JPS62227739A - アモルフアス金属積層シ−ト - Google Patents

アモルフアス金属積層シ−ト

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JPS62227739A
JPS62227739A JP61071249A JP7124986A JPS62227739A JP S62227739 A JPS62227739 A JP S62227739A JP 61071249 A JP61071249 A JP 61071249A JP 7124986 A JP7124986 A JP 7124986A JP S62227739 A JPS62227739 A JP S62227739A
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大林 勉
井本 学
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアモルファス金属積層シートに関するものであ
る。更に詳しく述べるならば、本発明は強靭で防水性が
あり、かつ、電磁波に対しシールド効果を有するアモル
ファス金属積層シートに関するものであろう 〔従来の技術〕 従来、ft1.mシートを基布とし、その少くとも1面
を可撓・防水性樹脂で被覆して得られる防水ノートは天
幕地、構造物膜体、或は被覆用シート材料などとして知
られている。
近年エレクトロニクス機器の発達および普及に伴い、こ
れらの機器を、靜Ck気および/又は電磁波の悪影響か
ら保護するためのシート材料が必要になってきた。従来
、エレクトロニクス機器を静電気から保護するためには
、カーピン粉末又は繊維、或は金属箔又は粉を含有する
導電性材料を含有する導電性シートが用いられているが
、このような従来の導電性シートは、電磁波からエレク
トロニクス機器を保護するためには十分に効果的である
とは云えないものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、アモルファス(非晶質)金属を利用して静電
気および電磁波の両方に対して十分な遮蔽および保護効
果を有し、かつ防水性のすぐれた積層シート材料を提供
しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明のア
モルファス金属積層シートはアモルファス金属含有芯層
と、その少なくとも1面上を被覆している可撓・防水性
樹脂被覆層とを含んでなるものである。
また、本発明の別のアモルファス金属積層シートは、ア
モルファス金属含有芯層と、この芯層の少なくとも1面
上に結着されている繊維シート補強層とからなる基層と
、この基層の少なくとも1面を被覆している可撓・防水
性樹脂被覆層とを含んでなるものである。
最近アモルファス金属が、その特性に基いて種種の用途
に利用することが試みられている。一般にアモルファス
金属は巾2.54〜10.16crnのリゲン状材料と
して供給されておシ、近い将来、巾20.32crIK
のものが供給されることが期待されているが、このよう
なりモノ状、又は小中材料を、被覆用シート材料に利用
することは殆んど不可能と考えられていた。
本発明においては、アモルファス金属材料を所望の巾の
シート状体として使用するものである。
本発明の積層ジートチおいてアモルファス金属含有芯層
は、アモルファス金属シート単独から形成されたもので
あってもよいし、アモルファス金属シートと、その少な
くとも1面を被層している導電性金属メッキ層とからな
るものであってもよい。導電性金属としては、例えば銅
、二、ケル、コバルト、鉄、アルミニウムおよびこれら
から選ばれた2ffi以上の合金などを用いることがで
きる5本発明に用−られるアモルファス金属の種類につ
いては、それが、静電気および7(i磁波から、エレク
トロニクス機器を保護する効果を有している限り、格別
の限定はなく、市販材料から選択することができるが一
般には鉄を主成分とし、これにホウ素、硅素、炭素、ニ
ッケル、コバルト、およびモリブデンなどから選ばれた
1種以上を添加して得られるアモルファス合金から選ば
れることが好ましい。例えば、アライド社の商品名ME
TGLAS42605SC(Fe :81%−B : 
13.5憾、Sl :3.5%、C:2%のアモルファ
ス合金)、黒26058−2(F・ニア8俤、B:13
憾、St:C+幅のアモルファス合金) 、 A260
5−Co (Fe:87部、B:14部、St:X部、
 Co : 18部のアモ/I/ファス合金)、A28
26−MB(Fa :40チ。
Nt :38部Mo:4%、B:18%のアモルファス
合金〕などを用いることができる。
これらのアモルファス金属材料は、前述のようにIJ 
gン又は小中シートの形状で供給されているので、本発
明の積層シートに、これらを使用するためには、複数個
のり?ン状又は小中シート状アモルファス金属材料を互
に並列に配列し、それらの対向する側縁部を半田接着し
て、所望の巾を有するシート状体とする。また、アモル
ファス金属シートは、アモルファス金属の粉末を利用し
て形成してもよい。或は、アモルファス金属からなる細
線から編織物状、又は不織布状シートとして、これをア
モルファス金属シートとして用いてもよいO 前述のようなアモルファス金属は磁性体であって、磁界
に対しすぐれたシールド効果を有している。
アモルファス金属シートの少なくとも1面上に導電性金
属をメッキすると、得られる芯層は前記磁界シールド性
に、メッキ層による電界シールド性が加算され、芯層全
体として、低周波から高周波までの広範囲の電磁波に対
して、すぐれたシールド効果を示すことができる。!た
。導電性金属メッキ層は、アモルファス金属シートの半
田接着性を向上させる効果も有している。
本発明の積層シートにおいて、アモルファス金属含有芯
層は、100μm以下の厚さを有することが好ましく、
1〜50μmの厚さを有することがより好ましく、5〜
30μmの厚さを有することが更に好ましい。
また、アモルファス金属含有芯層中に含まれる導電性金
属メッキ層は0.1μm以上の厚さを有することが好ま
しく、0.1〜5μm程度の厚さを有することがより好
ましい。
アモルファス金属含有芯層の厚さが100μmより大き
くなると、芯層の剛性が過大となシ、変形しにくく、ド
レープ性が不十分となシ、鋭利な切断面を形成して作業
上危険を生ずることがある。
本発明の積層シートにおいて、アモルファス金属含有芯
層の片面、または、両面上に可撓・防水性樹脂からなる
被覆層が形成される。このような可撓・防水性樹脂とし
ては、天然ゴム、ネオプレンゴム、クロロプレンゴム、
シリコーンゴム、ハイ・臂ロンその他の合成ゴム、また
はPvC樹脂、エチレン−酢酸ビニールコポリマーCE
Vk)WBfm、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、ウレ
タン樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリプロピレン
(pp)樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂その他の
合成樹脂を用いることができる。このような材料からな
る防水層は、得られる積層シートに所望の防水性並びに
難燃性や機械的強度を与えるのに十分な厚さ、例えば、
0.05m以上の、好ましくは0.05〜1.01の厚
さを有する。
これらの防水層は、上記の如きがム又は樹脂のフィルム
、溶液、K−スト又はストレートなどを用い、公知の方
法、例えば、トッピング、カレンダリンダ、コーティン
グ、ディ、ピングなどの方法によって、アモルファス金
属含有芯層の表面上に形成することができる。これらの
ゴム又は樹脂中には、可塑剤、安定剤、着色剤、紫外線
吸収剤などや他の機能付与剤、例えば防炎剤、難燃化剤
などが含まれていてもよい。
従来、金属箔の表面に対し、防謂、および腐食防止の目
的で1〜10μm程度の厚さの樹脂層を形成することが
知られているが、本発明の積層シートにおいては、可撓
・防水性樹脂被膜層は一般に50μm以上の厚さに形成
され、この厚さは、好ましくは50〜5000μmであ
り、更に好ましくは100〜3000μm、より一層好
ましくは200〜2000μmである。従って、本発明
の可撓・防水樹脂被膜Jftは、従来の金属箔上に形成
される防錆、腐食防止被膜層とは明確に異るものである
。また、本発明に用φられる可撓・防水性樹脂被覆層は
、上記の厚さを有していても使用上十分な可撓性を示す
ことができる。
可撓・防水性樹脂被覆層は、可撓・防水性樹脂の単一層
から形成されていてもよいが、可撓・防水性樹脂からな
る基礎層と、この基礎層の上に形成され、防汚・耐候性
合成樹脂からなる表面層とを含んでなるものであっても
よい。
本発明に用いられる防汚・耐候性合成樹脂としては、弗
素含有樹脂およびアクリル樹脂を用いることができる。
すなわち防汚・耐候性樹脂表面層は、基礎層上を、弗素
含有樹脂、又は、アクリル樹脂からなるフィルムを貼着
することによって形成される。
一般に弗素含有樹脂は、難燃性かつ防汚、耐候性である
が、通常のグラスチック接着剤になじまないためそのま
までは、基礎層の表面に貼着することは著しく困難であ
る。
だけ活性化することによシ、例えばポリ塩化ビニル、ポ
リエポキシ、ポリアクリル、およびポリエステ/I/樹
脂などの接着剤との親和性を増加せしめている。通常上
記の処理によって、弗素含有樹脂フィルムの表面部分に
ついて活性化が行われることとなる。このために、例え
ば100〜200 V。
40〜100μF、短絡電流1〜2人の条件でコロナ放
電処理が行われる。かかる放電処理により、弗素含有樹
脂フィルムに所望の接着能が与えられるが、本発明に用
いられる弗素含有樹脂フィルムの表面処理はこれに限定
されるものではなく、他の表面処理等により同等以上の
効果を奏するものであればよい。
弗素含有樹脂フィルムを溝成する樹脂としては、エチレ
ンの水素原子の1個以上が弗素原子と置換されている単
量体から合成される各種のポリフルオルエチレン、例え
ば、ポリテトラフルオルエチレン、又は一部塩素を含む
各種のポリフルオルクロルエチレン、例えばポリトリフ
ルオルクロルエチレン等があるが、このほかポリ弗化ビ
ニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリゾクロルジフルオルエ
チレン、その他も包含される。フィルムの厚みは一般0
.001m〜0.5嘴、好ましくは5〜50ミクロン程
度であるが、耐候性・防汚性並びに耐久性の目的を達成
するものであれば、より厚く、又は、より薄くすること
ができ特に限定はない。また。
弗素含有樹脂フィルムには、他の樹脂例えば■仏等が混
合又は貼着複合される等混用されていても本発明の目的
を達成するものでおれば差支えない。
本発明に使用される弗素含有樹脂フィルムの市販品とし
ては、テトラ−フィルム(デュポン商標〕、アフレック
スフィルム(旭硝子商標)、KFCフィルム〔呉羽化学
〕等がある。
本発明において、表面が実質的に平滑なフィルム状の弗
素含有樹脂が、基礎層の上面に貼着されるのが好ましい
が、弗素含有樹脂溶液、又はエマルジョン等を塗布する
方法もある。本発明に用いられる弗素含樹脂フィルムは
、100kg/cm2以上の引張強度を有することが好
ましい。
本発明において防汚・耐候性樹脂表面層は、ポリアクリ
ル樹脂によって形成されてもよい。このために一般には
アクリル樹脂フィルムを用いるが、アクリル樹脂の溶液
又は、エマル・ジョンを、基礎層の上に塗布し乾燥する
方法を用いてもよい。
本発明に用いられるアクリル樹脂フィルムは、1001
q/cm”以上の引張強度を有することが好ましく、1
〜509/m” 、好ましくは3〜309/m”の重量
、又は、5ミクロン以上(通常は10〜50ミクロン)
の、更に好ましくはrs−:foミクロンの厚さを有す
るものであることが好ましい。
本発明に適用されるアクリル樹脂フィルムは、Tダイ法
又はインフレーション法その他いずれの方法で製造され
たものでもよい。また、延伸フィルム、未延伸フィルム
のいずれでもよ1ρが、フィルムあ伸度は100〜30
0悌程度のものが好ましい。また、前述のように厚みは
通常5μ〜50μ程度であるが、十分な耐候性・防汚性
を達成するならば多少厚く又は薄くしてもよい。フイル
ム素材は、Iリアルキルメタクリレート系フィルム例え
ばメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、グロ
ビルメタクリレート、ブチルメタクリレート等を主材料
とするもの、又は、アクリレート、酢酸ビニル、塩化ビ
ニル、スチレン、アクリロニトリル、メタクリレートリ
ル等をホモづマ又はコモノマ成分とするホモ?リマ又は
コポリマをフィルム状に成型したものがよい。
かかるフィルムは基礎層の表面に接着剤を用いて接着す
るか又はその他の方法により貼着される。
本発明において、可撓・防水性樹脂基礎層上に形成され
る防汚・耐候性樹脂表面層は、上述のような弗素含有樹
脂およびアクリル樹脂の他に、ポリ弗化ビニリデン樹脂
層とアクリル樹脂層との積層体、又はポリ弗化ビニリデ
ン樹脂層と、アクリル樹脂層と、ポリ塩化ビニル樹脂層
との積層体からなるもの、であってもよい。これら積層
体においては、ポリ弗化ビニリデン樹脂層の厚さは2〜
3ミクロン、アクリル樹脂層の厚さは2〜4ミクロンお
よび、ポリ塩化ビニル樹脂層の厚さは40〜45ミクロ
ンであることが好ましいが、これらの数値に限定される
ものではない。
本発明の積層シートは、前述のようにアモルファス金属
含有芯層と、可撓・防水性樹脂被覆層とに加えて1個以
上の繊維ノート補強層を含んでいるものであってもよい
/ 繊維シート補強層は、複数枚のアモルファス金′属
すゴン又は小中シートから半田接合により形成されたア
モルファス金属含有芯層に対し、その引張強度における
方向性や、強度不均一性を力・s”l−するために有効
である。
このような積層シートにおいてはアモルファス金属含有
芯層の片面又は両面に繊維シート補強層が結着されて基
層シートが形成され、この基層シートの片面又は両面に
可撓・防水性樹脂被覆層が形成される。
本発明の積層シートに用いられる繊維シート補強層は天
然繊維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、例えば、ガ
ラス繊維、カー、xyffl維、金属繊維など、再生繊
維、例えば、ビスコースレーヨン、キュプラなど、半合
成繊維、例えば、ジーおよびトリーアセテート繊維など
、及び合成繊維、例えば、ポリアミド(ナイロン6、ナ
イロン66等〕繊維、ポリエステル(ポリエチレンテレ
フタレート等〕繊維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル
繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリオレフィン繊維力ど、
から選ばれる少なくとも1種からなるものである。繊維
シート中の繊維は、短繊維紡績糸条、長繊維糸条、スゲ
リットヤーン、チーシャーンなどのいずれの形状のもの
であってもよく、またシートは、織物、絹物、不織布又
はこれらの複合布のいずれであってもよい。一般には、
本発明の積層シートに用いられる繊維はポリエステル繊
維であるのが好ましく、この繊維は長繊維(フィラメン
ト)の形状にあるのが好ましく、かつ平織布を形成して
いるのが好ましい。また、平行に並べ九たて糸とよこ糸
とを交差するように重ね、これらをからみ糸で押えて構
成された織物は、特に好ましい。繊維シートは、得られ
る積層シートの機械的強度を高いレベルに維持するため
に有用である。
また、得られる積層シートが柔軟であることを必要とす
る場合は、繊維シート補強層が比較的目の粗い編織物で
形成することが好ましく、また強度の高いことを必要と
する場合は、比較的密度の高い編織物をもって形成する
ことが好ましいO 更に、アモルファス金属含有芯層は比較的低い伸度を有
するため、繊維シート補強層も比較的伸度の低いガラス
繊維シートによって形成されることが好ましい場合もあ
る。更にまた、アモルファス金属含有芯層の高い剛性を
力・々−するために繊維シート補強層が粗目軽量の編織
物で形成することが好ましい場合もある。
アモルファス金属含有芯層と繊維シート補強層とは、任
意の方法によって結着される。例えば、繊維シートの表
面部分を熱溶融して、これをアモルファス金属含有芯層
に接着してもよいが、一般には、接着剤、又は接着性重
合体材料を介して両者を結着する。この目的に用いられ
る接着材料の種類には格別の限定はなく、インシアネー
ト系接着材料、エポキシ系接着材料、−リアクリル系接
着材料、ポリウレタン系接着材料、ポリアミド系接着材
料、ゴム系(%に合成ゴム系)接着材料などのいづれを
用いてもよい。また、アミノ基、イミノ基、エチレンイ
ミン残基、アルキレンジアミン残基を含むアクリレート
、アジリジニル基を含有するアクリレート、アミノエス
テル変性ビニル重合体−芳香族エポキシ接着剤、アミノ
窒素含有メタクリレート重合体、なども好ましい接着材
料であるがその他の接着剤を併用してもよい。
本発明の積層シートにおいて、その用途や、要求される
性能に応じて繊維シート補強層、可撓・防水性樹脂被覆
層、およびこれらを結着するための接着剤などの1つ以
上を、導電性、又は半導電性化してもよく、或は、絶縁
性にしてもよい。或は、各層に異る導電性ないし絶縁性
を付与して、これらを組合せてもよい。このようにする
ことによって種々な特性又は性能を有する製品を得るこ
とができる。
〔実施例〕
本発明の積層シートを実施例により更に説明する。
実施例1 アモルファス合金(Fe : 814 t B : 1
3.5 % 。
Si : a、s%+ C:21商標: METGLA
S A2605SC。
アライド社製、巾7.62cm%虐さ25μmのり?ン
状体)の全表面に、厚さ1μmの銅メッキを施した。
この銅メッキされたアモルファス合金リボンの13枚を
、互に並列に配列し、それぞれの側縁端を半田接合して
巾約1mの広巾シートを作成した。
この広巾アモルファス合金シートの両面にポリアクリル
系接着剤(商標:SC12N、ソニーケミカル社製)を
塗布し、その−面にガラス繊維寒冷紗(商標: KS−
5210、カネゴウ硝子繊維社製、厚さ0.12m、目
付5217m”、組織からみ織g(io+10)本/2
5.4+m+、緯1o本/ 25.4 m )を貼着し
、他の一面に下記組織の4リエステルフイラメント平織
粗布: を貼着し、基層シートを作成したつ 上記基層シートを下記組成の可撓・防水性樹脂被覆液て
浸漬した。
ポリ塩化ビニル樹脂      80i量部ブチルベン
ジルフタレート   68 〃エポキシ化大豆油   
     7/l炭酸カルシウム        2o
 〃カドミウムバリウム系安定剤     3 //顔
  料               8 〃トルエン
(芯剤)       130  〃被覆液含浸基層シ
ートをエラグローラーで絞り、被覆液の付着tt−10
0チに調節し、乾燥機中で90℃で1分間乾燥した。次
に、この被覆層を180℃で1分間熱処理してポリ塩化
ビニルをrル化固着した。
得られた可撓・防水性樹脂基礎層の厚さは0.3鴫であ
った。
この積層シートの一面上に防汚・耐候性樹脂フィルム(
商標: KFCシート、呉羽化学工業社契、4り弗化ビ
ニリデン樹脂層(2〜3μm)/ポリアクリル樹脂層(
2〜4μm)/ポリ塩化ビニル樹脂層(45μm)の積
層シート)のポリ塩化ビニル樹脂層面を加熱貼着し、他
の一面にポリアクリル樹脂フィルム(三菱レーヨン社製
、25μm)を加熱貼着した。得られたアモルファス合
金積層シートは良好な、電磁波に対するシールド性と、
すぐれた防水性、防汚性および耐候性を有し、また、熱
融着接合の可能なものであった。このような熱融着接合
性は、従来アモルファス金属膜をシート材料(例えば大
型テント用シート)に使用するときに専ら縫合を用・い
ていたことにくらべて、アモルファス金属膜の利用を簡
易化し、かつ利用分野を拡大するのに有利にする。
上記本実施例の積層シートにおいて、ポリエステルフィ
ラメント平織粗布の使用を省略したものおよび銅メツキ
アモルファス合金シートの両面にポリエステルフィラメ
ント平織粗布を貼着したものを作成したが、いづれも良
好な電磁波シールド性、防水性、防汚性、耐候性を示し
た。
実施例2 実施例1と同様の操作を行った。但し、可撓・防水樹脂
被覆層は下記のようにして作成された。
基層シートを下記組成の樹脂組成物を含む塗工液に浸漬
した・ ポリ塩化ビニル樹脂ペースト   100重量部D・o
、 p、 (可塑剤)     70 〃ホウ酸バリウ
ム(減煙剤〕   20 #水酸化アルミニウム(難燃
剤)100  〃硫酸バリウム(難燃剤)    20
0#バリウム−亜鉛系安定剤       2ケテンプ
ラツクEC30 絞り率100チに樹脂液含浸シートを絞シ、150℃で
2分間乾燥して希釈剤を除去し、次に185℃で1分間
の熱処理を施し、70.li’/m”の樹脂組成物を基
層シートに被覆固着した。
次に得られた積層シートの片面上に、上記と同一組成(
但し、ポリ塩化ビニル樹脂ストレートを使用し、ケチン
ブラックECの使用量を30ii部とした。)の樹脂組
成物からなるフィルムを、カレンダーで貼着し、基層シ
ートに被覆された樹脂含量を20017m”とした。
得られた積層シートは良好な電磁波シールド性、および
防水性を示した。また、積層シートの樹脂フィルム貼着
面および、その反対面は、それぞれ3.2X10Ω−α
、および5.8X10  Ω−mの体積固有抵抗値を示
した。
上記積層シートの樹脂フィルム貼着面上に、実施例1記
載と同一のKFCフィルムを貼着したところ、この貼着
面は良好な防汚性および耐候性を示した。
実施例3 実施例1記載のものと同一の広巾アモルファス合金シー
トの両面に、接着剤(SC−12N)を塗布し、実施例
2記載のものと同一の樹脂組成を有する樹脂フィルム(
但し、クチンプラックECの含有率を15重量部とした
)の厚さ0.3mのものおよび0.2+mのものを各面
に貼着した。更に、貼着された厚さ0.31の樹脂フィ
ルムの表面に実施例1記載のものと同一のKFCフィル
ムを貼着した。
得られた積層シートは良好な電磁波シールド性、防水性
および防汚性を有し、高強度を必要としない用途、例え
ば包装材料として有用なものであった。
実施例4 実施例1と同一の処理を施した。但し、アモルファス合
金シートに対する銅メツキ処理を省略した。
得られた積層シートは良好な電磁波シールド性、および
防水性を示した。
〔発明の効果〕
本発明のアモルファス金属積層シートは良好な電磁波シ
ールド効果を有するので、簡易シールドルームの形成に
有用である。また、本発明は、アモルファス金属がその
高剛性、他の材料に対する低い適応性、および縫製、統
合の困難性などから利用できないとされていた分野、す
なわち、テント用、被覆シートなどの用途にアモルファ
ス金属の利用を可能にするものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アモルファス金属含有芯層と、その少なくとも1面
    上を被覆している可撓・防水性樹脂被覆層とを含んでな
    る、アモルファス金属積層シート。 2、前記アモルファス金属含有芯層がアモルファス金属
    シートと、その少なくとも1面を被覆している導電性金
    属メッキ層とからなる、特許請求の範囲第1項記載の積
    層シート。 3、前記アモルファス金属含有芯層が、互に並列に配置
    された複数個のアモルファス金属リボンを、それらの側
    縁部において互に半田接着して形成されたシート状体で
    ある、特許請求の範囲第1項記載の積層シート。 4、前記可撓・防水性樹脂被覆層と前記アモルファス金
    属含有芯層とが接着剤接合されている、特許請求の範囲
    第1項記載の積層シート。 5、前記可撓・防水性樹脂被覆層が、前記アモルファス
    金属含有芯層に接合されており、かつ、可撓・防水性樹
    脂よりなる基礎層と、この基礎層の上に形成され、かつ
    、防汚・耐候性合成樹脂よりなる表面層とを含んでなる
    、特許請求の範囲第1項記載の積層シート。 6、前記可撓・防水性樹脂被覆層中の防汚・耐候性合成
    樹脂表面層が、弗素含有合成樹脂およびポリアクリル樹
    脂から選ばれた少なくとも1種により形成されている、
    特許請求の範囲第5項記載の積層シート。 7、前記アモルファス金属含有芯層が100μm以下の
    厚さを有する、特許請求の範囲第1項記載の積層シート
    。 8、前記アモルファス金属含有芯層中の導電性金属メッ
    キ層が0.1μm以上の厚さを有する、特許請求の範囲
    第2項記載の積層シート。 9、前記可撓・防水性樹脂被覆層が少なくとも50μm
    の厚さを有する、特許請求の範囲第1項記載の積層シー
    ト。 10、前記アモルファス金属が、Feを主成分とし、こ
    れに、B、Si、C、Co、NiおよびMoから選ばれ
    た少なくとも1種が添加されたアモルファス合金から選
    ばれる、特許請求の範囲第1項記載の積層シート。 11、アモルファス金属含有芯層と、この芯層の少なく
    とも1面上に結着された繊維シート補強層とからなる基
    層と、この基層の少なくとも1面を被覆している可撓・
    防水性樹脂被覆層とを含んでなる、アモルファス金属積
    層シート。 12、前記繊維シート補強層が、ガラス繊維、カーボン
    繊維、金属繊維、ポリエステル繊維、脂肪族ポリアミド
    繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポ
    リアクリル繊維、およびポリオレフィン繊維から選ばれ
    た少なくとも1種からなる、特許請求の範囲第11項記
    載のアモルファス金属積層シート。
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