JPS6171216A - 自動車のサンル−フ開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 未発明は自動車用サンルーフの開閉装置に関するもので
ある。

従来の技術 従来一般の自動車において、車室内外の換気及び開放感
を増大させるために、ルーフパネルに開口部を設け、閉
止及び開口自在なサンルーフバネルを取り付けた構造が
知られており、且つ実用化されている。これら従来例に
あってはサンルーフパネルは自在にスライド移動する構
造が普通であって、ＡＮ単一のサンルーフパネルを用い
て開閉機構を取り付けた構造が用いられている。

一方、一部の車両にあっては、サンルーフパネルを２分
割して運転者の上方にまで開口部を広げ、２枚のリッド
を夫々独立して開閉動作させる構成が用いられてｂる。

更ｌこ公知の独パテント第１９４６１６１号によれば、
カバ一部材を２分割構成とするとともに、前カバ一部材
はその後縁の持ち上げによって上昇するように開閉し、
後カバ一部材は後縁を下げることζこよって固定屋根板
の下に移動できるようにしたＩ＋１造が開示されている
。

発明が、解決しようとする問題点 しかしながら前記した如く単一のせンルーフパネルを用
いて開閉機構を取り付けた構造の場合、車室内外の換気
効果が完全であるとはいい難く、特に運転席の上部に開
口部がないため、運転者に及ぼす換気及び開放感が不充
分となる欠点がある。

−万サンルーフパネルを２分割構成とした従来例の場合
、夫々のリッド又はカバ一部材を開閉駆動させる機構が
夫々別系統となっており、具体的Ａこ述べれば１個の駆
動モータと２対のワイヤー機構を具備して、夫々のワイ
ヤー轡構を独立して動作させる構造となっているので、
機構上複雑になり易い外１価格が上昇するという欠点を
有している。

問題点を解決するための手段 本発明は上記した如き従来の自動車用サンルーフ開閉装
置が有している欠点を解消して、操作性が良く、しかも
機構的に簡易なサンルーフ構造を得ることを目的として
おり、この目的を達成するために車両のルーフ側所定位
置に開口部を設け、該開口部分の左右両側部に配設した
一対のガイドレールに装着したサンルーフパネルを、前
端を車体固定屋根にヒンジ連結して支点として後端を昇
降させる形式のチルトＩＪツド及び車両のｉｍ　ｆ＆方
向にスライド移動させる形式のスライドリッドとの２分
割構成とし、上記両リッドを１本のワイヤ唱＠により動
作させるようにした自動車のサンルーフ開閉装ｊ′道に
おいて、前記チルトリツドの下方に設けたブラケットと
昇降リンクの一端を軸支させ、この昇降リンクの他端は
車体側に固定されたガイドレール内をスライド移動可能
ｉこ嵌着したスライダζこ回転ｏＴＩ−Ｉ目ｌこ軸支さ
せ、該スライダに、前記力・「トレール内をスライド可
能に嵌着され、ワイヤ駆動されるケーブルブラケットと
噛合いつつ前後方向に移動する連結部を設けたことを特
徴とする自動車のサンルーフ開閉装置を提供するもので
ある。

作　　用 この様な構成を有する本発明は、ワイヤの移動ζこ基づ
いてガイドレール内をスライダがスライドすること（こ
よって昇降リンクが起立と倒伏動作を行い、この昇降リ
ンクの一端に軸支されたブラケットと一体に取り付けら
れたチル）　ＩＪラッド後端が、上下動を行う作用をも
たらす。このスライダには、ワイヤ駆動さね、るケーブ
ルブラケットと噛合いつつ前後方向へスライドさせる力
を伝える連結部があって、モータ駆動に基づくワイヤの
引張力が該スライダに伝えられる。上記の如くしてチル
ドリッドの開放が終了した後、次段のワイヤ移動によっ
て前記スライドリッドの後端が下降し、ルーフパネルの
下側に沿って後方へスライド移動してせンルーフが全開
の状態となる。前記ワイヤの移動方向を逆転させること
によって、スライドリッドが元の位置まで戻って後端が
上昇し、引きつづいてチルトリッドの昇降リンクが倒伏
して該チルトリッドの後端が下降し、廿ンルーフが全閉
となる作用が得られる。

実施例 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明を通用した自動車のサンルーフ構造及び
開閉手段を示すものであり、図中１はチルトリッド、２
はスライドリッド、３は固定されたルー７パネルでアリ
、廿ンルーフパネルは前記チルトリッド１及びスライド
リッド２との２枚のリッドによって構成されている。４
は車体側に固定されたガイドレールであって、このガイ
ドレール４内を図外の駆動モータに連接されたワイヤ５
が移動自在に挿通されている。

前記チルドリッド１の下方にはブラケット６が固定され
、このブラケット６と昇降リンク７の一端とが軸支され
る。この昇降リンク７の他端は車体側に固定されたスラ
イダーガイド８内をスライド移動可能に嵌着した前部ス
ライダ９の一端に軸支させる。この前部スライダ９の他
端には長大付リンク１０の一端が軸支されており、この
長穴付リンク１０の他端は車両の後方に伸びている。更
に前記昇降リンク７とブラケット６との軸支部を同軸的
に軸支した補助リンク１１の他端が長穴１２と遊嵌され
ている。

一方、スライドリッド２は、その前方及び後方の位置に
おいて支持板１３．１４で支持され、後方側の支持板１
４には２本のリンク１５．１６が前後方向に取り付けて
あって、該２木のリンク１５．１６の他端部はガイドレ
ール４内をスライド可能に設けられて駆動ワイヤによっ
て駆動されるスライダ１７に長穴１７　ａ　＋　１７　
ｂを介して連動連結されている。

上記構成で成るチルトリッド１の基本的動作は以下の通
りである。ワイヤ５の右方向移動によって先ず長穴付リ
ンク１０及び前部スライダ９が右方向へ移動し、前部ス
ライダ９に一端が軸支された昇降リンク７の作用によっ
てチル）　ＩＪラッドは第２図に示す如く固定屋根にヒ
ンジ連結された前端の支点１８を回転中心として反時計
方向に所定角回転して、チルトアップされた状態となる
。この時補助リンク１１は上記回転動作に関与せず、単
に昇降リンク７の剛性保持に寄与している。一方チルト
リツド１の回転時にはスライダ１７は前部スライダ９＃
こ連動して後方に移動するが、スライドリッド２側にあ
るリンク１５．１６はスライダ１７の長穴１７ａ。

１７１）内を空走しており（第１図→第２図）スライド
リッド２は何等の動作をも行わない。

次にチルトリッド１の回転に伴うチルトアップ動作が終
了し、更にワイヤ５が右方向に移動すると、第３図に示
す如くスライドリッド２に取り付けたリンク１５．１６
がスライダ１７に連動して開脚しながら姿勢を低くして
ルーフパネル３の下側に侵入できる姿勢をとる。この時
ワイヤ５の端部と前紀要穴付リンク１０の連結部分の連
結状態が外れ、チルトリッド１はチルトアップした姿勢
を保っている。次にワイヤ５の移動に伴って、第４図に
示した如くスライドリッド２がルーフパネル３の下側を
スライド移動し、サンルーフの開口が完了する。尚サン
ルーフを閉止する際には、上記開口動作と逆の動作、即
ち先ずスライドリッドが元の位置にスライド移動した後
、リンク１５．１６が立ち上ってスライドリッド２をル
ーフパネル３の位置まで上昇させ、引きつづいてチルド
リッド１側の前部スライダ９を左方へスライドさせて昇
降リンク７を填２図の起立状態から第１図の倒伏状態へ
移行させ、チルトリッド１の閉止を行う。この間リンク
１５．１６はスライダ１７の長穴１７ａ、１７ｂを空走
している。

以上第１図〜第４図を用いて、本発明に係る自動車用せ
ンルーフ開閉装置の基本概念に関して説明してきたが、
以下に個々の詳細な構造の説明を行う。第５図はチルド
リッド１の昇降機構の詳細な構成を示す平面図、第６図
は同側面図である。

チルトリッド１に固定されたブラケット６にピン１９を
介して昇降リンク７及び補助リンク１工が軸支されてお
り、昇降リンク７の他端は、車体側に固定されたスライ
ダーガイド８内を摺動自在な前部スライダ９の前端部に
軸支され、−男前部スライダ９の後端には長穴付リンク
１０の前端が軸支されている。長穴１２と補助リンク１
１の下端部間にピン２０　カ１　挿されていて、これに
よって補助リンク１１は長大口と遊嵌された状態となっ
ている。又補助リンク１１の下端と長大付リンク１０の
後端間にスプリング２１を介装してあり、このスプリン
グ２１は補助リンク１１の下端を後方へ付勢している。

更にガイドレール４内を後部スライダ羽が摺動自在に嵌
挿され、この後部スライダｎにピン詞を介して回転可能
に結合されたレバー２５の先端にシャフト２６が突設さ
れる。一方２７はワイヤ５の動きに伴ってガづトレール
内を移動するケーブルブラケットであり、このケーブル
ブラケット２７に斜設した切欠溝２８と前記シャフト２
６とが着脱自在に嵌合するようになっている。２９はレ
バー２５の先端をピン２４を中心にして反時計方向に回
転させるように付勢させるスプリング、３０はガイドレ
ール４に固定したストッパでアリ、このストツバ３０の
後面にハ曲折テーパ３０ａが付されていて、この曲折テ
ーパ３０　ａ）こ沿ってシャフト２６が移動可能となっ
ている。ガイドレール４には前記シャフト２６が出入す
る切欠４ａが設けである。尚後部スライダ詔の一端には
前記レバー２９の上昇時の位置を限定するストッパ３１
が設けてあり、前記スプリング２９の作用とともにレバ
ー２９及びシャフト２６の動作を制御している。

尚、上記のレバ一部及び該レバー２５の先端に突設した
７ヤフト２６と、ケーブルブラケット２７及び該ケーブ
ルブラケット２７に斜設した切欠溝あとによって、後部
スライダおとケーブルブラケット２７とを噛合せつつ前
後方向に移動させ、且つ着脱自在な連結部を構成してい
る。

次にスライドリッド２の昇降動作及び前後方向へのスラ
イド移動の機構を説明する。即ち第７図はスライドリッ
ド２の昇降部を示す平面図、第８図は同側面図である。

前記した支持板１４とピン３２によって結合された１１
ンク１５．　　ｔｓの下端部は一端にガイドレール４内
をスライド可能に設けられるローラ３３，３４を有する
支軸３８を介してスライダ１７に設けた長穴３６．３７
に遊嵌されている。即ち第１１図に示した如く、スライ
ダ１７の側壁を貫通する長大３６．３７が設けてあり、
第８図の■−■断面図である第１２図に示した如く、こ
のスライダ１７は駆動用ワイヤ５に連結されガイドレー
ル４内を摺動可能に嵌合されていて、このスライダ１７
とリンク１５の下端を貫通する支軸あの一端にローラ３
３が設けてあり、このローラ３３とガイドレール４が嵌
合しつつ回転する。更にリンク１５の略中間部にローラ
３９が設けてあり、ガイドレール４側に固定されたスト
ッパ４０と干渉するように設定される。４１はローラ３
３が当接するストッパである。ストッパ４０゜４１はス
ライドリッドの閉止位置においてローラ３３゜３９と係
合し得べく、ガイドレール４に設けである。

又リンク１６の後端屈曲延長部Ｌ６ａが当接するブラケ
ットカイト４２が設けてあって、このブラケットガイド
４２はワイヤ５の移動に応動してスライダ１７とともに
ガイドレール４上を移動する。

前記した第１図〜第４図に基づく基本的動作説明に加え
て、以下の補促説明を行う。即ち図外のモータに連結さ
れたワイヤ５の右方向移動により、第５図、第６図に示
す如くケーブルブラケット２７に斜設した切欠溝２８と
シャフトとが噛合いの状態を保持して後部スライダお及
び該後部スライダ２３に連結された長大付リンクｔｏを
右方向に引張って昇降リンク７を立ち上がりの状態にし
てチルトアップさせる。この時スライドリッド２側は、
スライダ１７がケーブルブラケット２７と連動するが第
１１何等の動作も行っていない。

上記の如くチル）　ＩＪラッドのチルトアップが終了す
ると、第８図１こ示した如く前側のリンク１５の略中途
部に設けたローラ３９がストッパ４０に当接し、又後側
のリンク１６のローラηが後側の長穴３７の前端に係合
するので、リンク１６はスライダ１７の後方移動に従っ
て後方へ移動する。このためリンク１５のローラ３９は
ストッパ４０の内側に設けた曲折テーバ４０ａに沿って
下側に落ち込もうとするが、スライダ１７（こ設けた前
側の長穴３６は前方へ充分長く延長して設けられている
ので、前側リンク１５の時計方向によるローラ′（４の
前移動が可能となっている。

このため順次リンク１５．１６が第９図に示す如く開脚
し、第１０図に示した如く支持板１４が最も低下し、前
側のリンク１５のローラ３３，３９が共にガイドレール
４にスライド可能に遊嵌された状態となり、以下のワイ
ヤ５の移動に伴ってスライダ３５とともにループパネル
の下側へ侵入する。

せンルーフを閉止する際には上記と逆の動作、即ち、先
ずスライドリッド２がスライダ１７の移動に伴って後側
のリンクｔ６の後端がブラケットガイド４２の前端面に
係合し、前側りンク１５は２つのローラ３４．３９がガ
イドレール４内に嵌合されるので前方向にスライド移動
し、第１０図に示した如く、スライドリッド２の閉止位
置でガイドレール４に設けたストッパ４１にローラ３３
が当接する位置まで達する。更にスライダ１７とともに
移動するブラケットガイド４２の前端面が轟接するリン
ク１６の後端屈曲部をガイドすることによって第９図、
第１０図に示す如くリンク１５．１６が次第に立ち上が
り、ローラ３９がガイドレール上部の切欠を通過してス
トッパ４０の曲折テーパ４０＆に沿って上昇する。次に
第８図に示した姿勢は復帰してスライドリッド２の動作
が停止し、次に第６図に示す如くケーブルブラケット２
７とシャフト２６とが噛合い、該シャフト２６をストツ
バ力の曲折テーノく３０ａに沿って下方に押し下げ、ガ
イドレール４に設けた切欠４ａを前記シャフト２６を通
過させて連結を完成させる。

ワイヤ５の押圧力が長大付リンク１０を通して前部スラ
イダ９に伝わり、昇降リンク７を倒伏させるよう１こし
てチルトリッド１の右端を下降させてチルトダウンを行
わせるものである。

発明の効果 以上詳細に本発明に係るサンルーフ開閉装置の説明を行
ったが、本発明によれば下記の作用効果をもたらす。即
ちサンルーフパネルをチルトリッド及びスライドリッド
との２枚構成としたのでサンルーフ自体の開口面積を拡
大することができて。

車内外の換気効果及び解放感を充分に得ることができる
。特に運転席の上部にまでチルトリッドが延設されてい
るので、運転者に及ぼす換気効果が著しい。

装置の構成も極めて簡易であり、１個の駆動モータと一
対のワイヤー機構のみによってチルトリッドとスライド
リッドの両者を規則的に駆動させることができるので、
サンルーフの開閉操作が極めて容易となる利点がある。

更にチルトリッドは実質的に１本の昇降リンクによって
、後端の昇降動作を行い、補助リンクによって剛性を保
つ構成となっているので、動作原理が簡潔でしかも確実
性が高い作用効果がある。

スライドリッドは２本のリンクで支持され、スライダ及
びストッパの作用に基づいて開脚及び閉脚をコントロー
ルしているので、矢張動作原理が簡潔で、確実な作用を
もたらすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るサンルーフの構成を示す概要図、
第２図、第３図、第４図は第１図に示す構成の動作状態
を示す概要図、第５図はチルトリッド昇降部の詳細な構
成を示す平面図、第６図は同側面図、第７図はスライド
リッド側の昇降部を示す平面図、第８図は同側面図、第
９図、第１０図はスライドリッド側の動作状態を示す側
面図、第１１図はスライドリッド側のスライダの形状を
示す斜視図、第１２図は第８図の■−■線に沿う断面図
　′である。 １・・・チルトリッド、２・・・スライドリッド、３・
・・ルーフパネル、４・・ガイドレール、５・・・ワイ
ヤ、７・・・昇降リンク、８・・・スライダーガイド、
９・・・前部スライダ、１０・・・長大付リンク、１１
・・・補助リンク、１２・・・長大、１３．１４・・・
支持板、１５．１６・・・リンク、１７・・・長大付ス
ライダ、２２・・・後部ガイドチャンネル、２３・・・
後部スライダ、５・・・レバー、２６・・・シャフト、
２７・・・ケーブルブラケット、３０．３１．４０．４
１・・・ストツバ、３３．３４．３９・・ローラ、４２
・・・ブラケットガイ＠　　　　　　昧

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両のルーフ側所定位置に開口部を設け、該開口
   部分の左右両側部に配設した一対のガイドレールに載置
   装着したサンルーフパネルを、前端を支点として後端を
   昇降させる形式のチルトリッド及び車両の前後方向にス
   ライド移動させる形式のスライドリッドとの２分割構成
   とし、上記両リッドを１本のワイヤ駆動により動作させ
   るようにした自動車のサンルーフ開閉装置において、 前記チルトリッドの下方に設けたブラケットと昇降リン
   クの一端を軸支させ、この昇降リンクの他端は車体側に
   固定されたガイドレール内をスライド移動可能に嵌着し
   たスライダに回転可能に軸支させ、該スライダに、前記
   ガイドレール内をスライド可能に嵌着され、ワイヤ駆動
   されるケーブルブラケットと噛合いつつ前後方向に移動
   する連結部を設けたことを特徴とする自動車のサンルー
   フ開閉装置。