JPS6160679A - 2,4−ジヒドロキシ−7−イソプロピル−4−メチル−10−エチレンジオキシ−5(e)−ウンデセン−1−オ−ル - Google Patents

2,4−ジヒドロキシ−7−イソプロピル−4−メチル−10−エチレンジオキシ−5(e)−ウンデセン−1−オ−ル

Info

Publication number
JPS6160679A
JPS6160679A JP17939784A JP17939784A JPS6160679A JP S6160679 A JPS6160679 A JP S6160679A JP 17939784 A JP17939784 A JP 17939784A JP 17939784 A JP17939784 A JP 17939784A JP S6160679 A JPS6160679 A JP S6160679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
flavor
methyl
isopropyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17939784A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6241715B2 (ja
Inventor
Mine Fujimori
嶺 藤森
Yasuhiro Katsuta
泰裕 割田
Keiichi Takagi
恵一 高木
Minoru Iwamoto
実 岩本
Kunio Kojo
国雄 湖上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T Hasegawa Co Ltd
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
T Hasegawa Co Ltd
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by T Hasegawa Co Ltd, Japan Tobacco Inc filed Critical T Hasegawa Co Ltd
Priority to JP17939784A priority Critical patent/JPS6160679A/ja
Publication of JPS6160679A publication Critical patent/JPS6160679A/ja
Publication of JPS6241715B2 publication Critical patent/JPS6241715B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 レーバー物質の合成中間体として、又、それ自体香料物
質としても有用な従米文献未記載の新規化合物である2
,4−ジヒドロキシー7−イソプロビル−4−メチル−
10−エチレンジオキシ−5(E)一ウンデセンー1ー
オールに関する.本発明は又、該化合物の製法及び利用
にも関する。
更に詳しくは本発明は下記式(B) で表わされる従来文献未記載の新規化合物の2。
4−ジヒドロキシ−7・イソプロピル・4・メチル−1
0一エチレンジオキシ・5(E)一ウンデセンー1ーオ
ールに関する。
更に本発明は、前記式(B)化合物を有効成分として含
有することを特徴とする持続性香気香味賦 。
与乃至変調剤にも関し、又、これらの製法にも関する。
本発明者らは、水府タバコから単離されたフレーバー物
質として公知の下記式(1) で表わされる】、4−エポキシ−2,10−ジヒドロキ
シ−7−イソプロピル−4−メチル−5(E)−ウンデ
センの新しい合成法を開発すべく研究を行った。
その結果、上記式(B)で表わされる従米文献未記載の
新規化合物2.4−ジヒドロキシ−7−イソプロピル−
4−メチル−10・エチレンジオキシ・5(E)−ウン
デセン−1−オールが合成できることを発見し且つその
合成に成功した。更に、鎖式(B)化合物が上記式(1
)化合物の合成中間体として有用であることを知った。
更に、本発明者らは、鎖式(B)化合物は、弱いグリー
ン系の匂いを伴った干し草を思わせる香気香味を有し且
つ優れた保留性を有すること、及び工業的に容易且つ安
価に製造できること、更に鎖式(B)化合物は各種の香
料組成物の持続性香気香味賦与乃至変調剤として有用で
あることを発見した。
本発明の上記式(B)化合物は、各種の香料組成物、例
えば、a−ストナツツ系、ウッド系、グリーン系、フラ
ワー系、タバコ系、洋酒系、ローストビーフ系、スパイ
ス系などの香料組成物に配合して、持続性の香気香味賦
与乃至変調剤として利用できる有用な化合物であり、又
上記式(B)化合物は、他の有機合成中間体、特に例え
ば上述のタバコフレーバー物質として有用な上記式(1
)化合物の合成中間体としても有用な新規化合物である
ことがわかった。
従って本発明の目的は、従来文献未記載の前記式CB)
化合物及びその製法を提供するにある。
本発明の他の目的は、前記式(B)化合物を有効成分と
して含有することを特徴とする持続性香気香味賦与乃至
変調剤ならびに上記式(1)化合物の合成中間体を提供
するにある。
本発明の上記目的ならびに更に多くの池の目的ならびに
利点は以下の記載から一層明らかになるであろう。
本発明の下記式(B) で表わされる2、4・ジヒドロキシ−7−イソプロピル
・4・メチル・10−エチレンジオキシ−5(E)−ウ
ンデセン−1−オールは、例えば、以下のようにして合
成することができる。
5・イソプロピル−3,8−7ナジエンー2.8−ジオ
ンから容易に合成できる下記式(4)で表わされる5−
イソプロピル−8−エチレンジオキシ・3−ノネン・2
−オンを、有機溶媒中1、ヘー MgX  (式中、X
はハロゲン原子を示す)で表わされるハロゲン化マグネ
シウムアリルと接触させて下記式(3)− で表わされる従来文献未記載の新規化合物4・ヒドロキ
シ−7・イソプロピル−4・メチル−10−エチレンジ
オキシ・1.5(E)−ウンデカノエンを形成させる0
次いで鎖式(3)化合物を、有機溶媒中、たとえば、水
及び四酸化オスミニウムの存在下に酸化剤で酸化するこ
とにより容易に合成することができる。
本発明の従来文献未記載の前記式(B)新規化合物を利
用して水府タバコから単離されたフレーバー物質として
公知の前記式(1)1.4−エポキシ−2,10−ジヒ
ドロキシ−7・イソプロピル−4−メチル−5(E)−
ウンデセンを合成するには、例えば、前記式(B)化合
物を有機溶媒中、酸触媒と接触せしめて閉環反応させ、
次いで有機溶媒中、還元試薬の存在下に水素化すること
により容易に合成することができる。
水府タバコから単aされたフレーバー物質トして公知の
前記式(1)化合物の合成法は従来全く知られておらず
、本発明者らによって始めて合成に成功したものである
本発明の式(B)化合物の製造例および上記式(1)の
製造例を含めて工程図で示すと以下のように表わすこと
ができる。
(B) 本発明によれば、前記式(B)2.4−ジヒドロキシ・
7−イソプロビル−4−メチル−10−二チレンジオキ
シ−5(E)−ウンデセン・1−オールは、例えばHe
1v、Chim、acta、+ 1867(1975)
に記載の方法により容易に合成できる前記式(4)5・
イソプル・8・エチレン・ジオキシ−3−ノネン−2−
オンを出発原料として合成することができる。
上記工程図において、前記式(4)から前記式(3)4
−ヒドロキシ−7−イソプロビル−4−メチル・10−
エチレンジオキシ−1,5(E)−ウンデカジエンを合
成するには、前記式(4)化合物を、例えば、有機溶媒
中、炙\、MgXで表わされるハロゲン化マグネシウム
アリルと接触させることにより容易に行うことができる
上記反応に用いるハロゲン化マグネシウム7リルとして
は、例えば臭化マグネシウムアリル、塩化マグネシウム
アリル、ヨウ化マグネシウム7リルなどを好ましく例示
することができる。これらハロゲン化マグネシウム7リ
ルの使用量としては、前記式(4)化合物に対して、例
えば約1〜約5モル程度の範囲の使用量を挙げることが
できる。ハロゲン化マグネシウムアリルは、常法に従っ
て例えばハロゲン化アリルと金属マグネシウムとを有機
溶媒例えばエーテル、テトラヒドロフランなどの溶媒中
で反応させることにより容易に調製することができる。
上記反応に使用する有機溶媒としては、例えばテトラヒ
ドロ7ラン、ジメチルエーテル、ジメチルエーテル、ベ
ンゼン、トルエンなど全例示スルことができる。これら
有機溶媒の使用量は、適宜に選択できるが、前記式(4
)化合物に対して例えば、約0.5〜約10重量倍程度
の範囲を例示することができる。上記反応の温度及び時
間も適当に選択でb、例えば約20°〜約70゛C程度
の範囲の温度及び約1〜約50時間程度の範囲の時間で
容易に行うことが′?きる0反応終了後は、例えば、反
応液を飽和塩化アンモニウム水溶液中に注ぎ、有機溶媒
で抽出して、有機溶媒層を食塩水で洗浄し、乾燥後濃縮
することにより容易に前記式(3)化合物を合成するこ
とができる。
上述のようにして得ることのできる前記式(3)化合物
から本発明の前記式(B)2.4−ジヒドロキシ−7−
イソプロビル・4・メチル−10−エチレンジオキシ−
5(E)−ウンデセン−トオールを得る1こは、前記式
(3)化合物を、例えば、水及び触媒量の四酸化オスミ
ニツムの存在下に、酸化剤で酸化することにより得るこ
とができる1反応は例えば、約10〜約30℃程度の温
度範囲で約20〜約200時間の条件で行うことができ
る。この反応に用いる酸化剤の例としては、例えば、ト
リメチルアミン−N−オキシド、N−メチルモルホリン
N−オキシドなどを例示することができる。これら酸化
剤の使用量も適宜に選択できるが、前記式(3)化合物
に対して、例えば、約0.5〜約2モル程度の範囲を例
示することができる。又、この反応に使用する四酸化オ
スミニウムの使用量としては、前記式(3)化合物に対
して、例えば約1/10θO〜約1/10重量%程度の
範囲を例示できる。又、使用する有機溶媒としては、例
えばアセトン、メチルエチルケトン、メタノール、エタ
ノール、1−ブタノール、5ec−ブタノールなどを例
示することができる。これら有機溶媒の使用量も適宜選
択して行うことができるが、例えば、前記式(3)化合
物に対して約0.5〜約5OXIXfi倍程度の範囲を
挙げることができる。水の使用量には、特別の制約はな
いが、例えば、前記式(3)化合物に対して約0.5〜
約5重量倍程度の範囲が好適である。
反応終了後は、反応液に例えばジクロルメタンの如き有
機溶媒を注入して抽出を行い、有fi層を水で洗浄して
硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮して前記式(B)化合物
を得ることができる。
前記式(2)化合物は、例えば上述のようにして得るこ
とのできる前記式(B)化合物を、有機溶媒中、酸触媒
の存在下に閉環反応させることにより容易に得ることが
できる。閉環反応は、例えば約0〜40°C程度の温度
条件下に約2〜約20時間程度の範囲で行うことができ
る0反応に用いる酸触媒としては、例えば、硫酸、塩酸
、リン酸などを例示することができる。これら酸触媒の
使用量は選択できるが、例えば前記式(2)化合物に対
して約1〜約50重量%程度の範囲を例示することがで
きる。又、有機溶媒としては、例えばアセトン、メチル
エチルケトン どが例示でき、これら有機溶媒は、例えば、前記式(B
)化合物に対して約1〜約50重量倍程度の範囲で使用
することができる.反応終了後は、反応液に例えば炭酸
水素す) +7ウムの粉末を添加し、エーテルで抽出し
、エーテル層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥して濃縮し、残渣を例えば、シリカゲルカラムク
ロマト(ヘキサン/酢酸エチル=6/4)により精製し
て、前記式(2)化合物を純度良く容易に得ることがで
きる。
たとえば上述のようにして得ることのできる前記式(2
)化合物を利用して、水府タバコから単離さhた公知の
フレーバー物質前記式(1)1.4−エポキシ・2.1
0・ジヒドロキシ・7・イソプロピル−4−メチル−5
(E)・ウンデセンの合成は、上述のようにして得るこ
とができる前記式(2)化合物を、例えば有機溶媒中、
環元試薬の存在下に水素化することにより行うことがで
きる.水素化反応は、例えば、約0〜約40’C温度条
件下に、たとえば約0.5〜約5時間程度の範囲で容易
に行うことができる.還元試薬としては、ケトンを選択
的に還元できる試薬であれぽいずれでも使用でき、これ
らの例としては、例えば、水素化リチウムアルミニウム
、ホワ素化ナトリウムハイドライドなどを例示すること
ができる.これら還元試薬の使用量は、適宜選択して行
うことができるが、例えば前記式(2)化合物に対して
約50〜約200モル%程度の範囲を例示することがで
きる.又、有機溶媒としては、例示ぼ、テ)ラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル、ジエチルエーテルなどを使用
することができ、これら有機溶媒の使用量は適宜選択し
て行うことができるが、例えば前記式(2)化合物に対
して約2〜約50重量倍程度の範囲を例示することがで
きる.反応終了後は、常法に従って処理して前記式(1
)化合物を容易に得ることができる。
本発明の従来文献未記載の新規化合物式(B)2。
4・ノヒドロキシ−7−イソプロビル・4−メチル−1
0−エチレンジオキシ−5(E)−ウンデセン−1−オ
ールli, 上述のようにタバコのフレーバー成分の合
成中間体として有用ばかりでなく、それ自体、持続性香
気香味賦与乃至変調剤として有用であることが発見され
た.鎖式(B)化合物は、弱いグリーン系の匂いを伴っ
た干し草を思わせる香気香味を有し、且つ優れた保留性
を有する新規化合物であって、特に各種の飲食品、香粧
品類、保健・衛生・医薬品などの香気香味賦与乃至変調
剤として優れた持続性及びユニークな香気香味を有する
より具体的には、式(B)化合物を例えば、合成単品香
料の1種以上に配合すると新規な各種の持続性香気香味
賦与乃至変調剤が調製できる。また例えばベルがモット
油、レモン油、ゼラニウム油、マンダリン油、ラベンダ
ー油などの合成精油に配合すると天然精油が本来有する
マイルドでこくのある新規な持続性香気香味賦与乃至変
調剤が調製できる。更に例えば、オレンジ油、ライム油
、レモン油、グレープフルーツ油、オークモス油、シト
ロネラ油、ベチバー油、シナモン油、パチョリ−油、タ
イム油、クローブ油、ベルガモツト油、ローズ油などの
如き天然精油に対しても良く調和し、その精油の特徴を
強調した新規な持続性香気香味賦与乃至変調剤を調製す
ることができる。
更に又、天然香料および合成単品香料のうち、二種以上
を調合した調合香料例えば、ローズ、ジャスミン、リラ
、モクセイ、カーネーション、ミューゲのシングル70
−ラル(単−花香調)やそれらの複合したフローラルブ
ーケやこれらにグリーン7−ト、スパイシーノートまた
はアルデヒドノートを加えたモダシフ0−ラルブーケあ
るいはオリエンタルブーケなどのごときフレグランス組
成物、又ストロベリー、レモン、オレンジ、グレープフ
ルーツ、アップル、パイナツプルなどの如きフレーバー
組成物に配合すると、マイルドでこくのある天然らしさ
かあり、且つ持続性の強ilIされた新規な香気香味賦
与乃至変調剤を得ることができる。
式(B)化合物の配合量は、その目的及び配合される香
気香味賦与乃至変調剤によっても異なるが、例えば、全
体の約0.001〜約50重1%程度の範囲を例示する
ことができる。
斯くして、本発明によれば、式(B)化合物を有効成分
としてなる持続性香気香味賦与乃至改良補強剤が提供で
き、該剤を利用して、式(B)化合物を香気香味成分と
して含有することを特徴とする飲食物類、式(B)化合
物を香気成分として含有することを特徴とする香粧品類
、式(B)化合物を香気香味成分として含有することを
特徴とする保健・衛生・医薬品類等を提供することがで
きる。
例えば、果汁飲料類、果実酒類、乳飲料類、炭酸飲料の
如き飲料類;アイスクリーム類、シャーベット類、アイ
スキャンデー類の如き冷菓類;和・洋菓子類、ジャム類
、チューインガム類、パン類、コーヒー、ココア、紅茶
、お茶の如き嗜好品類;和風スープ類、洋風スープ類の
如きスープ類;風味調味料、各種インスタント飲料乃至
食品類、各種スナック食品類などに、そのユニークな香
気香味を賦与できる適当量を配合した飲食物質を提供で
きる。又例えば、シャンプー類、ヘアクリーム類、ポマ
ード、その他の毛髪用化粧料基剤:オシロイ、口紅、そ
の他の化粧用基剤や化粧用洗剤類基剤などに、そのユニ
ークな香気を賦与できる適当量を配合した化粧品類が提
供できる。更に又、洗濯用洗剤類、消毒用洗剤類、防臭
洗剤類その他各種の保健・衛生用洗剤M:歯みがき、テ
ィシュ−、トイレットペーパーなどの各種の保健・衛生
材料類:医薬品の服用を容易にするための矯味、賦香剤
など保健・衛生・医薬品類に、そのユニークな香味を賦
与できる適当量を配合らしくは施用した保健・衛生・医
薬品類を提供できる。(B)化合物はたばこの香喫味改
良剤として望ましい適性を有する。
すなわち香喫味に欠は刺激を有する種々のたばこ原料に
(B)化合物を添加し、これらの香喫味について評価試
験を行ったところ、(B)化合物はたばこ本来の香りと
よく調和し、香りに丸味を持たせ、たばこらしさを強調
させ、刺激を抑え、更にこれらの効果に持続性のあるこ
となど多くの優れた効果を有することが判明した。
(B)化合物をたばこ原料に添加する時期及び手段は特
に限定されるものではなく、池の通常使用される香料と
同様にエタノール等の有機溶剤に溶かした後、たばこ刻
みに添加して(重用でき、その他の紙巻たばこ製造用の
材料品例えば巻紙、糊或いはフィルター等に含有させる
ことによっても香喫味改良の効果をあげることができる
(B)化合物を適用しうるたぼこの種類についても特に
制限はなく、通常の葉たばこを原料として製造される再
生たばこ、天然の繊維或いは植物の!11m培養物を用
い製造される合成たばこ等に対してもこれらの製造工程
中又は製品された後、(B)化合物を添加することによ
り、これらの香喫味を着しく改良することができる。
(B)化合物の添加量は極く微量で良く、たばこ又はた
ばこ製造用材料品に対し、oHoooo1〜0.01重
量%、望ましくは0.0001〜0゜001重量%の添
加で充分な効果が得られるので経済的にも大きな利点が
ある。
以下に実施例を掲げて、本発明の式(B)化合物の製造
例及び利用例についての数態様を、更に詳細に説明する
参考例 1 4−ヒドロキシ・7−イソプロピルー4・メチル・10
−エチレンジオキシ−1,5(E)−ウンデカジエン(
3)の合成 フラスコ中にテトラヒドロ7ラン40m1及びマグネシ
ウム1.8g(0,078モル)を仕込み、アリルクロ
リド5.7g(0,075モル)とテトラヒドロ7ラン
6o+lの混合溶液を20°C〜30℃の温度下に1時
間かけて滴下した。その後20分間室温(20°C)で
かくはんした後、5−イソプロピル−8・エチレン−ジ
オキシ−1,5(E)−ウンデカジエン12g(0,0
5モル)とテトラヒドロ7ラン10allの混合溶液を
10℃で1時間かけて滴下した。
滴下後室温で10時間かくはんし、更に50°〜60℃
で5時間反応を行った0反応終了後、反応液を冷却し、
飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、エーテルで2回抽
出する6工−テル層を食塩水溶液で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し濃縮して減圧下に蒸留して沸点110°
〜115°C10゜5mmHgを有する式(3)化合物
10gを得た。収率70.2%。
NMR(ppm):0.84(3H)、0.93(3H
)、1゜31(3H)、1.33(3H)、1.16〜
1.95(6H)、2.32(2H)、3.92(4H
)、4.90〜6.28(5H) I R(cs−’):34°60.1620.1057
.992.989.945.916.858実施例 1 2.4−:/ヒドロキシー7−イツプロビルー4・メチ
ル−10−エチレンジオキシ・5(E)−ウンデセンー
トオール(B)の合成 フラスコ中に4・ヒドロキシ−7−イソプロビル−4−
メチル−10・エチレンジオキシ−1,5(E)−ウン
デカジエン(3)2.8g(5,92ミリモル)、N−
メチルモルホリンN・オキサイド865mg、アセトン
10ml、四酸化オスミニウム1%ブタノール溶液80
0μmを仕伏み、室温(25℃)で7日間かきまぜる。
その後、反応系に亜硫酸水素ナトリウム0.1g、トリ
シリルオキシマグネシウム0.5gを加え、室温(25
°C)で1時間かきまぜる0反応終了後、ジクロルメタ
ンで2回抽出し、有filを水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥して7m縮して式(2)化合物を3g得た(
収率)。
I R(cm−’): 3405.1456.1378
.1118.1058.980.948.855参考例
 2 1.4−エポキシ・2・ヒドロキシ−7・イソプロピル
−4・メチル−5−(E)・ウンデセン−10−オン(
2)の合成 フラスコ中に2,4−ジヒドロキシ・7−イソプロビル
−4−メチル・10−エチレンジオキシ−5(E)−ウ
ンデセン−トオール(B)を3g、アセトン30i1.
10%塩酸水溶液を仕込み、室温下(25℃)に−晩装
置し、反応系に炭酸水素ナトリウムの粉末7gを加えか
きまぜた後エーテルで抽出する。
有機層を食塩水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、シリカゲルカラムクロマト(ヘキサン/酢酸エチル
=6/4)で精製して式(2)化合物847mg(52
,5%)を得た。
I R(am−’): 3445.1712.1368
.1167.1042.980 参考例 3 1.4−エポキシ−2,10−ノヒドロキシ−7−イソ
プロビル−4−メチル−5(E)・ウンデセン(1)の
合成 フラスコ中にテトラヒドロフランhl、水素化リチウム
アルミニウム50vrgを仕込み、1.4−エポキシ・
2−ヒドロキシ−7−イソブロビルー4−メチル−5(
E)韻ウンデセン−10・オン(ゼ)210Bとテトラ
ヒドロ7ラン1mlの混合溶液を25℃の温度下に滴下
しながら反応した0反応終了後常法に従い後処理を行い
、シリカゾルカラムクロマト(hexane/酢酸エチ
ル=2/1)で精製し式(1)化合el185a+g(
収率88%)を得た。
I R(c+++−’): 3995.1459.13
82.1370.1100.1162.114o、97
5.845.780 実施例 2 らんタイプの調合香料組成物として下記の各成分(重量
部)を混合した。
シクロペンタデカノリイド         5クマリ
ン                  1ヘリオトロ
ピン              3イランイラン油 
             8メチルイオノン    
          10ネロリ油         
        3ヒドロキシシトロネラール    
     5リナローロ              
     アイソブチルサリシレート11 5−シクロヘキサデセノン          2アミ
ルサリシレート14 オークモスアブソリュート         3バニリ
ン                   7フエニル
7セトアルデヒド         2フエニルエチル
アルコール        20ベンノルアセテート 
           6上記組成物95gに式(B)
化合物5gを加えることにより、より天然的で優れた持
続性を有する新規ならんタイプの調合香料組成物が得ら
れた。
実施例 3 ブーケタイプの調合香料組成物として下記の各成分(重
量部)を混合した。
フェニルエチルアルコール       18リナリル
アセテート            3ベル〃モツト油
             4ゼラニウム油     
          5ベンジルアセテート     
      6へりオトロビン           
  8デラニオール             11ラ
ベンダー油             2β−イオノン
               10アミルリシレート
4.5 タービニル7セツー)           13.5
シダー油               10シトロネ
ロール            −5上記組成物98g
に式CB)化合物を2g加えることにより天然的で優れ
た持続性を有する新規なブーケ調合香料組成物が得られ
た。
実施例 4 〃−デニアタイプの調合香料組成物として下記の各成分
(重量部)を混合した。
ベンシルアセテート10 ヒドロキシシトロネラール       15クマリン
                 1ジヤスミンアブ
ソリユー)        3オレンジ7ラワーアブソ
リユート     2フエニルメチルカルビニルアセテ
ート   3ヘリオトロピン            
 10ベルがモット油             10
リナロール                10アミ
ルシンナミツクアルデヒド      4イランイラン
油             7〃ラキソライド   
          3α−イオノン        
       10トルーレジノイド        
    2フエニルアセトアルテ゛ヒト       
 1.5イソオイデニルアセテート3.5 シベット10%アルコール         1オクチ
ルアルデヒド10%アルコール   0.5デシルアル
デヒド10%アルコール    0.5シクロヘキシル
ブチレー)        i上記組成物92gに式(
B)化合物を8g加えることにより天然的で非常に優れ
た持続性を有する新規な〃−デニア調合香料組成物が得
られた。
実施例 5 パイナツプル様香気香味成分として下記の各成分(重量
)を混合した。
エチルアセテート300 エチルブチレー)250 イソアミルアセテート100 イソアミルバレレート55 イソ酪酸                70イソ吉
草酸                30アリルカプ
ロエート            35エチルカプロエ
ート20 エチルカブリレート            15エナ
ル力プレート              20イソア
ミルアルコール          35ジエチルマロ
ネート30 シトラール               15リナロ
ール                 5マルトール
               20計1000 上記組成物100gに式(B)化合物を7g加えること
によってパイナツプルの香気及び香味成分として持続性
を有する非常に優れた新規組成物が得られた。
実施例 6 巻き上げ直前の日本専売公社商品名「チェリー」用のた
ばこ刻み50gに対して前述の方法で単離した(B)化
合物の0.01重量%エタノール溶液を、たばこ刻みに
対する(B)化合物の量が0.0001重量%になるよ
う噴霧して添加したのち紙巻し、(B)化合物無添加の
上記たばこ刻みの巻上品を対照品として、これらを喫煙
した時の匂い、味について二点識別法により比較した。
特に訓練さろな専門パネル20人の評価は第1表に示す
通I)であった。
第1表 表中の数字は良いと評価した人数を示す。
X印は危険率5%で有意差があることを示す。
上表から(B)化合物は製品たばこの匂い及び味を着し
く改良する効果を有することが分った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式(B) ▲数式、化学式、表等があります▼(B) で表わされる2,4−ジヒドロキシ−7−イソプロピル
    −4−メチル−10−エチレンジオキシ−5(E)−ウ
    ンデセン−1−オール。
JP17939784A 1984-08-30 1984-08-30 2,4−ジヒドロキシ−7−イソプロピル−4−メチル−10−エチレンジオキシ−5(e)−ウンデセン−1−オ−ル Granted JPS6160679A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17939784A JPS6160679A (ja) 1984-08-30 1984-08-30 2,4−ジヒドロキシ−7−イソプロピル−4−メチル−10−エチレンジオキシ−5(e)−ウンデセン−1−オ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17939784A JPS6160679A (ja) 1984-08-30 1984-08-30 2,4−ジヒドロキシ−7−イソプロピル−4−メチル−10−エチレンジオキシ−5(e)−ウンデセン−1−オ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6160679A true JPS6160679A (ja) 1986-03-28
JPS6241715B2 JPS6241715B2 (ja) 1987-09-04

Family

ID=16065148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17939784A Granted JPS6160679A (ja) 1984-08-30 1984-08-30 2,4−ジヒドロキシ−7−イソプロピル−4−メチル−10−エチレンジオキシ−5(e)−ウンデセン−1−オ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6160679A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6241715B2 (ja) 1987-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4217251A (en) Novel cyclopentanone derivatives used as perfume ingredients
US4173584A (en) Novel cyclopentanone derivatives as flavor- and odor-modifying ingredients
JPS5947594B2 (ja) トランス、トランス−δ−ダマスコンを大割合で含有する賦香剤組成物
JP2711893B2 (ja) ケトン類およびアルコール類
JPS6160679A (ja) 2,4−ジヒドロキシ−7−イソプロピル−4−メチル−10−エチレンジオキシ−5(e)−ウンデセン−1−オ−ル
JPH07119434B2 (ja) 香料組成物
JP2741091B2 (ja) 8―メチル―4(z)―ノネン誘導体
JPS61172839A (ja) 持続性香気香味賦与乃至改良補強剤
JPS60190730A (ja) 持続性香気香味賦与乃至改良補強剤
JP2609145B2 (ja) 脂肪族ケトン類および脂肪族アルコール類
US4342320A (en) Cis-10, 10-dimethyl-tricyclo (7.1.1.02,7) undec-2-en-4-one and use thereof as perfuming and flavoring ingredient
JPH027931B2 (ja)
JPH0259564A (ja) (r)‐(‐)‐2‐デセン‐5‐オリドの製法
JPH0481639B2 (ja)
JPH0469133B2 (ja)
JPH0380151B2 (ja)
JPS60209562A (ja) (±)−シス−r−イロンの製法及びその利用
JPS62292739A (ja) フムレン誘導体
JP3635178B2 (ja) 香料組成物
JPS6251636A (ja) γ−シクロラバンジユラ−ル
JPS6150932A (ja) 1,1,2,2−テトラメチルプロパノ−ル
JPS62292740A (ja) 1,5,5,8−テトラメチル−1−メトキシ−3,7−シクロウンデカジエン
JPS6160680A (ja) 4−ヒドロキシ−7−イソプロピル−4−メチル−10−エチレンジオキシ−1,5(e)−ウンデカジエン
JPH0128028B2 (ja)
JPS591461A (ja) シクロヘキセン類