JPH04243623A - サンルーフ装置 - Google Patents

サンルーフ装置

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JPH04243623A
JPH04243623A JP591591A JP591591A JPH04243623A JP H04243623 A JPH04243623 A JP H04243623A JP 591591 A JP591591 A JP 591591A JP 591591 A JP591591 A JP 591591A JP H04243623 A JPH04243623 A JP H04243623A
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slider
bracket
lifting
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Shigeru Ueki
茂 植木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗り物、特に乗用車等
の車両に適用されて昇降・摺動動作をするサンル−フ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のサンル−フ装置の第1従来技術
として、特公昭63−32646号公報に開示されたも
のがある。この第1従来技術は屋根の開口部を開閉する
パネルの左右側下部にブラケットを設け、開口部の左右
側方のガイドレ−ルにスライダを設け、ブラケットとス
ライダとの間にスライダの前後移動でパネルを閉鎖姿勢
から下げ姿勢へ昇降動作させる前後昇降機構を設け、パ
ネルは下げ姿勢から開放姿勢までの水平動作をスライダ
と同伴可能になっている。
【0003】前記前後昇降機構はパネルを前部中心にチ
ルト動作させるもので、前昇降機構は補助的な役目をす
るだけで、パネル前部は昇降しない。又、各昇降機構は
カム溝とそれに係合するカムピンとで形成されているが
、カム溝が1本であるので、1本のカム溝の上下ストロ
−クは長く、カム溝を形成した部材の上下高さは高くな
っている。そのためサンル−フ装置の厚さは厚くなり、
最近の車高の低い且つ丸みのある自動車屋根に適用する
と、ヘッドクリアランスを確保することが難しい。
【0004】この第1従来技術を改良した技術として、
特開平2−279422号公報(第2従来技術)がある
。この従来技術は前昇降機構がなく、ガイドレ−ルにパ
ネルの昇降動作中にガイドレ−ルに対して位置不動とな
り且つパネルの水平動作中にスライダと同伴移動する連
動体を設け、この連動体とブラケットとにそれぞれカム
溝を形成し、両者間に各カム溝と係合するカムピンを有
する昇降体を配置し、この昇降体をスライダで前後動さ
せながら揺動するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記第2従来技術にお
いては、第1従来技術と同様に、パネル前部を中心にチ
ルト動作するだけでパネル前部は昇降しないので、サン
ル−フ装置の厚さを実質的に薄くすることは困難である
。また、後昇降機構の厚さを薄くできるが、昇降体が直
接ブラケットに係合しているため、長いカム溝を必要と
し、パネル後部の昇降量を多くすることが困難になって
いる。
【0006】本発明の第1の目的は、パネル前部を昇降
する前昇降機構を設けて、パネル全体を略水平姿勢で昇
降可能とすることにより、サンル−フ装置の厚さを実質
的に薄くできるようにすることである。また、本発明の
第2の目的は、前昇降機構を設けた上で、パネルの後部
と連動体との間にリフタを設け、このリフタと連動体と
の間に後昇降体を設け、この後昇降体とリフタ及び連動
体との間に、それぞれ第1、2後昇降手段を設けること
により、比較的短い後昇降体移動量で所望のパネル後部
昇降量が得られるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、屋根1の開口部2を開閉
するパネル3の左右側下部にブラケット4を設け、開口
部2の左右側方のガイドレ−ル5にスライダ6を設け、
ブラケット4とスライダ6との間にスライダ6の前後移
動でパネル3を閉鎖姿勢Aから下げ姿勢Bへ昇降動作さ
せる前後昇降機構7F,7Rを設け、パネル3は下げ姿
勢Bから開放姿勢Cまでの水平動作をスライダ6と同伴
可能になっているサンル−フ装置において、前記ガイド
レ−ル5にパネル3の昇降動作中にガイドレ−ル5に対
して位置不動となり且つパネル3の水平動作中にスライ
ダ6と同伴移動する連動体8を設け、前記前昇降機構7
Fは、ブラケット4と連動体8との間でパネル3の昇降
動作中にスライダ6と同伴移動する前昇降体9Fと、こ
の前昇降体9Fの前後動により前昇降体9Fに対してブ
ラケット4を昇降する第1前昇降手段10Fと、前昇降
体9Fの前後動により連動体8に対して前昇降体9Fを
昇降する第2前昇降手段11Fとを備えていることであ
る。
【0008】また、本発明における課題解決のための第
2の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、連動体
8にリフタ12の前部を枢支し、このリフタ12の後部
をブラケット4に連結しており、後昇降機構7Rは、リ
フタ12と連動体8との間でパネル3の昇降動作中にス
ライダ6と同伴移動する後昇降体9Rと、この後昇降体
9Rの前後動により後昇降体9Rに対してリフタ12を
揺動することによりブラケット4を昇降する第1後昇降
手段10Rと、後昇降体9Rの前後動により連動体8に
対して後昇降体9Rを昇降する第2後昇降手段11Rと
を備えていることである。
【0009】
【作用】パネル3が閉鎖姿勢Aにある状態から、スライ
ダ6を後方移動すると前後昇降機構7が作動し、前スラ
イダ6Fに前昇降体9Fが同伴移動することにより、第
1前昇降手段10Fを介して前昇降体9Fに対してブラ
ケット4が降下し、これと同時に第2前昇降手段11F
を介して連動体8に対して前昇降体9Fが降下し、よっ
てパネル3の前部が降下する。これと同時に後昇降機構
7Rの作動により、パネル3の後部が降下するので、パ
ネル3は略水平姿勢のまま下げ姿勢Bとなる。その後の
スライダ6の後方移動は連動体8を同伴し、パネル3を
下げ姿勢Bから開放姿勢Cまで水平動作させる。
【0010】前記後昇降機構7Rは、後スライダ6Rに
後昇降体9Rが同伴移動することにより、第1後昇降手
段10Rを介して後昇降体9Rに対してリフタ12を下
向き揺動し、このリフタ12の揺動でブラケット4が降
下し、これと同時に第2後昇降手段11Rを介して連動
体8に対して後昇降体9Rが降下し、よってパネル3の
後部が降下する。前記リフタ12はてこの役目をするた
め、リフタ12に対する後昇降体9Rの移動距離が短く
ても、パネル3後部の昇降量が確保される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基ずいて説明
する。図1〜15において、1は乗用自動車の屋根、2
は屋根1に形成された開口部、3は開口部2を開閉する
パネルであり、このパネル3はガラス又は合成樹脂等で
透明に形成されるか、金属板で形成されており、その下
面外周部にパネル枠21が取りつけられ、このパネル枠
21を介して外周部にウエザ−ストリップ22が設けら
れている。前記パネル枠21の下面の左右側部には一対
のブラケット4がネジ23及びナット24を介して固定
されている。
【0012】前記屋根1の下方には、開口部2より若干
小さい相似形の内開口部25を形成した支持枠26が、
屋根1側に固定の取り付け部27、28を介して取り付
けられ、その下方を内装材33で覆っている。開口部2
の左右側方にはガイドレ−ル5が配置されている。この
ガイドレ−ル5は支持枠26と共に、ボルト29、30
及びナット31、32を介して取り付け部27、28に
固定されている。尚、取り付け部28の位置では、支持
枠26は高さ調整可能になっている。
【0013】前記パネル3は昇降・摺動動作するもので
、開口部2を完全に閉鎖する閉鎖姿勢A(図7)から略
水平状態で降下した下げ姿勢B(図8)、下げ姿勢Bか
ら水平状態で後方移動した開放姿勢C(図9は移動途中
の開放中途状態)及び閉鎖姿勢Aから尻上がりにチルト
アップした上げ姿勢D(図1、10)にそれぞれ移動し
て姿勢変更される。そして上げ姿勢Dからチルト下げ動
作するときには、閉鎖姿勢Aを一旦通り過ぎて、図11
のオ−バラン状態Eになってから閉鎖姿勢Aに戻る。
【0014】ガイドレ−ル5はアルミ合金等でレ−ル部
5a、雨樋部5b及び取り付け部5cが一体成形された
ものであり、レ−ル部5aにはスライダ6、前後昇降機
構7、連動体8等が前後方向に摺動自在に設けられてい
る。またブラケット4の一部もこのガイドレ−ル5内に
入り込み得る構成になっている。前記スライダ6は前後
に2分割されており、前スライダ6Fと後スライダ6R
とは共にケ−ブル34に連結されていて、駆動装置35
によって一体的に駆動される。但し、前後スライダ6を
一体物にしても良い。前スライダ6にはタイミングピン
36が設けられており、このタイミングピン36は第1
、2タイミング部材37、38の溝39、40に挿入さ
れている。
【0015】第1タイミング部材37は前部が連動体8
の固定ピン41に連結され、後下部にガイドレ−ル5の
スリット42に係合する第1係合部43を有し、溝39
は後端が下向きに曲がっており、この後端にタイミング
ピン36が移動してくることにより、第1係合部43が
スリット42から離脱される。第2タイミング部材38
は前部が前昇降体9Fのピン44に連結され、後下部に
ガイドレ−ル5のスリット45に係合する第2係合部4
6を有し、溝40は後端が下向きに曲がっており、この
後端にタイミングピン36が移動してくることにより、
第2係合部46がスリット45から離脱される。溝40
は溝39よりも短く形成されている。
【0016】前昇降体9Fはピン44と同心のシュウ4
8を介してガイドレ−ル5に回動自在に且つ摺動自在に
支持されており、その前部にカムピン49、50を有し
ている。第1カムピン49は第2カムピン50よりも上
位に位置しており、ブラケット4に形成した第1カム溝
51に係合している。第2カムピン50は連動体8の前
部に形成した第2カム溝52に係合している。前記第1
、2カム溝51、52は前方から後方へ互いに逆方向、
即ち第1カム溝51は下から上へ、第2カム溝52は上
から下へそれぞれ折れ曲がっている。
【0017】前記前昇降体9Fはブラケット4と連動体
8との間に位置し、カムピン49と第1カム溝51とに
よって、前昇降体9Fの前後動により前昇降体9Fに対
してブラケット4を昇降する第1前昇降手段10Fが形
成され、カムピン50と第2カム溝52とによって、前
昇降体9Fの前後動により連動体8に対して前昇降体9
Fを昇降する第2前昇降手段11Fが形成されている。 そして、前昇降体9F、第1、2前昇降手段10F、1
1F等によって、前昇降機構7Rが構成されている。
【0018】連動体8の中途部にはリフタ12の前部の
軸56の一端が枢支連結され、軸56の他端はガイドレ
−ル5に摺動自在支持されている。このリフタ12の後
部はピン53を介してブラケット4の後部に連結されて
おり、ピン53は長孔54に挿入されていて、相対前後
動可能である。リフタ12の中途部はブラケット4の中
途部と連結リンク55で連結されている。リフタ12は
ピン53と連結リンク55とでブラケット4を2点支持
するので、パネル3を確実に支持し、ガタ付きを防止で
きる。
【0019】前記連動体8とリフタ12との間には後昇
降体9Rが配置されており、この後昇降体9Rの後端は
連結ピン58を介して後スライダ6Rと連結されいる。 後昇降体9Rの前部には左右に第1、2ピン14,16
が設けられ、第1ピン14は第2ピン16よりも上位に
位置し、リフタ12に形成した第1カム溝15と係合し
ており、第2ピン16は連動体8に形成した第2カム溝
17と係合している。また後昇降体9Rの後端には連結
ピン58と同心状の第3ピン18が設けられ、連動体8
に形成した直線状の第3溝19に摺動自在に係合してい
る。
【0020】前記後昇降体9Rの第1ピン14と第1カ
ム溝15とによって、後昇降体9Rの前後動により後昇
降体9Rに対してリフタ12を昇降することによりブラ
ケット4を昇降する第1後昇降手段10Rが形成され、
第2ピン16と第2カム溝17とによって、後昇降体9
Rの前後動により連動体8に対して後昇降体9Rを昇降
する第2後昇降手段11Rが形成されている。そして、
後昇降体9R、第1、2後昇降手段10R、11R等に
よって、後昇降機構7Rが構成されている。
【0021】第1、2後昇降手段10R、11Rの第1
、2カム溝15、17は、図14に示すように、略中途
部から後側が前昇降機構7Rと相まって、パネル3を閉
鎖姿勢Aから下げ姿勢Bへ略水平姿勢のまま昇降させる
昇降部分Pとなっており、略中途部から前側がパネル3
を第1カムピン49を中心に閉鎖姿勢Aから上げ姿勢D
へチルト動作させるチルト部分Sとなっている。また、
第1、2カム溝15、17の中途部には、昇降部分Pの
前側にパネル3を閉鎖姿勢Aにする水平維持部分Tが形
成され、チルト部分Sの後部には水平維持部分Tとの間
に、パネル3を上げ姿勢Dから閉鎖姿勢Aへ移行すると
きにオ−バラン状態Eまでチルト動作させるオ−バラン
部分Uが形成されている。
【0022】前記後昇降体9Rはパネル3を上げ姿勢D
にした状態で、縦2本の第1、2ピン14、16が第1
、2カム溝15、17に係合し、第3ピン18が第3溝
19に係合するので、リフタ12を充分な保持力で持ち
上げておくことができ、また横振れも防止できる。前記
第2カム溝17の後部は可及的に下方に位置させるため
に、図1、12に示すように、第3溝19の中途部と重
合する位置となっており、第2カム溝17を第3溝19
より深溝に形成し、第2ピン16を第3ピン18より長
くして、第2ピン16が第3溝19の前部に入らないよ
うにしている。これにより、第2カム溝17と第3溝1
9とが連動体8の一側面に共に形成されていても、第2
ピン16を第3ピン18と同様に可及的下方まで下がる
ようにすることができる。尚、第3溝19は第2カム溝
17と重合している中途部だけでなく後端まで深溝に形
成しても良い。
【0023】図3、7〜10、13に示すパネル浮き上
がり防止手段59おいて、後スライダ6Rにはア−ム6
0の下部近傍が枢支され、このア−ム60は下端がガイ
ドレ−ル5に当接する(又は後スライダ6Rにストッパ
を設けておいて、そのストッパと当接する)略立ち上が
り姿勢に、コイルバネ61によって付勢されている。ア
−ム60の先端には係合ピン62が設けられており、こ
の係合ピン62はブラケット4の後部の係合部63と係
合可能である。
【0024】係合部63は案内面64と係合溝65とを
有しており、パネル3が上げ姿勢Dからオ−バラン状態
Eになる間は案内面64が係合ピン62と当接し、オ−
バラン状態Eから更に後スライダ6Rが後方移動すると
、係合ピン62は案内面64に案内されながら係合溝6
5に入って係合し、パネル3が閉鎖姿勢Aになったとき
に浮き上がりを阻止可能になる。従って、車両が高速走
行してもパネル3がバタ付くことはない。
【0025】66はドリップレ−ルで、その両端は左右
連動体8の後部に連結されており、パネル3の後部から
落ちる水滴を左右の雨樋部5bに案内する。このドリッ
プレ−ル66の後上部にはシ−ル材67が設けられてお
り、このシ−ル材67は屋根1の下面に近接していて、
パネル3に揚力が働いたときに、その浮き上がりを防止
する役目もする。また、ドリップレ−ル66は前上部に
もシ−ル材68(図16に図示)が設けられていて、下
げ姿勢Bのパネル3との間をシ−ル可能となっている。
【0026】図4、5、16〜19に示すサンシエ−ド
71において、サンシエ−ド71は内開口部25を開閉
すべくその上側に配置され、シエ−ドパネル72の左右
に前後一対のバネ板製のガイド体73を有している。こ
のガイド体73はガイドレ−ル5のシエ−ドレ−ル部5
dに前後摺動自在に案内されている。シエ−ドパネル7
2の前部にはハンドル部材74が上板75を介して挟持
状に取り付けられている。
【0027】前記ハンドル部材74はシエ−ドパネル7
2から下方へ膨出状に形成され、中央近傍に左右一対の
ハンドル部76が下方から見て凹状に形成されている。 ハンドル部76はシエ−ドパネル72の上側には突出し
ていなく、従って、シエ−ドパネル72は可及的にドリ
ップレ−ル66及び屋根1に近ずけて配置されている。 ハンドル部76の左右側方にはル−バ部77が形成され
ている。このル−バ部77もハンドル部材74の膨出し
た部分から凹状に形成され、上板75の開口78と連通
し、室内の空気を上方へ排出可能になっている。
【0028】図7〜11に基ずいて、サンル−フ装置の
開閉動作を説明する。パネル3が図7の閉鎖姿勢Aにあ
る状態からスライダ6を後方移動していくと、前後スラ
イダ6F,6Rによって前後昇降体9F,9Rが後方移
動し、第1、2前昇降手段10F、11Fを介してパネ
ル3の前部が下降すると同時に、第1、2後昇降手段1
0R、11Rを介してパネル3の後部が下降し、パネル
3は下げ姿勢Bまで略水平姿勢で下降する。この動作末
期に前スライダ6Fのタイミングピン36は溝39,4
0を後部まで移動し、第1、2係合部43,46をスリ
ット42,45から離脱させる。これにより第1、2タ
イミング部材37、38はガイドレ−ル5に対してフリ
−となり、連動体8のロックが解除される。
【0029】連動体8のロックが解除されたことにより
、その後、スライダ6が後方移動すると、連動体8、ブ
ラケット4及びパネル3は一体となってスライダ6と同
伴移動し、開口部2を略全面開放する開放姿勢Cまでパ
ネル3を後方移動させる。パネル3を開放姿勢Cから閉
鎖姿勢Aへの移動は前記と逆の動作となる。パネル3が
閉鎖姿勢Aにある状態からスライダ6を前方移動させて
いくと、前スライダ6Fのタイミングピン36は溝39
、40内を移動するだけで前昇降体9Fを作動させなく
、従ってパネル3の前部は不動である。後スライダ6R
の前方移動は後昇降体9Rを前方へ移動し、第1、2後
昇降手段10R、11Rを介してパネル3の後部を持ち
上げる。パネル3は第1カムピン49を中心にチルトア
ップ動作をして、上げ姿勢Dへ移動することになる(但
し、チルトアップ動作初期にオ−バラン状態Eを通過す
る。)。
【0030】パネル3が上げ姿勢Dにある状態からスラ
イダ6を後方移動させ、パネル3をチルトダウンさせて
いくと、下げ姿勢Bを通り過ぎてオ−バラン状態Eにま
で下降し、その後若干チルトアップして閉鎖姿勢Aにな
る。これによりパネル3は常に上昇してから閉鎖姿勢A
になることになり、ウエザ−ストリップ22のめくれ上
がりが防止される。またこのとき、ア−ム60の係合ピ
ン62が案内面64に当接して下向きに回動し、その後
、後スライダ6の後方移動に伴ってコイルバネ61の付
勢力によって立ち上がり、係合溝65に係合して、パネ
ル3の閉鎖姿勢Aを保護することになる。
【0031】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種種変形することができる。例えば、本発明
の前昇降機構7Fと従来技術の後昇降機構とを組み合わ
せたり、後昇降機構7Rの第1、2カム溝15、17を
昇降部分Pと水平維持部分Tとだけで形成したり、連結
リンク55を削除したりしても良い。また、パネル浮き
上がり防止手段59は、ア−ム60をブラケット4側に
、係合部63を後スライダ6R側にそれぞれ設けても良
い。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、前後昇降
機構7F,7Rを有するサンル−フ装置において、ガイ
ドレ−ル5にパネル3の昇降動作中にガイドレ−ル5に
対して位置不動となり且つパネル3の水平動作中にスラ
イダ6と同伴移動する連動体8を設け、前記前昇降機構
7Fは、ブラケット4と連動体8との間でパネル3の昇
降動作中にスライダ6と同伴移動する前昇降体9Fと、
この前昇降体9Fの前後動により前昇降体9Fに対して
ブラケット4を昇降する第1前昇降手段10Fと、前昇
降体9Fの前後動により連動体8に対して前昇降体9F
を昇降する第2前昇降手段11Fとを備えているので、
パネル3は後部だけでなく前部も昇降することができ、
パネル3全体を略水平姿勢で昇降可能となり、サンル−
フ装置の厚さを実質的に薄くでき、自動車等の屋根1の
ヘッドクリアランスを確保することができる。
【0033】また、連動体8にリフタ12の前部を枢支
し、このリフタ12の後部をブラケット4に連結してお
り、後昇降機構7Rは、リフタ12と連動体8との間で
パネル3の昇降動作中にスライダ6と同伴移動する後昇
降体9Rと、この後昇降体9Rの前後動により後昇降体
9Rに対してリフタ12を揺動することによりブラケッ
ト4を昇降する第1後昇降手段10Rと、後昇降体9R
の前後動により連動体8に対して後昇降体9Rを昇降す
る第2後昇降手段11Rとを備えているので、パネル3
を略水平昇降可能にした上で、後昇降体9Rの比較的短
い移動(カム溝の長さ)でも、リフタ12にてこ作用を
させて、パネル後部昇降量を多くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体を示す断面側面図である。
【図2】全体の平面図である。
【図3】要部の分解斜視図である。
【図4】図2のX−X線断面図である。
【図5】図2のY−Y線断面図である。
【図6】図2のZ−Z線断面図である。
【図7】パネルが閉鎖姿勢の時の説明図である。
【図8】パネルが下げ姿勢の時の説明図である。
【図9】パネルが開放姿勢へ移動する途中の説明図であ
る。
【図10】パネルが上げ姿勢の時の説明図である。
【図11】パネルが閉鎖姿勢になる前にオ−バランした
時の説明図である。
【図12】第2カム溝と第3溝との重合部分の斜視図で
ある。
【図13】パネル浮き上がり防止手段の係合部の斜視図
である。
【図14】後昇降機構の要部の側面図である。
【図15】サンル−フ装置の平面図である。
【図16】開放したサンシエ−ドの前部の断面側面図で
ある。
【図17】ハンドル部材の平面図である。
【図18】ハンドル部材の断面図である。
【図19】ハンドル部材のル−バ部の断面図である。
【符号の説明】
1  屋根 2  開口部 3  パネル 4  ブラケット 5  ガイドレ−ル 6  スライダ 7  前後昇降機構 8  連動体 9  昇降体 10  第1昇降手段 11  第2昇降手段 12  リフタ A  閉鎖姿勢 B  下げ姿勢 C  開放姿勢 D  上げ姿勢 E  オ−バラン状態

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  屋根(1)の開口部(2)を開閉する
    パネル(3)の左右側下部にブラケット(4)を設け、
    開口部(2)の左右側方のガイドレ−ル(5)にスライ
    ダ(6)を設け、ブラケット(4)とスライダ(6)と
    の間にスライダ(6)の前後移動でパネル(3)を閉鎖
    姿勢(A)から下げ姿勢(B)へ昇降動作させる前後昇
    降機構(7F)(7R)を設け、パネル(3)は下げ姿
    勢(B)から開放姿勢(C)までの水平動作をスライダ
    (6)と同伴可能になっているサンル−フ装置において
    、前記ガイドレ−ル(5)にパネル(3)の昇降動作中
    にガイドレ−ル(5)に対して位置不動となり且つパネ
    ル(3)の水平動作中にスライダ(6)と同伴移動する
    連動体(8)を設け、前記前昇降機構(7F)は、ブラ
    ケット(4)と連動体(8)との間でパネル(3)の昇
    降動作中にスライダ(6)と同伴移動する前昇降体(9
    F)と、この前昇降体(9F)の前後動により前昇降体
    (9F)に対してブラケット(4)を昇降する第1前昇
    降手段(10F)と、前昇降体(9F)の前後動により
    連動体(8)に対して前昇降体(9F)を昇降する第2
    前昇降手段(11F)とを備えていることを特徴とする
    サンル−フ装置。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載のサンル−フ装置にお
    いて、連動体(8)にリフタ(12)の前部を枢支し、
    このリフタ(12)の後部をブラケット(4)に連結し
    ており、前記後昇降機構(7R)は、リフタ(12)と
    連動体(8)との間でパネル(3)の昇降動作中にスラ
    イダ(6)と同伴移動する後昇降体(9R)と、この後
    昇降体(9R)の前後動により後昇降体(9R)に対し
    てリフタ(12)を揺動することによりブラケット(4
    )を昇降する第1後昇降手段(10R)と、後昇降体(
    9R)の前後動により連動体(8)に対して後昇降体(
    9R)を昇降する第2後昇降手段(11R)とを備えて
    いることを特徴とするサンル−フ装置。
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