JPS60116437A - 電気および電磁波障害防止フレキシブルシ−ト - Google Patents

電気および電磁波障害防止フレキシブルシ−ト

Info

Publication number
JPS60116437A
JPS60116437A JP58224286A JP22428683A JPS60116437A JP S60116437 A JPS60116437 A JP S60116437A JP 58224286 A JP58224286 A JP 58224286A JP 22428683 A JP22428683 A JP 22428683A JP S60116437 A JPS60116437 A JP S60116437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible sheet
conductive
insulating
sheet according
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58224286A
Other languages
English (en)
Inventor
大林 勉
平岡 秀元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hiraoka and Co Ltd
Original Assignee
Hiraoka and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hiraoka and Co Ltd filed Critical Hiraoka and Co Ltd
Priority to JP58224286A priority Critical patent/JPS60116437A/ja
Publication of JPS60116437A publication Critical patent/JPS60116437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、電気および電磁波障害を効果的に防止するこ
とのできるフレキシブルシートに関スるものである。
発明の背景 従来、機器カバーその他のフレキシブルな被覆(3) 用材料として、各種合成樹脂又は合成もしくは天然ゴム
からなるフレキシブルシートが使用されており、これら
は繊維材料で補強されているものも多い。しかし、これ
らのシートは、本質的には電気的に絶縁性であり、一般
に10 −10 0・ぼ、多くはlOΩ・儒以上の固有
抵抗値を有するものであった。このため、これら従来の
シートは、表面摩擦により静電気を発生し、帯電する傾
向が強かった。
近来様々の電気機器が開発され、普及するにつれて、上
記フレキシブルシートの静電気発生および帯電に伴う電
気および電磁波障害の発生が多くなり、この問題の抜本
的解決が強く要求されるようになってきた。
このようなフレキシブルシートの場合、通常の非導電性
シートの表面に導電性塗料等を塗布することにより目的
を達成することも考えられるのであるが、その場合には
導電性塗料等のシート表面への接着性が問題となり、フ
レキシブルシートでは屈曲が激しいために容易に剥離し
てしまい、十(4) 分な実用的使用寿命を有するシートを得ることは困難で
ある。また、導電性塗料を塗布する場合には、色相上も
限定が多く、カラフルなシートは得られにくいなどの問
題点かあり、更に塗布技法や塗布膜の性能などにおいて
も、厚さの大きな導電性膜を形成することが困難であっ
た。
発明の目的 本発明の目的は、静電気の発生および帯電がなく、従っ
て、電気および電磁波障害を発生することのないフレキ
シブルシートを提供することにある。
発明の構成 本発明の電気および電磁波障害防止フレキシブルシート
は、少くとも1層の電気絶縁性フレキシブルシート部と
、それに積層接着している、少くとも1層の導電性、又
は、半導電性フレキシブルシート部とを有することを特
徴とするものである。
上記本発明のフレキシブルシートは、前記絶縁性シート
部と、前記導電性又は半導電性シート部との少くとも一
つがフレキシブル補強材、例えば、繊維性基布を有して
いてもよい。
3、発明の詳細な説明 本発明の電気、および電磁波障害防止フレキシブルシー
トは、1層以上の電気絶縁性フレキシブルシート部と、
それに積層接着している1層以上の導電性又は半導電性
フレキシブルシート部とを有するものである。上記少く
とも1層の絶縁性シート部の各々の両面側が導電性又は
半導電性シート部によって被覆されていることが好まし
い。
一般に絶縁性シート部の抵抗値は100・儂以上である
のが好ましく、10 Ω−儂以上であるのが更に好まし
く、特にlO〜10 Ω・ぼであることが一層好ましい
また、一般に、導電性又は半導電性シート部の固有抵抗
値はlO8Ω・儂以下であることが好ましく、特に10
5Ωり以下の固有抵抗値を有する導電性シート部が好ま
しく、この場合、その固有抵抗値は必要に応じて、lO
Ω11cIrL以下であってもよい。
本発明のフレキシブルシートにおいては、絶縁性シート
、導電性又は半導電性シートおよび補強層の各々がフレ
キシブルであることを要する。
本発明のフレキシブルシートにおいて、絶縁性シート部
の少くとも1面が、導電性、又は、半導電性シート部に
より被覆されている。
本発明のシートの製造に際しては、一般には、合成樹脂
、合成ゴム又は天然ゴムからなるマトリックス中に導電
性材料を配合して所定の抵抗値に調整してシートとする
のがよいけれども、フレキシブルの要件を満すならば導
電性材料のみでシートを形成することもできる。
上記の如く、本発明のフレキシブルシートラ構成する導
電性シート部及び絶縁性シート部には、合成樹脂、合成
ゴム又は天然ゴムからなるマトリックスを使用するのが
好ましく、好ましい合成樹脂の例としてはポリ塩化ビニ
ル(pvc )、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、アイソタクチックポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリアクリロニトリル、ポリエステル及びポリア
ミドやその他公知の材料がある。また、好ましい合成ゴ
ムの例としては、スチレン−ブタジェンゴム(7) (SBR) 、クロルスルホン化ポリエチレンゴム、ポ
リウレタンゴム、ブチルゴム及びイソプレンゴムやその
他公知の材料がある。最も好ましい合成樹脂はPVCで
あり、これは可塑剤、充填剤、着色剤、安定剤、発泡剤
および/又はその他の変性剤を宮んでいてもよい。また
、用途や目的により、これらマトリックスが気泡を含有
していてもよく、あるいは多孔質であってもよい。
これらの導電性シート部のマトリックス中に配合されて
、各シート部の抵抗値をコントロールするための導電性
材料としては、液状、粉末状、繊維状、箔状、線状又は
シート状の導電性物質、例えば、カーボンブラック、金
属1例えばAtI AulAg * Pt + Cu 
、 Cr 、 Ni 、 Zn 、 Ti 、 Pb 
、 Sn。
Pdやこれらの化合物又はNi−Cr合金、又はその他
の導電性化合物、例えば、酸化インジウムがある。
導電性物質の配合量は、その物質に固有の導電性、性状
や所望の導電性の程度を勘案して定められるが、少なく
とも5重量饅であるのが好ましく・10〜701L量係
であるのが更に好ましい。勿論、(8) 導電性物質の配合量は、70重量係以下に限定されるも
のではなく、特に導電性シート部の場合にハ、所望のフ
レキシブルシート性状(強度、屈曲性、外観など)を有
している限り、70重重量上り多くてもよい。参考のた
め、各種材料の固有抵抗値を示すと下記の如くである。
材 料 固有抵抗値(Ω・crIL) 天然アスファルト 10 −1017 加硫天然ゴム to −10” ブチルゴム lO〜1O16 SBR1012 ポリイソプレン 1015 エチレン−プロピレンゴム 10 〜1O16ネオプレ
ン 10 〜1012 クロルスルフォン化ポリエチレンゴム 1014ウレタ
ンゴム 10 −1015 ポリエチレンテレフタレート 1019ナイロン6 1
0 〜1015 ナイロン66 10 −10” ポリプロピレン lO16 ポリ塩化ビニル lO〜1017 ノーメツクペーパー 1O16 木綿 lO〜1o12 カーボンブラック、グラファイト lO〜10−3ステ
ンレススチール 10 〜10’−’絶縁性シート部お
よび導電性、又は、半導電性シート部の各々厚さについ
ては、シートのフレキシビリティを損わない限!l1%
に駆足はないが一般に1ミクロン以上であることが好ま
しく10〜1000ミクロンであることがより好ましい
が、勿論これよりも厚くてもよい。
上記の如き材料からなるフレキシブルシートは、前述の
如く、導電性シート部と絶縁性シート部とを組み合せて
なるものであるが、以下このシートの構成について添付
図面によp更に詳しく説明する0 添付図面において、第1図及び第2図は、それぞれ、本
発明に係るフレキシブルシートの一例を模式的に示す断
面図である。第1図(イ)に示すフレキシブルシートは
、絶縁性シート部lの両面に導電性又は半導電性シート
部2が形成されてなるものであり、第1図(ロ)に示す
フレキシブルシートでは、絶縁性シート部1の片面にの
み導電性又は半導電性シート部2が形成されている。一
方、第2図に示すフレキシブルシートにおいては、絶縁
性シート部1が複数層存在し、各層の両面側に導電性又
は半導電性シート部2が配置され、これらは一体化され
ている。第2図に示された構成を有する本発明のフレキ
シブルシートは、シートの表裏面における使用環境条件
が異っても、その安全性や確実性を向上させることがで
きるので、特に好ましい実施態様である。本発明のフレ
キシブルシートの製造において、絶縁性シート(又はフ
ィルム)の少くとも1面上に、導電性又は半導電性シー
ト(又はフィルム)を積層し、合体させてもよいし、絶
縁性シート(フィルム)上に、導電性又は半導電性被膜
形成液を塗布し、これを固化してもよい。
また、後シ;詳しく説明する補強材、例えば繊維性基布
が前記導電性又は半導電性シート(フィルム)又は絶縁
性シート(フィルム)の少くとも1つに(11) 含まれていてもよく、この場合、補強材に、絶縁性、或
は、導電性又は半導電性加工用の被膜形成液を塗布又は
含浸し、固化してもよい。
上記の工程を実施するために、カレンダー法、トッピン
グ法、ディッピング法、コーティング法、ラミネート法
、押出成形法、撒布法および、その他の任意の方法を用
いることができる。本発明のフレキシブルシートは補強
材を包含していてもよい。補強層は、一般に、繊維性基
布によって形成される。有用な繊維性基布としては、天
然繊維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、例えば、ガ
ラス繊維など、再生繊維、例えば、ビスコースレーヨン
、キープラなど、半合成繊維、例えば、ジーおよびトリ
アセテート繊維など、および合成繊維、例えば、ナイロ
ン6、ナイロン66、ポリエステル(ポリエチレンテレ
フタレート等)繊維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル
繊維、ポリ塩化ビニル繊維およびポリオレフィン繊維な
ど、から選ば(12) ン、チーブヤーンなどのいずれの形状のものでもよく、
また基布は織物、編物、不織布、紙状物或はこれらの複
合布のいずれであってもよい・一般には、本発明のシー
トに用いられる繊維はポリエステル繊維が好ましく、こ
の繊維は長繊維(フィラメント)の形状のものが好まし
い。繊維性基布は、得られるシートの機械的強度を高い
レベルに維持するために有用である。
また、有用な織物としては、綾織、平織その他の一般的
な組織からなる織物を挙げることができる。
本発明のフレキシブルシートに有用な繊維性基布け、天
然繊維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、例えば、ガ
ラス繊維など、再生繊維、例えば、ビスコースレーヨン
、キープラなど、半合成繊維、例えば、ジーおよびトリ
ーアセテート繊維など、および合成繊維、例えば、ナイ
ロン6、ナイロン66、yj”IJエステル(yffl
Jエチレンテレフタレート等)繊維、芳香族ポリアミド
繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維およびポリオ
レフィン繊維など、から選ばれた少くとも1種からなる
ものである。基布中の繊維は短繊維紡績糸状、長繊維糸
状、スプリットヤーン、チーシャーンなどのいずれの形
状のものでもよい。
一般に、製品の引裂強力、多方向への折曲げ柔軟性、導
電性シート部及び絶縁性シート部材料の基布への密着耐
久性、寒冷時の樹脂又はゴム層の耐亀裂性、軽量性等を
考慮すれば、後に述べる如き特殊構造織物が特に好まし
く用いられる。また、導電性材料の含量が多い場合、導
電性シート部は硬くなる傾向にあり、このような材料を
含むシートの補強支持体として平織物、不織布又は紙状
物を使用すると、シート全体が硬くなる。このような場
合、後ト;述べる特殊構造織物基布を使用すれば、硬さ
をカバーでき、適当に柔軟なシートが得−られるので、
極めて好ましい。
この特殊構造織物基布は、互いに平行に配列された多数
の経糸からなる経糸層と、前記経糸と直交するように、
互いに平行に配列された多数の緯糸からなる緯糸層と、
前記経糸と緯糸とを、それらの交差点でからみ結合する
からみ糸とからなるものである。すなわち経糸および緯
糸は、それぞれ互に並列に配置され、それにより形成さ
れる経糸層と緯糸層とが互に変差するように積層され、
経緯糸条の交差点で長いからみ糸によりゆる〈結合され
る。前記からみ糸は、前記経糸及び緯糸よりも長く、従
って、経糸と緯糸とをゆるく結合しておりかつ、その引
張強度、引張伸度および破断仕事量のうち少くとも1つ
が前記経糸および緯糸のそれよりも大きく、及び/又は
、樹脂材料に対する接着力が前記経糸および緯糸のそれ
よりも小さいことが好ましい。からみ糸としては、特に
下記に示す特性を有する糸条が好ましい。即ち(1)基
布を構成する経糸および緯糸より、その強力が、単位デ
ニール当91O%以上犬なるからみ糸。
(11)基布を構成する経糸および緯糸よシ、その破断
仕事量が10%以上犬なるからみ糸。
(iii) 基布を構成する経糸および緯糸より、その
破断伸度が5%以上犬なるからみ糸。
(15) (Iv) 基布を構成する経糸および緯糸より、樹脂被
覆物に対する接着力が小なるからみ糸。
このうち、単位デニール当りの強力が、経糸および緯糸
よりも10係以上犬なるからみ糸としては、好ましくは
20〜3(1以上大きいものが使用され、経糸および緯
糸に生ずる引裂きの進行を実質的に10%以上強力の犬
なるからみ糸で阻止しようとするものであゃ、しかもか
らみ糸は経緯糸条より長く、従って経緯糸条よりも変化
及び変形の自由度が犬であるので、連続してシートに作
用する引裂力に柔軟に対処しこれを吸収しうるものであ
る。即ち、引裂力がシートに働いて経緯糸条が変位しや
がて切断しても、からみ糸は切断することなく引裂力に
追随して変位、変形し、やがて引裂のエネルギーを吸収
して引裂を停止させることができる。
次に、からみ糸として、経緯糸条よ)破断仕事量が好ま
しくはlOチ以上、より好ましくは20〜30係高い糸
条を使用することができる。ここでいう破断仕事量とは
、糸条の切断時の強力と切(16) 断時の伸度との積により近似的に表わされる値である。
破断仕事量=破断引張強力×破断引張伸度いま、例えば
、経緯糸条として、単位デニール当り破断引張強度8.
0g、破断引張伸度13%のポリエステルフィラメント
ヤーンを使用し、からみ糸としては、単位デニール当り
7.0g、破断引張伸度18%のポリアミド繊維糸が使
用される。
このとき、からみ糸の破断工事量は、経緯糸条のそれよ
りも約21%大となっている。また、加工容易性を考慮
すれば同一素材の糸条を使用することが望ましい。
さらに、経緯糸条よυ破断伸度が、好ましくは5係以上
大なるからみ糸を編組結合に使用することもできる。ポ
リエステルフィラメントヤーンを使用する場合、経緯糸
条の破断伸度は15%以下特に8〜12%が好ましいが
、一方、からみ糸の破断伸度は、15%以上特に20%
以上で、両者間に少くとも5%以上の差を有するものが
良い結果を与える。からみ糸が合成繊維である場合には
、製造時、重合体材料の重合度全調節して所定の強度全
保持しつつ、所望の犬なる破断伸度を有せしめるか、又
は、製造時のフィラメントの延伸倍率を小さくしたもの
、例えば、未延伸糸、又は、二次加工時に捲縮全付与す
ることにより所望の破断伸度を有するからみ糸を得るこ
とができる。
さらに、経緯糸条より、被覆樹脂材料に対する接着力が
小さなからみ糸を使用することもできる。
この場合、からみ糸は、その表面にシリコン加工等が施
されたものであってもよい。この場合は、経緯糸条は、
被覆樹脂材料との接Nにより、その変位、変形の自由度
が減少するが、からみ糸の自由度は経緯糸条よりも大で
あって、引裂力が基布に作用したとき、からみ糸はスリ
ップして変位、変形することができ、従って基布の引裂
きを阻止しつるものである。
接着力を小にするためには、がらみ糸の表面に、シリコ
ン処理、油剤処理の如き非接着処理を施すか、又は、ポ
リエチレン糸およびポリプロピレン糸の如く、本質的に
、接着性の小さな糸条を用いればよい。
以上の如く、本発明に有用な基布においては、好壕しく
は、経緯方向に並列に配列された経緯糸条を結合するた
めのからみ糸が、実質的に経緯糸より長く、しかも、か
らみ糸が経緯糸条が切断又は変位した状態にあっても、
少くともその一部が切断しない程度に長尺であるか、強
力、破断仕事量、および/又は破断伸度が犬であるか、
又は接着力が小であるなどの物理的性状を備えて構成さ
れており、その引張力は経緯糸条により高強力が保持さ
れ、からみ糸をもって、引裂時の衝撃力に対抗し、又は
引裂エネルギー全吸収し、さらに、からみ先金切断せず
に残存することにより、引裂きに伴う樹脂被覆とシート
との層間剥離全防止し得るものである。
上記のようなからみ糸はポリエステル、ナイロン、芳香
族ポリアミドその他の公知の合成繊維、ガラス繊維、ス
チール繊維その他の公知の無機繊維等から遠足されるが
、特にポリアミドフィレメント糸が好適である。
(19) いま、例えば、経緯糸条として、引張単糸強力1、3 
kgのビニロン10 S/l紡績糸が使用される場合に
は、からみ糸として単位デニール当り引張強力20gの
芳香族ポリアミドフィラメントヤーンを使用することが
好ましい。また、シートの加工容易性を考慮して同一素
材の糸条を使用する場合には、例えば、経緯糸条として
単位デニール自り引張強力8Iのポリエステルフィラメ
ントヤーンを、また、からみ糸としては、10gのポリ
エステルフづラメントヤーンを使用することが好ましい
口 本発明に有用な特殊構造織物については、更に、本出願
人の先の出願に係る 実公昭52−50234号(実開昭50−1668号)
、特公昭57−30381号(%開昭55−67446
号)、特公昭55−24415号(特開昭54−139
688号)、実開昭55−134242号、 特開昭56−159165号、 特開昭57−14031号、及び 特開昭57−14032号 (20) 等に記載の織物が好適に使用出来る。そして、これらの
織物は、典型的には第3図に示す如き構成を肩する。第
3図において、3は経糸、4は緯糸、そして5はからみ
糸を表わす。
即ち、本発明に用いられる基布け、フレキシブルシート
の機械的強度を高いレベルに維持するために有用である
これらの補強材は、導電性シート部及び絶縁性シート部
のいずれか一方又は両方に対して用すられてもよく、あ
るいは両者の境界に介在式れてもよい。もちろん、この
ような補強材は1層のみでなく、2層又はそれ以上で構
成式れでいてもよい。
また、これら補強材は、前述のマトリックスおよび/又
は導電性材料で加工されて、それぞれ所定の固有抵抗値
を保有する如く構成されていてもよい。
本発明に係るフレキシブルシートは、少なくとも一方の
最外側表面層が導電性又は半導電性シート部からなジ(
両外側表面眉が導電性シート部からなるのが特に好まし
い)、その下部層又は中間層が全体として絶縁性シート
部からなるか又は絶縁性シート部を一部に含む層から構
成されているシートであってよい。
導電性シート部は静電気帯電防止および、貫通電磁波を
遮蔽する効果があり、この場合絶縁性シート部と導電性
シート部とが隣接していなくともよく、その他の層がそ
れらの層の間に介在してい導電性シート部ヲ有するフレ
キシブルシートの場合には、中間層として少なくとも1
層の絶縁性シート部を有するフレキシブルシートであっ
テモ、犬なる効果が得られる。また、このようなフレキ
シブルシートは、いうまでもなく、本発明シート内の任
意の場所に1又はそれ以上の他の材料の膚を有していて
もよい。また、第1図(ロ)に示す如く、外表面を導電
性又は半導電性シート部2、その下を絶縁性シート部1
とすることもできる。この場合、シートは上面、下面の
使用時の要求性能に適合した構成を有し、上下面任意に
接触するから、取扱い時のまとわり付き等の問題を生じ
ないのである。第1図(ロ)に示す構成ヲ有するフレキ
シブルシートの場合には、前述の効果の他に、表裏両面
をそれぞれ異なる目的の用途に用いることができ、また
他の材料の層を区切って構成すカーは電気的に異なる性
能を部分的に要求される用途に用いることもできる。
第2図に示されているように、2以上の絶縁性シート部
lと、それらの上下面上に形成されている導電性又は半
導電性シート部2とから構成されているフレキシブルシ
ートの場合、最外表面の導電性層2のそれぞれが帯電防
止および電磁波遮断機能をはたし、その下の絶縁性層l
が導電全防止し、その下の導電性層2(中央層)が電磁
波を遮断してその障害を防止し、その下の絶縁性)FI
lが艶にフレキシブルシートの電気絶縁性を向上させる
。従って、上下最外表面の導電性又は半導電性層の一方
に施された(又は発生した)電気的条件が、他方に連動
することがなく、それぞれ独立に静電気の帯電防止、お
よび電磁波障害防止の効果ヲアげることができる。従っ
て、この構成のフレキシブルシートは、表裏両面の各々
の電気的条件を互に異るものにしてこのフレキシブルシ
ートを使用してもよい。例えば作業用シートとして本発
明のフレキシブルシートを使用しても、外表面の゛電気
的変化ないしトラブルが内表面側に接している電気機器
や人体に影響することを防止することができる。。
以下に本発明を実施例により説明する〇実施例 本発明シートの1例を示すと、経糸および緯糸に100
0デニールのポリエステルフィラメントをそれぞれ11
本、からみ糸に11’oデニールのナイロンフィラメン
ト糸を用いた特殊構造織物を用意し、この織物を、10
0重量部のぼり塩化ビし、加工液のピックアップ率10
0%に絞り、乾燥し、180℃でダル化加熱を施して樹
脂を固着させた。これによって補強された絶縁性シート
が形成された。この絶縁性シートは、約0.48朋の厚
さヲ有しているフレキシブルシートであった。
上記絶縁性シートの固有抵抗値は10 Ω・αであった
次に、100重量部のポリ塩化ビニル樹脂と250重量
部のカーボンブラックとを含む導電加工液を、上記絶縁
性シートの両面に塗布し、乾燥し、180℃でダル化熱
処理ヲ症して、表裏各々0、′1朋の厚さと10’〜l
O6Ω・ぼの固有抵抗とを有するフレキシブル導電性シ
ート部を形成した。
得られたフレキシブルシート全体の厚さは約0.7關で
あった。
このシートを用いて実験室内に簡易ボックスを作り、そ
の中で高周波ミシンによる縫製作業を行ったところ、す
ぐ外側において点灯されていたテレビ画面に全くノイズ
が発生しなかった。比較のため、従来のPVCシートを
用いて同様のテストヲ行ったところ、テレビ画面に乱′
i″Lヲ生じた、帯電防止加工のみを施した従来のPV
Cシートによって行ったテストにおいても同様にテレビ
画面の乱れ金主じた◎また、繊維性基布として同様目付
の平織布全使用した所、帯電防止および電磁波障害防止
効果は全く同様であったが、出来上ったシートは先の実
施例シートに較べて硬く、カバーフィツト性等の面でや
や難点がみられた。
発明の効果 本発明のフレキシブルシートは、表面におffル靜電気
帯電を防止し、電磁波障害を生ぜず、また裏面側への漏
電の危険もなく、かつ、表面摩擦のはげしい用途に使用
しても上記の電丸特性を耐久性よく保持することができ
る極めて画期的な複合的効果を奏する。従って、このシ
ートは、それのみで多目的の用途に適合するという驚く
べき利点をも有し、工業的価値の大なるものである。更
に、このシートは、フレキシブルであるから、どのよう
な物品に対してもその有する形状のまま被覆することが
でき、任意の形状物に縫製して使用することもできるか
ら、極めて多種の製品・を簡易に供給することを可能に
する。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)、(ロ)及び第2図はそれぞれ本発明のフ
レキシブルシートの一例を模式的に示す断面図であり、
第3図は本発明のシートに用いることのできる補強用基
布の一例を示す模式図である。 1・・・絶縁性シート部、2・・・導電性又は半導電性
シート部、3・・・経糸、4・・・緯糸、5・・・から
み糸。 特許出願人 平岡織染株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士西舘和之 弁理士 山 口 昭 之 弁理士 西 山 雅 也 (イ) (ロ) 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少くとも1層の電気絶縁性フレキシブルシート部と
    、それに積層接着している少くとも1層の導電性、又は
    、半導電性フレキシブルシート部とを有する電気および
    電磁波障害防止フレキシブルシート。 2、前記導電性又は半導電性を有するシート部の固有抵
    抗値が100・α以下である特許請求の範囲第1項記載
    のフレキシブルシート。 3、前記導電性を有するシート部の固有抵抗値がlO5
    Ω・α以下である特許請求の範囲第2項記載のフレキシ
    ブルシート。 4、前記絶縁性シート部の固有抵抗値が100@α以上
    である特許請求の範囲第1・項記載のフレキシブルシー
    ト。 5、前記絶縁性シート部の固有抵抗値が1010Ω・α
    以下でおる特許請求の範囲第4項記載のフレキシブルシ
    ート。 6、前記絶縁性シート部の固有抵抗値が1010〜10
     Ω・のである特許請求の範囲第5項記載のフレキシブ
    ルシート。 7、前記少くとも1層の絶縁シート部の各々の両面側に
    前記導電性又は半導電性シート部が積層接着している、
    特許請求の範囲第1項記載のフレキシブルシート。 8、前記絶縁性シート部が電気絶縁性ゴムおよび合成樹
    脂から選ばれた少くとも1mにより形成されている、特
    許請求の範囲第1項記載のフレキシブルシート。 9、前記絶縁性ゴムが、天然ゴム、スチレンブタジェン
    ゴム(SBB )、クロルスルホン4’l’)エチレン
    ゴム、ポリウレタンゴム、ブチルゴム、およびイソプレ
    ンゴムから選ばれる、特許請求の範囲第8項記載のフレ
    キシブルシート。 10、前記絶縁性合成樹脂がポリ塩化ビニル(pvc 
    ) 、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
    ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアクリロニトリル
    、ポリエステル、およびポリアミドから選ばれる、特許
    請求の範囲第8項記載のフレキシブルシート。 11、前記導電性又は半導電性シート部が、ゴムおよび
    合成樹脂より選ばれた少くとも1種からなるマトリック
    ス成分と、このマトリックス成分中に含有されている導
    電性物質とを含んでなる、特許請求の範囲第1項記載の
    フレキシブルシート。 12、前記溝・電性物質の@有量が前記導電性又は半導
    電性シート部に対し少くとも5重量%である、特許1i
    iiI氷の範囲第11項記載のフレキシブルシート。 13、前記導電性物質の含有量が、10〜70重量%で
    ある、特許請求の範囲第12項記載のフレキシブルシー
    ト。 14、前記導電性物質が、カーボンブラック、導電性金
    属、導電性合金および導電性金属化合物から選ばれる、
    特許請求の範囲第11項記載のフレキシブルシート。 15、前記絶縁性シート部および導電性又は半導電性シ
    ート部の少くとも1つがフレキシブルな補強材を含んで
    いる、特許請求の範囲第1項記載のフレキシブルシート
    。 16、前記補強材が繊維性基布からなる、特許請求の範
    囲第15項記載のフレキシブルシート。 17、前記繊維性基布が、互いに平行に配列された多数
    の経糸からなる経糸層と、前記経糸と直交するように、
    互いに平行に配列された多数の緯糸からなる緯糸層と、
    前記経糸と緯糸とを、それらの又差点においてからみ結
    合するからみ糸とからなる特殊構造織物基布である特許
    請求の範囲第16項記載のフレキシブルシート。
JP58224286A 1983-11-30 1983-11-30 電気および電磁波障害防止フレキシブルシ−ト Pending JPS60116437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58224286A JPS60116437A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 電気および電磁波障害防止フレキシブルシ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58224286A JPS60116437A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 電気および電磁波障害防止フレキシブルシ−ト

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000017A Division JPH07120868B2 (ja) 1990-01-04 1990-01-04 電気、および電磁波障害防止フレキシブルシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60116437A true JPS60116437A (ja) 1985-06-22

Family

ID=16811389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58224286A Pending JPS60116437A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 電気および電磁波障害防止フレキシブルシ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60116437A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02229497A (ja) * 1990-01-04 1990-09-12 Hiraoka & Co Ltd 電気、および電磁波障害防止フレキシブルシート
JPH04174599A (ja) * 1990-06-07 1992-06-22 Hiraoka & Co Ltd 高電磁波シールド性複合シートの製造方法
JPH0660196U (ja) * 1993-10-25 1994-08-19 平岡織染株式会社 電気および電磁波障害防止フレキシブルシート
JPH0722772A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Sekisui Jushi Co Ltd 導電性基材
JPH0719146U (ja) * 1993-09-14 1995-04-07 長谷部製袋有限会社 紙袋の閉蓋装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS586200A (ja) * 1981-07-02 1983-01-13 防衛庁技術研究本部長 電波吸収体
JPS5816599A (ja) * 1981-07-22 1983-01-31 凸版印刷株式会社 電磁気シ−ルド方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS586200A (ja) * 1981-07-02 1983-01-13 防衛庁技術研究本部長 電波吸収体
JPS5816599A (ja) * 1981-07-22 1983-01-31 凸版印刷株式会社 電磁気シ−ルド方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02229497A (ja) * 1990-01-04 1990-09-12 Hiraoka & Co Ltd 電気、および電磁波障害防止フレキシブルシート
JPH04174599A (ja) * 1990-06-07 1992-06-22 Hiraoka & Co Ltd 高電磁波シールド性複合シートの製造方法
JPH0722772A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Sekisui Jushi Co Ltd 導電性基材
JPH0719146U (ja) * 1993-09-14 1995-04-07 長谷部製袋有限会社 紙袋の閉蓋装置
JPH0660196U (ja) * 1993-10-25 1994-08-19 平岡織染株式会社 電気および電磁波障害防止フレキシブルシート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4749625A (en) Amorphous metal laminate sheet
US4219602A (en) Electrically conductive/antistatic sheeting
JPH09121094A (ja) 電磁波シールド性積層シート
JPS60116437A (ja) 電気および電磁波障害防止フレキシブルシ−ト
JPS59192559A (ja) フレキシブルシ−ト
JPH069911B2 (ja) 電磁波シールド性アモルファス金属薄膜積層シート
JPH02229497A (ja) 電気、および電磁波障害防止フレキシブルシート
JPH0243360B2 (ja)
JPH011530A (ja) 電磁波シールド性アモルファス金属薄膜積層シート
JPH025319B2 (ja)
JPH0622994B2 (ja) アモルフアス金属積層シ−ト
JPH0755039Y2 (ja) 電気および電磁波障害防止フレキシブルシート
JP2732789B2 (ja) 電磁波シールド性積層シート
JPH08800Y2 (ja) 電気および電磁波障害防止フレキシブルシート
JPH01152695A (ja) フレキシブルシート
JPH073679Y2 (ja) 電気および電磁波障害防止フレキシブルシート
EP0136605A2 (en) Adsorbent Sheet Material
JPH01117395A (ja) 電磁波シールド性積層シート
JPH073678Y2 (ja) 電磁波シールド性積層シート
JPS5951901B2 (ja) 引裂強力の大なる樹脂被覆シ−ト
JPH0346903Y2 (ja)
JPH09190921A (ja) 電磁波シールド性アモルファス金属薄膜積層シート
JP2859203B2 (ja) 広幅長尺のアモルファス金属シートの製造方法
JP2502467Y2 (ja) 電気および電磁波障害防止フレキシブルシ―ト
JPH0413154Y2 (ja)