JPS6098523A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS6098523A
JPS6098523A JP20699583A JP20699583A JPS6098523A JP S6098523 A JPS6098523 A JP S6098523A JP 20699583 A JP20699583 A JP 20699583A JP 20699583 A JP20699583 A JP 20699583A JP S6098523 A JPS6098523 A JP S6098523A
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JP
Japan
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layer
magnetic
parts
binder
polyurethane
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Application number
JP20699583A
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English (en)
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Shigeru Akutsu
阿久津 茂
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、産業上の利用分野 本発明は、磁気テープ、磁気シート、磁気ディスク等の
磁気記録媒体に関するものである。
λ 従来技術 一般に、磁気記録媒体は、磁性粉とバインダー等を含む
磁性塗料を支持体上に塗布−乾燥して製造される。 そ
して、高品質化のために近時、磁性層とは反対側の支持
体面上に非磁性粉末をバインダーで固めてなるバックコ
ート層(以下、BC層と略す。)が施されるようになっ
た。 即ち−Be層の存在によって−例えば磁気テープ
をリール上に巻回したときの磁性粉の粉落ちの防止及び
テープ巻き状態の安定化、テープ走行性の向上環を図る
ことができる。 また、BO2中に非磁性粉末を含有さ
せることによって、BC層の表面が適度な表面粗さに設
定でき、テープデツキ側のガイドピン等に対するテープ
摺接時に、その擦れ合いからBC層を保護しズテープ走
行耐久性を上げることかできる。
近時、磁気テープには長時間記録、再生の性能が要求さ
れ、その支持体が薄型化する一途をたどっており、また
記録の高密度化によって表面粗さの出力(特にキャリア
ノイズ)への影響が犬キ<なっている。 ところが、支
持体の薄型化及び表面平滑化のいずれも一摩擦係数の増
大を招くために−BC層として摩擦係数の小さいものが
要求される。
従来〜この80層に含有せしめる非磁性粉末として、例
えば特開昭57−130234号公報明細書に記載され
ているように−モース硬度2.5以上の無機質粉末が知
られている。 しかしながら、この公知の無機質粉末は
、モース硬度が2.5以上(例えば3.0)と大きく硬
すぎるため、80層の滑り性が悪くなり〜不適当である
。 従って、滑り性を良くするには、80層の表面粗度
を大きくし、或いは脂肪酸エステル等の潤滑剤を添加し
なげればならない。 ところが−表面粗度を大きくすれ
ば、キャリアノイズ(搬送波に入るノイズ)が増加し、
出力特性が劣化してしまう。 またへ潤滑剤を添加した
場合、その作用で層が粘着性を帯びてテープの貼付き現
象が生じたり〜また潤滑剤が可塑剤として作用して膜強
度の低下へ浸み出しくブルーミング)ICよる磁気ヘッ
ドの汚損等を生ぜしめてしまう。
こうした欠点は一既に提案されている他の磁気記録媒体
(例えば特開昭57−126081号公報明細書による
もの)Il′cおいても同様に生じる。
一方−BC層において上記非磁性粉末を結合せしめるバ
インダーとしてポリウレタンを使用することが考えられ
る。 しかし通常のポリウレタンは粘着性を呈し、80
層の摩擦係数を増大せしめ、走行不良の原因となる。
3 発明の目的 本発明の目的は、80層又はオーバーコート(OC)層
においてその表面粗さを大きくせずに滑り性を向上させ
てキャリアノイズ等の出力特性を良好にし一膜強度を低
下させないで走行耐久性を向上させへかつ粘着性を生せ
しめないで貼付き、スティックスリップ等を防止するこ
とにある。
4、発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、支持体上に磁性層が設けられ、かつ前
記磁性層とは反対側の支持体面上のバックコート層(B
e層)と前記磁性層上のオーバーコート層(OC層)と
の少なくとも一方が設げられている磁気記録媒体におい
て、シリコン変性ポリウレタンと−モース硬度が2.5
未満である非磁性粒子が前記80層及び/又はOC層に
含有されていることを特徴とする磁気記録媒体に係るも
のである。
本発明によれば、Be層及び/又はOC層に含有される
非磁性粒子のモース硬度を25未満としているので一非
磁性粒子が適度な柔かさを有し、Be層又は00層の滑
り性が良くなる。 このため、表面を粗さなくても充分
な潤滑性を出すことができるので、ジッター値や出力変
動が少なくなる上に、キャリアノイズの減少等の出方向
上が得られる。 しかも、上記非磁性粒子の含有によっ
て−BC層又はOC層中への潤滑剤の添加が不要となる
か或いは少量で済むので、膜強度が大きくなって走行耐
久性が向上し〜かつ粘着性が抑えられて貼付き、スティ
ックスリップが生じなくなる。
こうした顕著な作用効果を得るには、上記非磁性粒子の
モース硬度は1以上、2.5未満とするのがよく、1〜
2とするのが更によい。
また、使用する非磁性粒子としては一窒化ホウ素、カー
ボンブラック、グラファイト、二硫化タングステンー二
硫化モリブデン〜タルク、カオリン、硫酸カルシウム、
ウンモ等からなるものが使用可能である。 これらのう
ち〜へき(臂)間柱を有するもの、例えば窒化ホウ素〜
グラファイト、二硫化タングステンー二硫化モリブデン
、ウンモは、特定の方向又は面に沿ってへき開面を有し
ているので一外力(特にテープガイド等による走行方向
への摩擦力)が加わったときにへき開面で適度にずれが
生じ、これが80層又はOC層の摩擦係数の低下に効果
的に寄与し一走行時の滑り性を更に向上させることKな
る。 また、カーボンブラックを使用した場合、80層
又はOC層の帯電防止効果が得られ、望ましい。
こうした非磁性粒子を結合せしめるのKBC層又はOC
層のバインダーとして、シリコン変性ポリウレタンを使
用していることが重要である。
即ち、シリコン変性ポリウレタンは粘着性に乏しいため
K、このポリウレタンと前記非磁性粒子とをBC層又は
oc層忙添加すること姉よって一潤滑剤を用いなくても
磁気記録媒体の滑り性が更によくなるだけでなく、ブリ
ードアウト、析出、バックコート層と磁性層の粘着がな
くなる。
更に、本発明は、支持体上に磁性層が設けられ、かつ前
記磁性層とは反対側の支持体面上のバックコート(30
層)と前記磁性層上のオーバーコート層(OC層)との
少なくとも一方が設げられている磁気記録媒体において
、シリコン変性ポリウレタンと、骨間性のある非磁性粒
子が前記BC層及び/又は前記OC層に含有されている
(望ましくは前記層に加わる外方(又はその分力)が前
記非磁性粒子の骨間面に沿っ【作用するように前記非磁
性粒子が分布せしめられている)ことを特徴とする磁気
記録媒体も提供するものである。
これKよれば、BC層又はOC層に含有される非磁性粒
子が臂(へき)間柱な有しているので、外力(特にテー
プガイド等による走行方向への摩擦力)が加わったとき
Kへき開面で適度忙ずれが生じ、これが層の摩擦係数の
低下に効果的に寄与し、走行時の滑り性を充分に向上さ
せることKなる。 特K、非磁性粒子のへき開面が少な
くとも部分的に層の面方向(即ち走行方向)に配向して
いると、上記滑り性をより効果的に発揮せしめることが
できる。 こうした滑り性は粒子のへき間柱に基くもの
であるため圧、粒子の硬さへ特にモース硬度が比較的大
きくても(例えば2.5以上でも)層の摩擦係数が充分
に低下せしめられる。
単にモース硬度が25以上である非磁性粒子を用いた場
合は粒子が硬すぎ、却って摩擦係数の増大及び走行キズ
等が発生して不適当なものとなるが、本発明ではたとえ
硬い粒子でもへき間柱のあるものを使用することによっ
て上記の問題点を解消することができるのである。
へき間柱な有する上記粒子としては、例えば窒化ホウ素
−グラファイト、二硫化タングステンヘ二硫化モリブデ
ンーウンモ等がある。 これらに併用して、BC層又は
OC層中建カーボンブラックを含有せしめると、層の帯
電防止効果が得られ、望ましい。
5、実施例 以下、本発明を実施例について更に詳細に説明する。
本発明による上記の非磁性粉末を含有する層は−例えば
第1図に示すようK、支持体1の磁性wI2とは反対側
の面に設げられたBC層3である。
上記したモース硬度25未満の(若しくはへき間柱のあ
る) M o 82等の非磁性粉をBC層3に含有せし
めれば−BC層の表面を適度に荒らして(マット化して
)表面性を改良でき、またカーボンプラ・′りの場合に
はBC層に導電性を付与して帯電防止効果が得られる。
 カーボンブランクと他の非磁性粉とを併用すると表面
性改良(走行性の安定化)と導電性向上の双方の効果が
得られ、有利である。 また、非磁性粉としてグラファ
イト等のへき間柱のあるものを含有せしめれば、BC層
の滑り性が更に良くなる。 但、BC層30表面粗さは
、表面凹凸の中心線の平均粗さ又は高さくRa)を0.
005〜0.11tm、望ましくは0.0251tm以
下とし、また最大粗さくRmax)を0.05〜0.8
0μmとするのがよい。Raについては、第3図に示す
データから一りロマS/Nを良好にする上でRa≦0.
025μとするのが望ましいことが分る。 Ra又はR
maxの値が小さすぎると走行安定性、テープ巻回時の
巻き姿が不充分となり、また大きすぎるとBC層から磁
性層へ転写(テープ巻回時)が生じて表面が更に荒れて
しまう。
なお、BC層3中の充填剤(非磁性粉を含む)の平均粒
径は、上記表面粗さを得るために1μm以下、好ましく
は0.5μm以下とするとよい。 また、BC層3の塗
布・乾燥後の膜厚は0.1〜3.0μm〜好ましくは1
μm以下がよい。非磁性粉のBC層5中への添加量は一
般に1〜700mg/m”、好ましくは5〜400 [
[1g/がとする。
本例では、BC層3のバインダーとしてシリコン変性ポ
リウレタンを使用する。 このシリコン変性ポリウレタ
ンは、ポリウレタン一般の特長(即ち反復して加わる応
力又は屈曲に耐えて機械的に強靭であり−かつ耐摩耗性
、耐候性が良好である。)を有している上に、粘着性が
なく、摩耗係数の小さいものである。
こうしたシリコン変性ポリウレタンは、活性水素化合物
として少なくとも1つのシロキサン結合を有する活性水
素化合物、たとえば、下記一般式(1)のポリシロキサ
ンジオールを用い、これをイソシアネートと反応させた
重合体がよい。
すなわち、ポリシロキサンジオールは、一般式1式% (ただし〜Rは炭素原子数1〜20個のアルキレン基、
Yl、Y2はアルキル基又はアリール基であり、Ylと
Y2は同一でも異なっていてもよく、nは一般式〔夏〕
の化合物の平均分子量が150〜10,000となるよ
うな実数である。)で示されるポリジメチルシロキサン
ジオールである。
Yl、Y2としてはメチル基、フェニル基が好ましく、
特にメチル基が望ましい。
一般式(1)で示される炭素原子数1〜20個のアルキ
レン基(R)としてはメチレン、エチレン、プロピレン
、ブチレン、ヘキシレン、オクチレン、ドデシレン基な
どである。 また、一般式〔■〕で示されるポリシロキ
サンシカルビノールの分子JIの好ましい範囲は500
〜i o、o o oであって、その中でも特K、1,
000〜6,000のものが好ましい。
この他、Y、Y、として特に好ましいメチル基の一部が
炭素原子数2〜30個のアルキル基、ハロアルキル基、
シアノアルキル基、アリルアルキル基、ビニル基−アク
リル基などのアルケニル基、アリル基、アルキルアリル
基、アルケニルアリル基、ハロアリル基から選ばれた1
種又は2種以上の基で置換されている化合物−あるいは
水素又はハロゲンで置換されている化合物を使用しても
よ(′10 イソシアネートを示すと表−1に示すような化合物が例
示できる。
表−1 活性水素基の合計数1に対してインシアネート基の数が
0.85以下又は1.1以上の割合でつくられたシリコ
ン変性ポリウレタンの機械的物性は低下する場合があり
、80層に用いる場合は走行性が不安定になる場合があ
る。
このようにして得られたシリコン変性ポリウレタンの数
平均分子量が80層に用いる場合、重要であって、s、
 o o o〜200,000の範囲のものが好まし4
仁すlハi−Zぢ、ooo f張フめ)じ県殻2訃氏後
に、滲み出し、粘着トラブルを生じ易い。 平均分子量
が200,000より大きいと、塗布液の粘度が高くな
りすぎて均一な塗布が困難になる。
ポリウレタンの中で、イソシアネートと反応する活性水
素化合物(例えばポリオール、ポリオールポリエステル
やグリコール成分等)Kよって形成されている部分にあ
るシロキサン結合を有する活性水素化合物(例えばシロ
キサン結合を有するグリコール成分等)の含有量が1〜
50重量−の範囲のものが望ましく、特に好ましいのは
5〜25重量%の範囲のものである。 シロキサン結合
を有する活性水素化合物の割合が、シリコン変性ポリウ
レタンにおいて1重量%以下であると、記録媒体を形成
したとき滑り性が不足し、50重量%を越えると、記録
媒体の膜強度(たとえば引っ張りに対する。)を低下さ
せる場合がある。 この態様を示すと、第4図のごとく
なる。 第4図の横軸はシリコン変性ポリウレタンの原
料である、シロキサン結合を有する活性水素化合物の重
量%であり、縦軸のうち、左側のA軸は当該ポリウレタ
ンの引っ張り強度を示し、右側のB軸は磁気記録媒体に
形成したときの滑りやすさを示す。
第4図から、シリコン変性ポリウレタンの原料である、
シロキサン結合を有する活性水素化合物の割合が1重量
%以下であると、磁気記録媒体を気記録媒体の膜強度(
例えば引っ張りに対する)を低下させる場合がある。
本発明の磁気記録媒体のBe層に使用できるシリコン変
性ポリウレタンの機械的強度は、日本工業規格JIS−
に6301に規定する試験測定により、伸び=2〜1.
000チ 引っ張り強度: 10〜650 kg/c+aである。
 また、後述するように磁気記録媒体としたときのBC
層側の摩擦係数は0.19〜0.30の範囲のものが好
ましい。 ただし、この摩擦係数の測定は直径4InI
nのステンレス製の固定ピンに磁性層側を接触させて1
80度巻きっげ、固定ビンに対して入口側張力を50#
に保ち、テープ速度3、3 cm 7秒における出口側
の張力を測定し、下記式から摩擦係数μをめた〇 また、シリコン変性ポリウレタンは、通常のポリウレタ
ンにはみられぬ低い摩擦係数を示すので、他のバインダ
ーと併用しないで単独でも使用できるが、他のバインダ
ーと併用すれば、接着性、耐久性等が向上し、好ましい
他のバインダー/シリコン変性ポリウレタンの配合重量
比は98/2〜25/75の範囲で使用することが好ま
しい。
他のバインダーの配合比が98/2を越えると、摩擦係
数が十分低下せず、粉落ち、けずれ等が起りやすくヘ 
ドロップアウト増大の原因となることがある。
これに反し、シリコン変性ポリウレタンが25/75よ
りも多くなると、バッキング層が「べたつき」を生じ、
リールに巻かれた状態で保存するとき、周囲雰囲気の温
湿条件により、磁性層とバッキング層が貼り合わされる
ことがある。
これらの関係をm個のバインダーとして部分加水分解塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体を例にとって、表−2に
示す。
表−ま ただし、表−2中−磁性層と80層の粘着は、長さ1m
の磁気記録媒体(テープ)を径36mmの硝子管K 1
.5 kgの荷重をかげて巻き取りへ45℃、80チ(
相対湿度)の雰囲気に4時間、ついて室温に24時間放
置後の粘着状況を目視で観測し判断した。
また、BCliと支持体との接着性は、BC層表面にセ
ロハンテープを一定の圧力で貼りつげ、これを一定の力
で垂直方向に引き剥がし、Be層の剥がれ具合を目視で
判断した。
たとえば、本発明の30層においては、バインダーとし
て上記のシリコン変性ポリウレタンの他に、繊維素系樹
脂および/又は塩化ビニル系共重合体又はポリエステル
樹脂を含有せしめれば、30層に適用する場合に、磁性
層との粘着を防ぐことができる。 ただし、繊維素系樹
脂および/または塩化ビニル系共重合体のみでは層が硬
くなりすぎるが、これは上述のシリコン変性ポリウレタ
ンの含有によって防止できる。
使用可能な繊維素系樹脂には一セルロースエーテル、セ
ルロース無機酸エステル、セルロース有機酸エステル等
が使用できる。 セルロースエーテルトシては、メチル
セルロースへエチルセルロース−プロピルセルロースへ
イソプロピルセルロース、ブチルセルロース、メチルエ
チルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、
エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、カルボキシメチルセルロースQナトリウム
塩、ヒドロキシエチルセルロース、ベンジルセルロース
、シアノエチルセルロース、ビニルセルロース、ニトロ
カルボキシメチルセルロース、ジエチルアミノエチルセ
ルロース、了ミノエチルセルロース等が使用できる。 
セルロース無機酸エステルとしては、ニトロセルロース
、硫酸セルロース、燐酸セルロース等が使用できる。 
また、セルロース有機酸エステルとしては、アセチルセ
ルロース、グロピオニルセルロース、ブチリルセルロー
ス、メタクリロイルセルロース、クロル了セチルセルロ
ース、β−オキシグロビオニルセルロース、ベンゾイル
セルロース、p−)ルエンスルホン酸セルロース、アセ
チルプロピオニルセルロース、了セチルブチリルセルロ
ース等が使用できる。 これら繊維素系樹脂の中でニト
ロセルロースが好ましい。 ニトロセルロースの具体例
としては、旭化成(株)製のセルツバn T H1/ 
2−ニトロセルロースS L −1カ挙ケラレル。 ニ
トロセルロースの粘度(J I S、 K −6703
(1975)に規定されているもの)は20〜1/64
秒であるのが好ましく、特に1〜1/4秒が優れている
この範囲外のものは〜膜付及び膜強度が不足する。
また、使用可能な上記の塩化ビニル系共重合体としては
、 C! で表わされるものがある。 この場合、におげろ!およ
びmから導き出されるモル比は、前者ツユニットについ
ては95〜50モル%テア’)、後者のユニットについ
ては5〜50モルチである。
また、又は塩化ビニルと共重合しうる単量体残基を表わ
しへ酢酸ビニル、ビニルアルコール、無水マレインV、
W、水マレイン酸エステル、マレイン酸−マレイン酸エ
ステル−塩化ビニリデンへアクリロニトリル、アクリル
酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸
エステル−プロピオン酸ビニル、グリシジルメタクリレ
ート、グリシジルアクリレートからなる群より選ばれた
少なくとも1種を表わす。i+m)として表わされる重
合度は好ましくは100〜600であり、重合度が10
0未満になると粘着性を帯びやすく、600を越えると
分散性が悪くなる。 上記の塩化ビニル系共重合体は一
部分的に加水分解されていてもよ(・。
塩化ビニル系共重合体として、好ましくは、塩化ビニル
−酢酸ビニルを含んだ共重合体(以下、「塩化ビニル−
酢酸ビニル系共重合体」と(・う。)が挙げられる。 
塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体の例としては、塩化
ビニル−酢酸ビニルアルコール、塩化ビニル−酢9ビニ
ルー無水マレイン酸−i化ビニル−酢酸ビニル−ビニル
アルコール−無水マレイン酸、塩化ビニル−酢酸ビニル
−ビニルアルコール−無水マレイン酸−マレイン酸の各
共重合体等が挙げられ、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重
合体の中でも、部分加水分解された共重合体が好ましい
。 上記の塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体の具体例
としては、ユニオンカーバイト社製(F) [VAGH
J、[VYHHJ、「VMCHJ、覆水化学(株)製の
[エスレックAJ〜[エスレツクA−54、「エスレッ
クC1−rエスレックM」、電気化学工業(株)製の[
デンカビニル1000GJ、「デンカビニ#1000W
J等が使用できる。
また、上記の塩化ビニル系共重合体と繊維素系樹脂をと
もに併用する場合は任意の配合比で使用されてよいが一
重量比処して塩化ビニル系樹脂:繊維素系樹脂を90/
10〜5/95とするのが望ましく、so/zo〜10
/90が更に望ましいことが確認されている。 この範
囲を外れて、繊維素系樹脂が多くなると(上記重量比が
5/95未満)、べた付きが発生し易くなって表面性が
悪くなることがあり、ドロップアウトを起し易くなるこ
とがある。 また、塩化ビニル系共重合体が多くなると
(上記重量比が90710を越えると)、非磁性粉の分
散不良を生じ易くなることがある。
また、B、C層のバインダー組成全体については、上述
のポリウレタンと、その他の樹脂(繊維素系樹脂および
/または塩化ビニル系共重合体との合計量)との割合は
、重量比で90/10〜50150であるのが望ましく
、85/15〜60/40が更に望ましいことが確認さ
れている。 この範囲を外れて、ポリウレタンが多いと
分散不良が生じ易くなってジッターが大きくなり易く、
またその他の樹脂が多くなると表面性不良となり易く、
特に60重量%を越えると塗膜物性が総合的にみてあま
り好ましくなくなる。
なお、上述のシリコン変性ポリウレタンと、通常のポリ
ウレタン(例えばグツドリッチ社製のニスタン5701
 )との併用も可能である。この通常のポリウレタンは
、ポリオールとポリイソシアネートとの反応によって合
成できる。 使用可能なポリオールとしては、フタル酸
、アジピン酸−二重化リルイン酸、マレイン酸などの有
機二塩基酸と、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、フチレンゲリコール、ジエチレンクリコールなど
のグリコール類もしくはトリメチロールプロパン、ヘキ
サントリオール、グリセリン、トリメチロールプロパン
、ヘキサントリオ−ルーグリセリン、トリメチロールエ
タン、ペンタエリスリトールなどの多価アルコール類も
しくはこれらのグリコール類および多価アルコール類の
中から選ばれた任意の2種以上のポリオールとの反応に
よって合成されたポリエステルポリオール;または、S
−カプロラクタム、a−メチル−1−カプロラクタム、
3−メチル−8−カプロラクタム、γ−ブチロラクタム
等のラクタム類から合成されるラクトン系ポリエステル
ポリオール;またはエチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイドなどから合成されるポリ
エーテルポリオール等が挙げられる。
これらのポリオールは、トリレンジイソシアネート−へ
キサメチレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネ
ート、メタキシレンジイソシアネート等のイソシアネー
ト化合物と反応せしめ、これKよってウレタン化したポ
リエステルポリウレタン、ポリエーテルポリウレタンや
、ホスゲンやジフェニルカーボネートでカーボネート化
したポリカーボネートポリウレタンが合成されるこれら
のポリウレタンは通常は主として−ポリイソシアネート
とポリオールとの反応で製造されへそして遊離インシア
ネート基及び/又はヒドロキシル基ヲ含有スルウレタン
樹脂またはウレタンプレポリマーの形でも、あるいはこ
れらの反応性末端基を含有しないもの(例えばウレタン
エラストマーの形)であってもよい。
ポリウレタン−ウレタンプレポリマー、ウレタンエラス
トマーの製造方法−硬化架橋方法等については公知であ
るので、その詳細な説明は省略する。
第1図に示した磁性層2に使用される磁性体、特に強磁
性粉末としては、γ−F @ 203、Co含含有−F
e201、Fe3O4、Co含有Fe2O4等の酸化鉄
磁性粉; Fe、 Ni−Co、 re−Ni−Co合
金−Fe −Mn−Zn合金−F e −N i −Z
 n合金、Fe−Co−Ni−Cr合金、Fe−Co−
NlP合金、Co−N+合金等Fe、Nl、Co等を主
成分とするメタル磁性粉等各種の強磁性粉が挙げられる
。 これらの磁性体は以下に述べるようにバインダー等
とともに支持体l上に塗布するか、あるいは蒸着やスパ
ッター、メッキ等により支持体l上に磁性層2として形
成される。
この磁性層2のバインダーとして、熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂との混合
物が使用されてもよい。 熱可塑性樹脂としては、軟化
温度が150℃以下、平均分子量が10,000〜20
0,000、重合度が約200〜2,000程度のもの
で、例えばアクリル酸エステル−アクリロニトリル共重
合体、アクリル酸エステル−塩化ヒニリデン共重合体、
アクリル酸エステル−スチレン共重合体、メタクリル酸
エステル−アクリロニトリル共重合体−メタクリル酸エ
ステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステ
ル−スチレン共重合体、ウレタンニジストマー、ポリ弗
化ビニル、塩化ビニリデンーアクリロニトリルリし 共重合体、アクリロニドルーブタジェン共重合体、ポリ
アミド樹脂、ポリビニルブチラール、スチレン−ブタジ
ェン共重合体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテ
ル−アクリル酸ニスf k 共重合体、アミノ樹脂、各
種の合成ゴム系の熱可塑性樹脂およびこれらの混合物等
が使用される。
熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、塗布液の状態
では200,000以下の分子量であり、塗布乾燥後に
は縮合、付加等の反応により分子量は無限大のものとな
る。 またーこれらの樹脂のなかで樹脂が熱分解するま
での間罠軟化または溶融しないものが好ましい。 具体
的には、例えばフェノール樹脂〜エポキシ樹脂、ポリウ
レタン硬化型樹脂−尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッ
ド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、高分子量
ポリエステル樹脂とインシアネートグレポリマーの混合
物、メタクリル酸塩共重合体とジインシアネートプレポ
リマーの混合物−ポリエステルポリオー−ルとポリイソ
シアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂へ低分
子量グリコール/高分子量ジカール/トリフェニルメタ
ントリインシアネートの混合物、ポリアミン樹脂、及び
これらの混合物等である。 電子線照射硬化型樹脂とし
ては、不飽和プレポリマー、例えば無水マレイン酸タイ
プ、ウレタンアクリルタイプ、ポリエステルアクリルタ
イプへポリエーテルアクリルタイプ、ポリウレタンアク
リルタイプ−ポリアミドアクリルタイプ等、または多官
能モノマーとして一エーテルアクリルタイグーウレタン
アクリルタイプ、リン酸エステルアクリルタイプ、アリ
ールタイプ、ハイドロカーボンタイプ等が挙げられる。
本発明にかかる強磁性粉末とバインダーとの混合割合は
、該強磁性粉末100重量部眞対してバインダー5〜4
00重量部、好ましくは10〜200重量部の範囲で使
用される。 バインダーが多すぎると磁気記録媒体とし
たときの記録密度が低下し、少なすぎると磁性層の強度
が劣り、耐久性の減少、粉落ち等の好ましくない事態が
生じる。
さらに耐久性を向上させるために、磁性層に各種硬化剤
を含有させることができ、例えば上述しきる。
上記磁性層塗料を形成するのに使用される塗料には必要
忙応じて分散剤、潤滑剤−研磨剤、帯電防止剤等の添加
剤を含有させてもよい。
使用される分散剤としては、レシチン、リン酸エステル
、アミン化合物、アルキルサルフェート、脂肪酸アミド
、高級アルコール、ポリエチレンオキサイド−スルホコ
ハク酸、スルホコハク酸エステル、公知の界面活性剤等
及びこれらの塩があり、又、陰性有機基(例えば−CO
OHl−po寞H)を有する重合体分散剤の塩を使用す
ることも出来る。
これら分散剤は1種類のみで用いても、あるいは2種類
以上を併用してもよい。 これらの分散剤は磁性粉10
0重量部処対Li〜20重量部の範囲で添加される。 
また、潤滑剤としては、シリコーンオイル、グラファイ
ト、カーボンブラック、二硫化モリブデン、二硫化タン
グステン、ラウリル酸、ミリスチン酸等の高級脂肪酸、
炭素原子数12〜16の一塩基性脂肪酸と該脂肪酸の炭
素原子数と−ルから成る脂肪酸エステル等も使用できる
これらの潤滑剤は磁性粉100重量部に対して0.2〜
20重量部の範囲で添加される。 使用してもよい研磨
材としては一一般に使用される材料で溶融アルミナ、炭
化ケイ素−酸化クロム、コランダム−人造コランダム、
ダイヤモンド、人造ダイヤモンド、ザクロ石、エメリー
(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等が使用される。 こ
れらの研磨材は平均粒子径0,05〜5μの大きさのも
のが使用され、特に好ましくは−0,1〜2μである。
 これらの研磨材は磁性粉100重量部に対して1〜2
0重量部の範囲で添加される。 使用してもよい帯電防
止剤としては、上述した如きカーボンブラックをはじめ
、グラファイトへ酸化スズ−酸化アンチモン系化合物、
酸化チタン−酸化スズ−酸化アンチモン系化合物などの
導電性粉末;サポニンなどの天然界面活性剤;アルキレ
ンオキサイド系、グリセリン系、グリシドール系などの
ノニオン界面活性剤:高級アルキルアミン類、第4級ア
ンモニウム塩類、ピリジン、その他の複素還類、ホスホ
ニウムまたはスルホニウム類などのカチオン界面活性剤
:カルボン酸ヘスルホンa、燐i−i酸エステル基、燐
酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤;ア
ミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫
酸または燐酸エステル類等の両性活性剤などがあげられ
る。
なお、上記の分散剤、潤滑剤等は、上述したBCrfj
中に含有せしめることができる。
磁性塗料の溶媒または磁性塗料塗布の際に使用する溶媒
としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類:メタノ
ール、エタノール、グロバノール、ブタノール等のアル
コール類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸
エチル、エチレングリコールモノアセテート等のエステ
ル類;エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノエチルエーテル、シオキザン、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素;メチレンクロライド、エチ
レンクロライド、四塩化炭素クロロホルム、ジクロルベ
ンゼン等ノハロゲン化炭化水素等のものが使用できる。
また、上述した支持体1の素材としては、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナ7タレート
等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン類、セルローストリアセテート、セルロースダイアセ
テート等のセルロース誘導体、ポリカーボネートなどの
プラスチック、A/、Znなどの金属、ガラス、窒化珪
素、炭化珪素、磁器、陶器等のセラミックなどが使用さ
れる。
これら支持体の厚みはフィルム、シート状の場合は約3
〜100μm程度、好ましくは5〜50μmであり〜デ
ィスク、カード状の場合は、30μm〜10mm程度で
あリー ドラム状の場合は円筒状とし、使用するレコー
ダーに応じてその型は決められる。
支持体上へ前記磁性塗料を塗布し磁性層を形成するため
の塗布方法としては、エアーナイフコート、フレードコ
ート−エアーナイフコート、スクイズコート、ワイヤー
バーコード、含浸コート、リバースロールコート、トラ
ンスファーロールコート、グラビアコート、キスコート
、キャストコート、スプレィコート等が利用でき、その
他の方法も可能である。 このような方法により支持体
上に塗布された磁性層は必要釦より層中の強磁性粉末を
配向させる処理を施したのち、形成した磁性層を乾燥す
る。 また必要忙より表面平滑化加工を施したり所望の
形状に裁断したりして、本発明の磁気記録媒体を製造す
る。
なお、上記の塗布方法は、上述した80層の形成時にも
採用することができる。
また、第1図の磁気記録媒体は一磁性層2と支持体lと
の間に下引き層(図示せず)を設けたものであってよく
、或いは下引き層を設けなくてもよい(以下同様)。
なお〜上記の80層−更には磁性層の塗布形成時釦は、
各塗料中に架橋剤としての多官能イソシアネートを所定
量添加しておくのが望ましい。
こうした架橋剤としては〜既述した多官能ポリイソシア
オ・−トのイ也、トリフェニルメタントリイソシアネー
ト1.トリス−(p−インシアネートフェニル)チオホ
スファイト、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート
等が挙げられる。
第2図は、他の磁気記録媒体を示すものであるが、第1
図の媒体の磁性層2上に0044が設けられている。
この00層4は、磁性層2を損傷等から保護するために
設けられるがへそのために滑性が充分である必要がある
。 そこで、00層4のバインダーや非磁性粉としては
、上述のBC層3に使用したバインダーや非磁性粉を使
用することができる。
00層4の表面粗さは特にカラーS/Nとの関連でRa
≦0.0Oμrn、 Rma:c≦0.13μmとする
のがよい。
この場合−支持体10表面粗さをRa≦0.01μm、
Rmax≦0.13μmとし、平滑な支持体1を用いる
のが望ましい。
なお、場合によってはBC層3を設けず、00層4のみ
を設けてもよい。
以下、本発明を具体的な実施例につき説明する。
以下に示す成分、割合−操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において種々変更しうる。
なお、下記の実施例において「部」はすべて「重量部」
を表わす。
まず−BC層のバインダーとして使用されろシリコン変
性ポリウレタンの合成方法を示すと、たとえば下記の方
法が挙げられる。
〈合成例1〉 攪拌機および還流冷却器をとり付けた反応器をN2ガス
で置換後、メチルエチルケトン(MEK)60部を仕込
み、更に1,6−ヘキサンジオールから作ったポリカー
ボネートジオール(分子量2000 ) 81 m−ポ
リジメチルシロキサンシカルビノール(分子量5500
 ) 54部、イソホロンジイソシアネー)(IPDI
)を117部、ジブチルスズジラウレート(DBTDL
)0.03部を加え、80℃で、2時間反応させた。 
上記溶液に1,4−ブタンジオール41部、MEK30
部を加え一80℃で1時間反応させた後、トリエタノー
ルアミン7部、M E K 610部を加え、80℃で
1時間反応させた。
得られたシリコン変性ポリウレタン溶液は固形分33重
量%−粘度650cps(25℃)であり、この溶液か
ら得られた樹脂は100チ延伸時の応用(Mloo)が
、96 kg / cf、引張強さくT)が490 k
g/cJ、伸び(E)が330チであった。
〈合成例2〉 攪拌機および還流冷却器をとり付けた反応容器をN2ガ
スで置換後、MEK300部を仕込み、更にポリジメチ
ルシロキサンシカルビノール(平均分子量1,000)
60部、ジフェニルメタンジイソシアネー)(MDI 
)175.5部、 DBTDLo、03部を加え、80
℃で2時間反応させた。 上記溶液にネオペンチルグリ
コール(NPC)64.5部−MFJK100部を加え
、80℃で2時間反応させた後イソプロパツール5部、
MEK300部を加えへ70℃で30分反応させた。 
得られたシリコン変性ポリウレタン溶液は一固形分35
重量%〜粘度5900cpm(25℃)であり、この溶
液から得られた樹脂は降伏時応力(Y s ) 450
kg/c己〜降伏時伸び5チ、ヤング率14,000 
kg/cJであった。Ys−降伏時伸び、ヤング率は巾
smmの短冊型試料を標線間距離50〈合成例3〉 攪拌機および還流冷却器をとり付けた反応器をN2ガス
で置換後〜MEK300部を仕込み、更にポリジメチル
シロキサンシカルビノール(平均分子量5,500)6
0部、MDI、166.5部、DBTDLO203部を
加え、80℃で2時間反応させた。 上記溶液にNPC
65部、MEK100部を加え、80℃で2時間反応さ
せた後、トリエタノールアミン9部−MBK300部を
加え、80℃で1時間反応させた。 得られたTPU溶
液は固形分31重量係、粘度1,0OOcps(25℃
)であり〜この溶液から得られた樹脂は降伏時応力2 
s o kg/afl、降伏時伸び4チーヤング率11
,500 kg/c己であった。
く合成例4〉 メチルイソブチルケトンを溶媒とし−1,4−ブタンジ
オールをアジピン酸と縮合させて得たポリエステルジオ
ール(平均分子i2,000)6011i〜MDI、1
62.5部、NPC64部を反応させてポリウレタンの
溶液A(固形分含有量30重量係)をこの溶液A100
部を、実施例2で得た熱可塑性ポリウレタン樹脂溶液1
00部と混合した。
この混合物より得た樹脂は機械的強度が降伏時応カニ5
00にい艷、降伏時伸び5qb〜ヤング率: 2000
0kg/cdとなり、溶液Aより得た樹脂にくらべ、撥
水性、すべり性及び鏡面仕上性が優れていた。
〈合成例5〉 攪拌機および還流冷却器をとり付けた反応器をN2ガス
で置換後、MEK80部を仕込み、更にポリテトラメチ
レンエーテルグリコール(分子量2000)252部、
ポリジメチルシロキサンシカルビノール(分子量180
0)28部、IPDIを83部、D B T D L 
0.04部を加え、80℃で、2時間反応させた。 上
記溶液に20℃で、MEK220部、イソホロンジアミ
ン37部、インクロバノール300部を加え一30℃で
1時間反応させた後、50’Cで、2時間反応させた。
 得られたTPU溶液は固形分42重量%、粘度600
0cps(25℃)乏この溶液から得られたシリコン変
性ポリウレタンはM□。。が30 kg/cJ、Tが4
30kg/ca、Eが780チであった。
なお前記M1゜Q+ T、Eの測定法はフィルム厚さ1
00μ、引張速度300胴/min で行った以外はJ
ISK−6301に準拠(ダンベル状3号形)した。
実施例1〜8 下記の表−3、第1欄に示す各組成物を、それぞれ第2
、第5、第7、第9、第10、第11−第13、第16
欄に示す比率で混合した組成物をボールミルに仕込み、
30時間攪拌混合した後、この組成物を平均孔径1μの
フィルターでろ遇し、多官能インシアネート(硬化剤)
を5部添加し、均一に混合して7種類のBC層用塗料を
製造した。
得られたバックコート用塗料は、それぞれ別途に準備し
た7種の14μ厚のポリエステルフィルム上ニ、リバー
スロールコータ−で塗布し、乾燥しBC層を形成した。
(以下余白、次頁へ続く) 次に、表−4、第1欄に示す各組成物を−それぞれ第2
、第5、第7、第10.WJ13、第14−第15、第
17欄に示す比率で混合した磁性粉末含有組成物を、ボ
ールミルに仕込み72時間混練−分散させた後、1μフ
イルターでろ過し、さらに多官能イソシアネート5部を
添加して、リバースロールコータ−で、前記各ホリエス
テルフイルムのBC層形成側と反対面に、5μ厚に塗布
・乾燥し一磁性層を形成した。
(以下余白、次頁へ続く) スリットしてビデオテープを作製した。 得られた各ビ
デオテープに対し、表−3、表−4に示す各組成物に対
する混合割合の違いへすなわち表−3、表−4の第2、
第5、第7、第10、第13、第14、第15および第
17に依り、それぞれを実施例テープ1. 2. 3.
 4. 5. 6. 7および8とした。
なお、実施例1〜8において使用したシリコン変性ポリ
ウレタンは、それぞれ前記合成例1〜5に例示した合成
方法で得られたものを使用した。
その対応関係は、次の通りである。
実施例1,8:合成例4 実施例2 :合成例2 実施例3 :合成例3 実施例4 :合成例ら 実施例5,6および7:合成例1 比較例1〜8 先ず、前記表−3、第1欄に示す各組成物を、それぞれ
第3、第4、第6、第8、第9、@11、第12および
第16欄に示す比率で混合した塗料組成物をボールミル
に仕込み、30時間攪拌混合した後、この組成物を平均
孔径1μのフィルターでろ過し、多官能イソシアネート
(硬化剤)を5部添加し、均一に混合して8種類のBe
層用塗料を製造した。
得られたBC層用塗料は、それぞれ別途に準備した8種
の14μ厚のポリエステルフィルム上に、リバースロー
ルコータ−で塗布、乾燥し80層を形成した。
次に、前記表−4−第1欄に示す各組成物を、それぞれ
第3、第4、第6、第8、第9、第11、第12および
第16欄に示す比率で混合した磁性粉末含有組成物をボ
ールミルに仕込み、72時間混線・分散させた後、1μ
フイルターでろ過し、さらに多官能イソシアネート5部
を加えて、リバースロールコーターテ、前記各ポリエス
テルフィルムにおけるBC層形成側と反対の面に、5μ
厚に塗布・乾燥し一磁性層を形成した。
かくして得られた各試料テープの磁性層面忙スーパーカ
レンダー加工を行った後、12.65mm幅にスリット
し、ビデオテープを作製した。
得られた8種類のビデオテープに対し一表−3、表−4
に示す各組成物に対する混合割合の違い〜すなわち表−
3へ表−4の第3、第4、第6、第8、第9、第11、
第12および第16欄に依り、それぞれを比較例テープ
1.2.3.4.5.6.7および8とした。
なお、比較例1〜8において使用したシリコン変性ポリ
ウレタンは、それぞれ前記合成例1〜5に例示した合成
方法で得られたものを使用した。
その対応関係は一次の通りである。
比較例1:合成例4 比較例2:合成例2 比較例3:合成例3 比較例4:合成例5 比較例5:合成例1 また、表−3中、「N−2304Jは日本ポリウレタン
社製のポリウレタンの商品名、塩ビー酢ピー共重合体は
部分加水分解された塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の
略称、ニトロセルロースとはJIB(日本工業規格)、
K−6703(1975)の方法による粘度1秒のニト
ロセルロースを用いた。
また、表−4中、「バンデツクスT−5205Jは、大
日本インキ株社製、ポリウレタンの商品名、塩ビー酢ビ
共重合体は、表−3同様部分加水分解塩化ビニルー酢酸
ビニル共重合体の略称であり、「ニトロセルロース」も
表−3同様の規格品を使用した。 また、Fe系メタル
磁性粉末はF@含有率が60重量%以上のメタル磁性粉
末を用いた。
以上の実施例1〜8および比較例1〜8に依り得られた
各テープ実施例テープト8および比較例テープト8のテ
ープ性能を〜テープ走行性、摩擦係数、表面比抵抗、巻
き姿、表面粗さ−ブリードアウトおよびクロマS/Nに
ついて測定した結果を表−5に示す。
ただし〜 ■ テープ走行性 ビクターHR−3300デツキにて、テープテンシロン
の最も高くなるヘッドドラムの出口のテンションを、T
ent@1社製、テープテンションメータで測定し、 50〜?Ofのものを◎印、 70〜100Iのものを○印、 100g以上のものをX印で表示した。
■ 摩擦係数 摩擦係数は直径4mmのステンレス製の固定ぎンcII
l/秒忙於げ、る出口側の張力を測定し下式から摩擦係
数をもとめた。
■ 表面比抵抗(表面電気抵抗) 電極間距離50mmの平行電極に磁性面を電極側にして
乗せ、印加電圧500■での抵抗値をもとめた(単位:
Ω・cm )。
■ 巻き姿 試料テープを200回繰り返しリールに巻き回したとき
の各回でのテープの巻き状態を観測し、巻き乱れの全く
ないものを◎印、ときに乱れがあるものを○印、乱れが
相当あるものをΔ印、乱れの程度が著しいものをX印で
表わした。
■ 表面粗さ 東京精密(2)製表面粗さ計Viaolaterに依り
測定した(単位二μ) Raは中心線平均粗さ Rrnaxは最大粗さを示す。
■ ブリード了ウド(浸み出し) 40℃801RHにて試料24時間保った後−表面を光
学顕微鏡にて観察した。
■ クロマS/N りtfff信号(3,58MHz)を0.714V、−
、IcL−’C1輝度信号にのせて録画したのち、それ
を再生し、クロマ信号のみを取り出し、その実効値(S
)とクロマ信号を取り除いたときの雑音レベル■との比
をもって表わす。 ただし−表−5においては、比較例
テープ2の値をOdBとしたときの相対値で表わした。
この結果から、本発明に基くテープは、走行性、摩擦、
巻き姿等をはじめ出方特性も良好であることが分る。
実施例9〜11−比較例9〜12 次に、BC層の非磁性粒子の硬度について検討した。 
即ち、まず下記組成からなる磁性塗料を調製した。
Co含有7− F@20x 100部 ポリウレタン(グツドリッチ社製ニスタン5701)4
0部ニトロセルロース(ダイセル社製セルラインR8I
/2)20 部塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体(U、
 C,C,社製VAGH)10部 レシチン 2部 ミリスチン酸 1部 ラウリン酸 1部 メチルエチルケトン 72部 トルエン 50部 シクロヘキサノン 80部 カーボンブラック(コンダクテックス975) 2部更
に多官能インシアネート(日本ポリウレタン社製コロネ
ー)L)を10部添加した後、平均孔径1μmのフィル
ターで濾過した。得られた磁性塗料を厚さ12μmのポ
リエチレンテレフタレートベースの表面に乾燥厚さ5μ
mとなるように塗布した。
一方、下記表−6に示す各組成からなるバククコート用
の塗料を調製した。 これらの各塗料な一上記磁性層と
は反対側のペース面上に乾燥厚さ0.5μmとなるよう
に塗布し、BC層を形成した。しかる後、スーパーカレ
ンダロールで磁性層を表面加工処理し、所定厚さの磁性
層を有する幅広の磁性フィルムラ得た。 このフィルム
を12.65胴幅に切断し、ビデオ用の磁気テープを作
成した。
表−6に示す如く、各種組成のBC層を有する磁気テー
プを夫々−実施例9〜11、比較例8〜1工とした。 
(以下余白、次頁へ続く) 表−6 ]コ 邦 副 ( 〕 以上の各試料テープについて一市販のVH8方式のVT
Rを使用してテストを行なったところ、下記表−7に示
す結果が得られた。 但、各測定法は次の通りであった
BC層と磁性層との粘着: テープ巻回時に相当する両層間の粘着性を観察し、○印
は粘着なし、x印は粘着ありな示す。
ジッター値: メグロ0エレクトロニクス社製のVTRジッターメータ
ー「MK−612AJを使用し、30℃、80部%RH
の高温多湿下で走行回数0回、100回後の各ジッター
を測定した。
エツジ折れ: VTRのローディング時にカセットから引出されるテー
プの端部がガイドピン上で折れ曲がる現象を観察した。
100pass後の走行キス: テープを100走行させたときにキズが発生しているか
否かを観察した。
(以下余白、次頁へ続く) 表−7 この結果から、本発明に基くテープは、比較テープに比
べ、摩擦係数が充分に低く、粘着、エツジ折れ、走行キ
ズがなく、ジッターや出力変動も少ないことが明らかで
ある。
次に、BC層中忙含有せしめる非磁性粉末のモース硬度
に対する特性の測定結果を第5図忙示した。
これによれば、本発明に基き、モース硬度25未満の非
磁性粒子をBe層に含有せしめることによって、モース
硬度2.5以上のものに比べ、摩擦係数が著しく減少し
、これに伴なってジッターも大幅に減少することが分り
、本発明の優位性が和実に明らかである。
実施例12〜16、比較例13.14 次に、上記実施例9〜11において−BC4の非磁性粒
子として下記表−8に示すものを使用し、そのへき開面
についての考察も含めて実験した結果は下記表−9に示
した。
(以下余白、次頁へ続く) を示すグラフ、 第4図はシリコン変性ポリウレタンの原料である活性水
素化合物の割合忙よる特性変化を示すグラフ、 第5図はBC/iの非磁性粉末のモース硬度による特性
変化を示すグラフ である。
なお、図面に示す符号において、 2・・・・・・・・・・・・・・・磁性層3・・・・・
・・川…・・BC層 である。
代理人 弁理士逢坂 宏(他1名) 第1 図 第2図 第3図 ・zl 表面粗♂Ra(pml 第4rlA Δ :1[

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 支持体上に磁性層が設けられ一前記磁性層とは反
    対側の支持体面上のバックコート層と前記磁性層上のオ
    ーバーコート層との少なくとも一方が設けられている磁
    気記録媒体において、シリコン変性ポリウレタンと−モ
    ース硬度が25未満である非磁性粒子とが前記バックコ
    ート層及び/又は前記オーバーコート層に含有されてい
    ることを特徴とする磁気記録媒体。 2 支持体上に磁性層が設けられ、前記磁性層とは反対
    側の支持体面上のバックコート層と前記磁性層上のオー
    バーコート層との少なくとも一方が設けられている磁気
    記録媒体において、シリコン変性ポリウレタンと弁開性
    のある非磁性粒子とが前記バックコート層及び/又は前
    記オーバーコート層に含有されていることを特徴とする
    磁気記録媒体。
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