JPS6156393B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6156393B2
JPS6156393B2 JP56097010A JP9701081A JPS6156393B2 JP S6156393 B2 JPS6156393 B2 JP S6156393B2 JP 56097010 A JP56097010 A JP 56097010A JP 9701081 A JP9701081 A JP 9701081A JP S6156393 B2 JPS6156393 B2 JP S6156393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
rod
concrete
foundation
cracks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56097010A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58598A (ja
Inventor
Sadamu Ono
Isao Shimooki
Masanori Oochi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP56097010A priority Critical patent/JPS58598A/ja
Publication of JPS58598A publication Critical patent/JPS58598A/ja
Publication of JPS6156393B2 publication Critical patent/JPS6156393B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、壁状のコンクリート構造物の壁部
に生じる発生箇所を制御するのに好適な工法に関
する。
一般に、水槽、橋脚、地下鉄の箱形ずい道など
にみられる壁状のコンクリート構造物では、まず
基礎部を成形凝固させ、その後基礎部の上に壁部
を成形するようにしている。そのため、壁部のコ
ンクリートは凝固収縮する際に基礎部によつて拘
束され、この結果壁部にひびわれが発生する。
(第1図および第2図参照) このようなひびわれがする箇所を制御する方法
としては、いくつかの方法が考えられるが、その
一つとしてコントロールジヨイント法がある。こ
のコントロールジヨイント法にあつては、第3図
に示すように、コンクリート躯体1の外側に欠損
部2を設けたり、あるいはコンクリート躯体1内
にパイプ3を埋め込んだりしてその箇所にひびわ
れが発生するようにしている。
ところが、このような欠損部にひびわれが発生
する確率は50〜60%であり、満足し得るものでは
なかつた。
この発明は、上記事情を考慮してなされたもの
で、所定の箇所からひびわれが発生する確率を大
幅に向上させることができる壁状のコンクリート
構造物のひびわれ制御工法を提供することを目的
とする。
以下、この発明の工法を第4図〜第9図を参照
しながら説明する。
この発明の工法の特徴は、前述した欠損部に加
えて、その欠損部の底からコンクリート躯体の内
方へ向けて延びるスリツトを設け、このスリツト
に生じるノツチ効果によつてひびわれが欠損部に
発生する確率を向上させるようにした点にある。
すなわち、この工法にあつては、基礎部11の上
に壁部12を成形するに際し、予め壁部成形用の
型枠(図示せず)の内側に棒状体13の型枠の少
なくとも一方の内側の長手方向に互いに離間さ
せ、かつそれぞれの棒状体13の長手方向をほぼ
上下にして並べてある。この棒状体13によつて
壁部12には欠損部が生じ、その部分の強度が壁
部12の他の部分より相対的に低下する。これに
よつて欠損部にひびわれが生じるようにしてい
る。以上の点は、従来のコントロールジヨイント
法と同様である。しかし、この発明の工法にあつ
ては、欠損部にひびわれが発生する確率を向上さ
せるために、棒状体13の内側に薄板14を立て
ている。すなわち、棒状体13の長手方向に沿つ
てその棒状体13の内側には、鋼製の薄板14を
立てている。この薄板14としては、型枠内にコ
ンクリートを打設する際、そのコンクリートによ
つて曲げられぬような強度が必要で、そのような
強度を持つものなら鋼製以外のものであつても良
い。その点、第7図に示すように、鋼製の薄板1
4を鋭角的なV字状にして、強度を向上させるこ
とができる。そして、この薄板14によつて欠損
部の底から壁部12の内方へ向けて延びるスリツ
トが生じる。このスリツトにノツチ効果が働き、
これによつて欠損部にひびわれが発生する確率を
大幅に向上させることができる。しかもこの場
合、欠損部を設けた部分においては、第5図に示
すように、壁部12の長手方向に走る鉄筋15を
間引き、これによつて欠損部にひび割れが発生す
る確率をより一層向上させている。
なお、棒状体13および薄板14については、
型枠内にコンクリートを打設し、そのコンクリー
トが凝結する前に取り出しておく。この場合、そ
れらを上方に引き抜くことも考えられるが、横方
向に引き抜く方が容易である。その意味から棒状
体の断面形状を台形としているが、その他断面形
状が三角形あるいは半円径等、先細りのものとす
るのが良い。そして、棒状体13および薄板14
を取り外し、壁部12にひびわれが生じた後、欠
損部にモルタル、合成樹脂等を充填し、防水上あ
るいは美感上の対策を施すのが望ましい。その点
この実施例では、欠損部の底にポリエチレンホー
ムを形成し、その上にシリコンを充填し、さらに
その表面およびその附近のコンクリート表面にエ
ポキシ樹脂を塗布している。
また、この発明の工法によると、ひびわれがほ
ぼ確実に欠損部に発生するから、例えば水槽の側
壁を構築する場合、前もつて防水処理を施してお
くことができる。例えば第9図に示すように、止
水板16を欠損部に対向配置して補強筋17で支
え、そのままコンクリートを打設するのである。
以上説明したように、この発明の工法によれ
ば、壁部成形用の型枠内にコンクリートを打設す
るに際し、予め型枠の内側に棒状体を設け、しか
もその棒状体の内側に薄板を設けておき、その後
コンクリートを型枠内に打設して壁部を成形する
ようにしているから、欠損部の相対的な強度低下
に加え、薄板によつて生じるスリツトにノツチ効
果を働かすことができ、これによつてひびわれ箇
所の制御をほぼ確実になし得る。また、ひびわれ
箇所を制御し得た結果、前もつて防水上の対策を
コンクリート打設と共にすることができ、補修工
事等の手間を省くことができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれひびわれの状況
を示す図で、第1図aは水槽の側壁の正面図、第
1図bはその側断面図、第2図aは箱形ずい道の
正面図、第2図bはその側断面図、第3図は従来
のコントロールジヨイント法を施した壁の断面
図、第4図はこの発明の一実施例を示す平面図、
第5図はその一部切欠き正面図、第6図は棒状体
と薄板とを示す一部省略斜視図、第7図第8図は
それぞれ棒状体と薄板との取り付け状態における
断面図、第9図は止水板を設けた壁部の断面図で
ある。 11……基礎部、12……壁部、13……棒状
体、14……薄板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基礎部11とその上部の壁部12とを有する
    壁状のコンクリート構造物を構築するに際し、基
    礎部11を成形凝固させた後、その基礎部11の
    上に設けられた壁部成形用の型枠内にコンクリー
    トを打設して壁部12を成形する工法において、
    予め棒状体13を前記型枠の少なくとも一方の内
    側の長手方向に互いに離間し、かつそれぞれの長
    手方向をほぼ上下に向けて並べると共に、棒状体
    13の長手方向に沿つてその棒状体13の内側面
    に薄板14を立てておき、その後型枠内にコンク
    リートを打設して壁部12を成形するようにした
    ことを特徴とするコンクリート構造物のひびわれ
    制御工法。
JP56097010A 1981-06-23 1981-06-23 壁状のコンクリ−ト構造物のひびわれ制御工法 Granted JPS58598A (ja)

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JP56097010A JPS58598A (ja) 1981-06-23 1981-06-23 壁状のコンクリ−ト構造物のひびわれ制御工法

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JP56097010A JPS58598A (ja) 1981-06-23 1981-06-23 壁状のコンクリ−ト構造物のひびわれ制御工法

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Publication Number Publication Date
JPS58598A JPS58598A (ja) 1983-01-05
JPS6156393B2 true JPS6156393B2 (ja) 1986-12-02

Family

ID=14180332

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JP56097010A Granted JPS58598A (ja) 1981-06-23 1981-06-23 壁状のコンクリ−ト構造物のひびわれ制御工法

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JPS58598A (ja) 1983-01-05

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