JPH01139617A - 耐熱性重合体の製造法 - Google Patents

耐熱性重合体の製造法

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JPH01139617A
JPH01139617A JP62297429A JP29742987A JPH01139617A JP H01139617 A JPH01139617 A JP H01139617A JP 62297429 A JP62297429 A JP 62297429A JP 29742987 A JP29742987 A JP 29742987A JP H01139617 A JPH01139617 A JP H01139617A
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JP
Japan
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hydride
acid
hydrogen
diisocyanate
dihydrogen
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Application number
JP62297429A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Takeuchi
資和 竹内
Toshihiro Tadaki
稔弘 但木
Toshitaka Otsuki
敏敬 大月
Hisao Nagai
永井 久男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱性重合体の製造法に関し、特にジイソシア
ナートと多価カルボン酸および/または酸無水物を反応
させて、ポリアミド、ポリアミドイミドまたはポリイミ
ド類を製造する方法に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
ジイソシアナートと多価カルボン酸および/または酸無
水物を溶媒中で反応させ、ポリアミド、ポリアミドイミ
ド、ポリイミド類を製造することは公知であり、例えば
、米国特許第3,592,782号明細四に無水トリメ
リット酸とジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアナ
ートをN、N−ジメチルホルムアミド中で反応させポリ
アミドイミドを、また米国特許第3,708.’458
号明細書に、ジフェニルメタン−4,4゛ −ジイソシ
アナート/トリレンジイソシアナートと3.3′、4.
4’  −ベンシフエノンテトラカルボン酸二無水物を
ジメチルスルホキシドあるいはN−メチル−2−ピロリ
ドン中で反応させポリイミドを製造することが記載され
ているが、いずれも触媒を用いておらず、実用に耐える
高分子量のポリマーは得られていない。
また、ジイソシアナートと活性水素化合物の反応に対す
る触媒としてプライテンU、 W、 Br1tain)
らによりジャーナル・オプ・アプライド・ポリマー・サ
イエンス(J、 Applied Polymer 5
cience+ム207〜211 (1960))にお
いて、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン等の三
級アミン類、酢酸リチウム、三塩化アンチモン、安息香
酸コバルト、ナフテン酸亜鉛等が報告されているが、こ
れらの化合物は触媒効果が小さく、また、これらの触媒
を用いても高分子量のポリマーを得ることは困難であっ
た。
さらに、ジイソシアナートとジカルボン酸あるいは酸無
水物の反応に用いる触媒として、例えば米国特許筒4,
001,186号、第4,061,622号、第4,0
61,623号明細書において、アルコールのアルカリ
金属塩、米国特許筒4,021,412号、第4.09
4,864号、第4.094,866号明細書において
゛アルカリ金属ラクタメート、特開昭53−92703
号公報において環状リン化合物等が報告されているが、
特開昭53−92703号公報において開示されている
環状リン化合物は、イソシアナート基間の反応によるカ
ルボジイミド生成触媒となることが、ジョン・ジエイ・
モネイグル(John J、門onagle)らにより
、ザ・ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・
ソサイアティ(J、 Am、 Chem、 Soc、+
 84゜4288 (1962))において報告されて
おり、ジカルボン酸とジイソシアナートの反応において
、系内にジイソシアナートがジカルボン酸よりも多く存
在する場合には、こうした副反応のためにゲル状ポリマ
ーが生成し、線状のポリアミドが得られないと言う問題
点があった。
また、米国特許筒4.001,186号等に記載のアル
コールのアルカリ金属塩は、保存性が悪い等の問題点が
あり、取り扱いが困難であり、必ずしも工業的見地から
優れた触媒であるとは言い難かった。
また、米国特許筒4.021,412号に記載のアルカ
リ金属ラクタメートは生成ポリマーが着色する問題点が
あり、優れた触媒であるとは言い難かった。
本発明者らは、上記のようなアミドおよびイミド生成反
応以外の副反応、またポリマーの着色の問題点がなく、
かつ工業的に取り扱いが容易な触媒を開発すべく鋭意検
討を行った結果、本発明に到達した。
本発明は、ジイソシアナートと多価カルボン酸および/
または酸無水物を、工業的に取扱いが容易な触媒の存在
下に反応させて、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリ
イミド類を製造することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明塩、ジイソシアナートの1種以上と、多
価カルボン酸および多価カルボン酸から誘導される酸無
水物の群から選ばれる1種以上とを反応させて、次の一
般式(I)、(II)および(■): (式中のR’ は2価の有機基、およびR2は存在しな
いか、または2価の有機基、R3は3価の有機基、R4
は4価の有機基である。) などにより示される繰り返し単位を有するポリアミド系
およびポリイミド系耐熱性重合体を製造するに際し、 〜般式: %式%() (式中、Mはアルカリ金属であり、mは3または4の整
数である。) で示されるアルカリ金属の硫酸水素塩および亜硫酸水素
塩(A)、一般式: %式%() (式中、Mはアルカリ金属もしくは、アルカリ土類金属
であり、aは1〜6、好ましくは1、bはθ〜10、好
ましくはθ〜8、Cは1〜8、好ましくは1〜6、dは
2〜26、好ましくは2〜20の整数である。) で示されるリン酸塩化合物(B)および金属の水素化物
(C)から選ばれる少なくとも一種の化合物の存在下に
反応を行うことを特徴とする。
以下、本発明の方法について更に詳しく説明する。
まず、本発明に用いられるジイソシアナートとしては、
例えばジフェニルメタン−4,4” −ジイソシアナー
ト、ジフェニルエーテル−4,4゛−ジイソシアナート
、2.4−)リレンジイソシアナート、2.6−トリジ
ンジイソシアナート、1.5−ナフタレンジイソシアナ
ート、ジシクロヘキシルメタン−4,4゛ −ジイソシ
アナート、m−キシリレンジイソシアナート、1.6−
ヘキサメチレンジイソシアナート、シクロヘキサン−1
,4−ジイソシアナート、トリジンジイソシアナート、
またはこれらの二種以上の混合物であり、これらのうち
、ジフェニルメタン−4,4゛ −ジイソシアナート、
2.4−1−リレンジイソシアナート、2.6−トリジ
ンジイソシアナートが特に好ましい。
本発明に使用される多価カルボン酸および酸無水物とし
ては、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ウンデカンニ酸、ドデカンニ酸、トリ
デカンニ酸、テトラカルボ酸等の脂肪族ジカルボン酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、ジフェニルメタン−4,
4゛−ジカルボン酸、ジフェニルメタン−3,4’  
−ジカルボン酸、ジフェニルメタン−3,3゛ −ジカ
ルボン酸、ジフェニルメタン−2,4゛ −ジカルボン
酸、1.2−ジフェニルエタン−4,4゛−ジカルボン
酸、1.2−ジフェニルエタン−3゜4”−ジカルボン
酸、1,2−ジフェニルエタン−3,3’−ジカルボン
酸、1.2−ジフェニルエタン−2,4°−ジカルボン
酸、2.2−ビス(4−カルボキシフェニル)プロパン
、2− (3−カルボキシフェニル”)2− (4−カ
ルボキシフェニル)プロパン、2.2−ビス(3−カル
ボキシフェニル)プロパン、2− (2−カルボキシフ
ェニル)2− (4−カルボキシフェニル)プロパン、
ジフェニルエーテル−4,4゛ −ジカルボン酸、ジフ
ェニルエーテル−3,4゛ −ジカルボン酸、ジフェニ
ルエーテル−3,3′ −ジカルボン酸、ジフェニルエ
ーテル−2,4′ −ジカルボン酸、ジフェニルスルフ
ィド−4,4° −ジカルボン酸、ジフェニルスルフィ
ド−3,4” −ジカルボン酸、ジフェニルスルフィド
−3,3° −ジカルボン酸、ジフェニルスルフィド−
2,4′ −ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−4,
4′ −ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−3,4°
 −ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−3,3゛ −
ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−2,4° −ジカ
ルボン酸、ベンゾフェノン−4,4゛ −ジカルボン酸
、ベンゾフェノン−3,4゛ −ジカルボン酸、ベンゾ
フェノン−3,3°−ジカルボン酸、ベンゾフェノン−
2,4゛−ジカルボン酸、5−ターシャリブチルイソフ
タル酸、1.1.3−)ジメチル−5−カルボキシ−3
−(p−カルボキシフェニル)インダン、ピリジン−2
,6−ジカルボン酸、ブタン−1,2,4−)ジカルボ
ン酸、ベンゼン−1,2,3−1リカルボン酸、ベンゼ
ン−1,2,4−)ジカルボン酸(トリメリット酸)、
およびナフタレン−1,2,4−t−ジカルボン酸およ
びこれらの酸無水物、ブタン−1,2゜3.4−テトラ
カルボン酸、シクロブタン−1゜2.3.4−テトラカ
ルボン酸、ベンゼン−1゜2.4.5−テトラカルボン
酸(ピロメリット酸)、ベンゾフェノン=3.3’ 、
4.4’ −テトラカルボン酸、ジフェニルエーテル−
3,3’ 。
4.4°−テトラカルボン酸、ベンゼン−1,2゜3.
4−テトラカルボン酸、ビフェニル−3゜3’ 、4.
4°−テトラカルボン酸、ビフェニル−2,2’ 、3
.3“ −テトラカルボン酸、ナフタレン−2,3,6
,7−テトラカルボン酸、ナフタレン−1,2,4,5
−テトラカルボン酸、ナフタレン−1,4,5,8−テ
トラカルボン酸、デカヒドロナフタレン−1,4,5,
8−テトラカルボン酸、4,8−ジメチル−1,2,3
,5゜6.7−へキサヒドロナフタレン−1,2,5゜
6−テトラカルボン酸、2,6−シクロロナフタレンー
1.4.5.8−テトラカルボン酸、2゜7−シクロロ
ナフタレンー1.4,5.8−テトラカルボン酸、2,
3,6.7−テトラクロロナフタレンー1.4,5.8
−テトラカルボン酸、フェナントレン−1,3,9,1
0−テトラカルボン酸、ペリレン−3,4,9,10−
テトラカルボン酸、ビス(2,3−ジカルボキシフェニ
ル)メタン、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メ
タン、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)
エタン、1.1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル
)エタン、2,2−ビス(2゜3−ジカルボキシフェニ
ル)プロパン、2.3−ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェニル)プロパン、ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ル)スルホン、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)
エーテル、シクロペンクン−1,2,3,4−テトラカ
ルボン酸、ピロリジン−2,3,4,5−テトラカルボ
ン酸、ピラジン−2,3,5,6−テトラカルボン酸、
チオフェン−2,3,4,5−テトラカルボン酸、およ
び2,3.5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸、お
よびこれらの二無水物、またはこれらの二種以上の混合
物であり、これらのうち、アジピン酸、アゼライン酸、
イソフタル酸、ジフェニルエーテル−4,4” −ジカ
ルボン酸、1.1.31リメチル−5−カルボキシ−3
−(p−カルボキシフェニル)インダン、無水トリメリ
ット酸、ベンゾフェノン−3,3’ 、4゜4”−テト
ラカルボン酸二無水物、2,3.5−トリカルボキシシ
クロペンチル酢酸二無水物が特に好ましい。
これら前記ジイソシアナートとジカルボン酸および/ま
たは酸無水物を適切に組み合わせることにより、生成ポ
リマーの熱的性質、機械的性質、電気的性質、化学的性
質、加工性等を任意にコントロールすることができる。
本発明において使用されるジイソシアナート成分と多価
カルボン酸および/または酸無水物成分とのモル比は化
学量論量、すなわち当量関係にあることが好ましいが、
0.9〜1.10 (ジイソシアナート成分/多価カル
ボン酸成分、モル比)の範囲で反応を行うことができる
。高分子量のポリアミドを得るためには、0.95〜1
.05のモル比で反応を行うことが特に好ましい。
分子量の制御は、ジイソシアナート成分と多価カルボン
酸および/または酸無水物成分とのモル比を適切な数値
に設定することにより、また−官能性のイソシアナート
、カルボン酸化合物を適当量用いることにより行うこと
ができる。
本発明に用いられる前記一般式(A)で示される硫酸水
素塩および亜硫酸水素塩(A)のアルカリ金属としては
リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウ
ムなどが挙げられ、これらのうちではリチウム、ナトリ
ウム、カリウムなどの金属がが好ましい。硫酸水素塩お
よび亜硫酸水素塩(A)としては、例えば、硫酸水素リ
チウム、亜硫酸水素リチウム、硫酸水素ナトリウム、亜
硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム、亜硫酸水素カ
リウム、硫酸水素ルビジウム、亜硫酸水素ルビジウム、
硫酸水素セシウム、亜硫酸水素セシウム、またはこれら
の二種以上の混合物であり、これらのうち、硫酸水素リ
チウム、亜硫酸水素リチウム、硫酸水素ナトリウム、亜
硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム、亜硫酸水素カ
リウムが特に好ましい。
前記一般式(B)で示されるリン酸塩化合物(B)のア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属としては、リチウム
、ナトリウム1、カリウム、ルビジウム、セシウム、マ
グネシウム、カルシウム、ストロンチウム、°バリウム
などが挙げられ、これらのうちではリチウム、ナトリウ
ム、カリウムなどの金属が好ましい。リン酸塩化合物(
B)の具体例としては、例えば、メタリン酸リチウム、
次亜リン酸三リチウム、次亜リン酸−水素二リチウム、
次亜リン酸二水素−リチウム、リン酸三リチウム、リン
酸−水素二リチウム、リン酸二水素−リチウム、ビロリ
ン酸四リチウム、ピロリン酸−水素三リチウム、ピロリ
ン酸二水素二リチウム、ピロリン酸三水素−リチウム、
三すン酸ニリチウム、三すン酸−水素四リチウム、三す
ン酸二水素三リチウム、三すン酸三水素二リチウム、三
すン酸四水素−リチウム、四すン酸六リチウム、四すン
酸−水素五リチウム、四すン酸二水素四リチウム、四す
ン酸三水素三リチウム、四すン酸四水素二リチウム、四
すン酸五水素−リチウム、メタリン酸ナトリウム、次亜
リン酸三ナトリウム、次亜リン酸−水素二ナトリウム、
次亜リン酸二水素−ナトリウム、リン酸三ナトリウム、
リン酸−水素二ナトリウム、リン酸二水素−ナトリウム
、ビロリン酸四ナトリウム、ピロリン酸−水素三ナトリ
ウム、ピロリン酸二水素二ナトリウム、ビロリン酸三水
素−ナトリウム、三すン酸五ナトリウム、三すン酸−水
素四ナトリウム、三すン酸二水素三ナトリウム、三すン
酸三水素二ナトリウム、三すン酸四水素−ナトリウム、
四すン酸六ナトリウム、四すン酸−水素五ナトリウム、
四すン酸二水素四ナトリウム、四すン酸三水素三ナトリ
ウム、四すン酸四水素二ナトリウム、四すン酸五水素−
ナトリウム、メタリン酸カリウム、次亜リン酸三カリウ
ム、次亜リン酸−水素二カリウム、次亜リン酸二水素−
カリウム、リン酸三カリウム、リン酸−水素二カリウム
、リン酸二水素−カリウム、ピロリン酸四カリウム、ピ
ロリン酸−水素三カリウム、ビロリン酸二水素二カリウ
ム、ビロリン酸三水素−カリウム、三すン酸五カリウム
、三すン酸−水素四カリウム、三すン酸二水素三カリウ
ム、三すン酸三水素二カリウム、三すン酸四水素−カリ
ウム、四すン酸六カリウム、四すン酸−水素五カリウム
、四すン酸二水素四カリウム、四すン酸三水素三カリウ
ム、四すン酸四水素二カリウム、四すン酸五水素−カリ
ウム、メタリン酸ルビジウム、次亜リン酸三ルビジウム
、次亜リン酸−水素二ルビジウム、次亜リン酸二水素−
ルビジウム、リン酸三ルビジウム、リン酸−水素二ルビ
ジウム、リン酸二水素−ルビジウム、ピロリン酸四ルビ
ジウム、ピロリン酸−水素三ルビジウム、ピロリン酸−
二水素二ルビジウム、ビロリン酸三水素−ルビジウム、
三すン酸五ルビジウム、三すン酸−水素四ルビジウム、
三すン酸二水素三ルビジウム、三すン酸三水素二ルビジ
ウム、三すン酸四水素−ルビジウム、四すン酸六ルビジ
ウム、四すン酸−水素五ルビジウム、四すン酸二水素四
ルビジウム、四すン酸三水素三ルビジウム、四すン酸四
水素二ルビジウム、四すン酸五水素−ルビジウム、メタ
リン酸セシウム、次亜リン酸三セシウム、次亜リン酸−
水素二セシウム、次亜リン酸二水素−セシウム、リン酸
三セシウム、リン酸−水素二セシウム、リン酸二水素−
セシウム、ピロリン酸四セシウム、ピロリン酸−水素三
セシウム、ビロリン酸二水素ニセシウム、ビロリン酸三
水素−セシウム、三すン酸五セシウム、三すン酸−水素
四セシウム、三すン酸二水素三セシウム、三すン酸三水
素二セシウム、三すン酸四水素−セシウム、四すン酸六
セシウム、四すン酸−水素五セシウム、四すン酸二水素
四セシウム、四すン酸三水素三セシウム、四すン酸四水
素二セシウム、四すン酸五水素−セシウム、メタリン酸
マグネシウム、次亜リン酸三マグネシウム、次亜リン酸
−水素二マグネシウム、次亜リン酸二水素−マグネシウ
ム、リン酸三マグネシウム、リン酸−水素二マグネシウ
ム、リン酸二水素−マグネシウム、ピロリン酸四マグネ
シウム、ピロリン酸−水素三マグネシウム、ピロリン酸
二水素二マグネシウム、ビロリン酸三水素−マグネシウ
ム、三すン酸五マグネシウム、三すン酸−水素四マグネ
シウム、三すン酸二水素三マグネシウム、三すン酸三水
素二マグネシウム、三すン酸四水素−マグネシウム、四
すン酸六マグネシウム、四すン酸−水素五マグネシウム
、四すン酸二水素四マグネシウム、四すン酸三水素三マ
グネシウム、四すン酸四水素二マグネシウム、四すン酸
五水素−マグネシウム、メタリン酸カルシウム、次亜リ
ン酸三カルシウム、次亜リン酸−水素二カルシウム、次
亜リン酸二水素−カルシウム、リン酸三カルシウム、リ
ン酸−水素二カルシウム、リン酸二水素−カルシウム、
ピロリン酸四カルシウム、ヒロリン酸−水素三カルシウ
ム、ピロリン酸二水素二カルシウム、ピロリン酸三水素
−カルシウム、三すン酸五カルシウム、三すン酸−水素
四カルシウム、三すン酸二水素三カルシウム、三すン酸
三水素二カルシウム、三すン酸四水素−カルシウム、四
すン酸六カルシウム、四すン酸−水素五カルシウム、四
すン酸二水素四カルシウム、四すン酸三水素三カルシウ
ム、四すン酸四水素二カルシウム、四すン酸五水素−カ
ルシウム、メタリン酸ストロンチウム、次亜リン酸三ス
トロンチウム、次亜リン酸−水素二ストロンチウム、次
亜リン酸二水素−ストロンチウム、リン酸三ストロンチ
ウム、リン酸−水素二ストロンチウム、リン酸二水素−
ストロンチウム、ピロリン酸四ストロンチウム、ピロリ
ン酸−水素三ストロンチウム、ビロリン酸二水素二スト
ロンチウム、ピロリン酸三水素−ストロンチウム、三す
ン酸五ストロンチウム、三すン酸−水素四ストロンチウ
ム、三すン酸二水素三ストロンチウム、三リン酸三水素
二ストロンチウム、三すン酸四水素−ストロンチウム、
四すン酸六ストロンチウム、四すン酸−水素五ストロン
チウム、四すン酸二水素四ストロンチウム、四すン酸三
水素三ストロンチウム、四すン酸四水素ニストロンチウ
ム、四すン酸五水素−ストロンチウム、メタリン酸バリ
ウム、次亜リン酸三バリウム、次亜リン酸−水素二バリ
ウム、次亜リン酸二水素−バリウム、リン酸三バリウム
、リン酸−水素二バリウム、リン酸二水素二バリウム、
ピロリン酸三水素−バリウム、三すン酸五バリウム、三
すン酸−水素四バリウム、三すン酸二水素三バリウム、
三すン酸三水素二バリウム、三すン酸四水素−バリウム
、四すン酸六バリウム、四すン酸−水素五バリウム、四
すン酸二水素四バリウム、四すン酸三水素三バリウム、
四すン酸四水素二バリウム、四すン酸五水素−バリウム
、またはこれらの2種以上の混合物であり、これらのう
ち、リン酸二水素−ナトリウムが特に好ましい。
金属水素化物(C)の具体例としては、水素化リチウム
、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化ルビジウ
ム、水素化セシウム、水素化マグネシウム、水素化カル
シウム、水素化ストロンチウム、水素化バリウム、水素
化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素リチウム、水素
化トリメトキシアルミニウムリチウム、水素化トリメト
キシホウ素リチウム、水素化トリエトキシアルミニウム
リチウム、水素化トリエトキシホウ素リチウム、水素化
トリターシャリブトキシアルミニウムリチウム、水素化
トリターシャリブトキシホウ素リチウム、水素化ビス(
2−メトキシエトキシ)アルミニウムリチウム、水素化
ビス(2−メトキシエトキシ)ホウ素リチウム、水素化
トリメチルアルミニウムリチウム、水素化トリメチルホ
ウ素リチウム、水素化トリエチルアルミニウムリチウム
、水素化トリエチルホウ素リチウム、水素化トリターシ
ャリブチルアルミニウムリチウム、水素化トリターシャ
リブチルホウ素リチウム、シアン化水素化アルミニウム
リチウム、シアン化水素化ホウ素リチウム、硫化水素化
アルミニウムリチウム、硫化水素化ホウ素リチウム、水
素化アルミニウムナトリウム、水素化ホウ素ナトリウム
、水素化トリメトキシアルミニウムナトリウム、水素化
トリメトキシホウ素ナトリウム、水素化トリエトキシア
ルミニウムナトリウム、水素化トリエトキシホウ素ナト
リウム、水素化トリターシャリブトキシアルミニウムナ
トリウム、水素化トリターシャリブトキシホウ素ナトリ
ウム、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウ
ムナトリウム、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)ホ
ウ素ナトリウム、水素化トリメチルアルミニウムナトリ
ウム、水素化トリメチルホウ素ナトリウム、水素化トリ
エチルアルミニウムナトリウム、水素化トリエチルホウ
素ナトリウム、水素化トリイソプロピルアルミニウムナ
トリウム、水素化トリイソプロピルホウ素ナトリウム、
水素化トリターシャリブチルアルミニウムナトリウム、
水素化ト′リターシ中リブチルホウ素ナトリウム、シア
ン化水素化アルミニウムナトリウム、シアン化水素化ホ
ウ素ナトリウム、硫化水素化アルミニウムナトリウム、
硫化水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムカリ
ウム、水素化ホウ素カリウム、水素化トリメトキシアル
ミニウムカリウム、水素化トリメトキシホウ素カリウム
、水素化トリエトキシアルミニウムカリウム、水素化ト
リエトキシホウ素カリウム、水素化トリターシャリブト
キシアルミニウムカリウム、水素化トリターシャリブト
キシホウ素カリウム、水素化ビス(2−メトキシエトキ
シ)アルミニウムカリウム、水素化ビス(2−メトキシ
エトキシ)ホウ素カリウム、水素化トリメチルアルミニ
ウムカリウム、水素化トリメチルホウ素カリウム、水素
化トリエチルアルミニウムカリウム、水素化トリエチル
ホウ素カリウム、水素化トリイソプロピルアルミニウム
カリウム、水素化トリイソプロピルホウ素カリウム、水
素化トリターシャリブチルアルミニウムカリウム、水素
化トリターシャリブチルホウ素カリウム、シアン化水素
化アルミニウムカリウム、シアン化水素化ホウ素カリウ
ム、硫化水素化アルミニウムカリウム、硫化水素化ホウ
素カリウム、水素化アルミニウムルビジウム、水素化ホ
ウ素ルビジウム、水素化トリメトキシアルミニウムルビ
ジウム、水素化トリメトキシホウ素ルビジウム、水素化
トリエトキシアルミニウムルビジウム、水素化トリエト
キシホウ素ルビジウム、水素化トリターシャリブトキシ
アルミニウムルビジウム、水素化トリターシャリブトキ
シホウ素ルビジウム、水素化ビス(2−メトキシエトキ
シ)アルミニウムルビジウム、水素化ビス(2−メトキ
シエトキシ)ホウ素ルビジウム、水素化トリメチルアル
ミニウムルビジウム、水素化トリメチルホウ素ルビジウ
ム、水素化トリエチルアルミニウムルビジウム、水素化
トリエチルホウ素ルビジウム、水素化トリイソプロピル
アルミニウムルビジウム、水素化トリイソプロピルホウ
素ルビジウム、水素化トリターシャリブチルアルミニウ
ムルビジウム、水素化トリターシャリブチルホウ素ルビ
ジウム、シアン化水素化アルミニウムルビジウム、シア
ン化水素化ホウ素ルビジウム、硫化水素化アルミニウム
ルビジウム、硫化水素化ホウ素ルビジウム、水素化アル
ミニウムセシウム、水素化ホウ素セシウム、水素化トリ
メトキシアルミニウムセシウム、水素化トリメトキシホ
ウ素セシウム、水素化トリエトキシアルミニウムセシウ
ム、水素化トリエトキシホウ素セシウム、水素化トリタ
ーシ中すプトキシアルミニウムセシウム、水素化トリタ
ーシャリブトキシホウ素セシウム、水素化ビス(2−メ
トキシエトキシ)アルミニウムセシウム、水素化ビス(
2−メトキシエトキシ)ホウ素セシウム、水素化トリメ
チルアルミニウムセシウム、水素化トリメチルホウ素セ
シウム、水素化トリエチルアルミニウムセシウム、水素
化トリエチルホウ素セシウム、水素化トリイソプロピル
アルミニウムセシウム、水素化トリイソプロピルホウ素
セシウム、水素化トリターシャリブチルアルミニウムセ
シウム、水素化トリターシャリブチルホウ素セシウム、
シアン化水素化アルミニウムセシウム、シアン化水素化
ホウ素セシウム、硫化水素化アルミニウムセシウム、硫
化水素化ホウ素セシウム、水素化アルミニウムカルシウ
ム、水素化ホウ素カルシウム、水素化アルミニウムマグ
ネシウム、水素化ホウ素マグネシウム、水素化アルミニ
ウムストロンチウム、水素化ホウ素ストロンチウム、水
素化アルミニウムバリウム、水素化ホウ素バリウム、水
素化トリイソプロポキシホウ素カリウム、水素化トリセ
カンダリ−ブチルホウ素カリウム、水素化ホウ素亜鉛、
水素化ホウ素テトラメチルアンモニウム、水素化シアノ
ホウ素テトラノルマルブチルアンモニウム、ジポラン、
またはこれらの2種以上の混合物であり、これらのうち
水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウム
が好ましい。
これら一般式(A)および一般式(B)および金属水素
化物(C)で示される化合物は、それぞれ単独に使用し
ても、併用しても好結果で目的のポリマーを得ることが
できる。
一般式(A)および一般式(B)および金属水素化物(
C)で示される化合物は、工業的に安価で、また取り扱
いが容易な点で優れている。さらにカルボジイミド生成
反応の如き副反応を起こさず、定量的にポリマーが得ら
れ、優れた触媒である。
これら一般式(A)および一般式(B)および金属水素
化物(C)で示される化合物の使用量は、ジイソシアナ
ートに対し、0.0005〜20モル%、好ましくは0
.005〜10モル%の範囲で用いられる。
本発明においては反応溶媒として、N、N−ジメチルホ
ルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチ
ル−2−ピロリドン、ヘキサメチルホスホルトリアミド
、ジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホン(ス
ルホラン)、ジフェニルスルホン、γ−ブチロラクトン
、N、N’ −ジメチルエチレンウレア、N、  N’
  −ジメチルプロピレンウレア、ニトロベンゼン、ま
たはこれらの混合物を用いることができる。これらの溶
媒は、無水の状態で用いることが好ましい。また、必要
に応じて上記以外の溶媒、例えばベンゼン、トルエン、
キシレン、クレゾール、シクロヘキサン、シクロへギサ
ノン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、塩化メチレン、
クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン等で希
釈して用いることもできる。
これらの溶媒のうち、テトラメチレンスルホン(スルホ
ラン)、N、N’  −ジメチルエチレンウレア、T−
ブチロラクトンが特に好ましい。
本発明においては、重合反応は通常上記の溶媒を用いた
溶液重合法により行われるが、溶媒を用いずに無溶媒状
態でジイソシアナートと多価カルボン酸および/または
酸無水物を、一般式(A)および/または一般式CB)
および/または金属水素化物(C)で示される化合物の
存在下に加熱反応させることも可能である。
溶媒を用いる溶液重合法で重合反応を行う場合は、モノ
マーの濃度(ジイソシアナート+多価カルボン酸および
/または酸無水物g/溶媒l)が20〜500g/6の
範囲で重合反応を行うことができる。
また、本発明の方法において、ジイソシアナート、多価
カルボン酸および/または酸無水物、−般弐(A)およ
び/または一般式(B)および/または金属水素化物(
C)で示される化合物の添加方法、添加順序、添加時期
は任意に選ぶことができる。
本発明においては、反応は100℃〜270℃、好まし
くは150℃〜250℃の温度範囲で行われる。
270℃を超える反応温度では、重合反応中にジイソシ
アナートの自己三量化反応等の副反応によりゲル状ポリ
マーが生成し、好ましくない。また、100℃以下の反
応温度では重合反応が十分に進行せず、高重合体を得る
ことが困難である。
また、本発明において重合反応は、窒素等の不活性ガス
の気流下、あるいは減圧下で、副生ずる二酸化炭素ガス
を除去しながら反応を行うことが好ましい。
反応時間は通常、1時間ないし10時間で行われる。
重合の終了後、得られた共重合体の分離および精製は、
一般にこの種の重合体の分離および精製に用いられる方
法を用いることができる。例えば、得られたポリマー溶
液を水、アルコール等の非溶媒に加えることによりポリ
マーを沈殿させる方法、水蒸気と共に溶媒を留去する方
法等によりポリマーを単離することができる。
本発明で得られるポリアミド、ポリアミドイミド、ポリ
イミド類の物性値は次の範囲のものである。即ち、数平
均分子量は、5.000〜120,000が好ましく、
更に好ましくは、10,000〜100.000である
。対数粘度ηi、、h (N、 N−ジメチルアセトア
ミド、N、N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2
−ピロリドン、m−クレゾール、あるいは濃硫酸溶液中
で測定)は0.2〜5.0が好ましく、更に好ましくは
0.3〜4.0である。
本発明により製造したポリアミド、ポリアミドイミド、
ポリイミド類は使用目的に応じて、熱安定剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤(老化防止剤)、離型剤、帯電防止剤
、顔料、及びガラス繊維、炭素繊維、ポリアラミド繊維
、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、アスベスト繊維、ホ
ウ素質繊維、ジルコニア繊維、チタン酸カリウムウィス
カ等の繊雄状充填剤、タルク、炭酸カルシウム、シリカ
、酸化チタン、ワラステナイト、雲母等の充填剤を添加
することができる。
また、本発明によって得られるポリアミド、ポリアミド
イミド、ポリイミド類は、各種エラストマー、熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂の1種以上と混合して組成物として
用いることもできる。具体畠的には、例えばポリブタジ
ェン、ブタジェン−スチレン共重合体、HPDM%スチ
レン−ブタジェンブロック共重合体、スチレン−ブタジ
ェン−スチレンブロック共重合体、水添スチレン−ブタ
ジェン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体、水添スチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重合体、ポリプロピレン、
ブタジェン−アクリロニトリル共重合体、水添ブタジェ
ン−アクリロニトリル共重合体、^BS樹脂、AES樹
脂、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリル樹脂、アク
リル系樹脂、ポリカーボネート、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体、ポリスチレン、旧PS樹脂、PET 
5PBT 、ポリアセタール、ボリアリレート樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリスルホン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリイソプレン、天然ゴ
ム、塩素化ブチルゴム、塩素化ポリエチレン、PPS樹
脂、ポリエーテル、ポリエーテルエーテルケトン、PP
O樹脂、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチ
レン−無水マレイン酸共重合体、ナイロン6.66.4
6.6/66.10.11.12等のポリアミド樹脂等
とブレンドすることができる。
本発明によって得られるポリアミド、ポリアミドイミド
、ポリイミド類は、使用目的に応じて射出成形、押出成
形、加圧成形、回転成形、およびこれらの類似の方法に
より各種の物品に成形することができ、また、紡糸によ
り繊維を得ることもできる。また、ポリマー溶液からキ
ャスト法によりフィルムを得ることもでき、あるいはポ
リマー溶液の形で使用してフェス、塗料に用いることも
できる。
これらの加工方法により各種成形品、繊維、フィルム等
を得ることができ、各種電気、電子製品のケース、パネ
ル、本体、ノブ、カバー等、自動車の内装材、外装材、
各種機械部品、各種繊維製品、フィルム、シート、紙状
製品、電気絶縁フィルム、被覆材等の用途に使用できる
〔発明の効果〕
本発明によれば、工業的に取扱いが容易で、かつ重合反
応に対し、副反応を起こさず、またポリマーの着色の問
題点もなく、アミドおよびイミド生成反応に対し活性で
選択性の高い触媒を用いることにより、使用価値の高い
、高分子量のポリアミド、ポリアミドイミド、ポリイミ
ド類を容易に製造することが可能であり、その意義は大
きく、従来に比べ、これらポリアミド、ポリアミドイミ
ド、ポリイミド類の工業的価値を格段に高めることがで
きる。
〔実施例〕
以下に実施例および比較例により本発明を具体的に説明
する。
なお、実施例および比較例において、対数粘度(ηi+
Ik)は実施例および比較例に明示した溶媒を用いて、
キャノン・フェンスケ(Cannon−Fenske)
型粘度計を用いて30℃で測定し、次式で算出した。
1、 =  溶媒の流出時間(秒) ts =  重合体溶液の流出時間(秒)C= 重合体
溶液の濃度(溶液100m1当たりの重合体のグラム数
) 実施例1 イソフタルM6.0ミリモル、ジフェニルエーテル−4
,4゛  −ジカルボン酸4.0ミリモル、硫酸水素カ
リウムo、jsoミリモル、無水テトラメチレンスルホ
ン(スルホラン)201n1を攪拌装置、窒素導入管、
滴下ロートを備えたフラスコ中に投入し、200℃に加
熱し、ジカルボン酸成分を溶解させた。
ジフェニルメタン−4,4” −ジイソシアナー) 1
0.(lミリモルをテトラメチレンスルホン10艷に溶
解させた溶液を調製し、これを滴下ロートから上記ジカ
ルボン酸のテトラメチレンスルホン溶液に滴下した。
以上の操作は全て窒素雰囲気下で行った。ジイソシアナ
ート成分の滴下と同時に、C0t(二酸化炭素)が発生
し始め反応が進行し、溶液の粘度は逐次上昇した。
ジイソシアナート成分の滴下終了後、更に3時間200
℃で攪拌を継続した。その後、得られた重合体溶液を大
量のメタノール中に注ぎ、凝固させた。
凝固させたポリマーは濾別した後、約500dのメタノ
ール中に加え、メタノールを約1時間加熱還流させた後
、ポリマーを濾別し、乾燥させた。
η1fih −1,57a/ g  (N、 N−ジメ
チルアセトアミド溶液中、C=0.5g/dlの濃度で
測定)のポリマーが100%の収率で得られた。得られ
たポリマーのIR(赤外)分析の結果、1650aa−
’(シc−o) 、3300cm−’ (V N−N 
)の吸収が認められた。T、(ガラス転移温度)は23
2℃であった(DSCにより測定、昇温速度20℃/分
)。
得られたポリマーは、N、N−ジメチルアセトアミド溶
液にしてフィルムキャスト法により、透明で強靭なフィ
ルムを得ることができた。
比較例1 実施例1において、硫酸水素カリウムを用いない他は実
施例1と同様に重合、精製、単離を行った。その結果、
ηinh = 0.19 dl/ g  (N、 N−
ジメチルアセトアミドを容液中、C=0.5g/d1の
濃度で測定)のポリマーが25%の収率で得られたにす
ぎなかった。
実施例2〜39、比較例2.3 七ツマ一種、組成、重合溶媒、一般式(A)および/ま
たは一般式(B)および/または金属水素化物(C)で
示される化合物の種類、量を種々変化させた他は実施例
1と同様に重合、精製、単離を行った。重合結果を第1
表にまとめて示した。
原料の単位はmn+olである。
また、表中の記号は次の通りである。
a)TMS:テトラメチレンスルホン(スルホラン)、
b) DEU  : N、 N’−ジメチルエチレンウ
レア、C)γ−Bu:γ−ブチロラクトン、 d)N、N−ジメチルアセトアミド溶媒、0.5g/a
の濃度で測定、 e)m−クレゾール溶媒、0.5g/d1の濃度で測定
、f)N−メチル−2−ピロリドンを容媒、0.5g/
d1の濃度で測定、 g)N、N−ジメチルホルムアミド溶媒、0.5g/〃
の濃度で測定。
比較例4 実施例2において、硫酸水素カリウムの代わりに、公知
のアルカリ金属ラクタメート触媒として、カリウムピロ
リドン0.05ミリモルを用いた他は実施例2と同様に
重合、精製、単離を行った。その結果、得られたポリマ
ーは赤茶色に着色しており、かつη1fih −0,8
dl/ g  (N、 N−ジメチルアセトアミド溶液
中、C−0,5g/dlの濃度で測定)のポリマーが9
2%の収率で得られたにすぎなかった。実施例1〜39
においては、本比較例のような触媒に起因すると考えら
れる着色は認められなかった。
第1表(M々々) 手続補正書 昭和62年12月25日 特許庁長官  小  川  邦  夫  殿、1.事件
の表示  昭和62年特許願第297429号2、発明
の名称 耐熱性重合体の製造法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (417)日本合成ゴム株式会社 4、代理人 氏 名  (8371)  弁理士 舟  橋  榮 
 子づ°]j・い1、デニ゛  、・ 5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 (11明細書第15頁8行目 「三すン酸二すチウ」を
「三すン酸五すチウ」に訂正する。
(2)明細書第20頁12行目 「リン酸二水素二バリ
ウム」を「リン酸二水素−バリウム、ピロリン酸四バリ
ウム、ピロリン酸−水素三バリウム、ピロリン酸二水素
二バリウム」に訂正する。
(3)明細書筒21頁18行目 「水素化トリエチルホ
ウ素リチウム」を 「水素化トリエチルホウ素リチウム、水素化トリイソプ
ロピルアルミニウムリチウム、水素化トリイソプロピル
ホウ素リチウム」に訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジイソシアナートの1種以上と、多価カルボン酸
    および多価カルボン酸から誘導される酸無水物の群から
    選ばれる1種以上とを反応させて、ポリアミド系および
    ポリイミド系耐熱性重合体を製造するに際し、一般式: MHSO_m(A) (式中、Mはアルカリ金属であり、mは3または4の整
    数である。) で示されるアルカリ金属の硫酸水素塩および亜硫酸水素
    塩(A)、一般式: M_aH_bP_cO_d(B) (式中、Mはアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属で
    あり、aは1〜6、bは0〜10、cは1〜8、dは2
    〜26の整数である。)で示されるリン酸塩化合物(B
    )、および金属の水素化物(C)から選ばれる少なくと
    も一種の化合物の存在下に反応を行うことを特徴とする
    耐熱性重合体の製造法。
JP62297429A 1987-11-27 1987-11-27 耐熱性重合体の製造法 Pending JPH01139617A (ja)

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