JPS61113827A - 高性能ピツチ系炭素繊維の製造方法 - Google Patents

高性能ピツチ系炭素繊維の製造方法

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JPS61113827A
JPS61113827A JP23230984A JP23230984A JPS61113827A JP S61113827 A JPS61113827 A JP S61113827A JP 23230984 A JP23230984 A JP 23230984A JP 23230984 A JP23230984 A JP 23230984A JP S61113827 A JPS61113827 A JP S61113827A
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hole
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holes
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な微細断面構造を有する高強度・高モジュ
ラスの高性能ピッチ系炭素繊維を工業的に製造する方法
に関するものである。
従来技術 近年、光学異方性ピッチを原料とする高性能グレードの
炭素繊維は、PAN系炭素繊維に比較して製造コストが
安いという大きな利点を有するが、その反面、機械的特
性特に強度においてPAN系炭素繊維より依然として低
いレベルにあるため、その用途が限定されている。
かかる高性能ピッチ系炭素繊維の機械的特性を改善する
ため、従来、主として紡糸用ピッチの改質が行われ、ネ
オメソブエース、ドーマントメソ4賞二フェース、プリ
メソ7エー    )ス等と称される種々の紡糸用ピッ
チが提案されているが、未だic PAN系炭素繊維に
匹敵する機械的特性を有する繊維を製造する技術は知ら
れおらず、当業界では、ピッチ系炭素繊@尾あってはP
AN系炭素繊維て匹敵し得る機械的特性を発現させるこ
とは不可能であると4二・ さえ考えられる。
一方、ピッチ系炭素繊維において、該繊維の断面構造が
ラジアル構造をとると繊維軸にそってクラック(縦割れ
)が生じ易く、−強度等の機械的特性が低下するため、
少くとも繊維表層部のラメラ配列が円周方向に配列して
(・るスキンオニオン構造又は全面オニオン構造b=望
ましいことも仰られており(「炭素」1983 (No
l 13 ) P 66〜78、特開昭59−5371
7号、特開昭59−76925号)、また、断面構造を
ランダム化することも提案されている(米国特許第43
76747号、特開昭59−163422号、特開昭5
9−163424号)。
しかしながら、これらの高性能ピンチ系炭素繊維でも、
その強度は高々350Kf/−程度にとどまり、PAN
系炭素繊維の機械的特性を大きく下廻っている。
発明の目的 本発明の目的は、従来のピッチ系炭素繊維とは全く異な
る微細な内部断面構造を有し、従来の同種繊維に比べて
格段にすぐれた機械的特性を有する高性能ピッチ系炭素
繊維を製造する方法を提供することにある。
発明の構成 本発明者らは、機械的性能特に強度においてPAN系炭
素繊維と同、等か又はそれ以上の高性能ピッチ系炭素繊
維を製造すべく観念研究の結果、ピッチの溶融紡糸にお
いて、紡糸口金装置内の溶融ピッチの流路を規制するこ
とによって、繊維構造の制御を行うことができ、この際
、繊維断面方向においては応力歪みがスムーズに緩和さ
れるようにピンチ分子を配列し、かつ繊維軸方向だでき
る限りピンチ分子が平行に配列するように、紡糸孔に供
給する溶融ピッチを予め整流することにより、前記の目
的を達成できることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づくもので、光学異方性相が
連続相を呈する光学異方性ピッチを溶融紡糸し、次いで
得られたピッチfI&維を不融化・焼成することにより
高性能ピッチ系炭素繊維を製造するに当り、 1個又は複数個の紡糸孔を穿設した口金板の止流11C
,1個又は複数個の貫通孔を有するピッチ流路制御盤を
備え、かつ、該制御盤の貫通孔を口金板の1個の紡糸孔
に対して複数個の貫通孔か又は1個の異形貫通孔が対応
するように配設した紡糸口金装置を使用して溶造方法で
ある。
本発明方法で使用する紡糸用ピッチは、光学異方性相が
連続相を形成しているピッチであればよ(、石炭系ある
いは石油系の原料ピッチを熱処理して高分子量化したも
の、前記熱処理の前又は後に水素化処理したもの等が適
宜使用できる。
本発明方法では、これらの紡糸用ピッチのうちでも、特
に、全面が光学異方性相からなるピッチ、又は連続した
光学異方性相中に最大直径が100μ以下でかつ平均直
径が15μ以下の球状光学等方性相を含有しており該光
学等方性相の含有率が15チ以下で個数が100個/−
以上のピッチであって、かつそ)融点が250〜350
℃である実質上均質な光学異方性ピッチを用いることが
好ましい。
すなわち、好適な紡糸用ピンチとしては、ビ)融点が2
50〜350℃でかつ完全く単相の実質的に100%光
学異方性相であるピッチ、及び(ロ)融点が250〜3
50℃で光学異方性相中に西学等方性相が球状で混在す
る光学異方性ピッチであって、光学等方性相の量超える
球状体を含まず、かつ球状体の個数が100個/−以上
と極めて微小かつ均質に分散して存在しているもの、と
の2種類があげられる。
かかる紡糸用ピッチの調製方法は1本発明者らがさきF
C提案した特願昭5.9−16−9.199号明細書く
詳しく記載されている。
なお、室温状態と高温状態ではピッチ中の光学異方性相
の量はやや異なると思われるが、本発明では、紡糸性と
の相関及び定量化の観点より「光学異方性相」を次のよ
うに゛定義した。
すなわち、常温近(で同化したピッチ塊の断面を研磨し
反射型偏光顕微鏡で直交ニコル下で観察したときに認め
られる光学異方性を有する部分を光学異方性相と言い、
直前の熱履歴は問わない。そして光学異方性が認められ
ない部分を光学等方性相と言う。
この光学異方性相と光学等方性相の定量は、反射型偏光
顕微鏡を用い、直交ニコル下で写真撮影し、画像解析装
置を用いて、それぞれの占有する面積率を測定して行な
5が、これは統計上実質的に体y%を表わす。また近似
的には体積チと重量%とはほぼ等しいと考えてよい。
本発明方法では、これらの紡糸用ピッチを溶融紡糸する
に当り、1個又は複数個の紡糸孔を有する口金板とその
上流側に1個又は複数個の貫通孔を有するピッチ流路制
御盤(以下、「整流板」と略称する)とを例え、かつ口
金板の紡糸孔と整流板の貫通孔とが特定の対応関係にあ
る紡糸口金装置を使用する。
第1図は、このような紡糸口金装置の一例を示す簡略化
した縦断面図であり、該紡糸口金装置は、第1図に示す
ごと(、貫通孔を有する整流板1と口金板2とから構成
されており、整流板1は、中央の大孔内にピンチ流動方
向に平行な多数(第1図では9枚の薄い仕切板1aを並
設し、各仕切板の間隙に多数(第1図では10個)の貫
通孔1bを形成している。また口金板2には、上方が整
流板1のピッチ流出口に連通したテーパー状のピツチ導
入孔2aと所定の断面形状を有する紡糸孔(吐出孔)2
bとが連続して設けられ、ピッ+S人孔2aにおいて整
流板1内の貫通孔を通過したピッチ流が集合し、そのま
ま乱れることなく紡糸孔2bに至り、実質的な層流状態
で吐出されるようになっている。
第2図(、)〜(h)はそれぞれ整流板中央の大孔内く
形成した整流部の構造を例示するもので、t41図にお
ける線A −A’での断面図として表わしている。
第2図の(a)〜(d)は、それぞれ、平行又は放射状
に並べた多数の仕切板1aによって形成した。独立スリ
ット状又は端部で連通したスリット状の貫通孔を有する
ものであり、(・)及び(g)は、互いに交友する多数
の仕切板1aにより形成した断面が4角形又は3角形の
貫通孔を有するものである。また、(f)は整流板に小
径の円形断面貫通孔1bを穿設したもの。
(h)は整流板中央の大孔内に多数の細い棒状物1cを
並設してその間の空隙部をピッチが流れるようにしたも
のである。
これらは、いずれも1個の紡糸孔に対応するもので、そ
れぞれを、紡糸孔との対応関係でみると、 第2図(a)の場合は、貫通孔1aの断面形状が平行な
スリット状であり、1個の紡糸孔に対し複数個のスリッ
ト群が位置し、(b)の場合は、貫通孔が屈曲した1本
のスリット状であり、1個の紡糸孔に対し1個の異形の
貫通孔が位置している。また、(C)では、貫通孔の断
面形状がはy三角形状であり、1個の紡糸孔に対し複数
個の貫通孔が放射状に位置している。
(d)では、(a)において貫通孔のぬれぶちが曲線で
形成されている場合であり、貫通孔のぬれぶちは、直線
および/または曲線で形成されいる。(、)及び(g)
は、貫通孔の断面形状がそれぞ1パ角形及び3角形′″
C″1M+7)紡7孔9対1   。
複数個の貫通孔が位置しており、(f)は貫通孔が円形
で1個の紡糸孔に対し複数個の貫通孔が対応するもので
ある@(h)は、整流板の大孔内に多数の棒状物が設け
られておりその間隙を゛ピッチが通過する場合で、貫通
孔の断面形状は不定で棒状物が互いに密着している場合
は1個の紡糸孔に対して、複数個の貫通孔が位置するこ
とになり、棒状物が互いに離れている場合は1個の紡糸
孔に対し1個の貫通孔が位置することになる。
なお、ここでいう異形とは、実質的に円形以外の形を総
称し、3角形、4角形、6角形。
スリット形等の形状を含む。
本発明方法において重要なことは、紡糸時に、ピッチ分
子の繊維断面内での配列を制御するために、 (イ) 1個の紡糸孔に対し1個の貫通孔が対応する場
合は、貫通孔の開孔形状を異形にするか、又は、 ←) 1個の紡糸孔に対し、実質上複数個の互いに交絡
しない貫通孔が対応する(この場合は貫通孔の断面形状
は任意)、 ように、両者の形状や位蓋関係を選定することであり、
この条件を満足しない場合は、本発明の効果が発現しな
い。
なお、ピッチの流れ方向に対する貫通孔の流線は直線で
形成されていても良いし曲線で形成されていてもよいし
、直線と曲線の複合であっても良いが、ピッチ分子を流
れ方向に配向させるためには直線であるのが好ましい。
また、本発明方法では上記整流板の貫通孔は互いに交絡
しないことが必要である。これは、ピッチ分子の繊維軸
方向への配向を高める上で重要である。もし、貫通孔が
交絡していると、これにより生ずる乱流効果のため、繊
維の断面方向のみならず繊維軸方向にもピッチ分子の配
列が乱れ、本発明の目的とする高強度の炭素繊維が得ら
れない。
さらに、前記(イ)の場合は、異形貫通孔の中心線距離
をy(mm)、それに対応するぬれぶち幅を2(飄)と
したとき、 2 ≦ 10調 ・・・ (2) 1.5≦ y / z  ・・・ ω を満足するものが好ましい。
ここでいう貫通孔における中心線距離(y)及びぬれぶ
ち幅(2)は次のごとく定IAされる値である。
貫通孔における中心線距My(m)とは、貫通孔の断面
内においてぬれぶちが構成する面の長手方向の中心線の
長さを言う。例えば、第2図(a)のスリット状貫通孔
では、図中のy。
2がそれぞれ中心線距離、ぬれぶち幅である。
第2図(b) 、 (h)の如(,1個の紡糸孔に対し
1個の異形貫通孔が対応する場合は、y及び2が前述の
(至)!(Iv)式を同時に満足する値をとろことが必
要であり、図示のものは、これらの条件を満足する。
上記範囲をはずれる場合は、整流板による配向効果が紡
糸孔形状によって消去され、紡糸孔が円形である場合は
、ラジアル構造とな1     リフラックが生じ易く
、好ましくない。
前述の如き、整流板内に形成された貫通孔の長さく多く
の場合、整流板の厚さと対応する)は、1m1以上が適
当であり、5個以上が好ましい。
一方、口金板2の上面に開口したピッチ導入孔2aは、
整流板内の貫通孔から出たピッチ流を集合せしめて紡糸
孔2bに供給する作用を有するが、この導入孔は整流板
によって制御されたピッチ分子配列を極力乱さないよう
にするためテーパー状とするのが好ましい。
この部分の断面形状(第1図のB−B’繕に沿った横断
面の形状)は、円形でも非円形でもよい。また、この部
分のピッチ流れ方向の長さは20胃以内が好ましい。
第3図は、整流板内の仕切板が口金板のピッチ導入孔内
に違したものの浦略化した断面図であるが、本発明では
、このような紡糸口金装置も勿論使用可能である。
また、第4図は、枝流板内に単一スリットよりなる貫通
孔を設けた例である。この場合    ()は、該単一
スリットの長手方向の中心線の長さなyとする。中心線
が交差する場合は全中心線長さの合計をyとする。また
1貫通孔におけるぬれぶち幅2は、貫通孔の断面内にお
いて中心線と直交する直線の最大炎とする。
単一のスリットの場合は第4図に示すとと(スリット1
1鴫が2となる。
この貫通孔は、y及び2が前記(至)、(財)式を満足
する場合忙好ましく使用されるう 一方、口金板2に設けられる紡糸孔2bの形状(第1図
の線c −c’での開孔部断面形状)は、通常の円形で
もよいが、一文字形、7字形、十字形等の1本又は複数
本のスリットの組合せからなる紡糸孔でもよい。本発明
者らの研究によれば後者のうち、紡糸孔における中心線
距離をLn、それに対応するぬれぶち幅をwnとしたと
き、Lnの少くとも1つが次式%式%(1) を同時に満足する紡糸孔が、特に強度の大きな炭素繊維
が得られるので好ましい。
第6図〜第9図は、このような紡糸孔の形状のいくつか
を例示するものである。
なお、ここでいう中心線距離(Ln)及びぬれぶち幅(
Wn )は次のごとく定義される値である。
(1)  紡糸孔における中心線距離Ln(m/m)紡
糸孔(開孔部)が単一のスリットで構成されている場合
には、そのスリットの長手方向の中心線の長さをLnと
する。
例えば$5図のごときiI!線状の単一スリットの場合
は、その長手方向の中心線の長さり、が中心線の距離で
あり、この場合はスリットの長さと一致する。
また第6図の如き曲線状の単一スリットの場合も同様に
長手方向の中心線の長さり。
である。
紡糸孔(開孔部)が互いに交差する複数本のスリットで
構成されている場合は、交差部に描いた内接円を腺いた
部分の各スリット中心線の長さをいう。例えば第7図の
如きY字型紡糸孔の場合は、3本のスリットの各先端a
□、 J + alから紡糸孔の中心Cを結ぶ各直線i
τl a、iB l aleにおいて、各先端から交差
部の内接円の円周に遺するまでの長さLi、′X4.I
4が各スリット部の中心線距離となる。したがってこの
ような紡糸孔では各スリットの長さが同一の場合は一=
に=Lmとなり、各スリットの長さがそれぞれ異なる場
合にはL1竿T4’ Lmとなる。
また第8図の如きH字形紡糸孔の場合には、各スリット
先1111!al 、 ml 、 ml 、 jL4.
から各交差点中心(!l+cfiにおける内接円の円周
に至るまでの長さ−1−−Lm+L4及び両交差点中心
1!’l、Jを結ぶ直線elclのうち各内接円忙含ま
れない部分の長さ−が、それぞれ中心線距離となる。
また、1つの紡糸孔単位が独立した(交差しない)複数
のスリットの組合せで構成されている場合は、各スリッ
トの中心線の長さを言う。例えば、第9図の如き2個の
長円形の小孔で構成されている場合は、それぞれの小孔
における長手方向の中心線の長さり、、I4が中心線距
離となる。
(11)紡糸孔だおけるぬれぶち@ Wn (m )紡
糸孔(開孔部)において前述の中心線距離算出の基準と
なる各スリットの量大幅すなわち各中心線と直交する直
線の最大長をWnとする。
したがって第7,8図の如く中心線の数が複数の場合に
は、各中心−距離(L、、L、。
ム・・・)に対応するぬれぶち@(Wt 、凧、W、。
・・・)が存在する。
本発明方法では、前述の如く、中心線を1本以上(好ま
しくは1〜6本)有し、かつ、中心線距離(Ln)の少
(とも1つがそれに対応するぬれぶち幅(Wn)との関
連において Ln   <   5(%)    ・・・・・・(1
)1,5≦Ln / Wn≦20  −(II)を同時
に満足する紡糸孔を有する口金板を用いることが好まし
い。
しかし、本発明方法では、円形紡糸孔や上記(1) (
If)式の範囲外の異形紡糸孔であっても、上流側の整
流板(流路制御盤)でピッチ拳液が適当に配列されるた
め、炭素繊維のクラックの発生を防止し機械的特性の向
上をはかることが可能である0 溶融紡糸における紡糸温度としては紡糸ピッチの融点よ
り40〜80℃高%、一温度を採用するのが好ましい。
本発明で言う融点とはDSCで測定される値であり、測
定方法は後述するh=、紡糸用ピッチの融解開始温度を
示す。
本発明において、口金温度は、紡糸孔b=異形である場
合、繊維断面形状(外形)及び内部構造に影響する。口
金温度を高くすると*離断面形状の紡糸孔形状力1らの
変イヒが大鎗く繊維断面形状(外形)し1円形に近づく
更に高温にすると可紡性が低下し、得られる繊維もボイ
ドを含んだものとなる。一方、口金製産が低い穆、得ら
れる繕絣の断面形状は、紡糸孔の形状に近くなる。剣に
低温にするとドラフト率が低下し糸径を縄(することが
内錐となる。したがって本発明方法では口金温度として
、ピッチの融点より40〜80℃高い温度の範囲内で所
望の繊維断面形状に応じて適宜選定するのが適当である
。かくして整流板と紡糸孔によって、光学異方性ピッチ
は、流線方向に平行に配列されると同時に断面内で規則
的かつ微細に配列をされた後、溶融吐出される。
紡糸時のドラフト率は30以上、好ましくは50以上で
引き取ることが好適である。
ここでドラフト率とは次式で定義される値であり、この
債が大きいことは紡糸時の変形速度が大きく、他の条件
が同一の場合はドラフト率が大ぎい程、急冷効果が大と
な紡糸口金からの吐出線速度 紡糸引取速度は、均質な紡糸用ピッチを用いれば、10
00m/分以上の高速でもよく、きわめて円滑に紡糸す
ることができる。
このようにして得られたピッチ繊維は、次いで酸素の存
在下で加熱され不融化処理される。この不融化処理工程
は生産性及び繊維物性を左右する重要な工程でできるだ
け短時間で実施することが好ましい。
なお、この1桿においては、融着を防止するため、あら
かじめ無機系微粉末等の融着防止剤をピッチ繊維表面に
付滑せしめた後不融化処理してもよい。
さらに不融化処理の短時間化のために不融化促進剤とし
て沃素、塩素等も好適に用いられる。
このように不融化処理した繊維は次に不活性ガス中にお
いて通常1000〜1500?℃の温度で焼成すること
により、本発明方法の目的とする炭素繊維を得ることが
できる。このものをそのまま使用してもよいがさらに約
3000℃程度まで加熱して黒鉛化させてから使用する
こともできる。
発明の効果 本発明方法においてはピッチを溶融吐出するまでの流路
を制御することにより、ピッ牛分子が、繊・維方向に高
度に配向すると同時に、断面内で微細に配列した構造と
なる。
これに対し、!!l流板(流路制御盤)を設けずに円形
紡糸孔より常法で紡糸したときは、Φ クラックの発生した繊維となり、強度劣ったものしか得
られない。
第10図及びt411図は、それぞれ円形紡糸孔を有す
る口金板を用いて製造した炭素繊維の断面構造を示す走
査型電子顕微鏡写真であるが、第10図は本発明方法に
より紡糸時に整流板を使用したものであり、第11図は
従来法″1紡糸し6も″″′〜・前者°1基    9
\本的にはラジアル構造ではあるが、ラメラが非常に微
細化されており、クラックは殆んど認められない。これ
に対し後者は明瞭なラジアル構造でありクラックの発生
が顕著である。
また、本発明で特定した前述の異形紡糸孔を有する口金
板を用いた場合は、リーフ構造を有する炭素繊維が得ら
れるが、本発明方法だ従って、これに整流板を併用した
場合はり−79造が微細化され、強度が一段と向上する
。なお、断面構造は中心軸が明瞭にあられれていない変
形リーフ構造をとる場合もある。
第12図及び第13図は、このような微細化したり一7
構造をもつ繊維の例を示す走査型電子顕微鏡写真である
繊維の内部構造がこのように繊維方向だ配向されかつ断
面方向に微細化されることにより、不融化・焼成段階で
のクラックの発生を(、繊維の屈曲に対する耐久性も向
上する。
更に、本発明で特定した紡糸用ピッチは低融点かつ均質
であるため、これを用いると比較的低温で紡糸でき、紡
糸調子も飛蘭的に向上しかつ得られる炭素繊維の物性バ
ラツキも小さく均質性のすぐれたものとなる。加えて、
本発明方法では、炭素繊維の内部構造を制御するために
特開昭59−53717号に記載のごとく紡糸に際し高
温を経由する必要もなく、比較的低温で紡糸できるため
、ピッチの熱安定性を心配することもない。したがって
紡糸条件が緩和される。
次に本発明におけるピッチ及びtamの特性を表わす各
指標の測定法について説明する。
(a)  紡糸用ピッチの融点 パーキンエルマー社製DSC−ID 型を用い、アルミ
ニウムセル(内径5鵡)に100メツシユ以下に粉砕し
たピッチ微粉末10■を入れ、上から押えた後、窒素雰
囲気中、昇温速度10℃/−で400℃近くまで昇温し
つつ測定しDSCのチャートにおける融点を示す吸熱ピ
ークをもって紡糸ピッチの融点とする。この点はピッチ
が固体から液体に転移を開始する温度である。
(b)  紡糸用ピッチの光学異方性相含有量固化した
紡糸用ピッチ塊の断面を研磨し、反射型偏光顕微鏡を用
いて写真撮影する。
倍率は得られたピッチによって適宜選択し、球状光学等
方性相の数が最少100個以上になるよう測定視野をき
める。
ついでWI慮解析処理装置LUZEX 500を用いて
、球状光学等方性相の全体に対する面積率2円相当平均
直径、単位面積当りの個数直径の分布を求める。
(c)  炭素繊維の物性 引張強度、伸度、モジュラスは、 JISR−7601
「炭素繊維試験方法」に従って測定する。
繊維径の測定は走査型電子顕微鏡写真よりn;15の断
面積の平均値を算出する。
なお後述する実施例等においては相当する断面積を有す
る円に換算したときの直径で表示した。
実施例 以下実施例をあげて本発明の方法をさらに詳細に貌明す
るが、本発明方法は、これらの実施例によって何ら制限
されるものではない。
なお、後述する各実施例及び比較例において使用した紡
糸口金の紡糸孔は次の第1表に示す通りである。表中の
θは放射状スリットの中心線のなす角をラジアンで表示
したものである。
第1表  使用紡糸口金一覧表 実施例1 市販のコールタールピッチ(軟化点158℃。
キノリンネ溶部2.2 % 、ベンゼン不溶部79チ。
固定炭素量90チ)より、室温でトルエンに不溶な部分
を取出し、このピッチ7009に対しテ、−ラハイドロ
キノリン(TI(Q ) 2100 fを5tオートク
レーブ中に仕込み窒素置換後、攪拌下で昇温し450℃
で1時間反応した。冷却後取出し金#4フィルター(3
μ以上カット)を用いて反応液を100℃で加圧下にお
いて濾過した。ついで炉液より溶剤及びピッチ中の低分
子量物を減圧蒸留により留去した後、4dO℃25分間
減圧下(中10 m Hg)に高温短時間の熱処理を施
し、全面流れ構造の光学異方性ピッチを得た。このピッ
チの融点は277℃、光学異方性相の含有量が100%
で実質的に光学等方性相を含有しないもので、キノリン
ネ溶部は27.4チであった。
該紡糸用ピッチを溶融脱泡後、加熱ヒーターを備えた定
9cmyイーダーに仕込み整流板ゾーンを経て前掲の第
1表に示す円形紡糸孔(イ)を用いて、口金温度を変化
させ溶融紡糸を行った。
整流板は、@ (2)図(a)に示した平行スリット群
からなるものを用いた。このもののスリット幅(2)は
0.5m++1j通孔長け40鄭であった。この装置に
より、フィーダー吐出量0.06m/分/孔、フィーダ
一部温度320″C9整流板部温度320℃9口金温度
340℃の条件で紡出し、引取速度800m/分で引取
り、ピッチ繊維を型造した。紡糸調子は良好で、紡糸を
1時間続行したが全く断糸することはなかった。
このピッチ繊維にシリカ微粉末を融着防止剤として塗付
した後、乾燥空気中にて10℃/分の昇温速度で200
℃から300℃まで昇温加熱し、300℃で30分間保
持した。
次いで窒素雰囲気中500℃/分の昇温速度で1300
℃まで昇温加熱し、保持時間1分で焼成を行い炭素繊維
とした。得られた繊維の物性及び断面構造を第2表及び
第10図に示す。
比較例1 実施例1と同じピッチを整流板を設置しない状岬で、実
施例1と同じ条件で紡糸し、不融化寺焼成して得られた
炭素線維の物性及び断面構造を第2表及び第11図に示
す。第2表及び第11図から明らかな如<、核*維はク
ラックが生じ強度の低いものであった。
実施例2 実施例1において紡糸孔を6鵠に変えた以外は。
全く同様(して炭素繊維を製造した。得られた繊維の物
性及び断面構造を第2表及び第12図に示す。この場合
は、中心軸が明瞭でない微細なり一7tII造となる。
実施例3 実施例1において紡糸孔を(ロ)に変えた以外は全く同
様にして炭素繊維を製造した。得られた繊維の物性を第
2表に、断面構造をt413図に示す。
実施例4 整流板として第2図(h)のような形状のものを用いた
以外は、実施例1と全く同じ条件で炭素線維製造した。
得られた繊維の物性を第2表に示す。この繊維はクラッ
クを有せず非常に微細な断面構造を有していた。
第2表 炭素繊維の物性及び断面構造
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図及び第4図は、それぞれ本発明方法を実
施するに当り使用する紡糸口金装置の一例を示す縦断両
図、第2図(a’l〜(b)は、それぞれ紡糸口金装置
のピッチ流路制御盤におけるピッチ流路の形状を例示す
る横断面図である。 第1図〜第4図において、 1・・・ピッチ流路制御盤、 1m・・・仕切板。 1b・・・貫通孔、 lc・・・棒状物。 2・・・口金板、2&・・・ピッチ導入孔。 2b・・・紡糸孔 y・・・異形貫通孔の中心純距離。 2・・・異形貫j通孔のぬれぶち幅 第5図〜#I;9図は、それぞれ紡糸孔の断面形状の例
を示す。第5図〜第9図において、4゜3・・・、は紡
糸孔の中心線距離、 W、 、 、・・・、は紡糸孔の
ぬれぶち幅 !10図〜413図は、それぞれピッチ系炭素繊維断面
を示す走査製電子顕写真であり、第10図、第12図及
び第13図はいずれも本発明方法によるもの、第11図
は従来法によるものを示す。 第1図 第2図 (α)      (’l)”1 ((1)         (d) 第2図 第づ図 第7図 第6図    第63 第9図 茅 1λ1″f’

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)光学異方性相が連続相を呈する光学異方性ピッチ
    を溶融紡糸し、次いで得られたピッチ繊維を不融化・焼
    成することにより高性能ピッチ系炭素繊維を製造するに
    当り、 1個又は複数個の紡糸孔を穿設した口金板の上流側に、
    1個又は複数個の貫通孔を有するピッチ流路制御盤を備
    え、かつ、該制御盤の貫通孔を口金板の1個の紡糸孔に
    対して複数個の貫通孔か又は1個の異形貫通孔が対応す
    るように配設した紡糸口金装置を使用して溶融紡糸する
    、 ことを特徴とする高性能ピッチ系炭素繊維の製造方法。 (2)口金板に穿設した紡糸孔が、円形の紡糸孔である
    特許請求の範囲第(1)項記載の製造方法。 (3)口金板に穿設した紡糸孔が、少くとも1個のスリ
    ット状部分を有する異形紡糸孔である特許請求の範囲第
    (1)項記載の製造方法。 (4)異形紡糸孔が、各スリット状部分における中心線
    距離をLn、ぬれぶち幅をWnとしたとき、Lnの少く
    とも1つが Ln≦10mm・・・( I ) 1.5≦Ln/Wn≦50・・・(II) を同時に満足するものである特許請求の範囲第(3)項
    記載の製造方法。 (5)口金板の上部に、紡糸孔へ向って連続的に流路断
    面積が減少しているテーパー状の溶融ピッチ導入路を設
    け、ピッチ流路制御盤を出た溶融ピッチ流を乱すことな
    く紡糸孔へ供給する特許請求の範囲第(1)項記載の製
    造方法。 (6)ピッチ流路制御盤が、大径の貫通孔内にピッチの
    流れ方向と平行な多数の仕切板を設け、これによりスリ
    ット状又は多角形状断面の貫通孔を多数形成したもので
    ある特許請求の範囲第(1)項記載の製造方法。 (7)ピッチ流路制御盤が、ピッチの流れ方向と平行に
    小径の貫通孔を多数穿設したものである特許請求の範囲
    第(1)項記載の製造方法。 (8)ピッチ流路制御盤が、大径の貫通孔内にピッチの
    流れ方向と平行な複数の棒又は板を並べることにより異
    形貫通孔を形成したものである特許請求の範囲第(1)
    項記載の製造方法。 (9)ピッチ流路制御盤の異形貫通孔における、中心線
    距離をy(mm)、ぬれぶち幅をz(mm)としたとき
    、zが、 z≦10(mm)・・・(III) 1.5≦vy/z・・・(IV) を同時に満足する特許請求の範囲第(1)項又は第(8
    )項記載の製造方法。 (10)ピッチ流路制御盤の貫通孔の長さが1mm以上
    である特許請求の範囲第(1)項記載の製造方法。 (11)ピッチ流路制御盤の貫通孔内の流線が直線であ
    る特許請求の範囲第(1)項の製造方法。 (12)ピッチ流路制御盤の貫通孔内の流線が曲線であ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の製造方法。
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