JPS6046958B2 - 新抗生物質sf−2049物質およびその製造法 - Google Patents
新抗生物質sf−2049物質およびその製造法Info
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- JPS6046958B2 JPS6046958B2 JP53061641A JP6164178A JPS6046958B2 JP S6046958 B2 JPS6046958 B2 JP S6046958B2 JP 53061641 A JP53061641 A JP 53061641A JP 6164178 A JP6164178 A JP 6164178A JP S6046958 B2 JPS6046958 B2 JP S6046958B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新抗生物賞Ψ−204吻質およびその製造法に
関するものであり、更に詳しく述べるとストレプトミセ
ス属に属するSF−2049物質生産菌を培地に培養し
、得られた培養物から採取した新抗生物鄭F−2049
物質およびその製造法に関するものである。
関するものであり、更に詳しく述べるとストレプトミセ
ス属に属するSF−2049物質生産菌を培地に培養し
、得られた培養物から採取した新抗生物鄭F−2049
物質およびその製造法に関するものである。
本発明者らはストレプトミセス属に属する或る菌株の培
養物中に植物病原糸状菌に対して抗菌作用を示す物質が
生産されていることを見出し、その有効物質を培養物か
ら純粋に単離し、その性状を調べた結果、既知物質とは
異なる新抗生物質てあることを確かめ、この有効物質を
SF−2049物質と命名して本発明を完成した。
養物中に植物病原糸状菌に対して抗菌作用を示す物質が
生産されていることを見出し、その有効物質を培養物か
ら純粋に単離し、その性状を調べた結果、既知物質とは
異なる新抗生物質てあることを確かめ、この有効物質を
SF−2049物質と命名して本発明を完成した。
すなわち、本発明はSF−204画質およびストレプト
ミセス属に属するSF−2049物質生産菌を培養しそ
の培養物中にSF−204画質を生成せしめこれを採取
することを特徴とする抗生物 Fヨー204画質の製造
法に関するものである。
ミセス属に属するSF−2049物質生産菌を培養しそ
の培養物中にSF−204画質を生成せしめこれを採取
することを特徴とする抗生物 Fヨー204画質の製造
法に関するものである。
本発明の方法で使用されるストレプトミセス属のSF−
204中質生産菌の一例としては、本発明者らによつて
岡山県新見市の土壌から新たに分離されたストレプトミ
セス壺エスピー会SF−2049株がある。この菌株は
工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第448
6号として受託されている。この菌株の菌学的性状は次
のとおりである。I形態気菌糸は、シユクロース・硝酸
塩寒天、スターチ寒天、オートミル寒天及びイースト・
麦芽寒天て良好に着生し胞子形成も豊富てある。
204中質生産菌の一例としては、本発明者らによつて
岡山県新見市の土壌から新たに分離されたストレプトミ
セス壺エスピー会SF−2049株がある。この菌株は
工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第448
6号として受託されている。この菌株の菌学的性状は次
のとおりである。I形態気菌糸は、シユクロース・硝酸
塩寒天、スターチ寒天、オートミル寒天及びイースト・
麦芽寒天て良好に着生し胞子形成も豊富てある。
分枝は単,純分枝で車軸分枝はみられない。気菌糸の先
端は鉤状、あるいはコンパクトな閉鎖型のらせん状、ま
たは開放型のらせん状となり、菌核形成は認められない
。
端は鉤状、あるいはコンパクトな閉鎖型のらせん状、ま
たは開放型のらせん状となり、菌核形成は認められない
。
電子顕微鏡による胞子の表面構造は平滑であり、胞子は
円筒型または惰円型で大きさは0.7〜0.9×1.l
−1.3ミクロンで、胞子の連鎖は川個以上てある。n
各種培地土の生育状態 次表に示す通りである。
円筒型または惰円型で大きさは0.7〜0.9×1.l
−1.3ミクロンで、胞子の連鎖は川個以上てある。n
各種培地土の生育状態 次表に示す通りである。
〔 〕内に示した色の表示はCOlOrHarmOny
跪 −Nual(COntajnerCOrpOrat
jOnOfAnlerica)による色の分類に従つた
ものである。
跪 −Nual(COntajnerCOrpOrat
jOnOfAnlerica)による色の分類に従つた
ものである。
徂 生理的性質(1)生育温度範囲:イーストスターチ
寒天培地において20゜C〜47Cの温度範囲て良好な
生育をする。
寒天培地において20゜C〜47Cの温度範囲て良好な
生育をする。
(2)ゼラチンの液化:20゜C,30日間培養で少々
液化する。
液化する。
(3)スターチの加水分解:陽性
(4)脱脂乳のペプトン化:
陰性(28゜C)、少々(3TC)
pの凝固
陽性(3TC)、陰性(28゜C)
(5)メラニン様色素の生成: 陰性
W炭素源の利用性(ブリードハム・ゴツトリーブ寒天培
地)(11利用する:D−グルコース、D−フランクト
ース、D−キシロース、D−マンニトール、I−イノシ
トール、L−ア ラビノース、ラムノース、シユクロー ス、ラフィノース 以上のSF−204淋の菌学的特徴を要約すると気菌糸
はらせん状を形成し、胞子表面構造は平滑である。
地)(11利用する:D−グルコース、D−フランクト
ース、D−キシロース、D−マンニトール、I−イノシ
トール、L−ア ラビノース、ラムノース、シユクロー ス、ラフィノース 以上のSF−204淋の菌学的特徴を要約すると気菌糸
はらせん状を形成し、胞子表面構造は平滑である。
裏面の色調は、クリーム色〜オレンジ色〜黒褐色となる
。気菌糸は白色〜灰色〜灰褐色となり、スターチ寒天、
イースト・麦芽寒天、チロシン寒天でうすい黄色〜淡黄
色〜淡褐色の可溶性色素がみとめられ、メラニン様色素
の形成はみとめられなかつた。これらの性状より、SF
−204皓はストレプトミセス属に属する菌株てある。
。気菌糸は白色〜灰色〜灰褐色となり、スターチ寒天、
イースト・麦芽寒天、チロシン寒天でうすい黄色〜淡黄
色〜淡褐色の可溶性色素がみとめられ、メラニン様色素
の形成はみとめられなかつた。これらの性状より、SF
−204皓はストレプトミセス属に属する菌株てある。
以上より、SF一2049株をストレプトミセス壺エス
ピー番SF一2049(StreptOmycessp
.SF−2049)と称することにした。SF−204
淋は他のストレプトミセス属に菌株の場合にみられるよ
うにその性状が変化しやすく、例えば、紫外線、エツク
ス線、高周波、放射線、薬品等を用いる人工的手段で変
異しうるものであり、このような変異株であつてもSF
−2049物質の生産能を有するストレプトミセス属の
菌はすべて本発明の方法に使用することができる。
ピー番SF一2049(StreptOmycessp
.SF−2049)と称することにした。SF−204
淋は他のストレプトミセス属に菌株の場合にみられるよ
うにその性状が変化しやすく、例えば、紫外線、エツク
ス線、高周波、放射線、薬品等を用いる人工的手段で変
異しうるものであり、このような変異株であつてもSF
−2049物質の生産能を有するストレプトミセス属の
菌はすべて本発明の方法に使用することができる。
本発明の方法では前記菌株を通常の微生物が利用しうる
栄養物を含有する培地て培養する。栄養源としては、従
来ストレプトミセス属の菌の栄養に利用されている公知
のものが使用できる。例えば、炭素源としてグルコース
、スターチ、デキストリン、シユクロース、水あめ、糖
みつ、大豆油等を使用しうる。また窒素源として、大豆
粉、コーンステイープリカー、小麦胚芽、コツトンシー
ドミール、硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウム等を使用
しうる。その他、必要に応じて炭酸カルシウム、食塩、
塩化カリ、燐酸塩等の無機塩類を添加するほか、菌の発
育を助け、SF−204@質の生産を促進することき有
機及び無機物を適当に添加することができる。培養法と
しては、一般の抗生物質生産の方法と同じく液体培養法
、特に深部培養法が最も適している。培養は好気的条件
下で行われ、培養に適当な温度は25〜35℃てあるが
、多くの場合28℃付近て培養する。SF−2049物
質の生産は振盪培養、タンク培養共に2〜6日て蓄積が
最高に達する。SF−204吻質の検定は稲いもち病菌
を使用する通常のディスク平板法において250〜31
.25n1cg1m1において濃度の対数と阻止円径と
の関係は直線関係を示し、それぞれ56〜37T1rI
nの阻止円を与える。SF−204吻質は後記するよう
な理化学性状を有するのて、SF−204吻質の採取に
当つてはその性状を利用して抽出、精製することが出来
る。
栄養物を含有する培地て培養する。栄養源としては、従
来ストレプトミセス属の菌の栄養に利用されている公知
のものが使用できる。例えば、炭素源としてグルコース
、スターチ、デキストリン、シユクロース、水あめ、糖
みつ、大豆油等を使用しうる。また窒素源として、大豆
粉、コーンステイープリカー、小麦胚芽、コツトンシー
ドミール、硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウム等を使用
しうる。その他、必要に応じて炭酸カルシウム、食塩、
塩化カリ、燐酸塩等の無機塩類を添加するほか、菌の発
育を助け、SF−204@質の生産を促進することき有
機及び無機物を適当に添加することができる。培養法と
しては、一般の抗生物質生産の方法と同じく液体培養法
、特に深部培養法が最も適している。培養は好気的条件
下で行われ、培養に適当な温度は25〜35℃てあるが
、多くの場合28℃付近て培養する。SF−2049物
質の生産は振盪培養、タンク培養共に2〜6日て蓄積が
最高に達する。SF−204吻質の検定は稲いもち病菌
を使用する通常のディスク平板法において250〜31
.25n1cg1m1において濃度の対数と阻止円径と
の関係は直線関係を示し、それぞれ56〜37T1rI
nの阻止円を与える。SF−204吻質は後記するよう
な理化学性状を有するのて、SF−204吻質の採取に
当つてはその性状を利用して抽出、精製することが出来
る。
即ち、SF−204吻質は主として、培養液中の液体部
分に存在し、活性炭およびアンバライトXAD−2(ロ
ーム・アンド・ハース社)、ダイヤイオン即−1へ即−
20(三菱化成)等の非イオン性の交叉結合したポリス
チレン重合体の吸着樹脂に吸着され、水とアセトン、ア
ルコール類などの有機溶剤との混液で容易に溶出するこ
とができる。また後述するように半水溶性の酸性物質て
あるので、イオン交換樹脂としてアニオン交換樹脂とし
てアンパーライトIRA4Oへ411(ローム●アンド
●ハース社)の0H型、ダウエツクス1X2(ダウケミ
カル社)のCl型セフアデツクスA−25(フアルマシ
ア社)Cl型が用いられ、食塩で溶出することができる
。そして、n−ブタノール等の水と混らない有機溶剤に
抽出される。これを減圧下で濃縮すると褐色の粉末が得
られる。このSF−204吻質を含む褐色粉末をカラム
・クロマトグラフィー、例えばクロロホルム・メタノー
ル(7:1)を展開剤としたシリカゲル・カラムクロマ
トグラフィー及びセフアデツクスLH2O(フアルマシ
ア社)などを用いるクロマトグラフィーを行ない濃縮乾
固するとSF−2049物質の白色粉末を得る事が出来
る。SF−204gVj質は酸性の化合物なので、常法
によりナトリウム塩等の各種塩を形成することができる
。
分に存在し、活性炭およびアンバライトXAD−2(ロ
ーム・アンド・ハース社)、ダイヤイオン即−1へ即−
20(三菱化成)等の非イオン性の交叉結合したポリス
チレン重合体の吸着樹脂に吸着され、水とアセトン、ア
ルコール類などの有機溶剤との混液で容易に溶出するこ
とができる。また後述するように半水溶性の酸性物質て
あるので、イオン交換樹脂としてアニオン交換樹脂とし
てアンパーライトIRA4Oへ411(ローム●アンド
●ハース社)の0H型、ダウエツクス1X2(ダウケミ
カル社)のCl型セフアデツクスA−25(フアルマシ
ア社)Cl型が用いられ、食塩で溶出することができる
。そして、n−ブタノール等の水と混らない有機溶剤に
抽出される。これを減圧下で濃縮すると褐色の粉末が得
られる。このSF−204吻質を含む褐色粉末をカラム
・クロマトグラフィー、例えばクロロホルム・メタノー
ル(7:1)を展開剤としたシリカゲル・カラムクロマ
トグラフィー及びセフアデツクスLH2O(フアルマシ
ア社)などを用いるクロマトグラフィーを行ない濃縮乾
固するとSF−2049物質の白色粉末を得る事が出来
る。SF−204gVj質は酸性の化合物なので、常法
によりナトリウム塩等の各種塩を形成することができる
。
例えばSF−204Ck質を水に懸濁して、1当量の苛
性ソーダを加えて溶解後水溶液を減圧乾固すればナトリ
ウム塩が得られる。本発明の方法で得られたSF−20
4吻質の理化学的性状は以下の通りである。
性ソーダを加えて溶解後水溶液を減圧乾固すればナトリ
ウム塩が得られる。本発明の方法で得られたSF−20
4吻質の理化学的性状は以下の通りである。
1性状:白色粉末
2融点:205〜210℃(以後徐々に褐色する)3比
旋光度性: 〔α〕L4+58々(Cl、クロロ
ホルム・メタノール1:1)4紫外部吸収スベク
トルニメタノール溶液中 の紫
外部吸収スペク トルを第1図
に示 す。
旋光度性: 〔α〕L4+58々(Cl、クロロ
ホルム・メタノール1:1)4紫外部吸収スベク
トルニメタノール溶液中 の紫
外部吸収スペク トルを第1図
に示 す。
主な吸収極大は 224nm(E
(% 679)、272r1m
(E (%333)、肩283
r1m(E(%309)、肩 3
01nm(E (% 239)、
肩321nm(E )%182
)て、酸性メ タノール、塩基
性メ タノール中でも殆ん
ど変化しない。
(% 679)、272r1m
(E (%333)、肩283
r1m(E(%309)、肩 3
01nm(E (% 239)、
肩321nm(E )%182
)て、酸性メ タノール、塩基
性メ タノール中でも殆ん
ど変化しない。
5赤外部吸収スベクトルニ臭化カリウム錠剤
法による赤外部吸収
スペクトルを第2図 に
示す。
法による赤外部吸収
スペクトルを第2図 に
示す。
3330、 299011680、
1520、 1450113001
11801108へ1050cm−1に主
なる吸収極大を有す
る。
1520、 1450113001
11801108へ1050cm−1に主
なる吸収極大を有す
る。
6元素分析値炭素:43.82%、水素4.26%、
窒素14.84%、硫黄12.84%7
分子量:約700(蒸気圧法)8溶解性:塩基性水、ク
ロロホルム●メタノ ール(1:1)に易溶
、メタノ ール、n−ブタノールに可溶、
水、酸性水、アセトン、酢酸工 チ
ル、ベンゼン、エチルエーテ ルに難溶9呈
色反応:過マンガン酸カリ、エールリツ ヒ
・硫酸反応陽性、ニンヒドリ ン、硝酸銀、
グレイク・レアバ ツク反応陰性
ォ310封管中5規定塩酸で105℃、1時間加
水分解:アミノ酸分析計による分析て既知アミノ酸とし
てアスパラギン酸、スレオニン、プロリン、グリシンと
一致するピークが得られ未同定ピークとして少なくとも
3つのピークが存在した。
窒素14.84%、硫黄12.84%7
分子量:約700(蒸気圧法)8溶解性:塩基性水、ク
ロロホルム●メタノ ール(1:1)に易溶
、メタノ ール、n−ブタノールに可溶、
水、酸性水、アセトン、酢酸工 チ
ル、ベンゼン、エチルエーテ ルに難溶9呈
色反応:過マンガン酸カリ、エールリツ ヒ
・硫酸反応陽性、ニンヒドリ ン、硝酸銀、
グレイク・レアバ ツク反応陰性
ォ310封管中5規定塩酸で105℃、1時間加
水分解:アミノ酸分析計による分析て既知アミノ酸とし
てアスパラギン酸、スレオニン、プロリン、グリシンと
一致するピークが得られ未同定ピークとして少なくとも
3つのピークが存在した。
11シリカゲル薄層クロマトグラフィーにおけるRf値
展開溶媒 Rf値クロロホル
ム●メタノール(1:1)0.67クロロホルム・メタ
ノール(2:1)0.15n−ブタノール●メタノール
●水(4:1:2) 0.3
912安定性:100℃で10分間処理すると、酸、ア
ルカリ不安定、中性では安定である。
展開溶媒 Rf値クロロホル
ム●メタノール(1:1)0.67クロロホルム・メタ
ノール(2:1)0.15n−ブタノール●メタノール
●水(4:1:2) 0.3
912安定性:100℃で10分間処理すると、酸、ア
ルカリ不安定、中性では安定である。
SF−204吻質の抗菌スペクトルは第2表に示す通り
である。
である。
第2表て明らかなように、本抗生物質は寒天培地上て稲
いもち病菌(ピリクラリア・オリゼ)をはじめ、ある種
の植物病原性真菌の生育を特異的に抑制するが、細菌類
に対してはまつたく抗菌力を示さないという特徴をもつ
。
いもち病菌(ピリクラリア・オリゼ)をはじめ、ある種
の植物病原性真菌の生育を特異的に抑制するが、細菌類
に対してはまつたく抗菌力を示さないという特徴をもつ
。
また稲いもち病ポット試験においてSF−204吻質は
200ppmの濃度て市販のいもち病防除薬剤と同等の
防除効果を示す。以上の理化学的性質及び抗菌スペクト
ルからSF−204吻質は既知抗生物質の中に一致する
ものがなく、従つてSF−2049物質は新規な抗生物
質と認められる。
200ppmの濃度て市販のいもち病防除薬剤と同等の
防除効果を示す。以上の理化学的性質及び抗菌スペクト
ルからSF−204吻質は既知抗生物質の中に一致する
ものがなく、従つてSF−2049物質は新規な抗生物
質と認められる。
次に実施例を示すが、本発明においてここに例示しない
多くの変契約いは修飾手段を用いることは勿論である。
実施例1ストレプトミセス●エスピー●SF−2049
株(微工研菌寄第4486号)の胞子をスターチ2.0
%、ペプトン1.0%、肉工キズ0.3%、リン酸二カ
リ0.05%(PH7.O)の液体培地1′(坂ロフラ
スコ10本使用)に接種し、28℃て0時間振盪培養し
たものを種母とする。
多くの変契約いは修飾手段を用いることは勿論である。
実施例1ストレプトミセス●エスピー●SF−2049
株(微工研菌寄第4486号)の胞子をスターチ2.0
%、ペプトン1.0%、肉工キズ0.3%、リン酸二カ
リ0.05%(PH7.O)の液体培地1′(坂ロフラ
スコ10本使用)に接種し、28℃て0時間振盪培養し
たものを種母とする。
グルコース1.0%、水あめ4.0%、ソリユーブル◆
ベジタブル●プロテイン0.5%、大豆粉2.5%、酵
母工キズ0.2%、大豆油0.3%、硫酸第1鉄0.0
01%、塩化ニッケル0.0001%、塩化コバルト0
.0001%PH7の組成から成る液体培地35eに前
記の種母を接種し、28゜Cて64時間通気攪拌培養し
た。(50eジヤーフアメンター)この培養物に沖過助
剤(ハイフロースーパーセル)を加えてp過し、得られ
たろ液22eをダイヤイオンHP−10(三菱化成)3
eのカラムを通過せしめると、SF−2049物質は樹
脂に吸着される。15eの水て樹脂を洗浄後、60%ア
セトン水10′て溶出し、2eずつ分画すると、分画2
〜3に活性区分が溶出される。
ベジタブル●プロテイン0.5%、大豆粉2.5%、酵
母工キズ0.2%、大豆油0.3%、硫酸第1鉄0.0
01%、塩化ニッケル0.0001%、塩化コバルト0
.0001%PH7の組成から成る液体培地35eに前
記の種母を接種し、28゜Cて64時間通気攪拌培養し
た。(50eジヤーフアメンター)この培養物に沖過助
剤(ハイフロースーパーセル)を加えてp過し、得られ
たろ液22eをダイヤイオンHP−10(三菱化成)3
eのカラムを通過せしめると、SF−2049物質は樹
脂に吸着される。15eの水て樹脂を洗浄後、60%ア
セトン水10′て溶出し、2eずつ分画すると、分画2
〜3に活性区分が溶出される。
活性溶出区分を減圧濃縮して700m1の水溶液が得ら
れ、回収率は90%てあつた。SF−204@質を含む
水溶液700TLtをセフアデツクスA−25(フアル
マシア社、C1型)200mLのカラムを通過させ、1
eの水で水洗後、0.2Mの食塩水1eを流しさらに1
Mの食塩水て溶出させると、活性区分が溶出された。
れ、回収率は90%てあつた。SF−204@質を含む
水溶液700TLtをセフアデツクスA−25(フアル
マシア社、C1型)200mLのカラムを通過させ、1
eの水で水洗後、0.2Mの食塩水1eを流しさらに1
Mの食塩水て溶出させると、活性区分が溶出された。
この食塩水溶液をn−ブタノール1eで2回抽出すると
、SF−2049物質はn−ブタノールに抽出される。
これを濃縮乾固し、1.2ダの褐色粉末を得た。この粉
末1yを少量のメタノールに溶かし、クロロホルムにて
充填したシリカゲルカラム(150mL)の上にのせ、
クロロホルム・メタノーレ(10:1)て750m1て
洗浄後、クロロホルム・メタノール(7:1)の溶媒(
1.5e)て溶出され、15y分画て、いもち病菌に対
して活性を示す分画130〜220を集め減圧濃縮乾固
すると、SF−2049物質を含む黄色粉末110mg
を得た。この黄色粉末100m9を少量のクロロホルム
●メタノール(1:1)に溶解し、クロロホルム●メタ
ノール(1:1)にて充填したセフアデツクスLH−2
0カラム(フアルマシア社、300mt)の上にのせ、
クロロホルム・メタノール(1:1)で展関し6y分画
で分画し分画34〜38を濃縮乾固し、SF−204吻
質の白色粉末60m9が得られた。
、SF−2049物質はn−ブタノールに抽出される。
これを濃縮乾固し、1.2ダの褐色粉末を得た。この粉
末1yを少量のメタノールに溶かし、クロロホルムにて
充填したシリカゲルカラム(150mL)の上にのせ、
クロロホルム・メタノーレ(10:1)て750m1て
洗浄後、クロロホルム・メタノール(7:1)の溶媒(
1.5e)て溶出され、15y分画て、いもち病菌に対
して活性を示す分画130〜220を集め減圧濃縮乾固
すると、SF−2049物質を含む黄色粉末110mg
を得た。この黄色粉末100m9を少量のクロロホルム
●メタノール(1:1)に溶解し、クロロホルム●メタ
ノール(1:1)にて充填したセフアデツクスLH−2
0カラム(フアルマシア社、300mt)の上にのせ、
クロロホルム・メタノール(1:1)で展関し6y分画
で分画し分画34〜38を濃縮乾固し、SF−204吻
質の白色粉末60m9が得られた。
第1図はSF−2049物質のメタノール中での紫外部
吸収スペクトル図であり、第2図はSF−204吻質の
KBr錠剤法での赤外部吸収スペクトル図である。
吸収スペクトル図であり、第2図はSF−204吻質の
KBr錠剤法での赤外部吸収スペクトル図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の物理化学的特性を有するSF−2049物質;
白色粉末の酸性物質;比旋光度〔α〕_D^2^4+5
8゜(Cl、クロロホルム・メタノール1:1);元素
分析値炭素43.82%、水素4.26%、窒素14.
84%、硫黄12.84%;融点205〜210℃(徐
々に褐変する。 );添付図面の第1図に示す赤外部吸収スペクトルを有
し;第2図に示す赤外部吸収スペクトルを有し;塩基性
水、クロロホルム・メタノール(1:1)に易溶、メタ
ノール、n−ブタノールに可溶、水、酸性水、アセトン
、酢酸エチル、ベンゼン、エチルエーテルに難溶;過マ
ンガン酸カリ、エールリツヒ、硫酸反応陽性、ニンヒド
リン、硝酸銀、グレイク・レアバツク反応陰性であり、
封管中5規定塩酸で105℃、15時間加水分解すると
アミノ酸分析計により既知アミノ酸としてアスパラギン
酸、スレオニン、プロリン、グリシンを生成する。2
ストレプトミセス・エスピー・SF−2049株または
、その生産性変異株を好気的に培養し、その培養中に生
じたSF−2049物質を分離、採取することからなる
新抗生物質SF−2049物質の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53061641A JPS6046958B2 (ja) | 1978-05-25 | 1978-05-25 | 新抗生物質sf−2049物質およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53061641A JPS6046958B2 (ja) | 1978-05-25 | 1978-05-25 | 新抗生物質sf−2049物質およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54154701A JPS54154701A (en) | 1979-12-06 |
JPS6046958B2 true JPS6046958B2 (ja) | 1985-10-18 |
Family
ID=13177031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53061641A Expired JPS6046958B2 (ja) | 1978-05-25 | 1978-05-25 | 新抗生物質sf−2049物質およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046958B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62282773A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-08 | Apollo Seiko Kk | 自動半田付け方法及び装置 |
-
1978
- 1978-05-25 JP JP53061641A patent/JPS6046958B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62282773A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-08 | Apollo Seiko Kk | 自動半田付け方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54154701A (en) | 1979-12-06 |
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