JPS62172261A - 多波長検出器を用いたクロマトグラムにおけるピ−クスペクトルからのバツクグランドシフトの除去法 - Google Patents

多波長検出器を用いたクロマトグラムにおけるピ−クスペクトルからのバツクグランドシフトの除去法

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JPS62172261A
JPS62172261A JP1440286A JP1440286A JPS62172261A JP S62172261 A JPS62172261 A JP S62172261A JP 1440286 A JP1440286 A JP 1440286A JP 1440286 A JP1440286 A JP 1440286A JP S62172261 A JPS62172261 A JP S62172261A
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JP
Japan
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spectrum
peak
base
time
wavelength
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Application number
JP1440286A
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English (en)
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Tadao Hoshino
忠夫 星野
Shiro Fujihira
藤平 志郎
Shoji Obara
小原 祥二
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Jasco Corp
Original Assignee
Japan Spectroscopic Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 免見立11 (産業上の利用分野) 本発明は、多波長検出器を用いたクロマトグラフィーで
得られるクロマトグラムのピークスペクトルからバック
グランドシフトを除去する方法に関し、特に液体クロマ
トグラフの検出器として多波長検出器を用い且つグラジ
ェント溶出などのためベースが変動する場合に、ピーク
成分のスペクトルをより正しく求められ、成分の同定や
不分離ピークの演算による分離に有効な方法に関するも
のである。
(従来の技術) 液体クロマトグラフィーによる分離分析は多方面の分野
で使われており、その検出器としての可視紫外分光光度
計、蛍光分光光度計等から得られる吸光度、蛍光強度等
の時間変化、すなわちスペクトルからなるクロマトグラ
ムに基いて求めたピーク面積、ピークの出力時間(リテ
ンションタイム)により定性e定量分析が行われている
こうした液体クロマトグラフの検出器として従来、単波
長の検出器が多く用いられているが、これでは吸光度ま
たは蛍光強度などの情報の一波長における時間的変化、
すなわち2次元情報のクロマトグラムから分析を行って
いるため、ピークの同定や未知成分の検出などは困難で
あった。これに対し、多波長検出器を用いれば各検出波
長について単位時間毎のスペクトルが測定できるため、
上記の問題を含めクロマトグラムの詳細な検討ができ、
最近大いに利用されるようになってきた。
例えば、本出願人は先に、多波長検出器を使って3次元
の情報を得、不分離ピークを演算によって分離する方法
を提案した(特開間第60−24447号)。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、溶媒として数種類の混合成分を用いるグラジェ
ント溶出等の場合には、溶媒によるベーススペクトルが
時間とともにシフトしてしまうので、ピークの同定等を
行うときにはそのバックグランドシフトを除去しピーク
成分のスペクトルを正しく求める必要がある。
そのため、一般的にはピーク時のスペクトルからベース
スペクトルを差し引いて成分の正しいスペクトルが求め
られている。しかしながらこうした従来の方法によると
、第1図のようにベースが変化しない場合には、クロマ
トグラム1上のピークBの位置でもベーススペクトルは
ピーク以外のAの位置のスペクトルと同じと仮定できる
が、第2図のようにベースが変動する場合には、ピーク
Bの位置でのスペクトルはその両側のA位置でのベース
スペクトルともC位置でのベーススペクトルとも異るた
め、ピークBのスペクトルからAまたはCのベーススペ
クトルを差し引いても、ピーク成分の正しいスペクトル
を推定することはできなかった。
捉って本発明の目的は、グラジェント溶出等によりベー
ススペクトルが変動する場合において、データを2次元
的に処理しピークに対応したベーススペクトルを正確に
求めバックグランドシフトを除去することによって、よ
り正しいスペクトルを得ることにある。
魚几夏唱1 (問題点を解決する手段) 上記の目的を達成するため、本発明によるバックグラン
ドシフトの除去法は、多波長検出器を用いてクロマトグ
ラムを測定しピークのスペクトルを求めて定性・定量分
析を行う方法において、ピークの近くにおける2ケ所の
ベーススペクトルから、ベーススペクトルがリニアに変
化するものと仮定してピーク時に対応するベーススペク
トルを推定し、ピーク時のスペクトルからこの推定した
ベーススペクトルを差し引いてピーク成分の正しいスペ
クトルを求めることを特徴とする。
上記の除去法において、ピーク時に対応するベーススペ
クトルは、次式: %式%) 但しB(λ、tl)は波長λ、時間tiでのピーク時の
ベーススペクトル強度、f(λ、t2)は波長入の時間
t2でのベーススペクトル強度、r(λ、t3) lf
波長λの時間t3でのスペクトル強度、t 2<t 1
<t 3でt2とt3は目的成分の吸収等を含まない時
間 を用いた演算によって推定するのが好ましい。
さらに、多波長検出器による3次元的な情報の処理を可
能とするため、ピーク時に対応するベーススペクトルを
推定し、ピーク時のスペクトルからこの推定したベース
スペクトルを差し引いてピーク成分の正しいスペクトル
を求める上記の過程は、多波長検出器の各検出波長毎に
行う。
(作用) すなわち本発明による除去法の原理を第3図で説明すれ
ば、従来のようにクロマトグラムl上のAまたはCいず
れか1点におけるベーススペクトルだけに基くのでなく
、AとCの2点すなわちピークBに近いが目的成分の吸
収等を含まないその両側の2点を指定し、AからCまで
ベーススペクトルがリニアに変動すると仮定して、ビー
クBの位置のベーススペクトルを演算により求め、ピー
クBの測定スペクトルから演算で得たベーススペクトル
を差し引くことによって、ピーク成分の正しいスペクト
ルを求めるものである。
(実施例) 以下1本発明の好ましい実施例をさらに詳しく説1する
まず第4図を参照して、ピーク時に対応したベーススペ
クトルを推定する好ましい演算処理例を説明すれば、多
波長検出器でクロマトグラムを測定した場合、得られる
データは波−長と時間の関数f(λ、1)となる。ここ
で、λは波長、tは時間であり第4図中X、Y軸でそれ
ぞれ表わしてあり、又Z軸がf(λ、1)を表わし、2
つの波長λ1.入2におけるクロマトグラムは11.1
2で示しである。
ある波長入でのクロマトグラムのベースが第4図のよう
に変動する場合、時間E1における成分の吸収強度は、
測定スペクトル強度f(λ、1)からその時点でのベー
ススペクトル、つまりバックグランドの吸収強度B(λ
、tl)を差し引いて得られる。しかし、B(λ、tl
)は直接求めることができないので、クロマトグラム上
でビークBの前後近くに位置するが目的成分の吸収等を
含まない時間t2.t3におけるベーススペクトルの強
度に基き演算処理によって求める。
すなわち、バックグランドの吸収はAから0間において
リニアに変動するものと仮定して、次式から時間tlに
おけるバックグランドの吸収強度を求める: B(λ、tl)  =  (1/13−t2)x((t
l−t2)if(λ、t3)−(tl−t3)if(λ
、t2)) 促しB(λ、tl)は波長λ、時間t1でのピーク時の
ベーススペクトル強度、1λ、t2)は波長入ノ時11
Jit2でのベーススペクトル強度、f(λ、t3)は
波長入の時間t3でのスペクトル強度、t 2<t 1
<t 3でt2とt3は目的成分の吸収等を含まない時
間 この強度を測定スペクトル値f(λ、tl)から差し引
けば、波長λ、時間t1におけるピーク成分の正しいス
ペクトル強度が得られる。
本発明では、上記の操作が多波長検出器の各波長に対し
て行われ、それぞれの波長におけるピーク成分のスペク
トルより正しく求められる。
次に、本発明のバックグランドシフト除去法を実施した
液体クロマトグラフの構成を第5図について説明する。
同図において、溶媒20がポンプ21インジエクタ22
を通ってカラム23に送られる。インジェクタ22から
注入された試料はカラム23で分離され、可視紫外分光
光度計等の多波長検出器24に入り、そのスペクトルが
測定される。多波長検出器24は、周知の分光光学系、
フローセルおよび多波長光感知器等で構成されるため、
ここではこれ以上詳しく説明しない。尚、図中25はド
レンである。多波長検出器24で得られたデータは、G
P−IBのインターフェイス26を介して、コンピュー
タなどからなる演算処理装置27に入力される。演算処
理装置27は。
リアルタイムでデータを画面に表示しながらフロッピー
ディスクなどの記録媒体に記録する。
測定終了後、記録媒体からデータを読み出してデータ解
析を行うが、データ解析の一項目としてスペクトルによ
る解析を行う際に、上記したような演算処理を処理装置
27内で実行し、各波長におけるピーク時のバックグラ
ンドシフトを除去して、 ピーク成分のスペクトルを正
しく求める。
尚、上記の実施例では多波長検出器として可視紫外分光
光度計を用い試料の吸光スペクトルを測定する場合につ
いて説明したが、その他蛍光分光光度計を用いて蛍光ス
ペクトルを測定する場合等にも勿論本発明を適用可能で
ある。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば、多波長検出器を用
いてクロマトグラムを得る液体クロマトグラフィーで、
グラジェント溶出等のためベースが変動する場合におい
て、ピーク時におけるバックグランドシフトを正確に除
去してより正しくピーク成分のスペクトルが得られるた
め、3次元情報を用いた不分離ピークの演算による分離
とそれに甚くピーク面積の計算等を従来法より高い精度
で行え、ピークの同定や未知成分の検出等をより的確か
つ迅速に可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1.2図は従来法によるバックグランドシフトの除去
法を説明するための図、第3図は本発明によるバックグ
ランドシフトの除去法の原理を説明するための図、第4
図は本発明の除去法で用いる演算処理を説明するための
図、第5図は本発明の除去法を液体クロマトグラフに適
用した場合の構成図である。 (符号の説明) 1.11.12・・・クロマトグラム、24・―・多波
長検出器、  27・・ψ演算処理装置、  B@−・
ピーク、  A、C・・・ピークに近いスペクトラム上
の2点。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多波長検出器を用いてクロマトグラムを測定しピ
    ークのスペクトルを求めて定性・定量分析を行う方法に
    おいて、ピークの近くにおける2ケ所のベーススペクト
    ルから、ベーススペクトルがリニアに変化するものと仮
    定してピーク時に対応するベーススペクトルを推定し、
    ピーク時のスペクトルからこの推定したベーススペクト
    ルを差し引いてピーク成分の正しいスペクトルを求める
    ことを特徴とするピークスペクトルからのバックグラン
    ドシフトの除去法。
  2. (2)ピーク時に対応するベーススペクトルを、次式: B(λ ,t1)=(1/t3−t2)x{(t1−t
    2)xf(λ,t3)−(t1−t3)xf(λ,t2
    )} 但しB(λ,t1)は波長λ、時間t1でのピーク時の
    ベーススペクトル強度、f(λ,t2)は波長λの時間
    t2でのベーススペクトル強度、 f(λ,t3)は波長λの時間t3でのスペクトル強度
    、t2<t1<t3でt2とt3 は目的成分の吸収等を含まない時間 を用いた演算によって推定することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のピークスペクトルからのバックグ
    ランドシフトの除去法。
  3. (3)ピーク時に対応するベーススペクトルを推定し、
    ピーク時のスペクトルからこの推定したベーススペクト
    ルを差し引いてピーク成分の正しいスペクトルを求める
    上記の過程を、多波長検出器の各検出波長毎に行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のピークスペク
    トルからのバックグランドシフトの除去法。
JP1440286A 1986-01-25 1986-01-25 多波長検出器を用いたクロマトグラムにおけるピ−クスペクトルからのバツクグランドシフトの除去法 Pending JPS62172261A (ja)

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