JP2001105871A - 共通の1つのルーフ開口内に配置された少なくとも2個のリッドを有する車両ルーフ - Google Patents

共通の1つのルーフ開口内に配置された少なくとも2個のリッドを有する車両ルーフ

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JP2001105871A JP2000284203A JP2000284203A JP2001105871A JP 2001105871 A JP2001105871 A JP 2001105871A JP 2000284203 A JP2000284203 A JP 2000284203A JP 2000284203 A JP2000284203 A JP 2000284203A JP 2001105871 A JP2001105871 A JP 2001105871A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リッドが可変のルーフ開放を可能にし、簡単
に形成された駆動機構によって調節可能である、車両ル
ーフを提供する。 【解決手段】 固定ルーフパネル1内に少なくとも1つ
のルーフ開口2が形成され、少なくとも2個のリッド
3、4がルーフ開口2を閉鎖する閉鎖位置で互いに面一
に並ぶようにルーフ開口内に配置され、かつルーフ開口
2を部分的に開放する第1の開放位置に車両縦方向でオ
ーバーラップするように摺動可能であり、この第1の開
放位置で走行方向後側のリッド4の少なくとも一部が前
側リッド3の下方に位置する、車両ルーフにおいて、本
発明に従い、共通の機構によって操作可能な隣接する2
個のリッド3、4のその都度一方だけが、他方のリッド
4または3の固定状態で摺動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定ルーフパネル
内に少なくとも1つのルーフ開口が形成され、少なくと
も2個のリッドがルーフ開口を閉鎖する閉鎖位置で互い
に面一に並ぶようにルーフ開口内に配置され、かつルー
フ開口を部分的に開放する第1の開放位置に少なくとも
部分的にオーバーラップするように摺動可能であり、こ
の第1の開放位置で隣接する2個のリッドの少なくとも
1個が少なくとも部分的に他のリッドの下方に位置す
る、車両ルーフに関する。
【0002】
【従来の技術】2個のリッドを備えたこの種の公知の車
両ルーフの場合には(WO96/26081A)、両リ
ッドルーフ開口の開閉のために摺動可能である。この場
合、走行方向後側にあるリッドを開放すべきときには、
このリッドが前側のリッドの下方に移動する。このよう
な車両ルーフの他の例が英国特許出願公開第43758
9号公報(GB−437589A)によって知られてい
る。この構造の場合、前側のリッドが後側のリッドによ
って収容されるかまたは後側のリッドが前側のリッドを
ポケット状に取り囲んでいる。この構造のため、ルーフ
の外観を滑らかに形成することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、リッドが可変のルーフ開放を可能にし、簡単に形
成された駆動機構によって調節可能である、冒頭に述べ
た種類の車両ルーフを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1に
記載された手段によって解決される。本発明の有利な実
施形態は従属請求項に記載されている。
【0005】冒頭に述べた技術水準と異なり、本発明
は、隣接する2個のリッドのうち、常に一方だけが操作
可能であり、操作すべきリッドはその都度隣接する固定
されたリッドの下方に移動させられ、特に隣接する2個
のリッドを代わる代わるに操作するために、共通の1個
の機構が使用される。
【0006】本発明の有利な実施形態では、その都度選
択されて固定された摺動しないリッドが、他方のリッド
の摺動時に、隣接するエッジの範囲において、そのエッ
ジが閉じた位置または上昇した位置にとどまり、そして
操作すべきリッドの対応するエッジが下降し、固定され
たリッドの下方に移動する。
【0007】従って、本発明による車両ルーフは、隣接
する2個のリッドのために共通の駆動機構を許容する。
その際、有利な実施形態によれば、各々のリッドが、閉
鎖位置で他方のリッドから離れたその横方向エッジの範
囲において、ルーフ開口縦側の範囲の側方の2本の案内
レールに沿って揺動可能に案内され、各々のリッドが互
いに向き合うその他方の横方向エッジの範囲において、
案内レール毎に、駆動機構の一部を形成する、この横方
向エッジ範囲を昇降操作するための、両リッドにとって
共通の摺動ガイドに沿って互いに案内され、摺動ガイド
から解放されて下降したリッドを持上げられたまたは閉
鎖位置に固定されたリッドの下方に摺動させるために、
同様に駆動機構の一部を形成する、下降したリッドのた
めの摺動装置が設けられている。換言すると、駆動機構
は、固定されたリッドを、他方のリッド寄りのそのエッ
ジの範囲において持ち上げるための第1の部分と、完全
に下降するや否や摺動装置によって固定されたリッドの
下方の任意の位置に移動させる、摺動すべきリッドを下
降させるための第2の部分とを備えている。
【0008】好ましくは、摺動ガイドがその縦方向中心
の方に上り勾配の案内溝を備え、この案内溝に案内ピン
が係合し、この案内ピンがリッドの昇降調節可能な横方
向エッジの範囲においてこのリッドに固定されている。
案内溝は好ましくはほぼS字状の形をしている。この場
合、案内ピンは閉鎖位置にあるときに案内溝の上側の範
囲内にあるかまたはリッドの代替的な実施形態では、案
内溝の上り勾配の区間の範囲内にある。
【0009】摺動ガイドの各々の案内溝には、案内レー
ルに固定連結された上昇ガイドが付設され、この上昇ガ
イドはほぼ垂直で摺動装置の方に開放した上昇溝を備え
ている。
【0010】更に、摺動装置がリッド毎に、駆動ケーブ
ルに固定連結されたキャリッジを備え、このキャリッジ
がそれぞれの案内ピンのための伝動凹部を有すると有利
である。摺動ガイドの案内溝または上昇ガイドの上昇溝
からキャリッジの伝動凹部に案内ピンを問題なく確実に
移送するために更に、移送装置が設けられていると有利
である。第1の実施形態では、移送装置は案内ピンに対
して平行に揺動可能である、摺動装置に枢着された二叉
部材を備えている。案内ピンが摺動ガイドの案内溝また
は上昇ガイドの上昇溝から出る前に、案内ピンは二叉部
材に係合する。移送の際に、案内ピンが摺動装置に収容
されているときにも、二叉部材は案内ピンを案内し、保
持する。第2の有利な実施形態では、移送装置が昇降要
素を備え、この昇降要素が摺動ガイドの案内溝または上
昇ガイドの上昇溝から出る案内ピンを支持し、摺動装置
の伝動凹部への案内ピンの移送のために、昇降ガイドに
よって制御されてこの伝動凹部の下方に下降し、この昇
降ガイドが摺動ガイドの溝によって操作される。
【0011】更に、摺動ガイドが摺動すべきリッドと接
触している能動的な状態で、摺動ガイドを摺動装置に連
結し、摺動ガイドがこのリッドから分離された受動的な
状態で、摺動ガイドを案内レールに連結するために、連
結装置が設けられている。連結装置は好ましくはロック
機構として形成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図に基づいて本発明を例示
的に詳しく説明する。
【0013】図1に示すように、車両ルーフのルーフパ
ネル1はルーフ開口2を有する。閉鎖状態でこのルーフ
開口内には、2個のリッド3、4が前後に面一に挿入さ
れている。この場合、走行方向に見てリッド3が前側に
位置し、リッド4が後側に位置する。図1に示した閉鎖
状態では、前側リッド3の後側エッジ5が後側リッド4
の前側エッジ6に接している。一方、前側リッド3の前
側エッジ7と後側リッド4の後側エッジ8は、前側リッ
ド3と後側リッド4の図1に示していない側方エッジと
同様に、ルーフパネルに面一に移行している。両リッド
3、4はルーフ開口2の両側でこのルーフ開口の下方に
延設された複数の案内レール9に沿って案内されてい
る。この案内レールのうち、図1には1本の案内レール
9だけが示してある。それぞれの案内レール9に沿った
両リッド3、4の案内は、図2〜5に基づいて後述する
共通の1個の駆動機構によって行われる。
【0014】案内レール9は走行方向前側の端部に端ガ
イド10を備え、後側の端部に端ガイド11を備えてい
る。上方に曲がった端ガイド10または11には、前側
リッド3の前側案内ピン76と後側リッド4の後側案内
ピン77が揺動および摺動可能に支持されている。従っ
て、案内ピン76は前側リッド3の後側エッジ5の揺動
運動を可能にする。前側リッド3の後側エッジ5の範囲
が下降し、続いて前側リッド3が後方に摺動すると、下
方に曲げられた端ガイド10により、前側リッド3の前
側エッジ7が下降するので、前側リッド3は完全に後側
リッド4の下方に摺動可能である。
【0015】案内ピン77は後側リッド4の前側エッジ
6の揺動運動を可能にする。後側リッド4の前側エッジ
6の範囲が下降し、続いて後側リッド4が前方に摺動す
ると、下方に曲げられた端ガイド11により、後側リッ
ド4の後側エッジ8が下降するので、後側リッド4は完
全に前側リッド3の下方に摺動可能である。
【0016】図2、3に基づいてリッド3、4のための
本発明による共通の駆動機構の第1の実施の形態を説明
する。
【0017】図2に示すように、案内レール9は細長い
形材として形成され、次の案内区間を備えている。すな
わち、ルーフ開口2に関して外側に位置し、横断面が円
形で、スリット状に開放しているケーブル案内通路12
と、このケーブル案内通路12の内側に接続し、同様に
内側に開放しているU字状横断面のキャリッジ案内通路
13と、このキャリッジ案内通路13に接続し、下がっ
た位置にある案内レール底14を備えている。側方に互
いにずれていてキャリッジ案内通路13の方に開放した
U字状横断面の2つの通路が、キャリッジ案内通路13
の開放した側方エッジに向き合ってかつ案内レール底1
4よりも高い位置に設けられている。この2つ通路のう
ち、キャリッジ案内通路13に近い通路は、後述する第
1のアジャスタ案内通路15を形成し、他方の通路は第
2のアジャスタ通路16を形成している。両アジャスタ
案内通路15、16はスライドシュー案内通路44の上
方に位置する。このスライドシュー案内通路44は、そ
れに向き合っているキャリッジ案内通路13に対して高
さ位置が幾分ずれているので、全体を33で示した摺動
装置を案内する働きをする。次に、案内通路12、13
または15、16の機能について説明する。
【0018】第1と第2のアジャスタ通路15または1
6を形成するU字状横断面の案内レール区間には、第1
の昇降ガイド17と第2の昇降ガイド18が案内レール
9の縦方向に互いに離隔されて固定されている。この昇
降ガイドは図示した実施の形態では細長い直方体に形成
されている。昇降ガイド17または18内には、図2に
おいて破線で示すように、上向きに湾曲したガイド軌道
17A、18Aが形成されている。このガイド軌道はこ
の範囲においてアジャスタ案内通路の代わりに機能す
る。第1の昇降ガイド17と第2の昇降ガイド18と同
じ縦方向位置において、これらのガイドと向き合って、
第1の上昇ガイド19と第2の上昇ガイド20が、キャ
リッジ案内通路13を形成する形材部分に設けられてい
る。この上昇ガイドは上側が閉じ、下側が開放して案内
通路13に開口するほぼU字形の案内部材として形成さ
れている。
【0019】図2において、摺動ガイドが全体を参照符
号21で示してある。摺動ガイド21はスライダ22を
成形した、基本形状が直方体の部材を形成している。こ
のスライダ22は、摺動ガイド21の縦方向中央に配置
され、下側にスライド面23を有する。このスライド面
23は、キャリッジ案内通路13を形成する案内レール
9の上面をスライドする。この場合、案内レール縦方向
におけるスライド距離は、両上昇ガイド19、20の相
互間隔と、この相互間隔よりも短い、スライダ22の端
面の相互間隔とによって決まる。摺動ガイド21はケー
ブル案内通路12内を移動する後述の駆動ケーブル34
と、駆動ブロック24とによって駆動される。この駆動
ブロック24は、横方向内側に突出し、更に下方に延
び、スライダ22に固定連結されている。駆動ブロック
24は、駆動ケーブル34に固定された後述するキャリ
ッジに係合可能である。
【0020】スライダ22の両側に接続する摺動ガイド
21の端部25、26内で案内レール中央の方に向いた
案内溝27または28が、摺動ガイド21の中心に関し
て鏡像対称に形成されている。以下において、走行方向
に関連して、摺動ガイド端部25は前側の摺動ガイド端
部と呼び、摺動ガイド端部26は後側の摺動ガイド端部
と呼び、前側の摺動ガイド端部25内の案内溝は前側の
案内溝27と呼び、後側の摺動ガイド端部26内の案内
溝は後側の案内溝28と呼ぶ。案内溝27、28は摺動
ガイド端部25または26の端面に開口し、この端面か
ら中央のスライダ22の方に上昇するように延び、ほぼ
S状の案内軌道を形成している。すなわち、案内溝2
7、28またはこの案内溝によって形成された案内軌道
は、上記の端面から出発して、挿入斜面によって広がっ
た、挿入漏斗部としての区間と、これに続くほぼ水平に
延びる下側区間と、これに続く傾斜路状の上昇区間と、
これに続く、摺動ガイド21のほぼ中央までほぼ水平に
延びる上側区間とを有する。案内溝27、28は前側リ
ッド3と後側リッド4の下側に設けられた案内ピン29
または30を案内する働きをする。案内ピン29は前側
リッド3の後側エッジ5の範囲において下側に前側リッ
ドの下面から離して案内レール9の縦方向に対して垂直
方向にすなわち横方向に延びている。案内ピン29はそ
こで保持接合板31によって固定されている。同様に、
案内ピン30は後側リッド4の前側エッジ6の範囲にお
いて後側リッドの下面から離して案内レール9の縦方向
に対して横方向に延び、保持接合板32によって固定さ
れている。
【0021】前側リッド3と後側リッド4が共に、ルー
フ開口2を閉鎖する、図1に略示した閉鎖位置にある
と、案内ピン29または30は上昇ガイド19または2
0を通過し、案内溝27または28の水平な上側区間内
にあり、しかも案内ピン29または30はそれぞれ、隣
接するリッドの下降運動の際空動きをすることができ
る。代替的な実施の形態では、案内ピン29または30
は案内溝27または28のほぼ半分のところで案内溝の
S字状部分の変曲点すなわち案内溝の傾斜した中央の区
間に位置する。従って、一方のリッド3または4が下降
する際にその都度隣接するリッド4または3は同時に上
昇運動を行う。案内溝27または28の水平な上側区間
の長さX1は傾斜区間および水平な下側区間の長さX2
よりも幾分長い。
【0022】前述のリッド閉鎖位置から出発するリッド
3、4の摺動操作を説明する前に、図3に基づいて、リ
ッド3、4を摺動させるための機構、すなわち摺動装置
33について詳しく説明する。
【0023】摺動装置33は既に述べた駆動ケーブル3
4を備えている。この駆動ケーブル34は、図示してい
ない駆動モータに連結され、案内レールのケーブル案内
通路12の中を案内されている。走行方向において前方
から後方に、前側キャリッジ、中央キャリッジおよび後
側キャリッジが設定された相互間隔をおいて駆動ケーブ
ル34に連結されている。以下において、これらのキャ
リッジは次のように呼ぶ。すなわち、前側のキャリッジ
は前側リッド3用摺動キャリッジ35と呼び、後側のキ
ャリッジは後側リッド4用摺動キャリッジ37と呼び、
その間の中間のキャリッジは摺動ガイド21用摺動キャ
リッジ36と呼ぶ。各々の摺動キャリッジ35または3
6と37は金属薄板ベース部分(または合成樹脂薄板ベ
ース部分)38、39または40を備え、この薄板ベー
ス部分はそれぞれ側方端部が駆動ケーブル34に固着さ
れている。薄板ベース部分の他端はそれぞれ対のスライ
ドシュー41、42または43を支持している。前後に
設けられた3つのスライドシュー対41、42、43
は、案内通路9の内側の側方エッジにおいて両アジャス
タ案内通路15または16の下方に配置された横断面が
U字状のスライドシュー案内通路44に係合している。
いずれにしても摺動キャリッジ35、36、37が駆動
ケーブル34によって互いに一定の間隔を有するので、
摺動キャリッジはその代わりに連結要素によって連結し
てもよいし、1個の部品として形成してもよい。
【0024】駆動ケーブル34には、金属薄板ベース部
分(または合成樹脂薄板ベース部分)38、39または
40の上側で、細長い直方体状のキャリッジ案内部分4
5、46または47が固定されている。このキャリッジ
案内部分45、46または47は案内レール9のキャリ
ッジ案内通路13の中を案内されている。摺動キャリッ
ジ35のキャリッジ案内部分45はその前端の範囲に、
上方に開口した、案内ピン29用の伝動凹部(連行凹
部)48を備えている。これと同様に、キャリッジ案内
部分47の後端は、上方に開口した、案内ピン30用の
伝動凹部49を備えている。それによって、後述するよ
うに、前側リッド3または後側リッド4を縦方向に摺動
させることができる。中央の摺動キャリッジ36のキャ
リッジ案内部分46の隣において、このキャリッジの対
のスライドシュー42の方には、伝動ブロック(連行ブ
ロック)50が設けられている。この伝動ブロック50
は、後述するように、図6、7に示したロック機構によ
って摺動ガイド21の駆動ブロック24に連結可能であ
る。
【0025】更に、前側と後側の摺動キャリッジ35ま
たは37は、案内ピン移送機構を備えている。この案内
ピン移送機構は図2、3の第1の実施の形態では、揺動
可能な移送二叉部材51または52として形成されてい
る。前側の移送二叉部材51は案内ピン29のためのも
のであり、後側の移送二叉部材52は案内ピン30のた
めのものである。移送二叉部材51はその前側の二叉開
口端部と反対側の後端において、摺動キャリッジ35に
揺動調節可能に支承されている。そのために、軸が移送
二叉部材51を貫通している。この軸自体は両端で、伝
動凹部48と反対側のキャリッジ案内部分45の端部
と、摺動キャリッジ35の金属薄板ベース部分(または
合成樹脂薄板ベース部分)38に固定連結された揺動支
承部材53に係合している。ピン状の操作アーム54
が、移送二叉部材51の側方内側に突出するように取付
けられている。スライドヘッドを備えたこの操作アーム
54の自由端は、第1のアジャスタ案内通路15内を案
内されている。
【0026】類似の揺動調節機構が後側の移送二叉部材
52のために設けられている。すなわち、案内レール9
の第2のアジャスタ案内通路16に係合するスライドヘ
ッド端部を備えた操作アーム54と、伝動凹部49と反
対側のキャリッジ案内部分47の端部から側方に離隔さ
れた揺動支承部材55が設けられている。図3におい
て、移送二叉部材51、52は180°だけ対置した揺
動位置にある。この揺動位置は純粋な組み立て位置であ
り、機能位置ではない。リッド3、4が閉鎖位置にある
場合、移送二叉部材51または52は図9に示すよう
に、その二叉部材端部が互いに向き合っている。この閉
鎖位置(出発位置)から、その都度移送二叉部材51、
52の一方、すなわち下降するリッド3または4の移送
二叉部材が、外側に向いた移送位置に移動する。この移
送位置では、二叉部材端部が案内ピン29または30を
所属の伝動凹部48または49内に保持している。下降
していないリッドの他の移動二叉部材はその出発位置に
とどまる。
【0027】次に、両リッド3、4の開放を代表して、
後側リッド4の開放について説明する。この場合、前側
リッド3の開放は、後側リッド4と同様に行われるが、
駆動ケーブル34が反対向きに駆動される。
【0028】リッド3、4が閉鎖位置にある場合、その
案内ピン29または30は、第1の上昇ガイド19また
は第2の上昇ガイド20の上側範囲を通過し、案内溝2
7、28のほぼ水平な上側区間に係合している。今、後
側リッド4が前側リッド3の下側に前方に移動すると、
駆動ケーブル34は走行方向前方にすなわち後側リッド
4から前側リッド3の方に駆動され、摺動ガイド21は
図6、7に示す、駆動ブロック24と伝動ブロック50
を備えたロック機構によって、摺動キャリッジ36に連
結される。従って、この摺動キャリッジ36は、摺動ガ
イド21を駆動ケーブル34の駆動方向に一緒に動か
す。摺動ガイド21のこの動力伝達運動の際に、前側リ
ッド3の案内ピン29は摺動ガイド21内のその案内溝
27に沿って、水平部分を通ってスライダ22の中心の
方に移動する。この範囲において案内軌道27が水平に
延びているので、ピン29は同じ高さ位置にとどまり、
前側リッド3はその閉鎖位置にとどまる。代替的な実施
の形態では、ガイド27を適当に形成することにより、
一方のリッド4の下降運動に加えて、他方のリッド3を
持上げ、それによってリッドを重ねるためのスペースを
多く生じることができる。
【0029】摺動ガイド21の運動と同時に、後側リッ
ド4の前側エッジ6が下降させられる。というのは、摺
動ガイド21の縦方向摺動に基づいて、後側リッド4の
案内ピン30がその案内溝28に沿って開放した後端の
方に、同時に第1の上昇ガイド19の開放した下端の方
に垂直方向に移動させられるからである。この下降運動
の際、ピン30は上昇ガイド19から出る前に、移送二
叉部材52によって受け止めされる。移送二叉部材52
が案内ピン30をその揺動軸線回りに下方に(図9にお
いて“0”で示した位置から“1”で示した位置に)揺
動させるので、二叉部材52の開放した二叉状端部は続
いて後方に向く。この場合、案内ピン30はまだ二叉状
端部内にある。駆動ケーブル34を更に駆動すると、後
側リッド4の案内ピン30は摺動ガイド21の案内溝2
8から完全に開放され、上昇ガイド19を通って案内さ
れてスライドし、伝動凹部49に隣接している二叉部材
52の二叉状端部によって更にこの伝動凹部49内にス
ライドして入る。移送二叉部材52のこの移送運動の
際、図7、6に基づいて詳しく説明するように摺動ガイ
ド21を摺動キャリッジ36の伝動ブロック50から連
結解除することにより、駆動ケーブル34または摺動キ
ャリッジ36からの摺動ガイド21の連結解除が行われ
る。この状態では、後側リッド4の前側エッジ6が最も
下降し、このリッドの案内ピン30は伝動凹部49内に
ある。駆動ケーブル34を更に駆動すると、同じ高さ位
置で案内ピン30がその摺動キャリッジ37と共に摺動
する。それによって、後側リッド4は前側リッド3の下
方に移動し、しかも場合によっては後側リッド4が完全
に前側リッド3の下方に位置しかつ前側リッド3に対し
て平行に位置するように移動する。その際、移送二叉部
材52は一緒に移動し、案内ピン30を伝動凹部49内
に付加的に保持する。移送二叉部材52の揺動運動は操
作アーム54を第2のアジャスタ案内通路16に係合さ
せ、かつガイド軌道17Aを通過する際に持ち上げるこ
とによって制御される。上記とは逆に、前側リッド3が
摺動によって後側リッド4の下へ下降する場合には、移
送二叉部材51の揺動運動は、操作アーム54を第1の
アジャスタ案内通路15に係合させることによっておよ
びガイド軌道18Aを通過する際に持ち上げることによ
って制御される。後側の移送二叉部材52の操作アーム
54は曲げ部を備えている。この曲げ部により、操作ア
ーム54はぶつかることなく、上昇ガイド18上を移動
することができる。
【0030】後側リッド4の閉鎖は、駆動ケーブル34
を反対方向に、すなわち車両の走行方向と反対方向に移
動させることによって行われる。後側リッド4の前側エ
ッジ6が前側リッド3の後側エッジ5に近接するや否
や、摺動ガイド21はその駆動ブロック24と伝動ブロ
ック50を介して新たに駆動ケーブル45に連結され、
一緒に動かされる。その際、後側リッド4の案内ピン3
0はその摺動キャリッジ37の伝動凹部49内で一緒に
動かされる。そして、移送二叉部材52は、操作アーム
54と昇降ガイド17のガイド軌道17Aによって駆動
されて上方に揺動し、案内ピン30を上昇ガイド19の
開放端部と案内溝28の開放端部に移送する。案内ピン
30はこの案内溝28と上昇ガイド19に沿って上方に
移動させられ、最後には案内溝28の上側の水平区間に
達する。この位置は後側リッド4の完全閉鎖位置に対応
する。
【0031】前側リッド3が開放すると、すなわち後側
リッド4の下方に移動すると、後側リッド4について前
に述べた駆動過程が、閉鎖位置にあるリッド3、4から
出発して逆の順序で行われる。
【0032】図4、5に基づいて、両リッド3、4のた
めの本発明に従って形成された駆動機構の第2の実施の
形態について説明する。
【0033】図5から判るように、第2の実施の形態に
よる摺動機構は、図3に示した第1の実施の形態の摺動
機構と比べて、同様に、伝動凹部48、49と伝動ブロ
ック50を有する3個の摺動キャリッジ35、36、3
7を備えているがしかし、移送二叉部材51または52
の形をした移送機構と、この移送機構をキャリッジに枢
着するために必要な部品を備えていないので、図3の第
1の実施の形態の摺動機構よりも簡単化されている。こ
の移送機構は第2の実施の形態の場合には、一方では摺
動ガイド21′に一体化され、他方では案内レール9′
上の上昇ガイド19′または20′に付加して形成され
ている。図4、5において図2、3と同じ部品は、ダッ
シュ(′)をつけた同じ参照符号によって示してある。
【0034】摺動装置33′の構造が第1の実施の形態
の摺動装置33と比べて簡単であるので、内側に位置す
る案内レール9′の側方エッジは、アジャスタ案内通路
なしに簡単に形成されている。すなわち、案内レール
9′は内側に位置する側方エッジに、スライドシュー案
内通路44だけを備えている。
【0035】次に、図2、3の実施の形態と異なる第2
の実施の形態の部分についてのみ詳しく説明する。
【0036】摺動ガイド21′はリッド3′または4′
の案内ピン29′、30′のための案内溝を備えてい
る。第1の実施の形態と異なり、27′、28′で示し
たこの案内溝は、その延長状態が変更されている。すな
わち、この案内溝27′、28′は摺動ガイド21′の
端面に開口しないで、この端面の手前で摺動ガイド2
1′の下面に開口し、更に開口端部から出発して急激な
上り傾斜の区間を有するように延長状態が変更されてい
る。その後、水平な区間と、やや上り傾斜の区間と、そ
して中央側の水平な端区間が接続している。更に、案内
溝27′、28′が第1の実施の形態の場合と同じよう
に、上昇ガイド19′または20′と協働する。図4に
示した第2の実施の形態の場合、上昇区間は参照符号1
9′または20′によって示され、直方体状ブロック5
6内で、上方が閉じ下方が開放した止りスリットを形成
している。この直方体状ブロック56は、キャリッジ案
内通路13′を形成する案内レール9′の形材の上面に
設けられている。この場合、上昇ガイド19′、20′
の下側の自由端は、案内レール9′の凹部と同じ位置に
ある。
【0037】図4に示した実施の形態の場合、昇降溝5
8または57を有する昇降ガイドからなる構造体が、移
送機構として設けられている。この昇降溝は走行方向に
おいて上昇溝20′の前方または上昇溝19′の手前に
配置されている。斜めに延びる昇降溝58または57は
上方が閉じ、ブロック56の下面に開放している。昇降
溝57、58のこの開放端部は、案内レール9′の切欠
きと同じ位置にあり、この昇降溝57または58の中を
昇降ブロック59または60が移動する。この昇降ブロ
ック59、60から側方に各々1本のピン61または6
2が突出している。ピン61または62は溝63または
64内を案内されている。この溝63、64は、直方体
状の摺動ガイド21′の両端範囲内で、摺動ガイド2
1′の端面とこの摺動ガイド21′の内側に位置する案
内溝27′、28′の間に形成されている。この溝6
3、64はS字状に形成され、それぞれ摺動ガイド2
1′の端面から出発して上り勾配となっている。
【0038】次に、両リッド3′、4′を代表して、後
側のリッド4′の開放について詳しく説明する。この場
合、その他については、前側のリッド3′の下方への後
側のリッド4′の移動は、図2、3に示した第1の実施
の形態と類似している。
【0039】リッド3′、4′が閉鎖位置にある場合、
リッドの案内ピン29′または30′は第1の上昇ガイ
ド19′または第2の上昇ガイド20′の上側範囲を通
過し、案内溝27′または28′のほぼ水平な上側区間
に係合している。後側リッド4′が前方に向けて前側リ
ッド3′の下方に移動すると、駆動ケーブル34′は走
行方向前方にすなわち後側リッド4′から前側リッド
3′の方に駆動され、摺動ガイド21′は図6、7に示
した、駆動ブロック24と伝動ブロック50を備えたロ
ック機構によって、摺動キャリッジ36′に連結され
る。従って、この摺動キャリッジ36′は駆動ケーブル
34の駆動方向に摺動ガイド21′を一緒に移動させ
る。摺動ガイド21′が一緒に移動する際に、前側リッ
ド3′の案内ピン29′は摺動ガイド21′内のその案
内溝27′に沿って水平部分を通ってスライドブロック
22′の中央の方に移動する。完全に閉鎖位置にあるリ
ッド3′、4′から出発して駆動ケーブル34の移動を
開始するために、案内ピン30′は案内溝28′と上昇
ガイド19′内を下方に移動する。案内ピン30′が上
昇ガイド19′の開放端部に達するや否や、案内ピンは
案内レール9′に対して平行に延びる支持部分65に係
合する。この支持部分65は、この状態で案内レール
9′の凹部を閉鎖する。駆動ケーブル34を更に駆動す
ると、昇降ブロック59のピン61はS字状の溝63の
下降する軌道に沿って下方に移動する。それによって、
支持部分65は案内レールの凹部の下方に下降し、キャ
リッジ37の伝動凹部49のすぐ上に達する。それによ
って、駆動ケーブル34を更に駆動すると、案内ピン3
0は伝動凹部49内に正確に移送される。そして、後側
リッド4は図2、3に示した第1の実施の形態に基づい
て説明したように更に移動する。これとは逆の場合、す
なわち後側リッドがその閉鎖位置に移動する場合、案内
ピン30は支持部分65が伝動凹部49に直接接する際
に、支持部分の表面上に移送され、昇降ブロック59と
共に上昇ガイド19または案内溝28′の開放端部内に
移送される。摺動ガイド21′が続けて移動すると、後
側リッド4の前側エッジ6の持上げと、前側リッド3の
後側エッジ5の下降が、昇降ブロック60と溝63また
は64と案内溝27′、28′によって制御される。
【0040】図6、7に基づいて、摺動ガイド21を駆
動ケーブル34に連結および連結解除するための連結機
構について説明する。
【0041】図6には、摺動ガイド21が概略的にかつ
その駆動ブロック24と比べて小さく示してある。更
に、図3または5に示した調節機構と分離して、上から
見て菱形の形をした伝動ブロック50が示してある。こ
の伝動ブロック50は、駆動ブロック24と連結および
連結解除するためのものである。この連結過程および案
内レールに対する連結は図7に詳しく示してある。図7
は上昇ガイド19、20を備えた案内レール9を概略的
に示している。この上昇ガイドは同時に、駆動ブロック
24のストッパーとしての働きをする。従って、駆動ブ
ロック24は案内レール9の縦方向に対して平行にトン
ネル状の貫通通路67を備えている。貫通通路67に対
して横方向にも中空に形成された駆動ブロック24の内
部には、2個のラッチ68、69が設けられている。こ
のラッチが側方で互いに接触しながら駆動ブロック24
の内壁に沿って案内され、案内レール9に対して垂直な
その方向にばね70または71によって付勢されてい
る。両ラッチ68または69にはそれぞれ貫通口72ま
たは73が横方向に形成されている。この貫通口72、
73はそれぞれ互いに逆平行に斜めに延びている。すな
わち、貫通口72は図において右側から左側に上昇する
ように延び、貫通口73は左側から右側に上昇するよう
に延びている。貫通口72または73は、摺動ガイド2
1用伝動ブロック50が挿入または通過できるように採
寸されている。貫通口72、73はそれぞれ、伝動ブロ
ック50と協働するための互いに向き合った機能面7
8、79と80、81を備えている。
【0042】図7に示した機構の機能は次の通りであ
る。図7に示したロックされた端位置では、摺動ガイド
21はストッパーを形成する上昇ガイド19に接触し、
ラッチ69はそのばね71によって案内レール9の凹部
74に押し込まれている。図7に示すように、伝動ブロ
ック50が駆動ケーブル34の駆動運動によって(図に
おいて右側から出発して)駆動ブロック24の貫通通路
67内に移動すると、このブロック50はラッチ69
に、すなわちばね71の側にあるその機能面80に当接
し、この機能面をばね71の方向に側方に押し、それに
よって案内レール9から駆動ブロック24を連結解除す
る。そして、伝動ブロック50はばね70から離れたラ
ッチ68の機能面79に当接する。伝動ブロック50
は、ラッチ68の端面が案内レール9に接触しているの
でラッチを側方に押すことができない。この状態で、摺
動ガイド21は、ガイド操作部材を形成する摺動キャリ
ッジ36の伝動ブロック50にのみ連結され、この伝動
ブロック50によって一緒に動かされる。この状態では
更に、摺動ガイド21が新たに案内レール9にロックさ
れる前に、伝動ブロック50を摺動ガイド21から分離
することはできない。これは、摺動ガイド21の不確か
な位置を生じないことを意味する。今や、伝動ブロック
50とそれに連結された駆動ブロック24は、摺動ガイ
ド21を摺動方向xにその他方の端位置まで一緒に動か
す。この端位置では、摺動ガイド21は、ストッパーを
形成する上昇ガイド20に当接する。伝動ブロック50
が更に移動すると、伝動ブロック50は機能面79によ
ってラッチ68を案内レール9の凹部75に押し込む。
それによって、摺動ガイド21は案内レール9に新たに
固定連結され、ガイド操作部材を形成する伝動ブロック
50は摺動ガイド21から新たに離れる。なぜなら、ラ
ッチ68が凹部75内に摺動した後で、伝動ブロックが
図7において左側に貫通通路67から出るからである。
摺動ガイド21を案内レール9にロックした後で、摺動
装置33は摺動ガイド21から離れるように更に移動す
る。
【0043】図8a〜8bに示すように、本発明に従っ
て形成された操作機構によって、上記の実施の形態で説
明した2個のリッド3または4の代わりに、複数のリッ
ド部分を移動させることができる。例えば図8aに示し
た車両ルーフでは、固定された車両ルーフ1に全部で4
つのリッド部分3、4、103、104が並べて配置さ
れて大きなルーフ開口(2A〜2D)を閉鎖している。
【0044】その際、前側の両リッド3、4は図2、
3、9または図4、5に基づいて説明した駆動機構によ
って互いに連結されている。同様に、後側の両リッド1
03、104はこのような駆動機構によって互いに連結
されている。前側のリッド3または4のための駆動機構
の操作は、例えば固定された前側のルーフ1の範囲に配
置可能な第1の駆動装置によって行われる。
【0045】後側の両リッド103、104の操作は、
駆動ケーブルの第2のセットを介して第2の駆動装置に
よって行われる。この駆動装置は例えば固定された後側
のルーフ1の範囲に配置することができる。
【0046】これによって、図8b〜8eから判るよう
に、車両ルーフのための多数の開放方法が生じる。図8
bでは、リッド4がその前方に設けられたリッド3の下
方に移動し、同時にリッド103がその後方に配置され
たリッド104の下方に移動している。その際、リッド
4と103はルーフ開口2B、2Cを開放する。このル
ーフ開口は実施の形態で示すように好ましくは互いに直
接接続しているがしかし、その間に配置され横方向に延
びる図示していない固定要素によって互いに分離してい
てもよい。
【0047】図8cではリッド3がその後方にあるリッ
ド4の下方に移動し、リッド104その前方にあるリッ
ド103の下方に移動している。この開放方法の場合、
リッド3によって前側のルーフ開口2Aが開放され、後
側リッド104によって後側のルーフ開口2Dが開放さ
れる。
【0048】図8dの開放方法の場合には、前側リッド
3がその後方にあるリッド4の下方に移動し、リッド1
03が後側にあるリッド104の下方に移動している。
その際、リッド3は前方のルーフ開口2Aを開放し、リ
ッド103はルーフ開口2Cを開放する。
【0049】図8eでは、リッド4がリッド3の下方に
前方に移動し、リッド104がリッド103の下方に前
方に移動している。その際、リッド4はルーフ開口2B
を開放し、リッド104は車両ルーフの後側部分のルー
フ開口2Dを開放する。
【0050】多彩な開放方法により、複数のシート列の
場合にも、あらゆる車両ルーフにとって、車室の最適な
換気を生じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】共通の1つのルーフ開口内に配置された2個の
リッドとそのための1個の案内レールを備えた車体の上
側部分を概略的に示す図である。
【図2】図1の両リッドのために設けられた共通の駆動
機構の第1の実施の形態の案内レールと上昇ガイドを示
す分解図である。
【図3】図1の両リッドのために設けられた共通の駆動
機構の第1の実施の形態の上昇ガイドと両リッド用の摺
動装置を示す分解図である。
【図4】図1の両リッドのために設けられた共通の駆動
機構の第2の実施の形態の案内レールと上昇ガイドを示
す分解図である。
【図5】図1の両リッドのために設けられた共通の駆動
機構の第2の実施の形態の上昇ガイドと両リッド用の摺
動装置を示す分解図である。
【図6】摺動装置に対して上昇ガイドを固定または解放
するためのロック機構を概略的に示す斜視図である。
【図7】摺動装置に対して上昇ガイドを固定または解放
するためのロック機構を示す断面図である。
【図8】8a〜8eは4個のリッドを備えた変形のいろ
いろなルーフ開口を開放するためのいろいろな位置を示
す図である。
【図9】図2、3の機構を明らかにするために概略図で
ある。
【符号の説明】
1…ルーフパネル、2、2A〜2D…ルーフ開口、3、
103…前側リッド、4、104…後側リッド、5…前
側リッドの後側エッジ、6…後側リッドの前側エッジ、
7…前側リッドの前側エッジ、8…後側リッドの後側エ
ッジ、9…案内レール、10…前側の端ガイド、11…
後側の端ガイド、12…ケーブル案内通路、13…キャ
リッジ案内通路、14…案内レール底、15…第1のア
ジャスタ案内通路、16…第2のアジャスタ案内通路、
17…第1の昇降ガイド、18…第2の昇降ガイド、1
7A、18A…ガイド軌道、19…第1の上昇ガイド、
20…第2の上昇ガイド、21…摺動ガイド、22…ス
ライダ、23…スライド面、24…駆動ブロック、25
…摺動ガイドの前端、26…摺動ガイドの後端、27…
前側の案内溝、28…後側の案内溝、29…前側リッド
の案内ピン、30…後側リッドの案内ピン、31…前側
リッドの案内ピンの保持接合板、32…後側リッドの案
内ピンの保持接合板、33…摺動装置、34…駆動ケー
ブル、35…前側リッド用摺動キャリッジ、36…摺動
ガイド用摺動キャリッジ、37…後側リッド用摺動キャ
リッジ、38…摺動キャリッジ用金属薄板ベース部分、
39…摺動キャリッジ用金属薄板ベース部分、40…摺
動キャリッジ用金属薄板ベース部分、41…ベース板3
8用の対のスライドシュー、42…ベース板39用の対
のスライドシュー、43…ベース板40用の対のスライ
ドシュー、44…スライドシュー案内通路、45…摺動
キャリッジ35のキャリッジ案内部分、46…摺動キャ
リッジ36のキャリッジ案内部分、47…摺動キャリッ
ジ37のキャリッジ案内部分、48…案内ピン29用伝
動凹部、49…案内ピン30用伝動凹部、50…案内ピ
ン24用伝動ブロック、51…案内ピン29用移送二叉
部材、52…案内ピン30用移送二叉部材、53…揺動
支承部材、54…操作アーム、55…揺動支承部材、5
6…ブロック、57…後側の昇降溝、58…前側の昇降
溝、59…後側の昇降ブロック、60…前側の昇降ブロ
ック、61…昇降ブロック59のピン、62…昇降ブロ
ック60のピン、63…ピン61用後側溝、64…ピン
62用前側溝、65…昇降ブロック59の支持部分、6
6…昇降ブロック60の支持部分、67…貫通通路、6
8…ラッチ、69…ラッチ、70…ばね、71…ばね、
72…貫通口、73…貫通口、74…案内レール9の凹
部、75…案内レール9の凹部、76…前側リッド3の
前側の案内ピン、77…後側リッド3の後側の案内ピ
ン、78…ラッチ68の機能面、79…ラッチ68の機
能面、80…ラッチ69の機能面、81…ラッチ69の
機能面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルクス・シュバルツ ドイツ連邦共和国、79822 ティティゼー −ノイシュタット、ショイエルレンシュト ラーセ 48 (72)発明者 ブルクハルト・ラインシュ ドイツ連邦共和国、87600 カウフボイレ ン、ロンスベルクビーク 13 (72)発明者 オットー・ビーンコール ドイツ連邦共和国、82069 ホーヘンシェ フツラーン、フロスガッター 5

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ルーフパネル(1)内に少なくとも
    1つのルーフ開口(2、2A、2B、2Cまたは2D)
    が形成され、少なくとも2個のリッド(3、4または1
    03、104)がルーフ開口(2、2A、2B、2Cま
    たは2D) を閉鎖する閉鎖位置で互いに面一に並ぶよう
    にルーフ開口内に配置され、かつルーフ開口(2、2
    A、2B、2Cまたは2D) を部分的に開放する第1の
    開放位置に少なくとも部分的にオーバーラップするよう
    に摺動可能であり、この第1の開放位置で隣接する2個
    のリッドの少なくとも1個(4または104)が少なく
    とも部分的に他のリッド(3または103)の下方に位
    置する、車両ルーフにおいて、共通の機構によって連結
    された隣接する2個のリッド(3、4または103、1
    04)のその都度一方だけが代わる代わるに、隣接する
    リッド(4、3または104、103)の固定状態で、
    この固定されたリッドの下方に少なくとも部分的に摺動
    可能であることを特徴とする車両ルーフ。
  2. 【請求項2】 隣接する2個のリッド(3、4または1
    03、104)の操作のために、共通の1つの駆動機構
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両
    ルーフ。
  3. 【請求項3】 隣接する2個のリッド(3、4または1
    03、104)の各々が、閉鎖位置で他方のリッド
    (4、3または104、103)から離れたその横方向
    エッジ(7または8)の範囲において、ルーフ開口縦側
    の範囲の側方の2本の案内レール(9)に沿って揺動可
    能に案内され、各々のリッド(3、4または103、1
    04)がその他方の横方向エッジ(5または6)の範囲
    において、案内レール(9)毎に、駆動機構の一部を形
    成する、この横方向エッジ範囲を昇降操作するための、
    両リッド(3、4または103、104)にとって共通
    の摺動ガイド(21)に沿って互いに案内され、摺動ガ
    イド(21)から解放されて下降したリッド(3、4ま
    たは103、104)を固定されたリッド(4、3また
    は104、103)の下方に摺動させるために、同様に
    駆動機構の一部を形成する、下降したリッドのための摺
    動装置(33)が設けられていることを特徴とする請求
    項2記載の車両ルーフ。
  4. 【請求項4】 摺動ガイド(21)がその縦方向中心の
    方に上り勾配の2つの案内溝(27、28)を備え、こ
    の案内溝に案内ピン(29または30)が係合し、この
    案内ピンがリッド(3、4または103、104)の昇
    降操作可能な横方向エッジ(5または6)の範囲におい
    てこのリッドに固定されていることを特徴とする請求項
    3記載の車両ルーフ。
  5. 【請求項5】 案内溝(27、28)がS字状にまたは
    傾斜路状に形成され、リッド(3、4または103、1
    04)が閉鎖位置にあるときに、案内ピン(29、3
    0)が案内溝(27または28)の上側の水平区間の範
    囲内に位置することを特徴とする請求項4記載の車両ル
    ーフ。
  6. 【請求項6】 案内溝(27、28)がS字状に形成さ
    れ、リッド(3、4または103、104)が閉鎖位置
    にあるときに、案内ピン(29または30)がS字状案
    内溝(27または28)の変曲点の範囲または傾斜路状
    の上昇範囲内に位置し、摺動運動を行うリッド(3また
    は4あるいは103または104)の方に向いた、固定
    されたリッド(4または3;104または103)の横
    方向エッジ(5または6)が、この摺動運動の開始によ
    って持上げられた位置を占めることを特徴とする請求項
    4記載の車両ルーフ。
  7. 【請求項7】 各々の案内溝(27または28)に、案
    内レール(9)に連結された上昇ガイド(19または2
    0)が付設され、この上昇ガイドがほぼ垂直に摺動装置
    (33)の方に開放した上昇溝を有することを特徴とす
    る請求項4〜6のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  8. 【請求項8】 摺動装置(33)がリッド(3、4また
    は103、104)毎に、駆動ケーブル(34)に固定
    連結されたキャリッジ(35または37)を備え、この
    キャリッジがそれぞれの案内ピン(29または30)の
    ための伝動凹部(48または49)を有することを特徴
    とする請求項4〜7のいずれか一つに記載の車両ルー
    フ。
  9. 【請求項9】 摺動ガイド(21)の案内溝(27また
    は28)または上昇ガイド(19または20)の上昇溝
    から解放される案内ピン(29または30)を摺動装置
    (33)に移送するために移送装置が設けられ、この移
    送装置が運動のすべての点で、案内ピン(29または3
    0)の所定の位置を保証することを特徴とする請求項7
    または8記載の車両ルーフ。
  10. 【請求項10】 移送装置が案内ピン(29または3
    0)に対して平行に揺動可能な摺動装置(33)に枢着
    された移送二叉部材(51または52)を備え、案内ピ
    ン(29または30)が摺動ガイド(21)または上昇
    ガイド(19または20)の上昇溝から出る前に、案内
    ピン(29または30)が移送二叉部材内に収容され、
    移送装置が摺動装置への案内ピンの移送を運動学的に保
    証することを特徴とする請求項9記載の車両ルーフ。
  11. 【請求項11】 移送装置が昇降要素(59または6
    0)を備え、この昇降要素が摺動ガイド(21′)の案
    内溝(27′または28′)または上昇ガイド(19′
    または20′)の上昇溝から出る案内ピン(29′また
    は30′)を支持し、摺動装置(33′)の伝動凹部
    (48′または49′)への案内ピン(29′または3
    0′)の移送のために、昇降ガイドによって制御されて
    この伝動凹部上でまたは手前に下降し、この昇降ガイド
    が摺動ガイド(21)の溝(53または64)によって
    操作されることを特徴とする請求項9記載の車両ルー
    フ。
  12. 【請求項12】 摺動ガイド(21)が摺動すべきリッ
    ド(3、4)と接触している能動的な状態で、摺動ガイ
    ドを摺動装置(33)に連結し、摺動ガイドがこのリッ
    ド(3、4、103または104)から分離された受動
    的な状態で、摺動ガイドを案内レール(9)に連結する
    ために、連結装置(24、50)が設けられていること
    を特徴とする請求項3〜11のいずれか一つに記載の車
    両ルーフ。
  13. 【請求項13】 連結装置(24、50)がロック機構
    を備え、このロック機構が特別な機能面(78、79、
    80、81)を有するばねで付勢されたラッチ(68、
    69)を備えていることを特徴とする請求項12記載の
    車両ルーフ。
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