JP2741091B2 - 8―メチル―4(z)―ノネン誘導体 - Google Patents

8―メチル―4(z)―ノネン誘導体

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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/27Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation
    • C07C45/30Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with halogen containing compounds, e.g. hypohalogenation
    • C07C45/305Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with halogen containing compounds, e.g. hypohalogenation with halogenochromate reagents, e.g. pyridinium chlorochromate

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、公知文献未記載の香料物質として有用な8
−メチル−4(Z)−ノネン誘導体に関する。更に詳し
くは、本発明は下記式(A) 但し式中、Rは−CH2OH基又は−CHO基 を示す、 で表される8−メチル−4(Z)−ノネン誘導体に関す
る。
上記式(A)化合物は、オレンジ様、柑橘様、ローズ
様及びウッディー様の香気香味を有し、各種香料組製物
の持続性香気香味賦与乃至改良補強剤として、飲食物
(嗜好品を含む)、香粧品、保健・衛生・医薬品等の広
い利用分野において有用であり、本発明は、このような
持続性香気香味賦与乃至改良補強剤にも関する。
[従来の技術] 従来、前記式(A)の8−メチル−4(Z)−ノネン
誘導体に比較的構造類似で且つ香料物質として知られた
化合物としては、例えば、従来から香料物質として知ら
れている下記式(B) で表される8−メチル−ノネン−2−アール−1が記載
されており、その香気特性として脂肪様〜柑橘及び木
様、うすめるとオレンジ様であると記載されている[Pe
rfume and Flavor Chemicals(Aroma Chemicals)II,St
effen Arctander]。
[発明が解決しようとする課題] 近年、各種の飲食品類、香粧品類の多様化に伴い、各
種の飲食品のフレーバー或は香粧品用香料が、従来にな
い新しい香気に対するニーズが高まり、特にマイルドで
こくがあり、かつ新鮮な天然らしさがあり、更に持続性
の優れた香料物質の開発が要求されている。
このため、既知の種々の香料素材を適宜組み合わせ、
できるだけ天然らしさを有するように調合が行われてい
る。従来このようなマイルドでこくがあり且つ新鮮な天
然さがあり、更に持続性を賦与し得る性能をもつ素材が
望まれているが、そのような性能をもつ素材が少なく、
特に容易にかつ安価に入手し得る上記性能をもつ素材が
不足しているのが現状である。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは上記事情に鑑み、公知化合物(B)の類
縁化合物について詳細に研究した。その結果、従来公知
文献未記載の式(A)で表される新規化合物8−メチル
−4(Z)−ノネノールがオレンジ様、柑橘様、ローズ
様及びウッディー様の香気香味を有し、また8−メチル
−4(Z)−ノネノールがオレンジ様、柑橘様及びロー
ズ様の香気香味特性及び優れた持続性を有し且つこれら
上記化合物を有効成分として、飲食品(嗜好品を包含す
る)、香粧品類、保健・衛生・医薬品などの広い利用分
野において、有用な持続性香気香味賦与乃至補強剤が提
供できることを発見した。
本発明の上記8−メチル−4(Z)−ノネン誘導体を
合成するには、例えば、E.Wenkertらによる下記反応式
で示されるジクロロ[1,3−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)プロパン]ニッケル(II)[以下、NiCl2(DPP)と表
示することがある] 又は、ジクロロビス(トリフェニルホスフィノ)ニッ
ケル(II)[以下、NiCl2(PPh3)2と表示することがあ
る]等のニッケル触媒を用いたフラン又はピラン化合物
から対応する不飽和アルコールを合成する方法を利用す
ることができる。
E.Wenkert[J.Am.Chem.Soc.,101,2246(1979)及びJ.Or
g.Chem.,49,4894(1984)]。
本発明者らは、ハロゲン化イソアミルを出発原料とし
て選択することにより、従来公知文献未記載の式(A)
で表される8−メチル−4(Z)−ノネン誘導体が合成
でき、該化合物が優れた香気香味を有することを発見し
本発明を完成した。
従って本発明の目的は、香気香味及び持続性に優れた
新規香料化合物並びに該化合物を有効成分として含有す
る新規な香料組成物を提供するにある。以下、本発明の
具体的な態様について説明する。
本発明の式(A)の8−メチル−4(Z)−ノネン誘
導体に包含される下記式(A)−1 で表される8−メチル−4(Z)−ノネノールを合成す
るには、例えば、ハロゲン化イソアミルと金属マグネシ
ウムを反応させて常法によりグリニアール試薬を形成せ
しめ、次いで該グリニアール試薬を、例えば、それ自体
既知のNiCl2(DPP)又はNiCl2(PPh3)2等のニッケル系触媒
の存在下に2,3−ジヒドロ−4−(H)−ピランと反応
せしめることにより、容易に得ることができる。
上述の8−メチル−4(Z)−ノネン誘導体の合成反
応を工程図で表せば下記の如くである。
更に、この式(A)−1化合物をそれ自体既知の方法
により酸化反応処理することにより容易に式(A)−2
で表される8−メチル−4(Z)−ノネノールに導くこ
とができる。
本発明の式(A)−1及び式(A)−2化合物は、各
種の香料組成物例えば、果実系、野菜系、柑橘系、スパ
イス系、ローストナッツ系、ローストビーフ系、タバコ
系、フラワー系、グリーン系、ウッド系、ミルク系、脂
肪系などの香料組成物に配合して、新規な種々の香料組
成物の製造に利用できる持続性の香気香味付与乃至改良
補強剤として有用な化合物であり、また上記(A)−1
及び(A)−2化合物は他の有機合成の中間体としても
有用な化合物である。
本発明の式(A)−1化合物及び式(A)−2化合物
の合成法について、上記工程図にしたがって以下に説明
する。
本発明の式(A)−1化合物の合成法において、原料
の前記式(1)ハロゲン化イソアミルは、市場で入手容
易な化合物である。前記式(1)化合物から前記式
(2)のグリニヤール試薬を調製するには、それ自体既
知の該試薬の調製方法を採用することができる。即ち、
一般的には乾燥エーテル中にマグネシウムチップ約1.0
〜約1.2モルを仕込んでおき、そこへ撹拌しながらハロ
ゲン化イソアミル1.0モルを溶解した乾燥エーテル溶液
を滴下して反応せしめることにより容易に式(2)のグ
リニヤール試薬を調製することができる。
本発明の前記式(A)−1を得るには、上述のように
して得ることのできる前記式(2)のグリニヤール試薬
を、例えばトルエンの如き有機溶媒中、例えば、ビスト
リフェニルフォスフィノニッケルジクロリドの如き触媒
中に不活性ガス雰囲気条件下に約0.5〜約2.0時間で滴下
し、加え終わったならば加熱してエーテルを除去する。
有機溶媒の種類としては、上記のトルエンの他にベンゼ
ン、キシレン等を挙げることができ、また有機溶媒の使
用量としては、通常グリニヤール試薬1重量部に対して
約2〜約20重量部が用いられる。また、触媒としては、
ジクロロビス(トリフェニルフォスフィノ)ニッケル
(II)の他にジクロロ[1,3−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)プロパン]ニッケル(II)等を挙げることができ
る。かかる触媒の使用量としては、例えば、グリニヤー
ル試薬1モルに対して約0.001〜約0.01モル程度を例示
することができる。更に不活性ガスとしては、アルゴ
ン、ヘリウム、窒素等の不活性ガスが一般的に用いられ
る。次いで、例えば、約30〜約130℃程度の加熱条件下
に2,3−ジヒドロ−4(H)−ピランを滴下する。滴下
時間は、通常約0.5〜約10時間程度である。滴下終了
後、更に約30〜約130℃で、約0.5〜約5時間程度反応せ
しめる。
反応終了後、反応液を室温程度まで冷却し、次いで、
氷水中に注入して分解せしめる。水層を分離後、稀塩
酸、飽和食塩水、稀アルカリ水溶液更に食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウム等の脱水剤を添加して乾燥処
理を行う。その後溶媒を回収し、得られる粗生成物を例
えば、減圧下に蒸留して精製することにより前記式
(A)−1化合物を得ることができる。前記式(A)−
1化合物は、グリーンな果実様、新鮮な草様柑橘様、オ
レンジ様香気を有していた。
本発明の前記式(A)−2の8−メチル−4(Z)−
ノネナールを合成するには、前記式(A)−1化合物
を、それ自体既知のアルコール類の酸化反応によって容
易に合成することができる。具体的には、前記式(A)
−1化合物を、例えば、塩化メチレン、クロロホルム、
ジメチルホルムアミド等の有機溶媒に溶解し、約−10〜
約20℃に冷却して、撹拌しながら例えば、ピリジニウム
クロロクロメート(PCC)、ピリジニウムジクロメート
(PDC)等の酸化剤を加え、投入後約0.5〜約3時間撹拌
を継続してアルコールを酸化せしめる。反応終了後、溶
媒を回収し、粗生成物を例えば、シリカゲルカラムクロ
マト等により精製することによって、前記式(A)−2
の8−メチル−4(Z)−ノネナールを得ることができ
る。
本発明の前記式(A)化合物は、各種の合成香料、天
然香料、天然精油、合成精油、柑橘油等と良く調和し、
式(A)化合物を利用して新規な香料組成物が調製でき
る。より具体的には、式(A)化合物を例えば、ベルガ
モット油、レモン油、ゼラニウム油、ラベンダー油、マ
ンダリン油等の合成精油中に配合すると、天然精油が本
来有する香気香味似マイルドでこくがあり且つ持続性あ
る改良効果を合成精油に付与することができる。また、
例えば、オレンジ、ライム、レモン、グレープフルーツ
等の如き柑橘精油類、ラベンダー油、ベルガモット油、
ベチバー油、シダーウッド油、シトロネラ油、ゼラニウ
ム油、ラバンジン油、サンダル油等の如き天然精油類に
対しても良く調和し、その精油の特徴を強調することが
でき、まろやかでこくがあり且つ持続性のある新規な香
料組成物を調製することができる。更に、例えば、各種
合成香料、天然香料、天然精油、柑橘油などから調製さ
れる例えば、スチロベリー、レモン、オレンジ、グレー
プフルーツ、アップル、パインアップル、バナナ、メロ
ン等の如きフレーバー組成物に配合するとマイルドでこ
くのある天然らしさが強調され且つ持続性のある香料組
成物が調製できる。
上記式(A)化合物の配合料は、その目的及び配合さ
れる香気香味成分によっても異なるが、一般的には全体
の約0.001〜約30重量%程度の範囲を例示することがで
きる。
かくして、本発明によれば、式(A)化合物を有効成
分としてなる持続性香気香味賦与乃至改良補強剤が提供
でき、該剤を利用して、式(A)化合物を香気香味成分
として含有することを特徴とする飲食品類、式(A)化
合物を香気成分として含有することを特徴とする香粧品
類、式(A)化合物を香気香味成分として含有すること
を特徴とする保健・衛生・医薬品類を提供することがで
きる。
例えば、果汁飲料類、果実酒類、乳飲料類、炭酸飲料
の如き飲料類;アイスクリーム類、シャーベット類、ア
イスキャンディー類の如き冷菓類;和・洋菓子類、ジャ
ム類、チューインガム類、パン類、コーヒー、ココア、
紅茶、緑茶の如き嗜好食品類;和風スープ類、洋風スー
プ類の如きスープ類;風味調味料、各種インスタント飲
料乃至食品類、各種スナック食品類等に、そのユニーク
な香気香味賦与出来る適当量を配合した飲食品類を提供
できる。又例えば、シャンプー類、ヘアクリーム類、ポ
マード、その他の毛髪用化粧料基剤、白粉、口紅、その
他の化粧用基剤や化粧用洗剤類基剤などに、そのユニー
クな香気を賦与できる適当量を配合した化粧品類が提供
できる。更に又、洗濯用洗剤類、消毒用洗剤類、防臭洗
剤類、室内芳香剤その他各朱の保健・衛生用洗剤類;歯
磨き、ティッシュペーパー、トイレットペーパー等の各
種の保健・衛生材料類;医薬品の服用を容易にするため
の矯味、賦香剤等の保健・衛生・医薬品類に、そのユニ
ークな香味を賦与できる適当量を配合もしくは施用した
保健・衛生・医薬品類を提供できる。
[実施例] 実施例1 8−メチル−4(Z)−ノネノールの合成 撹拌機、還流冷却器及び滴下ロート付き500ml容の四
つ口フラスコにマグネシウムチップ14.4g(0.6モル)、
乾燥エーテル100mlを仕込み、撹拌しながら乾燥エーテ
ル200mlに溶解した臭化イソアミル83.1g(0.55モル)を
滴下してグリニヤール試薬を調製した。
1四つ口フラスコにビストリフェニルフォスフィノ
ニッケルジクロリドNiCl2(PPh3)23.5g(5ミリモル)及
びトルエン500mlを仕込み、減圧脱気法によりアルゴン
置換した。室温にて上記グリニヤール試薬約30mlを20分
間で滴下したところ、液の色は緑色から褐色に変わっ
た。引き続き残りのグリニヤール試薬を約1.5時間かけ
て滴下した。滴下終了後、加熱してエーテルを系外に除
いた。次いで内温65℃に昇温させたところへ2,3−ジヒ
ドロ−4(H)−ピラン41g(0.5モル)を20分間で滴下
し、滴下終了後65〜68℃で4時間反応を続けた。
反応終了後反応液を冷却し、氷水1中に注入して分
解した。水層を分離後稀塩酸、食塩水、炭酸ナトリウム
水溶液で洗浄し、更に食塩水で洗浄した後無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を回収して粗生成物25gを得
た。この粗生成物を減圧蒸留し、沸点73〜74℃/1mmHgの
目的物15.5gを得た(収率20.0%)。NMRの結果よりこの
化合物の二重結合は(Z)一体であり、その純度は95%
であることが確認された。
NMR(CDCl3) δ:0.88(6H,d,J=7Hz) 1.12〜2.16(10H) 3.64(2H,t,J=7Hz) 5.31〜5.43(2H) 実施例2 8−メチル−4(Z)−ノネナールの合成 実施例1で得られた8−メチル−4(Z)−ノネノー
ル5.5gを塩化メチレン50mlと共に100ml四つ口フラスコ
に仕込み、氷水浴で冷却して内温を5±5℃に保ちなが
らピリジニウムクロロクロメイト(PCC)10gをゆっくり
加えてアルコールをの酸化せしめた。PCC投入後、2時
間撹拌して反応を終了した。反応後、反応液を分離し、
溶媒を回収し、残液をシリカゲルカラムクロマトにより
精製し、8−メチル−4(Z)−ノネナール2.2gを得た
(収率20%)。
この物質の分析値は下記の如くであった。
NMR(CDCl3) δ:0.88(6H,d,J=7Hz) 1.12〜2.50(9H) 5.28〜5.46(2H) 9.77(1H,s) 実施例3 ローズタイプの香料組成物として下記の各成分を調合
した(重量部)。
ゲラニオール 200 シトロネロール 290 フェニルエチルアルコール 155 ロジノール 100 ゼラニウムオイル 50 ベンジルアセテート 75 ローズフェノン 25 フェニルエチルアセテート 50 リナロール 50 パチュリオイル 5 1000 上記組成物に実施例1で得られた8−メチル−4
(Z)−ノネノール5gを添加して得た新規なローズ系調
合香料は、甘く深みのある香気にノーブルな濃厚感をそ
なえ、極めてバランスのとれた天然ローズの特徴をとら
えて持続性の点でも格段に優れていた。
実施例4 シトラスタイプの調合香料組成物として下記の各成分
(重量部)を混合した。
オレンジスイートオイル 450 レモンオイル 125 ライムディスティレートオイル 50 テルピネオール 264 シトラール 60 シトロネラール 20 ゲラニルアセテート 25 オクチルアルデヒド 1 デシルアルデヒド 5 1000 上記組成物に実施例2で得られた8−メチル−4
(Z)−ノネナール1gを添加して調製した新規なシトラ
ス系調合香料は一層ナチュラルでフレッシュ感あふれる
柑橘の特徴をとらえ、持続性の点でも格段に優れてい
た。
[発明の効果] 本発明によれば、香料化合物として有用な従来文献未
記載の前記式(A)で表される8−メチル−4(Z)−
ノネノール及び8−メチル−4(Z)−ノネナールを市
場で容易に入手できる安価な原料から既知の合成法によ
って容易に且つ高純度、高収率で合成することができ
る。これらの化合物は柑橘様殊にオレンジ様、ローズ様
及びウッディーな香気を有し、各種香料組成物の持続性
香気香味賦与乃至変調剤として、飲食物、香粧品、保健
・衛生・医薬品などの広い利用分野において有用であ
る。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】8−メチル−4(Z)−ノネノール。
  2. 【請求項2】一般式(A) 式中、Rは−CH2OH基又は−CHO基を示す、 で表される8−メチル−4(Z)−ノネン誘導体を有効
    成分として含有することを特徴とする、持続性香気香味
    賦与乃至改良補強剤。
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