JPS61254161A - 天然色素の安定化方法 - Google Patents

天然色素の安定化方法

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JPS61254161A
JPS61254161A JP61101887A JP10188786A JPS61254161A JP S61254161 A JPS61254161 A JP S61254161A JP 61101887 A JP61101887 A JP 61101887A JP 10188786 A JP10188786 A JP 10188786A JP S61254161 A JPS61254161 A JP S61254161A
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    • A23L5/00Preparation or treatment of foods or foodstuffs, in general; Food or foodstuffs obtained thereby; Materials therefor
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は天然色素の分野に関する。さらに詳細には、本
発明は相当する未処理色素に比較して酸素、熱、光およ
び水分に対し改良安定性および改良水溶解性を有する天
然色素複合体の製造に関する。
植物又は動物起源由来の色素は古くから各種食品および
非−食品着色適用に対し使用されている。
しかし、これらの天然色素は容易に酸化、熱、光おにび
水分解を受ける不利に一般に苦しむ。さらにこれらのい
くつかの天然色素は非水溶性(カロチノイド)であるか
、又は酸性溶液に溶解しない(ビキシン、ノルビキシン
)。
天然色素の使用、特に飲料にお【プる使用に関する付加
的問題は酸性pHで水溶性である黄色又は橙色を有する
天然色素を入手しえないことである。
ある適用では、脂溶性黄色色素を乳化し黄色を得ること
は充分に可能である。しかし、飲料のようなある適用で
は要求される透明度は水溶性色素によってのみ満足する
ことができる。
天然色素のこれらの不利は各種最終用途に対し着色剤と
してその全般的適用性を非常に限定した。
従って各種手段は天然色素の安定性を改良するために示
唆された。これらはアスコルビン酸又は抗酸化剤のよう
な色素に対する各種添7111物の使用を含んでいる。
別法では、酸素、熱、光又は水分の利用性のようなこれ
らの天然色素を取り巻く環境を調整する試みがなされた
これらの方法は色素の安定性改良にいくらかの成功を経
験したが、これらの方法のどれ1つとして広い範囲の適
用、特に飲料のような食品にこれら天然色素を十分に使
用することかできるだけの安定性を改良しなかった。さ
らにこれらの方法は色素の水不溶解性、特に水性酸ヤl
媒体におI−する色素の不溶解性と関連する問題を解決
しなかった。
1個又はそれ以上のカルボキシル基を有する天然色素の
安定性および水溶性を改良する方法のあることがわかっ
た。この方法は上記論議の実質的にすべての不利を回避
する。
特に、本発明方法はこれまで非常に困難であるか又は不
可能でさえあった広範囲の適用に使用することができる
ような改良安定性および水溶性特徴を有する天然色素複
合体を製造する。本発明方法により酸性条件で水溶性で
あり、このような酸性条件で黄色又は橙色を供すること
ができ、溶解に際し一層すぐれた透明性を供し、一層す
ぐれた色の保有を供づ−るように酸化、熱、光および水
分に対し改良安定性を有する天然色素複合体が製造され
る。
方法は1個又はそれ以上のカルボキシル基を含む天然色
素を無機多価カチオンおよび1個又はそれ以上のカルボ
キシル基を有するハイドロコロイドと水性媒体でアルカ
リ性pHで反応させ安定化色素複合体を形成することを
含む。処理し、安定化した天然色素は次の配列を有する
複合体を形成するために水素結合又は多価カチオン橋に
よるイオン結合により架橋結合する色素/ハイドロコロ
イド複合体を含むと信じられる: O。
色素−C・・・カチオン・・・C−ハイドロコロイドこ
れらの安定性および水溶性を改良するために本発明で処
理しやすい色素は1種又はそれ以上のカルボキシル基を
含む植物又は動物起源由来の天然色素である。さらに色
素はアルカリ性条件下でも水溶性であるべきである。
このような色素は、限定されるものではないがビキシン
(アンナツト−由来)、ノルビキシン(アンナツト−由
来)、ベタニン(ビート根由来)、ブルガキ脣ナンチン
(ビート根由来)、クロセチン(サフラン由来)などを
含む。
通、例天然−同−色素として飲用される天然色素の合成
的に製造された同等物も適用できる。合成的に製造され
た色素は天然由来のこれらの相対物と構造および性質の
双方で実質的に同一である。
上記色素のいずれも個個に又は相互に組み合せて使用す
ることができる。
アンナツト一種子から得たノルビキシン/ビキシン色素
はいくつかの方法のいずれかにJ:り得ることができる
。アンナツト−色素は液体濃縮物又は乾燥粉末形で例え
ばミルズ ラボラトリーズインコーホレーテッド、■ル
カルト、インジアナ、又はクル・ハンセンズ ラボラト
リ インコーホレーテッド、ミルウオーキー、ライスコ
ンシンから商業的に得ることかできる。別法では液体ア
ンナツト−抽出物は周知方法によりアンナツト一種子[
ビキサ オレラナ(Bixa  orellana) 
]から直接製造することにより1qることができる。商
品として又は製造したアンナツト抽出物はさらに精製を
要することなく直接使用することができる。
ビート根から得られるベタニンおよびブルガキサンヂン
は多数の方法により得ることかできる。
ビート色素は液体濃縮物又は噴霧乾燥粉末形で例えばベ
ア1ヘリス フープ カンパニー、シカゴ、イリノイか
ら商業的に得ることができる。別法ではビート抽出液は
周知方法により例えばビー1〜全体[ベータ ブルガリ
ス(Beta vulgaris ) ’Jから製造す
ることにより得ることができる。商業的又は製造したビ
ート抽出物は直接又はさらに好ましくは色素を部分精製
後使用することができる。
このような部分精製はWI H、透析、限外濾過および
当業者に周知の同様の技術により達成することができる
。例えばホン エルベらの米国特許第4゜027.04
2号明細書参照。これは精製技術として醗酵を開示する
一般に約0.05〜6.0重量部、好ましくは約0.1
〜5.0重量部の多価カチオンは乾燥重量基準で色素1
重量部について使用される。多価カチオンに対する適当
な起源はカルシウム、マグネシウム、マンガン、亜鉛、
銅、鉄、アルミニウムなどのすべての可溶性塩を含み、
これらは何個で、又は組み合せて使用することができる
。特に好ましいのはカルシウム、マグネシウムなどのよ
うな食品に許容性と考えられるカチオンである。
本発明で適用することができる上記カチオンの代表的可
溶性塩は醋酸塩、炭酸塩、塩化物、リン酸塩、硫酸塩、
酒石酸塩、アス]ルピン酸塩、クエン酸塩などを含む。
本発明の複合体形成に必要な第3成分ば水分散性/水可
溶性ポリマー、すなわち少なくとも1個又はそれ以上の
カルボキシル基を有するハイドロコロイドである。一般
に約2〜約400重量部、好ましくは約20〜約120
重量部のハイドロコロイドが乾燥重量基準で色素1M量
部について使用される。ハイドロコロイド使用量に対す
る上限値は実際上粘度を考慮することにより大部分は限
定される。
適用できるハイドロコロイドは限定されるものではない
が、低−メトキシル ペクチン、高−メトキシル ペク
チンのようなペクチン;アラビアガム、タラガカントガ
ム、キサンタンガム、カラヤガムのようなガム;ゼラチ
ン又は加水分解ゼラチン;カルボキシメヂルセルロース
などのような加工セルロース;アルギン酸プロピレン 
グリコール エステル、アルギン酸ナトリウム、アルギ
ン酸カリウムなどのようなアルギネート、などを含む。
ハイドロコロイドの塩および誘導体も適する。
当業者は本発明で適用できる付加的ハイドロコロイドを
容易に確かめることができる。1種又はそれ以上のこれ
らのハイドロコロイドは同時に使用することができる。
いくつかのハイドロコロイド又はハイドロコロイド塩の
場合、付加的多価カチオン源の添加に対しその必要性を
減じ、又は完全に排除するために、十分量の多価カチオ
ンを既に存在させておくことができる。例えば、アラビ
アガムは0.7重量%のカルシウムおよび0.2重量%
のマグネシウムを含む。従って、アラビアガム又は同様
の多価カチオン含有物質を使用する場合、別々に添加さ
れる多価カチオン重量は従って調整すべきである。
例えばノルビキシンをアラビアガムと組み合せる場合、
ノルビキシン:多価カチオン:アラビアガムの最適重量
比は1:0.3:20〜1:0、.8:80の好ましい
範囲にある。伯の色素およびハイドロコロイドに対して
は任意の特別の組み合せに対する最適濃度は使用する特
定色素およびハイドロコロイドにより変化する。一般に
特別の成分濃度の選択に上記範囲のように広い範囲を使
用することができ、これは満足できる結果を白える。
色素を安定化するために、色素、ハイドロコロイドおよ
び多価カチオン源はpHを7.5〜13.5、好ましく
は8.5〜13.0、もつとも好ましくは9.5〜12
.0の範囲の値に調整した水性媒体に添加する。アルカ
リ性媒体は色素の溶解を促進し、色素およびハイドロコ
ロイドの双方のカルボキシル基を解離させ、それによっ
て多価カチオンと相互作用させて本発明の複合体を形成
する。任意の周知で通例の食用許容酸又は塩基は所要値
にpHを調整するために使用づることができる。
各種成分は任意の順序で相互に組み合せることができる
が、最初に色素を水性媒体に約0.01〜5.0重量%
、好ましくは約0.05〜1.0型組%の皐で添加し、
水性媒体のpHは色素の添加前又は後に−に記アルカリ
性条件に調整することが望ましい。
好ましくは多価カチオン源は次に−に記けで添++nさ
れる。乾燥粉末として又は溶液の部分として添加するこ
とができる。
最後に、上記吊のハイドロコロイドは水性媒体に添加さ
れる。乾燥粉末として、又は粉末形である場合ハイドロ
コロイドを分散することが一層困難である限り好ましく
は溶液の部分として添加することができる。
望ましくは、各成分が水性媒体に添加された後、生成混
合物は一般に約5〜60分、有利には約10〜40分攪
拌する。より永い保持時間は使用することができる。
相互作用が行なわれる温度は本発明方法では臨界的では
ない。約5〜80℃、好ましくは約20〜50°Cの範
囲の温度、有利には環境温度で行なうことができる。
理論に縛られたくはないが、安定化天然色素複合体は水
素結合又は多価カチオン橋によるイオン結合により色素
とハイドロコロイド物質問に生ずる架橋結合の結果とし
て形成されると信じられる。
換言すれば1分子の多価カチオンはハイドロコロイド分
子の1個のカルボキシル基おにび色素分子の1個カルボ
キシル基に結合することが最適である。
しかし、カチオ“ンのあるものは所望する唯1個の色素
および1個のハイドロコロイド分子よりむしろ2個の色
素又は2個のハイドロコロイド分子に結合することはあ
りうることである。このような副相互作用は本方沫の主
な機構であるとは信じられないが、これらは安定化天然
色素の製造に有害ではない。このような無関係の複合体
および未複合色素は、生成処理色素生成物が所望の改良
安定性および溶解性特徴を有するように物理的にハイド
ロコ[1イドのマトリックスに捕集されると信じられる
安定化色素複合体の形成後、必要ではないが、一般に約
1〜7、好ましくは約2〜6、bつとも望ましくは約3
〜3.5のpH範囲の酸性値に水性媒体のpMを下げる
ことが望ましい。この酸性11 Hは水素結合の形成を
促進し、処理天然色素の多数の安定性に有利である。
色素/カチオン/ハイドロコロイド複合体は精製せずに
製造したものを直接着色物質として使用することができ
る。単離は不要である。飲料、チーズなどのような多く
の適用において同様に使用することができる。しかし、
恐らくは過剰の水は濃縮液又は乾燥粉末組成物を供する
ために水性媒体から除去される。
水性媒体は当業者に周知の手段、特に低温蒸発、真空蒸
溜、噴霧乾燥、真空乾燥、凍結乾燥、又は他の同様の技
術により濃縮することができる。当業者は、天然色素の
温度過敏性により真空蒸留および噴霧乾燥技術に使用す
る温度について注意すべきことは容易に認められるであ
ろう。l1lO〜90℃の真空蒸溜温度は満足でき、約
50〜80℃では約0.73〜0.97に9/cm2の
真空下でもつとも好ましいことがわかった。この方法を
使用して、10〜356、有利には20〜30°のブリ
ックスを有する液体濃縮物を製造することができる。噴
霧乾燥を使用して乾燥粉末を製造する場合、必須ではな
いが、フル1〜デキストリン又は加工1−ウモロコシ澱
粉のようなキャリアを色素−ハイドロコロイド複合体混
合物に添力■することが望ましい。噴霧乾燥技術を使用
する前に真空蒸溜又は同様の技術を使用することにより
混合物から過剰水の大部分を最初に除去することが望ま
しい。
一般に入口約120〜200 ’Cおよび出ロア0〜9
0’Cの噴霧乾燥温度は満足できることがわかった。
濃縮液又は乾燥粉末調製物中の天然色素複合体の濃度は
水性媒体の出発色素濃度、色素対使用ハイドロコロイド
比、除去水量、および他のこのような因子により広く変
化する。しかし、天然色素の色が強烈であるので、0.
1〜3.0重量%の色素を含む濃縮液又は少なくとも1
.0重量%、好ましくは2.0〜10.0重量%の色素
を含む乾燥粉末調製物を製造することで実際上の目的に
対しては十分であることがわかった。乾燥調製物は任意
の適当な粒度まで粉砕し、乾燥−混合生成物の色素源と
して使用することができる。
 15一 本発明の処理天然色素は酸化、熱、光および水分に対し
改良安定性を有し、相当する未処理相対物よりはるかに
長時間これらの色調を保有する。
さらに処理色素の溶解性は液体適用において一層高い透
明度を供するように改良される。さらに本発明により、
代表的には約3.0〜3.5のpHの液体飲Fil適用
に使用することができるように酸性pHで水溶性である
色素複合体が製造される。本発明によれば、酸性pH条
件の液体飲料に黄色又は橙色を生ずる天然色素を供する
ことができる。さらに詳細には、本発明により製造され
たノルビキシン色素複合体は0.0008〜0.001
重邑%色素の濃度で水性酸性環境で橙色を供する。さら
に稀薄濃度、すなわちo、oooos〜0.0001重
M%重量%使用される場合、黄色が付与される。
本発明の安定化色素は乾燥飲料ミックス、液体飲料生成
物のような食品適用、医薬適用、化粧品などを含む多種
の用途に使用することができる。
本発明の基本的概念を記載したが、数例は例示のだめに
示す。例中部および%は小量による。しかし、これらの
例は決して本発明を限定するものとして解釈すべきでは
ない。
例  1 色素は主としてノルビキシンである商業的に入手しうる
(ミルズ ラボラ1〜リーズ、インコーホレーテッド)
アンナツト−食用着色料(ブリックス26°、色素温度
2.8%)を苛性ソーダを使用して11.6のpHに調
整し、0.168重量%色素水性溶液を供する。次にこ
の60 mQのアンナツト−溶液(100,8mgノル
ビキシン)を40蛇の10重量%アラビアガム水性溶液
(38,9mgのカルシウムおよびマグネシウムを含む
4000 m9アラビアガム〉と合せる。この混合物を
環境温度で30分攪拌し、次にptlを塩酸により3.
0に調整する。
次に生成着色料調製物は30°ブリツクスの最終濃度ま
で50℃の温度で真空蒸溜にかけ、液体濃縮物を供する
。この液体濃縮物を使用して、約2重ω%の色素を含む
この着色料の乾燥粉末調製物を150℃の入口温度およ
び75℃の出口温度で液体濃縮物を噴霧乾燥することに
より得る。
例  2 例1でV造した噴霧乾燥粉末調製物は次の組成:水  
                      82.
00  重量%高フラク]−−ス ]−ン シラツブ(ブリックス42°)  17.46重量%ク
エン酸            0.15重量%クエン
酸カリウム        0.05 ff11%オレ
ンジ抽出物         0.30重量%ノルビキ
シン/ アラビアガl\粉末      0.04重量%を有す
る液体のオレンジフレーバ付与飲わ1に対し着色料とし
て使用する。
透明な3.5のpHを有する橙色飲料をこうして得る。
例 3 (比較例) 例2で製造したものと同じ飲料を、例1の未処理ノルビ
キシン食用着色料を使用することだけを除いて本例で製
造する。各飲料に使用する色素量は同一である。例2の
飲料および本例の飲料を透明ガラス瓶に熱−充填し、試
料は室温で暗所に貯蔵する。飲料は分光光度計測定によ
り定時間隔で色調保持に対し監視する。結果は次の通り
である二色保持% 処理ノルビキシンを 含む飲料       98 97 95 92 92
未処理ノルビキシンを 含む飲料       82 10 0 0 0上記表
から明らかにわかるように、処理ノルビキシンを含む飲
料は未処理色素を使用する飲料に比較してこの飲r1適
用ですぐれた色調保持を示す。
さらに、処理色素を含む飲料溶液は又実質的に光学的に
透明のままである。対照的に未処理ノルビキシンにより
着色した飲料は酸性pHでアンナツト−色素が不溶性の
ため貯蔵僅か2日後に非常に混濁するようになる。
例  4 色素が主としてノルビキシンである商業的に入手できる
(ミルズ ラボラトリーズ、インコーホレーテッド)ア
ンナラ]へ一食用着色利(ブリックス26°、色素温度
2.45%)の822gおよび水7393gにより0.
245@量%ノルビキシン溶液を形成させ水性溶液を製
造する。この溶液のpHは苛性カリにより10.5に調
整する。この溶液に233gの水に溶解した塩化カルシ
ウム2水塩6.9gおよび追加の水21.2:1gを添
加する。この混合物を30分攪拌後、23 Kgの水に
溶解した470gのアラビアガムを添加する。
この混合物は追加の30分攪拌し、次にDllは塩酸に
より3.5に調整する。
この着色料調製物に、250gのフル1〜デキス1〜リ
ン(マルトリンM−100、ブレーン プロセシング 
コーポレーション、ムスカチン、アイオワ)を添加し、
70’Cの温度で0.76Ky/cm2真空下に蒸溜す
ることによりブリックス23°の液体濃縮物を製造する
。約2重量%の色素を含むこの着色料の乾燥粉末調製物
は入口温度150℃および出口温度75℃で23°ブリ
ツクスの濃縮物を噴霧乾燥することにより製造する。
ノルビキシン複合体を含む着色料調製物は次の組成: 蔗糖            92.79重量%アスコ
ルビン酸       0.12重堡%クエン酸   
        4.61重量%クエン酸ナトリウム 
     1,80重量%オレンジ フレーバ    
 1.50重量%着色料粉末          0.
18重量%を有する乾燥ソフト ドリンク ミックスに
対し着色物質として使用する。
22gの上記乾燥ミックスに240−の冷水を添加する
と、すぐれた透明性を有するal13.5の橙色を有す
るソフト ドリンクが得られる。
例  5 0.074重量%のノルビキシン色素を含む水性溶液を
色素は主としてノルビキシンである商業的に入手できる
(ミルズ ラボラトリーズ、インコーホレーテッド)ア
ンナツト−食用着色料から製造し、l)Hは苛性ソーダ
により12.0に調整する。8.0m (5,9Rgノ
ルビキシン)のこの溶液をクエン酸マグネシウム4水塩
の3重量%水性溶液0.62mf!に添加し、pHは苛
性カリにより12.0に調整する。この混合物は環境温
度で40分攪拌し、次にio、oyの低−メトキシルペ
クヂン(バーキュレス、インコーホレーテッド、ミドル
タウン、ニューヨーク)の2重量%水性溶液を添加する
( 200 mgペクチン)。この混合物は40分攪拌
後、生成着色料調製物のpHは塩酸により3.0に調整
する。
例  6 商業的に入手できるビキシン食用着色料を乾燥粉末形で
得る。(タル・ハンセンズ ラボラトリ−、インコーホ
レーテッド>1.35重邑%のビキシン色素を含む水性
分散体を製造し、pHは苛性カリにより12.5に調整
してビキシンを溶解し溶液を形成させる。このビキシン
溶液2.5#112にio、oyのアラビアガム10重
量%水性溶液を添加し、容量を水により25m!lに調
整する。混合物は40℃で30分攪拌し、次にpHは塩
酸により3.5に調整する。次に生成着色料調製物は水
により100m1の最終容量に稀釈し、次の処方:蔗糖
、グラニュル       57.84重量%デキスト
ロース シラツブ、 58°ブリツクス      17.90重量%水  
                     19.6
7  重量%クエンMO,69重量% 着色料液体          3.90重量%を有す
るハード キャンディに対し食用着色物質として直接使
用する。
すぐれた色調安定性を有する透明、橙色ハードキャンデ
ィを1与る。
例  7 色素は主としてベタニンおにびブルガキサンヂンから成
る商業的に入手できるビー1〜 ジュース濃縮液と水で
4倍まで稀釈する。次にpHは塩酸により1.0に調整
し、溶液は環境温度で4時間攪拌する。次に溶液は苛性
カリによりpH5,oに調整し、透析管に注ぎ入れ、4
回交換の水に対し823一 時間透析した。この部分精製ビート ジコースのpHは
苛性ノJりにより8.0に調整する。
0.039重指型O色素を含むこのビート ジュース溶
液18.0mf!に、5.0dの塩化カルシウム2水塩
の3重量%水性溶液を添加する。次にこの混合物は環境
温度で20分攪拌する。次にアラビアガムの2重量%水
性溶液10aeを添加する。
混合物は追加の30分攪拌後、pllを塩酸により3.
0に調整する。混合物は水により最終容量100威に稀
釈し、次の組成: 水                        
77.15  重量%蔗糖             
12.34重埴%クエン酸カリウム        0
.04重量%クエン酸            0.2
1重量%リンゴ酸            0.21重
量%アスコルビン酸        0,04重量%キ
イチゴ フレーバ      0.01重滑%液体着色
利          io、oo重量%を有する液体
キイヂゴ飲料に対し直接食用着色物質として使用する。
3.5のDllを有し、すぐれた色調安定性を有する透
明、赤色飲料をこうして得る。
例  8 ノルビキシン色素の0.074重量%水性溶液を色素が
主としてノルビキシンである商業的に入手できるアンナ
ツト−食用着色料から製造する。
pllは苛性カリにより9.8に調整する。このノルビ
キシン溶液の8.0d試料に、次の2価金属塩溶液をそ
れぞれ添加する: (a)0.40dの塩化カルシウム2水塩の3重量%水
性溶液、 (b)1.10dのアスコルビン酸力Jレシウムの3重
量%水性溶液、 (c) 0.541nflの塩化マグネシウム6水塩の
3重1%水性溶液、 (d)0.36mの塩化亜鉛の3重量%水性溶液。
ノルビキシン/2価金属塩試利は30分攪拌する。次に
低−メトキシル ペクチンの2重量%水性溶液6.0d
を各試料に添加する。各混合物は水の添加により100
Idの容量に調整後、30分攪拌し、pHは塩酸により
3.0に調整する。次に各着色料調製物は直接食用着色
料として使用し、例2で製造したものと同じ飲料を製造
する。
それぞれの飲料調製物の各々は透明、橙色を有し、3.
5のpHを有する。
例  9 ノルビキシン色素の0.245重量%水性溶液を色素が
主どしてノルビキシンである商業的に入手できるアンナ
ツト−食用着色料から製造し、pMは苛性カリを使用し
て11.Oに調整する。
0.25gのアルギン酸プロピレン グリコールエステ
ルLVF(ケルコ ディビジョン オブメルク アンド
 カンパニー、インコーホレーテッド、シカゴ、イリノ
イ)を含む25dの溶液を10dのノルビキシン溶液に
添加する。混合物は水で100dの最終容量に稀釈し、
40分攪拌する。次にpHは塩酸により3.0に調整す
る。混合物は食用着色物質として直接使用する。本例で
使用したアルギネート ガムが1.0重量%のカルシウ
ムおよび0.01重]%のマグネシウムを含む限り、2
価カチオンの追加の外部源は不必要である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1個又はそれ以上のカルボキシル基を含む天然又
    は天然と同一色素の安定化方法において、色素を無機多
    価カチオンおよび1個又はそれ以上のカルボキシル基を
    有するハイドロコロイドを水性アルカリ媒体中で組み合
    せて、安定化色素複合体を得ることを特徴とする、上記
    方法。
  2. (2)色素はベタニン、ブルガキサンチン、ビキシン、
    ノルビキシン、クロセチンおよびこれらの組み合せから
    成る群から選択する、特許請求の範囲第1項記載の方法
  3. (3)カルシウム、マグネシウム、マンガン、亜鉛、銅
    、鉄、アルミニウムおよびこれらの組み合せの水溶性塩
    から成る群から選択した塩を添加して、無機多価カチオ
    ンを水性媒体中に導入する、特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の方法。
  4. (4)1個以上のカルボキシル基を有するハイドロコロ
    イドはペクチン、ガム、ゼラチン、加工セルロース、こ
    れらの誘導体、これらの塩およびこれらの組み合せから
    成る群から選択する、特許請求の範囲第1項から第3項
    のいずれか1項に記載の方法。
  5. (5)水性媒体のpHは約7.5〜13.5の範囲にあ
    る、特許請求の範囲第1項から第4項のいずれか1項に
    記載の方法。
  6. (6)水性媒体のpHは約9.5〜12.0の範囲にあ
    る、特許請求の範囲第5項記載の方法。
  7. (7)約0.05〜6.0重量部の多価カチオンは媒体
    中で1重量部の色素と組み合せる、特許請求の範囲第1
    項から第6項のいずれか1項に記載の方法。
  8. (8)約2〜400重量部のハイドロコロイドは媒体中
    で1重量部の色素と組み合せる、特許請求の範囲第1項
    から第7項のいずれか1項に記載の方法。
  9. (9)安定化色素複合体の形成後、pHを酸性値に調整
    する、特許請求の範囲第1項から第8項のいずれか1項
    に記載の方法。
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