JPS62178341A - 農業用塩化ビニル系樹脂フイルム - Google Patents

農業用塩化ビニル系樹脂フイルム

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JPS62178341A
JPS62178341A JP61021399A JP2139986A JPS62178341A JP S62178341 A JPS62178341 A JP S62178341A JP 61021399 A JP61021399 A JP 61021399A JP 2139986 A JP2139986 A JP 2139986A JP S62178341 A JPS62178341 A JP S62178341A
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chloride resin
resin film
film
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光雄 安井
広光 ▲よう▼良
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は!&業用塩化ビニル系樹脂フィルムに関するも
のである。更に詳しくは、保温性に優れ、かっ耐候性に
も優れた農業用軟質塩化ビニル果樹詣フィルムに関する
ものである。
「従来の技術1 近年、有用植物を栽培している農家は、収益性向l:を
目的としてハウス(温室)、又はトンネルによって促進
栽培、抑制栽培する方法を、広く採用するようになった
このようなハウス、又はトンネルの被覆用資材トシては
、ポリエチレンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合
体フィルム、塩化ビニル系樹脂フィルム、ポリエチレン
テレフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム等
が使用されている。中でも塩化ビニル系樹脂フィルムは
、他の合成樹脂フィルムに比較して、耐候性、透明性、
保温性、強度およびコスト等の面で優れているので、使
重量は最も多い。
最近、農業用塩化ビニル系樹脂フィルムにおいても、更
に優れた保温性を示すことが要求されるようになった。
農業用塩化ビニル系樹脂フィルムに優れた保温性を発揮
させるには、(、)日中太陽光線が照射している間に、
太陽光線をでbるだけハウス又はトンネルに透過できる
こと。(1))太陽光線によって温められ、土壌にI6
禎された熱を、できるだけ放出させないこと。の二つの
性質を具備させる必要がある。
上記(a)の性質を満たすには、塩化ビニルフィルムは
透明であることが要求されるし、上記(b)の性質を満
たすためには土壌から放出される熱線(3ミクロンない
し40ミクロンの範囲の赤外線領域の波長に相当する。
)をハウス又はトンネル外に出さないようにすればよい
ハウス又はトンネル被覆用合成l(脂フィルムの保温性
を改良する手法としては、vf闇昭55−43114号
公報に記載の技術が提案されている。
これは、基体となる合成樹脂フィルムに、赤外線領域部
に吸収能力を持つ不活性固体微粒子を添加するものであ
る。しかしながら、これら従来技術には、次のような問
題がある。
(1)合r&樹脂原料に前記赤外線領域に吸収をもつ酸
化珪素、マグネシウム珪酸塩等を配合してフィルム化し
、このフィルムを被覆資材として使用すると、被覆を開
始してから2〜3力月経過した頃から変色がおこり、や
がて破れてしまい、長期間の使用には耐えられない。
(2) この耐候性を改良する目的で、通常使用されて
いる紫外線吸収剤、光安定剤等を添加しても、不活性固
体微粒子を添加したことに伴うフィルムの耐候性の低下
を抑制し、長期間にわたり耐候性を特定の水準に維持す
ることは困難である。
(3) フィルムの耐候性の低下は、不活性固体微粒子
の添加量に比例することになり、フィルムの保温性白玉
をはかるほど耐候性は低下するという関係になる。
[発明が解決しようとした問題点1 本発明者らは、かがる状況にあって、従来技術における
耐候性の問題を排除し、保温性が高く、かつ耐候性にも
優れたS業用塩化ビニル系0(脂フィルムを提供するこ
とを目的として鋭意検討した結果、本発明を完成するに
至ったものである。
r問題点を解決するための手段」 即ち、本発明は塩化ビニル系樹rh1100重量部、粒
径10μm以下の不活性固体微粒子を1〜15重量部、
及び可塑剤30〜60重景部を主成分とする軟質塩化ビ
ニルP、樹rPaフィルムの片面にアクリル系樹脂の被
膜が形成されていることを特徴とするa業用塩化ビニル
系樹脂フィルムを提4bするものである。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムにおいて、基
体となる塩化ビニル系樹脂としては、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニルを主体とし、これと他ノモノマー、例えば酢
酸ビニル、エチレン、プロピレン、フルキルビニルエー
テル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ア
クリルニトリルなどとのコポリマーや、ポリ塩化ビニル
又は、前記コポリマーと、塩素化ポリエチレン、塩素化
ポリプロピレン、塩素化ポリイソブチレンなどの塩素を
含有するポリマー*たけコポリマーとのポリマーブレン
ド等が挙げられる。塩化ビニル系樹脂は、重合度が80
0〜2.000の範囲から選ばれたらのが好ましい。
本発明において好ましい可塑剤としては、例えばジ−n
−オクチル7タレート、ジー2−エチルへキシル7タレ
ート、ジイソノル7タレート、ジインテ゛シル7クレー
F、シドデンル7yレート、シランデシル7タレ一ト等
の7タル酸誘導体;ジイソオクチル7タレート等のイソ
フタル酸誘導体;ジー11−ブチルアノベート、ジオク
チ化アジペート等のアノビン酸誘導体;ノーn−ブチル
マレ−F等のマレインNl誘導体; トリーn−ブチル
シトレート等のクエン酸誘導体;モノブチルイタコネー
ト等のイタコンPa誘導体;ブチルオレート等のオレイ
ン酸誘導体:グリセリンモ/リシル−F等のリシノール
I!i!誘導体;その他トリクレジルホスフェート、ト
リキシレニルホス7 x −) 、エポキシ化大σ油、
エポキシ樹脂系可塑剤等があげられる。
これら可塑剤は、基体の塩化ビニル系樹脂100重量部
当り、30〜60重量部が配合され本発明に係る農業用
塩化ビニル系樹脂フィルムは、基体となる塩化ビニル系
樹脂に、必須配合成分の保温剤としての不活性固体微粒
子には、具体例として、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、マグネシウム珪酸塩、水酸化アルミニウム、酸化
アルミニウム、酸化珪素、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、リン酸金
属塩、亜リン酸塩のうもの金属成分がカルシウム、バリ
ウム、亜鉛、鉛又はアルミニウム等でありこれらのうち
水酸化アルミ、水酸化マグネシウム、マグネシウム珪酸
塩、酸化珪素及び、下記の組成式で示されるマグネシウ
ム−アルミ系塩基性炭酸塩は、フィルムの透明性を低下
させないので特に好ましい。
Mgyt ’ A L(OH)2(COs)x/x ・
mH20(但し 0<、<1.0≦鋤) 本発明においては、不活性固体微粒子は、次の物性値を
備えてなるものであることが必要である6不活性固体微
粒子の平均粒径が10μ論以下であることが望ましい、
10μ論より大きいとフィルムの透明性が低下し、フィ
ルム表面にピンホールが発生し易く、強度の低下も着し
くなるからである。
不活性固体微粒子の基体の塩化ビニル系樹脂に対する配
合割合は、余り少ないときは保温性向上効果が発揮でき
ない、逆に余り多すぎるとフィルムの耐候性を好ましい
水準に維持できないばかりでなく、フィルムの透明性等
も低下させるので好ましくない、配合割合は、不活性固
体微粒子の平均粒径、フィルムの厚さ等によって異なる
が、通常基体100重量部に対して、1ないし10重量
部が特に望ましい。
本発明の不活性固体微粒子は波長3〜40μmの赤外域
における光線の透過エネルイーを減少させる機能を果た
すものであることが好適である。
本発明の不活性固体微粒子は、1種または2種以上配合
、混合して使用することができる。
又、本発明になる不活性固体微粒子の分散性を向−1−
させるため場合によってはパラフィン、脂肪酸、多価ア
ルコール、チタネート系カップリング剤、シラン系カッ
プリング剤等の表面処理剤で処理しておくことができる
本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、基体の塩
化ビニル系樹脂に、L記必須配合成分のほか、フィルム
に軟質性を付与するために通常配合される可塑剤のほか
、防曇剤、紫外線吸収剤、安定剤、酸化防1F、剤、安
定化助剤、防カビ剤、防藻剤、着色剤等の各S樹脂添加
剤を配合した塩化ビニル系樹脂組成物とし、これをフィ
ルム化して91造される。
本発明において好ましい防曇剤は主として非イオン系界
面活性剤がよく、例えばソルビタンモノステアレート、
ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノベンゾエ
ートなどのソルビタン系界面活性剤;グリセリンモノラ
ウレート、ジグリセリンモノパルミテート、グリセリン
モノステアレートなどのグリセリン系界面活性剤;ポリ
エチレングリコールモノステアレート、ポリエチレング
リコールモノパルミテートなどのポリエチレングリコー
ル系界面活性剤;アルキル7エ/−ルのアルキレンオキ
シド付加物;ソルビタン/グリセリンの縮合物と有機酸
とのエステル、等があげられる。これらは、単独で、又
は2種以上を組み合わせて用いることができる。
紫外線吸収剤として使用可能な化合物としては、例えば
次のようなものがあげられる。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 −一2−(2°−
ヒドロキシー:(’、5’−ノーtert−ブナルフェ
ニル)−5−クロロペンツトリ7ゾール、2−(2°−
ヒドロキシ−3’−1ert−ブチル−5′−メチルフ
ェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’
−ヒドロキシ−3’  tert−アミル−5°−イソ
ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
−(2°−ヒドロキン−3°−イソブチル−5′−メチ
ルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(
2’−ヒドロキシ−3゛−イソブチル−5゛−プロピル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2
’−ヒドロキシ−3’、5’−ノーtert−ブチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
−5゛−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[
2’−ヒドロキシ−5°−(1,1,3,3−テトラノ
チルブチル)フェニル1ベンゾトリアゾール。
ベンゾ7エ7ン系紫外繰吸収剤−−2,2’−ノビドロ
キシ−4−メトキシベンゾフエ/ン、212°−シ゛ヒ
ドロキシー4,4゛−ノメトキシベンゾ7工/ン、2,
2°414゛−テトラヒドロキシベン・/7エ/ン、2
−ヒドロキシ−4−ノドキシベン1フエノン、2,4−
ノドキシベン1フエノン、2−ヒドロキシ−4−オクト
キシベンゾフェノン。
サリチル酸系紫外線吸収剤−−フェニルサリシレート、
パラオクチルフェニルサリシレート。
紫外線吸収剤は、単独又は2種以上を組み合わせて使用
することができる。上に例示したものの中では、ベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾ7ヱノン系紫外線
吸収剤が、特に好ましい。
安定剤として使用可能な化合物としては、ジブチルスズ
ジラウレート、ジブチルスズマレエートエステル、ジオ
クチルスズメルカプチド、ステアリン酸カルシウム、ス
テアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸カ
ルシウム、リシノール酸バリウム、オレイン酸カルシウ
ム、オクトイン酸亜鉛等をあげることができる。これら
安定剤は、単独又は2種以上を組み合せて使用すること
ができる。
酸化防止剤として使用可能な化合物としては、2.6−
ノーtert−ブチル−4−メチルフェノール、2,2
゛−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−二チル
7工/−ル)、シラウリルナオシプロピオネート等をあ
げることができる。これら酸化防11−削は、単独又は
2挿具」:を組み合せて使用することがでさる。
安定化助剤として使用可能な化合物としては、トリフェ
ニルホスファイト、ジオクチルフェニルホスファイト、
トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、ジフェニルイ
ソデシルホスファイト、トリフ“ンリルトリチオホスフ
ァイト、ジオクチルアシドホスファイト、ジオクチルア
シドホスファイト等をあげることができる。これら安定
化助剤は、単独又は2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。
防カビ剤、防藻剤として使用可能な化合物としては、2
,4.5.6−チトラクロロイン7りロニトリル、lO
,10’−オキシビス7エ/キシアルンン、2−(4−
チアゾリル)−ベンズイミグゾール、N(フルオロジク
ロロメチルチオ)7タルイミド、N−ジメチル−N゛−
フェニル−(N’−70口ツク口口メチルチオ)スルフ
7ミド、パラオキシ”12 Q N Wlエステル、5
−プロモー5−ニトロ−1,3−ノオキサン、2,3,
5.6−テトラクロロ−4−メチルスルホニルピリジン
、3−メチル−4−クロロフェノール、N(テ1ラク口
ロエチルチオ)7タルイミド、トリブチルスズラ・ンレ
ート等をあげることができる。これら化合物は、単独又
は2挿具にを組み合わせて使用することができる。
着色剤として使用可能なものとしては、例えば7タロシ
7ニンブルー、7タロシアニングリーン、ハンザイエロ
ー、アリザリンレーキ、酸化チタン、亜鉛華、パーマネ
ントレッド、キナクドリン、カーボンブラック等をあげ
ることができる。これら着色剤も、単独又は2種以上を
組み合わせて使用することができる。
以上の各種樹脂添加物は他の可塑剤をも含めて、フィル
ムの性質を悪化させない範囲、通常は基体の塩化ビニル
1?、樹脂100重量部に対して、5重置部以下の範囲
で選、Jtことができる。
基体塩化ビニル系樹脂に前記必須配合成分と他の樹脂添
加物を配合するには、各々必要量秤量し、リボンブレン
グー、バンバリーミキサ−、スーパーミキサーその他従
米から知られている配合機、混合機を使用する方法によ
ればよい。
このようにして得られた樹脂組成物をフィルム化するに
は、それ自体公知の方法、例えば溶融押出成形法(T−
グイ法、インフレーション法を含む)、カレンダー成形
法、溶液流延法等の従来から知られている方法によれば
よい。
本発明に係るフィルムの厚さは、余り薄いと強度が不充
分となるので好ましくなく、逆に敲り厚すぎるとフィル
ム化作業、その後の取り扱い(フィルムを切ってハラス
型に接合する作業、ハウス骨組に展張する作業等を含む
)等に不便をきたすので、0.05〜0 、3 +am
の範囲、特に好ましくは0 、075 % 0.2 r
otsの範囲とするのがよい。
本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、基体
フィルムの片面に、アクリル系樹脂の被膜が形成されて
いる。
本発明においてアクリル系?Hfmとは、ヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリレート5〜40重紙%、分子内に
1個もしくは2個以七のカルボキシル基を含むα、β−
不不飽和カルボン酸化合物0之2ル系化合物とを共重合
して得られる重合体をいう。
ヒl/lyキシアルキル(メタ)7クリレー)Mとして
は、ヒドロキシメチルアクリレート、ヒドロキシメチル
メタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−1ニトロキ
シプロビルアクリレート、2−ヒドロキシプaビルメタ
クリレート、3−ヒトaキシプaピル7クリレート、3
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ
ブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチルメタクリレ
ート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒドロ
キシブチルメタクリレート、2−ヒドロキシペンチルア
クリレート、2−ヒトミキシペンチルメタクリレート、
6−ヒドロキシへキシル7クリレート、6−ヒドロキシ
へキシルメタクリレート等があげられるに れらヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート化合物は
、得られるアクリリ系樹脂が有機tf#媒に溶は易く、
アクリリ系樹脂と基体塩化ビニル系樹JWIフィルムと
のPFJV性を向上し、更には,フィルム表面にしみ出
してくる可塑剤の移行性を抑制する作用に大きく寄与す
る成分である。
このヒドロキシアルキル(メタ)7クリレート類のアク
リル系樹脂中で占める割合が、5重量%より少ない場合
は、有機溶媒とのfRM性、基体フィルムとの密着性及
び可塑剤移行抑制効果を充分に発揮し得ないので、好ま
しくない.他方、40重量%より多い場合には、コスト
高となりコスト上昇に較べて得られる効果は大さくない
ので好ましくない。
分子内に1個もしくは2個以上のカルボキシル基を含む
a.β−不飽和カルボン酸化合物としては、アクリル酸
、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、7コニツト
酸、クロトン酸等があげられる。これら化合物を、前記
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類と併用する
とかは、アクリル樹脂と塩化ビニルM樹脂フィルムとの
密着性を向上し、フィルム同士が付着し合う(ブロッキ
ングする)性質を抑制する効果を発揮する.これら化合
物の使用量は、20重量%まである.これ以Eであると
、フィルムが水分で潤れているとさにフィルム同士が付
着し合う性質(湿潤時のプロッ斗ング性)が強化される
ので、好ましくない。
直配化合物と共重合可能な他のビニル系化合物としては
、メチlし7クリレート、エチルアクリンート、n−プ
ロピルアクリレート、i−プロビルアクリレート、11
−ブチルアクリレート等があげられる。これらの化合物
は、被膜の可撓性、基体塩化ビニル系樹脂との密着性を
向上させる役割を果す。
塩化ビニルM 7114脂フイルムの片面に被膜を形成
するためのアクリル系O(脂は、上記単量体を所定量組
み介せて有機溶媒とともに重合缶に仕込み、添合開始剤
、必要に応じて分子@、調節削を加えて、撹拌しつつ加
熱し、小会することができる。
かかるアクリル系樹脂を、塩化ビニル系樹脂フィルムに
塗布するときに、塗膜の密着性、柔軟性、耐汚染性、耐
候性および、あるいは基体フィルム中の添加剤の表面移
行を抑制する性質を改善しようとする目的で、アクリル
系樹脂と相溶性のある他樹脂を混合することが可能であ
る。他樹脂としては、7ツ化ビニリデン系樹脂、パーフ
ルオロアルキル基を側鎖にもつアクリル樹脂、セルロー
スアセテートブチレート(ζ(脂、シリコン樹脂等がと
くに効果的である。
塩化ビニル系樹脂フィルムの片面に形成するアクリル系
樹脂の被膜は、アクリル系樹脂をイ1磯溶媒に溶解して
塗布するのがよい。
アクリル系O(脂を溶解するだめの有機溶媒としては、
アクリル系樹脂の製造の際に使用する溶ゲ4と同じであ
ってもよい。具体的には、アルコール類が望ましく、例
えばメタノール、エタノール、n−プロパ/−ル、イン
プロパツール、11−ブタ/−ル、9ee−ブタ/−ル
、tert−ブタノール、ロー7ミルアルコール、イソ
アミルアルコール、 tert−アミルフルフール、n
−ヘキシルアルコール、シクロヘキサノール等があげら
れる。」二記アルコール類のほか、酢酸エチル、メチル
エチルケトン、テトラヒドロ7ラン、ヘキサン、トルエ
ン、キシレン、クロロホルム等も使用することができる
これらは1種でも、2種以上を混合したものであっても
よい。
塩化ビニル系樹脂フィルムの片面に前記アクリル系樹脂
の被膜を形成するには、アクリル系樹脂を上記有機溶媒
に溶解し、スプレィコート法、ロールコート法、グラビ
アコート法、リバースコート法、ディップフート法等の
ほか、スクリーン印刷法、7レキソ印刷法等のそれ自体
公知の各種塗布方法によって塗布し、乾燥するのがよい
。利用できる乾燥方法は、例えば熱風乾燥法、赤外線乾
燥法、遠赤外線乾燥法などである。 Ilf、燥温度は
、前記有機溶媒を飛散させる温度、すなわち、アクリル
系樹脂を溶解している有機溶媒の沸点以上とするのがよ
い。乾燥時間は、短い方がよい。従って、有機溶媒の沸
点以−1−の温度で、できるだけ短時間に乾燥するのが
よい。
基体フィルムの表面に形成するアクリル系樹脂被膜の厚
さは、基体フィルムの17さにもよるが、0.5%10
ミクロンの範囲から選jζ。10ミクロンより厚いとき
は、基体フィルムと被膜とでは屈曲性に差があるために
、被膜が基体フィルムから剥離する等の現象がおこり易
く、また、被膜に亀裂が入って基体フィルムの強度を低
下させるという現象がおこり、好ましくない。()、5
ミクロンより薄いときは、基体フィルムの耐候性を向ト
させる効果を発揮しないので、好ましくない。被膜の厚
さは、上記範囲内で、基体フィルムの厚さに比例させる
のがよい。
本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フィルムを、実際
に使用するにあたっては、この被膜が設けられた側をハ
ウス又はトンネルの外側となるようにして展張するのが
よい。
[発明の効果1 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、以1
−のとおりであり、次のように特別に顕若な効果を奏し
、その産業上の利用価値は極めて大である。
(1)本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは
、熱線を吸収する不活性固体微粒子を含有しているので
、土壌から放出される波長3−u40μlの範囲の赤外
m領域の光#a(熱m)をハウス又はトンネル外に放出
させず、保温性に優れている。
(2)不活性固体微粒子として特定の粒径のものを用い
ているので、フィルムの表面にピンホールも生じ難く、
透明性に優れ、引き裂き強度も優れている。
(3)本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは
、フィルム表面にそれ自体耐候性の優れたアクリル系樹
脂の被膜が形成されているので、長期間の使用に耐えう
る。
(4) アクリル系樹脂の被膜が形成されているので、
可塑剤その他樹脂添加剤の滲み出しを抑制することがで
きる。従って、長期間にわたって表面が汚れないので、
フィルムは長期間にわたって可視領域以上の波長な高率
で透過し、農業用ハウス被覆用に好適である。
「実施例」 以下、本発明を実施例にもとずいて、更に説明するが、
本発明はその要tでを超えない限り、以下の実施例に限
定されるものではない。
実施例1〜8、比較例1〜7 (1)基体フィルムの調製 ポリ塩化ビニル(P=1400)  100重量部ジオ
クチル7タレート      45 〃エポキシ樹脂(
商品名rEP−828JHaバリウム−亜鉛系複合安定
剤   1.5 〃ステアリン酸パリ・ンム     
 0.2 〃ステアリン酸亜鉛        Q、4
rtンルビタンモノステアレート   1,5//エチ
レンビスステアロアミド   0.1 〆Iを基本組成
とし、さらにこれに、第1表に示す種類およびfit(
重@、部)の不活性固体微粒子を配合した。
各配合物を、スーパーミキサーで10分間、撹拌混合し
たのち、165℃に加温したミルロール上で混純し、L
型カレンダー装置によって、0.10m111厚みのフ
ィルムを製造した。
(2)被膜の形成 重合缶に、インプロピルフルフール150重量部と、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート20重fttffl
s、アクリル酸10重′@、部、メチルメタクリレート
40重lt部及びエチルメタクリレート30重量部を加
え、ベンゾイルパーオキサイド0.5重it部加えて、
窒素〃ス気流下、80℃で10時間重合反応を行った。
得られた共重合体溶液に、イソプロピルアルコールを加
えて、固形分を20重量%に調節して、被覆材とした。
前記基体フィルムの片面に、上記被覆材をグラビアフー
ト法によって塗布したのち、150℃にT開度調節した
温風乾燥炉内に10秒間滞留させ、溶媒を飛散させ、厚
さ約2ミクロンの被膜を形成した。
得られた各フィルムについて、次のような品質評価試験
を行った。結果を第1表に示す。
試験方法 (1)耐候性 愛知県名古屋市で供試フィルムを屋外で南に面し、かつ
地面に対し、45度に傾斜した架台に昭和59年3月、
[−句から昭和60年3月り句までの1力年III l
&張し、日光に曝露して各フィルムの外観変化の状況を
肉眼で観察し、評価した。
「耐候性1の評価結果はそれぞれ次のような意義を有す
る。
0・・・変化なし OX ・・わずかに褐斑点が認められるΔ・・・褐斑点
が認められる Δ×・・褐斑点が多く認められる ×・・・全面にわたって褐変している なお、アクリル系樹脂被膜を設けたフィルムはハウス外
側になるように展張した。
(2)保温性 三重県−志郡の圃場に、直径2I11.長さ2mの露地
トンネルを設け、このトンネルを各々のフィルムで被覆
し、トンネル内部中央部で夜間のトンネル内温を測定し
たもの6測定した期間は、3月下旬の10日間で午後6
時から翌日午前6時主での間の温度を1時間毎に測定し
、この間の温度を平均して一日の平均値を出し、更に5
日間の平均温度として示した。
(3) ピンホールの有無 肉眼によって観察しな6ピンホールが認められないもの
を「01とし、認められるものを[×1とした。
第1表の結果より、次のことが明らかである。
(1)本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは
、耐候性に優れているばかりでなく、保温性にも優れて
いる(実施例1〜811照)。
(2) これに対して、フィルム表面にアクリル系0(
薄被膜がなく、かつ不活性固体微粒子を配合しないフィ
ルムは、保温性が劣る(比較例7参照)。
(3)不活性固体微粒子の平均粒径が10μmより大き
いものを配合した場合には、フィルムにピンホールが多
発し、商品価値を低下させる(比較例1参照)。
(4)不活性固体微粒子の配合割合が本発明で規定する
範囲をヒまわるときは、フィルム表面にアクリル系り(
薄被膜があっても耐候性が劣り、又、足りないときは、
保温性が改善されない(比較例2.6参照)。
く5)不活性固体微粒子は配合するが、アクリル系0(
薄被膜が無いフィルムは、保lIA性が改瀉されるが、
耐候性は着しく劣る(比較例3.4.5参照)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル系樹脂100重量部、粒径10μm以
    下の不活性固体微粒子を1〜15重量部及び可塑剤30
    〜60重量部を主成分とする軟質塩化ビニル系樹脂フィ
    ルムの片面にアクリル系樹脂の被膜が形成されているこ
    とを特徴とする農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。
  2. (2)不活性固体微粒子が3〜40μmの波長の光線を
    吸収するものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。
  3. (3)不活性固体微粒子が水酸化アルミ、水酸化マグネ
    シウム、タルク及び酸化珪素の中から選ばれたものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の農業用
    塩化ビニル系樹脂フィルム。
  4. (4)不活性固体粒子が下記の組成式で示されるマグネ
    シウム−アルミニウム系塩基性炭酸塩であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の農業用塩化ビニル系
    樹脂フィルム。 Mg_1_−_x・Al_x(OH)_2(CO_3)
    _x_/_2・_mH_2O(但し0<x<1、0≦m
  5. (5)軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの片面に形成され
    るアクリル系樹脂被膜が、ヒドロキシアルキル(メタ)
    アクリレート化合物5〜40重量%及び/又は1個もし
    くは2個以上のカルボキシル基を含むα、β不飽和カル
    ボン酸化合物0〜20重量%、ならびにこれら化合物と
    共重合可能な他のビニル系化合物とを重合して得られる
    共重合体、又はこれら化合物との共重合体と相溶性のあ
    る樹脂との混合物よりなることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。
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