JPH0556540U - サンルーフ装置 - Google Patents

サンルーフ装置

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JPH0556540U
JPH0556540U JP74892U JP74892U JPH0556540U JP H0556540 U JPH0556540 U JP H0556540U JP 74892 U JP74892 U JP 74892U JP 74892 U JP74892 U JP 74892U JP H0556540 U JPH0556540 U JP H0556540U
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JP
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sunroof
panel
panels
opening
sunroof panel
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Application number
JP74892U
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English (en)
Inventor
学 平原
和夫 中谷
克実 藤井
Original Assignee
ダイキョー・ベバスト株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両内全天井空間の開放感を得ると共に、デ
フレクターを省略する。 【構成】 車両ルーフ1 にその前後方向に並設した3つ
の開口部2,3,4 を、夫々第1, 第2、第3サンルーフパ
ネル5,6,7 で開閉自在に覆うようにしたサンルーフ装置
である。前記第1サンルーフパネル5 はチルトアップ可
能とし、第2, 第3サンルーフパネル6,7 は前後方向に
個別に又は同時にスライド可能とし、かつ第2サンルー
フパネル6 を上下動自在として、第3サンルーフパネル
7 を第2サンルーフパネル6 の上に重ねるようにしてあ
り、両パネル6,7 を任意の位置で選択的に開閉できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のルーフに前後方向に並設した複数の開口部に、パネルを開閉 自在に設けたサンルーフ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗用自動車特にボンゴやワゴン型式の自動車では、天井空間の開放感を 得るために、車両ルーフにその前後方向に2つの開口部を設け、夫々開閉自在な サンルーフにより覆うようにしたサンルーフ装置が装着されているものがある( 例えば実開平3−28020号公報参照)。
【0003】 このサンルーフ装置は、図13に示すように、車両ルーフ41に前後に並設した 2つの開口部42,43 を、夫々サンルーフパネル44,45 で開閉自在に覆っており、 前側サンルーフパネル44は前端を支点としてチルトアップ機構46により開閉操作 でき、後側サンルーフパネル45はガイドレール47に案内されて前後スライド可能 とされると共に、後側開口部43の後側ルーフ41上がパネル収納部48とされている 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術では、開口部が前席優先であり、後席3列目の乗員の天井空間は パネル収納部となっているので、開放感が得られないという問題がある。 本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、車両内全天井部の開放感が得られ、しかもデフレクター設置の必要がないサ ンルーフ装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案は、車両ルーフにその前後方向に並設した複数の開口部を、夫々 サンルーフパネルで開閉自在に覆うようにしたサンルーフ装置において、前端開 口部を覆うサンルーフパネルは前端を支点として上下方向に回動させ開閉するよ うにし、後側の複数の開口部を覆うサンルーフパネルは、前後方向に個別又は同 時にスライド可能とすると共に1パネルを除いて上下動可能として互に上下に重 ねうるようにしたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
本考案によれば、最前のサンルーフパネルは、前端を支点として上下に傾動し 開閉することができ、後側サンルーフパネルは、1パネルを除いて上下動させて 個別に上下動しないパネルの上側又は下側にスライドさせて互いに重ね合わせて 収納し、後側全サンルーフパネルを同時に前後方向にスライドさせて全天井空間 の適所を任意に選択的に開閉することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1〜図8は本考案をボンゴ又はワゴンタイプの自動車に採用した第1実施例 を示し、車両ルーフ1 はその前後方向に略全体にわたって三つの第1、第2、第 3開口部2,3,4 が直列に開設されており、夫々第1、第2、第3サンルーフパネ ル5,6,7 によって開閉自在に覆われ、前部席は勿論のこと後部席の全天井空間に 十分な開放感が得られるようになっている。
【0008】 なお、前端の第1サンルーフパネル5 は前端を支点として上下に回動させて開 閉するチルトアップタイプであり、後側の第2、第3サンルーフパネル6,7 は、 前後方向に移動させて開閉するスライドタイプであって、これらのパネル5,6,7 は全閉時に面一となるように構成され、夫々外周端縁にシール材8,9,10が固着さ れている。
【0009】 11はサンルーフフレームで、前記開口部2 〜4 の下側周辺部に、車両ルーフ1 と所定の間隔をもって配設され、上下二段にガイドレール支持部11A,11B が対向 内方に水平状に設けられ、上側支持部11A には第3サンルーフパネル7 を支持案 内するガイドレール12が、第2開口部3 の前端から第3開口部4 の後端にわたっ て設けられており、下側支持部11B には第1及び第2パネル5,6 を支持案内する ガイドレール13が、前記フレーム11の前後方向の略全長にわたって設けられてい る(図2,図3参照)。
【0010】 前記第1サンルーフパネル5 は、第1開口部2 の前端部を支点として回動しう るように、後部下面左右両端が昇降装置14を介してガイドレール13に支持されて いる。該昇降装置14は、図4に示すように昇降ガイド溝15を有しかつ前記ガイド レール13に案内されて前後方向に摺動する昇降ガイド体16と、昇降ガイド溝15に 係合されたリンク17及び昇降ガイド体16に連結されたタイミング19とから成り、 前記リンク17に取り付けられたブラケット18が第1サンルーフパネル5 の下面に 固着されている。
【0011】 そして、前記昇降ガイド体16は、第1モーター20によってケーブル21を介して ガイドレール13内を摺動するスライダー22により、前記タイミング19を介して前 後動しうるようになっている (図2〜図4参照)。 前記第2サンルーフパネル6 は、前記ガイドレール13内を摺動するタイミング 機能付案内支持体23に、前後の左右両端に突設したブラケット24を介して上下及 び前後方向に移動可能に支持されている。案内支持体23は角棒状で前後端部の対 向内側に前端及び後端が開放された昇降用カム溝25を有すると共に、外側にスラ イダー22のカム溝22B に嵌入する係合ピン26が突設されており、昇降用カム溝25 には、ブラケット24の下端に突設した係合ピン27が嵌入係合されている (図3, 図4参照)。
【0012】 したがって、第1及び第2サンルーフパネル5,6 は、第1モーター20によりス ライダー22を介して駆動される。 前記第3サンルーフパネル7 は、図3に示すように、前記ガイドレール12内を 摺動する案内支持体28に、前記パネル7 の前後部左右両端から突設したブラケッ ト29を介して支持されており、第2モーター30によりケーブル (図示省略) を介 して前後動され、第3開口部4 を開閉するようになっている。なお、前記ガイド レール12は、前記第1, 第2開口部3,4 の前後両端部は若干高く、その他の部分 は低くされている。
【0013】 また、前記スライダー22には、カム溝22A,22B を備え、前方のカム溝22A は前 端が開放され、後方のカム溝22B は後端が開放されており、カム溝22A にはタイ ミング19の後端部に突設した係合ピン31が嵌入係合され、前記係合ピン26及び31 が係脱自在となっている。 次に、上記第1実施例のサンルーフパネル5 〜7 開閉動作について、図2,図 5〜図8を参照して説明する。
【0014】 図2は全パネル5 〜7 が全開口部2 〜4 を閉塞した状態を示しており、この全 閉状態から第1〜第3サンルーフパネル5 〜7 を順次開く場合、まず、第1モー ター20のスイッチ (図示省略) をONすると、スライダー22が図5のように矢印 (イ)方向(後方)に移動して図5に示す位置に至り、この間、スライダー22の 移動によりタイミング19を介して昇降装置14の昇降ガイド体16が後方移動して第 1サンルーフパネル5 がチルトアップされて開状態となり、タイミング19の係合 ピン31がスライダー22のカム溝22A から離れて、前記パネル5 がタイミング19に より図5に示すチルトアップ状態に保持される。
【0015】 さらに、スライダー22を後方移動させると、案内支持体23の係合ピン26に、ス ライダー22のカム溝22B が係合し、案内支持体23のカム溝25によって第2サンル ーフパネル6 がブラケット24及び係合ピン27を介して若干降下し、図6に示すよ うに第3サンルーフパネル7 よりも下方に位置する。この状態になると、第2モ ーター30の操作が可能になり、第3サンルーフパネル7 を第2サンルーフパネル 6 の上側で任意の位置に前後動させて第3開口部4 の開閉が自在となる。
【0016】 また、第1モーター20を操作して第2サンルーフパネル6 を、第3サンルーフ パネル7 の下側で任意の位置に前後動させて、第2開口部3 を図7に示す全開状 態又は半開状態等とすることができ、さらに、図7の状態で第1モーター20及び 第2モーター30を同時に操作して、第2及び第3サンルーフパネル6,7 を前進動 させて、第2及び第3開口部3,4 を共に中途開き状態として、後部席天井空間の 開放感を得ることができ、図8に示すように、第3開口部4 を全開状態とするこ とができる。
【0017】 そこで、図8に示す状態から図2の全閉状態にする場合は、第2モーター30の 操作により第3サンルーフパネル7 を後方移動させて第3開口部4 を閉塞した後 、第1モーター20の操作によりスライダー22を前方移動させると、案内支持体23 が前方移動しカム溝25によって係合ピン27、ブラケット24を介して第2サンルー フパネル6 が若干上昇し、第2、第3サンルーフパネル6,7 が面一になって第2 開口部3 が閉塞される。
【0018】 さらに、スライダー22を前方移動させると、係合ピン26がスライダー22のカム 溝22B から抜け出し、続いてスライダー22のカム溝22A にタイミング19の係合ピ ン31が嵌入係合し、タイミング19を介して昇降装置14の昇降ガイド体16が前方移 動し、リンク17を介して第1サンルーフパネル5 がチルトダウンされ、第1開口 部2 が閉塞されて図2に示す全閉状態になる。
【0019】 上記第1実施例よれば、第2、第3サンルーフパネル6,7 を開く場合は、必ず 第1サンルーフパネル5 がチルトアップされて換気位置にあるので、パネル開放 時におけるスロブ音が防止され、デフレクターを別途に設置する必要がなく、前 後部席天井空間全域にパネル収納部がないので、快適な開放感を選択的に得るこ とができる。
【0020】 図9〜図12は本考案の第2実施例の要部を示し、第1実施例と異なる主な点 は、最後部の第3サンルーフパネル7 が車両ルーフ1 の側部にまで廻り込んだ形 状とし、該パネル7 の前側ブラケット29A が車両ルーフ1 に取付けたガイドレー ル12A により案内支持体28A を介して支持案内され、前記ガイドレール12,13 が 対向内側及び外側に一体的に構成されていることである。
【0021】 なお、第3サンルーフパネル7 の後側ブラケット29B は、上下一対の案内支持 体28B を介してガイドレール12に支持案内されており、第1〜第3サンルーフパ ネル5 〜6 の開閉操作は、第1実施例と同様にして行われる。したがって、第2 実施例については、図1〜図8と同一符号を付し詳細説明は省略する。 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、後部席開口部は3 個以上とすることができると共に、後部席全体天井空間を開く1つの大きな開口 部として、複数のサンルーフパネルを配設することができ、さらに、第1サンル ーフパネルのチルトアップ装置及び第2サンルーフパネル以後のルーフスライド 駆動手段も適宜設計変更することができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、上述のように、車両ルーフにその前後方向に並設した複数の開口部 を、夫々サンルーフパネルで開閉自在に覆うようにしたサンルーフ装置において 、前端開口部を覆うサンルーフパネルは前端を支点として上下方向に回動させ開 閉するようにし、後側の複数の開口部を覆うサンルーフパネルは、前後方向に個 別又は同時にスライド可能とすると共に1パネルを除いて上下動可能として互に 上下に重ねうるようにしたことを特徴とするものであるから、前部席はもとより 後部席の天井空間全体を選択的に開閉して、快適な開放感を得ることができ、し かも、前端側サンルーフパネルをチルトアップさせて換気位置とすることで、後 部席のサンルーフパネルを開く際に発生するスロブ音を防止でき、したがってデ フレクタの配設を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す平面概略斜視図であ
る。
【図2】同第1実施例の全閉状態の縦断側面図である。
【図3】同要部の横断面(図8A−A断面相当)拡大図
である。
【図4】同第1サンルーフパネル昇降装置及び第2サン
ルーフパネルの駆動手段を示す分解斜視図である。
【図5】同開閉動作説明用縦断側面図である。
【図6】同開閉動作説明用縦断側面図である。
【図7】同開閉動作説明用縦断側面図である。
【図8】同開閉動作説明用縦断側面図である。
【図9】本考案の第2実施例の要部を示す側面図であ
る。
【図10】図9の中央縦断側面図である。
【図11】図10のB−B線断面図である。
【図12】図10のC−C線断面図である。
【図13】従来例の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 車両ルーフ 2 開口部 3 開口部 4 開口部 5 サンルーフパネル 6 サンルーフパネル 7 サンルーフパネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ルーフにその前後方向に並設した複
    数の開口部を、夫々サンルーフパネルで開閉自在に覆う
    ようにしたサンルーフ装置において、前端開口部を覆う
    サンルーフパネルは前端を支点として上下方向に回動さ
    せ開閉するようにし、後側の複数の開口部を覆うサンル
    ーフパネルは、前後方向に個別又は同時にスライド可能
    とすると共に1パネルを除いて上下動可能として互に上
    下に重ねうるようにしたことを特徴とするサンルーフ装
    置。
JP74892U 1992-01-13 1992-01-13 サンルーフ装置 Pending JPH0556540U (ja)

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