JPS5851052B2 - 横編機の編成カム装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は１編針の後方の針溝内にニードルシャックを
進退自在になして配置し、このニードルジャックのバッ
トを、電気的又は機械的な選針装置によって、針床上の
前進位置と後退位置を含む少くとも２以上の異った位置
へと選択的に制（財）可能に構成された、Ｉロック又は
多口ツク式の横編機における、目移機能を併せもった編
成カム装置に関するものである。

編成過程において目移柄を得るため、及び、又は、減目
のために、目移装置を備えた横編機には、種々の形式の
ものが開発されている。

しかし従来公知の目移機能をもったカム装置は、先づ第
１に１前後−組の目移カム装置によって目移しできるキ
ャリッジの走行方向と目移し方向との関係が、当該横編
機毎に特定されていて、第１図に示す如くその最も基本
的なものでは、キャリッジの右行時に一側の前後−組の
目移しカム装置によって前側から後側へと目移しせしめ
、キャリッジの左行時に反対側の前後−組の目移しカム
装置によって後側から前側へと目移しせしめることがで
きるようになっており、第２図に示す如く前後−組の目
移しカム装置が前後例れの方向へでも目移しせしめるこ
とが可能なものでも、なお前後で一組の目移しカム装置
によって目移しできるキャリッジの走行方向は右行時か
又は左行時の何れかに限定されていた。

この発明の一つの目的は１前後−組の目移カム装置によ
って、キャリッジの走行方向を特定されることなく、第
【図の如く、左右何れの方向へのキャリッジの走行時に
おいても１前後例れの方向へでも目移しせしめることが
できる目移装置を提供しようとするものである。

なお、第１〜４図において、Ｔはトランスファー位置案
内軌道を構成するトランスファーカム群。

Ｒはレシービング位置案内軌道を構成するレシービング
カム群、Ｎはニット位置又はタック位置案内軌道を構成
する通常の編成カム群で、同図においては、矢印Ｃでも
ってキャリッジの走行方向を示し、矢印ｔでもってキャ
リッジの当該走行方向Ｃにおける目移可能方向を示しで
ある。

すなわち、太線で示したカム群Ｔ−Ｒは、キャリッジを
Ｃ方向へと走行せしめたときにおいて目移しのために作
用位置へと制御可能なカム群であ、す、細線で示したカ
ム群Ｔ−Ｒは、キャリッジをＣ方向へと走行せしめたと
きにおいては目移しのために作用位置へと制御し得ない
カム群である。

また、従来公知の目移機能をもった編成カム装置では、
第２に、目移しのためのカム群Ｔ−Ｒと、編目を形成さ
せるための通常のカム群Ｎとが、第１．２図に見られる
如く、普通キャリッジの進行方向における異った位相に
設けられていたため、どうしてもキャリッジの巾が犬と
なり１％に多口ツク式の横編機においては、前記目移し
可能な方向性の要求ともからみ合って、キャリッジ巾が
非常に長大なものになってしまうといった問題があった
。

もつとも、従来装置の中にも、目移しのためのカム群Ｔ
又はＨの倒れか一方と、編目を形成させるための通常の
カム群Ｎとを、キャリッジの進行方向における同一位相
に設けたものも皆無ではなかったが、従来装置のそγＩ
は、なお、前又は後の一方の針床において、第４図に示
す如く、同一位相の一口ツク中に、通常の編成カム群Ｎ
と目移しのためのカム群Ｔ及びＲの双方を、共に設けた
ものではなく、それは、第３図に示す如く、目移しのた
めのカム群ＴとＲが、各別の位相に設けられたもので、
前後で一組の目移しカム装置によって目移しできる方向
は、共に限定されていたのである。

との発明の他の一つの目的は、目移カム群Ｔ・Ｒをして
、上記せる如く、左右何れの方向へのキャリッジの走行
時においても、前後例れの方向へでも目移しせしめうる
ようになすと共に、併せて。

これらの目移カム群Ｔ−Ｒと同一位相のキャリッジ上に
１通常の編目を形成させるためのカム群Ｎをも有する、
新規な編成カム装置を提供しようとするものである。

この発明の編成カム装置は、上記せる如く、特に、ニー
ドルジャックが針床上の２位置以上の進退位置すなわち
針床上の作用位置と針床内の不作用位置との間に亘って
電気的又は機械的な選針装置によって制御可能に構成さ
れた横編機の長所を生かして、つまりそのような横編機
における該選針機構の存在を巧みに利用して、上記の目
的課題を解決したものであるが、その要旨とするところ
は、上記のような選針機構をもった１０ツク又は多口ツ
ク式の横編機において、前記編針とニードルジャック間
が編針の進退方向において直接連結されておらず、キャ
リッジ上の前後に配して設けられた少くとも一対のロッ
クが、夫々、カムプレート上の同一位相ｔこ配して上下
に設けられた、ニードルジャックのバットに作用するカ
ム群Ｘと編針のバットに作用するカム群Ｙとでもって構
成されており、前記カム群Ｘが、少くとも、該カム群Ｘ
の中央位に、−前進位置のニードルジャックのバットｌ
こ対し左右何れの方向からでも作用してそれを該中央位
でレシービング位置へと押し上げうる押し上げ作用面を
もった出没性のレジ〜ピング位置ジャックレイジングカ
ムを、このレシービング位置ジャックレイジングカムの
両側位に、前進位置のニードルジャックのバットに対し
レシービング位置ジャックレイジングカムの先行位置で
作用してニードルジャックをタック位置へと押し上げつ
る押し上げ作用面を夫々もった一対の出没性のタック位
置ジャックレイジングカムを、一対のタンク位置ジャッ
クレイジングカム間のレジ〜ピング位置ジャックレイジ
ングカムの上方位置に、タック位置のニードルジャック
のバットに対し作用してニードルジャックをニット位置
へと押し上げうる一対の押し上げ作用面をもった出没性
のジャックセンターカムを、夫々備えており、前記カム
群Ｙが、少くとも、該カム群の中央位に、タック位置ま
たはニット位置へと押し上げられた編針のバットに対し
左右何れの方向からでも作用してそれをトランスファー
位置へと押し上げうる押上げ作用面及びレシービング位
置へと押し上げられた編針のバットに対し作用して編針
のレシービング位置案内軌道を構成する案内面をもった
出没性のトランスファー位置レイジングカムと、このト
ランスファー位置レイジングカムとの間にトランスファ
ー位置案内軌道を構成する案内面をもったトランスファ
ー位置案内カムとを備えている点にある。

次に、実施例を挙げ、この発明をより詳細に説明すると
、この実施例は、逆Ｖ字型に傾斜して設けられた前後一
対の針床１，１′に沿って、一対のキャリッジ２，２′
力Ｓ往復移動する普通の形式の横編機に実施した場合に
関し、前側の針床１と後側の針床１′Ｅｌび前側のキャ
リッジ２と後側のキャリッジ２′とには、夫々本発明に
従って同様な装置が設けられているので、後側の針床１
′及びキャリッジ２′については図示を省略し、以下の
説明は、主として前側の針床１と前側のキャリッジ２に
ついて行う。

第５図に示しであるように、編針３を進退自在に受は入
れる各針溝４は１編針３の後方にニードルジャック５を
進退自在に受は入れうる長さを有して後方へと延びてお
り、そこに、バット６を針床上へと突出されたニードル
ジャック５が配置されている。

また、この針溝４は、ニードルジャックのバット６より
も後方の、ニードルジャック５の上位に、次に説明する
ようなセレクトジャック８を、進退自在に且つ揺動自在
に受は入れうる溝深さを有していて、針溝４内の各ニー
ドルジャック５の上位には、その前端部の下面に形成せ
る凸部８ａが、ニードルジャックのバット６の背後位置
で、ニドルジャックのバット６の後面に衝突すると、ニ
ードルジャック５に対して押し出し作用しうる如きセレ
クトジャック８が、針床１の帯金１１゜１２間にその前
端部近傍位を緩く挟まれて、進退自在に且つその後側を
揺動自在になして配置されている。

この実施例の横編機においては、前記ニードルジャック
５のパフ１６位置を、キャリッジ上の電気機械的な選針
装置によって選択されたセレクトジャック８による前進
作用と、キャリッジ上のカム装置の協同作用によって、
少くとも進退方向において２位置に選り分けて位置せし
めるのであるが、図示の実施例では、ニードルジャック
５の進退方向におけるバット６の位置を、特に前記セレ
クトジャック８による前進作用とキャリッジ上のカム装
置（後述のクリヤーカム２６）の協同作用によって、第
５図に示した前進位置Ｉと後退位置■の２位置中の、何
れかの位置に選択して位置せしめうるようになっている
。

セレクトジャック８は、キャリッジ上の制御機構によっ
て選択されたものの先端部８ａをニードルジャック５の
バット６の後面へと衝突させて。

後退位置Ｈにあるニードルジャック５をして、前進位置
■へと押し出すために、前記せる如く針溝４内に進退自
在に且つその後端側を揺動自在になして配置されている
のであるが、このセレクトジャック８は、その最後退位
置では、その後端部８ｂが針溝４から後方へと突出せし
められていて。

セレクトジャック８は、この後端部８ｂにキャリッジ２
上のコレクトカム１３を作用させると、その自由端側か
第５図位置から上昇位置へともたらされて、選針準備が
なされるようｌこなっており、セレクトジャック８には
、上昇位置に保たれたセレクトジャック８の選択せるも
のにのみ選針装置５０のセレクトカム４８を作用させて
それを第５図に示しである降下位置へと変位させるため
のセレクトバット１４を、揺動自在な自由端側の上面に
突設しである。

またこのセレクトバット１４の突設位置は、各セレクト
ジャック８毎に、予め設定された長手方向のいくつかの
異る位置のうちから、その一つを選択されており、詳細
な図示は本発明と直接関係がないので省略しであるが、
例えば６個のセレクトカム４８の位置に対応せしめて夫
々異る位置にセレクトバット１４を突設せる６通りの規
格のセレクトジャック８が、同一位置にセレクトバット
１４を突設せる同一規格のものを６ピツチおきの針溝４
内へと配置されていて、セレクトジャック８は、キャリ
ッジ２の走行時に、キャリッジ上に設けられた電気機械
的な選針装置５０によって制御されるセレクトカム４８
を、選択せる規格のセレクトジャック８の上記セレクト
バット１４へと作用せしめると、選択された規格のセレ
クトジャック８のみが、第５図に示した位置へとその自
由端側を降下せしめられるようになっているのである。

更にまた。

各セレクトジャック８の自由端側の上面の所定位置には
、レイジンクバット１５を突設してあって、その自由端
側かそのま＼上昇位置に保たれたセレクトジャック８の
レイジングバット１５に、キャリッジ２が走行するとき
、キャリッジ２上に設けられたレイジングカム１７を作
用させると、セレクトジャック８がこのレイジングカム
１７に推進されて、ニードルジャック５を後退位置出か
ら前進位置Ｉへと押し出しうる量だけ。

前進せしめられるようになっており、また各セレクトジ
ャック８の上面の所定位置には、クリヤーバット１６を
突設してあって、上記のようにして前進せしめられたセ
レクトジャック８は、このクリヤーバット１６に作用す
るキャリッジ２上のガイドカム１８のクリヤー作用面１
８ａにて押し戻されると、その後端部８ｂが、再びキャ
リッジ２上のコレクトカム１３の作用領域に位ａＴる旧
位へと復帰せしめられるようになっている。

次に、第５図のように構成された針床１上の編針３．ニ
ードルジャック５．及びセレクトジャック８に作用する
キャリッジ２上めこの発明にしたがった編成カム装置の
詳細について説明すると、第６図はキャリッジ２に設け
られたカム装置の一実施例を示したもので、この図では
、この発明をより解り易く説明するため、シングルロッ
クを例示したが、他の実施例においては、ダブルロック
又はトリプルロックであってもよいことは言うまでもな
い。

またこの図では解り易くするため、凸斜面には×線を付
しである。

同図において、カムプレート２１上には、各ロック毎に
、この発明にしたがったところの、ニードルジャック５
のバット６に作用するカム群Ｘと、編針３のバット２２
に作用するカム群Ｙとを、キャリッジ２の走行方向にお
ける同一位相に配して、上下に設けである。

同様なカム装置が、後側のキャリッジ２′上にも設けら
れるものであることはざうまでもない。

次に、先づカム群Ｘの概略から説明すると、カム群Ｘの
中央位には、前進位置Ｉにあるニードルジャック５のバ
ット６に対して、左右何れの方向からでも作用して、ニ
ードルジャック５をその中央位置でレシービング位置へ
と到達せしめうる。

左右対称の階段状をなした凸形の押し上げ作用面２３ａ
、２３ｂをもった。

レシービング位置ジャックレイジングカム２３を、カム
プレート２１から出没自在に設けてあり、このレシービ
ング位置ジャックレイジングカム２３の両側位置には、
前進位置Ｉにあるニードルジャック５のバット６に対し
て、前記レシービング位置ジャックレイジングカム２３
の先行位置で作用して、ニードルジャック５をタック位
置へと押し上げる押し上げ作用面２４ａを夫々もった、
一対のタック位置ジャックレイジングカム２４．２４を
、カムプレート２１から出没自在に設けてあり、この一
対のタック位置ジャックレイジングカム２４．２４間の
レシービング位置ジャックレイジングカム２３の上方位
置には、前記タック位置ジャックレイジングカム２４の
作用によってタンク位置へと押し上げられたニードルジ
ャック５のバット６に対して、タック位置ジャックレイ
ジングカム２４の後行位置で作用して、それをニット位
置へと押し上げる押し上げ作用面２５ａをもった。

出没性のジャックセンターカム２５をカムプレート２１
から出没自在に設けてあり、前記一対のタック位置ジャ
ックレイジングカム２４．２４の外側位置には、前進Ｉ
にあるニードルジャック５のバット６に対して、左右何
れの方向からでも作用して、ニードルジャック５を後退
位置■へと後退させる一対の押し下げ作用面２６ａ、２
６ａを夫々もった、一対のクリヤーカム２６を、カムプ
レート２１から出没自在に設けてあり、この一対のクリ
ヤーカム２６．２６の各上方位には、夫々前進位置■よ
りも前方に押し上げられたニードルジャック５のバット
６に対して、左右何れの方向からでも作用して、ニード
ルジャック５を前進位置Ｉまで押し下げる一対の作用面
２７ａ、２７ａを夫々もった、一対のジャックガイドカ
ム２７，２７を、カムプレート２１から突設しである。

次に、カム群Ｙの概略について説明すると、カム群Ｙの
中央位には、ニードルジャック５の作用又は後述のニー
ドルレイジングカム３３の作用によって、少くともタッ
ク位置以上へと押し上げられた編針３のバット２２に対
して、左右何れの方向からでも作用して、編針３をニッ
ト位置まで押し上げる押し上げ作用面２８ａとトランス
ファー位置まで押し上げる作用面２８ｂとを段階的に備
えた凸形の押上げ作用面と、前記レシービング位置ジャ
ックレイジングカムの作用により、ニードルジャック５
を介して、レシービング位置へと押し上げられた、編針
３のバット２２に対して、中央位置から左右の後行位置
で作用して、編針３を一定位相間レシービング位置に保
ったのち、それを押し下げる案内面２８ｃつまり編針の
レシービング位置案内軌道の上面を構成する梯形の凹形
の案内面２８ｃとをもった、トランスファー位置レイジ
ングカム２８を、カムプレート２１から出没自在に設け
てあり、また上記トランスファー位置レイジングカム２
８の上方位には、このトランスファー位置レイジングカ
ム２８との間で１編針３のバット２２に対して、中央位
置から左右の後行位置で作用して、編針３をトランスフ
ァー位置から押し下げる案内面２９８つまり前記トラン
スファー位置レイジングカム２８の案内面２８ａ。

２８ｂとの間でトランスファー位置案内軌道３４を構成
する段付凹形の案内面２９ａをもった、トランスファー
位置案内カム２９を、カムプレート２１から突設しであ
る。

そしてこのトランスファー位置案内カム２９の両側位置
には、夫々ステッチカム３０を、各ステッチカム３０，
３０の外側位置には、夫々編針３を中立位置に案内する
上下で一対のガイドカム３１．３２・３１，３２を夫夫
突設しであるが、この実施例の下側の一対のガイドカム
３２．３２間には、前記トランスファー位置レイジング
カム２８の下位に、中立位置の編針３のバット２２に対
して、左右何れの方向からでも作用して、編針３をタッ
ク位置まで押し上げる作用面３３ａ、３３ａをもった、
ニードルレイジングカム３３を、カムプレート２１から
出没自在に設けである。

なおニードルレイジングカム３３の上記作用面３３ａは
、前記タック位置ジャックレイジングカム２４の作用面
２４ａと同一位相に、平行に設けられており、この作用
面３３ａは、該カム３３の頂面である段部３３ｂを経て
前記トランスファー位置レイジングカム２８の作用面２
８ａへと連絡されており、この実施例の二ドルレイジン
グカム３３は、これを、特にフル位置とハーフ位置の２
位置に、その突出量を制御して突出せしめうるようにな
っている。

この実施例のカム群Ｘは、上記のようなカム２３〜２７
でもって構成され、カム群Ｙは、上記のようなカム２８
〜３３でもって構成されているが、前記出没性のトラン
スファー位置レイジングカム２８の段部より上の実質的
なトランスファー位置への押し上げ作用面２８ｂは、ニ
ット位置に上昇された編針３に対してのみ、前記ジャッ
クセンターカム２５の頂辺２５ｂの長さαによってカバ
ーされた位相内においてのみ作用しうるような。

山形に形成されている。

またこの実施例のトランスファー位置レイジングカム２
８は、上記トランスファー位置への押上げ作用面２８ｂ
よりも下方の作用面２８ａを、前記ジャックセンターカ
ム２５のニット位置へのレイジング作用面２５ａと同一
位相において、同一形状をなすように形成されており、
このトランスファー位置レイジングカム２８の上面２８
ａ、２８ｂと、それにならって対向せしめられた中央の
トランスファー位置案内カム２９の段付凹形の前記案内
面２９ａとでもって、編針のトランスファー位置案内軌
道３４が構成されているのであるが、このトランスファ
ー位置レイジングカム２８は、中立位置にある編針３に
対し直接作用してそれを自らのカム作用面でもってタン
ク位置以上の高さへと押し上げるカム作用面は、これを
欠如していて、このカム群Ｙには、同じく上側に位置す
るステッチカム３０及びガイドカム３１等と、下側に位
置するガイドカム３２との間に、ニードルジャック５が
編針３に作用してそれを押し上げない限り、そしてまた
ニードルレイジングカム３３を没位置に保っておく限り
。

編針３を、そのま＼中立位置に保ちうる中立位置軌道３
５を、形成せしめうるようになっており、また前記レシ
ービング位置ジャックレイジングカム２３において、ニ
ードルジャックのレシービング位置案内軌道を構成して
いる押上げ作用面２３ａ。

２３ｂのうち、編針３を針床１の天歯１ａから突出させ
る段部よりも上の中央の山形の作用面２３ｂは、トラン
スファー位置レイジングカム２８におけるニット位置よ
り上の山形の押上げ作用面２８ｂの位相内に形成されて
いる。

また、この実施例の横編機では、キャリフジ上に設けら
れた電気的な制御機構によって制御される選“針装置５
０によって、前記セレクトジャック８の選択せるものを
キャリッジ２の走行時に進退制（財）すると、選択せる
ニルドルジャック５を後退位置■から前進位置Ｉへと変
位せしめることができ、前進位置Ｉにもたらされたニー
ドルジャック５は、それにクリヤーカム２６を作用させ
ると、それを後退位置Ｈに復帰せしめうるようになって
いて、ニードルジャック５の位置を上記Ｉ又は■の何れ
かの位置へと制御することによって、それと同一針溝内
に配置された編針３が、（Ａ）・（Ｂ）何れかのグルー
プに区分（選針）され、（Ａ）グループのニードルジャ
ック５のバット６が前進位置■（カム２３，２４．２６
が作用しうる軌道）に保たれ、（Ｂ）グループのニード
ルジャック５のバット６が後退位置■（カム２３，２４
，２６が作用し得ない軌道）に保たれ、ニードルジャッ
ク５が上記２位置Ｉ、Ｉに変位しても１編針３は中立位
置に保たれ、ニードルジャック５が前進位置より押し上
げられると、はじめて編針３が前進せしめられるようｌ
こなっているのである。

次に、この発明にしたがった編成カム装置による編成作
用及び目移し作用を、上記実施例の装置について、第７
〜１４図を参照しながら説明すると、第７〜１３図は、
何れもキャリッジが左行するときの、カム装置と、編針
３及びニードルジャック６の各バット２２及び６の通過
位置の関係を、バットの断面形状でもって示したもので
あるが、カム装置中、出没性のカム２３，２４，２５゜
２６．２８，３３については、解り易くするため、矢印
方向へのキャリッジの走行時に突出位置ニ制脚されたも
ののみを図示し、没入位置に制御されたものはその図示
を意識的に省略しである。

そしてこの実施例の横編機では、選針装置５０によって
、ニーカレジャック５が、（Ａ）グループ（１位置）と
（Ｂ）グループ（■位置）の２つのグループに選別され
るのであるが、この２位置Ｉ、用への選針は。

キャリッジが図に示した矢印方向に折返す前のコースに
おいて、選針装置５０によって選針し１選択せるものを
カム１７の作用によって■位置からＩ位置へと前進させ
た上で、矢印に示した折返しコースに入ることによって
行われる。

そして第７〜１３図は、夫々法の状態を示している。

すなわち、第７図は、上記のようにして２位置Ｉ、Ｉ［
ニ選針された２グループの（４）、（Ｂ）のニードルジ
ャックのうち、（４）グループのニードルジャック５へ
と、タック位置ジャックレイジングカム２４とニヅト位
置ジャックレイジングカム２５の双方を突出作用させる
ことによって、（Ａ）グループのジャック５のみを、こ
れらのカムの押し上げ作用面２４ａ、２５ａにてニット
位置へと前進させ。

もって（４）グループの編針３をニットせしめ、（Ｂ）
グループの編針３をミスせしめた場合を示している。

第８図は、同じく２位置Ｉ、ＩＩに選針された２グルー
プ（４）、（Ｂ）のニードルジャック５のうち、（４）
グループのニードルジャック５へと、タック位置ジャッ
クレイジングカム２４のみを突出作用させることによっ
て、（Ａ）グループのジャック５のみを。

タンク位置へと前進させ、もって（４）グループの編針
３をタックせしめ、＜Ｂｌグループの編針３をミスせし
めた場合を示している。

第９図は、カム群Ｙが出没性の二〜ドル、レイジンクカ
ム３３を備えている場合に関し、この図では、上記同様
に２位置Ｉ、Ｉｆに選針された２グルー７’（４）、（
Ｂ）のニードルジャック５と編針３のうち、（Ａ）クル
ープの編針３は、（Ａ）グループのニードルジャック５
へとカム２４．２５を突出作用させることによってこれ
をニットせしめ、（Ｂ）グループの編針３は、これにニ
ードルレイジングカム３３を突出作用させることによっ
てタックせしめた場合を示している。

第１０図は、囚グループの編針３をして上記第９図の場
合同様ｌどニットせしめると共に、 （Ｂ）グループの
編針３のバット２２に高低差を設けておき。

ニードルレイジングカム３３をハーフ位置まで突出せし
めて（鎖線にて示しである）、それを（Ｂ）グループ中
の高バット編針３にのみ作用させることにより、（Ｂ）
グループの編針３中、高バットの編針３をタックせしめ
、低バットの編針３をミスせしめた場合を示している。

同図において、高バット編針３のバット２２はこれを塗
り潰した断面で、低バット編針３のバット２２はこれを
白抜きの断面でもって示しである。

次に、第１１〜１３図は目移し作用を示したもノテ、第
１１図は前側の針床１上のニードルジャック５のみを、
前記せる如く２位置Ｉ、Ｈに選針して、前側のカムプレ
ート２１上ではタック位置ジャックレイジングカム２４
とトランスファー位置レイジングカム２８とを突出させ
ることによつて、（４）グループのニードルジャック５
とカム２４を介して、（Ａ）グループの編針３のみを、
タック位置へと押し上げた上、それをカム２８の作用に
よって更にトランスファー位置へと押し上げ、後側の針
床１′上では、すべてのニードルジャック５′を前進位
置Ｉ′に選針すると共に、それにレシービング位置ジャ
ックレイジングカム２３′を突出作用させて、すべての
編針３′をレシービング位置へと押し上げた上、トラン
スファー位置レイジングカム２８′の凹形の案内面２８
′Ｃでもってそれをレシービング位置に案内することに
よって、（４）グループの編針３の編目をカムＸ−Ｙの
中央より右側で、後側の針床１′上の対応した編針３へ
と目移しせしめる場合を示している。

この場合の目移し作用は。先づ前側の針床１の編針３が
カム群Ｘ−Ｙの中央でトランスファー位置へと押し上げ
られたところへと、後側の針床１′ｆ、の編針３′がレ
シービング位置へと押し上げられ、＠針３が、トランス
ファー位置レイジングカム２８′の案内面２８′Ｃによ
ってトランスファーレシービング位置に保持されている
間に、前側の針床１上の編針３が、最突出トランスファ
ー位置から押し下げられることによって行われる。

第１２図は、上記第１１図の場合同様に、前側の針床１
上の（４）グループの編針３をして、後側の針床１′上
の編針３′へと目移しする場合を示したものであるが、
同図においては、後側の針床１′上でも選針機構を作動
させて、該針床１′上のニードルジャック５を（Ａｆ
、 （Ｂ）’２つのグループに選針上、（４）グループ
の編針に対応する低θ゛ループの編針３′にのみ、上記
同様にしてレシービング位置ジャックレイジングカム２
８′を作用させて、それに目移しさせるようにした場合
を示したもので、このようにした場合には、目移しされ
ない後側の針床１’１のノＹり゛ループの編針３′は、
第１１図に示した場合と異り、レシービング位置へと押
し上げられない。

第１３図は、前記レシービング位置ジャックレイジング
カム２３の押し上げ作用面２３ａをして、特に、前進位
置Ｉと後退位置■の双方のニードルジャック５のバット
６に対して作用しうる大きさのものとなしである他の実
施例の場合に関し、前記レシービング位置ジャックレイ
ジングカム２３の形状を、第１３図に示す如く大型のも
の１２３に構成しておいた場合には、目移し時において
、前側の針床１において前進位置Ｉに選針された（Ａ）
グループのニードルジャック５に対応する後側の針床１
′上の（４）′り゛ループのジャック５′を後退位置■
に選針し、前側の針床１において後退位置■に選針され
た（Ｂ）グループのニードルジャック５に対応する後側
の針床１′上の（旬′グループのジャック５′を前進位
置Ｉに選針した上で、・レシービング位置ジャックレイ
ジングカム１２３，１２３’、タック位置ジャックレイ
ジングカム２４．２４’及びトランスファー位置レイジ
ングカム２８．２８’をカムプレー）２１．２１’７５
）ら突出させておくときは、カム群Ｘ−Ｙの中央位置で
、（Ａ）グループの編針３の編目がＶグループの編針ｙ
へと前から後に目移しされ、（ＢＹ’；Ｚ”ループの編
針３′の編目が（Ｂ）グループの編針３へと後から前に
目移しされるものである（第１４図参照）。

なお、上記第１３図に示した実施例のレシービング位置
ジャックレイジングカム１２３は、これは第１５図に示
す如く二つに分割して、これを第６図に示したレシービ
ング位置ジャックレイジングカム２３と同様のレシービ
ング位置ジャックレイジング主カム２３と、レシービン
グ位置ジャックレイジング補助カム１００とでもって構
成シ。

各カム２３，１００を夫々各別に出没コントロール可能
に構成してもよいのであって、この実施例の場合には、
レシービング位置ジャックレイジングカム１００を没位
置に制御しておくと、第６図に示したカム装置と全く同
一に機能する。

また、上記実施例は、電気的な選針装置によってニード
ルジャックのバットを前進位置Ｉ又は後退位置■へと選
択的に制御可能に構成された横編機について１本発明を
実施せる例を説明したが。

選針装置は、それが電気的な選針装置に限られるもので
はなく、本発明の編成カム装置は、これを選針装置が機
械的なもの、例えば柄版又はパターンドラム等を用いて
ニードルジャックを進退２位置以上に選針しうるものに
も、実施しうるものであることは言うまでもない。

以上実施例について本発明を説明したが、本発明の編成
カム装置では、上記したところからも容易に理解される
ように、針床上において１０ツクを構成している上下で
一対のカム群Ｘ−Ｙが、キャリッジの走行時において左
右何れの方向からでもニードルジャックのバットに作用
して選択された編針をタック位置又はニット位置へと押
し上げうるレイジング作用面を備えると共に、このカム
群Ｘ−Ｙは、目移し機能をも備えているのであるが、こ
の発明のカム装置では、キャリッジの走行時における目
移作用が、必ずカム群のＸ−Ｙの中央よりも前段位で、
一方の針床側から選択された編針のみがトランスファー
位置へと押し上ケラれて、それが、トランスファー位置
に保たれている間に、カム群Ｘ−Ｙの中央位よりも後退
位で、反対の針床側から編針がレシービング位置へと押
し上げられることによって１行われるようになっている
ので、このような目移作用は、これをキャリッジの左右
何れの方向への走行時においても、前後何れの方向へで
も、これを任意に行わせうるといった優れた長所をもっ
ている。

したがって、この発明の編成カム装置によレバ、１０ツ
クのカム装置でもって、キャリッジの何れの方向への走
行時においても、当該コースにて通常の編目形成を行い
うることは勿論、前後何れの方向へでも任意の編目を自
由に目移しせしめて、通常のニット・タック・ミスの組
合わせによる柄編は勿論、減目・目移柄編等を任意に選
択して行わせうるものである。

したがって、この発明の編成カム装置は、これをダブル
ロック又はトリプルロックとなした場合においては、キ
ャリッジの左右何れの方向への走行時においても、１コ
〜スにおいて、各ロック毎に通常の編成作用又は目移し
作用を任意に選択し、しかも目移し作用においては目移
しの方向を前後何れの方向へでも任意に選択して、これ
らを自由に組合わせて行わせることができるので、非常
に能率的に目移し及び編成を行いうるものである。

しかもその場合、キャリッジ巾を長大化することなく、
キャリッジにこのような機能を与えうるものである。

また上記実施例について説明した如く（第１２図）１選
針機構を巧みに組合わせると、選択された編針のみをレ
シービング位置へと誘導せしめることができるので、こ
のように構成した場合には、レシービング側の針床上に
あって編目を受けない編針までがレシービング位置を通
ることによって生じる次のようなトラブル、すなわち、
該編針によって編目が不必要に突き上げられると、編目
がきたなくなること、目落ちを生じるおそれがあること
、編成コースの両端位で休止させている編針（編目がか
かっていないだけで特に後退させてないもの）にまで休
止位置の編糸が給糸されるおそれがあること、といった
ようなトラブルの発生を解消しつるものであり、また、
この発明の編成カム装置では、編針とニードルジャック
間が連結されておらず１編針をレシービング位置へと押
し上げるカムが、ニードルジャックのバットに作用する
カム群Ｘ側に形成されていて、編針のバットに対しては
、カム群Ｙは、レシービング位置を通過する編針のバッ
トの前面に対して、前記トランスファー位置レイジング
カム２８の下面の案内面２８ｃが作用するにすぎず、こ
のトランスファー位置レイジングカム２８の下面と編針
の中立位置軌道との間は、目移し時には空所になってい
るので、若しもレシービング位置へと突き上げられた編
針のバットにトラブルを生じた場合には、それが該空所
へと逃げうるので、後続の編針が破損されるといったト
ラブルはこれを生じないですむ。

したがってこの発明の編成カム装置によれば、目移機構
を有するが故に高価な編針の折損による消耗が、それだ
け少くなるといった経済性も得られる。

【図面の簡単な説明】

第１〜３図は従来装置におけるキャリッジの走行方向と
目移可能方向と編成カムの位置の関係を示した説明図、
第４図は本発明の装置における同様の関係を示した説明
図、第５図はこの発明の一実施例を示した針床の縦断側
面図、第６図はキャリッジ上に設けられたカム装置の一
例を示した平面図、第７〜１３図はバットの通過軌跡を
記入して示したカム装置の作用説明図、第１４図は、第
１３図のように制御された場合の目移し方向を示した編
成図、第１５図は他の実施例を示したカム装置の平面図
である。 １・・・・・・針床、２・・・・・・キャリッジ、３・
・一編針、４・・・・・・針溝、５・・・・・・二〜ド
ルジャック、６・・・・・・バット、２１・・・・・・
カムプレート、２２・・・・・・バット。 ２３・・・・・ルシービング位置ジャックレイジングカ
ム、２４・・・・・・タック位置ジャックレイジングカ
ム、２５・・・・・・ジャックセンターカム、２８・・
・・・・トランスファー位置レイジングカム、２９・・
川・トランスファー位置案内カム、５０・・・・・・選
針装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 編針の後方の針溝内にニードルジャックを進退自在
   に配置し、このニードルジャックを電気的又は機械的な
   選針装置によって針床上の前進位置と後退位置を含む少
   くとも２以上の異った位置に選択的に制御可能に構成し
   た１０ツク又は多口ツク式の横編機において、前記編針
   とニードルジャック間が１編針の進退方向において直接
   連結されておらず、キャリッジ上の前後に配して設けら
   れた少くとも一対のロックが、夫々、カムプレート上の
   同一位相に配して上下に設けられた。 ニードルジャックのバットに作用するカム群Ｘと編針の
   バットに作用するカム群Ｙとでもって構成されており、
   前記カム群Ｘが、少くとも、該カム群Ｘの中央位に、前
   進位置のニードルジャックのバットに対し左右何れの方
   向からでも作用してそれを該中央位でレシービング位置
   へと押し上げうる押し上げ作用面をもった出没性のレシ
   ービング位置ジャックレイジングカムを、このレシービ
   ング位置ジャックレイジングカムの両側位に、前進位置
   のニードルジャックのバットに対しレシービング位置ジ
   ャックレイジングカムの先行位置で作用してニードルジ
   ャックをタック位置へと押し上げうる押し上げ作用面を
   夫々もった一対の出没性のタック位置ジャックレイジン
   グカムを、一対のタック位置ジャックレイジングカム間
   のレシービング位置ジャックレイジングカムの上方位置
   に、タック位置のニードルジャックのバットに対し作用
   してニードルジャックをニット位置へと押し上げうる一
   対の押し上げ作用面をもった出没性のジャックセンター
   カムを、夫々備えており、前記カム群Ｙが、少くとも、
   該カム群の中央位に、タック位置またはニット位置へと
   押し上げられた編針のバットに対し左右何れの方向から
   でも作用してそれをトランスファー位置へと押し上げう
   る押上げ作用面及びレジ−ピンク位置へと押し上げられ
   た編針のバットに対し作用して編針のレシービング位置
   案内軌道を構成する案内面をもった出没性のトランスフ
   ァー位置レイジングカムと、このトランスファー位置レ
   イジングカムとの間にトランスファー位置案内軌道を構
   成する案内面をもったトランスファー位置案内カムとを
   備えていることを特徴としてなる横編機の編成カム装置
   。 ２ 前記カム群Ｘが、一対のタック位置ジャックレイジ
   ングカムの両側に、ニードルジャックのバットに作用し
   てニードルジャックを後退させる作用面をもった出没性
   の二一ドルジャッククリヤー力、ムを含んでいる、特許
   請求の範囲第１項に記載の横編機の編成カム装置。 ３ 前記カム群Ｘにおけるジャックセンターカムの一対
   の押し上げ作用面が、両件用面の頂部間に一定の間隔α
   を有している、特許請求の範囲第１項又は第２項の何れ
   かに記載の横編機の編成カム装置。 ４ 上記間隔α部分のカム面が、平担に形成されている
   、特許請求の範囲第３項に記載の横編機の編成カム装置
   。 ５ 前記カム群Ｙにおいて、編針のトランスファー位置
   案内軌道を構成している前記トランスファー位置レイジ
   ングカムのニット位置より上の押し上げ作用面が、該カ
   ム群Ｙの中央位を頂点とする山形をなして、前記カム群
   Ｘにおけるジャックセンターカムの一対の押上げ作用面
   の頂部間αの位相内に位置して形成されている。 特許請求範囲第３項または第４項に記載の横編機の編成
   カム装置。 ６ 前記カム群Ｘにおけるレシービング位置ジャックレ
   イジングカムの押し上げ作用面が、該カム群Ｘの中央位
   を頂点とする左右対称の階段状をなしていて１編針を針
   床の天歯から突出させる段部より上の山形の押し上げ作
   用面が、前記カム群Ｙθフトランスファーレイジングカ
   ムにおケルニット位置より上の山形の押し上げ作用面の
   位相内に位置して形成されている、特許請求の範囲第５
   項に記載の横編機の編成カム装置。 ７ 前記カム群Ｘにおけるタック位置ジャックレイジン
   グカムとレシービング位置ジャックレイジングカムの前
   記押し上げ作用面が、共に、前進位置にあるニードルジ
   ャックのバットは作用しうるが後退位置にあるニードル
   ジャックのバットには作用し得ないものである。 特許請求の範囲第１項ないし第６項の何れかに記載の横
   編機の編成カム装置。 ８ 前記カム群Ｘにおける、タンク位置ジャックレイジ
   ングカムの前記押し上げ作用面は、前進位置にあるニー
   ドルジャックのバットには作用しうるが後退位置にある
   ニードルジャックのバットには作用し得ないものであり
   、レシービング位置ジャックレイジングカムの前記押し
   上げ作用面は、前進位置と後退位置にある双方のニード
   ルジャックのバットに作用しうるものである。 特許請求の範囲第１項ないし第６項の何れかに記載の横
   編機の編成カム装置。 ９ 前記レシービング位置ジャックレイジングカムが、
   各個に出没制御可能なレシービング位置ジャックレイジ
   ング主カムとレシービング位置ジャックレイジング補助
   カムとでもって構成されていて、レシービング位置ジャ
   ックレイジング主カムが、後退位置にあるニードルジャ
   ックのバットには作用せず前進位置にあるニードルジャ
   ックのバットにのみ作用しうるレシービング位置ジャッ
   ク押し上げ作用面を構成し、レシービング位置ジャック
   レイジング補助カムが、前進位置にあるニードルジャッ
   クのバットには作用せず後退位置にあるニードルジャッ
   クのバットにのみ作用してそれをレシービング位置ジャ
   ックレイジンク主カムの押し上げ作用面が作用しうる位
   置へと押し上げる押し上げ作用面を構成している、特許
   請求の範囲第８項に記載の横編機の編成カム装置。 １０ 前記カム群Ｙが、トランスファー位置案内カムの
   両法側位置に、編針のバットに作用するステッチカムを
   備えている。 特許請求の範囲第１項ないし第９項の何れかに記載の横
   編機の編成カム装置。 １１ 前記カム群Ｙが１編針を中立位置から直接編成又
   は目移し作用位置へと押し上げる作用面をもったカムを
   欠如している、特許請求の範囲第１項ないし第１０項の
   何れかに記載の横編機の編成カム装置。 １２前記力ム群Ｙが、中立位置の編針のバットに作用し
   てそれをタック位置ま−たはニット位置まで押し上げる
   押上げ作用面を、トランスファー位置レイジングカムの
   押上げ作用面よりも外側に有する。 出没性のニードルレイジングカムを、前記トランスファ
   位置レイジングカムの下位に備えている、特許請求の範
   囲第１項ないし第１０項の何れかに記載の横編機の編成
   カム装置。 １３前記出没性のニードルレイジングカムが、その突出
   位置をフル位置とハーフ位置の二位置に制御可能に構成
   されている、特許請求の範囲第１２項に記載の横編機の
   編成カム装置。