JPS61181783A - 鞍乗り型車両におけるエンジン熱の排出構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は鞍乗り型車両におけるエンジン熱の排出構造に
関する。

（従来の技術） 車体フレームの中間部にエンジン回転載し、エンジンの
上方の空間に例えばエアクリーナや燃料タンク等の補器
を配設し、該補器を覆う如く車体カバーを設けた鞍乗り
型車両は知られている（特開昭５８−１３６５７６号公
報）。そして斯かる鞍乗り型車両の中でも前、後輪に幅
広且つ超低圧のタイヤ、所謂バルーンタイヤを装着した
不整地走行用の自動二輪車、三輪車、四輪車は通常の自
動二輪車等に較べ比較的高いエンジン回転により低速で
走行する。

（発明が解決しようとする問題点） そのため特に斯かる不整地走行用の鞍乗り型車両では、
車体カバーで覆われた補器のまわりにエンジンの熱気が
滞溜し易く、エンジンの冷却性を阻げると共に、エンジ
ン熱の影響が補器に及び。

例えば補器がエアクリーナである場合には吸気温度を上
昇させる等の不具合を生ずる。

本発明は前記事情に鑑み出されたものであって、本発明
の目的とする処は、車体カバーで覆われた補器のまわり
に滞溜しがちなエンジンの熱気を車体カバー外へ効率良
く排出し得る鞍乗り型車両におけるエンジン熱の排出構
造を提供するにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記目的を達成するため、車体カバーの上部部
分に該車体カバーの内外を連通ずる排気孔を設けると共
に、補器に路上下方向に排気通路を設けたことを特徴と
する。

（実施例） 以下１本発明の一実施例を鞍乗り型四輪車に適用した場
合について説明する。

第１図は鞍乗り型四輪車の側面図、第２図は同平面図、
第３図はフロントカバ一部分の斜視図を示す。

鞍乗り型四輪車（１）の車体フレーム（２）は前後に夫
々バルーンタイヤを装着した前輪（３）、（３）と後輪
（４）、（４）を備え、前輪（３）、（３）はハンドル
（５）により操舵され、車体フレーム（２）の中間部に
搭載したエンジン（６）により後輪（４）、（４）を駆
動する。

シート（１１）は車体フレーム（２）上の中間部から後
部にわたって設け、シー）　（１１）の前方でエンジン
（８）の上方の空間には補器を、実施例では第４図に断
面背面図で、第５図に断面側面図で示すようにエンジン
（８）の気筒（６ａ）の上方にエアクリーナ（１２）を
配設する。

車体カバー（１３）はフロントフェンダ部（１４）を有
するフロントカバー（１５）と、リヤフェンダ部（１６
）を有するリヤカバー（１７）との分割体で構成し、車
体フレーム（２）の略前半部及びエアクリーナ（１２）
等の補器をフロントカバー（１５）で覆い、車体フレー
ム（２）の略後半部をシート（１１）とりャカバー（１
７）で覆う。

前記エアクリーナ（１２）はエアクリーナケース（２１
）と、エアクリーナニレメン）　（２２）を備える。

エアクリーナケース（２１）の底面（２１ａ）は左右方
向における中央部を上方へ凸状とした湾曲面で形成し、
エアクリーナケース（２１）には気筒（６ａ）の上方に
臨む底面（２１ａ）箇所から上面（２１ｂ）にわたって
上下に貫通する筒状の排気通路（３１）を設ける。

前記フロントカバー（！５）における前記排気通路（３
りの上方に臨む上面（１５ａ）箇所には排気孔（３２）
を、エアクリーナ（１２）の左右縁部の上方に臨む上面
（１５ａ）と側面（１５ｂ）の縁部には排気孔（３３）
　。

（３４）を、エアクリーナ（１２）の側面に臨む左右側
面（１５ｂ）箇所に夫々排気孔（３５）を形成する。前
記排気孔（３２）、（３３）、（３４）、（３５）は夫
々前後に長形に形成し、排気通路（３１）の上方に臨む
排気孔（３２）には網体（３Ｂ）、実施例では金網を添
着する。

本実施例は前記のように構成するので、エアクリーナケ
ース（２１）の底面（２１ａ）近傍の熱気は底面（２１
ａ）の湾曲面に沿って排気通路（３１）の下端に集めら
れ、排気通路（３１）、排気孔（３２）を介してフロン
トカバー（１５）外へ排出される。

また、エアクリーナケース（２１）の左右側面及び上面
（２１ｂ）にまわり込んだ熱気は各排出孔（３３）、　
（３４）、（３５）、（３５）からフロントカバー（１
５）外へ放出される。

尚、第５図中、仮想線（イ）で示した矢印は走行風を示
し、エアクリーナケース（１２）の底面（２１ａ）後部
における熱気は走行Ｊｉｍ（イ）と共に排気孔（３２）
の後部からフロントカバー（１５）外へ放出される。

従って本実施例によれば、エアクリーナ（１２）のまわ
りに滞溜しがちなエンジンの熱気を効率良く排出でき、
エンジン冷却性を向上すると共に、エアクリーナ（１２
）へのエンジン熱の影響を防止することができる。

第６図に断面背面図で示すものは１本発明の第２実施例
を示し、前記第１実施例と同一箇所、部材等には同一符
号を付しである。第２実施例ではエンジン（６）の気筒
（６ａ）の上方に燃料タンク（４りを配設し、燃料タン
ク（４１）に路上下に貫通する排気通路（４２）を設け
た点が前記第１実施例と異なり、図中（４３）はキャッ
プを示す。

尚、排気通路（３１）、（４１）を設ける補器はエアク
リーナ（！２）や燃料タンク（４１）に限らず１例えば
物入れ等であってもよい、また、排気通路（３１）、（
４１）は補器を貫通するものに限らず、補器の表面に縦
溝状に形成してもよい。

（発明の効果） 以との説明で明らかなように本発明によれば。

車体カバーで覆われた補器のまわりに滞溜しがちなエン
ジンの熱気を車体カバー外へ効率良く排出でき、エンジ
ンの冷却性を向上すると共に、エンジン熱の補器への影
響を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は鞍乗り型四輪車の側面図、第２図は同平面図、
第３図はフロントカバ一部分の斜視図。 第４図はエアクリーナ部分の断面背面図、第５図は同断
面側面図、第６図は第２実施例における燃料タンクの断
面背面図である。 尚図面中（１）は鞍乗り型四輪車、（２）は車体フレー
ム、（３）は前輪、（４）は後輪、（６）はエンジン、
　　（１１）はシート、（１２）はエアクリーナ、（１
３）は車体カバー、　（１４）はフロントカバー、（３
１）、（４２）は排気通路、（３２）、（３３）、（３
４）、（３５）は排気孔、（４１）は燃料タンクである
。 特　許　出　願　人　本田技研工業株式会社代理人　　
弁理士　　下　　１）　容一部間　　　　弁理士　　　
大　　橋　　邦　　扉開　　　弁理士　　小　　山　　
　　有第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前、後輪を備える車体フレームの中間部にエンジンを搭
   載し、エンジンの上方の空間にエアクリーナ等の補器を
   配設し、該補器を覆う如く車体カバーを設けた架乗り型
   車両において、前記車体カバーの上部部分に該車体カバ
   ーの内外を連通する排気孔を設けると共に、前記補器に
   路上下方向に排気通路を設けたことを特徴とする鞍乗り
   型車両におけるエンジン熱の排出構造。