JPS62143057A - ポジ型感光性平版印刷版 - Google Patents

ポジ型感光性平版印刷版

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JPS62143057A
JPS62143057A JP26612785A JP26612785A JPS62143057A JP S62143057 A JPS62143057 A JP S62143057A JP 26612785 A JP26612785 A JP 26612785A JP 26612785 A JP26612785 A JP 26612785A JP S62143057 A JPS62143057 A JP S62143057A
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JP
Japan
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printing plate
resin
lithographic printing
phosphoric acid
photosensitive layer
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Pending
Application number
JP26612785A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tomiyasu
富安 寛
Toshiyoshi Urano
年由 浦野
Nobumasa Sasa
佐々 信正
Takeshi Yamamoto
毅 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp, Konica Minolta Inc filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明にポジ型感光性平版印刷版に係り、更に詳しくは
、各種性質が抜食された、0−ナフトキノンジアジド化
合物とノボラック樹脂の組合せ系の感光層を有するポジ
凰感光性平版印刷版に関する。
〔従来の技術] ポジ型平版印刷版は親水性支持体上にインキ受容性の感
光層を設けこの感光層に画像露光を行い、ついで現像す
ることによシ画線部を残して非画線部を除去し画像を形
成させる。
実際に印刷する場合には、画像部の親油性と非画像部の
親水性の性質の差が利用されている。
一般に平版印刷版に要求されることとしては、耐刷力、
耐薬品性、現像ラチチュード、インキ受容性、感度等が
あるが、特にポジ型の場合には、耐薬品性、耐刷力、現
像ラチチュードの改良が望まれている。ここで耐薬品性
とは、印刷時に使われる種々の薬品、例えばイソプロピ
ルアルコール、インキ盛り用のインキ、整面液、プレー
トクリーナー等に対する適性である。これらを改良する
ために、種々の検討が感光層と支持体の両方にわたって
なされている。
感光層としては、一般に0−ナフトキノンジアジド化合
物及びノボラック樹脂の混合物が良く知られている。0
−ナフトキノンジアジド化合物としては、例えば、特公
昭43−28403号公報に記載されているごとくピロ
ガロールと、アセトンの連縮合樹脂の0−す7トキノン
ジアジドスルホン酸エステルを使用した例、例えば特開
昭55−76346号公報に記載されているように、ピ
ロガロール−レゾルシンの混合物とアセトンとの連縮合
樹脂の0−す7トキノンジアジドスルホン酸エステルを
用い現像性をコントロールする例、例えば特開昭50−
1044号、同50−1045明細公報に記載されてい
るように多価フェノールとベンズアルデヒド又はアセト
アルデヒドとの連縮合樹脂を用い現像性、耐処理薬品性
の改良を試みた例が示される。
また、ノボラック樹脂としては特公昭56−54621
号公報に記載されているように、フェノールとクレゾー
ルの混合ノボラック樹脂等が知られている。
支持体としてはアルミニウム板が最も優れておυ、広く
一般に使用嘔れているが、親水性、保水性、機械的な摩
耗るるいは感光層との接着の九めに種々の表面処理がな
されている。まずアルミニウム板に、1次的な表面処理
として砂目立てが施される。
砂目立て法としては、電解研摩法、ブラシ研摩、ホーニ
ング法等が良く知られている。砂目立てされたアルミニ
ウム板は、その後、硫酸やリン酸等によシ陽極酸化処理
が施され、引続き場合によってはケイ酸塩による封孔処
理や熱水による封孔処理が行われて平版印刷版用の支持
体となる。
ところで従来よシ、陽極酸化処理層を設けるとアルミニ
ウム板の表面硬度が向上し、画像部のアルミニウム板と
の接着性も向上することは知られていた。ま九リン酸あ
るいにリン酸を主成分とし九電解液中で陽極酸化された
アルミニウム板の方が、硫酸やシュウ酸等の電解液中で
処理したものよシ接着性が良好なことは既に公知である
。したがって、感光層として光二量化型フォトポリマー
やアジド系7オトボリマーといった比較的接着力の劣る
ものを使用する場合には、リン酸の陽極酸化層が使用さ
れることが多い(特公昭46−26521号、同54−
37522号、同57−22035号、同57−220
32号、各公報、及び米国特許第3594289号明細
書参照〕。
〔発明が解決しようとする問題点] ところがキノンジアジド系の場合は接着力が強すぎるた
めに、リン酸の陽極酸化層を使用すると地汚れが発生し
たり、消去性が不良となる等の傾向があシ実用上畑点が
多いとされている、したがって、本発明の目的は高耐刷
力で、耐薬品性が良好な印刷版を提供することにある。
また、本発明の別の目的は消去性が良好で地汚れが発生
せず現像ラチチュードが広い印刷版を提供することにあ
る。
本発明の更に別の目的は印刷版上の網点の点減り効果の
大きい、すなわち実効感度が高く、かつ露光可視画性の
優れ九ポジ型感光性平版印刷版を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明はポジ型感光性平版印刷版
に関する発明であって、リン酸又はリン酸を主成分とす
る電解液中で陽極酸化して得られる平均ボア径が200
〜900ムで、ボア密度が100〜1000個/μm2
の陽極酸化層を有するアルミニウム板上に、下記(A)
及び03)成分: (A) 多価フェノール類とアルデヒド又はケトンとの
連縮合樹脂の0−ナフトキノンジアジドスルホン酸エス
テル (E)  ノボラック樹脂 を含有する感光層を有することを特徴とする。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明に使用される多価フェノール類とケトン又はアル
デヒドとの連縮合樹脂のQ−ナフトキノンジアジドスル
ホン酸エステル化合物は以下に示すような化合物である
幹ポリマーのモノマーである多価フェノール類としては
、カテコール、(メチル)レゾルクン、ヒドロキノン、
ピロガロール、フロログルクン等が好ましく用いられる
。また、よシ好ましくはピロガロールである。ケトン又
はアルデヒドとしては、アセトン、ホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、クロトンアルデ
ヒド等が好ましく用いられ、よシ好ましくはアー七トン
である。
多価フェノール類とケトン又はアルデヒドとの連縮合樹
脂の合成法としては、一般に公知の方法が適用され、多
価フェノール類をケトン又はアルデヒド類、又は必要に
応じて適当な溶媒に溶解させ、塩酸、オキク塩化リン、
クユウ酸等の適当な酸の存在下で重縮合を起こさせ重縮
合体を得る。重縮合条件としては、公知の方法に比較し
、重合初期から高温にて重縮合反応する合成法が好まし
く用いられる。例えば触媒である、塩酸、硫酸、クユウ
酸、オキク塩化リン等の酸を多価フェノール類とケトン
又はアルデヒド化合物、必要に応じて使用する溶媒、例
えばジオキサン、メタノール、エタノール、テトラヒド
ロ7ラン、水O混合物中に滴下す′ると同時に還流の定
常状態にもってゆく処方が好ましく用いられる。
これらの方法で得る上記多価フェノール系高分子化合物
の分子量は、ゲルパーミェーションクロマトグラフィー
(以下GPCと略記する)法による〔ポリスチレン標準
〕数平均分子量MnではAOOXIO” 〜2.0OX
101.重量平均分子量MY  でi5.o OXl 
0]〜4.00X10”が用いられ、より好ましく F
iMn が400x10” 〜t50X10” 、 M
y カフ、Q 0X10雪〜五00xtO”、更に好ま
しくはMns、ooxto*〜1.10X1G”、My
がaOO×103〜zo oxlasである。
これらの適度の現像性、耐処理薬品性の両方を満足でき
る多価フェノール類の重縮合体の好ましい例は、上記分
子量範囲のレゾルシンベンズアルデヒド樹脂、メチルレ
ゾルシンベンズアルデヒド、ピロガロール・アセトン樹
脂でアシ、よシ好ましくはピロガロール・アセトン樹脂
である。
これら多価フェノール類の重縮合体の0−ナフトキノン
ジアジドスルホン酸エステルは次に示す合成法によシ容
易に得られる。
多価フェノール類の重縮合体を適当な溶媒、例えばジオ
キサン等に溶解させてこれに0−ナンド午ノンジアジド
スルホニルクロライドヲ投入し、炭酸アルカリを当量点
まで滴下することによシ容易にエステル化し、合成され
る。
このエステル化体のOH基に対する。−ナフトキノンジ
アジドスルホニルクロライドの実測縮合率は(OH基1
個に対する%)10〜5Ω係が好ましく、よシ好ましく
は10〜40係であシ、更に好ましくは15〜55囁で
ある。50憾超であると分子量にかかわらず、消去性が
不良となシ10係未満であるとオーバー現像性が不良と
なシ画線部の損失を招きやすい。
このニス′チル化体の分子量はOH基の縮合率によシ若
干変動するが、概してOH基の実質縮合率10モル係か
ら50モル係のエステル化体についてに、Mnが5.0
0XI Q” P−五60X103でMWが7. OO
X 10 ” 〜5.80 X I Q”が好ましく、
よ〕好ましくはMnが6.ooxlax 〜2.40X
10” −1’MW が9oox1o*〜4.00X1
03である。更に好ましくはMnが7.00X10”−
2,10X103でMwが1.00X10” 〜&60
X10” で6る。
Mnが五60X10” よシ大きくかつMwが5.80
X103 よシ大きい多価フェノール類の重縮合体の0
−す7トキノンジアジドスルホン酸エステルを使用した
場合には、アンダー現像性が不良となシ地汚れが発生し
やすくなる上に消去性が不良となる。
一方、Mnがaooxlozよシ小さくかつMy が7
.0OX1G” よシ小さい多価フェノール類の重縮合
体の0−す7トキノンジアジドスルホン酸エステルを使
用した場合にはオーバー現像性が不良となシ画儂部の損
失を招き、を丸面像部の耐処理薬品性が悪くなり傾向に
メジ、好ましくはない。
このエステル化体の感光層中における含有量は、その種
類によっても異なるが、概して5〜40重量係が好まし
く、よシ好ましくは10〜30重量係である。
本発明に用いられる申)ノボラック樹脂は、アルカリ可
溶性ノボラック樹脂が好ましく用いられる。例えばフェ
ノールホルマリンノボラック樹脂、m−/レゾールホル
マリ7ノボラック樹脂、P−クレゾールホルマリンノボ
ラック樹脂、ニークレゾールaP−クレゾール混合ホル
マリンノボラック樹脂、p−t−ブチルフェノールホル
ムアルデヒド樹脂、フェノール変性キシレン樹脂及び特
開昭55−57841号公報に記載されているフェノー
ル・m−クレゾール・p−クレゾール混合のホルマリン
ノボラック樹脂等が好ましく用いられる。
上記のノボラック樹脂のうち、より好ましくt!m−/
レゾール・p−クレゾール混合ホルマリンノボラック樹
脂、フェノール・m−クレゾール・p−クレゾール混合
ホルマリンノボラック樹脂が綜合的に優れ念性能を示し
、好ましく用いられる。ま九、更に好ましくは、フェノ
ール−m−クレゾール・p−クレゾール混合ホルマリン
ノボラック樹脂である。
上記ノボラック樹脂の分子量は(ポリスチレン標準)好
ましくはMn がaoOX10雪〜a0 0X1 0m
  、  MY  が LOOXl  0”  〜2.
00X10’、よシ好ましくはMnが1.00X10S
〜1oOXiG”、My  がaOOX103〜1.5
0X104である。
上記ノボラック樹脂の感光層全組成物中に含まれる含有
量は、その種類によっても異なるが60〜95重量係が
好ましく、よシ好ましくは70〜90重量係である。
本発明をポジ型感光性平版印刷版として供給するに当っ
ては、そのほか、露光可視画付与剤及び色素が一般的に
添加される。露光可視画付与剤としては、露光によシ酸
を発生する物質、色素としてはこの酸と塩を形成する化
合物を用いるのが一般的である。
露光によシ酸を発生する化合物としては、下記一般式I
又は■で示されるトリフ10アルキル又はジアゾニウム
塩化合物が好ましく用いられる。
(Xa  は炭素原子数1〜3個のトリノ・ロアルキル
基、WはN、B、 Se、P、ZtrlOlN、S。
Be%P% Yは発色団基を有し、かつWと2を環化さ
せるに必要な非金属原子群よシなる基を示す〕 釘−N、!       ・・・■ (Ar  はアリール基、Xは無機化合物の対イオオン
〕 具体的には、例えば式!のトリノ・ロアルキル化合物と
しては、下記一般式m、■、■で表される化合物が含ま
れる。
゛・。りゝ8 a (式中、Xaは炭素原子1〜3個を有するトリハロアル
キル基、Bは水素又はメチル基、Aは置換若しくは非置
換アリール基又は複素環式基を表し、nは0.1又は2
である〕 具体的例示化合物としては、一般式■とじては す 等のベンゾフラン環を有するオキサジアゾール化合物、
特開昭54−74728号公報に記載されている2−ト
リクロロメチル−5−(p−メトギンステリル) −1
,& 4−オキサジアゾール化合物等が挙げられる。
また、一般式y%Vの化合物としては、特開昭55−5
6225号公報に記載されて−る4−(2,4−ジフト
キク−4−ステリル)−6−ドリクロロメチルー2−ピ
ロン化合物、2.4−ビス−(トリクロロメチル)−6
−p−メトキクスチリル−8−トリアジン化合物、2.
4−ビス−()!Jジクロロチル)−6−p−ジメチル
アミノステリル−8−)リアジン化合物等が挙げられる
一方、ジアゾニウム塩化合物としては、露光によって強
力なルイス酸を発生するジアゾニウム塩が好ましく、対
イオン部分としては無機化合物の対イオンが推奨される
。具体例としては、ジアゾニウム塩のアニオン部分がフ
ッ化りンイオン、7フ化ヒ素イオン、フッ化アンチモン
イオン、塩化アンチモンイオン、塩化スズイオン、塩化
ビスマスイオン及び塩化亜鉛イオンの少なくとも1種で
ある芳香族ジアゾニウム塩で6D、好ましくはバラジア
ゾフェニルアミン塩でめる。
上記露光可視画付与剤の全感光層組成物中の含まれる量
は101〜20重量%、好ましくは(L1〜20重量係
、よシ好ましくは0.2〜10重量係である。
これらトリハロアルキル基を有する化合物を感光層に添
加するとその添加のないものに比べ、ポリヒドロキシ樹
脂の分子量変化による消去性の良悪の変化がよシ顕著に
なり、興味深い。しかしその因果関係は明らかではない
一方、色素としては一般に公知の酸によシ塩を形成する
化合物であればいずれでも使用可能でsb例えばトリフ
ェニルメタン系染料、シアニン染料、ジアゾ染料、ステ
リル染料等が挙げられる。具体的にはビクトリアビニア
ブルーBO、エチルバイオレット、クリスタルバイオレ
ット、ブリリアントグリーン、ペイシック7クシン、ニ
オジノ、フェノールフタレイン、キシレノールブルー、
フンゴーレッド、マラカイトグリーン、オイルブルー÷
603、オイルビンフナ312、クレゾールレッド、オ
ーラミン、4−p−ジエテルアミノブエニルイミノナ7
トキノン、ロイコマラカイトグリーン、ロイコクリスタ
ルバイオレット等が挙げられる。この色素の添加量は感
光層の全組成物中で約001〜10重量鳴が好ましく、
よシ好ましくは0.05〜8重量係である。
本発明のポジ型感光注平版印刷版の感光層組成、物中に
は、その他種々の目的に応じて6檻の添加剤を加えるこ
とができる。例えば塗布性を向上させるために、セルロ
ースアルキルエーテル、フッ素系界面活性剤、シリコー
ン系化合物等の界面活性剤、増感剤として酸無水物、例
えば無水グルタル酸、無水イタコン酸、無水テトラヒド
ロ7タル酸、無水フタル酸等、また、塗膜の物性改良剤
としてリン酸エステル、フタル酸エステル、ポリビニル
ブチルエーテル等の可塑剤等、まえ、画像の印刷インキ
着肉性を高めるために、疎水性基を有する各種添加剤、
例えばp−オクテルフェノールーホルマリンノボラ7/
m脂、p−t−ブチルフェノール−ホルマリンノボラッ
ク樹脂、p−t−ブチルフェノール・ベンズアルデLド
樹脂、ロジン変性ノボラック樹脂等の変性ノボラック樹
脂、また、更にこれら変性ノボラック樹脂の0−ナフト
キノンジアジドスルホン酸エステル(OEI基のエステ
ル化率20〜70−!−ル慢〕を添加して用いることが
できる。これらの添加剤の含有量はその撫類と目的によ
って異なるが、概してその添加量は感光層の全組成物に
対して101〜20重量憾、゛重量しくは105〜10
重量係が適当である。本発明の感光性平版印刷版の感光
層は用途によっても異なるが一般的に固形分として15
〜五〇 f / m”が適当である。
上記感光層組成物は、各種溶媒、例えばメチル(エチル
〕セロンルフ、メチル(エチル〕セロソルブアセテート
等のセロノールプ類、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ジオキサン、アセトン、シクロヘキサノ
ン、トリクロロエチレン等の塗布溶媒に溶解させた塗料
を後述の砂目立てされ、陽極酸化され念アルミニウム板
の支持体上に塗布乾燥させることによシ形成される。
本発明の感光性平版印刷版材料に使用されるアルミニウ
ム板はリン酸又はリン酸を主成分とする電解液中で陽極
酸化処理しておく。例えば、アルミニウム板を10〜5
0重孟俤、好ましくは、20〜40重量暢のリン酸を含
む水溶液中、又は、かかるリン酸と全酸中25皇量係以
下、好ましくは、10皇量係以下の他の量、例えば、硫
酸、シュウ酸等との混酸を含む水溶液中、浴温10〜5
0℃、好ましくは、25〜45℃で、電流密度1lL2
〜10ム/ dm”、好ましくは、1〜7ム/ am”
で、10秒〜10分、好ましくは、20秒〜5分の範囲
で、得られる陽極酸化層の平均ボア径が200〜900
ム、好ましくは300〜900ム、特に好ましくは40
0〜900ムで、ボア密度が100〜t口00個/μm
3、好ましくは、100〜500個/μms。
特に好ましくは100〜350個/μm1となるように
陽極酸化処理したものを使用する。
本発明においては、陽極酸化処理の前後に、それぞれ周
知の方法に従いプラク研李、電解エツチング等の砂目立
て処理、及び/又は親水化処理等の表面処理を行ってお
くことが好ましい。
親水化処理としては熱水封孔やケイ酸ソーダ処理が挙げ
られるが接着性やジアゾ残シ、現像性の点からは、ケイ
酸ソーダ処理が好ましい。
ケイ酸ソーダ処理の条件としては濃度11〜5チのメタ
ケイ酸ソーダ溶液中に、温度50℃〜95℃で10秒間
〜5分間浸漬して行われる。
好ましくは、その後に60℃〜100℃の水に10秒間
〜5分間浸漬して処理される。
こうして製造した感光性平版印刷版上に、常法に従って
被写物を重ねて露光するか電子線等を照射して画像の書
込みを行った後、現像液を用いて現像すれば支持体上に
対応する画像を形成させることができる。露光に好適な
光源としては、メタルハライドランプ、水銀灯、カーボ
ンアーク灯等が挙げられる。
次に、本発明に使用する感光体の合成例と砂目の製造例
を示す。
(感光体の合成〕 合成例1 ピロガロール1QOf、アセトン1400tをクォータ
バス中にセットした3頭コルベン中に投入し、窒素ガス
を吹込み、窒素置換を行った後、オキシ塩化リン10F
を一度に投入し、二に縮合反応を行った。なお、反応温
度に高い方が好ましく、オキシ塩化リン投入と同時に還
流状態になるように、ウォータバスの温度を設定する。
約5時間反応後、反応液を室温まで冷却させ念後、水1
5を中に強力にかくぼんしながら徐々に投入し、生成し
た重合物を沈殿させる。
析出した樹脂を戸数し、水にてpHがほぼ7の中性にな
るまで洗浄を行う。戸数物は40℃以下にて乾燥を行う
。このようにして淡褐色状こO樹脂の分子量をGPC!
(日立655型、カラム、7ヨデツクス(8hodax
 )ム804、ム803、ム802の直列]にてポリス
チレンを標準として測定を行った。Mn%My O算出
は拓殖等日本化学会誌、1972年、4月号、第800
頁に記載の方法によシ、オリゴマー領域のピークをなら
す(ピークの山と谷の中心を結ぶ〕方法にて行った。そ
の結果、Mn  は1.14X10m 、MYは1.7
5X1G”であった。
次にこの樹脂60tをジオキサン72QWtに溶解させ
、0−す7トキノンジアジドー5−スルホニルクロライ
ド146tを投入し、爵解後、炭酸カリ水溶液(13重
量%)115fを滴下し、40〜50℃で約1時開綿合
反応を行わせた後、反応液を大量の希塩酸水中(濃塩酸
15−1水IL)に投入し、沈殿した樹脂を戸数し、乾
燥した。ピロガロール・アセトン樹脂の0−す7トキノ
ンジアジドスルホン酸エステル56tの黄色粉末樹脂が
得られ九。分析の結果、OH基の縮合率は、4796で
めった。ポリヒドロキシ樹脂と同様に分子量を測定した
ところ、Mnは1.99XIQ”、MYは2.95X1
0”であった。
合成例2 合成例1で得られたピロガロール・アセトン樹脂の0−
ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルの縮合率を変
える九めに、0−す7トキノンジアジドー5−スルホニ
ルクロライドの仕込量を146tから97.2 tに減
量し、その他は合成例1と同様の処方で合成し、aSt
のピロガロール・アセトン樹脂の0−す7トキノンジア
ジドスルホン酸エステル樹脂を得九。OH基の縮合率は
32係であった。合成例1と同様に分子量を測定した結
果、Mnは1.85X10”、MYは2.85 X 1
0” ”T’Sツk。
合成例3 合成例1のピロガロール、アセトンの童をそれぞれ50
F、10QOIF、オキシ塩化リンの量を7fに変えて
、合成例1と同様に縮合重合を行った。淡褐色粉末状樹
脂66f(融点168〜175℃)が得られた。
合成例1と同様に分子量を測定したところ、Mnは7.
90 X 10工、MWは1.10X108であった。
例 次にこの樹脂を合へ1と同様に同量採取し、合成例1と
同様に縮合反応を行い、ピロガロール・アセト/樹脂の
O・−す7トキノンジアジドスルホン酸エステル55f
を得た。分析の結果、01!基の縮合率に46%であっ
た。また、GPC測定の結果、0−ナフトキノンジアジ
ドスルホン酸エステル樹脂のMn は1.53X10’
%Mwはt80X10”であった。
合成例4 レゾルクン416f、メタノール130Fをウォータバ
ス中にセットした3頭プルペン中に投入し、レゾルシン
が溶解した後、ベンズアルデヒド5 9tを加え、更に
濃塩酸0.25wtを加え、約10分後メタノールが還
流するように加温コントロールを行う。還流が始まって
約2時間後反応液を約2tの水中に滴下し、戸数し、水
洗を行って室温に乾燥させる。淡褐色粉末状樹脂56f
が得られた。合成例1と同様にGpcによる分子量測定
を行てた結果、Mnは7.80×10冨、Myは9.9
0 X 103であった。また、浸透圧法による分子量
測定の結果Mn us、aoxtozであった。
次にこの樹脂66fをジオキサン720dに溶解させ、
0−す7トキノンジアジドー5−スルホニルクロライド
901を投入し、溶解後、炭酸カリ水溶液(131ft
%)21510滴下し、40〜50℃で約1時間反応さ
せた後、合成例1と同様に大量の希塩酸中にべ寥、P取
し、132tのレゾルシン・ベンズアルデヒド樹脂のO
−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル樹脂が得ら
れた。GPCによる分子量測定の結果、Mn は1.5
5 X 10” 、 Mw fll、78X10mであ
った。
合成例5 合成例4で得られたレゾルクン・ベンズアルデヒド樹脂
の0−す7ト午ノンジアジドスルホン酸エステルの縮合
率を変えるために、0−ナフトキノンジアジド−5−ス
ルホニルクロライドの仕込量をqotから609減量し
、その他は合成例4と同様に合成した。105tの樹脂
が得られた。
上記と同様に分子量を測定した結果、Mnハt43X1
0”、Myはtb oxt as で6つた。
(砂目製造例) 砂目−1 アルミニウム板を17 f / Lの塩酸浴中で浴温度
25℃にて50ム/ dm”で25秒間電解研摩処理を
行い、最大粗さ4μmの砂目板を得た。
該砂目板を40重量%のリン酸浴中で、浴温度40℃に
て4 A / dm”で30秒間陽極酸化処理を行い、
充分に水洗後風乾し九。得られ九陽極駿化処理層を電子
顕微鏡で解析したところ、平均ボア径750Aのボアが
175個/μms確認された。
砂目−2 砂目−1と同様にして砂目立て処理されたアルミニウム
板を30重量%のリン酸と2.5重量部の硫酸との混酸
浴中で、浴温度40℃にて4A / am”で30秒間
陽極酸化処理を行い充分に水洗後風乾し九。得られた陽
極酸化処理層を電子顕微鏡で解析し九ところ、平均ボア
径500Aのボアが22+1([/μm!確認された。
砂目−3 ブラシ研摩によって砂目立て処理されたアルミニウム板
を30重量%のリン酸と51i量係の硫酸との混酸浴中
で、他は同一条件にて得られた陽極酸化処理層は平均ボ
ア径550Aのボアが350個/声m3形成され次こと
が確認された。
砂目−4 砂目−2と同様にして、50重量%のリン酸と30重′
jjk%の硫酸との混酸浴中で、他は同一条件にて得ら
れた陽極酸化処理層は平均ボア径250Aのボアが10
00個/μm8形成されたことが確認された。
砂目−5 砂目−1と同様にして砂目立て処理されたアルミニウム
板を30重量%の硫酸浴中で、浴温度30℃にて6ム/
 clm”で30秒間陽極酸化処理を行い、充分に水洗
後風乾した。得られた陽極酸化処理層は平均ボア径13
0ムのボアが1000個/μm2以上確認された。
砂目−6 砂目−5と同様にして、電流密度を4 A/dm”で他
は同一条件にして得られた陽極酸化処理層は平均ボア径
80ムのボアが1000個/μm!以上形成されたこと
が確認された。
砂目−7 砂目−1と同様にして電流密度を9 A / dm”で
他は同一条件にして得られた陽極酸化処理層は平均ボア
径950ムのボアが100個/μm:確認された。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によ)更に具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されない。
なお、実施例中の部は重量部である。
実施例1〜4、比較例1〜5 上記製造例で得大砂目1〜7に次のような組成を有する
感光液1をホワラーを用いて塗布し乾燥した。塗布量は
乾燥重量で2−017m3であった。
(感光i1) 得られた感光性平版印刷版を3 K”Fの超高圧水銀灯
で601の距離から30秒間露光し、次にPS版用ポジ
型現像液@8DP−1″ 〔小西六写真工業■製〕の7
倍希釈液を用いて25℃。
45秒間現像処理を行った。
得られた平版印刷版の感度、点滅シ量、耐薬品性、耐刷
力、消去性を表1に示した。
なお耐刷力は枚葉オフセット印刷機で上質紙に印刷し、
平網のカスレあるいは着肉不良が起こった枚数を耐刷力
としな。
表1から本発明の印刷版は高耐刷力で耐薬品性、オーバ
ー現像性が良好でしかも消去性が良好であることがわか
る。
保存安定性をみるために実施例−2の版を強制劣化させ
(A0℃、80係、7日)、枚葉オフセット印刷機で上
質紙に印刷したが地汚れは発生しなかった。
実施例5〜8 砂目−3に以下の感光液−2を塗布した。これを露光、
現像して、感度、点滅シ量、耐薬品性、耐刷力、オーバ
ー現像性、消去性を測定した。その結果を表2に示した
。塗布量に乾燥重量で2.5t/m”であった。
(感光液−2) 表2から本発明の印刷版は高耐刷力で耐薬品性、オーバ
ー現像性が良好でしかも消去性が良好であることがわか
る。
なお、実施例−6の版は強制劣化(A0℃、80チ、7
日〕後も露光可視画が検出され保存安定性が良好である
ことがわかった。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明の感光性平版印刷版
は、耐薬品性が向上し、高耐刷力で、現像ラチチュード
、露光可視画性及び消去性が良好で、しかも地汚れが発
生しないという優れた効果を奏するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、リン酸又はリン酸を主成分とする電解液中で陽極酸
    化して得られる平均ボア径が200〜900Åで、ボア
    密度が100〜1000個/μm^2の陽極酸化層を有
    するアルミニウム板上に、下記(A)及び(B)成分: (A)多価フェノール類とアルデヒド又はケトンとの連
    縮合樹脂のo−ナフトキノンジア ジドスルホン酸エステル (B)ノボラック樹脂 を含有する感光層を有することを特徴とするポジ型感光
    性平版印刷版。 2、該感光層が、トリハロアルキル化合物又はジアゾニ
    ウム塩化合物も含有しているものである特許請求の範囲
    第1項記載のポジ型感光性平版印刷版。 3、該(B)成分が、フェノール、m−クレゾール及び
    p−クレゾール混合物よりの共縮合ノボラック樹脂であ
    る特許請求の範囲第1項記載のポジ型感光性平版印刷版
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02149674U (ja) * 1989-05-24 1990-12-20

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