JPS6071327A - 自動車のサンルーフ開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車用サンルーフの開閉方法及びその装置に
１夕ｊするものである。

従来一般の自動患において、上室内外の換気及び開放感
を増大させるために、ルーフパネル側に開口部を設け、
閉止及び開口自在なサンルーフパネルを取りト１けた構
造が知られており、且つ実用化さノシている。これら従
来例にあっては、サンルーフパネルは、固定されたルー
フパネルに沿って自在にスライド移動する構造が−ゴ通
であって、構成上単一のサンルーフパネルを用いて開閉
機構を取り付けた４＃造が用いられている。しかしなが
らこの僚なサンルーフ構造の場合、車室内外の換気効果
が完全であるとはいい難く、特に運転席の上部に開口部
がないため、運転者に及ぼす換気及び開放感か不充分と
なる欠点がある。上記に対処するため、一部の車両にあ
ってはす／ルーフパネルを２分割して運転者の上方にま
で開口部を広げ、２枚のリッドを夫々独立して開閉動作
させる構成例が実施されている。更に公印の独パテ／ト
第１９４６１６１号によれば、カバ一部制を２分割構成
とするとともに、前カバ一部材はその後縁の持ち上げに
よって上列するように開閉し、後カバ一部材は後縁を下
げることによって固定屋根板の下に移動できるようにし
た構成が開示されている。

しかしながら、上記のようなサンルーフパネルの２分割
された構成例にあっては、夫々のリッド又はカバ一部材
を開閉駆動させる機構が夫々別系統となっており、具体
的に述べれば２対の駆動子−タ及び２対のワイヤー慎構
を具備して夫々独立して動作させる構造となっているの
で、槻栖上複雑になり易い外、価格が上昇するという欠
点を有している。

本発明は上記した如き従来のサンルーフ構造が有する欠
点を改良して、構成簡易にして操作性及び開放性の艮好
な自動Ｉのサンルーフ開閉方法及びそれに用いる装置の
提供を目的とするものである。上記目的を達成するため
に本発明にあってはサンルーフパネルをチルトリッド及
びスライドリッドとの２分割構成とし、車両のルーフ側
両サイドに一対に設けたワイヤの移動によって、先ずチ
ルトリッドの一端を支点として、該チルト＋７ツドを起
立させるようにしてルーフを開口させ、次のワイヤｙ＆
Ｊによって前記スライドリッドの一端を下降させ、固定
されたルーフパネルの下側で且つ該ルーフパネルに沿っ
てスライド移動させて、ル−フを開口させるようにし、
チルトリッド及びスライドリッド閉鎖時には、上記開口
動作と逆手順により、先ずスライドリッドを閉鎖し、次
段のワイヤ移動によってチルトリッドが倒伏するように
作動させることを特徴とするサンルーフ開閉力法及び装
置を提供することを主眼とするものである。

以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明に係る自動車のサンルーフの構造概要及
び開閉方法を示すものであって、図中１はチルトリッド
、２はスライドリッド、３は固定されたルーフパネルで
あり、サンルーフパネルは前記チルトリッド１及びスラ
イドリッド２との２枚のリッドによって構成されている
。４は草体側に固定されたガイドレールであって、該カ
イトレール４内を図外の駆動モータに連接さ扛たワイヤ
５が移動自在に挿通されている。６は長大を有するチル
トリッドブラケットであり、ビ／７を介してラッチ８が
枢后され、該ラッチ８の他端側には前記ワイヤ５と連動
するビン９が嵌合されている。

一方スライドリッド２はそのｉｊＪ方及び抜刀位置にお
いて支持板ｔｏ　、　ｔｔで支持され、後方１ｊｌｉｌ
の支持板１１には前記ワイヤ５の引弛動作によって昇降
するリンク機構［２が取り付けである。尚前号１則の支
持板１０にはガイドレール４に（０つで摺！１ｉｌＩ移
動する摺！ａ部材１３が取り付けられ、スライドリッド
２の動きに従動する。

上記構成の基本的動作は以下の通りである。ワイヤ５の
右方向移動によって先ずラッチ８が第２図に示す如く姿
勢を上向きとして、チルトリッド１を起立させるように
してルーフの一端を開口する。この間ワイヤ５はスライ
ドリッド２に対しては伺らの作用も及ぼすことがなく、
いわば空走状態となっている。

次にチルトリッド１の起立が終了し、更にワイヤ５が移
動すると、第３図に示すようにスライドリッド２後方の
リンク機構１２が、開脚しながら姿勢を低くして、スラ
イドリッド２が一冗されたルーフパネル３内に侵入でき
る姿勢をとる。引きつづいて第４図に示すようにスライ
ドリッド２がルーフパネル３の下側で且つ該ルーフパネ
ルに沿ってスライド移動し、サンルーフの開口が光子す
る。

尚サンルーフを閉止する際には上記開口動作と逆の動作
、即ち先ずスライドリツドノ＋ｉ元の位置にスライド７
多動した俵、リンク機ｇ１２が上昇し、引きつづいてチ
ルトリッド１が起立状態から倒れて開口を閉止すること
になる。

以上述べた動作は、本発明に係る自動■用サンルーフの
動作の基本概念のみ説明したものであって、以下に個々
の詳細な実施例を説明する。

輿５図〜第８図は前記チルドリッド１を開開させるラッ
チ８の起立機構を示すものであり、図中ツノイドレール
４内を移動１−るワイヤ５とともに移動するスライダブ
ラケットフロント１４よりビ／、１５を突出させてラッ
チ８の一ゾ（Ｍにイ糸合させておき、ワイヤ５の移動に
伴ってラッチ８が所定位＠まで起立し、倒伏するように
４４５７する。即ちラッチ８は支点１６にて皿体側に固
定されタリンクブラケットフロント１７と軸支されてお
り、このラッチ８より突出するカム状突起８ａに沿って
前記ビン１５が移動する。リンクブラケットフロント１
７側には弾件ばね■８によって付勢されたディテントレ
バー１９力Ｓ設けてあって、該ディテントレバー１９先
端の爪片１９ａがラッチ８の起立時に該ラッチ８の一端
に係合し、起立状態を保持する。並ラッチ８の倒伏時に
は、ワイヤ５を逆方向に移動させることにより、徐々に
ラッチ８が倒れつつディテントレバー１９の爪片１９　
ａがはずれてなめらかにラッチ８を倒すことができる。

次に前記スライドリッド２の昇降駆動の状態を説明する
。第９図、第１０図において、１１は支持板であって前
記スライドリッド２と締結具によって締イリ固定しであ
る。２１　、２２は１対のスライダーリンクであり、前
記支持板１１とリンクビン２３によって枢支されている
。夫々のスライダーリンク２１　。

２２の他端は前記ガイドレール４　（ｌｌｌｌに支持さ
れｉスライダーブラケットに対してブラケットビン２５
゜２６により支持されている。

以下にスライドリッド２の「閉」から「開」に至る動作
状態を説明する。即ち第１（）図に示した側面図は支持
板１１が最上端に位置しており、該支持板１１上に図外
のスライドリッドが固定されて、「閉」を保持している
状態を示す。この状態を自↓１１図の分屏余）視図で説
明１〜ると、前記スライダーブラケットは、断面が略コ
字状のスライダーブラケット２７　、２８　、２９の摺
動ｏＴ能な積層部品より成り、外１１＋１より順次スラ
イダーブラケット２’／　、　２８　、２９の順で収納
され、図外のレールにガイドされている。尚前記ワイヤ
５と連動するように、最外側のスライダーブラケット２
７が前記ワイヤ５と直結しである。

２７　’ｂ　、　２７　ｂが穿設され、史に長穴２７ｂ
と同一の壁面には、なめらかな曲線状に形成されたガイ
ド孔２７　ｃ　ｔｒ１設けである。更に上面にウェッジ
２７　ｄが取すイ」けられている。

スライダーリンクツ１−２８には長穴２８ａ、２８ａ及
びビン穴２８ｂ、２８ｂが設けである。スライダーブラ
ケット２９にはビン穴２９１Ｌ、２９ａ及び長穴２９ｂ
。

２９　ｂが設けてあり、図示上左端にはストッパ２９　
ｃが設けられている。史に前記スライダーリンク２１も
断面略コ字状に形成されていて、ブラケットビン２５が
挿通するビン穴２１　ａが設けであるとともに、他の壁
面で且つ下側に突出した部分にストッパビン３０が挿通
するビン穴２１　ｂが設けられている。ストッパビン３
０はビン穴２１　ｂと前記ガイド孔・２７Ｃとを結ぶよ
うに挿通されている。尚編１５図、第［６図はスライダ
ーブラケットの積増部を示す断面図である。

今、第１１図に示したブラケットビン’ｌｂ　、　２６
の挿通状態に合せて、スライダーブラケット２７　、２
８　。

２９の位置関係が決定され、支持板１１が最上方に位置
している。この状態から、前記ワイヤ５と連結された最
外側のスライダー、ブラケット２７が右方へ移動開始し
た状態を考える。すると長大２７１）の長さに相当する
距離をスライダーブラケット２７が移動中、ブラケット
ビン２６は長穴２７　ｂ内を停止しており、よってスラ
イダーブラケット２７のみが移動する空走状態となる。

ブラケットビン２６が長穴２７　ｂの左端に当接して、
スライダーブラケット２７とともに右方に移動開始する
と、ストッパビン３゜はガイド孔２７　ｃの屈曲する余
１面部に導かれて段１々と下降する。このときストッパ
ビン３０はガイドレール４下面に設けられ／こストッパ
３２に係止されるため、ブラケットビン２５は一点に停
止する。従ってスライダーリンク２１はブラケットビン
２５ヲ中心に時岨方向に回動しはじめ、右へ移動するブ
ラケットビン２６が挿通されたスライダーリンク２２か
反時Ｗｔ　方向の回動を伴いつつ、スライダーリンク２
１．２２は全体として開脚を開始し、支持板１１は下降
する。（第１２図）この時ブラケットビンｚ６と固着さ
れたスライダーブラケット２８も＃動を開始する。

即ち第１３図に示した状態において最外Ｉｌ＋のスライ
ダーブラケット２７が更に右方へ、ワイヤによって引張
られつつ移動するとスライダーリンク２２は下端はど大
きな量で右へ移動して開脚し始め、スライダーりンク２
１は、ストッパビン３０がガイドレール４の下面に突設
されるストッパ３２の第１３図示状態のブラケットビン
２ｂを中心とする円弧に形成されるカム面と、ガイド孔
２７　ｃの）Ｈ（曲が１面とに案内されて、ブラケット
ビン２５　（第し：３図示）を中心とする円周上を左上
り［移動するので、ブラケットビン２５を回転中心とす
る回転運動に変換される。

その結果リンク（張綱全体が下降する。史にワイヤの移
動によって３個のスライダーブラケット２７゜２８　、
２９が全体的に移動して支持板１１がル両のルーフパネ
ル下側になる１で移！ｌＩ力が継続し、サンルーフが「
開」の状態となる。

次にスライドリッド２を逆方向に移動させて、サンルー
フを「開」から「閉」の状態に戻す作用について述べる
。第１４図において前記と逆の動作ニヨってスライダー
ブラケット２７が左方に移動すると、前記ストッパビン
３０はガイドレール４内を上下方向には全く規制された
状態で案内されるので、ガイド孔２７０の左端の斜面部
分に押されつつスライダーブラケット２７を一体的に移
動し、従って支持板１１を移動させてゆき、所定位置ま
で移動した際にスライダーブラケット２９の左端に位置
するストン：２９０がレール側ｒＣ設けたストッパ３４
Ｃ（第１４図左端図示］に当接して停止し、従ってビン
穴２９　ａに挿通されるブラケットビン２５が停止し、
このためリンク機構の全体がこの位置で停止する。

次にスライダーブラケット２７上に固定されたウェッジ
２７　ｄの一端に形成した斜面がスライダーリンク２１
上に設けたローラー付ビン３１に衝接して（第１１図参
照）ウェッジ２７　ｃｌの横方向に対する上方向の分力
が働いて、その分力がスライダーリンク２１をブラケッ
トビン２５を中心とする反時計方向の起動力として作用
し、同時にストッパピン３Ｕがガイド孔２７　Ｃの斜面
に沿って動くことになり、スライダーリンク２１　、２
２が反時ぎ↑方向に回動するとともにスライダーリンク
２２がその下端を左方に押されるために時制方向に回動
しつつ立ち上り、スライダーリンク２１　、２２が開脚
しつつ支持板１１が上昇する。即チウエッジ２７　ｄは
スライダーリンク２１　、２２開脚時のきっかけを与え
る役割を果している。

このようにしてスライダーリンク２１　、２２が共に立
ち上りつつ、スライドリッド２を上昇させることができ
る。この間チルトリッド１は起立状態を保持しており、
従ってサンルーフのチルトリッド側は開の状態となって
いる。スライドリッド２が上昇して閉状態となった後、
前記ワイヤ５に固Ｗされたピン１５が左方へ移動して第
７図に示す状態となり、更にビン１５がディテントレバ
ー１９の斜面に沿って移動することによって該ディテン
トレバー１９の爪片１９　ａがラッチ８の一端より外れ
てラッチ８が徐々に倒伏を開始し、第６図に示す状態と
なった際にチルトリッド１はルーフパネルと面一となっ
て、サンルーフ全体として全閉となる。

以上詳細に本発明に係るサンルーフ開閉方法及び装置の
説明を行ったが、本発明によれば、下記の作用効果が得
られる。即ちサンルーフパネルをチルトリッド及びスラ
イドリッドとの２枚構成としたので一枚リツドの場合に
比してサンルーフ自体の開口面積を拡大することができ
て、血肉外の換気効果及び解放感を充分に得ることがで
きる。

特に運転席の上部にまでチットリッドが延設されている
ので、運転者に及ばず前記効果が著しい。

更に本発明の最大の特徴は、前記チルトリッド及びスラ
イドリッドの開閉が、単一の駆動モータに基づく雉−の
ワイヤ往復操作のみによって実施できることにある。即
ち駆動モータの制御によって、先ず第１段のワイヤ引張
によってチルトリッドを起立状態にして開放し、次段の
ワイヤ引張によって、前記チルドリッドの起立状態をそ
のまま維持しながらスライドリッドの下降及びスライド
移動ができ、且つ閉鎖時の逆動作も可能となるので、従
来の如き２分割された部材に対して夫々別系統にモータ
及びワイヤに基づく開閉駆動機構を設けることがなくな
り、コストの低減効果をもたらすとともに、装置構成が
簡易となる利点がある。尚本発明にあってはチルトリッ
ド及びスライドリッドの両者を必ずしも同時に開放せず
とも良く、走行条件に応じてチルトリッドのみ起立させ
るように第１段のワイヤ引張のみ行えば、チルトリッド
側のみ開となり、スライドリッド側は閉のままとするこ
ともできる。

上記の様に本発明は、チルト及びスライド機能を持つ２
枚のパネルを用いてす／ルーフを構成する際の、該サン
ルーフの開閉方法及び装置を提供するものであり、各種
自動車のサンルーフ機構に通用して著効を奏するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るサンルーフの構成概要を説明する
ための模式図、第２図、第３図、第４図は第１図に示す
サンルーフを開閉駆動させる状態を示す模式図、第５図
はチルドリッド側の起立億構を示す平面図、第６図、第
７図は動作状態を示す側面図、第８図は同正面図、第９
図はスライドリッド側の昇降機構を示す平面図、＠１０
図は同側面図、第１１図はスライドリッド側の昇降機構
を示す分解斜視図、第１２図は動作状態を示す第１１図
と同様な分解斜視図、第１３図はスライドリッドの昇降
状態を示す側面図、第１４図はスライドリッドの下降状
態を示す側面図、第１５図は第９図のＡ−Ａ線に沿う断
面図、第１６図は第９図のＢ−Ｂ線に沿う断面図である
。 １・・・チルトリッド、２・・・スライドリッド、３・
・・ルーフパネル、４・・・ガイドレール、５・・・ワ
イヤ、ｔｏ、ｔｔ・・・支持板、１２・・・リンク機構
、１４・・・スライダーブラケットフロント、１７・・
・リンクブラケットフロント、１Ｂ・・・弾性ばね、１
９・・・デイテントレバー、２１．２２・・・スライダ
ーリンク、２７゜イド孔。 第１図 第４図 第５図 】ｂ 第６図 第１５図 第１６図 し

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）正画のルーフ側Ｐ９ｒ定位置に開口部を設け、該
   開口部分にあって車室内外を閉止及び開口自在なサンル
   ーフパネルを装・１捕した自動■用サンルーフにおいて
   、前記サンルーフパネルをテルトリッド及びスライドリ
   ッドとの２分割構成とし、東向のルーフ側両サイドに一
   対に設けたワイヤの移動によって、先ずチルトリッドの
   一端を支点として、該チルトリッドを起立させるように
   してルーフを開口させ、次段のワイヤ移動によって前記
   スライドリッドの一端を降下させ、固定されたルーフパ
   ネルの下側で且つ該ルーフパネルに沿ってスライド移動
   させてルーフを開口させるようにし、チルドリッド及び
   スライドリッドの閉鎖時にあっては、上記開口動作と逆
   手順により先ずスライドリッドを閉鎖し、次段のワイヤ
   移動によってチルドリッドが倒伏するように作動させる
   ことを特徴とする自動車のサンルーフ開閉方法。
2. （２）慮両のルーフ側所定位置に開口部を設け、該開口
   部分にあって車室内外を閉止及び開口自在なサンルーフ
   パネルを装備した自動土用サンルーフにおいて、前記サ
   ンルーフパネルをチルトリッド及びスライドリッドとの
   ２分割構成とし、を両のルーフ側両サイドに一対に設け
   たワイヤの移動によって、チルトリッドの一端を支点と
   して該チルトリッドを起立させるチルトリラド開閉機構
   と、次段のワイヤ移動によって前記スライドリッド９一
   端を下降させ、同定しｌζルーフパネルの下側で且つ該
   ルーフパネルに沿ってスライド移動させるスライドリッ
   ド開閉機構とを備えて成ることを％徴とする自動車のサ
   ンルーフ一閉装置。
3. （３）前記チルトリッド開閉伝信は、チルトリッドを支
   持するラッチの一端が正体側に支持されたプラケットに
   起立自在Ｖこ軸支され、且つワイヤ側から突出するビン
   の移動によって起立するカム状突起を設けて成り、ラッ
   チの起立時Ｖこあって爪片を有するディテントレバーに
   よって前記起立状態を保持する構成としだ特許請求の範
   囲第２項記載の自動車のす／ルーフを１閉装置。