JPS6049986A - 熱転写式画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は熱転写式の画像形成装置に関するものである
。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

熱転写式の画像形成装置は、小形でかつ安価であり、ま
た騒音も少なく、しかも被転写材として普通紙を使用で
きることから、近年、ｇ１算機やワードプロセッサの出
力記録用としてだけでなく、複写装置にも実用化されつ
つある。

この熱転写式の画像形成装置は、サーマルヘツドにより
熱転写材の色剤を被転写材に転写して被転写材面に画像
を形成するもので、前記熱転写材としては、一般にリボ
ン状のものが用いられている。

ところで、上記熱転写式画像形成装置においては、サー
マルヘッドや、画像形成等の制御回路が形成されている
配線基板の加熱を防止するために、このサーマルヘッド
及び配線基板を冷却する必要があるが、従来はこれらの
冷却をそれぞれ独自に行っているために、サーマルヘッ
ド冷却用送風ファンの駆動モータと配線基板冷却用送風
ファンの駆動モータとの２台のモータが必要であり、こ
のように、あまり強い冷却を必要としないサーマルヘッ
ド及び配線基板の冷却のために２台のファン駆動用モー
タを備えるのでは、構造が複雑になるだけでなく、画像
形成装置の価格も高くなってしまうという問題があった
。

〔発明の目的〕

この発明は上記事情にもとづいてなされたもので、その
目的とするところは、サーマルヘッドと配線基板との冷
却を１台のファン駆動用モータで・行なえるようにした
、構造の簡素化及びコストの低減をはかることができる
熱転写式画像形成装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

ずなわら、この発明は、配線基板の配置部と前記サーマ
ルヘッドとのいずれか一方の但１１方にファン駆動用モ
ータを設け、このモータの駆動軸に前記配線基板とサー
マルヘッドとをン貨却する送風ファンを取付けて、前記
配線基板とサーマルヘッドの一方をこれに対向する前記
ファンにより冷却し、他方をダクトを介して冷却するよ
うにした構成のものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

まず熱転写式画像形成装置の概略を複写装置を例にとっ
て説明する。

第１図は熱転写式複写装置の概略を示したもので、この
複写装置は、原稿走査部とと画像形成部（プリンタ部）
とからなっている。前記原稿走査部は、原稿台２と原稿
走査部＠（スキャナ装置）３とからなっており、この原
稿走査部は、原稿走査装置３により原稿台２上にセラ１
〜された原稿を光学的に走査し、その光学情報を光電変
換して画像形成部に入力するようになっている。

上記画像形成部は、熱転写材の色剤を被転写材に転写し
て被転写材面に画像を形成するもので、その構成は第２
図に示すようになっている。すなわち、第２図において
図中４は画像形成部の略中火に位置させて設けられたプ
ラテンであり、こプラテンの側方には、プラテン４の軸
方向に沿わせて多数のドツトを密な間隔でライン状に形
成した、プラテン４と略同長のサーマルヘッド５がプラ
テン４に対して接離移動可能に設けられている。上記サ
ーマルヘッド５は後述する熱転写材カセット本体の装填
用ホルダ６に支持されている。前記プラテン４とサーマ
ルヘッド５との間には、熱転写材カセット２０内に二部
が露出する状態で収容されているリボン状熱転写材（以
下、熱転写リボンという）２１の露出部分が通されてお
り、この熱転写リボン２１は押えローラ７によってプラ
テン４に接触させられている。また、８は複写装置の画
像形成部の上側から挿入セットされた給紙カセット、９
は給紙ローラであり、給紙カセット８内の被転写用紙Ｐ
は給紙ローラ９及びレジストローラ１０によって印刷部
（プラテン部）に送られ、紙押えローラ１１によりプラ
テン４に巻付けられてプラテン４と熱転写リボン２１と
の間に通されるようになっている。そして前記サーマル
ヘッド５は、熱転写リボン２１をプラテン４に巻付けら
れた用紙Ｐに押圧しており、第３図に示すように熱転写
リボン２１面の色剤としてのインク２２を加熱溶融して
用紙Ｐに転写するようになっている。

なお第３図において２２８は用紙Ｐに転写されたインク
を示している。

上記熱転写リボン２１は、前記被転写用紙Ｐの幅と略同
幅のもので、この熱転写リボン２１面には第４図に示す
ように、被転写用紙Ｐと略等しいサイズで、イエロウＹ
、マゼンタＭ、シアンＣ１ブラックＢの各色の熱転写イ
ンクがリボン全長にわたって交互に塗布されている。こ
の熱転写リボン２１は、被転写用紙Ｐ面にカラー画像を
形成する場合に使用されるもので、カラー画像の印刷は
次のようにして行なわれる。

すなわち、第２図において、１６は印刷ずみ用紙の排紙
１〜レイ、１７ａ及び１７ｂは排紙トレイ１６の下側に
２段に設けられた第１及び第２の用紙ガイドであり、カ
ラー画像の印刷は、前記一対の用紙ガイド１７ａ、１７
ｂ間で用紙Ｐを正逆送りして用紙Ｐに熱転写リボン２０
の複数の色のインクを順次転写することによって行なわ
れる。

このカラー印刷について説明すると、まず、給紙カセッ
ト８から印刷部に送られてプラテン４に巻付けられた用
紙Ｐは、プラテンの順方向回転により熱転写リボン２０
の１つの色を熱転写されながら第１の用紙ガイド１７ａ
上に送られる。なお、上記熱転写は、プラテン４と同調
させて熱転写リボン２ｏを用紙Ｐと一緒に送りながら行
なわれる。

こうして１つの色の印刷を終了した後は、サーマルヘッ
ド５を後退させてプラテン４を逆回転させることにより
第１の用紙ガイド１γａから用紙Ｐを第２の用紙ガイド
１７ｂ上に送り（このときは熱転写リボン２０の送りは
行われない）、再びサーマルヘッド５をプラテン４に押
付けて一プラテン４を順回転させることにより、熱転写
材リボン２１の次の色のインクを用紙Ｐに転写してこの
用紙Ｐを上記と同様に第１の用紙ガイド１７ａ上に送込
み、以下同様にして用紙Ｐへの熱転写印刷を繰返して、
最後に印刷ずみ用紙Ｐを排紙ローラ１８によって排紙ト
レイ１６上に排出する。なお、前記用紙ガイド１７ａ、
１７ｂ及び排紙トレイ１６への用紙Ｐの送込みは、図示
しないフラップ状の振分は板によ、って行なわれる。こ
うして印刷された用紙Ｐには、熱転写リボン２１の各イ
ンクの色つまりイエロウ、マゼンタ、シアン、ブラック
と、イエロウとマゼンタとシアンのうちの２つの色のイ
ンクを重ねて転写することにより作られる中間色とから
なる画像が形成されている。なお、第４図に示した熱転
写リボンは、４色のインクを塗布したものであるが、黒
色はイエロウとマゼンタとシアンとの３色のインクを重
ねてもつくれるから、カラー印刷用の熱転写材リボンと
してはイエロウとマゼンタとシアンの３色のインクを塗
布したものも使用できる。また、例えば黒色など単一色
の印刷を行なう場合は、単一色のインクを塗布した一色
の熱転写リボンを使用すればよい。

なお、熱転写式の複写装置としては、上記のような給紙
カセットを上側からセットするタイプのものの他に、給
紙カセットを装置の前側から挿入してセットするタイプ
のものなどもある。

また、前記転写材カセット２ｏは、２本の巻芯とこの２
本の巻芯に巻かれた熱転写リボン２１とを前記熱転写リ
ボン２１の一部分を露出させた状態でケース内に収容し
てカセット化したもので、この転写材カセット２０は第
１図に示すように側方から装置内に挿入して画像形成部
に装填されるようになっている。

一方、前記複写装置内の画像形成部の下側には、第５図
に示すように、画像形成等を制御する制御回路が形成さ
れた多数枚の配線基板３ｏが図示しないラックに立てた
状態で支持されて横に並べて配置されている。また、第
５図において、４ｏは前記サーマルヘッド５と配線基板
３ｏとを空冷する冷却装置であり、この冷却装置４ｏは
次のような構成となっている。

すなわち、第６図は上記冷却装置４ｏを示したもので、
図中４１は前記配線基板３０の配置部の側方に設置され
たファン駆動用モータであり、このモータ４１はその駆
動軸を両端に突出させた両軸モータとされている。そし
て、このモータ４１の配線基板配置側の駆動軸には、配
線基板群の全長にわたる長さの配線基板冷却用送風ファ
ン４２が取付けられており、この配線基板冷却用ファン
４２は配線基板群の上側から全ての配線基板３０に向け
て冷却風を送風するようになっている。また、前記モー
タ４１の他方の駆動軸には、サーマルヘッド冷却用送風
ファン４３が取付けられており、このサーマルヘッド冷
却用ファン４３はサーマルヘッド５の放熱板５ａの一端
に接続されたダクト４４内に挿入されている。

前記サーマルヘッド５の放熱板５ａは、第７図にその断
面を示したように、内部に放熱板両端に開放する空洞４
５を形成したものとされている。

しかして、前記モータ４１を駆動すると、このモータ４
１によって配線基板冷却用ファン４２とサーマルヘッド
冷却用ファン４３とが回転駆動される。前記配線基板冷
却用ファン４２は、第６図に矢印で示すようにその端部
がら外気を吸込んで配線基板群に向けて送風するもので
、この冷却風によって配線基板３ｏが冷却される。また
、前記サーマルヘッド冷却用ファン４３は、ダクト４４
内の空気をその排気口４４ａに送風するもので、これに
よりサーマルヘッド５の放熱板５ａ内の空洞４５にダク
ト接続側と反対側から外気が吸込まれ、この冷却風は放
熱板５ａ内を通ってサーマルヘッド５を冷却した後ダク
ト４４を通ってその排気口４４ａから排気される。

すなわち、この実施例は、配線基板群に対向させて設け
た配線基板冷却用ファン４２を駆動するモータ４１によ
ってサーマルヘッド冷却用ファン４３も駆動し、サーマ
ルヘッド５の冷却はダクト４４を介して行なうようにし
たもので、このようにすればファン駆動用モータは１台
だけですむから、構造の簡素化及びコストの低減をはか
ることができる。

第８図はこの発明の他の実施例を示したもので、この実
施例は、配線基板冷却用ファンとサーマルヘッド冷却用
ファンとを同一の送風ファン４６で兼用させることによ
ってファン駆動用モータ４１を片軸モータとし、さらに
配線基板冷却用ファン部分をダクト４４と連通ずるカバ
ー４７で覆って、このカバー４７、にサーマルヘッド５
を冷却した空気と配線基板群の周囲から取入れられて配
線基板３０を冷却した空気を排気する排気口４８を設け
たものであり、その他の槙成は上記実施例と同じになっ
ている。

なお、上記実施例では配線基板の側方にファン駆動用モ
ータを設けているが、これと逆にサーマルヘッド側にフ
ァン駆動用モータと送風ファンを設けて配線基板をダク
トを介して冷ａ　するようにしてもよい。

〔発明の効果〕

この発明によれば、サーマルヘッドと配線基板との冷却
を１台のファン駆動用モータで行なえるようにして、画
像形成装置の構造に簡素化及びコストの低減をはかるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は熱転写式画像形成装置の一例を示す
概略斜視図及びその画像形成部の概略側面図、第３図は
熱転写リボンから被転写用紙への熱転写原理を示す模式
図、第４図は熱転写リボンの一部分の平面図、第５図は
この発明の一実施例を示す画像形成装置の概略斜視図、
第６図及び第７図は第５図の冷却装置部の拡大斜視図及
びサーマルヘッドの断面図、第８図はこの発明の他の実
施例を示す冷却装置部の斜視図である。 ５・・・サーマルヘッド、５ａ・・・放熱板、３ｏ・・
・配線基板、４１・・・ファン駆動用モータ、４２・・
・配線基板冷却用ファン、４３・・・サーマルヘッド冷
却用ファン、４４・・・ダクト、４訃・・空洞、４６・
・・送風ファン。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第　３　図 第５図 第　６　図 第７図 馳 第８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　サーマルヘッドにより熱転写材の色剤を被転写
   材に転写して画像を形成する熱転写式の画像形成装置に
   おいて、制御回路が形成された配線基板の配置部と前記
   サーマルヘッドとのいずれか一方の側方にファン駆動用
   モータを設（プ、このモータの駆動軸に前記配線基板と
   サーマルヘッドとを冷却する送用ファンを取付けて、前
   記配線基板とサーマルヘッドの一方をこれに対向する前
   記ファンにより冷却し、他方をダクトを介して冷却する
   ようにしたことを特徴どする熱転写式画像形成装置。 （２）　モータは両軸モータであり、サーマルヘッド冷
   却用ファンと配線基板冷却用ファンとは別のファンとさ
   れて前記モータの両方の駆動軸に取付けられていること
   を特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の熱転写式
   画像形成装置。 く３）　サーマルヘッド冷却用ファンと配線基板冷却用
   ファンとは同一のファンであることを特徴とする特許請
   求の範囲第（１）項記載の熱転写式画像形成装置。 （４）　サーマルヘッドは内部を空洞とした放熱板を有
   しており、ダクＩ〜は前記放熱板の空洞に接続されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項〜第（３
   ）項のいずれかに記載の熱転写式画像形成装置。