JPS613313A - 磁気ヘツド - Google Patents

磁気ヘツド

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JPS613313A
JPS613313A JP12480484A JP12480484A JPS613313A JP S613313 A JPS613313 A JP S613313A JP 12480484 A JP12480484 A JP 12480484A JP 12480484 A JP12480484 A JP 12480484A JP S613313 A JPS613313 A JP S613313A
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magnetic
magnetic head
metal thin
head
ferromagnetic
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Tatsuo Hisamura
達雄 久村
Shoichi Kano
加納 庄一
Heikichi Sato
平吉 佐藤
Tomio Kobayashi
富夫 小林
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Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/187Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、強磁性酸化物材料と強磁性金属材料との複合
磁性材料からなる磁気ヘッドに関し、特に擬似ギャップ
による影響を防止し安定な再生を行なえる磁気ヘッドに
関する。 〔背景技術とその問題点〕 近年、たとえばVTR(ビデオテープレコーダ)を用い
て磁気記録媒体である磁気テープに信号の高密度記録が
行なわれるようになるに従い、磁気テープとして残留磁
束密度Brと抗磁力Heがともに高いメタルテープ等が
使用されるようになってきている。 ところで、このメタルテープ等の高い抗磁力Hcを持つ
磁気テープに信号を高密度に磁気記録するには、磁気ギ
ャップより発生する磁界の強度が高く、しかも狭いトラ
ンク幅の磁気ヘッドを用いる必要がある。 そこで、このような磁気ヘッドとしては、第1図に斜視
図または第2図にそのテープ対接面が示されているよう
な磁気ヘッドが提案されている。 この磁気ヘッドは、磁気コア半体1,2が強磁性酸化物
のMn−Znフェライト等より形成され、磁気ギヤツブ
g側のフェライト突起部3,4と溶融充填されたガラス
の非磁性材5,6とを連ねた平面上には、スパッタリン
グ等によりセンダスト等の強磁性金属薄膜7A、7Bが
被着形成されている。また、被着形成されたこの強磁性
金属薄膜7A、7B上にはガラスの非磁性材8が溶融充
填されている。 上記磁気ヘッドは、このように強磁性酸化物材料と強磁
性金属材料との複合磁性材料からなり、磁気ギャップI
が高透磁率を有する上記強磁性金属薄膜7A、7Bによ
り形成されていることで、ヘッドの磁気抵抗が小さく、
磁気ギャップgから発生される磁界の強度が高くなって
おり、また形成される金属薄膜7A、7Bの厚みをコン
トロールすることで狭トラツク化が容易に行なえるため
メタルテープ等に高密度に磁気記録するのに適したヘッ
ドとなっている。 ここで、上記強磁性金属薄膜7A、7Bの形成面が磁気
ギャップgの形成面に対して所要角度で傾斜しているこ
とは、再生時のクロストークを防止するなどの働きがあ
る。 なお、この磁気ヘッドはアジマス記録を行なえるように
、磁気ギャップgの形成面が所定のアジマス角度で傾斜
している。 また、複合磁性材料からなりメタルテープ等に高密度に
磁気記録するのに適した磁気ヘッドとして、第3図に斜
視図才た第4図にその磁気テープ対接面が示されている
ヘッドがさらに提案されている。 この磁気ヘッドは、磁気コア半休11.12が強磁性酸
化物のMn−Znフェライト等により形成され、磁気ギ
ャップgがセンダスト等の強磁性金属薄膜17A、17
Bのみで形成されている。 また、この磁気ヘッドは、ヘエライト突起部13゜14
とガラスの非磁性材15.16との界面がアジマス角と
は異なる方向に二段階に屈曲しており、クロストークの
発生をさらに防げるようになっている。 ところで、上述の2つの磁気ヘッドは、磁気コア半休の
突起部3,4また13.14が磁気ギャップgの中心O
に対して左右点対称な形状に形成されている。 ところが、ギャップ面の研削工程や研摩工程において、
左右の磁気コア半休の研削や研摩量に差が生じると、こ
の対称性がそこなわれてくる場合がある。 第5図には、第3図の磁気ヘッドの場合について、左右
の点対称のそこなわれた例が示されている。 この第5図において、A、Dに狭まれた軌跡は、磁気ギ
ャップ9の軌跡であり、摺動する磁気テープへの信号の
記録ゾーンとなっており、またCは記録ゾーンA、Dの
中心を示している。またA−。 D間に挾まれたM、Nは磁気コア半休11.12の突起
部23.24の先端23A、24Aが通過する位置とな
っており、突起部23.24が磁気ギャップIの中心O
に対して左右点対称でないため、M、Nの中心はCから
ずれた位置となっている。 このような磁気ヘッドでは、磁気テープから信号の再生
を行なう場合、1〜5MHzと高い再生周波数域につい
ては、磁気ギャップgの中心Oが上記記録ゾーンA、D
間の中心C上を通過する時に最も大きな再生出力を得る
ことができるようになっているが、一方数十〜数百kH
zの低周波域の信号の再生においては、上記突起部23
.24の先端23A、24Aが記録ゾーンA、D間の中
心C上をまたがる様な位置を通過する時に最も大きな再
生出力となる。 すなわち、高周波数域の再生では磁気ギャップgの中心
Oで再生出力が最大となり、低周波数域の再生では上記
先端23A、24Aを結んだ磁気ギヤツブg上の位置P
においてほぼ再生出力が最大となる。 これは、高域において再生に寄与するは弾磁性金属薄膜
17A、17Bどうしが突き合わされて形成される磁気
ギャップIであるが、低域においてはアジマスロスが7
J\さくなることにもより、フェライトの上記先端23
A、24A部が再生に寄与するようになるためである。 すなわち、再生信号の周波数が低くなり信号の波長が上
記先端23A、24A間の距離と等しいオーダーになる
と、磁気ギャップyであるメインギャップ以外に、フェ
ライトの先端23A、24Aがギャップエツジとして作
用し、擬似ギャップが形成されるようになるためである
。 このような状態では、低域周波数と高域周波数をともに
含んだ信号の記録再生を行なおうとすると、一方の周波
数の再生出力が低くなってしまい、また磁気ヘッドのト
ランク上の位置において両者の再生出力に変化が生じる
ようになる。 これは、安定な二周波数域の重畳記録再生を行なおうと
する場合において大きな障害となる。 そこで、このような問題を解決するために、第1図およ
び第3図に示した磁気ヘッドのように。 フェライトの突起部3,4また13.14の形状や先端
位置を磁気ギャップIの中心0に対して左右が点対称と
なるように形成しなければならない。 しかし、高い精度で点対称に形成するためには、上述の
ギャップ面の研摩量を左右のコア半休において完全に同
一にしなければならず、これには1〜2μm以下という
高い研摩精度が要求されるようになる。 このように高精度の加工を行なうことは非常に難しく、
歩留りの低下をまねいてしまい、磁気ヘッドの価格を上
昇させてしまうことになる。 〔発明の目的〕 そこで、本発明はこのような実情に鑑み提案されたもの
であり、低域と高域をともに含んだ二周波数域の信号の
記録再生を行なうにあたって、磁気ヘッドの加工精度が
低く右でも、磁気ギャップのトランク幅の中心において
低域周波数および高域周波数ともに再生出力が最大とな
り、安定な再生が行なえ、しかも安価である磁気ヘッド
を提案することを目的とする。 〔発明の概要〕 この目的を達成するために本発明の磁気ヘッドは、強磁
性酸化物よりなる磁気コア半体対の接合面に真空薄膜形
成技術により強磁性金属薄膜を形成し、この磁気コア半
体対を突き合わせて磁気ギャップを形成してなる磁気ヘ
ッドにおいて、上記磁気ギャップ形成面と上記強磁性金
属薄膜形成面とが所要角度で傾斜しており、かつ磁気テ
ープ対接面に前記強磁性酸化物と前記強磁性金属薄膜お
よび非磁性材が配され、これら三者の交差点がトラック
幅を規定す色領域の外にあることを特徴としており磁気
ギャップの中心において低域周波数および高域周波数と
もに再生出力が最大となり、安定した信号の再生を行な
うことができる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 第6図は本発明に係る磁気ヘッドの斜視図であり、第7
図はこの磁気ヘッドの磁気テープ対接面を拡大して示す
平面図である。 第6図および第7図において、上記磁気ヘッドの構成を
説明すると、磁気コア半休31.32は強磁性酸化物の
Mn−Znフェライト等により形゛ 成され、磁気ギヤ
ツブg側に形成されたフェライトの突起部33.34の
一側部にはガラスが非磁性材35.36として溶融充填
されている。また、この突起部33と非磁性材35を連
ねた平面上、および突起部34と非磁性材36を連ねた
平面上には高透磁率合金のセンダスト等からなる強磁性
金属薄膜37A、37Bがスパッタリング等の真空薄膜
形成技術を用いて被着形成されている。また、被着形成
された強磁性金属薄膜37A、37B上にはガラスが非
磁性材3Bとして溶融充填されており、この強磁性金属
薄膜37A、37Bのみにより磁気ギャツプgが形成さ
れるようになっている。 すた、上記接合面すなわち磁気ギャップgの形成面は所
定のアジマス角度で傾斜しており、アジマス記録が行な
えるようになっている。 また、磁気ギャップlの形成面と上記強磁性金属薄膜3
7A、37Bの形成面とは所要角度で傾斜しており、こ
の実施例では傾斜角θがたとえば45°となっている。 この傾斜角θは20’〜8o0程度に選ぶのがよく、こ
れによりクロストークが防止され、また磁気テープ対接
面の耐摩耗性が向上されるようになる。 また、上記磁気ヘッドにおいては、磁気テープ対接面に
現われている強磁性酸化物、強磁性金属薄膜37A 、
 37B、および非磁性材35 、36の該三者の交差
点X1.Yt が、磁気ギャップgのトラック幅Twを
規定する領域の外に出ている。 すなわち、上記突起部33.34の先端33A。 34Aは、トラック幅Twの領域の外に位置している。 また、突起部33.34の形状は磁気ギャップIの中心
Oに対して左右点対称とはなっていない。 この様子は第7図に示されており、磁気ギャップgによ
る信号の記録ゾーンA、D間(トランク幅Twに等しい
)の領域外に、上記先端33N。 34Aの通過軌跡Ql、R】が位置するようになってい
る。 これにより上記磁気ヘッドでは、低域と高域をともに含
んだ三周波数域の信号の重畳記録再生を行なうにあたっ
て、磁気ギヤノブgのトラック幅Twの中心O(以下磁
気ギャップgの中心Oというつにおいて低域周波数およ
び高域周波数ともに再生出力が最大となる。このように
低域での再生出力最大位置と高域での再生出力最大位置
とが磁気ギヤツブg上で一致することで、磁気テープよ
り安定した信号の再生が行なえるようになる。 これは、つぎのような理由によるものである。 すなわち、1〜5MHzの高域周波数の再生においては
、磁気ギャップgの中心Oが上記記録ゾーンA、D間の
中心C上を通過する時に再生出力が最大となるのは前述
の通りであるが、数十〜数百kHzの低域周波数の再生
では、記録ゾーンA、Dの領域外にある上記先端33A
、34Aが擬似ギヤノブとして作用し再生に寄与するよ
うになるには大幅なトラックずれが起きなければならな
い。 この大幅なトラックずれはメインギャップである磁気ギ
ヤツブgによる低域周波数の再生出力レベルを大幅に減
少させてしまうことになり、結果的に磁気ギャップgの
中心0が記録ゾーンA、D間の中心Cを通過する時に低
域での再生出力が最大となる。 このように、上記磁気ヘッドでは、トラック幅Twの領
域の外に上記先端33A、34Aを位置させたことによ
り、高周波数域の再生出力が最大となるトラッキング位
置と低周波数域の再生出力が最大となるトラッキング位
置とが一致し、低域および高域を共に含んだ三周波数域
の重量記録再生を行なうのに適したヘッドとなっている
。 丈た、上記先端33A、34Aの位置すなわち上記強磁
性酸化物、強磁性金属薄膜37A、37B、および非磁
性材35.36の三者の交差点Xl。 Yl をこのように規定したことにより、上記突起部3
3.34の形状や先端3’3A、34A部の位置は、第
7図に示すように磁気ギャップgの中心0に対して左右
点対称でなくともよくなり、中心Oから先端33A、3
4Aへの距離は10〜20μm程度の緩い精度でよいよ
うになっている。これにより、磁気コア半体対の接合面
すなわち磁気ギャップlの形成面を研削および研摩する
加工精度が緩やかになり、加工精度に10〜20μm程
度のバラツキが許容されるようになる。このため、上記
磁気ヘッドを作製する歩留りが高くなり、非常に安価な
磁気ヘッドが提供されるようになる。 ところで上記磁気ヘッドでは、上記金属薄膜37A、3
7Bが磁気ギヤツブgの近傍部のみに形成されているた
め、金属薄膜37A、37Bの形成面積が少なくてすみ
、たとえばパンクリング装置で一括処理可能な個数を大
幅に増やせることで量産性の向上を図ることができる。 このように、単位薄膜形成面積から作製可能な磁気ヘッ
ドの個数が多いことで、さらに安価に磁気ヘッドを提供
できる。 また、被着形成される上記金属薄膜37A、37Bの膜
厚tは、 t = TWsin Q でよいことから、トランク幅に相当する膜厚を被着形成
する必要がなく、ヘッド作製に要する時間が短縮される
ようになる。ここで、Twはトラック幅であり、θは上
記金属薄膜形成面と磁気ギヤノブ形成面とのなす角度で
ある。 また、強磁性酸化物のコア半体31,32に被着形成さ
れる上記金属薄膜37A、37Bの形成面積が少ないこ
とから、コア半休、金属薄膜両者の熱膨張係数の差によ
って生じる磁気ヘッド作製時の薄膜37A、37Bの歪
やコア半体31,32の折損、ヒビの混入を防止するこ
とができ、磁気ヘッドの信頼性を向上することができる
とともに、磁気ヘッド製造の歩留りを向上することがで
きる。 また、磁気ギャップIを形成する高透磁率の上記金属薄
膜37A、37Bが磁気ギャップIの近傍部に配されて
いることと、磁気ヘッド後部側が接合面積の広い強磁性
酸化物で形成されていることによって、磁気抵抗が小さ
く感度の高い高性能な磁気ヘッドとなっている。 また、磁気ギャップSが高透磁率を有する上記強磁性金
属薄膜37A、・37Bのみで形成されていることから
、磁気ギャップ9から発生される磁界の強度が高くメタ
ルテープ等の高い抗磁力Heを持つ磁気テープに磁気記
録するのに適した磁気ヘッドとなっている。 また、コア半体31の突起部33と非磁性材35上を連
ねた一平面上に上記金属薄膜37Aが被着形成され、ま
たコア半体32の突起部34と非磁性材36上を連ねた
一平面上に上記金属薄膜37Bが被着形成されているこ
とにより、たとえばセンダスト膜からなるこの金属薄膜
37A、37Bの膜構造、すなわち柱状晶の成長方位は
、形成面全体に亘って一方向に平行にそろった均一なも
のとなっている。このため、上記磁気ヘッドは、磁路に
沿った方向で、上記金属薄膜37A、37Bの全体が高
い透磁率を示すようになり、高い記録再生出力が得られ
る。 また、上記磁気ヘッドの後部側は、Mn−Znフェライ
ト等の強磁性酸化物どうしを突き合わせて接合しており
、上記金属薄膜37A、37Bとコア半休31.32と
の密着性が悪くとも、大きな接着強度を得ることができ
、歩留りの向上を図ることができる。また、加工時にバ
ンクトラックずれが発生するようなこともなく、信頼性
の高い磁気ヘッドとなっている。 さらに、上記磁気ヘッドの磁気テープ対接面のほとんど
が強磁性酸化物となっていることから、高い耐摩耗性を
有する磁気ヘッドとなっている。 また、上記磁気ヘッドでは、数μmのトラック幅から数
十μmのトラック幅の広範囲のトラック゛  幅を容易
に形成することができ、被着形成される上記金属薄膜3
7A、37Eの膜厚を薄くすることで狭トラツク化の磁
気ヘッドが容易に得られる。 ここで、上記金属薄膜37A、37Bは連続した一層を
被着形成しているが、絶縁膜を介して多層に強磁性金属
薄膜を被着形成するようにしてもよい。 また、上記突起部33.34と非磁性材35゜36との
界面は、アジマス角とは異なる方向にたとえば二段階に
屈曲していることにより、突起部33.34の屈曲部

こよる磁気テープ上の隣接または隣々接トラックからの
信号のピックアツプ量がアジマス損失によって減少され
、クロストークの発生が防止されるようになっている。 つぎに、上述の第6図に示す磁気ヘッドの製造工程を第
8図乃至第14図に基づき説明する。 まず、第8図に示すように、たとえばMn −Znフェ
ライト等の強磁性酸化物基板40の長手方向の一稜部に
上方の開いた断面多角形状の切溝41を、回転砥石また
は電解エツチング等により複数形成する。すなわち、上
記基板40の上面43は磁気ギャップ形成面に対応し、
上記切溝41は基板40の磁気ギャップ形成位置近傍部
に相当する部分に形成される。 つぎに、第9図に示すように、上記切溝41に高融点ガ
ラス42Aを溶融充填したのち、上面43と前面44と
を平面研摩する。 つぎに、第10図に示すように、ガラス42Aを充填し
た上記切溝41の一部とやや多口にオーバランプするよ
うに上記−稜部に切溝41と隣り合う断面V字状の切溝
45を複数形成する。この時、形成される切溝45の内
壁面46には、上記ガラス42Aの一部が露出している
。また、この内壁面46と上記上面43との交線47は
、上記前面44と直角をなしている。また、この内壁面
46と上面43とのなす角度は、前述のθのたとえば4
5°となっている。 つぎに、第11図に示すように、上記基板40の切溝4
5近傍に、スパックリング等の真空薄膜形成技術を用い
て、高透磁率合金のたとえばセンダストを被着し、強磁
性金属薄膜48を形成する。 この時、上記内壁面46上に効率よく被着するように、
上記基板40を傾斜させパンクリング装置内に配置する
ようにする。 つぎに、第12図に示すように、上記金属薄膜4゛8が
被着された上記切溝45に、上記ガラス42Aよりも低
融点のガラス49を溶融充填したのち、上面43と前面
44とを平面研摩し鏡面仕上げを行なう。ここで行なう
研摩は前述の理由により緩い精度でよい。この時、前の
工程で被着した上記金属薄膜48の一部が上記切溝45
の内壁面46に残り、この内壁面46に強磁性金属薄膜
48Aが被着した状態となる。ここで、前面44に現わ
れているフィライト基板と金属薄膜48Aとガラス42
Aとの交差点y+は、上面43と前面44とが作る稜線
上の金属薄膜48Aとガラス49との境界点α(トラッ
ク幅Twを規定する点)に比べて、よりガラス49側に
位置している。これにより、前記交差点Y】が前述のよ
うに規定されるようになる。 また、巻線溝側のコア半休を形成するために、第12図
に示すように加工の施した強磁性酸化物基板40に、巻
線溝51を形成する溝加工を行ない、第13図に示す強
磁性酸化物基板50を得る。 この基板50で、切溝41には高融点ガラス42Bが溶
融充填され、切溝45の内壁面には強磁性金属薄膜48
Bが被着形成されている。ここで、図中交差点X1は交
差aylに対応しており、境界点γは境界点αに対応し
、前記交差点X0の位置が前述のように規定されるよう
になる。 つぎに、上記基板40の磁気ギャップ形成面となる上面
43と上記基板50の磁気ギャップ形成面となる上面5
2とを膜付けしたギャップスペーサを介して第14図に
示すように突き合わせ、ガラス融着を行なう。その後、
基板40と基板50とを合体させたブロック53をこの
接合面に対してアジマス角だけ傾けたa−a線、a′−
a′線の位置でスライシング加工することで、アジマス
角で傾斜する磁気ギャップを有する複数個のヘントチツ
ブを得ることができる。なお、基板接合面に対して垂直
にスライシングすると普通のヘッドチップが形成できる
。ここで、上記ギャップスペーサさしては、S ! 0
2. ZrO2、Ta2’5. Cr 等を用いること
ができる。 つぎに、上記へラドチップの磁気テープ対接面を円筒研
摩することで、第6図に示す磁気ヘッドとなる。 この第6図の磁気ヘッドにおいて、コア半体32は上記
基板40を母材としており、コア半体31は上記基板5
0が母材となっている。また、非磁性材35,36は上
記高融点ガラス42B、42Aにそれぞれ対応し、非磁
性材38は上記低融点ガラス49に対応している。また
、この磁気ヘッドの強磁性金属薄膜37A、37Bは、
上記金属薄膜48B、48Aにそれぞれ対応している。 さらに、上記磁気ヘッドの巻線穴39は、上記基板50
に形成された巻線溝51に対応している。 ところで、磁気ギャップ近傍部にのみ強磁性金属薄膜を
形成するのではなく、ヘッドの前面部すなわちフロント
ギャップ形成面より後部側すなわちバックギャップ形成
面まで連続して強磁性金属薄膜を形成した本発明の他の
実施例となる第15図の磁気ヘッドについて説明する。 また、第16図にはこの磁気ヘッドの磁気テープ対接面
が示されている。 この磁気ヘッドはアジマス記録用の磁気ヘッドとなって
おり、磁気コア半休61.62が強磁性酸化物のたとえ
ばMn’−Znフェライトで形成され、磁気ギヤツブI
側の突起部63.64は磁気ヘッドの後部側まで連続し
て形成されている。また、この突起部63.64の一側
部はアジマス角とは異なる方向にたとえば二段階に屈曲
しており、この−側部にはガラスの非磁性材65.66
が後部側まで連続して溶融充填されている。 また、突起部63.64と非磁性材65.66を連ねた
平面上には、スパッタリング等でセンダスト等の強磁性
金属薄膜67A、67Bが後部側まで連続して被着形成
され、この金属薄膜67A。 67B上にはガラスの非磁性材68が同様に後部側まで
溶融充填されている。 上記金属薄膜67A、67Bは磁気ギャップ形成面に対
してたとえば45°の傾斜角θで傾斜しており、この金
属薄膜67A、67Bのみにより磁気ギャップIが形成
されている。 ところで、上記突起部63.64、金属薄膜67A、6
7B、および非磁性材65.66の三者の交差点X2 
、 Y2はトラック幅Twを規定する領域の外に位置す
るようになっている。すなわち、第16図に示すように
、磁気ギャップgによる記録ゾーンA、Dの外を、突起
部63.64の先端63A、64Aが通過するようにな
っている。Q2+R2はこの先端63A、64Aが通過
する軌跡である。 このため、上記磁気ヘッドでは、第6図の磁気ヘッドと
同様に、磁気ヘッドgの中心Oにおいて、低域周波数お
よび高域周波数ともに再生出方が最大となり、低域と高
域をともに含んだ信号の記録再生を行なうのに適したヘ
ッドとなっている。 また前述の理由から加工精度が緩くてもよく、歩留りが
高まることでコスト的に安価な磁気へノドの提供が可能
となっている。 つぎに、上記磁気ヘッドの製造工程を第17図乃至第2
3図に基づき説明する。 ます、第17図に示すように、Mn−Znフェライト等
の強磁性酸化物基板70の上面部に、回転砥石等を用い
て、上方の開いた断面多角形状の溝71を上面部を横切
るように複数形成する。 つぎに、第18図に示すように5上記溝71に高融点ガ
ラス72を溶融充填したのち、平面研摩加工を行なう。 つぎに、第19図に示すよ・うに、上記溝71の一部と
やや多口にオーバラップし該溝料と隣接した断面V字状
の溝73を複数形成する。この溝73の内壁面の傾斜角
度は、上面に対してたとえば4ツとなっている。 つぎに、第20図に示すように、上記基板70の上面部
に、センダスト等をスパッタリング、イオンブレーティ
ング、蒸着等の真空薄膜形成技術を用いて被着形成し、
上記溝73部に強磁性金属薄膜74を形成する。 つぎに、溝73部分の金属薄膜74面上に低融点ガラス
76を溶融充填し、第21図に示すように、上記基板7
0の上面部および前面部を平面研摩加工する。ここで行
なう研摩は緩い精度でよい。 ここで、基板前面に現やれているフィライト基板と金属
薄膜14とガラス72との交差点y2は、基板上面と前
面とが作る稜線上の金属薄膜74とガラス76との境界
点αに比べて、よりガラスγ6側に位置している。これ
により、前記交差点Y2が規定される。 また、巻線溝側のコア半休を形成するために、第21図
に示すように加工の施した上記基板70に、巻線溝75
を形成する溝加工を行ない、第22図に示す強磁性酸化
物基板7Tを得る。ここで、図中交差点X2は交差点y
2に対応しており、境界点γは境界点αに対応し、前記
交差点X2の位置が規定されるようになる。 つぎに、第23図に示すように、上記基板70と上記基
板77とを上記金属薄膜74が被着された側の平面部が
向かい合うようにしてギャップスペーサを介して突き合
わせ、ガラスを用いて融着接合することでブロック78
とする。 つぎに、上記ブロック78をb−b線、b−b線の位置
でスライシング加工することで、複数個のヘントチノブ
を得ることができる。 その後、上記へラドチップの磁気テープ摺接面を円筒研
摩することで、第15図に示した磁気ヘッドとなる。こ
こで、この磁気ヘッドのコア半体61は上記基板77を
母材としており、コア半体62は上記基板70を母材と
している。また、強磁性金属薄膜67A、67Bは上記
金属薄膜74に対応し、非磁性材65.66は上記高融
点がラス72に対応し、非磁性材68は上記低融点ガラ
ス76に対応している。また、巻線穴69は上記巻線溝
75に対応している。 なお、第6図および第15図に示す磁気ヘッドは、磁気
ギャップIの中心Oに対してヘエライト突起部の先端が
点対称となっていないが、この先端の位置を左右点対称
としてもよい。 つぎに、第24図に示す他の実施例の磁気ヘッドを説明
する。この磁気ヘッドはアジマス記録用のヘッドとなっ
ている。 上記磁気ヘッドは、磁気ギャップ形成面に対して強磁性
金属薄膜87の形成面がたとえば45°の傾斜角θで傾
斜しており、Mn−Znフェライト等からなる磁気コア
半休81.82の突起部83゜84の先端83A、84
Aが、トラック幅Twを規定する領域の外に位置してい
る。また、このように先端83A、84Aがトラック幅
TWの領域外にあることから、突起部83.84の形状
は左右点対称でなくともよく、一方の突起部83と充填
されたガラス85との界面は単に傾斜した形状となって
いるが、他方の突起部84とガラス86との界面は二段
階に屈曲した形状となっている。 また、第25図にはさらに他の実施例となるアジマス記
録用の磁気ヘッドが示されている。 この磁気ヘッドは、磁気ギャップ形成面に対してたとえ
ば45°の傾斜角θで傾斜するように強磁性金属薄膜9
7が形成され、Mn−Znフェライト等からなる磁気コ
ア半休91.92の突起部93.94の先端93A、9
4Aがトラック幅Twの領域外に位置している。また、
一方の突起部93とガラス95との傾斜した界面はなめ
らかとなっているが、他方の突起部94とガラス96と
の界面は凹凸面となっている。この凹凸面はヘッドを作
製する研摩工程を充分に行なわないことにより生じたも
のであるが、上記先端93A、94Aがトラック幅TW
の領域外にあることから特性上影響はない。 第24図や第25図に示す磁気ヘッドは、第6図および
第15図に示す磁気ヘッドと同様に磁気ヘッドgの中心
Oにおいて、低域および高域周波数ともに再生出力が最
大となるようになっている。 ところで、磁気コア半休を形成する強磁性酸化物として
は、Mn−Znフェライトの他にNi −Znフェライ
ト等を用いてもよい。また、強磁性金属薄膜を形成する
高透率磁性材料としては、センダストの他にパーマロイ
や非晶質合金を用いてもよい。 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、強磁
性酸化物からなる磁気コア半休の接合面とは傾斜するよ
うに防接台面近傍に強磁性金属薄膜を形成しており、ま
た磁気テープ対接面には強磁性酸化物、上記金属薄膜、
および非磁性材が配され、これらの三者の交差点がトラ
ック幅を規定する領域の外に位置している。 このため、磁気ギャップのトラック幅の中心において低
域周波数および高域周波数ともに再生出力が最大となり
、安定した再生が行なえることから、低域および高域周
波数をともに含んだ信号の記録再生に適したヘッドとな
っている。 また、ヘッドの加工精度を低くできることから歩留りが
向上され、コスト的安価な磁気ヘッドの提供が可能とな
っている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気ヘッドの斜視図、第2図は第1図の
磁気ヘッドの磁気テープ対接面を示す平面図、第3図は
従来の他の例の磁気ヘッドを示す斜視図、第4図は第3
図の磁気ヘッドの磁気テープ対接面を示す平面図、第5
図は従来のさらに他の例の磁気ヘッドの磁気テープ対接
面を示す平面図、第6図は本発明の一実施例となる磁気
ヘッドの斜視図、第7図は第6図の磁気ヘッドの磁気テ
ープ対接面を示す平面図、第8図乃至第14図は第6図
の磁気ヘッドを作製する工程を順に示す斜視図、第15
図は本発明の他の実抛例となる磁気ヘッドの斜視図、第
16図は第15図の磁気ヘッドの磁気テープ対接面を示
す平面図、第17図乃至第23図は第15図の磁気ヘッ
ドを作製する工程を順に示す斜視図、第24図は本発明
のさらに他の実施例となる磁気ヘッドの磁気テープ対接
面を示す平面図、第25図は本発明のさらに他の実施例
となる磁気ヘッドの磁気テープ対接面を示す平面図であ
る。 31.32,61.62,81.82,91.92・・
・・・・・・・・・・・・磁気コア半休33.34,6
3,64,83.84,93.94・・・・・・・・・
・・・・・・・・・突起部33A、34A、63A、6
4A、83A、84A。 93A、94A・・・・・・先 端 35.36,38,65,66.68,85,86゜9
5.96・・・・・・・・・・・・非磁性材37A、3
7B、67A、67B、87A、87B。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 強磁性酸化物よりなる磁気コア半体対の接合面に真空薄
    膜形成技術により強磁性金属薄膜を形成し、この磁気コ
    ア半体対を突き合わせて磁気ギャップを形成してなる磁
    気ヘッドにおいて、上記磁気ギャップ形成面と上記強磁
    性金属薄膜形成面とが所要角度で傾斜しており、かつ磁
    気テープ対接面に前記強磁性酸化物と前記強磁性金属薄
    膜および非磁性材が配され、これら三者の交差点がトラ
    ック幅を規定する領域の外にあることを特徴とする磁気
    ヘッド。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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