
11の右側のレイジングカム22を没位置に制御
しておくならば、キヤリツジ2が左行するときに
おいて、任意の編針4を「ニツト・タツク」、「タ
ツク・ウエルト」、「ウエルト・ニツト」又は「ニ
ツト・タツク・ウエルト」せしめうるものであ
り、横編機が実施例のような手袋編機であれば、
反応側の針床1に、上記同様の選針機構を対称的
に設けて、反対側の針床1においては、キヤリツ
ジ2が右行するときにおいて、任意の編針4を
「ニツト・タツク」、「タツク・ウエルト」、「ウエ
ルト・ニツト」又は「ニツト・タツク・ウエル
ト」せしめるように構成すればよい。
なお、第2図には、キヤリツジ2が左行すると
きに、選針されたセレクタジヤツク15のレイジ
ングバツト16位置と、プレツサージヤツク7の
バツト9位置が画く軌跡を、センサーカム23の
中心よりも右側に鎖線でもつて示してあり、キヤ
リツジ2が右行するときに、選針されたセレクタ
ジヤツク15のレイジングバツト16位置と、プ
レツサージヤツク7のバツト9位置が画く軌跡
を、センターカム23の中心よりも左側に鎖線で
もつて示してある。
以上、この発明に係る横編機の選針装置を実施
例について説明したが、この発明にしたがつた選
針装置では、その後端側が揺動自在なセレクタジ
ヤツクに作用して、その自由端側を、電気機械的
選針装置のアクチエータの作用領域に引き上げる
ための手段が、特に、セレクタジヤツクの揺動自
由端側に対して引上げ作用しうる一対の対称なカ
ム斜面を、キヤリツジの走行方向における前後方
向に向けて、キヤリツジ上の適所に固設された、
一個のコレクトカムでもつて構成されており、こ
のコレクトカムによつて、電気機械的選針装置の
アクチエータ群の作用領域に上昇せしめられたセ
レクタジヤツクの、セレクタバツトに対して、選
択的に制御して作用せしめられる前記アクチエー
タが、前記コレクトカムにおける一対のカム斜面
のセレクタジヤツクに対する作用領域外におい
て、セレクタジヤツクのセレクタバツトに対する
一対のカム斜面を、キヤリツジの走行方向におけ
る前後位置に配して、谷形の向い合せ状に形成さ
れているので、この発明の選針装置は、従来装置
のように、キヤリツジの走行方向に応じて、その
都度、セレクタジヤツクの後端部をアクチエータ
の作用領域まで持ち上げるための一対のカムを、
交互に作用位置と不作用位置の間に亘つて制御し
なくてよいから、それだけ、セレクタジヤツクの
選針機構を簡略化できる。
また、この発明にしたがつた選針装置は、従来
装置に比し、非常に小さいキヤリツジの振り巾内
において、セレクタジヤツクを選択して進退せし
めうるので、針床上におけるキヤリツジの振り巾
が小さいテープ編機とか、キヤリツジの振り巾が
小さく且つその位置が編成部位によつて変化する
手袋編機等における、選針装置として特に好適す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明に係る横編機の一実施例を示し、
第1図は針床の断面図、第2図はカムボツクスの
底面図、第3図は電気機械的選針装置のアクチエ
ータの正面図、第4図は後退位置のプレツサージ
ヤツクによつて休止されたニードルジヤツクを示
した針床の断面図である。 1……針床、2……キヤリツジ、3……針溝、
4……編針、5……バツト、6……ニードルジヤ
ツク、7……プレツサージヤツク、8……弾性
片、8a……突部(枢支点)、9……バツト、1
0……カムボツクス、11……ニツテイングロツ
ク、12,13……プレツサーカム、14……針
溝横断方向のピン、15……セレクタジヤツク、
16……レイジングバツト、17……クリヤーバ
ツト、18……セレクタバツト、20……ハーフ
クリヤーカム、21……クリヤーカム、22……
レイジングカム、23……センターカム、26…
…コレクトカム、26a……カム斜面、27,2
8……カム装置、30……電気機械的選針装置、
31a……カム斜面、31b……谷部、……前
進位置、……中間位置、……後退位置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 針構内のジヤツクの背後に位置せしめて、上
    記ジヤツクを前進させるためのセレクタジヤツク
    が、その後側を揺動自在になして針溝内に後退自
    在に配置されており、このセレクタジヤツクは、
    その揺動自由端側の上面の適所に、セレクタジヤ
    ツクの自由端側を降下させるためのセレクタバツ
    トを有し、その揺動自由端側の上面の適所にセレ
    クタジヤツクを前進させるためのレイジングバツ
    トを有し、その上面の所定位置にセレクタジヤツ
    クを後退させるためのクリヤーバツトを有してい
    る横編機において、前記セレクタジヤツクを選択
    的に前進させるための手段が、セレクタジヤツク
    の揺動自由端側に対して引上げ作用しうる一対の
    対称なカム斜面をキヤリツジの走行方向における
    前後方向に向けてキヤリツジ上の適所に固設され
    た、コレクトカムと、キヤリツジ上に設けられ
    た、電気機械的な選針装置によつて前記セレクタ
    バツトの上面に押し下げ作用する作用位置と不作
    用位置との間に亘つて各個に変位制御可能なアク
    チエータ群と、キヤリツジ上に固設された、前記
    レイジングバツトの後面に作用するセレクタジヤ
    ツクレイジングカムとでもつて構成され、このセ
    レクタジヤツクを後退させるための手段が、キヤ
    リツジ上に固設された、前記クリヤーバツトの前
    面に作用するセレクタジヤツククリヤーカムでも
    つて構成されていて、前記電気機械的な選針装置
    のアクチエータ群が、前記コレクトカムにおける
    一対のカム斜面のセレクタジヤツクに対する作用
    領域外において、一対のカム斜面をキヤリツジの
    走行方向における前後位置に配し谷形の向い合せ
    状に形成してある、アクチエータを、キヤリツジ
    の走行方向に平行せしめて所要数配列してなるも
    のである、横編機の選針装置。 2 前記コレクトカムと電気機械的選針装置のア
    クチエータ群が、キヤリツジの走行方向におい
    て、ニツテイングロツクの中心位置と同一位相に
    設けられている、特許請求の範囲第1項に記載の
    横編機の選針装置。 3 前記セレクタジヤツクレイジングカムが、キ
    ヤリツジの走行方向において、前記電気機械的選
    針装置のアクチエータ群の前後の位相に配して、
    一対配設されている、特許請求の範囲第1項又は
    第2項に記載の横編機の選針装置。 4 前記セレクタジヤツククリヤーカムが、キヤ
    リツジの走行方向において、前記一対のセレクタ
    ジヤツクレイジングカムの更に前後の位相に配し
    て、一対配設されている、特許請求の範囲第3項
    に記載の横編機の選針装置。
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