JPH07290965A - サンルーフのパネル開閉装置 - Google Patents

サンルーフのパネル開閉装置

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Publication number
JPH07290965A
JPH07290965A JP8674194A JP8674194A JPH07290965A JP H07290965 A JPH07290965 A JP H07290965A JP 8674194 A JP8674194 A JP 8674194A JP 8674194 A JP8674194 A JP 8674194A JP H07290965 A JPH07290965 A JP H07290965A
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JP
Japan
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slider
pin
guide
cam groove
lifting
Prior art date
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Application number
JP8674194A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Butsuen
司 佛円
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Daikyo Webasto Co Ltd
Original Assignee
Daikyo Webasto Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07290965A publication Critical patent/JPH07290965A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パネル4の左右側下部にブラケット5を設
け、開口部3の左右側下方のガイドレール6にスライダ
7を設け、ブラケットとスライダとの間にスライダの前
後移動でパネルを昇降動作させる昇降機構8を設ける。
この昇降機構8は、ガイドレールに摺動可能に案内され
かつ端部がブラケットに枢支軸12を介して連結された
昇降リンク13と、スライダに形成されていて昇降リン
クに設けたガイドピン16の一端部と係合して相対前後
移動によって昇降リンクの枢支軸側の端部を昇降させる
カム溝17とを有する。前記スライダ7は昇降リンク1
3を挟んだ位置でガイドレールに摺動自在に支持された
シュー補助体24を有し、このシュー補助体24の端部
にガイドピンの一端部がカム溝17を摺動するときにそ
の他端部が当接する補助案内面27を形成する。 【効果】 ガイドピンを両持ち支持して、昇降リンクの
横ブレを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗り物、特に乗用車等
の車両に適用されて昇降動作をするサンルーフのパネル
開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のサンル−フのパネル開閉装置
は、車両屋根の開口部を開閉するパネルの左右側下部に
ブラケットを設け、開口部の左右側下方のガイドレール
にスライダを設け、ブラケットとスライダとの間にスラ
イダの前後移動でパネルを閉鎖位置から上昇又は下降位
置へ昇降動作させる昇降機構を設けており、パネルは上
昇又は下降位置から後方の開放位置までの水平動作をス
ライダと同伴可能にしたものもある。
【0003】前記昇降機構は、パネルの後部だけのもの
と、前部にも設けて前後同時又は交互に作動させるもの
とがあり、ガイドレールに摺動可能に案内されかつ端部
がブラケットに枢支軸を介して連結された昇降リンク
と、スライダに形成されていて前記昇降リンクに設けた
ガイドピンの一端部と係合して相対前後移動によって昇
降リンクの枢支軸側の端部を昇降させるカム溝とを有す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
昇降機構では、昇降リンクは先端がパネル側に連結さ
れ、基端がガイドレ−ルにシューを介して摺動案内さ
れ、中途部がガイドピンを介してカム溝に案内されてお
り、基端及び中途部、特に中途部のガイドピンが片持ち
支持であるため、昇降リンクに横ブレ、ネジレ等が生じ
易く、昇降を確実化することが困難である。
【0005】スライダをU字状に形成し、昇降リンクを
左右から挟む形状に形成したもの(特開昭64−187
21号公報)があるが、昇降リンクの昇降抵抗が大きく
なるため、スライダの左右面と昇降リンクとを接触させ
ることはできなく、また、スライダの左右面にガイドピ
ン案内用カム溝を形成するのも困難であり、横ブレ・ネ
ジレ防止には使用し難い。
【0006】本発明の重要な目的は、スライダに昇降リ
ンクを挟んだ位置でガイドレールに摺動自在に支持され
るシュー補助体を設け、このシュー補助体の端部にガイ
ドピンの一端部がカム溝を摺動するときにその他端部が
当接する補助案内面を形成することにより、ガイドピン
を両持ち支持して、昇降リンクの横ブレ・ネジレを防止
できるようにしたサンルーフのパネル開閉装置を提供す
るにある。
【0007】本発明の目的は、パネルを昇降させる昇降
機構を前後一対設け、スライダに前後昇降リンクを挟ん
だ位置でガイドレールに摺動自在に支持される前後一対
のシュー補助体を設け、この前後シュー補助体の少なく
とも一方の前端部にガイドピンの一端部がカム溝を摺動
するときにその他端部が当接する補助案内面を形成する
ことにより、前後一方のガイドピンを両持ち支持して、
前後昇降リンクの横ブレ・ネジレを防止できるようにし
たサンルーフのパネル開閉装置を提供するにある。
【0008】また本発明の目的は、パネルを昇降させる
昇降機構を前後一対設け、スライダに前後各カム溝を形
成した前後作動体を一体移動自在に設けると共に、前後
昇降リンクを挟んだ位置でガイドレールに摺動自在に支
持される前後一対のシュー補助体を設け、前後一方のシ
ュー補助体の前端部にガイドピンの一端部がカム溝を摺
動するときにその他端部が当接する補助案内面を形成
し、前後他方の作動体の前端部にカム溝と平行な案内面
を形成し、ガイドピンがカム溝を摺動するときに前記案
内面に枢支軸を当接可能にすることにより、前後一方の
昇降機構ではガイドピンを両持ち支持し、前後他方の昇
降機構ではガイドピンと共に枢支軸でも昇降を案内する
ことができ、前後昇降リンクの横ブレ・ネジレをより確
実に防止できる、かつ昇降リンクの上昇力を向上できる
ようにしたサンルーフのパネル開閉装置を提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、車両屋根2の開口部3を
開閉するパネル4の左右側下部にブラケット5を設け、
開口部3の左右側下方のガイドレール6にスライダ7を
設け、ブラケット5とスライダ7との間にスライダ7の
前後移動でパネル4を昇降動作させる昇降機構8を設け
ており、この昇降機構8は、ガイドレール6に摺動可能
に案内されかつ端部がブラケット5に枢支軸12を介し
て連結された昇降リンク13と、スライダ7に形成され
ていて前記昇降リンク13に設けたガイドピン16の一
端部と係合して相対前後移動によって昇降リンク13の
枢支軸12側の端部を昇降させるカム溝17とを有する
サンルーフのパネル開閉装置において、前記スライダ7
は昇降リンク13を挟んだ位置でガイドレール6に摺動
自在に支持されたシュー補助体24を有し、このシュー
補助体24の端部にガイドピン16の一端部がカム溝1
7を摺動するときにその他端部が当接する補助案内面2
7を形成していることである。
【0010】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、車両屋根2の開口部3を開閉するパネル4
の左右側下部にブラケット5を設け、開口部3の左右側
下方のガイドレール6にスライダ7を設け、ブラケット
5とスライダ7との間にスライダ7の前後移動でパネル
4を昇降動作させる前後昇降機構8を設けており、この
前後昇降機構8は、ガイドレール6に摺動可能に案内さ
れかつ端部がブラケット5に前後枢支軸12を介して連
結された前後昇降リンク13と、スライダ7の前後部に
形成されていて前記前後各昇降リンク13に設けたガイ
ドピン16の一端部と係合して相対前後移動によって昇
降リンク13の枢支軸12側の端部を昇降させる前後カ
ム溝17とを有するサンルーフのパネル開閉装置におい
て、前記スライダ7は前後昇降リンク13を挟んだ位置
でガイドレール6に摺動自在に支持された前後一対のシ
ュー補助体24を有し、この前後シュー補助体24の少
なくとも一方の前端部にガイドピン16の一端部がカム
溝17を摺動するときにその他端部が当接する補助案内
面27を形成していることである。
【0011】本発明における課題解決のための第3の具
体的手段は、第1又は第2の具体的手段に加えて、スラ
イダ7はカム溝17を形成した作動体14を一体移動自
在に有し、この作動体14の端部にカム溝17と平行な
案内面14aを形成し、ガイドピン16がカム溝17を
摺動するときに前記案内面14aに枢支軸12を当接可
能にしていることである。
【0012】本発明における課題解決のための第4の具
体的手段は、車両屋根2の開口部3を開閉するパネル4
の左右側下部にブラケット5を設け、開口部3の左右側
下方のガイドレール6にスライダ7を設け、ブラケット
5とスライダ7との間にスライダ7の前後移動でパネル
4を昇降動作させる前後昇降機構8を設けており、この
前後昇降機構8は、ガイドレール6に摺動可能に案内さ
れかつ端部がブラケット5に前後枢支軸12を介して連
結された前後昇降リンク13と、スライダ7の前後部に
形成されていて前記前後各昇降リンク13に設けたガイ
ドピン16の一端部と係合して相対前後移動によって昇
降リンク13の枢支軸12側の端部を昇降させる前後カ
ム溝17とを有するサンルーフのパネル開閉装置におい
て、前記スライダ7は前後各カム溝17を形成した前後
作動体14を一体移動自在に有し、かつ前後各昇降リン
ク13を挟んだ位置でガイドレール6に摺動自在に支持
された前後一対のシュー補助体24を有し、前後一方の
昇降機構8側のシュー補助体24の前端部にガイドピン
16の一端部がカム溝17を摺動するときにその他端部
が当接する補助案内面27を形成し、前後他方の昇降機
構8側の作動体14の前端部にカム溝17と平行な案内
面14aを形成し、ガイドピン16がカム溝17を摺動
するときに前記案内面14aに枢支軸12を当接可能に
していることである。
【0013】本発明における課題解決のための第5の具
体的手段は、第2又は第4の具体的手段に加えて、スラ
イダ7は一体移動自在に設けた作動体14の前部に前下
がり状のガイドピン用カム溝17を形成しかつ後部に後
下がり状の後ピン用カム溝19を形成し、昇降リンク1
3は前端の枢支軸12、中途部のガイドピン16、後端
で後ピン用カム溝19と係合する後ピン18及びガイド
ピン16と後ピン18との間に設けた支持ピン25を有
し、シュー補助体24は支持ピン25を相対前後移動可
能に案内する案内溝26を有することである。
【0014】
【作用】パネル4の開閉はスライダ7の前後移動によっ
て行われ、スライダ7は昇降リンク13を挟んだ位置で
ガイドレール6に摺動自在に支持されたシュー補助体2
4と前後作動体14とを有し、この前後作動体14の移
動によって昇降手段15を介して昇降リンク13を起伏
動作させる。
【0015】前後各作動体14はその前後にカム溝1
7、19を有し、前部が枢支軸12によってパネル4と
連結された昇降リンク13は、その中途部と後部とに設
けた中ピン(ガイドピン)16及び後ピン18とが前記
カム溝17、19に係合案内されることにより、その前
部が昇降するように揺動される。前昇降リンク13Fの
中ピン16Fの一端が前カム溝17Fの前部を摺動する
とき、中ピン16Fの他端はシュー補助体24Fの補助
案内面27に当接し、中ピン16Fは両持ち状態で昇降
が案内される。
【0016】後昇降リンク13Rの中ピン16Rが後カ
ム溝17Rの前部を摺動するとき、後枢支軸12Rが後
作動体14Rの前端部に案内面14aと当接して、後昇
降リンク13Rの昇降を案内する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜9において、2は乗用自動車の屋根、3は
屋根2に形成された開口部、4は開口部2を開閉するパ
ネルであり、このパネル4はガラス又は合成樹脂等で透
明に形成されており、金属板で形成することも可能であ
り、その下面外周部に図3〜5に示すように、パネル枠
31が取り付けられている。このパネル枠31を介して
外周部にウエザ−ストリップ32が設けられている。
【0018】前記パネル枠31の下面の左右側部には、
前後一対のブラケット5(5F、5R)がネジ33及び
ナット34を介して固定され、目隠しカバー35で覆わ
れている。また、パネル枠31の後部の下面には、後側
屋根2との間から落ちる水を受けるるために、図6に示
すように、排水溝体36が設けられている。前記屋根2
の下方には、左右一対のガイドレール6が配置され、こ
の左右ガイドレール6は図8、9に示すように、前部が
前フレーム38で連結され、中途部が2枚の連結フレー
ム39で連結され、これらは屋根2の下面側に固定され
ている。2枚の連結フレーム39は中途部が連結板41
で互いに連結され、この連結板41には室内灯が取り付
けられる。
【0019】前記左右ガイドレール6と前フレーム38
と前側の連結フレーム39とは、開口部3と対応した下
方で開口部3より若干小さい相似形の内開口部40を形
成しており、この内開口部40を開閉するサンシェード
42がガイドレール6に前後摺動自在に支持されてい
る。前記パネル4は昇降・摺動動作するもので、開口部
3を完全に閉鎖する閉鎖位置A(図6に実線で示す)か
ら降下した下降位置B(図6に2点鎖線及び図12に示
す)に昇降し、その後に屋根2の後側の下に収納される
開放位置C(図6に点線で示す)まで略水平状態で前後
移動可能になっており、いわゆるインナスライドタイプ
である。
【0020】ガイドレール6はアルミ合金等の金属で内
外レ−ル部6a、ケーブルガイド部6b、サンシェード
ガイド部6c及び樋部6d等が一体成形されたものであ
り、内外レ−ル部6aにはスライダ7、前後昇降機構8
(8F、8R)等が前後方向に摺動自在に配置されてい
る。スライダ7は内開口部40側の内外レ−ル部6aの
内側に摺動自在に係合した複数のシユー48を有し、ケ
ーブルガイド部6bに挿通されたケーブル43に連結さ
れており、ケーブル43はピニオン44に噛合していて
モータ45によって押し引き移動可能になっており、こ
れらケーブル43、ピニオン44、モータ45等によっ
て、スライダ7を前後動させる駆動機構46が構成され
ている。
【0021】前記前後各昇降機構8は、前後各ブラケッ
ト5に枢支軸12(12F、12R)を介して前部が連
結された前後昇降リンク13(13F、13R)と、ガ
イドレール6に摺動自在に支持されていてスライダ7に
よって同時に前後移動する前後作動体14(14F、1
4R)とを有している。この前後作動体14は昇降機構
8の構成部材であると同時にスライダ7の構成も兼ねて
いる。
【0022】スライダ7は前後昇降機構8共通に1つ設
けられ、略全長にわたってガイドレール6から上方に突
出する立ち上がり壁7Aを有し、この立ち上がり壁7A
の外面(内開口部40と反対側の面)の前後部に前後作
動体14がビス47で固定されている。スライダ7は立
ち上がり壁7Aの上下縁から外側方に折れ曲がった突出
部分を有して断面コ字状に形成され、下側は前後各作動
体14の下側を通って外側に延びる連結部7a、7bと
なっており、これらは前後各作動体14の上下面と係合
して、作動体14の上下位置設定だけでなく前後位置設
定もしている。
【0023】前記スライダ7の立ち上がり壁7Aは、上
下の突出部分によって補強され、前後作動体14の同時
作動を実現しかつその位置決めをし、作動体14、昇降
リンク13等の前後昇降機構8及びブラケット5等が、
内開口部40を介して車内から見えるのを防止する目隠
しの役目をしている。前後の各作動体14は、各昇降リ
ンク13の中途部から後部を相対前後動可能に支持して
おり、作動体14と昇降リンク13の中途部との間に、
作動体14の前後移動によって昇降リンク13の前部を
起伏動作させる昇降手段15を有している。
【0024】前後各昇降手段15(15F、15R)
は、昇降リンク13の中途部に設けたガイドピンとして
の中ピン16(16F、16R)と、作動体14に前下
がり状に形成した中ピン(ガイドピン)用カム溝17
(17F、17R)とを有しており、各カム溝17は前
側が下向きに傾斜している。中ピン16用の後カム溝1
7Rは、後部に短い略水平の直線部Raを有し、この直
線部Raから前端まで緩やかに下向き円弧状の円弧部R
bであるのに対し、前カム溝17Fは、後端から中途部
までは前記直線部Raより長い略水平な直線部Faを有
し、この直線部Faから前端まで急激な下向き円弧状の
円弧部Fbに形成されている。
【0025】前記前後カム溝17の直線部Faと直線部
Raとは中ピン16を昇降しない部分であり、直線部F
aの直線部Raより長い部分は、中ピン16Fをより長
い時間だけ昇降しない遅延手段9を形成している。尚、
前カム溝17Fの前後端間の水平距離と後カム溝17R
のそれとは略等しく、また溝高さも略等しく形成されて
いる。
【0026】前記前後作動体14が同時に後方移動する
と、前後カム溝17は前後中ピン16に対して後方移動
を開始し、後中ピン16Rが相対移動を開始して直線部
Raを過ぎて円弧部Rbに入ると同時に下降を開始し、
円弧部Rbの前端に到達するまで略一定速度で下降す
る。これに対して、前中ピン16Fは前カム溝17Fが
移動を開始しても、直線部Faの前側の遅延手段9を移
動するだけで下降は開始されず、後中ピン16Rが後カ
ム溝17Rの円弧部Rbに入った後更に、遅延手段9を
通過して前カム溝17Fの円弧部Fbに入ってから下降
を開始し、円弧部Fbの前端に到達するまで高速で下降
する。
【0027】従って、パネル4は開口部閉鎖位置Aから
下降される際、後側が先行下降されて、その後側の下降
の途中(図6に1点鎖線及び図11に示す下降途中Dの
状態)から前側が下降され、先行下降させる後側と後行
下降させる前側との、下降位置Bに到達する時点は略同
一になる。尚、前後カム溝17の前後端間の水平距離が
異なっていても、長い方の端部が使用されないだけで作
動には支障がなく、また溝高さが異なっていても、パネ
ル4が下降位置Bで若干傾斜するだけで開放位置Cへの
移動には支障はない。
【0028】前記前後昇降機構8は、前後各昇降リンク
13の後部に後ピン18(18F、18R)を有し、前
後各作動体14の後部に後ピン18を摺動案内する後ピ
ン用カム溝19(19F、19R)を形成している。後
ピン18と枢支軸12とを結ぶ中心線は、中ピン16及
び支持ピン25よりより上方に位置している。後ピン1
8用の後カム溝19Rは、後端から中途部までは前記直
線部Raと略同長でかつ略水平な直線部を有し、中途部
から緩やかに前上がり状に傾斜している。また、後ピン
18用の前カム溝19Fは、後端から中途部までは前記
直線部Faと略同長でかつ略水平な直線部を有し、中途
部から急激に前上がり状に傾斜している。
【0029】従って、前記前後作動体14が同時に後方
移動すると、前後カム溝19は前後後ピン18に対して
後方移動を開始し、後の後ピン18Rはカム溝19Rの
相対移動によって短い直線部を通過後に上昇を開始し、
カム溝19Rの前端に到達するまで略一定速度で上昇す
る。また、前の後ピン18Fはカム溝19Fが相対移動
によって長い直線部を通過後に上昇が開始され、前後昇
降リンク13は後述する支持ピン25を中心に、前側が
下がり後側が上がるシーソ揺動をする。
【0030】従って、前後昇降リンク13は中ピン16
とカム溝17との案内による昇降だけの場合よりも、後
ピン18とカム溝19との案内による昇降が加わること
により、より大きく揺動し、パネル4の昇降スロトーク
を長くできる、または、前後昇降機構8の上下高さを低
くできる。尚、後ピン18及びカム溝19を割愛して、
前後各昇降リンク13の後端を、作動体14に対して相
対直線移動のみをするように構成しても良い。
【0031】前記スライダ7は前後各作動体14の下側
を通って外側に延びる連結部7a、7bの先端の作動体
14を挟んだ位置にシュー補助体24(24F、24
R)を有している。この前後各シュー補助体24はガイ
ドレール6の外側のレール部6aに摺動自在に支持さ
れ、前側に前後に長い案内溝26(26F、26R)を
形成しており、前シュー補助体24Fはその前端上面に
前作動体14Fの円弧部Fbの溝下面と略同一の円弧状
の補助案内面27を形成している。
【0032】前記前後各シュー補助体24の案内溝26
には、前後昇降リンク13の中ピン16と後ピン18と
の間に設けた支持ピン25(25F、25R)が挿入さ
れ、支持ピン25を相対前後移動可能に支持して、昇降
リンク13のシーソ揺動の支点を形成している。また、
前シュー補助体24Fの補助案内面27には、前昇降リ
ンク13Fの前中ピン16Fの外端(カム溝17と係合
した端部と反対側)に設けたブッシュ28が当接可能で
あり、前中ピン16Fが前カム溝17Fの円弧部Fbを
相対移動するとき、図4に示すように、ブッシュ28が
補助案内面27に摺接して、前中ピン16Fを両持ち支
持できるようになっている。
【0033】尚、前昇降リンク13Fの支持ピン25F
を支持ピン25Rと同様の長さに形成したり、後昇降リ
ンク13Rの中ピン16Rを長く形成してブッシュを設
け、かつ後シュー補助体24Rの前端に後作動体14R
の円弧部Rbの溝下面と略同一の円弧状の補助案内面を
形成し、前側と同様に、ブッシュを補助案内面と摺接さ
せたりしても良く、支持ピン25の支持と中ピン16の
両持ち支持とは、前後前後昇降機構8のいずれか少なく
とも一方にあれば良く、両方に設けることも可能であ
る。
【0034】但し図2では、後昇降リンク13Rの中ピ
ン16Rの外端に、ガイドレール6との間の左右方向の
ガタを防止するための摺接体29が設けられている。ま
た、ガイドレール6には前中ピン16Fを下降可能にす
るための切欠30(図3、7に示す)を必要とする。ま
た、前後枢支軸12にブッシュ(後枢支軸12R用は符
号50で表示)を設け、前後作動体14の少なくとも一
方の前部を、カム溝17の円弧部Fb、Rbと略平行な
円弧状案内面14aに形成し、中ピン16が円弧部F
b、Rb内を摺動するときに、枢支軸12のブッシュが
当接するようにし、枢支軸12の昇降時の支持案内をす
るように構成しておいても良く、後作動体14Rの前部
はそのように円弧部Rbと略平行な円弧状案内面14a
になっていて、後枢支軸12Rのブッシュ50と当接す
る。
【0035】このように、枢支軸12を案内面14aに
当接させると、この案内面14aはカム溝17よりも支
持ピン25からの距離が遠いので、昇降リンク13を上
昇させる力が大きく、従って昇降リンク13の横ブレ・
ネジレを防止する上にパネル4の上昇能力を高めること
ができる。左右の前後ブラケット5F、5Rには、山形
部材51の一辺が固定されて連結補強しており、この山
形部材51の他辺は垂下していてスライダ7の立ち上が
り壁7Aの内方に位置し、パネル4が降下するときに、
ブラケット5とスライダ7との間で手指を挟まないよう
に遮蔽している。
【0036】前記スライダ7、前後昇降機構8、ブラケ
ット5及び山形部材51はアッセンブリとして組立られ
た後にガイドレール6に配置し、ブラケット5にパネル
4が取り付けられるものである。図2、3、7において
スライダ7の前部から内方(内開口部40側)へ取り付
け部67が突出しており、この取り付け部67には掛止
孔が形成され、その先端にはU字状のケーブル嵌合部6
7Aが形成され、ケーブル43の端部には合成樹脂製の
ケーブルホルダ68が装着されている。尚、スライダ7
はアルミ合金製であり、ケーブルホルダ68はスライダ
7より低強度の合成樹脂で形成されている。
【0037】ケーブルホルダ68は本体68Aに前後間
隔をおいて形成した一対の嵌合部68Bと、1つの掛止
部68Cとが一体成形され、断面円形の一対の嵌合部6
8Bがケーブル43に嵌合し、ニップル70を固着する
ことにより、ケーブルホルダ68をケーブル43に取り
付けている。スライダ7とケーブルホルダ68とは着脱
容易であり、着脱自在であるのでスライダ7等のアッセ
ンブリをガイドレール6に挿入配置するのが容易にな
り、ケーブルホルダ68が破損してもその取り替えが可
能である。
【0038】また、前記ケーブルホルダ68は嵌合部6
8Bが、車両衝突時に破壊しながら径外方向に膨張変形
されて、その変形によりケーブルガイド部6bとの間の
摩擦抵抗を大きくして、衝撃を緩和する緩衝手段11の
役目をする。次に、サンル−フのパネル開閉動作を説明
する。図6、10に示すように、パネル4が閉鎖位置A
にあって開口部3を閉鎖している状態から開放動作させ
る場合、駆動機構46を作動してケーブル43を押し動
作させると、ケーブルホルダ68を介してスライダ7が
後方移動し、これによりスライダ7と一体的に前後の作
動体14とシュー補助体24とを後方移動し、作動体1
4の後方移動は前後昇降機構8を作動する。
【0039】前後作動体14の後方移動は前後の中ピン
用カム溝17と後ピン用カム溝19とを移動することに
なり、後昇降機構8Rの後昇降手段15Rのカム溝17
Rとカム溝19Rとは前昇降機構8Fより先に中ピン1
6Rと後ピン18Rとを直線部Raを通過させて円弧部
Rbに相対移動し、速やかにパネル4の後側を下降させ
る。
【0040】パネル4の後側が降下を開始して、ウエザ
ーストリップ32の略後半が屋根2から離れたとき、パ
ネル4は図11に示す下降途中Dの状態になって緩い後
下がり傾斜になり、そして、前昇降機構8Fでは前昇降
手段15Fの中ピン16Fがカム溝17Fの直線部Fa
の前部の遅延手段9を通りすぎ、円弧部Fbに入り始め
ることになり、後昇降機構Rより遅れてパネル4の前側
を下降し始める。
【0041】そして、後昇降機構8Rによるパネル4の
後側の下降がゆっくりと続くなか、並行して前昇降機構
8Fによるパネル4の前側の下降が急激に行われ、パネ
ル4は閉鎖位置Aのときと略平行でかつ下方の下降位置
Bまで移動する。スライダ7が後昇降機構8Rの作動を
完了するときに、前昇降機構8Fも作動が完了され、そ
の全所要時間は後昇降機構8Rの作動時間と同一であ
り、中ピン16F、16Rはカム溝17F、17Rの円
弧部Fb、Rbの先端に達する。
【0042】前後昇降機構8の後ピン18F、18R
は、前後作動体14の後方移動中にカム溝19F、19
R内を相対移動し、前上がり傾斜部分に入って昇降リン
ク13の後部を上昇させ、昇降リンク13を支持ピン2
5廻りにシーソ揺動させ、昇降リンク13をより大きく
起伏させる。前後作動体14が一体的に後移動するとき
前後シュー補助体24もそれらと一体的に後方移動し、
支持ピン25は案内溝26内を相対移動し、前シュー補
助体24Fの前端の補助案内面27は、下降中の前中ピ
ン16Fの外端に嵌合したブッシュ28を支持案内し、
前中ピン16Fを前カム溝17Fと共に両持ち支持し、
前昇降リンク13Fの横ブレ・ネジレを防止する。
【0043】後昇降リンク13Rでは、側面に設けた摺
接体29がガイドレール6と摺接し、かつブッシュ50
が後作動体14Rの案内面(前部)14aと当接して、
後昇降リンク13Rの横ブレ・ネジレを防止する。下降
位置Bの状態にしたパネル4は、更にスライダ7を後方
移動移動することにより開放位置Cまで移動され、開放
位置Cからの閉鎖動作は前記開放動作を逆になり、後作
動体14Rの案内面14aは枢支軸12と当接して、後
昇降リンク13Rに上昇力を発揮する。
【0044】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種種変形することができる。例えば、パネル
開閉装置は、昇降機構8をパネル4の前部のみに設け
て、後部を尻上がり状にチルト動作だけ又はそのチルト
アップ姿勢から後方移動する形式のも、前後昇降機構8
を設けて、後部を尻上がり状にチルト動作させかつその
チルトアップ姿勢から後方移動する形式のものでも良
い。
【0045】また、前昇降機構8Fで行っている中ピン
16の両持ち支持を、後昇降機構8Rで又は両方で行っ
たり、後昇降機構8Rで行っている枢支軸12と案内面
14aとの当接を、前昇降機構8Fで又は両方で行った
りしても良い。但し、前後昇降機構8を有していて、両
昇降機構8で中ピン16の両持ち支持と枢支軸12の案
内面14aへの当接とを同時に行うことは、高い精度を
要求されコスト高になるので、各作用を前後に振り分け
る方が好ましく、作動が確実で安価に製作できる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、スライダ
7は昇降リンク13を挟んだ位置でガイドレール6に摺
動自在に支持されたシュー補助体24を有し、このシュ
ー補助体24の端部にガイドピン16の一端部がカム溝
17を摺動するときにその他端部が当接する補助案内面
27を形成しているので、ガイドピン16を両持ち支持
して、昇降リンク13の横ブレ・ネジレを防止できる。
【0047】また、スライダ7は前後昇降リンク13を
挟んだ位置でガイドレール6に摺動自在に支持された前
後一対のシュー補助体24を有し、この前後シュー補助
体24の少なくとも一方の前端部にガイドピン16の一
端部がカム溝17を摺動するときにその他端部が当接す
る補助案内面27を形成しているので、前後一対のガイ
ドピン16の前後一方又は両方を両持ち支持して、前後
昇降リンク13の横ブレ・ネジレを防止できる。
【0048】また、スライダ7はカム溝17を形成した
作動体14を一体移動自在に有し、この作動体14の端
部にカム溝17と平行な案内面14aを形成し、ガイド
ピン16がカム溝17を摺動するときに前記案内面14
aに枢支軸12を当接可能にしているので、ガイドピン
16を両持ち支持した上で、枢支軸12の昇降を案内す
ることができ、昇降リンク13の横ブレ・ネジレ防止を
2種類の部材の昇降を案内することで確実に行うことが
でき、カム溝17よりも枢支軸12に近い案内面14a
で昇降リンク13を上昇させることができ、上昇能力を
向上することができる。
【0049】また、スライダ7は前後各カム溝17を形
成した前後作動体14を一体移動自在に有し、かつ前後
各昇降リンク13を挟んだ位置でガイドレール6に摺動
自在に支持された前後一対のシュー補助体24を有し、
前後一方の昇降機構8側のシュー補助体24の前端部に
ガイドピン16の一端部がカム溝17を摺動するときに
その他端部が当接する補助案内面27を形成し、前後他
方の昇降機構8側の作動体14の前端部にカム溝17と
平行な案内面14aを形成し、ガイドピン16がカム溝
17を摺動するときに前記案内面14aに枢支軸12を
当接可能にしているので、一方の昇降機構8ではガイド
ピン16を両持ち支持し、他方の昇降機構8ではガイド
ピン16と共に枢支軸12でも、昇降リンク13の昇降
を案内することができ、前後昇降リンク13の横ブレ・
ネジレを前後異なる部材でより確実に防止することがで
きると共に、カム溝17よりも枢支軸12に近い案内面
14aで昇降リンク13を上昇させることができ、上昇
能力を向上することができる。
【0050】更に、スライダ7は一体移動自在に設けた
作動体14の前部に前下がり状のガイドピン用カム溝1
7を形成しかつ後部に後下がり状の後ピン用カム溝19
を形成し、昇降リンク13は前端の枢支軸12、中途部
のガイドピン16、後端で後ピン用カム溝19と係合す
る後ピン18及びガイドピン16と後ピン18との間に
設けた支持ピン25を有し、シュー補助体24は支持ピ
ン25を相対前後移動可能に案内する案内溝26を有す
るので、ガイドピン16を両持ち支持して、昇降リンク
13の横ブレ・ネジレを防止できる上に、前後しながら
揺動する昇降リンク13の支持をシュー補助体24にも
受け持たせることができ、作動体14の構造を簡単にか
つコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部を示す断面側面図であ
る。
【図2】全体の分解斜視図である。
【図3】図1のX−X線に相当する断面図である。
【図4】図3からパネルが若干下降した状態の断面図で
ある。
【図5】図1のY−Y線に相当する断面図である。
【図6】全体を示す断面側面図である。
【図7】要部の平面図である。
【図8】全体分解斜視図である。
【図9】ガイドレール及びフレームの分解斜視図であ
る。
【図10】パネル閉鎖位置の断面側面図である。
【図11】パネル下降途中位置の断面側面図である。
【図12】パネル下降位置の断面側面図である。
【符号の説明】
1 サンルーフ装置 2 車両屋根 3 開口部 4 パネル 5 ブラケット 6 ガイドレール 7 スライダ 8 昇降機構 12 枢支軸 13 昇降リンク 14 作動体 14a 案内面 16 中ピン(ガイドピン) 17 中ピン用カム溝 18 後ピン 19 後ピン用カム溝 24 シュー補助体 25 支持ピン 26 案内溝 27 補助案内面 46 駆動機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両屋根(2)の開口部(3)を開閉す
    るパネル(4)の左右側下部にブラケット(5)を設
    け、開口部(3)の左右側下方のガイドレール(6)に
    スライダ(7)を設け、ブラケット(5)とスライダ
    (7)との間にスライダ(7)の前後移動でパネル
    (4)を昇降動作させる昇降機構(8)を設けており、
    この昇降機構(8)は、ガイドレール(6)に摺動可能
    に案内されかつ端部がブラケット(5)に枢支軸(1
    2)を介して連結された昇降リンク(13)と、スライ
    ダ(7)に形成されていて前記昇降リンク(13)に設
    けたガイドピン(16)の一端部と係合して相対前後移
    動によって昇降リンク(13)の枢支軸(12)側の端
    部を昇降させるカム溝(17)とを有するサンルーフの
    パネル開閉装置において、 前記スライダ(7)は昇降リンク(13)を挟んだ位置
    でガイドレール(6)に摺動自在に支持されたシュー補
    助体(24)を有し、このシュー補助体(24)の端部
    にガイドピン(16)の一端部がカム溝(17)を摺動
    するときにその他端部が当接する補助案内面(27)を
    形成していることを特徴とするサンルーフのパネル開閉
    装置。
  2. 【請求項2】 車両屋根(2)の開口部(3)を開閉す
    るパネル(4)の左右側下部にブラケット(5)を設
    け、開口部(3)の左右側下方のガイドレール(6)に
    スライダ(7)を設け、ブラケット(5)とスライダ
    (7)との間にスライダ(7)の前後移動でパネル
    (4)を昇降動作させる前後昇降機構(8)を設けてお
    り、この前後昇降機構(8)は、ガイドレール(6)に
    摺動可能に案内されかつ端部がブラケット(5)に前後
    枢支軸(12)を介して連結された前後昇降リンク(1
    3)と、スライダ(7)の前後部に形成されていて前記
    前後各昇降リンク(13)に設けたガイドピン(16)
    の一端部と係合して相対前後移動によって昇降リンク
    (13)の枢支軸(12)側の端部を昇降させる前後カ
    ム溝(17)とを有するサンルーフのパネル開閉装置に
    おいて、 前記スライダ(7)は前後昇降リンク(13)を挟んだ
    位置でガイドレール(6)に摺動自在に支持された前後
    一対のシュー補助体(24)を有し、この前後シュー補
    助体(24)の少なくとも一方の前端部にガイドピン
    (16)の一端部がカム溝(17)を摺動するときにそ
    の他端部が当接する補助案内面(27)を形成している
    ことを特徴とするサンルーフのパネル開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記スライダ(7)はカム溝(17)を
    形成した作動体(14)を一体移動自在に有し、この作
    動体(14)の端部にカム溝(17)と平行な案内面
    (14a)を形成し、ガイドピン(16)がカム溝(1
    7)を摺動するときに前記案内面(14a)に枢支軸
    (12)を当接可能にしていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のサンルーフのパネル開閉装置。
  4. 【請求項4】 車両屋根(2)の開口部(3)を開閉す
    るパネル(4)の左右側下部にブラケット(5)を設
    け、開口部(3)の左右側下方のガイドレール(6)に
    スライダ(7)を設け、ブラケット(5)とスライダ
    (7)との間にスライダ(7)の前後移動でパネル
    (4)を昇降動作させる前後昇降機構(8)を設けてお
    り、この前後昇降機構(8)は、ガイドレール(6)に
    摺動可能に案内されかつ端部がブラケット(5)に前後
    枢支軸(12)を介して連結された前後昇降リンク(1
    3)と、スライダ(7)の前後部に形成されていて前記
    前後各昇降リンク(13)に設けたガイドピン(16)
    の一端部と係合して相対前後移動によって昇降リンク
    (13)の枢支軸(12)側の端部を昇降させる前後カ
    ム溝(17)とを有するサンルーフのパネル開閉装置に
    おいて、 前記スライダ(7)は前後各カム溝(17)を形成した
    前後作動体(14)を一体移動自在に有し、かつ前後各
    昇降リンク(13)を挟んだ位置でガイドレール(6)
    に摺動自在に支持された前後一対のシュー補助体(2
    4)を有し、前後一方の昇降機構(8)側のシュー補助
    体(24)の前端部にガイドピン(16)の一端部がカ
    ム溝(17)を摺動するときにその他端部が当接する補
    助案内面(27)を形成し、前後他方の昇降機構(8)
    側の作動体(14)の前端部にカム溝(17)と平行な
    案内面(14a)を形成し、ガイドピン(16)がカム
    溝(17)を摺動するときに前記案内面(14a)に枢
    支軸(12)を当接可能にしていることを特徴とするサ
    ンルーフのパネル開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記スライダ(7)は一体移動自在に設
    けた作動体(14)の前部に前下がり状のガイドピン用
    カム溝(17)を形成しかつ後部に後下がり状の後ピン
    用カム溝(19)を形成し、昇降リンク(13)は前端
    の枢支軸(12)、中途部のガイドピン(16)、後端
    で後ピン用カム溝(19)と係合する後ピン(18)及
    びガイドピン(16)と後ピン(18)との間に設けた
    支持ピン(25)を有し、シュー補助体(24)は支持
    ピン(25)を相対前後移動可能に案内する案内溝(2
    6)を有することを特徴とする請求項1、2又は4に記
    載のサンルーフのパネル開閉装置。
JP8674194A 1994-04-25 1994-04-25 サンルーフのパネル開閉装置 Pending JPH07290965A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007065417A1 (de) * 2005-12-05 2007-06-14 Webasto Ag Führungsmechanik für ein schiebedach, schiebedach und kraftfahrzeug mit schiebedach
US7850231B2 (en) 2007-08-10 2010-12-14 Yachiyo Industry Co., Ltd. Sunroof apparatus for vehicle
JP2011079449A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Yachiyo Industry Co Ltd サンシェード装置
JP2015093504A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 アイシン精機株式会社 サンルーフ装置

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