JPS5831196B2 - Sf−1771 ブツシツノ セイゾウホウ - Google Patents
Sf−1771 ブツシツノ セイゾウホウInfo
- Publication number
- JPS5831196B2 JPS5831196B2 JP50129306A JP12930675A JPS5831196B2 JP S5831196 B2 JPS5831196 B2 JP S5831196B2 JP 50129306 A JP50129306 A JP 50129306A JP 12930675 A JP12930675 A JP 12930675A JP S5831196 B2 JPS5831196 B2 JP S5831196B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substance
- streptomyces
- culture
- water
- strain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P1/00—Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes
- C12P1/06—Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes by using actinomycetales
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N1/00—Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
- C12N1/20—Bacteria; Culture media therefor
- C12N1/205—Bacterial isolates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12R—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
- C12R2001/00—Microorganisms ; Processes using microorganisms
- C12R2001/01—Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
- C12R2001/465—Streptomyces
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はストレプトマイセス属の放線菌を培養すること
によって得られる新抗生物質5F−1771物質の製置
法に関するものである。
によって得られる新抗生物質5F−1771物質の製置
法に関するものである。
更に詳述すれば、本発明の要旨はストレプトマイセス属
に属する5F−1771物質生産菌を培養し、培養物、
特に培養液中から5F−1771物質を採取することを
特徴とする5F−1771物質の製造法にある。
に属する5F−1771物質生産菌を培養し、培養物、
特に培養液中から5F−1771物質を採取することを
特徴とする5F−1771物質の製造法にある。
本発明で得られた5F−1771物質は後述する理化学
的性状、生物学的性状から広義にはプレオマイシンーフ
レオマイシン系抗生物質に属すると見なされるが、細部
の研究によりこの系列の既知物質に該当するものがなく
新規物質と児女されるに至った。
的性状、生物学的性状から広義にはプレオマイシンーフ
レオマイシン系抗生物質に属すると見なされるが、細部
の研究によりこの系列の既知物質に該当するものがなく
新規物質と児女されるに至った。
本発明に使用される5F−1771物質生産菌の一例と
しては広島県竹原市忠海町の土壌より新たに分離された
5F−1771株があり、本菌株の菌学的性状は下記の
通りである。
しては広島県竹原市忠海町の土壌より新たに分離された
5F−1771株があり、本菌株の菌学的性状は下記の
通りである。
■、形態
気菌糸はグリセリン・アスパラギン・寒天、スターチ寒
天、オートミール寒天、イースト麦芽寒天及びチロシン
寒天等の上で良好に着生し、胞子形成も豊富である。
天、オートミール寒天、イースト麦芽寒天及びチロシン
寒天等の上で良好に着生し、胞子形成も豊富である。
分枝は単純分枝で車軸分枝はみられない。
気菌糸の先端はらせん状となる、菌核等の特殊構造は観
察されない。
察されない。
電子顕微鏡での観察による胞子の表面構造は有刺型であ
る。
る。
胞子は主に楕円型で0.8〜1.1×1.2〜1.4ミ
クロンの大きさを有し、通常、10胞子以上連鎖する。
クロンの大きさを有し、通常、10胞子以上連鎖する。
■、各種培地上の生育状態
色の記載について〔〕内に示す標準はコンテイナー・コ
ーポレーション・オプ・アメリカのカラー・ハーモニー
;マニアルヲ用いた。
ーポレーション・オプ・アメリカのカラー・ハーモニー
;マニアルヲ用いた。
■、生理的性質
(1) 生育温度範囲:イースト麦芽寒天に釦いて2
0〜38℃の温度範囲で生育する。
0〜38℃の温度範囲で生育する。
(の ゼラチンの液化:20℃にて21日以上の培養で
ゆっくり液化する。
ゆっくり液化する。
(3)スターチの加水分解:陽性 (28℃)(萄 脱
脂乳の凝固:陰性 (28℃、37℃)脱脂乳のペプト
ン化:陽性 (28℃、37℃) (0メラニン様色素の生成:陰性 ■、炭素源の利用性(ブリードハム・ゴツトIJ−ブ寒
天培地、28℃培養) (1)利用する: D−グルコース、D−フラクトー
ス、D−マンニトー ル、■−イノシトール <2 利用しない: シュクロース、ラムノース、ラ
フィノース、L−アラビ ノース、D−キシロース 以上の性状を要約すると、本5F−1771株はストレ
プトマイセス属に属し、気菌糸先端はらせん状で胞子表
面構造は有刺型の形態を有し、種棒の培地上で良く生育
し、裏面は淡黄〜灰黄色で特殊な色調は呈さない。
脂乳の凝固:陰性 (28℃、37℃)脱脂乳のペプト
ン化:陽性 (28℃、37℃) (0メラニン様色素の生成:陰性 ■、炭素源の利用性(ブリードハム・ゴツトIJ−ブ寒
天培地、28℃培養) (1)利用する: D−グルコース、D−フラクトー
ス、D−マンニトー ル、■−イノシトール <2 利用しない: シュクロース、ラムノース、ラ
フィノース、L−アラビ ノース、D−キシロース 以上の性状を要約すると、本5F−1771株はストレ
プトマイセス属に属し、気菌糸先端はらせん状で胞子表
面構造は有刺型の形態を有し、種棒の培地上で良く生育
し、裏面は淡黄〜灰黄色で特殊な色調は呈さない。
気菌糸は灰色〜褐色で、可溶性色素はいずれの培地に督
いても生成しない点で特徴的性質を有する。
いても生成しない点で特徴的性質を有する。
本発明者らは本5F−1771株をストレプトマイセス
エスピー−S F−1771(5trept。
エスピー−S F−1771(5trept。
myces 5p−8F−1771)と称することにし
た。
た。
本菌株は微工研に微工研菌寄第3253号として寄託さ
れている。
れている。
ストレプトミセス・エスピー・5F−1771株の近縁
菌種としてはストレプトミセス・トヨカエンシス(St
reptomyces toyocaensis )、
ストレプトミセス・ナタレンシス(S treptom
ycesnatalen sis )、ストレプトミセ
ス ファシキュラーツス(Streptomyces
fasiculatus )及びストレプトミセス・ア
ルプルス(S treptomycesalbulus
)が挙げられる。
菌種としてはストレプトミセス・トヨカエンシス(St
reptomyces toyocaensis )、
ストレプトミセス・ナタレンシス(S treptom
ycesnatalen sis )、ストレプトミセ
ス ファシキュラーツス(Streptomyces
fasiculatus )及びストレプトミセス・ア
ルプルス(S treptomycesalbulus
)が挙げられる。
I S P (I nternational Str
eptomycesProject )の記載(Int
ernational Journal ofSyst
ematic Bacteriology 18巻、1
08ゝ110頁、174〜176頁、1968年、22
巻、271〜273頁、323〜326頁、1972年
)との比較では、これら4菌種とSF−1771株とは
形態及び培養性状で区別出来ない。
eptomycesProject )の記載(Int
ernational Journal ofSyst
ematic Bacteriology 18巻、1
08ゝ110頁、174〜176頁、1968年、22
巻、271〜273頁、323〜326頁、1972年
)との比較では、これら4菌種とSF−1771株とは
形態及び培養性状で区別出来ない。
そこでこれら4菌種のタイプカルチャーと5F1771
株を直接比較した。
株を直接比較した。
その結果、5F−1771株はこれら4菌種のうちスト
レプトミセス・トヨカエンシスに最も近似して釦り、他
の3菌種とは区別された。
レプトミセス・トヨカエンシスに最も近似して釦り、他
の3菌種とは区別された。
細部についての比較では下記の点でストレプトミセス・
トヨカエンシスと相違するが、その他の性状はよ〈一致
する、以上より、5F−1771株は細部で若干の相違
がみられるものの、基本性状に督いてストレプトミセス
・トヨ力エンシスとよく一致することから、ストレプト
ミセス・トヨカエンシスの種に属させるのが妥当と考え
、5F−1771株をストレプトミセス・トヨカエンシ
スー5F−1771(Streptomyces to
yocaensis 5F−1771)と命名した。
トヨカエンシスと相違するが、その他の性状はよ〈一致
する、以上より、5F−1771株は細部で若干の相違
がみられるものの、基本性状に督いてストレプトミセス
・トヨ力エンシスとよく一致することから、ストレプト
ミセス・トヨカエンシスの種に属させるのが妥当と考え
、5F−1771株をストレプトミセス・トヨカエンシ
スー5F−1771(Streptomyces to
yocaensis 5F−1771)と命名した。
5F−1771株は他のストレプトミセス属の菌株の場
合にみられるようにその性状が変化しやすく、例えば、
紫外線、エックス線、高周波、放射線、薬品等を用いる
人工的変異手段で変異しうるものであり、いずれの変異
株であっても5F−1771物質の生産能を有するスト
レプトミセス属の菌はすべて本発明の方法に使用するこ
とが出来る。
合にみられるようにその性状が変化しやすく、例えば、
紫外線、エックス線、高周波、放射線、薬品等を用いる
人工的変異手段で変異しうるものであり、いずれの変異
株であっても5F−1771物質の生産能を有するスト
レプトミセス属の菌はすべて本発明の方法に使用するこ
とが出来る。
本発明の方法では、前記菌株を通常の微生物が利用しう
る栄養物を含有する培地で培養する。
る栄養物を含有する培地で培養する。
栄養源としては、従来ストレプトミセス属の菌の培養に
利用されている公知のものが使用できる。
利用されている公知のものが使用できる。
例えば炭素源としてグルコース、シュクロース、澱粉、
グリセリン、水あめ、糖みつ、大豆油等を使用しうる。
グリセリン、水あめ、糖みつ、大豆油等を使用しうる。
また窒素源として大豆粉、小麦胚芽、肉エキス、ペプト
ン、乾燥酵母、コーンステイープリカー、硫酸アンモニ
ウム、硝酸ナトリウム等を使用しうる。
ン、乾燥酵母、コーンステイープリカー、硫酸アンモニ
ウム、硝酸ナトリウム等を使用しうる。
その他、必要に応じて炭酸カルシウム、食塩、塩化カリ
、燐酸塩等の無機塩類を添加するほか、菌の発育を助け
、SF 1771物質の生産を促進するごとき有機及
び無機物を適当に添加することが出来る。
、燐酸塩等の無機塩類を添加するほか、菌の発育を助け
、SF 1771物質の生産を促進するごとき有機及
び無機物を適当に添加することが出来る。
この場合、硫酸銅を適当に添加することにより5F−1
771物質の生産性を更に高めることが可能である。
771物質の生産性を更に高めることが可能である。
培養法としては、一般抗生物質生産の方法と同じく液体
培養法、特に深部培養法が最も適している。
培養法、特に深部培養法が最も適している。
培養は好気的条件下で行わへ培養に適当な温度は25〜
35℃であるが、多くの場合28℃付近で培養する。
35℃であるが、多くの場合28℃付近で培養する。
5F−1771物質の生産は振盪培養、タンク培養、共
に2〜8日で蓄積が最高に達する。
に2〜8日で蓄積が最高に達する。
5F−1771物質の検定に当っては、次の方法が用い
られる。
られる。
検定用培地としてポリペプトン0.5%、肉エキス0.
3%、寒天1.5多(pH7,0)の組成からなる培地
を用いる。
3%、寒天1.5多(pH7,0)の組成からなる培地
を用いる。
検定菌としてはエシェリヒア・コリ、NIHJ株を用イ
ル。
ル。
5F−1771物質はこれを用いた検定において25〜
5mcg/m6 において濃塵の対数と阻止円径との関
係は直線関係を示し、それぞれ22.0〜16.0胴の
阻止円を与える(ペーパーディスク平板法)。
5mcg/m6 において濃塵の対数と阻止円径との関
係は直線関係を示し、それぞれ22.0〜16.0胴の
阻止円を与える(ペーパーディスク平板法)。
本発明により得られる5F−1771物質は銅を含有す
る水溶性塩基性の抗生物質である。
る水溶性塩基性の抗生物質である。
これを培養物から採取するに当ってその抽出、精製には
活性炭、アルミナ等の吸着剤、アンバーライトXAD−
2、ダイヤイオンHP−20等の合戒吸着剤、弱酸性イ
オン交換樹脂、イオン交換ゲル濾過剤、ゲルp過剤等が
使用されるが、以下に示す採増方法が最も効果的である
。
活性炭、アルミナ等の吸着剤、アンバーライトXAD−
2、ダイヤイオンHP−20等の合戒吸着剤、弱酸性イ
オン交換樹脂、イオン交換ゲル濾過剤、ゲルp過剤等が
使用されるが、以下に示す採増方法が最も効果的である
。
即ち、培養液より菌体その他の固型物をけいそう土等の
濾過助剤を用いて炉別し、次いでp液中の有効成分をア
ンバーライ)XAD−2に吸着させる。
濾過助剤を用いて炉別し、次いでp液中の有効成分をア
ンバーライ)XAD−2に吸着させる。
樹脂部は、水洗後、含水アルコール、含水アセトン、も
しくはこれらに鉱酸、有機酸を添加し、弱酸性(pH3
,0〜3.5)に調整した混液を用いて溶出する。
しくはこれらに鉱酸、有機酸を添加し、弱酸性(pH3
,0〜3.5)に調整した混液を用いて溶出する。
溶出液中の活性部分は必要があれば中和後減圧濃縮し、
アルコール、アセトン等の有機溶媒を留去する。
アルコール、アセトン等の有機溶媒を留去する。
得られた濃縮液はCM−セファデックスC−25の塔を
通過させ、水洗後、塩類水溶液例えば0、2 M塩化ナ
トリウム水溶液で溶出する。
通過させ、水洗後、塩類水溶液例えば0、2 M塩化ナ
トリウム水溶液で溶出する。
活性区分はアンバーライ)XAD−2を用いて脱塩し、
減圧濃縮後、凍結乾燥すると、5F−1771物質を含
有する粗粉末が得られる。
減圧濃縮後、凍結乾燥すると、5F−1771物質を含
有する粗粉末が得られる。
この粗粉末は、更にCM−セファデックスC−25、ダ
イヤイオンHP−20,セファデックスLH−20によ
るカラムクロマトグラフィー等の精製手段を適宜組み合
せることにより、薄層クロマト、ペーパークロマト的に
単ニな状態に1で精製される。
イヤイオンHP−20,セファデックスLH−20によ
るカラムクロマトグラフィー等の精製手段を適宜組み合
せることにより、薄層クロマト、ペーパークロマト的に
単ニな状態に1で精製される。
以下に5F−1771物質(塩酸塩)の理化学的性状を
示す。
示す。
1、外 観;青色無定形粉末
2、分 解 点;185℃から徐々に褐変し、208℃
で発泡分解する。
で発泡分解する。
3、元素分析値;本塩酸塩は炭素、水素、窒素、酸素、
硫黄、銅、(塩素)を含 有し下記の組成を有する。
硫黄、銅、(塩素)を含 有し下記の組成を有する。
C38,70優、H5,42幅、N13.03%。
Q29.62%、 83.62%、Ct6.07%。
Cu3.53φ(原子吸光分析法による)4、紫外部吸
収スペクトル; 水溶液中で測定した5F−1771 物質塩酸塩のスペクトルは第1図に 1悌 示す通りで248mμ(E =146)crn 1φ 及び282〜284mμ(E =106)1cm に極大吸収を示す。
収スペクトル; 水溶液中で測定した5F−1771 物質塩酸塩のスペクトルは第1図に 1悌 示す通りで248mμ(E =146)crn 1φ 及び282〜284mμ(E =106)1cm に極大吸収を示す。
5、赤外線吸収スペクトル;
6゜
7゜
8゜
9゜
0
11゜
12゜
13゜
臭化カリウム銑中で測定した5F−
1771物質塩酸塩のスペクトラム
は第2図に示されている。
分子量;
分子内に含有される銅を1原子と仮
定すれば、分子量約1600となる。
溶解性;
水に易溶、メタノールに可溶、エタ
ノール、ブタノールに離溶であるが
その他の有機溶剤には不溶である。
呈色反応;
陽性:ニンヒドリン、エーリツヒ、
過マンガン酸カリウム、グレイツク
−レイパック試薬
陰性:板目試薬
安定性;
中性酸性で安定であるが、アルカリ
性で比較的不安定である。
シリカゲル薄層クロマトグラフィーのRf値;展開溶媒
Rf プロピルアルコール−ピリジン−酢酸−水(15:10
:3:12)0.76 メタノ一ルー10%酢酸アンモニウム− 10%アンモニア(10:9:1) 0.57
10饅酢酸アンモニウム−メタノール (1:1) 0.68 10多酢酸アンモニウム−メタノール (1:2) 0.54 ペーハークロマトグラフイー(上昇法) のRf値; 展開溶媒 Rf 水飽和n−ブタノール 03多塩化アン
モニウム水溶液 0.7175多フ工ノール+2
5%水 0.6950多アセトン+50多水
0.09n−ブタノール−メタノール−水 (4:1:2) 0.06 ベンゼンーメタノール(4:1) 0.02水
0.07旋光度
; 本物質の溶液は淡青色を呈するため D線において旋光度の測定が不能で ある。
Rf プロピルアルコール−ピリジン−酢酸−水(15:10
:3:12)0.76 メタノ一ルー10%酢酸アンモニウム− 10%アンモニア(10:9:1) 0.57
10饅酢酸アンモニウム−メタノール (1:1) 0.68 10多酢酸アンモニウム−メタノール (1:2) 0.54 ペーハークロマトグラフイー(上昇法) のRf値; 展開溶媒 Rf 水飽和n−ブタノール 03多塩化アン
モニウム水溶液 0.7175多フ工ノール+2
5%水 0.6950多アセトン+50多水
0.09n−ブタノール−メタノール−水 (4:1:2) 0.06 ベンゼンーメタノール(4:1) 0.02水
0.07旋光度
; 本物質の溶液は淡青色を呈するため D線において旋光度の測定が不能で ある。
CM−セファデックス溶離パターンを近緑化合物と比較
して第3図に示す。
して第3図に示す。
プレオマイシンB2 より遅く又プレオマイシンB4、
ピクトマイシン、プラトマイシンAよりや\早く溶出さ
れる。
ピクトマイシン、プラトマイシンAよりや\早く溶出さ
れる。
14、SF−1771物質の加水分解により次に挙げる
化合物が5F−1771物質の構成成分として確認され
た。
化合物が5F−1771物質の構成成分として確認され
た。
ズレオニン 4−アミノ−3−ハイドロキシ−2−メチ
ル−n−パレリアン酸、β−ハイドロキシヒスチジン、
β−アミノアラニン、β−アミノ−β−(4−アミノ−
6−カルボキシ−ピリミジンー2−イル)−プロピオン
酸、グロース、3−〇−カルバモイルーマンノース 次に5F−1771物質の各種微生物に対する抗菌活性
を第1表に示す。
ル−n−パレリアン酸、β−ハイドロキシヒスチジン、
β−アミノアラニン、β−アミノ−β−(4−アミノ−
6−カルボキシ−ピリミジンー2−イル)−プロピオン
酸、グロース、3−〇−カルバモイルーマンノース 次に5F−1771物質の各種微生物に対する抗菌活性
を第1表に示す。
第1表 5F−1771物質の抗菌スペクトルこの様に
して5F−1771物質はダラム陽性菌、陰性菌に対し
強力な抗菌力を有している。
して5F−1771物質はダラム陽性菌、陰性菌に対し
強力な抗菌力を有している。
特にダラム陰性菌には顕著な抗菌力を示す。
次に本物質を既知の抗生物質と比較してみる。
水溶性塩基性の含銅抗生物質としてはプレオマイシン(
T 、IKEKAWA等“J 、 ofAntibio
tics//5erA 17 : 194 1964
)、プレオマイシン(H,UMEZAWA等“J 、
ofAntibiotics″5erA 19 :2
00 1966)、ゾルバマイシン、ツルボッマイシン
B、0゜(A、D、ARCOJDELIS等“J 、
ofAntibiotics″24 : 543 、1
971 )YA −56−X、YA−56−Y(Y−I
TO等:” J 、 of Antibiotics“
24ニア27゜1971)、ピクトマイシン(T、NA
RA等:J 、 of Antibiotics 28
: 366 。
T 、IKEKAWA等“J 、 ofAntibio
tics//5erA 17 : 194 1964
)、プレオマイシン(H,UMEZAWA等“J 、
ofAntibiotics″5erA 19 :2
00 1966)、ゾルバマイシン、ツルボッマイシン
B、0゜(A、D、ARCOJDELIS等“J 、
ofAntibiotics″24 : 543 、1
971 )YA −56−X、YA−56−Y(Y−I
TO等:” J 、 of Antibiotics“
24ニア27゜1971)、ピクトマイシン(T、NA
RA等:J 、 of Antibiotics 28
: 366 。
1975)、プラトマイシンA、B(T、NARA等:
“J −of Antibiotics ” 26 、
6621975)、5S−70−A物質(特願昭49−
86034号)、及び5S−70−B物質(特願昭49
−86035号)が知られている。
“J −of Antibiotics ” 26 、
6621975)、5S−70−A物質(特願昭49−
86034号)、及び5S−70−B物質(特願昭49
−86035号)が知られている。
これらの抗生物質はいづれも第1の吸収(243〜24
6mμ)と第2の吸収(290〜303mμ)の2つの
吸収極大を示し、その吸光度の比率によってプレオマイ
シン、フレオマイシン抗生物質トの区別がなされている
。
6mμ)と第2の吸収(290〜303mμ)の2つの
吸収極大を示し、その吸光度の比率によってプレオマイ
シン、フレオマイシン抗生物質トの区別がなされている
。
しかし5F−1771物質はその第1吸収極大が248
mμに、捷た第2吸収極大が282〜284mμにある
ことから、上記いづれの既知抗生物質とも相違すること
が吸収極大の位置から明瞭に区別される。
mμに、捷た第2吸収極大が282〜284mμにある
ことから、上記いづれの既知抗生物質とも相違すること
が吸収極大の位置から明瞭に区別される。
従っテ5F−1771物質はプレオマイシン−プレオマ
イシン系抗生物質のいづれの抗生物質とも異なる新規の
抗生物質であることが明白である。
イシン系抗生物質のいづれの抗生物質とも異なる新規の
抗生物質であることが明白である。
実施例 1
シュウクロース4.0%、大豆油1.0%X大豆粉3.
0qI)、小麦胚芽2,0宏塩化ナトリウム0.6%、
硫酸銅0.003多、pH7,0の培地35tを50を
容のジャーに仕込み、殺菌後、あらかじめ前培養したス
トレプトマイセス・エスピー5F−1771株(微工研
菌寄3253号)を接種し、28℃、114時間、通気
撹拌培養(攪拌数30Or、p、m)した。
0qI)、小麦胚芽2,0宏塩化ナトリウム0.6%、
硫酸銅0.003多、pH7,0の培地35tを50を
容のジャーに仕込み、殺菌後、あらかじめ前培養したス
トレプトマイセス・エスピー5F−1771株(微工研
菌寄3253号)を接種し、28℃、114時間、通気
撹拌培養(攪拌数30Or、p、m)した。
培養液はケイソウ土を助剤に用いて濾過し培養ろ液約2
0tを得た。
0tを得た。
この濾過を、アンバーライ)−XAD−2(ロームアン
ドハース社製)27を充填した塔に通し有効成分を吸着
させる。
ドハース社製)27を充填した塔に通し有効成分を吸着
させる。
20tの水で洗浄後、50多アセトン10tで溶離し、
さらに50φアセトン(pH3)107で有効物質を溶
離する。
さらに50φアセトン(pH3)107で有効物質を溶
離する。
活性区分を1規定苛性ソーダで中和後、減圧濃縮してア
セトンを除去する。
セトンを除去する。
これをCM−セファデックスC−25(H+)(ファル
マミア製)250mlを充填した塔に通過させ有効物質
を吸着させる。
マミア製)250mlを充填した塔に通過させ有効物質
を吸着させる。
2.5tの水、0.5 t O,l M塩化ナトリウム
溶液で洗浄後、0.2M塩化ナトリウム溶液で展開する
と、レジン量に対して約10〜12倍量のフラクション
にわたって活性区分が溶出されてくる。
溶液で洗浄後、0.2M塩化ナトリウム溶液で展開する
と、レジン量に対して約10〜12倍量のフラクション
にわたって活性区分が溶出されてくる。
活性区分をダイヤイオンHp−20(三菱化成社製)1
00mlに吸着させ、200tの水で洗浄後、2001
111の水15%メタノール溶液400m1,30多メ
タノ一ル溶液5oomgで有効物質を溶出して脱塩する
。
00mlに吸着させ、200tの水で洗浄後、2001
111の水15%メタノール溶液400m1,30多メ
タノ一ル溶液5oomgで有効物質を溶出して脱塩する
。
この活性区分を濃縮乾固して5F−1771物質の緑色
の粗粉末320mLiを得た。
の粗粉末320mLiを得た。
この粗粉末320mqを10m1の水に溶かし、507
726(7)CM−セファデックスC−25(H+)(
ファルマミア製)に吸着させ、500m1の水で洗浄後
、0.15Mの塩化す) IJウム溶液で展開すると、
レジン量に対して約30倍量のフランクジョンに活性区
分が溶出されてくる。
726(7)CM−セファデックスC−25(H+)(
ファルマミア製)に吸着させ、500m1の水で洗浄後
、0.15Mの塩化す) IJウム溶液で展開すると、
レジン量に対して約30倍量のフランクジョンに活性区
分が溶出されてくる。
この活性区分をダイヤイオンHP−20(三菱化成社製
)50mlに吸着させ、100meの水で洗浄後、1o
omgの水、15%メタノール溶液、30%メタノール
溶液各々100772gで有効物質を溶出して脱塩する
。
)50mlに吸着させ、100meの水で洗浄後、1o
omgの水、15%メタノール溶液、30%メタノール
溶液各々100772gで有効物質を溶出して脱塩する
。
この活性区分を濃縮乾固して5F−1771物質の青緑
色の粉末42my(純度的60%)を得る。
色の粉末42my(純度的60%)を得る。
この5F−1771物質の粉末42mpを90%メタノ
ール2mlに溶解して、セファデックスLH−20(フ
ァルマミア製)350mlの塔につけ90%メタノール
溶液で展開し青色画分12m1を得た。
ール2mlに溶解して、セファデックスLH−20(フ
ァルマミア製)350mlの塔につけ90%メタノール
溶液で展開し青色画分12m1を得た。
これを減圧濃縮後、乾固して、青色の5F−1771物
質の純品(銅キレート塩酸塩)24Mグを得た。
質の純品(銅キレート塩酸塩)24Mグを得た。
第1図は本発明で得られた5F−1771物質の塩酸塩
の紫外部吸収曲線図(水溶液中)である。 第2図は5F−1771物質塩酸塩の赤外部吸収曲線図
(臭化カリウム錠)である。 第3図はプレオマシンB2 、B4 、ピクトマイシン
、プラトマイシンA、B、物質、5F−1771物質の
CM−セファテックスC−25(H+)のギ酸アンモニ
ウム溶液について比較、測定したクロマトグラフィ溶離
パターン図である。
の紫外部吸収曲線図(水溶液中)である。 第2図は5F−1771物質塩酸塩の赤外部吸収曲線図
(臭化カリウム錠)である。 第3図はプレオマシンB2 、B4 、ピクトマイシン
、プラトマイシンA、B、物質、5F−1771物質の
CM−セファテックスC−25(H+)のギ酸アンモニ
ウム溶液について比較、測定したクロマトグラフィ溶離
パターン図である。
Claims (1)
- 1 ストレプトマイセス属に属する5F−1771物質
生産菌を培養し、得られた培養物から5F−1771物
質を採取することを特徴とする5F−1771物質の製
造法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50129306A JPS5831196B2 (ja) | 1975-10-29 | 1975-10-29 | Sf−1771 ブツシツノ セイゾウホウ |
GB44017/76A GB1540466A (en) | 1975-10-29 | 1976-10-22 | Antibiotic polypeptides sf-1771 and sf-1881-b and production thereof |
CA264,223A CA1082626A (en) | 1975-10-29 | 1976-10-26 | Antibiotics sf-1771 from streptomyces |
US05/736,143 US4169140A (en) | 1975-10-29 | 1976-10-27 | Antibiotics SF-1771 substance and SF-1771-B substance as well as the production of these substances |
DE2649604A DE2649604C2 (de) | 1975-10-29 | 1976-10-29 | Neue antibiotische Substanz SF-1771-B, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung |
FR7633352A FR2361906A1 (fr) | 1975-10-29 | 1976-10-29 | Substance antibiotique sf-1771 et substance antibiotique sf-1771-b, ainsi que preparation de ces substances |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50129306A JPS5831196B2 (ja) | 1975-10-29 | 1975-10-29 | Sf−1771 ブツシツノ セイゾウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5254095A JPS5254095A (en) | 1977-05-02 |
JPS5831196B2 true JPS5831196B2 (ja) | 1983-07-04 |
Family
ID=15006291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50129306A Expired JPS5831196B2 (ja) | 1975-10-29 | 1975-10-29 | Sf−1771 ブツシツノ セイゾウホウ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4169140A (ja) |
JP (1) | JPS5831196B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4462942A (en) * | 1982-07-30 | 1984-07-31 | Eli Lilly And Company | A47934 Antibiotic and process for production thereof |
US4659660A (en) * | 1982-07-30 | 1987-04-21 | Eli Lilly And Company | A47934 antibiotic and process for production thereof |
US4543334A (en) * | 1983-12-16 | 1985-09-24 | Pfizer Inc. | Streptomyces capable of producing neutral macrolide antibacterial agents |
US4880735A (en) * | 1986-09-24 | 1989-11-14 | Eli Lilly And Company | Process for producing antibiotic A47934 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3814796A (en) * | 1969-10-09 | 1974-06-04 | Upjohn Co | Antibiotics zorbonomycin and zorbonomycin b and process for the preparation thereof |
-
1975
- 1975-10-29 JP JP50129306A patent/JPS5831196B2/ja not_active Expired
-
1976
- 1976-10-27 US US05/736,143 patent/US4169140A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4169140A (en) | 1979-09-25 |
JPS5254095A (en) | 1977-05-02 |
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