JPS61158958A - ジメチル又はトリメチルシクロヘキシル誘導体 - Google Patents

ジメチル又はトリメチルシクロヘキシル誘導体

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JPS61158958A
JPS61158958A JP59278344A JP27834484A JPS61158958A JP S61158958 A JPS61158958 A JP S61158958A JP 59278344 A JP59278344 A JP 59278344A JP 27834484 A JP27834484 A JP 27834484A JP S61158958 A JPS61158958 A JP S61158958A
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Keiichi Takagi
恵一 高木
Minoru Iwamoto
実 岩本
Hiroshi Tamura
浩 田村
Kunio Kojo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、香料物質として有用な新規化合物であるジメ
チル又はトリメチルシクロヘキシル誘導体に関する。又
、本発明は該化合物の製法及びその利用にも関する。
更に詳しくは、本発明は下記式(A)但し式中、Xは水
素原子又は基Zを示し、YはXが水素原子の場合には基
Zを示し且つXが基Zの場合にはメチル基を示し、より
なる群からえらばれた基を示す、 で表わされるジメチル又はトリメチルシクロヘキシル誘
導体に関する。
更に本発明は、上記式L4)化合物を有効成分として含
有することを特徴とする持続性香気香味賦与乃至変調剤
にも関し、又、これら式(A)化合物の製法にも関する
近年、飲食品、香粧品に対する嗜好は多様化の傾向にあ
り、これに伴い、従来にはないバラエティに富んだ新し
い各種の香気香味材料の開発が要望されている。
本発明者らは、上記事情にかんがみジメチル又はトリメ
チルシクロヘキシル誘導体で香気香味材料として有用な
物質の研究開発を行ってきた。その結果、上記式L4)
で表わされる従来文献未記載のジメチル又はトリメチル
シクロヘキシル誘導体が合成できることを発見し且つそ
の合成に成功した。
更に、本発明者らは、該式(A)化合物は、シトラス、
フルーティ、スフ9イシー、ウツディ、ウツディ、アー
シー、タバコ様、ファツテイ、カンファ一様の花香調の
香気香味を有し、工業的に容易且つ安価に製造でき、各
種の香料組成物の持続性香気香味賦与乃至改良補強剤と
して有用であることを発見した。
本発明の上記式(A)化合物は、従来香料物質として知
られている例えば、スミレ様香気を有する下記式(イ)
及びローズ様香気を有する下記式(ロ)(イ)    
      (ロ)で 表わされるα−イオノン弐〇)及びイソダマスコン式(
ロ)とは、一部構造類似であるが、意外にも全くニュア
ンスの違った持続性の優れた香気香味を有していること
が判明した。更に上記式(A)化合物は、各種の香料組
成物、例えば果実系、ローストナツツ系、スノクイス系
、柑橘系、ローストビーフ系、ミル系、脂肪系、洋酒系
、タバコ系、フラワー系、グリーン系、ムスク系、ウッ
ド系などの各種の香料組成物に配合して、持続性の香気
香味賦与乃至改良補強剤として利用できる有用な化合物
でアリ、又、上記式(、()化合物は、他の有機合成中
間体としても有用な新規化合物であることが分った。
従って、本発明の目的は、従来文献未記載の前記式(A
)化合物及びその製法を提供するにある。
本発明の他の目的は、前記式(、f)化合物を、有効成
分として含有することを特徴とする持続性香気香味賦与
乃至改良補強剤を提供するにある。
本発明の上記目的ならびに更に多くの他の目的ならびに
利点は以下の記載から一層明らかになるであろう。
本発明の式(A)に包含される下記式(A)−但し式中
、Zは上述したと同義、 で表わされるジメチルシクロヘキシル誘導体を合成する
Kは、市場で容易に入手できる例えば下記で表わされる
4、4−ジメチルシクロヘキサノンを例えばジメチルフ
ォルムアミド及びオキシ三塩化リンの存在下に反応させ
て、下記式(2)CL で表わされる2−クロル−5,5−ジメチル−6−ヘキ
セン−1−力ルパルプヒトを形成させ、次いで該式(2
)化合物をトリエチルアミン及びリンドラ−触媒の存在
下に接触還元反応させて、下記式3.3−ジ、lチルシ
クロへキサン−1−カルバルデヒドを形成させ、次いで
該式(3)化合物を例えばNMgx と接触させること
により、本発明の式(、()−1に包含される下記式(
4)で表わされる1−(3,3−ジメチルシクロヘキサ
ン−1−イル)−3−ブテン−1−オールを合成するこ
とができる。又、上記式(4)化合物を、例えばアセト
ン中、Jone’s 試薬で酸化することにより、本発
明の式(1) −Aに包含される下記式(5)で表わさ
れる1−(3,3−ジメチルシクロヘキサン−1−イル
)−3−ブテン−1−オンを合成することができる。又
、上記式(5)化合物を例えば有機溶媒中、酸触媒の存
在下に異性化させることにより、本発明の式(、()−
1に包含される下記式(6) で表わされる1−(3,3−ジメチルシクロヘキサン−
1−イル)−2−ブテン−1−オンを合成することがで
きる。又、上記で得られた前記式(3)化合物を、例え
ば、有機溶媒中、アルカリ触媒の存在下にアセトン又は
メチルエチルケト/と縮合することにより下記式本発明
の式(A)−1に包含される(7)又は下記式(8)で 表わされる1−(3,3−ジメチル−シクロヘキサン−
1−イル)−1−ブテン−3−オン(7)又はt−(a
、a−ジメチル−シクロヘキサン−1−イル)−2−メ
チル−1−ブテン−3−オン(8)を合成することがで
きる。上記反応を工程図で表わすと以下のように示すこ
とができる。
+1)         +21 +41         +71          
 (8161U 又、本発明の式(A)に包含される下記式(、()Z 但し式中、Zは上記したと同義 で表わされるトリメチルシクロヘキシル誘導体を合成す
るには、市場で入手容易な例えば下記式(1)′で表わ
される3、5.5−)サメチルシクロヘキサン−1−オ
ンを出発原料として、上述した式(A)−tを合成した
同様の方法により容易に合成することができる。この反
応の工程図を表わすと以下のように示すことができる。
(2)′ (6)′ 本発明の式(A)化合物に包含される化合物の具体例と
匂いの特徴を以下に示す。
式(A)−t −x−7i″ノー7i″ンー(8)′ 香気香味の特徴 ウツディ、フルーティ、グリーンで甘い花香調ファツテ
イ、オイル様で強い官さのある花香調フルーティ、ウツ
ディ、シトラス様で新鮮々花香調干じ瓢つツジイ、フル
ーティで甘さが強調された花香調アーシー、タバコ様、
スパイシーで重い感じの花香調香気香味の特徴 グリーン、フルーティで僅かにスノクイシー感のおる花
香調シトラス、ウツディでされやかな花香調グリーン、
カンファー、シトラス様で新鮮な花香調フルーティ、グ
リーンで僅かにカンファ感のある花香調フルーティ、シ
トラス、グリーンで非常にされやかな花香調本発明の式
(A)に包含される式(A)−1〔式(4)、式(5)
、式(6)、式(7)、式(8)〕及び式(A)−2〔
式(4)’、式(5)’、式(6)’、式ff)’、式
(8)’)の合成法について上述の工程図の例に従って
以下に詳細に述べる。
本発明の式(A)−1に包含される式(4)化合物を合
成するには、市場で容易に入手できる例えば、4.4−
ジメチルシクロヘキサノン式(1)を出発原料として3
工程で容易に合成することができる。
式(2)の3.3−ジメチル−6−クロル−6−へ−I
P−に/−1−カルバルデヒドを得るには、式(1)化
合物を例えば、ジメチルホルムアルデヒド及びオキシ三
塩化リンの存在下に反応温度が、例えば約−30°〜約
100℃程度の範囲で約O,S〜約約2特 することができる。
上記反応に用いるジメチルホルムアルデヒドの使用量と
しては、式(1)化合物に対して例えば約LO〜約10
モル程度の範囲の使用量を挙げることができる.又、オ
キシ三塩化リンの使用量としては、式(1)化合物に対
して例えば約1〜約10モル程度の範囲の使用量を例示
することができる。
反応終了後は、常法に従って後処理して式(2)化合物
を容易に得ることができる。
前記式(3)の3,3−ジメチルシクロヘキサン−1−
カルバルデヒドを合成するKは、例えば上述のようにし
て得ることのできる式(21化合物を例えば、トリエチ
ルアミ/及びす/ドラー触媒の存在下に接触水素還元す
ることにより、容易に式(3)化合物に転化することが
できる。この際、例えばメタノールの如き有機溶媒を使
用するのが好都合である。反応は、例えば水素圧1〜s
okg/a!,反♂温変約Ho’〜約40℃程度の範囲
で容易に行うことができる。反応終了後は、常法に従っ
て処理して式(3)化合物を容易に得ることができる。
本発明の式(4)化合物は、例えば上述のようにして得
ることのできる式(3)化合物を、例えばエーテルの如
き有機溶媒中、別に調製したアリルマグネシウムハライ
ド()\/M17X)と接触させることにより容易に合
成することができる。上記反応は、通常水冷下に例えば
、約10°〜約50℃程度の反応温度で約1〜約5時間
程度反応することにより容易に行うことができる。アリ
ルマグネシウムの使用量としては、上記式(3)化合物
に対して、例えば約1〜約5モル程度の範囲の使用量を
例示することができる。有機溶媒の使用量には、特別の
制約はなく適宜選択して行うことができるが、上記式(
3)化合物に対して、例えば約2〜約20重量倍程度の
範囲を挙げることができる。反応終了後は、常法に従っ
て処理して上記式(4)化合物を容易に得ることができ
る。
本発明の上記式(5)化合物を合成するには、上述のよ
うにして得ることのできる式(4)化合物を、例えば有
機溶媒中、市場で入手容易なJone’s試薬で酸化す
ることにより容易に合成することができる。
酸化反応は、例えば約106〜約50℃程度の範囲の温
度下にZofLe’s試薬を滴下しながら行うことがで
きる。反応時間は例えば約α5〜約24時間程度の範囲
で行うことができる。105g’g試薬の使用、量とし
ては、式(4)化合物に対して例えば、約2〜約3モル
程度の範囲を挙げることができる。有機溶媒としては、
例えばアセトンを挙げることかできる。アセトンの使用
量は、適宜選択すれば良く、例えば、式(4)化合物に
対して約3〜約50重景倍程度の範囲を例示することが
できる。反応終了後は、常法に従って処理することによ
り式(5)化合物     )を容易に得ることができ
る。
本発明の上記式(6)化合物を得るには、上述のように
して得ることのできる式(5)化合物を、有機溶媒中、
酸触媒の存在下に異性化させることにより容易に合成す
ることができる。異性化反応は、例えば約−1O℃〜約
150℃程度の温度範囲で約0、5〜24時間反応する
ことにより容易に行うことができる。上記酸触媒として
は、例えば、・々ラドルエンスルホン酸、硫酸、リン酸
、塩酸の如き酸が使用できる。これら酸の使用量は、適
宜選択して行うことができるが例えば、式(5)化合物
に対して約0.1〜約10重量−の程度の範囲を挙げる
ことができる。有機溶媒としては例えばトルエン、キシ
レン、ベンゼン、エーテル、THF1ヘキサンカどの如
き溶媒を例示することができる。これら有機溶媒の使用
量としては、式(5)化合物に対して例えば、約0.5
〜約100重景倍程度の範囲が例示できる。反応終了後
は、常法に従って処理して式(6)化合物を容易に得る
ことができる。
本発明の式(7)化合物を得るには、上記で得られた上
記式(3)化合物を、例えばアルカリ触媒の存在下にア
セトンと縮合することにより、式(7)化合物を容易に
合成することができる。反応は、アセトン還流下に例え
ば約0.5〜約24時間程度の範囲で容易に行うことが
できる。縮合反応に用いるアルカリ□触媒としては、例
えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリ
ウム、水酸化リチウムなどが例示できる。これらアルカ
リ触媒の使用量は、使用する触媒によって適宜選択すれ
ば良いが、例えば式(3)化合物に対して約0.01〜
約20重量−程度の範囲を例示することができる。反応
終了後は常法に従って処理を行って式(7)化合物を容
易に得ることができる。
本発明の式(8)化合物を得るには、上述の式(7)化
合物を合成する方法に於いて、アセトンの代シにメチル
エチルケトンを用いる他は、同様な方法で行って、式で
8)化合物を容易に合成することができる。
ついて)上述の工程図に従って以下に説明する。
本発明の式(A)−2(式(4)’、式(5)′、式(
6)′、式f7)’、式(8)りを得るには、上述の式
(A)−xを合成する方法に於いて、出発原料の上記式
(1)の414−ジメチルシクロヘキサノンの代シに上
記式(1)′の3 、5 、5− ) IJメチルシク
ロヘキサノンを用いた他は、式L411化合物を合成す
る方法と同様に行って容易に合成することができる。
本発明の新規化合物式(A)ジメチル又はトリメチルシ
クロヘキシル誘導体は、持続性香気香味賦与乃至改良補
強剤として有用であることが発見された。該式(A)化
合物は、シトラス、フルーティー、スノぐイシー、ウツ
ディ、ウッジイ、アーシー、タバコ様、ファツテイ、カ
ンファ一様の花香調の香気香味を有する新規化合物であ
って、特に各種の飲食品、香粧品類、保健・衛生・医薬
品などの香気香味賦与乃至改良補強剤として優れた持続
性及びユニークな香気香味を有する。
本発明の式(、f)化合物は、各種の合成香料、天然香
料、天然精油、合成精油、柑橘油などと良く調和し、式
(A)化合物を利用して新規な香料組成物が調製できる
。より具体的には、式(A)化合物を例えば、ベルガモ
ツト油、レモン油、ゼラニウム油、ラベンダー油、マン
ダリン油などの合成精油中に配合すると、天然精油が本
来有する香気香味にマイルドでこくがあシ且っ持続性ち
る改良効果を合成精油に賦与することができる。また、
例えば、オレンジ、ライム、レモン、グレープフルーツ
などの如き柑橘精油類;ラベンダー油、ベチバー油、シ
ダーウッド油、シトロネラ油、ゼラニウム油、ラバンジ
ン油、サンダル油がどの如き天然精油;に対しても良く
調和し、その精油の特徴を強調することができ、まろや
かでこくがあり天然らしさを有し、加えてすぐれた持続
性のある新規な香料組成物を調製することができる。更
に、例えば、各種合成香料、天然香料、天然精油、柑橘
油などから調整される例えば、ストロベリー、レモン、
オレンジ、グレープフルーツ、アップル、パイナツプル
、バナナ、メロン彦どの如きフレーバー組成物に配合す
るとマイルドでこくのある天然らしさかあり且つ持続性
の強調された香料組成物が調製できる。上記式(、f)
化合物の配合量は、その目的及び配合される香気香味組
成物によっても異なるが、例えば、一般的には全体の約
o、ooi〜約30重量%程度の範囲を例示することが
できる。
斯くして、本発明によれば、式(A)化合物を有効成分
としてなる持続性香気香味賦与乃至改良補強剤が提供で
き、核剤を利用して、式(A)化合物を香気香味成分と
して含有することを特徴とする飲食物類、式(A)化合
物を香気成分として含有することを特徴とする香粧品類
、式(A)化合物を香気香味成分として含有することを
特徴とする保健・衛生・医薬品類等を提供することがで
きる。
例えば、果汁飲料類、果実酒類、乳飲料類、炭酸飲料の
如き飲料類;アイスクリーム類、シャーベット類、アイ
スキャンデー類の如き冷菓類;和・洋菓子類、ジャム類
、チューインガム類、・9ン類、コーヒー、ココア、紅
茶、お茶の如き嗜好品類;和風スープ類、洋風スープ類
の如きスープ類;風味調味料、各種インスタント飲料乃
至食品類、各種スナック食品類などに、そのユニークな
香気香味賦与できる適当量を配合した飲食物類を提供で
きる。又例えば、シャンプー類、ヘアクリーム類、ポマ
ード、その他の毛髪用化粧料基剤;オシロイ、口紅、そ
の他の化粧用基材や化粧用洗剤類基剤などに、そのユニ
ークな香気を賦与できる適当量を配合した化粧品類が提
供できる。更に又、洗濯用洗剤類、消毒用洗剤類、防臭
洗剤類、室内芳香剤その他各種の保健・衛生用洗剤類:
歯みがき、ティッシュ−、トイレットペー79−などの
6徨の保健・衛生材料類;医薬品の服用を容易にするた
めの矯味、賦香剤など保健・衛生・医薬品類に、そのユ
ニークな香味を賦与できる適当量を配合もしくは施用し
た保健・衛生・医薬品類を提供できる。
以下に実施例を掲げて、本発明の式(A)化合物の製造
例及び利用例についての数態様を、更に詳細に説明する
実施例1 2−クロル−5,5−ジメチル−1−シクロヘキセ7−
1−カルバルデヒド式(2)の合成。
11四つロフラスコにDMF’(011,クロロホルム
130gを仕込み、氷水浴にて冷却し内温に10℃に保
つ。この中にオキシ塩化リン<pocta)80J9 
(0,52m01g)t−ゆっくりと滴下する(滴下時
間35分、滴下反応温度10〜20)。
滴下終了後更に30分攪拌を続ける。次にこの中KDi
mathyl Kgto%g(41601(0,476
mole)を滴下する(滴下時間10時間、滴下反応温
度lO〜40℃)。滴下終了後加温を行ない68℃にて
Raflxz3時間反応する0反応液を再び冷却、この
中に酢酸ナトリウム142J’、水3571の溶液を加
える。続いて加熱することKより1時間還流を行ない反
応を終了する。油層を分離、水層を塩化メチレン抽出し
油層と合わせる。油層を水     1洗、ソーダ灰洗
、Nα、CO,乾燥処理後溶媒を回収残液を酢酸ナトリ
ウムo、 5 IIとともに減圧下蒸留することによシ
2−クロルー5,5−ジメチル−1−シクロヘキセン−
1−カルパルデヒ)’5ONを得る(沸点70〜75℃
/ 3 m Hg 、収率61チ)。Re5idua 
111゜ 実施例2 3.3−ジメチル−シクロヘキサン−1−カルバルデヒ
ド式(3)の合成。
11オートクレーブ中に式(2)化合物15579(o
、sv−ル)、トリエチルアミ/109.9(108モ
ル)、リンドラ−触媒7.51及びメタノールを全容量
が500−になるように仕込む。水素圧1〜30ゆ/d
、反応温度25°+3℃の条件下、水素吸収が認められ
なくなる迄反応を行う。反応終了後、未反応の消失を確
認した後、触媒を口別分離し、水ll中に反応生成物を
注入し、エーテル(500dX2)抽出を行う。抽出液
を希塩酸水洗(500wtX2)、食塩水洗浄、炭酸水
素ナトリウム水溶液洗浄を順次行う。次いで硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を留去後減圧下に蒸留して沸点7
8〜80℃/ 20 wmHgを有する式(3)化合物
es#(r=tss)を得九。
実施例3 l−(3,3−ジメチルシクロヘキサン−1−イル)−
3−ブテン−1−オール式(4)の合成。
50G−フラスコに金属マグネシウム7.21゜乾燥エ
ーテル10G−を仕込み激しく攪拌を行なう。この中に
アリルクロ2イドxs、2y(a2s2y)と乾燥エー
テルtSO−の溶液を滴下しグリニヤール試薬を調整す
る。次にこの中に式(田化合物28F(a2%#)と乾
燥エーテkloOIIItの溶液を水冷下に滴下反応す
る(2g’〜3G’C11時間)。
滴下終了後30分攪拌を続は反応を終了する。
反応液を塩化アンモニウム水溶液中に注入する。
エーテル層を分離、食塩水洗浄後、硫酸マグネシウムで
乾燥処還を行なう。エーテルを回収後残液を減圧下に蒸
留して沸点so’〜85℃(3wHg)を有する式(4
)化合物221(Y=60チ)を得た。
実施例4 l−(3,3−ジメチルシクロヘキサン−1−イル)−
3−ブテン−1−オン式(5)の合成。
500−フラスコに式(4)化合物21.9(0,11
5モル)、アセトン1’1511を仕込む。この中にジ
ョーンズ試薬6?l1(Cry、1511.%H101
7g、H,504259)を15°〜20℃の滴下反応
温度で加える。終了後、未反応の消失を確認し、過剰の
Cr(lをイングロビルアルコールを加え還元する。そ
の後固型物を除去し、アセトン溶液に炭酸ナトリウムを
加え中和処理な行ない、アセトンを留去後、減圧下に蒸
留して沸点77〜79℃/2WHσを有する式(5)化
合物1&511(Y=88%)を得た。
実施例5 l−(3,3−ジメチルシクロヘキサン−1−イル)−
2−ブテン−1−オン式(6)の合成。
式(5)化合物18g、トルエン1501、ノ々ラドル
エンスルホン酸o、sIIをフラスコ中に仕込ミ95℃
で3時間異性化反応を行う。終了後冷却し、炭酸水素ナ
トリウム水溶液で中和する。トルエンを留去後、減圧下
に蒸留して沸点78c′〜80℃/2−HQを有する式
(6)化合物15Ii(1’=73慢)を得た。
実施例6 l−(3,3−ジメチルシクロヘキサン−1−イル)−
1−ブチ/−3−オン式(7)の合成。
フラスコにアセトン10019(1,’r2モル)、3
チ水酸化バリウム水溶液12yを仕込み、アセトンを還
流させながらこの中に式(3)化合物28.9(0,2
モル)とアセトン28jl(0,48モル)の混合溶液
を滴下反応する(1時間)。滴下後頁に60°〜62℃
で5時間反応を行ない終了する。
終了後50チ硫酸水溶液を加え中和する。アセトンを留
去後、残液にトルエン100J’を加え、水洗浄を行な
う。トルエン層に・9ラドルエンスルホン酸11を加え
1時間還流してアルドール体の脱水を行なう。終了後炭
酸ナトリウム水溶液で中和洗浄を行ない、トルエンを留
去後、減圧下に蒸留して沸点90°〜91℃(2mHσ
)を有する式(7)化合物221(Y=so%)を得た
実施例7 t−(a、a−ジメチルシクロヘキサン−1−イル)−
2−メチル−1−ブテン−3−オン式(8)式(7)化
合物5611メチルエテルケトン15011水酸化バリ
ウム水溶液18g、パラトルエンスルホン酸lIiを用
いて実施例60式(7)化合物のの合成と同じ操作を行
うことによシ、沸点94゜〜95℃(zwxHy)を有
する式(8)化合物59.F(r=78チ)を得た。
実施例8 2−クロル−4,4,61リメチル−1−シクロヘキセ
ン−1−カルバルデヒド式(2)′の合成。
実施例1に於いて、原料として用いた4、4−ジメチル
シクロヘキサン−1−オン式(1)の代りに、2−クロ
ロ−4,4,6−)リメチルーi−7クロヘキセ/−1
−カルバルデヒドを用いて、実施例1と同一操作を行う
ことKより沸点69°〜71℃72 M HIを有する
式(2)′化合物5sl(Y=63%)を得た。
実施例9 2.4.4−1メチル−シクロヘキサン−1−カルバル
デヒド式(3)′の合成。
式(2)′化合物を用いて、実施例2と同一操作を行う
ことにより沸点78°〜80°G/ 20 wsHrt
を有する式(3)′化合物tosy(y=ss%)を得
た。
実施例10 1−(2,4,4−トリメチルシクロヘキサン−1−イ
ル)−1−ヒドロキシ−3−ブチ7式(4)/の合成。
式(3)′化合物を用いて、実施例3と同一操作を行う
ことにより沸点78°〜80℃/ 2 tm Hgを有
する式(4)′化合物32g(Y=82チ)を得た。
実施例11 1− (2、4、4−) +)メチルシクロヘキサン−
1−イル)−3−ブテン−1−オン式(5)′の合成。
式(4)′化合物を用いて、実施例4と同一操作で行っ
て沸点73°〜74°C/ 1.5 wx Hgを有す
る式(5)′化合物19Jl(]’=83チ)を得た。
実施例12 1−(2,4,4−トリメチルシクロヘキサン−1−イ
ル)−2−ブテン−1−オン式(6)′の合成。
式(5)′化合物を用いて、実施例5と同一操作を行う
ことにより、沸点74°〜75℃/ 1.5 m Hg
を有する式(6)′化合物15N <Y=’l 8チ)
を得た。
実施例13 1−(2,4,4−トIJメチルシクロヘキサンー1−
イル)−1−ブテン−3−オン式(7)′の合成。
式(6)′化合物を用いて、実施例6と同一操作で行っ
て沸点94°〜95℃/2WHgを有する式     
)(7)′化合物2511(Y=65%)を得た。
実施例14 1−(2,4,4−)!Jメチルシクロヘキサンー1−
イル)−2−メチル−1−ブテン−3−オン式(8)′
の合成。
式(7)′化合物を用いて、実施例7と同一操作で行っ
て沸点92°〜93℃/II111Hgを有する式(8
)′化合物32g(Y=77チ)を得た。
実施例15 リラタイプの香気組成物を下記の各成分(重量部)で混
合することによって製造した。
フェニルエチルアセテート10 シンナミックアルコール    40 ターピネオール        130シクラメンアル
デヒド      10へりオトロビン       
 50 シンナミルアセテート      10カーネーシヨン
20 リナロール            30インドール 
          2 ステイラツクスレジノイド   30 イランイラン          10ヒドロキシシト
ロネラール  290 ベンジルアセテート       20アニスアルデヒ
ド       20 アメソリユートジヤスミン    20フエニルエチル
アルコール  278 アニスアルコール       30 上記組成物10(lに1−(3,3−ジメチルシクロヘ
キサン−1−イル)−3−ブ7ンー1−オール式(4)
を8IIを混合し香気組成物を製造した。
このものの香気は、ウツディ、グリーン感が強調され甘
味のある従来にない新規なりラタイグの香気を有してい
た。上記式(4)の代シに1−(3,3−ジメチルシク
ロヘキサン−1−イル)−2−プテン−1−オン式(6
)、1−(3,3−ジメチルシクロヘキサン−1−イル
) −1−ブテン−3−オフ式(7)、1−(2,4,
4−トリメチルシクロヘキサン−1−イル)−3−ブテ
ン−1−オン式(5)′のそれぞれを上記組成物100
.9にIONを混合し香気組成物を製造した。そのいず
れの香気組成物もウツディ感が強調されていたが、式(
6)を混合した組成物は、シトラス感が幾分あり、文武
(7)を混合した場合は幾分重い感じがあり、文武(5
)′の場合は、されやかさが強調されていた。いずれも
従来にない新規なリラタイプの香気を有していた。
実施例16 ヒヤシンス系の香気組成物を下記の各成分(重量部)で
混合することによって製造した。
フェニルアセトアルデヒド       100シンナ
ミツクアルコール        150ヒヤシンスア
ブソリユート20 フェニルエチルアルコール       100α−イ
オノン               30ベンジルプ
ロピオネート          70イランイラン油
              20アミルシンナミツク
アルデヒド      50イソオイrノール    
          40ベンジルアルコール    
      Zo。
ジメチルベンジルカルビノール      30ガルパ
ナムレジノイド          50フエニルアセ
トアルデヒドジメチル アセタール               80ラウリ
ルアルコール           20ネロール  
              80ヘリオトロぎン  
           60上記組成物1001に1−
(3,3−ジメチルシクロヘキサン−1−イル) −3
−ブテン−1−オン式+515.9を混合し香気組成物
を製造した。このものの香気は、グリーン感が強調され
た新鮮な従来にない新規なリラタイプの香気組成物であ
った。上記式(5)の代りに、1−(2,4,4−トリ
メチルシクロヘキサン−1−イル)−3−ブテン−1−
オン式(4)′、1− (2−4+ 4−トリメチルシ
クロヘキサン−1−イル)−2−7’テン−1−オン式
(6)′、1−(2,4,4−)ジメチルシクロヘキサ
ン−1−イル)−1−ブテン−3−オン式(7)′のそ
れぞれを用いて上記と同様にして香気組成物を製造した
。これらの香気はトップノート(先立ちの香気)が非常
に新鮮でおり、いずれも従来にない新規なリラタイプの
香気を有する新規組成物であった。
実施例17 ・ぞイナツプル様香気香味成分として下記の各成分(束
切を混合した。
エチルアセテート            300エチ
ルブチレート            250イソアミ
ルアセテート          100イソアミルバ
レレート           55イソ酪酸    
            70イソ吉草酸      
         30アリルカプロエート     
       35エチルカプロエート       
     20エチルカグリレート         
   15イソアミルアルコール          
35ジエチルマロネート            30
シトラール                  15
リナロール                   5
マルトール                20上記
組成物100011に1−(3,3−ジメチルシクロヘ
キサン−1−イル)−2−メチル−1−ブテン−3−オ
ン209を加えることにより、天然のノソイナツプルを
想起させる従来にない非常にすぐれた新規なパイナツプ
ル香気香味組成物が得られた。
外1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式(A) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(A) 但し式中、Xは水素原子又は基Zを示し、 YはXが水素原子の場合には基Zを示し且 つXが基Zの場合にはメチル基を示し、 ここで、基Zは▲数式、化学式、表等があります▼、▲
    数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼及び▲数式、化学式、表等があります
    ▼ よりなる群からえらばれた基を示す、 で表わされるジメチル又はトリメチルシクロヘキシル誘
    導体。
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