JPS62202821A - 多段湿式法による易焼結性の複合ペロブスカイトの原料粉末の製造方法 - Google Patents

多段湿式法による易焼結性の複合ペロブスカイトの原料粉末の製造方法

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JPS62202821A
JPS62202821A JP61045177A JP4517786A JPS62202821A JP S62202821 A JPS62202821 A JP S62202821A JP 61045177 A JP61045177 A JP 61045177A JP 4517786 A JP4517786 A JP 4517786A JP S62202821 A JPS62202821 A JP S62202821A
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liquid
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JP61045177A
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Kyoji Odan
恭二 大段
Motoharu Hanaki
花木 基治
Shinichi Shirasaki
信一 白崎
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National Institute for Research in Inorganic Material
Ube Corp
Original Assignee
National Institute for Research in Inorganic Material
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複合ペロブスカイト型構造化合物(以下、ペ
ロブスカイトという)およびその固溶体の原料粉末の製
造方法に関するものである。
ペロブスカイトおよびその固溶体は、圧電体。
誘電体、半導体、センサー、オグトエレクトロニクス材
料等の機能性セラミックスとして広範囲に利用されてい
る。最近はこの機能性セラミックスの高度化が進展し、
その要請に対応できる易焼結性、均一性、高嵩密度で、
且つ低コストのペロブスカイトおよびその固溶体の原料
粉末が多量に効率的に製造できる技術の開発が要望され
ている。
従来、ペロブスカイトおよびその固溶体の原料粉末の製
造方法としては、乾式法と共沈法が知られている。
乾式法は構成原料成分の化合物を乾式で混合し。
これを仮焼する方法である。しかし、この方法では、均
一組成の原料粉末が得難いため、優れた機能性を持つペ
ロブスカイトおよびその固溶体を得難いし、また焼結性
も十分ではない。
共沈法はその構成成分のすべてを一緒にした混合溶液を
作り、これにアルカリ等の沈殿形成液を添加して共沈さ
せ、この共沈物を乾燥、仮焼させる方法である。
この共沈法によると、均一性の優れた粉末が得易いが、
その均一性なるが故に、沈殿生成時、乾燥時または仮焼
時に粒子が凝結して二次粒子を形成し、易焼結性になシ
にくい欠点があった。
また、共沈法では各成分の該沈殿形成液に対する沈殿形
成能が同じでない場合は1例えば酸成分は100チ沈殿
を生成するが、他の成分は全部沈殿を生成し得ないこと
が起シ、所望組成となし難いことがあり、特に、M?酸
成分Zn成分、Ni成分、Co成分を実質的に100チ
沈殿させるのは困難であった。
〔発明の目的〕 本発明は従来の共沈法における欠点をなくすことができ
る方法、さらには、湿式法によって、易焼結性、均一性
、低コスト、高嵩密度の四つの要件を満足したペロブス
カイトおよびその固溶体原料粉末を効率よく製造するこ
とができる方法を提供するにある。
〔発明の構成〕
本発明者らは前記目的を達成すべく鋭意研究の結果9本
発明に到った。
本発明は、一般式x[:Pb(A3ABH)03)−y
(PbTi03)−z[pbzro3] (ただし、A
はMP+ Znl Ni、 Coの少なくとも一種を、
BはNb、Taの少なくとも一種を示し+X+7および
2はモルチを示し、x+y+z=100である。)で表
わされる複合ペロブスカイト型構造化合物(以下ペロブ
スカイトという)およびその固溶体の原料粉末の製造に
際し。
B、Pb、TiおよびZrの各成分溶液を沈殿形成液と
接触させて各成分の沈殿を遂次段階的に生成させた後、
沈殿含有液のアンモニウムイオン濃度が0.2モル/l
以下となるように調整し、 pH調整剤で沈殿含有液の
pHを11.5以上とし1次いでA成分の硝酸塩の水溶
液を添加しA成分の沈殿を生成させ、得られた沈殿物を
仮焼することを特徴とする易焼結性の複合ペロブスカイ
トの原料粉末の製造方法に関するものである。
本発明によると、従来の共沈法における欠点を解消する
ことができる。
本発明における一般式x[:Pb(A3AB%)03]
 −y(PbTi03) −Z(PbZr03)で表わ
されるペロブスカイトおよびその固溶体のA成分はr 
M t + Z n + N i rCoの少なくとも
一種、またB成分はNb、Taの少なくとも一種であり
、 Pb(A3(B%)o3 におけるPbと(A3A
B%)の成分の原子比〔Pb/(A3AB%)〕・PI
)TiO2におけるPI)とT1の原子比(pb/T1
)。
およびPbZrO3におけるPt)とZrの原子比(P
′VZr)は通常1.0であるが、この原子比を1.0
よシ高い値、もしくは低い値にずらした不定比性ペロブ
スカイトも含まれる。
また前記一般式のx、yおよび2はモルチを示し、任意
の数を表わし、用途に応じ種々の数値をとシうるが1通
常、Xは5〜90.7は5〜80゜2は5〜80モルチ
が好適である。
ペロブスカイトおよびその固溶体の構成成分であるB成
分の金属元素を含む化合物やpb酸成分惺呼1殉Ti成
分およびZr成分の化合物の水溶液を調製するための各
成分化合物としては、特に限定されないが、それらの水
酸化物、炭酸塩、オキシ塩、硫酸塩、硝酸塩、塩化物等
の無機塩、酢酸塩、しゅう酸塩等の有機酸塩、酸化物な
どがある。これらは一般に水溶液として使用される。水
に可溶でない場合には酸を添加して可溶させればよい。
B成分については懸濁溶液を使用してもよい。チタン成
分としては、アルコキシドを使用することもできる。ま
たA成分の金属元素を含む化合物としては、硝酸塩を用
いるのがよい。
沈殿形成液としては、アンモニア、炭酸アンモニウム、
苛性アルカリ、アミン、しゅう酸等が挙げられる。
構成成分の沈殿を生成するには沈殿形成液を攪拌しなが
ら、沈殿形成液に、各構成成分の水溶液を添加してもよ
く、その反対に添加してもよい。
添加に際しては液を十分に攪拌しながら行うことが好ま
しい・ B、 Pb、 TiおよびZrの各成分溶液を沈殿形成
液と接触させて各成分の沈殿を遂次段階的に生成させる
にあたっては、pb酸成分T1成分との沈殿が同時に生
成しないように、また塩化鉛の沈殿が生成しないように
するのが好ましい。この具体的な方法としては、(1)
B成分の金属元素を含んだ化合物を溶解または分散させ
た水溶液と、pbおよびZrの化合物の水溶液とから、
沈殿形成液を使用してB成分、pb酸成分よびZr成分
の沈殿を生成させ1次いでT1の化合物の溶液を加えて
T1成分の沈殿を生成させる方法、または(2)B成分
の金属元素を含んだ化合物を溶解または分散させた水溶
液、Zrの化合物の水溶液、およびT1の化合物の溶液
とから、沈殿形成液を使用してB成分。
Zr成分およびT1成分の沈殿を生成させ1次いでpb
の化合物の水溶液を添加してpb酸成分沈殿を生成させ
る方法等を好適に挙げることができる。
前記(1)または(2)の方法における。B成分、 p
b酸成分よびZr成分の沈殿、まだはB成分、 Zr成
分およびT1成分の沈殿を生成させるにあたっては、沈
殿形成液を攪拌しながら、沈殿形成液に各成分溶液を添
加してもよく、その反対に添加してもよい。また各成分
溶液を必要に応じ多段に。
あるいは交互に沈殿形成液と接触させてもよい。
前記方法により得られた沈殿物は、傾瀉法の如き通常の
洗浄方法によシ洗浄した後、沈殿含有液のアンモニウム
イオン濃度が0.2モル/l以下となるように調整し、
pH調整剤で沈殿含有液のpHを11.5以上、好まし
くは12.0〜12.5とし。
次いでA成分の硝酸塩の水溶液を添加しA成分の沈殿を
生成させる。
本発明に使用するpH調整剤としては、アルキルアミン
が好適であり、具体例として、メチルアミン、エチルア
ミン、プロピルアミン、ブチルアミンなどの低級アルキ
ル基を有する第一アミン。
シクロヘキシルアミンの如き第一アミン、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミンなどの低級アルキル基を有する第ニ
アミン、トリエチルアミンの如き低級アルキル基を有す
る第三アミンを挙げることができる。
前記方法により得られた沈殿物は、何ら洗浄することな
く、ろ別、乾燥した後、仮焼する。この方法によれば、
従来問題となっていた洗浄にょるA成分の沈殿物の溶出
を防止することができ、所望組成のペロブスカイトおよ
びその固溶体の原料粉末を得ることができる。沈殿物の
乾燥は、大気圧下で行なっても減圧下で行なってもよい
仮焼温度としては、過度に低いと沈殿物の脱水。
熱分解が不十分であり、また過度に高いと粉末が粗大化
するので9通常、仮焼温度は500〜1200°Cの範
囲が好適である。
〔実施例〕
以下に実施例および比較例を示し、さらに詳しく本発明
について説明する。
実施例1 50 (Pb (M PMN 1)% ) 03〕−3
6,5[:PbTi03)−13,5[PbZrO3]
酸化ニオブ(Nb205)粉末4.430 fを水25
0me中に分散し、さらに6N−アンモニア水250t
xlを添加さた。これに硝酸鉛[:Pl)(NO3)2
:)ろ3,122とオキシ硝酸ジルコニウム(ZrO(
NO3)2 :l 3.6082を200m1の水に溶
解した溶液を加えて沈殿を生成させた。さらにチタンテ
トライソグロポキシド(:Ti(QC3H7)4)10
.37 fを’f−タ/−ル200m1に溶解した溶液
を加えて沈殿を生成させた。この沈殿物を4回傾瀉し、
アンモニウムイオン濃度を0.11モル/lとした後、
ジエチルアミン10m1を含む水溶液50m/l加え、
pHを12.1とした。この液に硝酸マグネシウム[:
MP(NO3)z・6H20)4.2742を水100
m1!に溶解した溶液を徐々に加えて沈殿を生成させた
。この沈殿物を洗浄することなくF別、乾燥した後9組
成分析したところ。
仕込みの元素組成と同一であった。さらにこの沈殿物を
750°Cで2時間仮焼した。この粉末にエタノールを
加えボールミル処理し、その一部分を透過型電子顕微鏡
によ多粒子を観察したところ。
粒径は0.2μm程度で均一であった。
上記粉末にポリビニルアルコール(以下、pvAと略記
)を0.8 wt%添加して1t/7で成型し。
鉛雰囲気下、1150°Cで2時間焼結した結果。
その焼結体の密度は7.985F/dであった。
実施例2 15[Pl)(Ni3(NbH)03.l−45(Pb
Ti03)−40[PbZrO3]酸化ニオブ粉末1.
329 FをろN−アンモニア水200M1に分散させ
た。これに硝酸鉛3112Vとオキシ硝酸ジルコニウム
10.69 fを水200tdに溶解した溶液を加えて
沈殿を生成させた。さらにチタンテトライソプロポキシ
ド12.797をエタノール100ffiJに溶解した
溶液を加えて沈殿を生成させた。この沈殿物を4回傾瀉
操作を繰返し、アンモニウムイオン濃度を0.09モル
/lとした後、ジエチルアミン10m/l含む水溶液5
0rttlを加え、 pHを12.0とした。この液に
硝酸二。
ッケル[N1(NO3)z・6H20) 1.45.4
 fを水100wt1に溶解した溶液を徐々に加えて沈
殿を生成させた。この沈殿物を洗浄することなく戸別、
乾燥した後1組成分析したところ、仕込みの元素組成と
同一であった。さらにこの沈殿物を750°Cで2時間
仮焼した。この粉末にエタノールを加えボールミル処理
し、その一部分を透過型電子顕微鏡によシ粒子を観察し
たところ1粒径は約0.18μmで揃った粒子であった
この粉末にPVAを0.8 wtチ添加して1t/−で
成型し、鉛雰囲気下、1150°Cで2時間焼結した結
果、その焼結体の密度は7.qqy/crAであった。
実施例ろ 15[Pb(Zn3(Nb%)03:]−45[:Pb
Ti03]−40(PbZr03:]実施例において、
硝酸ニッケル1.4549を硝酸亜鉛(Zn(NO3)
2 ・6H20〕1.487 fに代えたほかは、実施
例2と同様な方法、操作を行ない仮焼粉末、焼結体を得
た。
沈殿物の元素組成は仕込みの元素組成と同一であり、ま
た焼結体の密度は7.95f/−であった。
実施例4 15(Pb(Ml3(NbH)03:l−45(PbT
iO3:]−40(PbZr03 :1実施例2におい
て硝酸ニッケルを硝酸マグネシウム(MP(NO3)z
・6H20:l 1.282 rに代えたほかは、実施
例2と同様な方法、操作を行ない仮焼粉末、焼結体を得
た。
沈殿物の元素組成は仕込みの元素組成と同一であシ、ま
た焼結体の密度は7.98f/−であった。
実施例5 40[Pb(MP%Ta%)03:l−30(PbTi
03)−50〔Pbzr03〕酸化タンタル(T az
os)粉末5.891 fを3N−アンモニア水200
m1に分散させた。これに硝酸鉛S 112 Fとオキ
シ硝酸ジルコニウム8.0182を水200mA!に溶
解した溶液を加えて沈殿を生成させた。さらにチタンテ
トライソプロポキシド8.5271をエタノール100
m7i′に溶解した溶液を加えて沈殿を生成させた。こ
の沈殿物を4回傾瀉し、アンモニウムイオン濃度を0.
16モル/lとした後、ジエチルアミン10./l含む
水溶液50m1を加え、pHを12.2とした。この液
に硝酸マグネシウム5.419 Fを水100m/に溶
解した溶液を徐々に加えて沈殿を生成させた。この沈殿
物を洗浄することなく戸別、乾燥した後1組成分析した
ところ、仕込みの元素組成と同一であった。この乾燥沈
殿物を750°Cで2時間仮焼した。
この粉末にエタノールを加えボールミル処理し。
その一部分を透過型電子顕微鏡により粒子を観察したと
ころ9粒径は約0.21μmで揃った粒子であった・ 上記粉末にPVAを0.8wt%添加して1t/crA
で成型し、鉛雰囲気下、1150°Cで2時間焼結した
結果、その焼結体の密度は7.q7t/−であったO 比較例1 実施例1において、傾瀉操作を省き、またpHを11.
5以上に調整しなかった(アンモニウムイオン濃度は1
.7モル/l、pHは10.7であった。)ほかは、す
べて実施例1と同様な方法、操作を行ない沈殿物を生成
させた。この沈殿物を洗浄することなく戸別、乾燥した
後1組成分析したところ。
Mlは仕込みの凶程度しか含有されていなかつたO 比較例2 実施例ろにおいて、硝酸亜鉛を塩化亜鉛[ZnC1z〕
0.681 fに、またチタンテトライソプロポキシド
12.799をエタノール100m1に溶解した溶液を
四塩化チタン(TiC44) 8.5469を水100
xiに溶解した溶液にそれぞれ代えたほかは、実施例ろ
と同様な方法、操作を行ない仮焼粉末、焼結体を得た。
この焼結体の密度は7.b4y/−であった・ 比較例ろ 実施例4において得られた沈殿物を、5tの水により3
回洗浄を行ったほかは、実施例4と同様な方法、操作を
行ない沈殿物を生成させた。この沈殿物をF別、乾燥し
た後9組成分析したところ。
Mfは仕込みの90%程度しか含有されていなかったO 〔発明の効果〕 一般式X(Pb (A3AB% )03)−7(PbT
 103)−Z [PbZ r03:1で表わされるペ
ロブスカイトおよびその固溶体の原料粉末の製造に際し
、従来の共沈法における全成分を同時に共沈させる方法
とは異なl、B、Pb。
T1およびZr成分の沈殿を逐次段階的に生成させ2次
いで前記沈殿物含有液のアンモニウムイオン濃度および
pHを規制した後、A成分を沈殿させるため、従来法で
は100チ沈殿させることが困難であったA成分やその
他の全成分を完全に沈殿させることができ、また二相以
上の相が高度に相互分散した状態の沈殿物が得られる結
果、沈殿生成時に凝集、もしくは乾燥、仮焼時に凝結を
起こしに<<、高嵩密度の易焼結性の粉末を再現性良く
製造することができる。
また本プロセスでは各相が高度に相互分散しており、従
ってこのものを仮焼したものは十分な均一性が達成され
る。さらにプロセスが簡単であることに由来して、再現
性良く低コストで易焼結性の粉末が得られる等の優れた
効果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  一般式x〔Pb(A1/3B2/3)O_3〕−y〔
    PbTiO_3〕−z〔PbZrO_3〕(ただし、A
    はMg、Zn、Ni、Coの少なくとも一種を、BはN
    b、Taの少なくとも一種を示し、x、yおよびzはモ
    ル%を示し、x+y+z=100である。)で表わされ
    る複合ペロブスカイト型構造化合物(以下ペロブスカイ
    トという)およびその固溶体の原料粉末の製造に際し、
    B、Pb、TiおよびZrの各成分溶液を沈殿形成液と
    接触させて各成分の沈殿を遂次段階的に生成させた後、
    沈殿含有液のアンモニウムイオン濃度が0.2モル/l
    以下となるように調整し、pH調整剤で沈殿含有液のp
    Hを11.5以上とし、次いでA成分の硝酸塩の水溶液
    を添加しA成分の沈殿を生成させ、得られた沈殿物を仮
    焼することを特徴とする易焼結性の複合ペロブスカイト
    の原料粉末の製造方法。
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