JPS619831A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS619831A
JPS619831A JP13148684A JP13148684A JPS619831A JP S619831 A JPS619831 A JP S619831A JP 13148684 A JP13148684 A JP 13148684A JP 13148684 A JP13148684 A JP 13148684A JP S619831 A JPS619831 A JP S619831A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、産業上の利用分野 本発明は磁気テープ、磁気シート、磁気ディスク等の磁
気記録媒体に関するものである。
2 従来技術 一般に、磁気記録媒体は、磁性粉とバインダー樹脂等を
含む磁性塗料を支持体上に塗布、乾燥することによって
製造される。
こうした磁気記録媒体の磁性層のバインダー樹脂として
、ウレタン樹脂を使用することがよく知られている。 
従来から公知のウレタン樹脂は、高分子ジオールとジイ
ソシアネートと鎖延長剤と(必要に応じて使用する)架
橋剤とから合成される。 高分子ジオールとしては、ア
ジピン酸、ブタンジオール等から得られるポリエステル
ジオールや、ポリエーテルジオール、ポリカーボネート
ジオールが挙げられ、ジイソシアネートとしてはジフェ
ニルメタンジイソシアネート等が使用可能である。 ま
た、鎖延長剤はエチレングリコール、ブタンジオール等
からなっており、架橋剤はポリオール類、ポリアミン類
等であってよい。
しかし、このような一般的なウレタン樹脂は、柔軟性に
は優れていても、硬さが不足するためにガイドビンや磁
気ヘッド等との摺接に対して磁気記録媒体の機械的強度
が不良となシ、シかも走行性や粉落ちの面でも問題があ
る。
一方、磁性層を硬化させるための硬化剤としてインシア
ネートが知られているが、この硬化剤量はあまシ多くは
できないとされるのがこれまでの認識である。 即ち、
硬化剤量があまシ多いと、磁性層が脆弱化してクラック
等が生じ易くなるからである。 これは、通常のバイン
ダー樹脂を磁性層に使用するときに顕著であシ、このた
めに硬化剤量はバインダー樹脂と硬化剤との合計量の1
0重量%以下とされている(特公昭56−15046号
、同54−41484号公報参照)。
3、発明の目的 本発明者の検討によれば、上記の如きインシアネート硬
化剤の量を従来のものよシ多くすることが、むしろ磁性
層等の表面性を向上させ得、かつバインダー樹脂成分と
しての特にウレタン樹脂を特定のものに選択することに
よって良好な結果を保証することを見出した0 従って、本発明の目的は、適度な柔軟性と共に充分な機
械的強度、耐久性を有し、走行性に優れかつ粉落ちも少
なく、電磁変換特性が良く、表面性も良好な磁気記録媒
体を提供することにある。
4、発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明による磁気記録媒体は、降伏点を有するウ
レタン樹脂と;バインダー樹脂と硬化剤との合計量に対
して(以下、同様)15重量%以上の割合を占めるイン
シアネート硬化剤とが支持体上の所定の層に含有されて
いることを特徴とするものである。
本発明によれば、磁性層等のノ(インダー樹脂成分とし
て、降伏点を有するウレタン樹脂を使用しているが、こ
のウレタン樹脂は、第1図に曲線aで示す従来のウレタ
ン樹脂の特性に比べ、曲線すで例示して示すように降伏
点YPを有するウレタン樹脂であって、降伏点YPに至
るまでは応力が加わっても伸びが非常に小さく、このた
めにウレタン樹脂に適度な硬さが付与され、かつ降伏点
YP以降は破壊することなく応力と共に伸びる性質を示
す。 従って、磁気記録媒体の機械的強度が向上して摺
接時の摩耗等の損傷、粉落ち等が大幅に少なくなシ、走
行性も著しく改善されることになる。 特に、VTR用
の磁気テープでは工、ジ折れ等がなく、エツジ近傍のコ
ントロールトラックを保持してその機能を良好に発揮さ
せることができる。 上記降伏点YPは、本発明のウレ
タン樹脂の性能にとって重要であシ、50〜600ky
/crn”、望ましくは100〜560 ky 7cm
”の応力範囲(第1図の例では約290 ky 7cm
” )で降伏点が存在するのが望ましい。 降伏点が存
在する範囲が、応力50に1/Q’n 2未満では樹脂
が柔かくなシ易く、600ky/cm”を越えると樹脂
が硬くなシ、もろくなシ易い。
本発明に使用するウレタン樹脂は、上記の優れた性能を
発揮するには、分子中に環状炭化水素残基を有している
のがよい。 この環状炭化水素l残基は飽和環状炭化水
素残基であるのが好ましく、これには2価又は1価のシ
クロペンチル基、シクロヘキシル基等、或いはこれらの
誘導体(例えばメチル基等のアルキル基置換体、塩素原
子等のハロゲン置換体)からなるものが挙げられる。 
これらの飽和環状炭化水素残基はウレタン樹脂に適度な
硬さを付与する点、及び原料入手性の面から望ましいも
のである。 また、この環状炭化水素残基の結合位置は
、ウレタン樹脂分子の主鎖中であるのがよいが、その側
鎖に結合していてもよい。
また、ウレタン樹脂中での環状炭化水素残基をもつ構成
成分の量を変化させることによシ、任意のガラス転移点
(Tg)をもつウレタン樹脂を得ることができ、Tgと
しては−30°C〜100°C1好ましくはOOC〜9
0°Cである。 −30°Cよ!llTgが低いと軟ら
かすぎて充分な膜強度を得に<<、また1000Cより
Tgが高いと膜がもろく成り易い0また、本発明によれ
ば、硬化剤としてのインシアネートの添加量を15重量
%以上(望ましくは20〜40重量%)としているので
、層の硬化が充分となると同時に、反応に関与しない硬
化剤がノくインダー樹脂に対し可塑化作用をなし、これ
がカレンダー処理による表面性の向上に寄与しているも
のと思われる。 既述した如く、硬化剤量を増やすこと
による層の脆弱化は、ウレタン樹脂以外のノくインダー
樹脂成分である硬質樹脂も関係しているものと考えられ
る。 即ち、塩化ビニル系共重合体(例えば塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体)やフェノキシ樹脂の如き硬質樹
脂は、硬化剤量を増やすと非常に硬くなり、層の脆さを
促進する。
ところが、本発明によれば、上記の降伏点を有するウレ
タン樹脂が強度の向上に寄与しているので、上記塩化ビ
ニル系共重合体及び/又はフェノキシ樹脂の量は従来知
られているものよりも少なくすることができる。 従っ
て、塩化ビニル系共重合体及び/又はフェノキシ樹脂の
量が多いことによる磁性層の脆弱化、クラックの発生等
をなくすことができると共に、この分、硬化剤量を本発
明のように増加させても差支えないのである。
このためには、上記降伏点を有するウレタン樹脂と、塩
化ビニル系共重合体及び/又はフェノキシ樹脂との配合
比は重量比で30ニア0〜80 : 20が望ましく、
35:65〜75 : 25が更によい。  第2図に
示すように、この範囲を外れて、ウレタン樹脂が少なく
なると磁性層が脆弱化し、またウレタン樹脂が多くなる
と磁性層の強度が不足し易い。
いずれにしても、媒体のRF比出力第2図では、後述す
る実施例1のものをOdBとした相対出力とした)が低
下し易い。
また、本発明において、硬化剤として芳香族イソシアネ
ートと脂肪族イソシアネートとの双方を層中に含有せし
めることもでき、耐久性、耐摩耗性が高く、表面性、走
行性が優れ、粉落ち、ドロップアウトなどを防止できる
。 即ち、芳香族インシアネートと脂肪族インシアネー
ト(環状脂肪族イソシアネートであってもよい)は良好
に相溶するばかシでなく、バインダー成分を含む塗料と
反応して適度に硬化させる性質がある。 前記塗料中に
おける芳香族イソシアネートの反応は速効性であるが、
脂肪族イソシアネートの反応は遅効性であるから、両者
を適当な配合比で混合して前記塗料中に加えると、適正
な硬度を有しかつ粘着性のない、表面性の良い層を形成
することもできる。 これによって例えば、該媒体の走
行安定性や、記録、再生の性能が向上する。
本発明に使用するウレタン樹脂はポリオールとポリイソ
シアネートとの反応によって合成可能である。 この際
、上記環状炭化水素残基を導入するには、次の(1)〜
(4)の方法を採用することができる0 (1)、ポリオール(例えば高分子ジオール)の原料と
なる多価アルコールとして、予め環状炭化水素残基を有
した多価アルコールを用いる方法。
(2)、上記ポリオールの原料となる有機二塩基酸(ジ
カルボン酸)として、予め環状炭化水素残基を有したジ
カルボン酸を用いる方法。
(3)、上記(1)と(2)の多価アルコール及びジカ
ルボン酸をポリオールの原料に用いる方法。
(4)、上記(1)〜(3)のいずれかと併用して、或
いは単独で、鎖延長剤として予め環状炭化水素残基を有
した多価アルコールを用いる方法。
例えば、上記ウレタン樹脂を得る合成方法として、1,
4−ジ−ヒドロキシメチルシクロヘキサ−(CH,)、
−COOH)とから得られるポリエステルポリオールを
メチレン−ビス−フェニルイソシアする方法が挙げられ
る。 この際、鎖延長剤は上記の1,4−ジ−ヒドロキ
シメチルシクロヘキサン又は他のジオール(例えばブタ
ン−1,4−ジオール)であってよい。
環状炭化水素残基を予め有していてよい上記多価アルコ
ールは、上記した如くエチレングリコール構造の分子鎖
中にシクロヘキシル基を有するものが使用可能であるが
、そうした構造以外にもプロピレングリコール、ブチレ
ングリコール、ジエチレングリコールなどのグリコール
類もしくはトリノンニルプロパン、ヘキサントリオール
、グリセリン、7.r/flli’−1’々グプ汐メl
メギlりIすfザρlメyzzp、eトリメチロールエ
タン、ペンタエリスリトールなどの多価アルコール類も
しくはこれらのグリコール類、又はその構造中に環状炭
化水素残基を有するものが使用できる。 また、使用可
能な二塩基酸はフタル酸、二量化すルイン酸、マレイン
酸等、又はこれらの分子中に環状炭化水素残基を有する
ものも挙げられる。
上記のポリオールに代えて、8−カプロラクタム、α−
メチル−1−カプロラクタム、S−メチル−8−カプロ
ラクタム、γ−ブチロラクタム等のラクタム類から合成
されるラクトン系ポリエステルポリオール;またはエチ
レンオキサイド、グロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイドなどから合成されるポリエーテルポリオール等も
使用してよい。
これらのポリオールは、トリレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネ
ート、メタキシリレンジイソシアネート等のイソシアネ
ート化合物と反応せしめ、これによってウレタン化した
ポリエステルポリウレタン、ポリエーテルポリウレタン
が合成される。
これらの本発明に係るウレタン樹脂は通常は主として、
ポリイソシアネートとポリオールとの反応で製造され、
そして遊離イソシアネート基及び/又はヒドロキシル基
を含有するウレタン樹脂またはウレタンプレポリマーの
形でも、あるいはこれらの反応性末端基を含有しないも
の(例えばウレタンニジストマー〇形)であってもよい
また、使用可能な鎖延長剤は、上記に例示した多価アル
コール(分子中に環状炭化水素残基を有していてよいし
、或いは有していなくてもよい。)であってよい。
なお、バインダー樹脂として上記のウレタン樹脂と共に
、フェノキシ樹脂及び/又は塩化ビニル系共重合体も含
有せしめているので、磁性粉の分散性が向上し、その機
械的強度が増大する。 但、フェノキシ樹脂及び/又は
塩化ビニル系共重合体のみでは層が硬ぺなシすぎるが、
これはポリウレタンの含有によって防止でき、支持体又
は下地層との接着性が良好となる。
使用可能なフェノキシ樹脂には、ビスフェノ−ルAとエ
ヒロルヒドリンの重合Jiり得られる重合体であシ、下
記一般式であられされる。
(但、n苫82〜13) 例えば、ユニオンカーバイド社製のPKHC。
PKHH,PKHT等がある。
また、使用可能な上記の塩化ビニル系共重合体としては
、 一般式: で表わされるものがある。 この場合、における1及び
mから導き出されるモル比は、前者のユニットについて
は95〜50モル係であり、後者のユニットについては
5〜50モルチである0また、Xは塩化ビニルと共重合
しうる単量体残基を表わし、酢酸ビニル、ビニルアルコ
ール、無水マレイン酸等からなる群より選ばれた少なく
とも1種を表わす。(J+m)として表わされる重合度
は好ましくはioo〜600であシ、重合度が100未
満になると磁性層等が粘着性を帯びやすく、600を越
えると分散性が悪くなる。 上記の塩化ビニル系共重合
体は、部分的に加水分解されていてもよい。 塩化ビニ
ル系共重合体として、好ましくは塩化ビニル−酢酸ビニ
ルを含んだ共重合体(以下、「塩化ビニル−酢酸ビニル
系共重合体」という。)が挙げられる0 塩化ビニル−
酢酸ビニル系共重合体の例としては、塩化ビニル−酢酸
ビニル−ビニルアルコール、塩化ビニル−酢酸ビニル−
無水マレイン酸の各共重合体等が挙げられ、塩化ビニル
−酢酸ビニル系共重合体の中でも、部分加水分解された
共重合体が好ましい。 上記の塩化ビニル−酢酸ビニル
系共重合体の具体例としては、ユニオンカーバイド社製
の[・VAGHj、rVYHHj、「■MCH」、漬水
化学(株)製の「エスレックA」、「エスレックA−5
J、「エスレックC」、「エスレックM」、電気化学工
業(株)製の[デンカビニル1000 G J 、rデ
ンカビニル100OWJ等が使用できる。
また、上記以外にも、バインダー樹脂として繊維素系樹
脂が使用可能であるが、これには、セルロースエーテル
、セルロース無機酸エステル、セルロース有機酸エステ
ル等が使用できる。 セルロースエーテルトシてハ、メ
チルセルロース、エチルセルロース等が使用できる。 
セルロース無機酸エステルとしては、ニトロセルロース
、硫酸セルロース、燐酸セルロース等が使用できる。
また、セルロース有機酸エステルとしては、アセチルセ
ルロース、プロピオニルセルロース、ブチ1) /l/
セルロース等が使用できる。 これら繊維素系樹脂の中
でニトロセルロースが好ましい。
本発明の磁気記録媒体を構成する層のバインダー樹脂と
しては、前記したものの他、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂が使用されても
よい。
熱可塑性樹脂としては、軟化温度が150°C以下、平
均分子量が10,000〜200.000 、重合度が
約200〜2,000程度のもので、例えばアクリル酸
エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エス
テル−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−
スチレン共重合体等が使用される。
熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、塗布液の状態
では200.000以下の分子量であシ、塗布乾燥後に
は縮合、付加等の反応によシ分子量は無限大のものとな
る。 また、これらの樹脂のなかで樹脂が熱分解するま
での間に軟化または溶融しないものが好ましい。 具体
的には、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂等である。
電子線照射硬化型樹脂としては、不飽和プレポリマー、
例えば無水マレイン酸タイプ、ウレタンアクリルタイプ
、ポリエステルアクリルタイプ等が挙げられる。
本発明7に使用される芳香族インシアネートは、例えば
トリレンジイソシアネート (TD工)、4.    
′4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)
、キシリレンジイソシアネート(MDI)、メタキシリ
レンジインシアネート(MXDI)、およびこれらイン
シアネートと活性水素化合物との付加体などかあシ、平
均分子量としてはioo〜3.000の範囲のものが好
適である。 具体的には、住人バイエルウレタン(株)
社製の商品名スミシ−ルT80、同44S1同PF、同
L1デスモジー−ルT65、同15、同R1同RF、同
IL、同sL:武田薬品工業社製商品タケネー)300
S、同500 :三井日曹ウレタン社製商品rNDIJ
、rTODIJ:日本ポリウレタン社製商品デスモジ−
−ルT100、ミリオネートMR,同MT、コロネート
L:化成アップジョン社製商品PAP I −135、
TDI65、同80、同100、イソネー) 125M
、同143Lなどを挙げることができる。
芳香族イソシアネートのなかでも、例えばジフェニルメ
タン−4,4′−ジイソシアネー) (OCN(例えば
メチレン基)を有しているものや、芳香族イソシアネー
トと活性水素化合物との付加体〔例えば前記コロネート
L(トリレンジイソシアネ−)3モルトトリメチロール
プロパン1モルの付加体)〕が、前記硬化反応をコント
ロールし、形成された磁性層の表面状態を磁気記録媒体
としてさらに好ましいものとし、よシ優れた記録媒体と
することができる。
一方、脂肪族インシアネートとしては、ヘキサメチレン
ジイソシアネート(HMDI)、リジンイソシアネート
、トリメチルへキサメチレンジイソシアネート(TMD
I)およびこれらインシアネートと活性水素化合物の付
加体などを挙げることができる。 これらの脂肪族イン
シアネートおよびこれらイソシアネートと活性水素化合
物の付加体などの中でも、好ましいのは分子量が100
〜3、000の範囲のものでおる。 脂肪族インシアネ
ートのなかでも非脂環式のイソシアネートおよびこれら
化合物と活性水素化合物との付加体が好ましい。 具体
的には、例えば住人ノ(イエルウレタy 社M 商品ス
ミシー−ルN1テスモジー−ル24273、旭化成社製
商品プーラネート50M1同24A−100、同24A
−90CX、日本ポリウレタン社製商品コロネー)HL
、ヒールス社製商品TMD Iなどがおる。
また脂肪族イソシアネートのなかの脂環式インシアネー
トとしては、例えば、 メチルシクロヘキサン−2,4−ジイソシアネートCO 4.4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト) 〔構造式: OCNべFΣCHz + NCO)、イン
ホロンジイソシアネートおよびその活性水素化合物の付
加体などを挙げることができる。 具体的には、ヒール
ス化学社製商品rIPDIJ、IPDI−T1890、
同−H2921、同−B1065などがある。
本発明の磁気記録媒体は、例えば磁性粉とバインダー樹
脂と各種添加剤を有機溶媒と混合分散して磁性塗料を調
整し、前記の芳香族インシアネートと脂肪族イソシアネ
ートを添加した後にこれを支持体(例えばポリエステル
フィルム)上に塗布、必要に応じて乾燥し、作製する。
上述の環状炭化水素残基を有するウレタン樹脂を含む層
は、例えば第3図に示すように、支持体1の磁性層2で
ある。 磁性層2とは反対側の面に30層3が設けられ
ている(BC層は必要に応じて設けてもよく、あるいは
設けなくともよい。)。
磁性層2に使用される磁性粉末、特に強磁性粉末として
は、γ−Fears、Co含有T  Fe*Os 、F
esσ1Co含有Fe5Oa等の酸化鉄磁性粉: Fe
、 NiXCo。
Fe −Ni−Co合金、Fe −Mn−Zn合金、F
e −Ni −Zn合金、Fe −Co −Ni−Cr
合金、Fe−Co −Ni −P合金、Co−Ni合金
等Fe XNi 、 Co等を主成分とするメタル磁性
粉等が挙げられる。
ここで、磁性層2の磁性粉の比表面積を30m”/11
以上にすれば(好ましくはその粒径をさらに小さくして
)媒体の再生出力、SZN比を著しく向上させることが
できる。 この磁性粉の比表面積は必要以上に大きくす
ると却って分散不良を生じるので、上限1toom”/
rrとするのが望ましい。
また、磁性層2には、潤滑剤(例えばパルミチン酸)を
はじめ、公知の分散剤(例えば粉レシチン)、帯電防止
剤(例えばグラファイト)等を添加してよい。 添加可
能な研磨材としては、α−AkOs (コランダム)、
人造コランダム、溶融アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロ
ム、ダイヤモンド、人造ダイヤモンド、ザクロ石、エメ
リー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等が使用される。
 これらの研磨材は平均粒子径0.05〜5μの大きさ
のものが使用され、特に好ましくは、0.1〜2μであ
る。
これらの研磨材は磁性粉100重量部に対して1〜20
重量部の範囲で添加される。更にカーボンブラックを添
加してよい。 このカーボンブラックは導電性のあるも
のが望ましいが、遮光性のあるものも添加してよい。 
こうした導電性カーボンブラックとしては、例えばコロ
ンビアカーボン社製のコンダクテックス(Conduc
tex)975 (比表面積2som”/g、粒径24
mμ)、コンダクテックス900(比表面積xzsm”
/gs粒径粒径27冫μカポ  ′ット社製のパルカニ
y (Cabot Vulcan ) X C−72(
比表面積zs4m”/gs粒径aomμ)、ラーペン1
040.420、三菱化成(株)製の+44等がある。
遮光用カーボンブラックとしては、例えばコロンビアカ
ーボン社製のラーベン2000 (比表面積190m 
” / g %粒径18mμ)、2100.1170.
1000、三菱化成(株)製の+100、+75、+4
0.4P35.4P30等が使用可能である。 カーボ
ンブラックは20〜30mμ、好ましくは21〜29m
μの粒径を有しているのがよいが、その吸油量が90ゴ
(D B P) / 100y以上であるとストラフチ
ャー構造をとシ易く、よシ高い導電性を示す点で望まし
い。
なお、30層3にも上記ウレタン樹脂及び上記イソシア
ネートを含有させてよい。 30層3に含有せしめられ
る非磁性粉としては、カーボンブラック、酸化珪素、酸
化チタン、酸化アルミニウム、酸化クロム、炭化珪素、
炭化カルシウム、酸化亜鉛、α−Fe 20s 、タル
ク、カオリン、硫酸カルシウム、窒化ホウ素、フッ化亜
鉛、二酸化モリブデン、炭酸カルシウム等からなるもの
、好ましくはカーボンブラック(特に導電性カーボンブ
ラック)および/又は酸化チタンからなるものが挙げら
れる。 これらの非磁性粉をBC層に含有せしめれば、
BC層の表面を適度に荒らして(マット化して)表面性
を改良でき、またカーボンブラックの場合にはBC層に
導電性を付与して帯電防止効果が得られる。 カーボン
ブラックと他の非磁性粉とを併用すると表面性改良(走
行性の安定化)と導電性向上の双方の効果が得られ、有
利である。
また、第3図の磁気記録媒体は、磁性層2と支持体1と
の間に下引き層(図示せず)を設けたものであってよく
、或いは下引き層を設けなくてもよい(以下同様)。
また、支持体1の素材としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレン等のプラスチック、A1、zn
等の金属、ガラス、BN’、 Stカーバイド、磁器、
陶器等のセラミックなどが使用される0 なお、上記の磁性層、80層の塗布形成時には、各塗料
中に架橋剤としての多官能イソシアネートを所足量添加
しておくのが望ましい。 こうした架橋剤としては、既
述した多官能ポリイソシアネートの他、トリフェニルメ
タントリイソシアネート、トリス−(p−イソシアネー
トフェニル〕チオホスファイト、ポリメチレンポリフェ
ニルインシアネート等が挙げられる。
第4図は、他の磁気記録媒体を示すものであるが、第3
図の媒体の磁性層2上に00層4が設けられている。
この00層4は、磁性層2を損傷等から保護するために
設けられるが、そのために滑性が充分である必要がある
。 そこで、00層4のバインダー樹脂として、上述の
磁性層2に使用したウレタン樹脂を(望ましくはフェノ
キシ樹脂および/または塩化ビニル系共重合体を併用し
て)使用してよく、上述のインシアネートを含有させて
よい。
00層40表面粗さは特にカラーS/Nとの関連でRa
≦0.01/jm、 Rmax≦0.13/QBとする
のがよい。
この場合、支持体1の表面粗さをRa≦0.01μm1
Rmax≦0.13μmとし、平滑な支持体1を用いる
のが望ましい。
第5図は、磁気ディスクとして構成された磁気記録媒体
を示し、支持体1の両面に上述と同様の磁性層2.00
層4が夫々設けられている。
5、 実施例 以下、本発明を具体的な実施例につき説明する。
表−1に示す成分をボールミルに仕込み、分散させた後
、この磁性塗料を1μmフィルターで濾過後、表−1の
多官能イソシアネートを添加し、リバースロールコータ
にて支持体上に5μm厚みに塗布してスーパーカレンダ
ーをかけ、騒インチ幅にスリ、トしてビデオテープ(各
実施例、比較例の番号に対応する)とした。 ただし表
−1の第2欄以後の数字は重量部を表わし、また第2欄
以後の「実」は実施例を、「比」は比較例を表わす。
上記の6例によるビデオテープについて次の測定を行な
った。
RF出カニ RF出力測定用VTRデツキを用いて4MHzでのRF
出力を測定し、100回再生後の、当初の出力に対して
低下している値を示した。
(単位:dB)。
スキュー値: 画像再生時のタイミングのズレの大きさを表わすパラメ
ーターで、100回再生後、基準信号(CRT画面上を
約64μsecで走査する信号)に対してどれだけズレ
るのかを測定し、値が小さい程、ズレが小さく画像が乱
れていないことを示す。
ジッター値: メグ口・エレクトロニクス社製のVTRジッターメータ
ーr MK−612A J  を使用し、。
30°C180%RHの高温多湿下で走行回数0回、1
00回後の各ジッターを測定した。
それぞれの例のビデオテープの性能を表−2に示した。
表−2 但、実−1をOdBとして比−1のRF比出力100バ
ス後のオーディオ出力変動を測定した。
実−2をOdBとして比−2の’RF出力、100パス
後のオーディオ出力変動を測定した。
上記結果から、本発明に基いて磁性層を形成した実施例
では、テープ性能が著しく向上することが分る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図はウ
レタン樹脂の応カー伸び率の関係を示す曲線図、 第2図はウレタン樹脂と塩化ビニル系共重合体との配合
比による出力変化を示すグラフ、ノの一部分の各拡大断
面図 である。 なお、図面に用いられている符号において、2・・・・
・・・・・・・・磁性層 3・・・・・・・・・・・・バラフコ−)ffi(BC
層)4・・・・・・・・・・・・オーバーコート層(0
0層)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、降伏点を有するウレタン樹脂と;バインダー樹脂と
    硬化剤との合計量に対して15重量%以上の割合を占め
    るイソシアネート硬化剤とが支持体上の所定の層に含有
    されていることを特徴とする磁気記録媒体。
JP13148684A 1984-06-25 1984-06-25 磁気記録媒体 Granted JPS619831A (ja)

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