JPS62164758A - 熱可塑性ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性ポリエステル樹脂組成物

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JPS62164758A
JPS62164758A JP61006819A JP681986A JPS62164758A JP S62164758 A JPS62164758 A JP S62164758A JP 61006819 A JP61006819 A JP 61006819A JP 681986 A JP681986 A JP 681986A JP S62164758 A JPS62164758 A JP S62164758A
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graft
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笹木 勲
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柳ケ瀬 昭
Masafumi Hongo
本郷 雅文
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    • C08L51/08Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • C08L51/085Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds on to polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐寒性、耐候性、耐熱性並びに耐衝撃性に優れ
る熱可塑性ポリエステμ樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
熱可塑性ポリエステル例えばポリアルキレンテレフタレ
ートは、その優れた機械的性質、耐熱安定性、耐候性、
電気絶縁性等を有することにより、電気電子部品、自動
車部品等の広範な分野で使用されている。しかし耐衝撃
性、とりわけノツチ付の衝撃強さが低いため、用途がか
なシ制限されている。また自動車外装内装材料、大型電
子機器ハウジング等ではかかる熱可塑性ポリエステル樹
脂の優れた機械的、熱的性質を生かし、この用途への適
用が検討されたが、耐衝撃性、附寒性が不充分なため充
分使用できないのが現状である。この熱可塑性ポリエス
テμの耐衝撃性を改善する方法は種々提案されており、
これらは耐衝撃性を改良する点についてはある程度成功
しているが、反面能の特性を犠牲にしてしまい充分使用
されていなかったのが現状である。例えば熱可塑性ポリ
エステルにジエン系ゴム強化樹脂を配合することによっ
て、耐衝撃性は改善されるが、逆に耐熱安定性及び耐候
性が大幅に低下してしまう。一方アクリル系ゴム強化樹
脂を配合すると、耐候性の低下は少ないが、低温時の耐
衝撃性改良効果はほとんどない。またオレフィン系コポ
リマーも耐衝撃性改良には効果があるものの、他の機械
的性質を低下させたり、分散性が悪く、層状剥離をおこ
して使用できない等の問題を有していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは熱可塑性ポリエステμ本来の優れた耐熱安
定性、耐候性等をそのまま保持し、かつ耐衝撃性を改善
する方法について鋭意検討した結果、ポリオルガノシロ
キサンにビニル系単量体を高効率でグラフト重合させた
グラフト共重合体及びポリエステル系熱可塑性エフスト
マーを熱可塑性ポリエステμに配合することによシ、耐
衝撃性を著しく改善でき、かつ耐熱安定性及び耐候性も
優れた高衝撃成形材料なるものが得られることを見い出
し、本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、熱可塑性ポリエステ/l/囚10〜8゜重量
%、トルエン溶媒下で測定した膨潤度が3.0〜15.
.0でl)、かつグラフト交叉剤を含有するポリオルガ
ノシロキサンゴム5〜90重量%に1種又は2種以上の
ビニル系単量体95〜10重量%をグラフト重合させて
得られるポリオルガノシロキサン系グフフト共重合体C
B) 5〜55重量%、ポリエステμ系熱可塑性エフス
)Y−(C)5〜55重′Bkts及び充填剤Q))0
〜60重iチを成分囚〜(D)の合計量が100重量%
となるように配合してなる熱可塑性ポリエステル樹脂組
成物である。
本発明の組成物は、耐熱安定性、耐衝撃性、特に低温下
での耐衡撃性及び耐候性に優れておシ、特に成分囚、C
J3)及び(C)の配合比率を変えることにより、硬質
から軟質のものまで得ることができる。また耐前撃性能
に特に優れるものであり、23℃1/4″  ノツチ付
アイゾツト試験で50kg −cm / on以上の超
高1llit衝撃性組成物を作成することができる。
本発明に用いられる熱可塑性ポリエステ/I/cA)と
しては、主として炭素数8〜22個の芳香族シカルホン
酸ト炭素数2〜22個のアルキレングリコール、シクロ
アルキレングリコール又はアラルキレングリコールとか
ら構成され、場合により劣位量の脂肪族シカpボン酸、
例えばアジピン酸、セパシン酸を含んでいてもよく、ま
たポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
−μ等のボリアμキレングリコールを含んでいてもよい
。特に好ましいポリエステルとしてはポリエチレンテレ
フタレート、ポリテトフメチレンテレフタレート等が挙
げられる。
これらの熱可塑性ポリエステ〜の2種以上の混合物も用
いられる。
本発明においては全組成物中の熱可塑性ポリエステ/L
/cA)の含有量は10〜80重量%であシ、この範囲
外の含有量では本発明の目的とする樹脂組成物が得られ
にくい傾向となシ好ましくない。
また本発明に用いられるポリオルガノシロキサン系グラ
フト共重合体CB)は、ポリオルガノシロキサンゴム5
〜90重量%と1種又は2種以上のビニル系単量体95
〜10重量%からなるグラフト共重合体である。ここに
ポリオルガノシロキサン成分はオルガノシロキサンとグ
ラフト交叉剤、架橋剤の3成分から構成されるものであ
る。
オルガノシロキサンとしては、例えばヘキサメチルトリ
シクロシロキサン、オクタメチルテトランクロシロキサ
ン、デカメチルペンタシクロシロキサン、ドデカメチル
へキサシクロクロキサン、トリメチルトリフェニルトリ
シクロシロキサン、テトラメチルテトラフェニルテトラ
シクロシロキサン、オクタフェニルテトラシクロシロキ
サンなどが用いられ、その使用量はポリオルガノシロキ
サンゴム中60〜99.8重量%である。
グラフト交叉剤としては、一般式 %式%) (式中R1はメチル基、エチル基、プロピル基又はフェ
ニル基、R2は水素原子又はメチル基、nは0.1又は
2、pは1〜゛6の数を示す〕で表わされる単位を有す
る化合物等が用いられる。
式(I)の(メタ)アクリロキシシロキサンカフラフト
効率の点から特に好ましい。
グラフト交叉剤の添加量は、ポリオルガノシロキサンゴ
ム中0.1〜20重量%、好ましくは05〜10重量%
である。11重量%未満ではグラフト重合が不充分とな
シゴム弾性体と硬質成分である熱可塑性ポリエステルと
の相溶化が困難となる。また20重量%を超える量で用
いた場合にはグラフト率は増大するものの得られるグラ
フト重合体の重合度が低下する傾向となシ好ましくない
さらに架橋剤としては、3官能性又は4官能性のシロキ
サン系架橋剤、例えばトリメトキシメチ/L/Vラン、
トリエトキシフェニル7ラン、エチルオルソシリケート
、エチルオルソシリケート、プチルオμソシリケートな
どが用いられる。架橋剤の使用量はポリオルガノシロキ
サンゴム中0.1〜40重量%であシ、その使用量はポ
リオルガノシロキサンの膨潤度(ポリオルガノシロキサ
ンをトルエン溶媒下で25℃で飽和したトキ、ポリオル
ガノシロキサンが吸収しているトA/二ンの重量割合)
が3.0〜15.0の範囲になるように調整することが
必要である。膨潤度が10未満では架橋剤量が多くなり
過ぎてゴム弾性が得られなくなる。また膨潤度が15.
0を超えると、ゴム形態を保持できなくなるので好まし
くない。
なお3官能性シロキサン系架橋剤よりも4官能性シロキ
サン系架橋剤の方が上記範囲の膨潤度に調整し易い点か
ら特に好ましいものである。
膨潤度の測定は、次のようにして行う。作製されたポリ
オ!レガノシロキサンラテックスを、約3〜5倍量のイ
ソプロピルアルコールウニ攪拌しながら添加し、該エマ
ルジョンを破壊し凝固することによりシロキサンポリマ
ー4する。
こうして得られたポリマーを水洗したのち、80℃で1
0時間減圧乾燥する。乾燥後、約1gのポリマーを精秤
し、約3agのトルエン中に浸漬し、25℃で100時
間放置し、ポリマー中にトルエンを加えて膨潤させる。
次いで残余のトルエンをデカンテーションによシ分離除
去L、精秤したのち、80℃で16時間減圧乾燥し、吸
収されたト/L’エンを蒸発除去し、再び精秤する。膨
潤度は次式によシ算出される。
合 このポリオルガノシロキサンの重量は、米国特許第28
91920号、同第3294725号明細書などに記載
されている方法、すなわちオルガノシロキサンとグラフ
ト交叉剤及び架FJ剤の混合Rf&を、乳化剤、例えば
アμキルベンゼンスルホン酸などのスフレホン酸系乳化
剤の存在下で水と剪断混合する方法により製造すること
が好ましい。アルキルベンゼンスルホン酸ハ、ポリオル
ガノシロキサンの乳化剤として作用すると同時に重合開
始剤ともなるので好適である。
この際、アルキμベンゼンスルホン酸金属塩ヲ併用する
と、グラフト重合を行う際にポリマーを安定に維持する
のに効果があるので好ましい。
このポリオルガノシロキサンゴムにグラフト重合させる
ビニル系単量体としては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、メチルメタクリレート、2−エチルへキシルメタク
リレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、
アクリロニトリル、メタクリレートリル、エチレン、フ
ロピレン、ブタジェン、イソプレン、クロロプレン、酢
酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アリルメタク
リレート、トリアリルイソシアヌレート、エチレンジメ
タクリレート、メタクリル酸エステル、アクリル酸エス
テル、共役ジオレフィン等ならびにこれらの2種以上の
混合物が用いられる。
上記ビニル系単量体とポリオルガノシロキサンゴムとの
割合は、ポリオルガノシロキサンゴム5〜90重量%に
対し、ビニル系単量体95〜10重Aチである。ポリオ
ルガノシロキサン成分が5重量%未満では、本発明の組
成物の耐衝撃性改良の効果が充分でなく、また90重量
%より多いと、グラフトの効果が発揮できなくなる。
かかるポリオルガノシロキサン系グラフト共重合体は、
通常の乳化重合法によって得たポリオルガノシロキサン
ゴムのラテックスにビニル系単艦体をフジカル重合する
技術によって得られる。なおグラフト重合の際に用いる
ビニル系単量体の内グラフトに関与したビニル系単量体
の割合、即ちグラフト効率はできるだけ10〇−に近い
方が耐衝撃性能を発揮するのに好適であり、かかる点か
らしてグラフト交叉剤として前述の(I)式で示される
(メタ)アクリロキシシロキサンを用いたポリオルガノ
シロキサン系グラフト共重合体が好ましい。
本発明においては全樹脂組成物中のポリオルガノシロキ
サン系グラフト共重合体CB)の含有量は5〜55重量
%であり、この含有量が5重量−未満では樹脂組成物を
押出成形する際に安定したストランドの成形ができない
ため好ましくない。また該グラフト共重合体CB)の含
有量が55重量%を超えると耐熱性を付与している熱可
塑性ポリエステiL/cA)の含有量が低下することに
なり、樹脂組成物の耐熱性が低下するようになるので好
ましくない。
壕だ本発明におけるポリエステル系熱可塑性エラストマ
ー(C)は、ハードセグメント成分として芳香族系結晶
性ポリエステルを用い、ソフトセグメント成分として脂
肪族ポリエステル又はボリエーテpをブロック的に結合
したものである。芳香族結晶性ポリエステルとしてはポ
リエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフ
タレート、脂肪族ポリエステルとしてはポリラクトン、
ポリエーテルなどが用いられたものである。特に好まし
いポリエステル系熱可塑性エヲヌトマーの具体例は、ポ
リテトラメチV77−L/フタレートとポリテトラメチ
レンエーテルグリコールをブロック的に共重合したもの
である。このポリテトラメチレンテレフタレートとポリ
テトラメチレンエーテルグリコールの共重合比率につい
ては、種々の割合のものを使用できるが、ポリテトフメ
チレンエーテルグリコー〃の含有量が高いものほど耐衝
撃性能の発現に有効である。これは衝撃の吸収にポリエ
ステμエフストマー中のソフトセグメント成分と上記ポ
リオルガノシロキサン系グラフト共重合体とが密接に関
係して作用しており、どちらか一方が欠けると衝撃吸収
能力が大巾に低下してしまう。したがって、本発明の樹
脂組成物中でのポリエステル系熱可塑性エラストマー(
C)の含有量は5〜55重量%が好ましい。該エラスト
マ−(C)の含有量が5重量%未満ではポリオルガノシ
ロキサン系グラフト共重合体との耐衝撃吸収を分担する
のに必要なソフトセグメント成分の量が不足するため耐
衝撃性能を充分発揮できなくなる傾向となる。また該エ
ラストマー(C)の含有量が55重単量を超えると耐熱
性を付与している熱可塑性ポリエーテlv囚の含有量が
低下することになシ、樹脂組成物の耐熱性が低下するよ
うになるので好ましくない。
本発明の樹脂組成物は、前記の熱可塑性ポリエステル囚
10〜80重量部、ポリオルガノシロキサン系グラフト
共重合体(B)5〜55重量部、ポリエステル系熱可塑
性エラストマー(C)5 〜55重量部及び充填剤(D
) 0〜60重量部の割合で各成分の合計量が100重
量部となるように配合することにより得られる。この混
合物を溶融混合したのちペレット状に賦形することが好
ましい。
充填剤■)としては、各種各形状のものが用いられ、例
えばガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、金属繊
維、アスベスト、ホイスカー等の繊維状充填剤、ガラス
ピーズ、ガラスフV−り、炭酸力〃シウム、タルク、雲
母、酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、窒化硼素
、酸化ベリリウム、ケイ酸力pシウム、クレー、金属粉
等の球状、板状又は無定形の粒粉状の天然もしくは合成
の充填剤があげられる。これらの充填剤Q)は機械的性
質、特に剛性及び耐熱性を補強する効果を有し、単独も
しくは併用して用いられ、その配合割合は全樹脂組成物
中0〜60重量%である。
補強充填剤を含むポリエステル樹脂はよく知られている
が、充填剤の添加はしばしば耐衝撃性の低下をもたらす
。本発明の補強された樹脂組成物は、良好な耐衝撃性及
び耐熱安定性を示すため、補強剤による耐熱性の向上を
有効に活用できる。
本発明の樹脂組成物は必要に応じて染顔料、光又は熱に
対する安定剤、臭素化エポキシ、臭素化ポリカーボネー
ト、デカプロモジフエニμ工−テμ、酸化アンチモン等
の公知の難燃剤、結晶核剤、各種改質剤、ワックス等の
離形剤等を含有していてもよい。
〔実施例〕
以下実施例によυ本発明を具体的に説明する。
参考例1 ポリオルガノシロキサンラテックス1の製造二二チμオ
キソンリケート五〇重量部、γ−メタシクロキシプロピ
pジメトキシメチルシラン1− o 重量n及びオクタ
メチルテトラシクロシロキサン95重量部を混合し、混
合シロキサン100重量部を得た。ドデV/I/ベンゼ
ンスpホン酸1.0重量部を溶解した蒸留水300重愈
部に混合シロキサン100重量部を加え、ホモミキサー
にて1000 Orpmで予備攪拌したのち、ホモジナ
イザーによ’j) 500 kg7cm”の圧力で2回
通すことにより乳化、分散させ、ポリオルガノシロキサ
ンラテックスを得た。この混合液ヲ、コンデンサー及び
攪拌雲を備えたセパラブルフラスコに移し、攪拌混合し
ながら85℃で4時間加熱したのち5℃で24時間冷却
した。次いで水酸化ナトリウム水溶液でこのラテックス
のpHを12に中和し、重合を完結した。得られたポリ
オルガノシロキサンの信金率は91.2 %、固形分濃
度は22.74重量%、1膨潤度はZ4でアリ、ポリオ
ルガノシロキサンの粒子径は0.150 、uでちった
参考例2 ポリオルガノシロキサンラテックス■の製造:エチルオ
ルソシリケート10重量部、γ−メμカプトプロピpジ
メトキシメチμシラン2.0重量部及びオクタメチルテ
トラシクロシロキサン95重量部を混合して混合シクロ
ヘキサン100重量部を得た。以下の乳化、分散及び重
合は参考例1と同様に行い水酸化ナトリウム水溶液によ
り pH6,8に中和した。得られたポリオルガノシロ
キサンの電合率は908チ、固形分濃度22.64重量
%、膨潤度は&9であり、ポリオルガノシロキサンの粒
子径は(L156μであった。
参考例3 ポリオルガノシロキサンラテックス■の製造:エチ〃オ
ルソシリケート五〇重量部、テトフビニμテトフメ千ル
テトツシクロシロキサン2− ON fl 部及びオク
タメチルテトラシクロシロキサン95重量部を混合して
混合シロキサン100重量部を得た。以下の乳化、分散
及び重合は参考例1と同様に行い水酸化ナトリウム水溶
液によ#)pH7,0に中和した。得られたポリオルガ
ノシロキサンの重合率は91.6%、固形分濃度22.
8重量%、膨潤度はz3であυ、ポリオルガノシロキサ
ンの粒子径は0.152μであった。
参考例4 ポリオルガノシロキサン系グラフト共重合体8−1、S
−2及びS−Sの製造: 参考例1.2及び3で得られたラテックスをおのおの2
6五9重量部(固形分濃度22.74重量%)、265
.0重社部(固形分濃度22.64重量%)、262.
7重社部(固形分濃度2Z84重量%)を攪拌器を備え
た夫々のセパラブルフラスコに入れ、窒素置換をしてか
ら70℃に昇温し、その後アクリロニトリル10重量部
、スチレン30重量部及びt−プチルハイドロバーオキ
ザイド0.08重量部をそれぞれのセパラブルフラスコ
に仕込み30分間攪拌した。さらにロンガリッl−0,
12重量部、硫酸第一鉄0.0002重葺部1エチレン
ジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.0006重量部を水
10重1部に溶解しだ水溶液を夫々投入しフジカル重合
を開始した。
1時間攪拌混合を維持し重合発熱がなくなったのち2時
間反応温度を維持し、その後冷却し、重合を終了させた
。得られたグラフト共重合体の重合率はそれぞれ97%
、9B4%及び968チ、グラフト率は48%、21%
及び1B、%。
グツ7)効率は72%、51.5 %及び27チであっ
た。得られたラテックスを、塩化力μシウム・2水塩を
5重量部溶解した熱水中に滴下することにより重合体を
凝固、分離し、乾燥して水分を除去し、乾粉S−1,8
−2及びS−5を得た。
実施例1〜10、比較例1〜6 極限粘度〔η〕が1.05のポリテトラメチレンテレフ
タレート、ポリオμガノンロキサン系りラフ) 共!合
体S−1及びポリテトラメチレンテレフタレートとポリ
テトフメチレンエーテルグリコーμとをブロック共重合
させたハードセグメント成分の含有量が30重量%なる
ポリエステル糸繰可塑性エラストマーを第1表に示す割
合で配合したものを30I!lIφのベント式−軸押出
機に供給し、シリンダ一温度230℃で溶融混練しベレ
ット状に賦型した。得られたべVットを乾燥した後シリ
ンダ一温度230℃、金型温度60℃で射出成形を行い
各種評価試験片を得た。これらの試験片を用い各種物性
を評価した結果を第1表に示す。なおロックウェル硬度
はASTM  D  785(Rスケ−/L/)、アイ
ゾツト衡撃強度は111  棒のノツチ付でASTMD
256により+Ii!l定したものである。これら測定
法は以下の実施例及び比較例に共通である。
第1表の結果から明らかなように本発明の樹脂組成物に
よる成形品は耐衝撃性に非常に優れるものでちることが
わかる。また樹脂組成物中のポリテトラメチレンテレフ
タレートの含有量が40重fk 1未満であるとロック
ウェル硬度が低下し実用的でないことがわかる。
実施例11〜13 実施例3の樹脂配合組成物においてポリエステル系熱可
塑性エフストマーの種類のみを第2表に示すように種々
変更する以外は実施例3と同じ装置を用い、同じ条件で
ベレット化及び各種評価試験片を作成し各種物性を評価
した。これらの結果を実施例3の結果と併せて第2表に
示す。
第2表の結果から明らかなように本発明においては各種
のポリエステル系熱可塑性エフストマーが使用できるが
、なかでもハードセグメント成分トシてポリテトラメチ
レンテレフタレート、ソフトセグメント成分としてポリ
テトラメチレンエーテルグリコールを使用したものが好
ましく、しかもソフトセグメント成分の量が多いものが
耐衝撃性能を発揮しゃすいことがわかる。
実施例14〜15 参考例4で作成したポリオルガノシロキサン系グフフト
共重合体8−1.8−2及びS−Sを用い、該グラフト
共重合体の製造で用いたグラフト交叉剤の種類と樹脂組
成物の物性との関係について検討した。
即ち実施例3の樹脂配合組成物においてポリオルガノシ
ロキサン系グフフト共重合体S−1の代りに8−2及び
B−5のグラフト共重合体を使用する以外は実施例3と
同じ装置を用い、同じ条件でベレット化及び各種評価試
験片を作成し各種物性を評価した。これらの結果を第3
表に示す。
第3表の結果から明らかなようにγ−メタシクロキシプ
ロピpジメトキシメチ〜シランをグラフト交叉剤として
得たポリオルガノシロキサン系グフフト共重合体S−1
はr−メルカプトプロピルジメトキシメチルシランある
いはテトラビニμテトラメチρシクロシロキサンをグラ
フト交叉剤として得たポリオルガノシロキサン系グラフ
ト共重合体S−2あるいは8−3よシもブレンドポリマ
ーとしたときに好”ましい耐衝撃性能を示すことがわか
る。
実施例16〜19、比較例7〜8 ポリオルガノシロキサン系グラフト共重合体のポリオル
ガノシロキサンゴムの架橋密度、即ち膨潤度と、ブレン
ドポリマーとしたときの物性との関係について検討した
ポリオルガノシロキサン重合時に使用するエチμオpソ
Vリケードの量をそれぞれ103、a、S、1.0.1
a、0.2Q、0及び4!LO重量部とし、γ−メタシ
クロキシプロピ!ジメトキシメチルシフンをいずれの場
合もそれぞれ1.0重量部、残シをオクタメチμテトツ
Vクロシロキサンを用いて混合し、それぞれ混合シロキ
サン100重量部とする以外は参考例1と同様の方法に
よりそれぞれポリオルガノシロキサンラテックスを得た
。しかる後これらポリオルガノシロキサンラテックスを
用い8考例4と同様の方法によシボリオμガノシロキサ
ン系グヲフト共重合体8−4〜S−9を得た。これらグ
ラフト共重合体S−4〜S−9のエチルオルソシリケー
ト量を変化させた場合のポリオルガノシロキサンゴムの
膨潤度を第4表に示した。
第  4  表 次に実施例3の樹脂配合組成物においてポリオルガノシ
ロキサン系グラフト共重合体S−1の代りに上記ポリオ
ルガノシロキサン系グラフト共重合体S−4〜S−9を
それぞれ使用する以外は実施例3と同じ装置、同じ条件
によシペレット化及び各種評価試験片を作成し各種物性
を評価した。これらの結果を第5表に示す。
第5表の結果から明らかなようにポリオμガノγロキサ
ンゴムの膨潤度が3.0〜15.0の範囲であるポリオ
lv2/ノシロキサン系グラフト共重合体を用いたもの
が良好な物性を示すことがわかる。
実施例20〜22 熱可塑性ポリエステルの種類を種々変更した場合ノブレ
ンドボリマーと物性との関係について検討した。
実施例3の樹脂配合組成物において極限粘度〔η〕が1
.05のポリテトラメチレンテレフタレートの代りに極
限粘度〔η〕がQ、92のポリテトラメチレンテレフタ
レート及び極限粘度〔η〕が18・、5のポリエチレン
テレフタレートを第6表に示す割合で用いる以外は実施
例3と同じ装置、条件によシペレット化及び各種評価試
験片を作成し各種物性を評価した。
但し実施例21.22については樹脂配合物の押出、成
形は275℃で実施した。これらの評価結果を第6表に
示す。
第6表の結果から明らかなようにポリテトラメチレンテ
レフタレートの重合度、及び熱可塑性ポリエステル樹脂
の種類の如何に拘らず良好な物性を示すことがわかる。
また−50℃の低温下での耐衝撃性能も充分あることが
わかる。
実施例23 極限粘度〔η〕が11.92のポリテトフメチレンテレ
フタレート、前記ポリオμガノシロキサングラフト共重
合体S−1及び市販の繊維長3鱈のチョツプドガラス繊
維、325メツシユバスのウオフストナイト粉を第7表
に示す割合で配合したものを30■φのベント式−軸押
出機に供給し、シリンダ一温度230℃で溶融混練しベ
レット状に賦型した。得られたベレットを乾燥した後シ
リンダ一温度250℃、金型温度60℃で射出成形を行
い厚み5vm、 100mX100■の平板をそれぞれ
得た。これら平板を用い落錘錘衝撃強度(JIS  K
7211.25R(L5に9錘条件下)を測定した結果
を第7表に示す。
第7表の結果から明らかなように良好な耐衝撃性が充填
剤を含む場合においても得られることがわかる。また耐
候性においてもポリエステル本来の特性を低下させない
〔発明の効果〕
本発明は熱可塑性ポリエステル、特定のポリオμガノシ
ロキサン系グラフト共重合体及びポリエステμ系熱可塑
性エラストマーさらに必要により充填剤を上述した如き
割合で配合することにより耐寒性、耐候性、耐熱性並び
に耐衝撃性等に優れた樹脂組成物とし得たものであり優
れた効果を奏する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱可塑性ポリエステル(A)10〜80重量%、ト
    ルエン溶媒下で測定した膨潤度が3.0〜15.0であ
    り、かつグラフト交叉剤を含有するポリオルガノシロキ
    サンゴム5〜90重量%に1種又は2種以上のビニル系
    単量体95〜10重量%をグラフト重合させて得られる
    ポリオルガノシロキサン系グラフト共重合体(B)5〜
    55重量%、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(C
    )5〜55重量%及び充填剤(D)0〜60重量%を成
    分(A)〜(D)の合計量が100重量%となるように
    配合してなる熱可塑性ポリエステル樹脂組成物。 2、グラフト交叉剤が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1はメチル基、エチル基、プロピル基又はフ
    ェニル基、R^2は水素原子又はメチル基、nは0、1
    又は2、pは1〜6の数を示す)で表わされる単位を有
    するオルガノシロキサングラフト交叉剤である特許請求
    の範囲第1項に記載の組成物。
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