JPS6078548A - 魚体等からの魚油,魚骨及び魚蛋白質の分離方法 - Google Patents
魚体等からの魚油,魚骨及び魚蛋白質の分離方法Info
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- JPS6078548A JPS6078548A JP58187548A JP18754883A JPS6078548A JP S6078548 A JPS6078548 A JP S6078548A JP 58187548 A JP58187548 A JP 58187548A JP 18754883 A JP18754883 A JP 18754883A JP S6078548 A JPS6078548 A JP S6078548A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/74—Recovery of fats, fatty oils, fatty acids or other fatty substances, e.g. lanolin or waxes
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- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- Seasonings (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、魚体等からの魚油、魚骨及び魚蛋白質の分離
方法、詳しくは、魚体等から、熱変性を受けていない新
鮮な魚油と、粉砕された魚骨と、魚骨の含有量が少なく
且つ部分的に分解された蛋白質を主成分とする液状の魚
蛋白質を分離する方法に関するものである。
方法、詳しくは、魚体等から、熱変性を受けていない新
鮮な魚油と、粉砕された魚骨と、魚骨の含有量が少なく
且つ部分的に分解された蛋白質を主成分とする液状の魚
蛋白質を分離する方法に関するものである。
従来、魚体及びその加工残滓から、フイシュミールや魚
油が製造されている。この製造法は原料を必要に応じ切
断、破砕又は磨砕等の前処理後、蒸煮し、その後圧搾に
よって魚油を含む液状物を分離して得られた固形分を乾
燥し、必要に応じ粉砕してフィシュミールを得、一方、
魚油を含む液状物から魚油を分離し、残りの液状物を濃
縮してフィシュソリブルを得ることからなりたっている
。
油が製造されている。この製造法は原料を必要に応じ切
断、破砕又は磨砕等の前処理後、蒸煮し、その後圧搾に
よって魚油を含む液状物を分離して得られた固形分を乾
燥し、必要に応じ粉砕してフィシュミールを得、一方、
魚油を含む液状物から魚油を分離し、残りの液状物を濃
縮してフィシュソリブルを得ることからなりたっている
。
従っ−ζ、かかる製造法におい°ζは魚骨を分離する工
程がないのでフィシュミールとして魚骨の細片を多量に
含んだものが得られ、蛋白質飼料として好適な高蛋白質
含量のものを製造することが困難であり、他方、蒸煮と
いう熱処理工程を経た後に魚油が/13離されるので、
魚油が熱変性を受け、良質な魚油を製造することが困難
である。
程がないのでフィシュミールとして魚骨の細片を多量に
含んだものが得られ、蛋白質飼料として好適な高蛋白質
含量のものを製造することが困難であり、他方、蒸煮と
いう熱処理工程を経た後に魚油が/13離されるので、
魚油が熱変性を受け、良質な魚油を製造することが困難
である。
本発明は、かかるフィシュミールの製造法と基本的に異
なる方法により、魚体等を処理し、それから熱変性を受
けていない新鮮な魚油と、食品や飼料に使用しうるカル
シウム給蒔として好適な魚骨の細片と、魚骨の含有量が
少なく且つ分解された蛋白質を主成分とし、例えば飼料
の蛋白質給源として好適な液状の魚蛋白質を分離するこ
とを目的とするものである。
なる方法により、魚体等を処理し、それから熱変性を受
けていない新鮮な魚油と、食品や飼料に使用しうるカル
シウム給蒔として好適な魚骨の細片と、魚骨の含有量が
少なく且つ分解された蛋白質を主成分とし、例えば飼料
の蛋白質給源として好適な液状の魚蛋白質を分離するこ
とを目的とするものである。
即ち、本発明は、魚体又はその加工残滓を切断、破砕又
は/及び磨砕後、これに蛋白質を分解する、酵素又は/
及び微生物を作用させ、スラリー化し、しかる後、この
スラリー状物を濾過してその中に含まれる魚貝の細片を
分離し、得られる濾過後のスラリー状物に蛋白質を凝集
する物質を添加後、魚蛋白質からなる固形分を分離し、
残りの液状成分から魚油を分離することを特徴とする魚
体等からの魚油、魚骨及び魚蛋白質の分離方法を提供す
るものである。
は/及び磨砕後、これに蛋白質を分解する、酵素又は/
及び微生物を作用させ、スラリー化し、しかる後、この
スラリー状物を濾過してその中に含まれる魚貝の細片を
分離し、得られる濾過後のスラリー状物に蛋白質を凝集
する物質を添加後、魚蛋白質からなる固形分を分離し、
残りの液状成分から魚油を分離することを特徴とする魚
体等からの魚油、魚骨及び魚蛋白質の分離方法を提供す
るものである。
以下に本発明の魚体等からの魚油、魚骨及び魚蛋白質の
分離方法について詳述する。
分離方法について詳述する。
本発明の原料とし°C使用しうる魚体及びその加工残滓
としては、例えばニシン、マイワシ、サバ、サンマ、ウ
ルメイワシ、スケトウダラ、カレイ、アンチロビー、ピ
ルチャード等の多獲性魚類の全魚体及び例えば冷凍すり
身の製造によって排出される例えばスケトウダラの残滓
や罐詰工場等から排出されるカツオ、マグロ、ザヶ、マ
ス、サバ等の魚類の残滓等があげられるが、品質の良好
な魚油、魚骨及び魚蛋白質を得るためには鮮度の良好な
多獲性魚類の全魚体を使用1゛るのが好ましい。
としては、例えばニシン、マイワシ、サバ、サンマ、ウ
ルメイワシ、スケトウダラ、カレイ、アンチロビー、ピ
ルチャード等の多獲性魚類の全魚体及び例えば冷凍すり
身の製造によって排出される例えばスケトウダラの残滓
や罐詰工場等から排出されるカツオ、マグロ、ザヶ、マ
ス、サバ等の魚類の残滓等があげられるが、品質の良好
な魚油、魚骨及び魚蛋白質を得るためには鮮度の良好な
多獲性魚類の全魚体を使用1゛るのが好ましい。
本発明に使用しうる蛋白質を分解する酵素としては、例
えばアクロシン、ウロキナーゼ、ウロベブンン、エラス
ターセ、エンテロペプチダーゼ、カテプシン、カリクレ
イン、キニナーセ2、キモトリプシン、キモパパイン、
コラゲナーゼ、ストレプトキナーゼ、スフチリシン、テ
ルモリジン、トリプシン、1−1コンピン、パパイン、
パンクレアトペプチターセ、フィシン、プラスミン、レ
ニン、レプチラーゼ、レンニン等のようなプロティナー
セ;例えはアルギニンアミノペプチダーゼ、オキシナー
ゼ、Uインンアミノベプヂダーセ等のアミノペプチダー
ゼ、アンギオテンンナーゼ、アンギオテンシン変換酵素
、インシュリナーセ、例えばアルギニンカルボキシペプ
ヂダーゼ、キニナーゼ11チロイドペプチダーゼ等のカ
ルボキシペプチダーゼ、例えばカルノシナーゼ、プロリ
ナーゼ等のジペプチダーゼ、その他プロナーゼのような
ペプチダーゼ;及びその他の蛋白質分解酵素並びにそれ
らの変性品、配合品等があげられる。
えばアクロシン、ウロキナーゼ、ウロベブンン、エラス
ターセ、エンテロペプチダーゼ、カテプシン、カリクレ
イン、キニナーセ2、キモトリプシン、キモパパイン、
コラゲナーゼ、ストレプトキナーゼ、スフチリシン、テ
ルモリジン、トリプシン、1−1コンピン、パパイン、
パンクレアトペプチターセ、フィシン、プラスミン、レ
ニン、レプチラーゼ、レンニン等のようなプロティナー
セ;例えはアルギニンアミノペプチダーゼ、オキシナー
ゼ、Uインンアミノベプヂダーセ等のアミノペプチダー
ゼ、アンギオテンンナーゼ、アンギオテンシン変換酵素
、インシュリナーセ、例えばアルギニンカルボキシペプ
ヂダーゼ、キニナーゼ11チロイドペプチダーゼ等のカ
ルボキシペプチダーゼ、例えばカルノシナーゼ、プロリ
ナーゼ等のジペプチダーゼ、その他プロナーゼのような
ペプチダーゼ;及びその他の蛋白質分解酵素並びにそれ
らの変性品、配合品等があげられる。
本発明に使用しうる蛋白質を分解する微生物としては、
例えばアスペルギルス(Aspergillus )属
、ムコール(Mucor )属、リゾープス(Rhiz
op113)属、ペニシリウム(Penicilliu
m )属、モナスクス(Monascus) B等に属
するカビ類(糸状菌類);例えばストレゾ1−コックス
(S trep tococcuS)属、ペディオコッ
クス(Pediococcus )属・ロイコメストツ
ク(Leuconostoc) K−、ラクトバチルス
(Lactobacillus )属等に属する乳酸菌
、及び例えばバチルス・ナツト−(Bacillus
naLt。
例えばアスペルギルス(Aspergillus )属
、ムコール(Mucor )属、リゾープス(Rhiz
op113)属、ペニシリウム(Penicilliu
m )属、モナスクス(Monascus) B等に属
するカビ類(糸状菌類);例えばストレゾ1−コックス
(S trep tococcuS)属、ペディオコッ
クス(Pediococcus )属・ロイコメストツ
ク(Leuconostoc) K−、ラクトバチルス
(Lactobacillus )属等に属する乳酸菌
、及び例えばバチルス・ナツト−(Bacillus
naLt。
)、バチルス・サブティリス(Bacillus 5u
btiliS)等の細菌類;例えばサツカロミセス・エ
リプソイブウス(Saccharomyces el目
psoideus) 、サツカロミセス・セレビシェ−
(Saccharomyces cerevisiae
) 、トルラ(Torula)等の酵母類;及びそれら
の変異株、配合品等があげられる。
btiliS)等の細菌類;例えばサツカロミセス・エ
リプソイブウス(Saccharomyces el目
psoideus) 、サツカロミセス・セレビシェ−
(Saccharomyces cerevisiae
) 、トルラ(Torula)等の酵母類;及びそれら
の変異株、配合品等があげられる。
また、本発明に使用しうる蛋白質を凝集する物質として
は、一般の凝集剤として効力を有するものであれば用い
ることができるが、安全性等の点から、動植物、微生物
より抽出、分解によって得られる蛋白系、多糖系の高分
子化合物であってカチオン化しているものが好ましく、
特に魚肉蛋白の如き等電点か酸性側にある蛋白と凝集反
応を示す高分子化合物か好ましい。
は、一般の凝集剤として効力を有するものであれば用い
ることができるが、安全性等の点から、動植物、微生物
より抽出、分解によって得られる蛋白系、多糖系の高分
子化合物であってカチオン化しているものが好ましく、
特に魚肉蛋白の如き等電点か酸性側にある蛋白と凝集反
応を示す高分子化合物か好ましい。
蛋白系のM集剤としては、魚の精巣より得られるヒスト
ン等の塩基性蛋白、多糖系の凝集剤としては、甲殻類の
殻に存在するキチン質より抽出されるポリグルコサミン
であるキl−サン、微生物によって生産されるグルコサ
ミン、カラク1−サミン等の刊格を合宿Jるポリマー等
があげられる。特に好ましい凝集剤はカニ、エヒの殻よ
り得られるキトサンであり、これらの凝集剤の使用によ
り、部分分解された魚肉蛋白の濾過圧搾操作が容易とな
る。
ン等の塩基性蛋白、多糖系の凝集剤としては、甲殻類の
殻に存在するキチン質より抽出されるポリグルコサミン
であるキl−サン、微生物によって生産されるグルコサ
ミン、カラク1−サミン等の刊格を合宿Jるポリマー等
があげられる。特に好ましい凝集剤はカニ、エヒの殻よ
り得られるキトサンであり、これらの凝集剤の使用によ
り、部分分解された魚肉蛋白の濾過圧搾操作が容易とな
る。
本発明の分Aft方法の好ましい実施態様について以下
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
先ず、原料としての魚体又はその加工残滓を種々の切断
機、破砕機又は/及び磨砕機を使用して切断、破砕又は
/及び磨砕する。しかる後、これに蛋白質を分解する、
酵素又は/及び微生物を添加し、約20分〜2時間、好
ましくは30分〜1時間混合攪拌する。このようにして
得られたスラリー状物を濾過して、その中に含まれる魚
骨の細片を分離、除去後、好ましくは50〜100 ℃
で10分〜2時間加熱し、その後、蛋白質を凝集する物
質を添加混合し、圧搾機等にかけて魚蛋白質からなる固
形分を分離する。この固形分は必要に応じその後乾燥す
ることによって粒状化乃至粉状化することができ、又そ
のままの形で種々の蛋白質原料としても使用できる。−
力、圧搾等により分離された液状成分から遠心分lNl
1機や分1itu膜を使用して魚油を分離する。
機、破砕機又は/及び磨砕機を使用して切断、破砕又は
/及び磨砕する。しかる後、これに蛋白質を分解する、
酵素又は/及び微生物を添加し、約20分〜2時間、好
ましくは30分〜1時間混合攪拌する。このようにして
得られたスラリー状物を濾過して、その中に含まれる魚
骨の細片を分離、除去後、好ましくは50〜100 ℃
で10分〜2時間加熱し、その後、蛋白質を凝集する物
質を添加混合し、圧搾機等にかけて魚蛋白質からなる固
形分を分離する。この固形分は必要に応じその後乾燥す
ることによって粒状化乃至粉状化することができ、又そ
のままの形で種々の蛋白質原料としても使用できる。−
力、圧搾等により分離された液状成分から遠心分lNl
1機や分1itu膜を使用して魚油を分離する。
上述の如き本発明の方法により分離された魚油は、熱変
性を受けておらず、非雷に良質なものであり、水素添加
等の処理を施すことによって品質良好な食用油脂として
利用できる。
性を受けておらず、非雷に良質なものであり、水素添加
等の処理を施すことによって品質良好な食用油脂として
利用できる。
また、本発明の方法により分離された魚儒の細片は、殆
ど魚肉が付着しておらず、必要に応じてさらに粉砕、磨
砕してペースト状にするか、乾燥後必要に応じ粉砕、磨
砕し一ζ乾燥粉末状にすることによゲζ極めて良好なカ
ルシウム給源として種々の食品や飼料に使用Jることが
できる。
ど魚肉が付着しておらず、必要に応じてさらに粉砕、磨
砕してペースト状にするか、乾燥後必要に応じ粉砕、磨
砕し一ζ乾燥粉末状にすることによゲζ極めて良好なカ
ルシウム給源として種々の食品や飼料に使用Jることが
できる。
さらに、本発明の方法により分離された液状の魚蛋白質
は、魚」の細片を殆と含んでおらず、しかも動物に消化
吸収されやすい形に蛋白質が分解されているので、その
まま噴霧乾燥して粉末状にしたり、さらに濃縮してベー
スト状にしたり、或いは他の飼料原料に吸着させるなど
して良質な蛋白質給源として飼料、特に魚類飼料等の使
用に極めて好適なものである。
は、魚」の細片を殆と含んでおらず、しかも動物に消化
吸収されやすい形に蛋白質が分解されているので、その
まま噴霧乾燥して粉末状にしたり、さらに濃縮してベー
スト状にしたり、或いは他の飼料原料に吸着させるなど
して良質な蛋白質給源として飼料、特に魚類飼料等の使
用に極めて好適なものである。
以下に本発明の実施例及び本発明の効果を示す使用例を
あげる。
あげる。
実施例1
マイワシ1 kgを磨砕機で磨砕したものに、蛋白質分
解酵素:プロテアーゼアマノA(大野製薬側製)0.1
gを加えて混合した後、温度を50〜60℃にして30
分間混練を続け、9メソシユのナイロン製の網を使用し
て濾過し、魚骨の細片を分離、取得した。一方、濾過後
のスラリー状物に、蛋白質凝集剤:フローナソクN(キ
トサン主成分、共和油脂化学製)を1%酢酸溶液に酢酸
と同車N熔解して得られた溶液200gを添加混合後、
圧搾機により圧搾して固形分として魚蛋白質を分離、取
得し、残りの液状成分を遠心分離機にかけ、魚油を分離
、取得した。尚、得られた魚蛋白質は乾燥して粉末状と
した。このようにしてマイワシl kgから粉末状の魚
蛋白質(魚粉)142g、魚骨18.98、魚油160
gを分離、取得した。
解酵素:プロテアーゼアマノA(大野製薬側製)0.1
gを加えて混合した後、温度を50〜60℃にして30
分間混練を続け、9メソシユのナイロン製の網を使用し
て濾過し、魚骨の細片を分離、取得した。一方、濾過後
のスラリー状物に、蛋白質凝集剤:フローナソクN(キ
トサン主成分、共和油脂化学製)を1%酢酸溶液に酢酸
と同車N熔解して得られた溶液200gを添加混合後、
圧搾機により圧搾して固形分として魚蛋白質を分離、取
得し、残りの液状成分を遠心分離機にかけ、魚油を分離
、取得した。尚、得られた魚蛋白質は乾燥して粉末状と
した。このようにしてマイワシl kgから粉末状の魚
蛋白質(魚粉)142g、魚骨18.98、魚油160
gを分離、取得した。
それぞれの分析値、性状は次の通りである。参考例とし
て通常の方法によって調製した魚粉及び魚油の分析値を
示す。
て通常の方法によって調製した魚粉及び魚油の分析値を
示す。
実施例2
蛋白質凝集剤を添加する前に濾過後のスラリー状物を8
0〜90℃で30分間加熱する以外は実施例1と同様に
してマイワシから粉末状の魚蛋白質(魚粉)139g、
魚骨1B、5g、魚油163gを分離、取得した。
0〜90℃で30分間加熱する以外は実施例1と同様に
してマイワシから粉末状の魚蛋白質(魚粉)139g、
魚骨1B、5g、魚油163gを分離、取得した。
それぞれの分析値、性状は次の通りである。
使用例
吉日等の方法(日本家禽学会誌7巻、3号、137頁、
1970年)に準じて、ブロイラー専用種の初生雛一群
6羽を用いて、実施例1又は実施例2で得られた本発明
になる粉末状の魚蛋白質(魚粉)、又は通常の魚粉をそ
れぞれ下記配合の基礎飼料に20%になるように添加し
、指示物質として酸化クロム0.1%を用いて代謝エネ
ルギーの測定テストを実施した。その結果を下表に示す
。
1970年)に準じて、ブロイラー専用種の初生雛一群
6羽を用いて、実施例1又は実施例2で得られた本発明
になる粉末状の魚蛋白質(魚粉)、又は通常の魚粉をそ
れぞれ下記配合の基礎飼料に20%になるように添加し
、指示物質として酸化クロム0.1%を用いて代謝エネ
ルギーの測定テストを実施した。その結果を下表に示す
。
基莫用料生止金
トウモロコシ 56.9%
大豆粕 35.2%
大豆油 1.0%
ミール 1.0%
アルファルファ 2.0%
リン酸カルシウム 2.2%
炭酸カルシウム 0.6%
食塩 0.4%
メチオニン 011%
(基礎飼料の配合の続き)
ビタミン混合 0.3%
ミネラル混合 0.2%
酸化クロム 0.1%
以上の結果よりわかるように、本発明になる魚粉(実施
例1魚粉区及び実施例2魚粉区)は、対照区に比較して
代謝エネルギーが大で、且つ効率も良く、飼料原料とし
て非常に良好な特徴を有していることが明らかである。
例1魚粉区及び実施例2魚粉区)は、対照区に比較して
代謝エネルギーが大で、且つ効率も良く、飼料原料とし
て非常に良好な特徴を有していることが明らかである。
Claims (1)
- 魚体又はその加工残滓を切断、破砕又は/及び磨砕後、
これに蛋白質を分解する、酵素又は/及び微生物を作用
させ、スラリー化し、しかる後、このスラリー状物を濾
過してその中に含まれる魚骨の細片を分離し、得られる
濾過後のスラリー状物に蛋白質を凝集する物質を添加後
、魚蛋白質からなる固形分を分離し、残りの液状成分か
ら魚油を分離することを特徴とする魚体等からの魚油、
魚骨及び魚蛋白質の分離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58187548A JPS6078548A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 魚体等からの魚油,魚骨及び魚蛋白質の分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58187548A JPS6078548A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 魚体等からの魚油,魚骨及び魚蛋白質の分離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6078548A true JPS6078548A (ja) | 1985-05-04 |
JPH043934B2 JPH043934B2 (ja) | 1992-01-24 |
Family
ID=16208002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58187548A Granted JPS6078548A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 魚体等からの魚油,魚骨及び魚蛋白質の分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6078548A (ja) |
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-
1983
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