JPS6048147B2 - 加熱殺菌した麺類の製造法 - Google Patents

加熱殺菌した麺類の製造法

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JPS6048147B2
JPS6048147B2 JP57216858A JP21685882A JPS6048147B2 JP S6048147 B2 JPS6048147 B2 JP S6048147B2 JP 57216858 A JP57216858 A JP 57216858A JP 21685882 A JP21685882 A JP 21685882A JP S6048147 B2 JPS6048147 B2 JP S6048147B2
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JP
Japan
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noodle
noodles
wheat flour
strong
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JP57216858A
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高史 崎田
業太 田口
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Nisshin Oillio Group Ltd
Original Assignee
Nisshin Oil Mills Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、麺類を茹でた後、水または調味液を加え、
耐熱性の容器に入れ、密封して加熱殺菌しても、通常の
茹でた[類とかわらない食惑を有する麺類の製造法に係
る。
従来から保存性を高める目的で、水または調味液を加
えないて加熱殺菌した茹麺類は市販されているが、水ま
たは調味液を茹麺類に加えた後加熱殺菌したものは知ら
れていない。
この理由は水または調味液を茹麩類に加えて加熱殺菌す
ると、水または調味液が茹麺類の組織の中に浸透すると
ともに、グルテンの網状構造の中に埋つていた小麦でん
ぷんの粒子が糊化して水または調味液の中に溶出するた
めに麺類独特の弾力のある食惑が消え、いわゆる「のび
た麺」の食惑になるからである。 本発明者らは、この
点に鑑み、鋭意研究の結果、茹麺類に水または調味液を
加え加熱殺菌しても通常の茹1類とかわらない食惑を有
する茹麺類を以下に示す方法により、製造できることを
見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明はデユーラム小麦粉、強力小麦粉、
でん粉、活性小麦グルテン、卵白およびコンニヤクマン
ナンを主原料とし、水を加え混和して麺帯となしこれを
準強力又は中力小麦粉を用いた通常の[帯で上下からは
さみ、いわゆるサンドウイツチ状態にした[帯を作り、
これを切断して麺線を得る、以下常法により茹でた後、
水または調味液を加え、耐熱性の容器に入れ、密封後沸
とう水または100℃以上の温度て加熱殺菌する方法て
ある。
このようにして得られた麺類は通常の茹麺類とかわらな
い食感を持ち、しかも加熱殺菌してあるのて保存性がよ
く、水または調味液があるので、容器のまま冷却した後
、いわゆるつけめん、冷し中華として、加熱すればうど
ん、そば、ラーメンなどとして食することができる。デ
ユーラム小麦粉はマカロニ、スパゲツテイ類の原料でこ
れらのソース入り缶詰にみられるように、加熱殺菌して
もある程度かたい食感を保つている。
しかしデユーラム小麦粉は水の浸透性が悪く、強力、準
強力および中力小麦粉のようにグルテンを形成しにくい
ため通常の製麺法では麺を作れない。そこで本発明ては
、強力小麦粉を併用しその強いグルテンによつてデユー
ラム小麦粉をつなぐことによつて通常の製麺法でも麺を
作り得たもので、水または調味液を加え加熱殺菌した後
の麺のかたさもある程度通常の麺類のそれに近づけられ
る。デユーラム小麦粉と強力小麦粉の配合割合は60〜
50:40〜50がよく、この範囲外では製麺に難があ
り、食感もかたすぎたりやわらかすぎたりする。しかし
ながらデユーラム小麦粉および強力小麦粉のみから得た
麺に水または調味液を加え加熱殺菌したものの食感は、
かたさはうどん、ラーメンなどの通常の麺類に近いもの
であるが、つるつるとした舌ざわりおよびのどこ化がな
い。
そこで本発明ではさらに食感を改良するためにまずデユ
ーラム小麦粉、強力小麦粉に、でん粉、活性小麦グルテ
ン、卵白およびコンニヤクマンナンを加える。
すなわち、てんぷんはねばり、活性小麦グルテンは弾力
、卵白はかたさ、コンニヤクマンナンはなめらかさを与
える。これらの原料を用いて常法(混合、加水、成型、
複合、圧延、切り出し、茹あけ、水洗、冷却)により茹
めんを得る。加水は水を均一に早く原料に浸透させるた
めに30〜40゜Cの温水を用い、混合機中にシャワー
状に添加することが望ましい。このとき、活性グルテン
は除いておき、他の原料の混合物に加水した後、活性グ
ルテンを添加するのがよい。すべての原料を一度に加水
混合すると、活性グルテンの強い吸水力のため、ほとん
どの水が吸収され、吸水力の弱いデユーラム小麦粉は分
離してしまうおそれがある。また、強いグルテンが形成
されるため混合が困難になる。デユーラム小麦粉、強力
小麦粉の合計量1(4)部に対する添加量が固形分比で
でんぷん20−旬部、活性小麦グルテン10〜頷部、卵
白3〜8部、コンニヤクマンナン1〜3部が好ましく、
この範囲外では麺帯を作るとき、ねぱつたり逆にボソボ
ソしたりしてよい麺帯が得られず、また切り出しのとき
麺線が付着したり、切れたりしてよいものが得られない
。とくに、卵白および小麦グルテンの量がこの範囲より
多くなると、かたく弾力の強すぎるものがてき、通常の
麺とは異なる食感になる。なお、でんぷんは馬鈴薯、甘
藷、とうもろこしおよび小麦でんぷんが麺のねばりを向
上させるためによい。本発明では食感を改良するために
、次に以上の原料て得た麺帯を準強力または中力小麦粉
て作つた通常の麺帯で上下からはさみいわゆるサンドウ
イツチ状にした麺帯を得、これを切り出したのち通常の
方法で茹て麺を得る。
この茹で麺に水または調味液を加え、耐熱性の容器に入
れ、脱気、密封後加熱殺菌したものの食感は、通常の麺
とほぼ同様であつた。サンドウイツチ状の麺帯のうち中
側1(4)部に対する外側の割合は25〜7娼がよく、
この範囲より多くなると食感がやわらかくなりすぎ、少
ないとかたすぎるとともに、外側の麺帯が圧延時に分離
しやすくなるので好ましくない。以上のようにして得た
密封加熱殺菌した麺は、保存性がよく冷蔵または冷凍す
る必要がなく常温のまま長期間の保管ができ、水または
調味液を加えてあるので、容器のまま冷却した後、いわ
ゆるつけめん、冷し中華麺として、加熱すれは、うどん
、そば、ラーメンなどとして食すことができ、】使用土
便利てある。以下に実施例を示す。
実施例1 デユーラム小麦粉(4)部、強力小麦粉5賠阪馬鈴薯澱
粉3傭、卵白粉5部およびコンニヤクマンナ・ン粉1.
5部をあらかじめ混合機で混合し、これに攪拌しながら
30〜40′Cの温水3喝をシャワー状にし添加した。
加水が終つてからさらにl吟間攪拌し、活性グルテン粉
末を15部添加した後5分間攪拌して混合生地を得た。
混合生地を製麺機て厚さノ6W!FL(7)麺帯に成型
し、成型の終つた麺帯を2枚重ねにして、成型と同じロ
ールすき間で複合した。複合をさらに5回くりかえした
。別に中力小麦粉1(1)部、食塩2部、水3?の通常
のうどんの組成で常法により厚さ2順の麺帯をつくる。
この麺帯で先につくつた厚さ6Tfr!nの麺帯の両面
よりはさみ、そのままロールにかけて厚さ5T!$Lに
した。さらに厚さ3?に圧延し、仕上げロールで厚さ2
T7Lの麺帯を得た。この麺帯を3WrIn巾で切り出
し、切り出した麺線を、約1皓量の0.2%食塩水で9
5〜100℃て12分間茹あげた。
茹あがつたうどんは充分に水洗し、冷却する。上記の茹
うどん100yとめんつゆ200yを耐熱性のプラスチ
ックフィルムの袋に詰め、真空ポンプ付き熱溶融接着装
置を用いて脱気、密封し、殺菌釜に入れ、袋の中心部の
温度が120℃に達してから1紛加熱殺菌後冷却して、
レトルトうどんを得た。
このものを袋のまま熱湯中で3分加熱したものの食感は
通常の茹うどんとほとんどかわらないものであつた。
参考のため、通常の茹うどんおよびそれを上記のことく
加熱殺菌したものと食惑を官能試験て比較した結果を表
−1に示す。
実施例2 デユーラム小麦粉5酷阪強力小麦粉5酷阪馬鈴薯澱粉巽
部、卵白粉5部、コンニヤクマンナン粉!1.5部、食
塩1部をあらかじめ混合機て混合し、これに攪拌しなが
ら30〜400C(7)0.14%エンチイエロー溶液
3(2)をシャワー状にし添加した。
加水が終つてからさらに1紛間攪拌した。活性グルテン
粉末を15部添加した後5分間攪拌し混合生地を得・た
。混合生地を厚さ6?の麺帯に成型した。成型に終わつ
た麺帯を2枚重ねにし、成型と同じロールすき間で複合
をする。複合をさらに5回くりかえした。別に準強力小
麦粉1(1)部、食塩1部、エンチィエロー0.03部
、水3淵功組成で常法により厚さ1.5w0!L(7)
麺帯をつくつた。
この麺帯で先につくつた厚さ6w1(7)麺帯を両面よ
りはさみそのままロールにかけて厚さ57rr!nにし
た。さらに厚さ3Tr0rLに圧延し、さらに厚さ2W
T:!nに圧延し、仕上げロールで厚さ1.4Twtに
した。この麺帯を切刃1.4wL巾で切り出し、切り出
した麺線を、約1C@量の0.2%食塩水で95〜10
00Cで5分間茹あげた。
茹あがつた中華麺は充分に水洗し冷却した。上記の茹中
華麺100qとめんつゆ200yを耐熱性のプラスチッ
クフィルムの袋に詰め、真空ポンプ付き熱溶融接着装置
を用いて脱気、密封し、殺菌釜に入れ、袋の中心部の温
度が120℃に達してから1吟加熱殺菌後冷却して、レ
トルト中華麺を得た。
このものを袋のまま熱湯中で3分加熱したものの食惑は
通常の茹中華麺とほとんどかわらないものであつた。
参考のため、通常の茹中華麺およびそれを上記のことく
加熱殺菌したものと食感を官能試験て比較した結果を表
−2に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 デユーラム小麦粉、強力小麦粉、でん粉、活性小麦
    グルテン、卵白およびコンニヤクマンナンを主原料とし
    、これに水を加え、混和後麺帯を製造する第1工程、準
    強力又は中力小麦粉を主原料とし、第1工程と同様にし
    て麺帯を製造する第2工程、第1工程で得た麺帯の両面
    を第2工程で得た麺帯ではさみ、麺帯を製造し、これを
    切断して麺線を製造する第3工程、該麺線を常法により
    茹でた後容器に水または調味液とともに入れ、密封後加
    熱殺菌する第4工程からなることを特徴とする加熱殺菌
    した麺類の製造法。 2 でん粉が馬鈴薯、甘藷、とうもろこしおよび小麦で
    ん粉である特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 デユーラム小麦粉と強力小麦粉の配合割合が60〜
    50:40〜50である特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の製造法。 4 デユーラム小麦粉と強力小麦粉の合計量100部に
    対する添加量が、固型分比ででん粉20〜40部、活性
    小麦グルテン10〜20部、卵白3〜8部およびコンニ
    ヤクマンナン1〜3部である特許請求の範囲第1項、第
    2項又は第3項記載の製造法。 5 特許請求の範囲第1項で示した第1工程による麺帯
    100部に対し、同第2工程による麺帯が25〜70部
    である特許請求の範囲第1項、第2項、第3項又は第4
    項記載の製造法。
JP57216858A 1982-12-13 1982-12-13 加熱殺菌した麺類の製造法 Expired JPS6048147B2 (ja)

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JPS59106263A JPS59106263A (ja) 1984-06-19
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JPH04252149A (ja) * 1991-01-25 1992-09-08 Takeda Chem Ind Ltd 包装茹麺
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