JPS62209123A - ポリアミド共重合体の製造方法 - Google Patents

ポリアミド共重合体の製造方法

Info

Publication number
JPS62209123A
JPS62209123A JP61051531A JP5153186A JPS62209123A JP S62209123 A JPS62209123 A JP S62209123A JP 61051531 A JP61051531 A JP 61051531A JP 5153186 A JP5153186 A JP 5153186A JP S62209123 A JPS62209123 A JP S62209123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
diisocyanate
sulfide
polyamide copolymer
methyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61051531A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Imai
淑夫 今井
Masaaki Kakimoto
雅明 柿本
Toshitaka Otsuki
敏敬 大月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP61051531A priority Critical patent/JPS62209123A/ja
Publication of JPS62209123A publication Critical patent/JPS62209123A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Polyamides (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリアミド共重合体の製造方法に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に芳香族基を含むポリアミドはガラス転移温度が高
(、貰結晶性、高融点、高剛性、高強度、高弾性率等の
優れた性質を持っている。しかし、成形性及び加工性の
面からは高結晶性は必ずしも利点にならず、透明性にも
欠ける。また、高融点及び高剛性は射出成形性を妨げ高
い成形温度を必要とすることからポリマーの劣化を起こ
す原因となる。
従来、芳香族基を含有するポリアミドの製造法として、
テレフタル酸或いはイソフタル酸等の芳香族ジカルボン
酸の酸塩化物とジアミンを溶液中で反応させる溶液重合
法、或いは水/有機溶媒を反応溶媒として用いる界面重
合法が提案されている。しかし上記の製造法においては
、比較的高価で取り扱いの困難な芳香族ジカルボン酸塩
化物とジアミンを用いなければならず、工業的には必ず
しも好ましい方法とは言い難い。一方ジカルボン酸とジ
イソシアナートから合成する方法が発表されているが、
触媒、溶媒等に問題が残っている。。
成形性が良く1.シかも従来のポリアミドの優れた性質
を持つポリアミドの製造については、共重合による非晶
化の割合を増加させる等の多くの試みがなされ、また、
製造法についてもジイソシアナートとジカルボン酸から
製造する方法が提案されている。
例えば特開昭52−109592号ではポリアミド合成
の原料の酸成分として、イソフタル酸の一部をHOOC
(CHz ) I、 C0OH(nは7〜12)で五き
換えた混合酸を用い、触媒としてアルカリ金属化合物の
存在下にジフェニルメタン−4,4′ ジイソシアナー
トと反応させて非結晶のポリアミド共重合体を合成して
いるが、この方法は触媒としてアルカリ金属化合物を用
いるため、生成ポリマーの物性という点からは必ずしも
充分でない。また、ガラス転移温度も充分に満足できる
域に達しているとは言えない。
また、特開昭53−94397号では、触媒としてホス
ホシン−1−オキサイド等を用いてイソフタル酸と芳香
族ジイソシアナートからポリアミドを生成し、更にこの
ポリアミドと芳香族ジイソシアナートおよびHOOc 
 (CHg )、  C0OH(nは7〜12)とを反
応させるポリアミドブロック共重合体を得ている。しか
し、この方法で得られるものはブロック共重合体であり
、非品性のポリアミド共重合体は得られるが、組成の制
御が困難であり、しかも工程が煩雑になるので、最善の
方法とは言い難い。
本発明の目的は、芳香族の割合が高く、且つガラス転移
温度が高く、非品性で成形性が良好な高強度のポリアミ
ド共重合体を得ること、およびジイソシアナートおよび
ジカルボン酸を原料として組成の制御がしやすく工業的
に容易な製造法を得ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、一般式(1)に示される一種もしくは二種以
上の芳香族ジイソシアナート:OCN−Ar−NCO(
1) (但し、式中、Arは −C6H4X  C6H4−ま
たはトリレンで示される二価の芳香族残基であり、Xは
−CH2−または−〇−である)と、一般式(II)に
示される2種のジカルボン酸混合物; (但し、式中、nは2〜6の整数である)とを、ホスホ
ランオキサイド、ホスホランオキサイド、ホスホランス
ルフィドおよびホスホランスルフィドから選ばれた少な
くとも1種を触媒として用いて、溶液中で反応させるこ
とを特徴とするポリアミド共重合体を製造する方法にあ
る。
更に本発明の詳細な説明する。
本発明に使用する芳香族ジイソシアナート(1)の好ま
しい例としては、ジフェニルメタン−4゜4゛−ジイソ
シアナート、ジフェニルエーテル−4,4°−ジイソシ
アナート、2.4−トリレンジイソシアナート、2.6
−トリレンジイソシアナート又は、これらの混合物であ
り、これらのうちジフェニルメタン−4,4° −ジイ
ソシアナート、2.4−トリレンジイソシアナート、2
.6−トリレンジイソシアナートが特に好ましい。
また本発明においては、ジカルボン酸としてイソフタル
酸に代表される芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジカルボン
酸とを用いるが、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジカルボ
ン酸の使用比率は芳香族ジカルボン酸が10〜90モル
%、好ましくは30〜80モル%、脂肪族ジカルボン酸
が90〜10モル%、好ましくは70〜20モル%の割
合で用いるのが好ましい。この範囲外の混合比では重合
中にポリマーが沈殿し高分子量体を得ることが困難であ
る。
混合物に使用される脂肪族ジカルボン酸は上記式(Il
)中、nは2〜6の整数であるが、4〜6の範囲が好ま
しい。具体的には、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸
、ピメリン酸、スヘリン酸、又はこれらの混合物であり
、゛特にアジピン酸が好ましい。
本発明において使用されるジカルボン酸成分と芳香族ジ
イソシアナート成分とのモル比は化学量論量すなはら当
量関係にあることが好ましいが、0.9〜1.10(ジ
イソシアナート成分/ジカルボン酸成分;モル比)の範
囲で反応を行うことができる。高分子量のポリアミド共
重合体を得るためには1.0〜1.08のモル比で反応
を行うことが特に好ましい。
本発明においては反応溶媒としてテトラメチレンスルホ
ン(スルホラン)又はジフェニルスルホンを用いる。一
般に芳香族系ポリアミドに対して良溶媒であるとされて
いるN、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチル
アセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメ
チルホスホルトリアミドのような、いわゆるアミド系溶
媒は反応中にジイソシアナートと反応することがウルリ
ソヒ(N、Ulrich)のジャーナル・オブ・ポリマ
ー9サイアンス(J、 Polym、 Sci、 Ma
cro+*olecularReviews、 11.
93 (1976) )において報告されており、こう
した副反応のために、これらアミド系溶媒中では高分子
量のポリアミドを得ることが困難である。
本発明に使用する触媒としてはホスホレンオキサイド、
ホスホランオキサイド、ホスホレンスルフィドおよびホ
スホランスルフィドから選ばれた少なくとも1種を用い
る。
ホスホレンオキサイド、ホスホランオキサイド、ホスホ
レンスルフィドおよびホスホランスルフィドの例として
は1−フェニル−3−メチル−2−ホスホレン−1−オ
キサイド、1,3−ジメチル−2−ホスホレン−1−オ
キサイド、1−フェニル−3−メチル−2−ホスホレン
−1−スルフィド、1,3−ジメチル−2−ホスホレン
−1−スルフィド、1−エチル−3−メチル−2−ホス
ホレン−1−オキサイド、■−プロピルー3−メチルー
2−ホスホレン−1−オキサイド、1−フェニル−3−
メチル−3−ホスホレン−l−オキサイド、1.3−ジ
メチル−3−ホスホレン−1−オキサイド、l−エチル
−3−メチル−3−ホスホレン−1−オキサイド、1−
プロピル−3−メチル−3−ホスホレン−1−オキサイ
ド、1−フェニル−3−メチル−ホスホラン−1−オキ
サイド、1,3−ジメチル−ホスホラン−1−オキサイ
ド、1−エチル−3−メチル−ホスホラン−1−オキサ
イド、1−プロピル−3−メチル−ホスホラン−1−オ
キサイド、l−フェニル−4−メチル−2−ホスホレン
−1−オキサイド、1. 4−ジメチル−2−ホスホレ
ン−1−オキサイド、■−エチルー4−メチルー2−ホ
スボレン−1−オキサイド、1−プロピル−4−メチル
−2−ホスホレン−1−オキサイド、1−フェニル−4
−メチル−3−ホスホレン−1−オキサイド、1゜4−
ジメチル−3−ホスホレン−1−オキサイド、1−エチ
ル−4−メチル−3−ホスホレン−1−オキサイド、l
−プロピル−4−メチル−3−ホスホレン−1−オキサ
イド、l−エチル−3−メチル−2−ホスホレン−1−
スルフィド、l−プロピル−3−メチル−2−ホスホレ
ン−1−スルフィド、1−フェニル−3−メチル−3−
ホスホレン−1−スルフィド、1,3−ジメチル−3−
ホスホレン−1−スルフィド、1−エチル−3−メチル
−3−ホスホレン−1−スルフィド、1−ブロビル−3
−メチル−3−ホスホレン−1−スルフィド、1−フェ
ニル−3−メチル−ホスホラン−1−スルフィド、1.
3−ジメチル−ホスホラン−1−スルフィド、1−エチ
ル−3−メチル−ホスホラン−1−スルフィド、1−プ
ロピル−3−メチル−ホスホラン−1−スルフィド、1
−フェニル−4−メチル−2−ホスホレン−1−スルフ
ィド、1,4−ジメチル−2−ホスホレン−1−スルフ
ィド、1−エチル−4−メチル−2−ホスホレン−1−
スルフィド、1−プロピル−4−メチル−2−ホスホレ
ン−1−スルフィド、1−フェニル−4−メチル−3−
ホスホレン−1−スルフィド、1,4−ジメチル−3−
ホスホレン−1−スルフィド、1−エチル−4−メチル
−3−ボスホレン−1−スルフィド、■−プロピルー4
−メチルー3−ホスホレン−1−スルフィド等があり、
これらの中でホスホレンオキサイドが好ましく、特に1
−フェニル−3−メチル−2−ホスポレンー1−オキサ
イドが好ましい。触媒の使用量は芳香族ジイソシアナー
トに対して0.05〜5モル%、好ましくは0.1〜1
モル%の範囲で用いられる。
本発明における反応は160〜200℃、好ましくは1
′80〜200℃の温度範囲で行われ、特に190〜2
00℃で行うことが好ましい。200℃を超える温度で
は重合中にジイソシアナートの三量化反応が先行してゲ
ル状ポリマーが得られ好ましくない。また160℃未満
の温度ではポリマーが重合反応中に沈殿して高重合体が
得られにくい。
反応時間は通常1時間ないし4時間である。
重合終了後、得られた共重合体の分離及び精製は、通常
のこの種の重合体の分離及び精製の方法を用いて行うこ
とができる。例えば、得られたポリマー溶液を水、アル
コール等の非溶媒に加えることによりポリマーを沈殿さ
せる方法、水蒸気と共に溶媒を留去する方法等によりポ
リマーを単離することができる。
本発明で得られるポリアミド共重合体の物性値は次の範
囲のものである。即ち数平均分子量は5.000〜a 
o、o o oが好ましく、更に好ましくは10,00
0〜50,000である。対数粘度η五、は、0.3〜
2が好ましく、更に好ましくは0.5〜1.8である。
ガラス転移温度Tgは、140〜250℃が好ましく、
更に好ましくは150〜240℃である。
本発明によって得られるポリアミド共重合体は熱安定剤
、紫外線吸収剤、酸化防止剤(老化防止剤)、離型剤、
帯電防止剤、顔料及びガラス繊維、炭素繊維、アスベス
ト、ポリアラミド繊維等の繊維状充填剤又は炭酸カルシ
ウム、シリカ、タルク、酸化チタン等の粉末状充填剤を
添加することができる。
本発明のポリアミド共重合体は、ナイロン6゜6等が結
晶性ポリアミドであるのに対し、非品性もしくは結晶性
の少ないポリアミドが得られる点が特徴である。更に、
本抛明のポリアミド共重合体は透明性に優れ、高強度、
高耐衝撃性を有し、耐溶剤性に優れたポリマーであり、
各種透明な成形品を製造することができる。
また、本発明のポリアミド共重合体は、各種のゴム、熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の一種以上と混合して組成物
とすることができる。これらのうち透明性の点から熱可
塑性樹脂が好ましく、特に透明な熱可塑性樹脂が好まし
い。
本発明のポリアミド共重合体が混合できる重合体の具体
例としては、例えば、ポ、リプタジエン、ブタジェン−
スチレン共重合体、アクリルゴム、エチレン−プロピレ
ン重合体、EPDM、スチレン−ブタジェンブロック重
合体、スチレンーブタジエンースチレンブロソク重合体
、スチレンーブタジエノースチレンラジアルテレブロソ
ク重合体、ポリプロピレン、ブタジェン−アクリロニト
リル共重合体、ABS樹脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリカーボネート、スチレン−アクリロニトリル共
重合体、ポリメチルメタクリレート、アクリル樹脂、P
ET、PBT、ポリアクリレート樹脂、ポリアセタール
、エポキシ樹脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリスルフォ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリイソプレン、
天然ゴム、塩素化ブチルゴム、塩素化ポリエチレン、P
PS樹脂、ポリエーテル、エーテルケトン、PPO樹脂
、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン無
水マレイン酸共重合体等である。
また、本発明の樹脂組成物に、必要に応じて本発明以外
の他のポリアミドを併用することもできる。
本発明によって得られるポリアミド共重合体は公知の成
形技術によって各種の物品に成形できる。
適当な成形方法としては射出成形、押出成形、加圧成形
、回転成形及びこれらに類似の成形方法が含まれる。こ
れらの方法により各種成形品にすることができ、例えば
各種電気製品・電子機器のケース、パネル、本体、ノブ
、カバー等や燃料タンク等のレベル計、流量計等、各種
シーリング、コネクター、ギア、安全面、サイトグラス
等の工業用品、自動車の内装材、外装材等の自動車部品
、また、ワイヤーの被覆材等のコーテイング材としても
使用できる。
〔発明の効果〕
本発明によればガラス転移温度が高く、且つ非品性、透
明性、高強度で成形性のあるポリアミド共重合体を提供
することができる。これによって、各種の成形材料、コ
ーテング材料として使用できる分野が広げられる。また
本発明の製造方法により、組成の安定したランダム共重
合体の製造が可能である。更に工業的にも好ましい方法
を提供することができる。
〔実施例〕
以下に実施例及び比較例により本発明を具体的に説明す
る。なお実施例及び具体例において対数粘度はポリマー
の濃度が30℃で0.5 g/l 00rn lのm−
クレゾールあるいはN、N−ジメチルアセトアミド溶液
を作成し、キャノン・フェンススケ(Cannon−F
enske)型粘度計を用いて30℃で測定し、次式で
算出した。
ηinh = (1,t、 / to )/c但し、η
ifiゎ一対数粘度 to=傳媒の流出時間(秒) ts =重合体溶液の流出時間(秒) C=重合体溶液の濃度(溶液100mjl!当たりの重
合体のグラム数) 実施例1゜ イソフタル酸4.0ミリモルとアジピン酸6.0ミリモ
ル、1−フェニル−3−メチル−2−ホスホレン−1−
オキサイド0.025ミリモル、テトラメチレンスルホ
ン13m/を攪拌装置、窒素導入管、滴下ロートを備え
たフラスコ中に投入し、200℃に加熱し、ジカルボン
酸成分を溶解させた。
ジフェニルメタン−4,4′ −ジイソシアナート10
.05ミリモルをテトラメチレンスルホン5mlに溶解
させた溶液を調整し、これを滴下ロートから上記ジカル
ボン酸のテトラメチレンスルホン溶液に滴下した。
以上の操作は全て窒素雰囲気下で行った。
ジイソシアナート成分の滴下と同時にCO□(二酸化炭
素)が発生し始め反応が進行し溶液の粘度は逐次上昇し
た。
ジイソシアナート成分の滴下終了後、更に2時間200
℃で攪拌を41!続した。得られた重合体溶液を大量の
メタノール中に注ぎ凝固させた。凝固させたポリマーは
濾別した後に約300mlのメタノール中に加え、メタ
ノールを約1時間加熱還流させてポリマー精製を行った
。メタノール加熱還流終了後にポリマーを濾別し、乾燥
させた。その結果ηi、、h =1.48d (1/g
 (N、 N−ジメチルアセトアミド中で測定)のポリ
マーが100%の収率で得られた。
得られたポリマーのIR(赤外)分析の結果は1650
Cm−’ (シc−o ) 、3300cm−’ (ν
NH)に吸収が見られた。
ポリマーのT9は200℃であった(DSCにより測定
、昇温速度20℃/分)。得られたボリマーを、N、N
−ジメチルアセトアミド溶液にしてフィルムキャスト法
により、透明で強靭なフィルムに製造することができた
比較例1゜ 実施例1において、溶媒としてテトラメチレンスルホン
の代わりにN−メチル−2−ピロリドンを用いた他は実
施例1と同様に重合、精製、単離を行った。その結果η
inh =0.28dl/g (N。
N−ジメチルアセトアミド中で測定)のポリマーが90
%の収率で得られたにすぎなかった。
実施例2〜5 ジカルボン酸組成を種々変化させた他は実施例1と同様
に重合、精製、単離を行った。重合結果を第1表にまと
めて示した。
得られたポリマーを、N、N−ジメチルアセトアミド溶
液にしてフィルムキャスト法により、透明で強靭なフィ
ルムに製造することができた。
比較例2゜ ジカルボン酸成分としてイソフタル酸のみを用いた他は
実施例1と同様に重合を行ったが、重合中にポリマーが
沈殿した。
実施例1と同様に精製、単離を行った。ポリマ、−の収
率は、93%であったがηz−h=o、19d j2/
g (N、  N−ジメチルアセトアミド中で測定)の
低重合体しか得られなかった。
比較例3゜ ジカルボン酸成分としてイソフタル酸9.0ミリモル、
アジピン酸1.0ミリモルを用いた他は実施例1と同様
に重合を行ったが重合中にポリマーが沈澱した。実施例
1と同様に精製を行った。
ポリマーの収率は89%であったがηinh ”0.2
1dj!/g  (N、N−ジメチルアセトアミド中で
測定)の低重合体しか得られなかった。
実施例6゜ イソフタル酸8.0ミリモルとアジピン酸2.0ミリモ
ル、1−フェニル−3−メチル−2−ホスホレン−1−
オキサイド0.025ミ9トラメチレンスルホン1 3
mlを攪拌装置 、窒素導入管、滴下ロートを備えたフ
ラスコ中に投入し、200℃に加熱し、ジカルボン酸成
分を溶解させた。
2、4−1−リレンジイソシアナート1 0.2 5ミ
リモルをテトラメチレンスルホン5mlに溶解させたン
容ン夜を調整し、これをン彦下ロートから上記ジカルボ
ン酸のテトラメチレンスルホン溶液に滴下した。
以上の操作は全て窒素雰囲気下で行った。
ジイソシアナート成分の滴下と同時にCO□(二酸化炭
素)が発生し始め反応が進行し溶液の粘度は逐次上昇し
た。
ジイソシアナート成分の滴下終了後、更に3時間200
℃で攪拌を継続した。得られた重合体溶液を大量のメタ
ノール中に注ぎ凝固させた。凝固させたポリマーは濾別
した後に約3 0 0mlのメタノール中に加え、メタ
ノールを約1時間加熱還流させてポリマー精製を行った
。メタノール加熱還流終了後にポリマーを濾別し、乾燥
させた。
η+、1h =1.07 d l /g (m−クレゾ
ール中で測定)のポリマーが96%の収率で得られた。
得られたポリマーのIR(赤外)分析の結果は1650
cm−’(シc−o ) 、3300cm−’ (ν□
)に吸収が見られた。Tg (ガラス転移温度)は24
4℃であった(DSCにより測定、昇温速度20℃/分
)、得られたポリマーを、m−クレゾール溶液にしてフ
ィルムキャスト法により、透明で強靭なフィルムに製造
することができた。
実施例7〜工3 ジカルボン酸組成を種々変化させ、また実施例10、実
施例12においてはジイソシアナート成分として、2.
4−)リレンジイソシアナート/2.6−ドリレンジイ
ソシアナー)=80/20の混合物を用いた他は実施例
6と同様に重合、精製、単離を行った。重合結果を第2
表にまとめて示す。粘度はm−クレゾール中で測定した

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I )に示される一種もしくは二種以上
    の芳香族ジイソシアナート: OCN−Ar−NCO( I ) (但し、式中、Arは−C_6H_4−X−C_6H_
    4−またはトリレンで示される二価の芳香族残基であり
    、Xは−CH_2−または−O−である)と、一般式(
    II)に示される2種のジカルボン酸混合物: {HOOC−C_6H_4−COOH 10〜90モル%および HOOC−(CH_2)_n−COOH 90〜10モル%}(II) (但し、式中、nは2〜6の整数である) とを、ホスホレンオキサイド、ホスホランオキサイド、
    ホスホレンスルフィドおよびホスホランスルフィドから
    選ばれた少なくとも1種を触媒として用いて、溶液中で
    反応させることを特徴とするポリアミド共重合体の製造
    方法。
  2. (2)使用する溶液がテトラメチレンスルホンである特
    許請求の範囲第1項記載のポリアミド共重合体の製造方
    法。
  3. (3)芳香族ジイソシアナートがジフェニルメタン4,
    4′−ジイソシアナート、2,4−トリレンジイソシア
    ナート、または2,6−トリレンジイソシアナートであ
    る特許請求の範囲第1項記載のポリアミド共重合体の製
    造方法。
  4. (4)ジカルボン酸の一方がアジピン酸である特許請求
    の範囲第1項記載のポリアミド共重合体の製造方法。
  5. (5)2種のジカルボン酸の合計量に対する芳香族ジイ
    ソシアナートのモル比を0.9〜1.10の範囲で用い
    て反応を行う特許請求の範囲第1項記載のポリアミド共
    重合体の製造方法。
  6. (6)触媒が1−フェニル−3−メチル−2−ホスホレ
    ン−1−オキサイドである特許請求の範囲第1項記載の
    ポリアミド共重合体の製造方法。
JP61051531A 1986-03-11 1986-03-11 ポリアミド共重合体の製造方法 Pending JPS62209123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61051531A JPS62209123A (ja) 1986-03-11 1986-03-11 ポリアミド共重合体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61051531A JPS62209123A (ja) 1986-03-11 1986-03-11 ポリアミド共重合体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62209123A true JPS62209123A (ja) 1987-09-14

Family

ID=12889602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61051531A Pending JPS62209123A (ja) 1986-03-11 1986-03-11 ポリアミド共重合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62209123A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103115875A (zh) * 2013-01-24 2013-05-22 广东生益科技股份有限公司 氨基硅烷偶联剂改性的粉体填料表面改性效果的预评价方法
CN108587111A (zh) * 2018-05-12 2018-09-28 湖南辰砾新材料有限公司 一种塑料用复合型高效抗静电剂

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103115875A (zh) * 2013-01-24 2013-05-22 广东生益科技股份有限公司 氨基硅烷偶联剂改性的粉体填料表面改性效果的预评价方法
CN108587111A (zh) * 2018-05-12 2018-09-28 湖南辰砾新材料有限公司 一种塑料用复合型高效抗静电剂

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101456949B (zh) 一种半芳香族聚酰胺及其制备方法
JP2780902B2 (ja) 新規ポリアミドと、それで作られた製品
EP0193374B1 (en) Thermoplastic aromatic polyamideimide copolymers and process for their preparation
JPS62209123A (ja) ポリアミド共重合体の製造方法
EP0717078A1 (de) Thermoplastische Formmassen auf der Basis von teilaromatischen Polyamiden und Polymethacrylimiden
JPH05170897A (ja) 高分子量結晶性ポリアミド樹脂
JPH0543682A (ja) 透明なポリアミドの製造方法
JP2534220B2 (ja) 新規な高融点結晶性ポリアミド
JP3091784B2 (ja) 新規ポリアミドおよびその製造方法
US7011784B2 (en) Industrial nylon composition
JP2003147077A (ja) 主鎖にアダマンタン骨格を含むポリアミド樹脂及びその製造法
JPH01168718A (ja) ポリアミド−ポリシロキサンブロック共重合体の製造方法
JPS63172731A (ja) 芳香族ポリアミドの製法
JPH0291122A (ja) 熱可塑性コポリアミド、及び熱可塑性ポリアミドの製造法
JPH01198616A (ja) 耐熱性重合体の製造法
JPS6333410A (ja) 芳香族ポリアミド共重合体の製造方法
JPS63172732A (ja) 芳香族ポリアミドの製造方法
JPS62161829A (ja) 非晶高Tgポリアミド
JPH02292332A (ja) 熱可塑性ポリアミドイミド及びその製造方法
JP3036867B2 (ja) 新規ポリアミドおよびその製造方法
JPH02286717A (ja) 熱可塑性ポリアミドおよびその製造法
JPH01245021A (ja) ポリアミドの製造方法
JPH0578474A (ja) 新規なポリアミド樹脂
JPH0386717A (ja) ポリアミド系ブロック共重合体およびその製造方法
JPH01139617A (ja) 耐熱性重合体の製造法