JPS6150932A - 1,1,2,2−テトラメチルプロパノ−ル - Google Patents

1,1,2,2−テトラメチルプロパノ−ル

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JPS6150932A
JPS6150932A JP59170067A JP17006784A JPS6150932A JP S6150932 A JPS6150932 A JP S6150932A JP 59170067 A JP59170067 A JP 59170067A JP 17006784 A JP17006784 A JP 17006784A JP S6150932 A JPS6150932 A JP S6150932A
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JP
Japan
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aroma
flavor
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JP59170067A
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Masanao Matsui
松井 正直
Akemichi Furuhata
古幡 明道
Yasuhiro Katsuta
泰裕 割田
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T Hasegawa Co Ltd
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T Hasegawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、従来文献未記載の蕃料物質として有用な新規
化合物の1.1,2.2−テトラメチルプロパツールに
関する。本発明は、又、該化合物の製法及びその利用に
も関する。
更に詳しくは、本発明は下記式(A) −←−−f−OH(A) で表わされる1、1,2.2−テトラメチルプロパツー
ルに関する。更に本発明は上記式(A)化合物を有効成
分として含有することを特徴とする持続性香気香味賦与
乃至変調剤にも関し、又、上記式(A)の製法に関する
本発明者らは、低分子の脂肪族アルコール系で香料とし
て有用な化合物の開発研究をしてきた。
その結果、上記式(、()で表わされる従来文献未記載
の新規化合物1,1,2.2−テトラメチルプロパツー
ルが合成できることを発見し且つその合成に成功した。
更に、本発明者らは、該式(A)化合物が、しょうのう
様で特有の清涼な香気を有し、且つ昇華性を有し、又、
優れた持続性とブースター効果(調合香料組成物の香気
強化剤、トップノートの強化剤として有用な効果)があ
ること、及び該化゛合物が工業的に容易且つ安価に製造
できること、更に、該化合物は優れた持続性を有し、各
種の香料組成物の持続性香気香味賦与乃至変調剤とじて
有用であることを発見した。
従来、上記式(A)化合物と構造類似の化合物としては
、例えば第三級ブチルアルコール、第三級アミルアルコ
ール力どが知られているが、これらは香料用として使用
された例はほとんど知られていなく、又、その香質も上
記式(A)化合物とは全く異質なものである。
本発明の上記式(A)化合物は、各種の香料組成物例え
ば、果実系、スパイス系、タバコ系、7ラワー系、グリ
ーン系などの香料組成物に配合して、ブースター効果と
同時に持続性の香気香味賦与乃至変調剤として利用でき
る有用な化合物であシ、又、上記式(A)化合物は、そ
の昇華性を利用して、例えば防虫作用、防臭作用、抗酸
化作用、抗菌作用が期待される有用な新規化合物であシ
、更に他の有機合成中間体としても有用な新規化合物で
あることがわかった。
従って本発明の目的は、従来文献未記載の前記式(A)
化合物及びその製法を提供するにある。
本発明の上記目的ならびに更に多くの他の目的ならびに
利点は以下の記載から明らかになるであろう。
本発明の上記式(、()化合物は、例えば、3゜3−ジ
メチル−2−ブタノンとメチルマグネシウムハライドを
有機溶媒中で接触せしめることにより容易に合成するこ
とができる。
上記反応に於いて、メチルマグネシウムノ・ライドの使
用量としては、例えば3.3−ジメチル−2−ブタノン
(ビナコリン゛)に対して約0.9〜約1.5モル程度
の範囲を例示することができる。又、上記反応に使用す
る有機溶媒としては、例えばジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、トルエン、などが例示できる。これら有
機溶媒の使用量は、適宜に選択でき、例えば、ビナコリ
ンに対して約2〜約20重計%程度の使用範囲をあげる
ことができる。上記反応の温度及び時間は、適宜に選択
して行うことがで凱例えば、約−50’〜約100℃程
度の温度及び約0.5〜約8時間程度の時間で行うこと
ができる。反応終了後は、反応液を例えば環化アンモニ
クム水溶液中に注入し、エーテル抽出し、エーテル層を
食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して、
例えば蒸留して上記式L4)化合物を容易に得ることが
できる。
又、上記製法にかえて、例えば、下記のような反応工程
I11〜(5) (7)いづれかによっても、上記式(
A)化合物を容易に合成することができる。
人 上述のようにして製造できる上記式(A)1゜1 、2
 、11−テトラメチルプロ/くノールは、フ゛−スタ
ー効果と同時に持続性の優れた香気香味賦与乃至変調剤
として有用であることが発見された。
該式(71)化合物は、しょうのう様で特有の清涼な香
気を有し、且つ昇華性があり又、優れた持続性とブース
ター゛効果を有し、特に各種の飲食品、香粧品類、保健
・衛生・医薬品類などの香気乃至香味成分として優れた
持続性及びユニークな香気香味を有する。
より具体的には、式(A)の1.1,2.2−テトラメ
チルプロパツールを、例えに、合成単品香料の18を以
上に配合すると新規な各種のトップ/−トの優れた持続
性香気香味賦与乃至変調剤が調製できる。また例えばベ
ルガモツト油、レモン油、ゼラニウム油、マンダリン油
、ラベンダー油などの合成精油に配合すると天然精油が
本来有するマイルドでこくのある新規なトップノートの
優れた持続性香気香味賦与乃至変調剤が調整できる。
更に例えば、オレンジ油、ライム油、レモン油、グレー
プフルーツ油、オークモス油、シトロネラ油、ベチバー
油、シナモン油、パチョリ−油、クローブ油、ベルガモ
ツト油、ローズ油などの如き天然精油に対しても良く調
和し、その精油の特徴を強調した新規なトップノートの
優れた持続性香気香味賦与乃至変調剤を調製することが
できる。
更に又、天然香料および合成単品香料のうち、二種以上
を調合した調合香料例えば、ローズ、・ジャスミン、リ
ラ、モクセイ、カーネーション、ミューゲのシングル7
0−ラル(単−花香調)やそれらの複合したフローラル
ブーケやこれらにグリーンノート、スパイシーノートま
たはアルデヒドノートラ加えたモダンフローラルプーケ
あるいはオリエンタルブーケなどのごときフレグランス
組成物、又ストロベリー、レモン、オレンジ、グレープ
7/L/−ツ、アップル、パイナツプルなどの如きフレ
ーバー組成物に配合すると、マイルドでこくのある天然
らしさかあり、トップノートが優れ且つ持続性の強調さ
れた新規な香気香味賦与乃至変調剤を得ることができる
前記中(A)の1,1,212−テトラメチルプロパツ
ールの配合量は、その目的及び配合される香気香味賦与
乃至変調剤によっても異なるが、例えば、全体のv:J
O,Go1〜約20約2髄斯くして、本発明によれば式
(A)の1.1。
2、2−テトラメチルプロパツールを有効成分としそな
るトップノートの優れた持続性香気香味賦与乃至変調剤
もしくは強化剤を利用して、式L4)の1.1,2.2
−テトラメチルプロパツールを香味成分として含有する
ことを特徴とする飲食品類、式(A)の1.1,2.2
−テトラメチルプロパツールを香気成分として含有する
ことを特徴とする化粧品類、式(A″i.の1,1,2
.2−テトラメチルプロパツールを香気香味成分として
含有することを特徴とする保健、衛生、医薬品類を提供
することができる。
例えば、果汁飲料類、果実酒類、乳飲料類、炭酸飲料の
如き飲料類;アイスクリーム類、シャーベット類、アイ
スキャンデー類の如き冷菓類;和・洋菓子類、ジャム類
、チューインガム類、パン類、コーヒー、ココア、紅茶
、お茶の如き嗜好品類;利潤スープ類、洋風スープ類の
如き□スープ類;風味調味料、4!r種インスタント飲
料乃至食品類、各種スナック食品類などに、そのユニー
ク安香気香味賦与できる適当量を配合した飲食物類を提
供できる。又例えば、シャンプー類、ヘアクリーム類、
ポマード、その他の毛髪用化粧料基剤;オシロイ、口紅
、その他の化粧用基材や化粧用洗剤類基剤などに、その
ユニークな香気を賦与できる適当量を配合した化粧品類
が提供できる。更に又、〜 洗濯用洗剤類、消毒用洗剤類、防臭洗剤類、室内芳香消
臭剤その他各種の保健・衛生用洗剤類:歯ミカキ、ティ
シュ−、トイレットペーパーなどのを配合もしくは施用
した保健・衛生・医薬品類を提供できる。
以下に実施例を掲げて、本発明の式[4)化合物の製造
例及び利用例についての敵襲様を、更に詳細に説明する
実施例 1−fil:  1,1,2.2−テトラメチ
ルプロパツールの合成〔式 %式%) ビナコリン2(1(0,2モル)と乾燥ジエチルエーテ
ル40 mlの混合液を20〜35°C130分にて市
販のaメチルマグネシウムヨウシト責2モル/ジエチル
エーテル)溶液110−に滴下、室温下1時間反応した
。次に反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液中に注ぎ下
層を分離し、エーテル層は食塩水で洗浄し、Mg SO
4にて乾燥後溶媒を回収し、常圧下に蒸留して沸点12
6〜128°C留分として目的化合物20.Fを得だ。
収率85%。このものの構造はN ノsI Rによシ確
認した。
NMR(CDCt、)δ1.58 (IHX broa
dS)、1.21 (6H,g)0.87 (9H,s
)尚、この化合物は室温で結晶であり、融点は77〜7
9℃であった。
実施例 1− +21 :  式(、()化合物の合成
マグネシウム5.75.9、ジエチルエーテル50ゴに
0−10℃にて塩化メチルガスを吹き込みMellgC
tのグリニヤール試薬を調整した後、実施例1−111
と同様に処理、蒸留し、211の目的物を得た。収率9
1%。
実施例 1− f3) :  式(A>化合物の合成マ
グネシウム5.75.FXA化メデメチル2.7.9(
0,25モル)、テトラヒドロフラン50m1から常法
に従ってMeMgErのグリニヤール試薬を調整した後
30′′〜4030分でビナコリン20.9(o、2モ
ル)とテトラヒドロ7ラン50rn!。
の混合溶液をMekfgBr溶液中に滴下する。滴下後
、70℃、6時間更に反応を行った。反応終了後、反応
液中に塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、次いでエーテル
で抽出を行った。エーテル層を食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥しエーテルを回収後蒸留して目的物2
0Fを得た。収率85%。
実施例 2 リラタイプの香気組成物を下記の各成分(重量部)で混
合することによって製造した。
フェニルエチルアセテート        1゜シンナ
ミックアルコール         4゜ターピネオー
ル             130シクラメンアルデ
ヒド           10ヘリオトロピン   
           5゜シンナミルアセテート10 カーネーション              2゜リナ
ロール                 3゜インド
ール               2ステイラツクス
レジノイド        3゜イランイラン    
          1゜ヒドロキシシトロネラール 
      290ベンジルアセテート       
     2゜アニスアルデヒド          
  2゜アブソリュートジャスミン        2
゜フェニルエチルアルコール       278アニ
スアルコール            3゜too。
上記組成物100.!i’に1.1,2.2−テトラメ
チルプロパツール10.9を混合し香気組成物を製造し
た。このものの香気は、シャープでソフトなフレッシュ
感を有し且つ優れた持続性を有する新規なリラタイプの
新規な調合香料が得られた。
実施例 3 0−ズタイプの香気組成物を下記の各成分(重量部)で
混合することによって製造した。
ヒドロキシシトロネラール2゜ ネ0−ノ′                    
                   30ローズオ
キサイド                2゜ゲラニ
オール                 100フエ
ニルエチルグロピオネート3゜ フェニルエチルアルコール          385
シトロネロール                 1
00シンナミツクアルコール            
3゜ムスクケトン                 
 1゜ロジノール                 
  85メチルイオノン              
   5フエニルエチルメチルカルヒノール     
 100オイゲノール               
    5ゲラニルアセテート8゜ 上記組成物1ooIlに1.1,2.2−テトラメチル
プロパツール5Iを混合し香気組成物を製造した。この
ものの香気は、シャープでソフトなフレッシュ感を有し
且つ優れた持続性を有する新規なローズタイプの新規な
調合香料が得られた。
実施例 4 ブーケタ・イブの香気組成物を下記の各成分(重量部)
で混合することによって製造した。
フェニルエチルアルコール          180
リナリルアセテ−1・               
30ペルガモツトシンセテイツク          
 40ゼラニウム                 
 50ベンジルアセテ−)             
   60ヘリオトロピン             
    80ゲラニオール             
    110ラベンダー             
       20β−イオノン          
       100アミルサリシレ−1・     
             45タービニルアセテート
             135シダーオイル   
              lOOシトロネロー/I
7                   50上記組
成物100Iに1.1,2.2−テトラメチルプロパツ
ール5Iを混合し香気組成物を調整した。このものの香
気は、シャープでソフトなフレッシュ感を有し且つ優れ
た持続性を有する新規なブーケタイプの新規な調合香料
が得られた。
実施例 5 プラム用香気香味組成物として下記の各成分(重量)を
混合した。
アミルブチレート                 
 20ベンズアルデヒド              
175ブチルフオメート              
  10シトロネロール              
     1エチルブチレート           
     50エチルバレレート          
     15インアミルグロピオネート10 r−ノナラクトン                 
5オレンジエツセンシヤルオイル         1
52−フエ二−1−プロピルブチレート      1
00r−ワンデカラクトン             
  3バニリン                  
 10エタノール                 
 586計1000 上記組成物1ooIIに1.1,2.2−テトラメチル
プロパツール5Iを混合し香気香味組成物      
 、。
を調整した。このものの香気香味は、新鮮で天然らしさ
に優れ且つ優れた持続性を有する新規なプラム用香気香
味組成物が得られた。
外1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式(A) ▲数式、化学式、表等があります▼(A) で表わされる1,1,2,2−テトラメチルプロパノー
    ル。
JP59170067A 1984-08-16 1984-08-16 1,1,2,2−テトラメチルプロパノ−ル Granted JPS6150932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59170067A JPS6150932A (ja) 1984-08-16 1984-08-16 1,1,2,2−テトラメチルプロパノ−ル

Applications Claiming Priority (1)

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JP59170067A JPS6150932A (ja) 1984-08-16 1984-08-16 1,1,2,2−テトラメチルプロパノ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS6150932A true JPS6150932A (ja) 1986-03-13
JPH0460454B2 JPH0460454B2 (ja) 1992-09-28

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ID=15898016

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59170067A Granted JPS6150932A (ja) 1984-08-16 1984-08-16 1,1,2,2−テトラメチルプロパノ−ル

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