JPS61111666A - 持続性香味剤 - Google Patents

持続性香味剤

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JPS61111666A
JPS61111666A JP60173142A JP17314285A JPS61111666A JP S61111666 A JPS61111666 A JP S61111666A JP 60173142 A JP60173142 A JP 60173142A JP 17314285 A JP17314285 A JP 17314285A JP S61111666 A JPS61111666 A JP S61111666A
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Toshiaki Nishimura
西村 敏昭
Mikio Nakamura
幹夫 中村
Hidekimi Sakakibara
榊原 英公
Harue Ryo
廖 春栄
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T Hasegawa Co Ltd
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T Hasegawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は公知幾何異性体3,5−オクタジエン−1−オ
ール類、とくに下記式(1)’ 、(1)“(シス−3
−シス−5−オクタジエン−1−オール) (トランス−3−トランス−5−オクタジエン−1−オ
ール) で表わされる公知化合物の新規な利用に関する8更に詳
しくは、本発明は上記式(1)′、(1)“で表ワサれ
るシス−3−シス−5−オクタジエン−1−オール及び
/又はトランス−3−トランス−5−オクタジエン−1
−オールを有効成分として成る持続性香味剤に関する。
従来、上記式(1)′、α)“のシス−3−シス−5−
もしくはトランス−3−トランス−5−オクタジエン−
1−オールにライては、Monatsh。
Chem、 、 96(6)、1766頁〜1780頁
(1965年)に、その合成法が紹介されておシ、且つ
カイコ蛾(:5ilk Moth:Bombyx mo
ri  L、)及び マイマイ蛾[:Gipsy Moth:Lymantr
iadispar L、 ) に対する誘引物質(attractant)であること
が紹介されている。
本発明者等は、上記式(1)′及び(1)″公知化合物
が優れた持続性香気乃至持続性香味賦与剤もしくは持続
性香気もしくは持続性香味変調剤として注目すべき化合
物であって、飲食物(嗜好品を包含する)、化粧品類、
保健・衛生・医薬品類などの広い利用分野において優れ
た持続性香気もしくは香味剤であることを発見した。
従って、本発明の目的は、前記式(1)′及び(1) 
”公知化合物の新規な利用を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的ならびに利点
は、以下の記載から一層明らかとなるであろう。
上記式(1)′化合物及び式(1)“化合物よ)なる群
からえらばれた幾何異性3.5−オクタジエン−1−オ
ール類は、果実様、とくにリンゴのキイ・フレーバーも
しくは類似の香気乃至香味成分として優れた持続性及び
ユニークな香味を有する。
更に、本発明の持続性香味剤を利用して、式(1)′及
び/又は式(1)”幾何異性3,5−オクダジエンー1
−オール類を香味成分として含有することを特徴とする
飲食物類、式α)′及び/又は式(1)“幾何異性3,
5−オクタジエン−1−オール類を香気成分として含有
することを特徴とする化粧品類、式(1)′及び/又は
式(1)“幾何異性3,5−オクタジエン−1−オール
類を香味成分として含有することを特徴とする保健−衛
生・医薬品類等を提供することができる。式(1)′及
び/又は式(1)“化合物の配合量は適宜に選択変更で
きるが、例えば、約0.001〜約30重量%の如き配
合量を例示することができる。
例えば、ジュース類、果実酒類、乳飲料類、炭酸飲料な
どの如き飲料類;アイスクリーム類、シャーベット類、
アイスキャンデー類の如き冷菓類、和・洋菓子類、ジャ
ム類、チュウィンガム、パン類、コーヒー、ココア、紅
茶、お茶などの如き嗜好物を包含した食品類;各種イン
スタント飲料乃至食品類などに、そのユニークな香味を
賦与できる適当量を配合した飲食物類を提供できる。又
、例えば、シャンプー類、ヘアクリーム類、ポマード、
その他の毛髪用化粧料基剤;オシロイ、口紅その他の化
粧料基剤;化粧石鹸その他の化粧用洗剤類基剤などに、
そのユニークな香気を賦与できる適当量を配合した化粧
品類が提供できる。更に又、洗濯用洗剤類、消毒用洗剤
類、防臭洗浄類その他各種の保健・衛生用洗剤類;歯磨
、ティッシュ−、トイレットペーパーなどの各種の保健
衛生材料類;医薬品の服用を容易にするための矯味、賦
香剤など保健・衛生・医薬品類に1そのユニークな香味
を賦与できる適当量を配合もしくは施用した保健・衛生
・医薬品類を提供できる。
以下、実施例によシ木発明の実施態様の数例について更
に詳しく述べる。
参 考 例 1 (シス−3−シス−5−オクタジエン
−1−オール) 1.3−へキサジイン 31フラスコに液体アンモニア1.6tを仕込み、これ
に硝酸第二鉄0.9gを加え、更に金属ナトリウム62
.1g(2,7g原子)を−45℃〜−35℃で少量ず
つ添加しナトリウムアミドとした。これに−60℃〜−
53℃にて1,4−ジクロル−2−ブチン111,9(
0,9モル)を1時間半で滴下し、続いてヨウ化エチル
141g(0,9モル)を同温度、1時間半で滴下後ア
ンモニアを回収。
回収残はエーテル抽出し、エーテル層は水洗、希塩酸洗
、重ソウ水洗、水洗、次いでエーテルを回収し減圧蒸留
すると1,3−へキサジインは沸点53〜54℃/ 1
50 mHJilの留出物として得られ収量2811で
40.0%収率であった。
3.5−オクタジイン−1−オール 100dフラスコに金属マグネシウム片1.8g(0,
075g原子)と乾燥エーテル15a/を入れ、これに
臭化エチル10.6N(0,098モル)の乾燥エーテ
ル20m溶液を作用させグリニヤール試薬を調整した。
これに上記で得た1、3−へキサジイン3.99(0,
0fsモh)tD乾燥1−7−ル8sl溶液を20〜2
5℃、15分間で滴下後、1時間半還流した。冷後更に
エチレンオキサイド6.6g(0,15モル)の乾燥エ
ーテル13m溶液針10〜0℃、15分間で滴下し、滴
下後、−5〜0℃で1時間、約20℃で2時間反応後、
−夜装置し、翌日内容物を塩化アンモニウム水溶法で分
解し工−チル抽出した。エーテル層は水洗、次いでエー
テルを回収し減圧蒸留して沸点97〜98℃74mH,
!i’を有する3、5−オクタジイン−1−オール4.
7gを得た。収率は1,3−へキサジインに対して77
.0チであった。
常圧接触水添装置に、上記の方法で得た3、5−オクタ
ジイン−1−オール20.7 g(0,17モル)、メ
タノール319aj、キノリン2d及びリンドラ−触媒
2gを仕込み、室温下、常圧にて接触水添を行い、理論
量の水素吸収が認められた時点で反応を中止し、内容物
は触媒を戸別後、水中へ投入しエーテル抽出した。エー
テル層は希塩酸洗、水洗、次いでエーテルを回収し減圧
蒸留するとシス−3−シス−5−オクタジエン−1−t
 −ル(構造はIR,NMR及びMSによシ確認)が6
7〜b (8λOチ収率)得られた。
参 考 例 2 (トランス−3−トランス−5−オク
タジエン−1−オール) トランス−2−トランス−4−ヘプタジエン−1−オー
ル 水素化ホウ素ナトウムウム17g(0,43モル)を水
500dに溶かし、室温で攪拌しつつトランス−2−ト
ランス−4−へブタジェナール(トランス−2−ペンテ
ナールとアセトアルデヒドのアルドール縮合によシ容易
に合成できる)170!9(1,5モル)をゆつくυ滴
下し、滴下後30〜35℃で2時間反応させた。反応極
酢酸酸性で過剰の水素化ホウ素ナトリウムを分解し水中
へ投入、次いでベンゼン抽出した。ベンゼン層は水洗、
次いでベンゼンを留去し減圧蒸留するとトランス−2−
トランス−4−へブタジェン−1−オールは95〜b 収量136gで78.3%収率であった。
臭化トランス−2−トランス−4−へブタジェニー上記
で得たトランス−2−トランス−4−へブタジェン−1
−オール136g(1,2モル)とピリジン31g(0
,4モル)を300dの乾燥ニーチルに溶かし、−20
〜−10℃に冷却し攪拌しながら三臭化リン130 /
i (0,5モル)の1004エーテル溶液を3時間で
滴下、その後徐々に温度をあげ25〜30℃で2時間反
応し一夜放置。
翌日、反応液をデカントし、エーテル層は水洗、次いで
エーテルを留去し減圧蒸留すると77〜b 2−トランス−4−へブタジェニルが14+1(66,
7チ収率)得られた。
トランス−3−トランス−5−オクタジェナール1tフ
ラスコに少量のヨード片、金属マグネシウム片14.1
(0,69原子)と乾燥エーテル7Qauを仕込み、こ
れに上記で得た臭化トランス−2−トランス−4−へブ
タジェニル56g(0,5モル)の乾燥エーテル150
d溶液を還流下少量滴下し反応を開始させ、反応が開始
したら一10℃まで冷却し残υの溶液を一10〜0℃、
2時間で滴下した。更に、同温度にてオルトギ酸エチル
74g(0,5モル)の乾燥エーテル100d溶液を2
時間で滴下、滴下後0〜5℃で1時間反応した。反応液
は、氷を浮かべた飽和塩化アンモニウム水溶液中へ投入
後エーテル抽出し、エーテル層は水洗、次いでエーテル
を留去し減圧蒸留することによシ、トランス−3−トラ
ンス−5−オクタジェナールを沸点91〜93℃/ 1
3 ruxHgの留分として38g(61,3チ収率)
得た。
トランス−3−トランス−5−オクタジエン−1−オー
ル 水素化ホウ素ナトリウム3.4g(0,09モル)を水
100dに溶かし、これに上記で得たトランス−3−ト
ランス−5−オクタジェナール37.F(0,3モル)
を水冷下20〜25℃、2時間で滴下、同温度にて1時
間反応した。反応後、酢酸酸性で過剰の水素化ホウ素ナ
トリウムを分解し水中へ投入、ベンゼン抽出した。ベン
ゼン層は水洗、次いでベンゼンを留去後減圧蒸留し、1
02〜b トランス−5−オクタジエン−1−オール(構造はIR
,NMR及びMSによシ確認)を26g(69,2%収
率)得た。
実施例1 アップル用香気組成分として下記の各成分(重量)を混
合した。
エチルアセタート50 エチルプロパナート エチルブチラード        30エチルイソバレ
ラート      60イソアミルアセタート    
  30ブチ・ルアルコール       150アミ
ルアルコール        50ブチルプロピオナー
ト70 ブテルブチラー)         102−ヘキセノ
ール      io。
2−へキセニルアセタート   180イソ酪酸   
         40ワニリン          
  20ヘキシルブチラード       10エチル
アルコール       180計1000 前記組成物100gにシス−3−シス−5−オクタジエ
ン−1−オール209を加えることによってリンゴの特
徴に背い皮の香気を思い起させる特徴を伴った香気及び
香味成分として非常に優れた新規持続性香気組成物が得
られた。同様な結果がシス−3−シス−5−オクタジエ
ン−1−オールの代りに、トランス−3−トランス−5
−オクタジエン−1−オールを使用することによっても
得られた。
実施例2 ストロベリー用香気組成分を下記の各成分(重量)を混
合して調製した。
エチルアセタート        50エチルブチラー
ド       150エチルアセチルアセタート80 エチルシンナメート       10リナロール  
           5アミルブチラード30 アミルアセタート40 エチルプロパナート       40イオノン   
          5ベンジルアセタート     
   30リナリルアセタート        10エ
チルイソバレラート       40バニリン   
         10マルトール20%PG    
   400シス−3−ヘキセノール      40
シス−3−へキセニルアセタート    40イソ酪酸
            20計1000 前記組成物100gにトランス−3−トランス−5−オ
クタジエン−1−オール30gを加えることによって、
新鮮な軽い草様香気をもった特色ある香気及び香味成分
として非常に優れた新規持続性香気組成物が得られた。
実施例3 (5) スナック用チキンフレーバー チキンエキストラクト      883n−ヘキサノ
ール1チエタノール  20n−オクタナール1%エタ
ノール 20ジアセチル10チエタノール    10
アセトイン10チエタノール    52−ブタノン1
チエタノール    5α−テルピネオール10慢エ エノール              5リナロ一ル1
0%エタノール    2トランス−3−トランス−5 −オクタジエンー1−オール 10チエタノール        50計1000 (B) 精製パーム油      20.5 食塩           2 M、S、G、          0.3上記(5)チ
キンフレーバー  2 ホワイトペーパー粉末   0.12 セロリ−シード粉末    0.08 上記(B)混合物を混合し、スナック基材100部に対
し噴霧し、味付けしたスナックは新鮮なチキン様特徴を
有するものが得られた。上記トランスー3−トランスー
5−オクタジエン−1−オールの代)に、シス−3,シ
ス−5−オクタジエン−1−オールを使用することによ
シ、同様な結果が観察された。
実施例4 95チアルコールにi カL f、−シス−3,シス−
5−オクタジエン−1−オールの0.01%アルコール
性溶液0.51を市販のアップルジュース500gに添
加した。添加したものは重版のアップルジュースに比べ
一層強いリンゴ様特徴をもった香気及び香味のジュース
を与えた。同様の結果は、シス−3,シス−5−オクタ
ジエン−1−オールの代シにトランス−3,トランス−
5−オクタジエン−1−オールを使用することによって
も得られた。
実施例5 石ケン用組成物 ナルシス様の香気組成物を下記の各成分(重量部)を混
合することによって製造した。
ベルガモツトオイル      20 イラン・イランオイル      5 リナロール           25ベンジルアセテ
ート        5ベンジルアルコール     
 32 テルピネオール        15 パラクレジルアセテート     1 シソナミツクアルコール     5 オイゲノール          4 へりオトロピン          4アブソリユート
ジヤスミン    2 上記組成物99pにシス−3,シス−5−オクタジエン
−1−オールIIを混合し香気組成物を製造した。
このものと、シス−3−シス−5−オクタジエン−1−
オールを付加しない組成物を1重量%の゛割合で香気を
付されていない石ケンペーストに賦香、戒壇し石ケンを
製造した。
シス−3,シス−5−オクタジエン−1−,?−ルを加
えた石ケンは加えない石ケンに比べ、天然のナルシス様
香気が強い特性を有していた。
実施例6 シャンプー用組成物 シャンプー用香気組成物を下記の各成分(重量部)を混
合すること釦よって製造した。
リナロール                 5アフ
ソリユート・ジャスミン       2β−フェニル
エチルアルコール     150シノール     
          15アブソリユート・ローズ  
       1ハイドロキシシトロネロール    
   3゜インドール10%            
2ステイラツクスオイル          3ヘキシ
ルシンナミツクアルデヒド    15シクラメンアル
デヒド          4サンダルウツド    
         5フエニルアセトアルデヒド10チ
     3上記組成物99%にトランス−3,トラン
ス−5−オクタジエン−1−オール1gを加えることに
よって新鮮なスズラン様特徴を有する新規組成物が得ら
れた。
トランス−3,トランス−5−オクタジエン−1−オー
ルの代すにシス−3,シス−5−オクタジエン−1−オ
ールを使用しても同様の結果が得られた。
実施例7 ハミガキ用組成物 ハミガキ用組成物を下記の各成分(重量部)を混合する
ことによって製造した。
ペパーミントオイル         600スペアミ
ントオイル         100メントール   
          150スターアニスオイル   
        80ユーカリプタスオイル     
     20タイムオイル            
 10グローブオイル              5
ioo。
上記組成物を1重量%の割合でハミガキ用基材に賦香し
ハミガキを製造した。このものは新鮮な青い香気及び香
味を有し、シス−3,シス−5−オクタジエン−1−オ
ールを添加しないものに比べ改良されていた。
特許出願人 長谷川香料株式会社 代 理 人 弁理士 小田島 平 告;、−、、;外1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、シス−3−シス−5−オクタジエン−1−オール及
    び/又はトランス−3−トランス−5−オクタジエン−
    1−オールを有効成分として成る持続性香味剤。
JP60173142A 1985-08-08 1985-08-08 持続性香味剤 Granted JPS61111666A (ja)

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TWI403497B (zh) * 2007-06-15 2013-08-01 Hasegawa T Co Ltd 6,8,10-十一碳三烯-3或4-醇及香料組成物

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