JPH0625095B2 - 抗生物質sf−2415物質およびその製造法 - Google Patents
抗生物質sf−2415物質およびその製造法Info
- Publication number
- JPH0625095B2 JPH0625095B2 JP61192718A JP19271886A JPH0625095B2 JP H0625095 B2 JPH0625095 B2 JP H0625095B2 JP 61192718 A JP61192718 A JP 61192718A JP 19271886 A JP19271886 A JP 19271886A JP H0625095 B2 JPH0625095 B2 JP H0625095B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substance
- culture
- toluene
- ethyl acetate
- reduced pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は,新規な抗生物質SF−2415A1,A2,B1,B2物質
に関する。
に関する。
従来の技術 従来,微生物が生産する種々の抗生物質が知られている
が,本発明による抗生物質SF−2415A1,A2,B1,B2物質
と類似の抗生物質としては,Napyradiomycin A,B1,
B2,B3,Cl及びC2[Shiomiら:J.Antibiotics39(4),
487−493(1986)及びJ.Antibiotics39(4)494−501(19
86)]が知られている。しかしSF−2415物質はこれらの
抗生物質とは理化学的性状が異なり,明確に区別され
る。
が,本発明による抗生物質SF−2415A1,A2,B1,B2物質
と類似の抗生物質としては,Napyradiomycin A,B1,
B2,B3,Cl及びC2[Shiomiら:J.Antibiotics39(4),
487−493(1986)及びJ.Antibiotics39(4)494−501(19
86)]が知られている。しかしSF−2415物質はこれらの
抗生物質とは理化学的性状が異なり,明確に区別され
る。
発明が解決しようとする問題点 本発明は,医療用として有用な新規抗生物質をうること
を目的とする。
を目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明者らは,新規有用抗生物質の検索を続けた結果,
ストレプトマイセス属に属するある菌株の培養物中に優
れた抗菌力を有する新規抗生物質SF−2415物質が生産さ
れているのを見出し,本発明を完成した。
ストレプトマイセス属に属するある菌株の培養物中に優
れた抗菌力を有する新規抗生物質SF−2415物質が生産さ
れているのを見出し,本発明を完成した。
すなわち,本発明は,新規な抗生物質SF−2415A1,A2,
B1,B2物質(以下SF2415A1,A2,B1,B2物質を総称して
SF2415物質と称すことがある)及びその製造法を提供す
るものである。
B1,B2物質(以下SF2415A1,A2,B1,B2物質を総称して
SF2415物質と称すことがある)及びその製造法を提供す
るものである。
以下にSF−2415A1,A2,B1,B2物質及びそれらの製造法
について具体的に説明する。
について具体的に説明する。
(1)生産菌及び生産菌の菌学的性状 本発明の方法に使用されるSF−2415物質生産菌として
は,その培養物中に採取するに充分な量のSF−2415物質
を生産する能力を有するものであればいかなるものであ
ってもよいが,このような菌株の例としては,本発明者
らにより鳥取県の土壌より新たに分離されたSF−2415株
がある。SF−2415株の菌学的性状は下記の通りである。
は,その培養物中に採取するに充分な量のSF−2415物質
を生産する能力を有するものであればいかなるものであ
ってもよいが,このような菌株の例としては,本発明者
らにより鳥取県の土壌より新たに分離されたSF−2415株
がある。SF−2415株の菌学的性状は下記の通りである。
I.形態 基生菌糸は長く伸長し,よく分岐し,通常の条件下では
分断しない。シュクロース・硝酸塩寒天,グリセロール
・アスパラギン寒天,スターチ寒天等で気菌糸をよく着
生し,胞子形成も豊富である。気菌糸の分岐は単純分岐
で車軸分岐は見られない。気菌糸先端の胞子連鎖は主と
してらせん状となる。電子顕微鏡による観察では,胞子
は楕円形で0.8−1.2×1.0−1.6μmの大きさを有し、表
面はとげ状(spiny)ないし、いぼ状(warty)である。
胞子は通常10胞子以上連鎖する。胞子のう ,菌核,鞭
毛胞子は観察されなかった。
分断しない。シュクロース・硝酸塩寒天,グリセロール
・アスパラギン寒天,スターチ寒天等で気菌糸をよく着
生し,胞子形成も豊富である。気菌糸の分岐は単純分岐
で車軸分岐は見られない。気菌糸先端の胞子連鎖は主と
してらせん状となる。電子顕微鏡による観察では,胞子
は楕円形で0.8−1.2×1.0−1.6μmの大きさを有し、表
面はとげ状(spiny)ないし、いぼ状(warty)である。
胞子は通常10胞子以上連鎖する。胞子のう ,菌核,鞭
毛胞子は観察されなかった。
II.各種培地上の生育状態 SF−2415株の各種培地上の生育状態は次表に示す通りで
ある。色の記載について[ ]内に示す標準はコンティ
ナー・コーポレーション・オブ・アメリカ(Container
Corporation of America)社製の「カラー・ハーモ
ニィー・マニュアル(Color Harmony Manual)」に記
載のものを用いた。観察は28℃で14−21日培養後に行っ
た。
ある。色の記載について[ ]内に示す標準はコンティ
ナー・コーポレーション・オブ・アメリカ(Container
Corporation of America)社製の「カラー・ハーモ
ニィー・マニュアル(Color Harmony Manual)」に記
載のものを用いた。観察は28℃で14−21日培養後に行っ
た。
III.生理的性質 (1)生育温度範囲:イースト・麦芽寒天において15−37
℃の温度範囲で生育し,26−30℃で良好に生育する。
℃の温度範囲で生育し,26−30℃で良好に生育する。
(2)ゼラチンの液化:陽性 (3)スターチの加水分解:陽性 (4)硝酸塩の還元:陰性 (5)脱脂乳のペプトン化:陰性 脱脂乳の凝固:陰性 (6)耐塩性:3%の食塩含有培地で生育するが,4%以
上では生育しない。
上では生育しない。
(7)メラニン様色素の生成:陰性 IV.炭素源の利用性:(PridhamとGottliebの基礎培地使
用) (1)利用する:D−グルコース、D−フラクトース、 D−キシロース、L−アラビノース、 D−マンニトール、ラフィノース、 L−ラムノース (2)利用しない:i−イノシトール,シュクロース V.細胞壁組成 ベッカー(Becker)らの方法[Appl・Microbiol・13,2
36,(1965)]により分析した結果,細胞壁組成成分中の
ジアミノピメリン酸はLL型であった。
用) (1)利用する:D−グルコース、D−フラクトース、 D−キシロース、L−アラビノース、 D−マンニトール、ラフィノース、 L−ラムノース (2)利用しない:i−イノシトール,シュクロース V.細胞壁組成 ベッカー(Becker)らの方法[Appl・Microbiol・13,2
36,(1965)]により分析した結果,細胞壁組成成分中の
ジアミノピメリン酸はLL型であった。
以上の性状より,SF−2415株は放線菌の中でストレプト
マイセス属に属する考えるのが妥当である。従って,本
発明者らはSF−2415株をストレプトマイセス・エスピー
・SF−2415(Streptomycessp.SF−2415)と称すること
にした。
マイセス属に属する考えるのが妥当である。従って,本
発明者らはSF−2415株をストレプトマイセス・エスピー
・SF−2415(Streptomycessp.SF−2415)と称すること
にした。
SF−2415株は工業技術院微生物工業技術研究所に微工研
菌寄第8801号(FERM P−8801)として受託されてい
る。
菌寄第8801号(FERM P−8801)として受託されてい
る。
本菌株,すなわちSF−2415株は他の放線菌の場合にみら
れるようにその性状が変化しやすい。たとえば,SF−24
15株の,またはこの株に由来する突然変異株(自然発生
または誘発性),形質接合体または遺伝子組換え体であ
ってもSF−2415物質の生産能を有するストレプトマイセ
ス属の菌はすべて本発明の方法に使用することができ
る。
れるようにその性状が変化しやすい。たとえば,SF−24
15株の,またはこの株に由来する突然変異株(自然発生
または誘発性),形質接合体または遺伝子組換え体であ
ってもSF−2415物質の生産能を有するストレプトマイセ
ス属の菌はすべて本発明の方法に使用することができ
る。
(2) 培養法 本発明の方法では,前記の菌を通常の微生物が利用しう
る栄養物を含有する培地で培養する。栄養源としては,
グルコース,水あめ,デキストリン,シュクロース,澱
粉,糖蜜,動・植物油等を使用できる。また窒素源とし
て,大豆粉,小麦はい芽,コーンスティープ・リカー,
綿実かす,肉エキス,ペプトン,酵母エキス,硫酸アン
モニウム,硝酸ソーダ,尿素等を使用できる。その他,
必要に応じ,ナトリウム,カリウム,カルシウム,マグ
ネシウム,コバルト,塩素,燐酸,硫酸,及びその他の
イオンを生成することのできる無機塩類を添加すること
は有効である。また菌の生育を助け,抗生物質SF−2415
物質の生産を促進するような有機及び無機物を適当に添
加することができる。
る栄養物を含有する培地で培養する。栄養源としては,
グルコース,水あめ,デキストリン,シュクロース,澱
粉,糖蜜,動・植物油等を使用できる。また窒素源とし
て,大豆粉,小麦はい芽,コーンスティープ・リカー,
綿実かす,肉エキス,ペプトン,酵母エキス,硫酸アン
モニウム,硝酸ソーダ,尿素等を使用できる。その他,
必要に応じ,ナトリウム,カリウム,カルシウム,マグ
ネシウム,コバルト,塩素,燐酸,硫酸,及びその他の
イオンを生成することのできる無機塩類を添加すること
は有効である。また菌の生育を助け,抗生物質SF−2415
物質の生産を促進するような有機及び無機物を適当に添
加することができる。
培養法としては,好気的条件での培養法,特に深部培養
法が最も適している。培養に適当な温度は15−37℃であ
るが,多くの場合,26−30℃付近で培養する。抗生物質
SF−2415物質の生産は培地や培養条件により異なるが,
振とう培養,タンク培養とも通常1−10日の間でその蓄
積が最高に達する。培養物中の抗生物質SF−2415物質の
畜積量が最高になった時に培養を停止し,培養液から目
的物質を単離精製する。
法が最も適している。培養に適当な温度は15−37℃であ
るが,多くの場合,26−30℃付近で培養する。抗生物質
SF−2415物質の生産は培地や培養条件により異なるが,
振とう培養,タンク培養とも通常1−10日の間でその蓄
積が最高に達する。培養物中の抗生物質SF−2415物質の
畜積量が最高になった時に培養を停止し,培養液から目
的物質を単離精製する。
(3) 精製 本発明によって得られるSF−2415物質の培養物からの採
取にあたっては,その性状を利用した通常の分離手段,
たとえば,溶媒抽出法,イオン交換樹脂法,吸着又は分
配カラムクロマト法,ゲルろ過法,透析法,沈澱法等を
単独で又は適宜組合わせて抽出精製することができる。
たとえば,SF−2415物質は培養菌体中からはアセトン−
水又はメタノール水で抽出される。また,培養液中に蓄
積されたSF−2415物質は合成吸着剤であるダイアイオン
HP−20等に吸着される。また,水と混ざらない有機溶
剤,たとえば,酢酸エチル,クロロホルム等で抽出すれ
ばSF−2415物質は有機溶剤層に抽出される。
取にあたっては,その性状を利用した通常の分離手段,
たとえば,溶媒抽出法,イオン交換樹脂法,吸着又は分
配カラムクロマト法,ゲルろ過法,透析法,沈澱法等を
単独で又は適宜組合わせて抽出精製することができる。
たとえば,SF−2415物質は培養菌体中からはアセトン−
水又はメタノール水で抽出される。また,培養液中に蓄
積されたSF−2415物質は合成吸着剤であるダイアイオン
HP−20等に吸着される。また,水と混ざらない有機溶
剤,たとえば,酢酸エチル,クロロホルム等で抽出すれ
ばSF−2415物質は有機溶剤層に抽出される。
SF−2415物質をさらに精製するには,シリカゲル(ワコ
ーゲルC-300,和光純薬工業株式会社製等),アルミナ
等の吸着剤やセファデックスLH−20(ファルマシア社
製)等を用いるクロマトグラフィーを行うとよい。
ーゲルC-300,和光純薬工業株式会社製等),アルミナ
等の吸着剤やセファデックスLH−20(ファルマシア社
製)等を用いるクロマトグラフィーを行うとよい。
このようにして培養物中に生産されたSF−2415物質は遊
離の形,すなわちSF−2415物質それ自体として分離する
ことができ,またSF−2415物質を含有する溶液又はその
濃縮液を塩基,すなわちたとえば水酸化ナトリウム,水
酸化カリウム等のアルカリ金属化合物,たとえば水酸化
カルシウム,水酸化マグネシウム,等のアルカリ土類金
属化合物,アンモニウム等のような無機塩基,たとえば
エタノールアミン,トリエチルアミン,ジシクロヘキシ
ルアミン等の有機塩基により,各工程の操作中たとえば
抽出,分離又は精製の各工程の操作中に処理した場合,
SF−2415物質は対応するその塩類の形に変化し,分離さ
れる。また別にこのようにして製造されたSF−2415物質
の塩類は,常法により遊離のかたち,すなわちSF−2415
物質それ自体に容易に変化させることができる。
離の形,すなわちSF−2415物質それ自体として分離する
ことができ,またSF−2415物質を含有する溶液又はその
濃縮液を塩基,すなわちたとえば水酸化ナトリウム,水
酸化カリウム等のアルカリ金属化合物,たとえば水酸化
カルシウム,水酸化マグネシウム,等のアルカリ土類金
属化合物,アンモニウム等のような無機塩基,たとえば
エタノールアミン,トリエチルアミン,ジシクロヘキシ
ルアミン等の有機塩基により,各工程の操作中たとえば
抽出,分離又は精製の各工程の操作中に処理した場合,
SF−2415物質は対応するその塩類の形に変化し,分離さ
れる。また別にこのようにして製造されたSF−2415物質
の塩類は,常法により遊離のかたち,すなわちSF−2415
物質それ自体に容易に変化させることができる。
さらに遊離の形で得られたSF−2415物質を前記塩基によ
り常法で対応するその塩類に変化させてもよい。
り常法で対応するその塩類に変化させてもよい。
したがってSF−2415物質と同様に前記のようなその塩類
も,この発明の範囲内に包含されるものとする。前記製
造法にしたがって得られたSF−2415物質は下記の物理的
化学的性質を有する。
も,この発明の範囲内に包含されるものとする。前記製
造法にしたがって得られたSF−2415物質は下記の物理的
化学的性質を有する。
I.SF−2415A1物質の物理的化学的性質 分子量及び分子式 486,C26H31N2O5Cl マススペクトル(FD−MS) m/z 486(M+) 比旋光度 [α]▲22 D▼+133゜(c 0.5,MeOH) 赤外線吸収スペクトル(KBr法,cm-1) 3230,2950,2900,2830,2155,1690, 1645,1600,1560,1505,1425,1385, 1360,1290,1270,1160,1120,955,795, 770,740 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(ε)] 204(20500),254(19200), 299(19900),364(5500),440(3900) 203(15300),253(19200), 299(20800),366(5500),437(4100)1 H NMRスペクトル(400 MHz) 重クロロホルム溶液中,TMSを基準物質として測定し
た。
た。
δ(ppm):11.49(1H,s),5.02(1H,br dd), 4.89(1H,br dd),4.87(1H,br dd), 3.70(1H,br),3.01(1H,br dd), 2.98(1H,br dd),2.67(1H,br dd), 2.37(1H,br dd),2.21(3H,s), 2.00(2H,m),1.96(2H,m), 1.70(3H,br s),1.59(6H,br s), 1.41(3H,br s),1.39(3H,br s)13 C NMRスペクトル(100 MHz) 重クロロホルム溶液中,TMSを基準物質として測定し
た。
た。
δ(ppm):193.7(s),193.1(s),173.4(s), 160.1(s),142.5(s),139.2(s), 132.5(s),131.9(s),123.2(d), 122.4(s),116.4(d),114.8(d), 113.3(s),84.2(s),83.0(s), 80.2(s),39.9(t),39.5(t), 38.5(t),26.5(t),26.0(q), 25.8(q),18.2(q),17.9(q), 16.4(q),9.3(q) 溶解性 メタノール,クロロホルム,酢酸エチル,トルエン,ヘ
キサンに可溶。水に不溶。
キサンに可溶。水に不溶。
物質の色及び性状 黄色針状結晶 呈色反応 モリブデン−硫酸,10%硫酸試薬に陽性 薄層クロマトグラフィー 担体:シリカゲルプレート(メルク社製) II.SF−2415A2物質の物理化学的性質 分子量及び分子式 450,C26H30N2O5 マススペクトル(FD−MS) m/z 450(M+) 比旋光度 [α]▲22 D▼+49゜(c 0.5,MeOH) 赤外線吸収スペクトル(Neat法,cm-1) 3100,2960,2920,2850,2150,1685, 1640,1605,1585,1510,1430,1385, 1370,1290,1270,1160,1115,1080, 1035,775,745 紫外線吸収スペクトル[λmax nm(ε)] 203(19900),232(14400,sh), 256(16500),308(11900),371(4200) ,453(2800) 204(13200),235(13100,sh), 255(15600),308(11500), 371(3600),452(2500)1 H NMRスペクトル(400 MHz) 重クロロホルム溶液中,TMSを基準物質として測定し
た。
た。
δ(ppm):11.31(1H,s), 5.10(1H,br dd),5.09(1H,br dd), 5.05(1H,br dd),3.19(1H,br dd), 3.11(1H,br dd),2.52(1H,br dd), 2.42(1H,br dd),2.08(3H,s), 2.06(2H,m),2.01(2H,m), 1.72(6H,br s),1.71(3H,s), 1.65(3H,br dd), 1.59(3H,br dd)13 C NMRスペクトル(100 NHz) 重クロロホルム溶液中,TMSを基準物質として測定し
た。
た。
δ(ppm):193.7(s),188.0(s),173.9(s), 160.3(s),139.6(s),135.9(s), 131.9(s),131.4(s),123.6(d), 121.7(s),116.1(d),115.7(d), 111.0(s),81.3(s),67.2(s), 66.5(s),39.9(t),26.6(t),26.0(q), 25.8(q),25.4(tx2),18.4(q), 17.9(q),16.8(q),9.1(q) 溶解性 メタノール,クロロホルム,酢酸エチル,トルエン,ヘ
キサンに可溶。水に不溶。
キサンに可溶。水に不溶。
物質の色及び性状 赤色油状 呈色反応 モリブデン−硫酸,10%硫酸試薬に陽性 薄層クロマトグラフィー 担体:シリカゲルプレート(メルク社製) III.抗生物質SF−2415B1物質の物理化学的性質 分子量及び分子式 460,C26H33O5Cl マススペクトル(EI−MS) m/z 460(M+) 比旋光度 [α]▲22 D▼−82゜(c 0.5,MeOH) 赤外線吸収スペクトル(Neat法,cm-1 3380,2960,2900,2840,1690,1630, 1600,1495,1430,1375,1340,1310, 1280,1245,1195,1100,1025,940, 800,765 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(ε)] λ▲MeOH max▼:204(20200),260(20300),313(7800),
347(7100), λMeOH-HCl:204(16000),260(21000), max 323(7700)345(7200,sh)1 H NMRスペクトル(400 MHz) 重クロロホルム溶液中,TMSを基準物質として測定し
た。
347(7100), λMeOH-HCl:204(16000),260(21000), max 323(7700)345(7200,sh)1 H NMRスペクトル(400 MHz) 重クロロホルム溶液中,TMSを基準物質として測定し
た。
δ(ppm):12.28(1H,s),7.04(1H,S), 6.66(1H,br),5.02(1H,br dd), 4.93(1H,br dd),4.82(1H,br dd), 4.14(1H,s),3.00(1H,br dd), 2.96(1H,br dd),2.47(1H,br dd), 2.27(1H,br dd),2.23(3H,s), 1.95(2H,m),1.89(2H,m), 1.70(3H,br s),1.58(3H,br s), 1.57(3H,br s),1.30(3H,br s), 1.28(3H,br s)13 C NMRスペクトル(100 MHz) 重クロロホルム溶液中,TMSを基準物質として測定し
た。
た。
δ(ppm):196.8(s),195.5(s),162.5(s), 161.4(s),141.3(s),137.9(s),131.7(s), 130.7(s),123.8(d),119.6(s),116.4(d), 115.4(d),109.7(s),106.3(d),84.3(s), 83.2(s),39.7(t),38.4(t),37.3(t), 26.3(t),25.7(q),25.6(q),17.7(q), 17.6(q),16.1(q),8.3(q) 溶解性 メタノール,クロロホルム,酢酸エチル,トルエン,ヘ
キサンに可溶。水に不溶。
キサンに可溶。水に不溶。
物質の色及び性状 黄色油状 呈色反応 モリブデン−硫酸,10%硫酸試薬に陽性 薄層クロマトグラフィー 担体:シリカゲルプレート(メルク社製) IV.SF−2415B2物質の物理化学的性質 分子量及び分子式 424,C26H32O5 マススペクトル(EI−MS) m/z 424(M+) 比旋光度 [α]▲22 D▼+122゜(c 0.5,MeOH) 赤外線吸収スペクトル(Neat法,cm-1) 3420,2960,2910,2850,2680,1630, 1600,1500,1435,1400,1360,1320, 1285,1125,1035,950,770 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(ε)] 205(23900),263(22600),360(7400) 205(20700),264(23100),361(7600) 213(43200),270(11900,sh),301(22500),405(1080
0)1 H NMRスペクトル(400 NHz) 重クロロホルム溶液中,TMSを基準物質として測定し
た。
0)1 H NMRスペクトル(400 NHz) 重クロロホルム溶液中,TMSを基準物質として測定し
た。
δ(ppm):12.15(1h,s),7.55(1H,br), 7.17(1H,s),5.15(2H,br dd), 5.05(1H,br dd),3.26(1H,br dd), 3.12(1H,br dd),2.53(1H,br dd), 2.41(1H,br dd),2.15(3H,s), 2.05(2H,m),2.00(2H,m), 1.73(6H,br s),1.71(3H,br s),1.63(3H,
br s),1.56(3H,br s)13 C NMRスペクトル(100 NHz) 重クロロホルム溶液中,TMSを基準物質として測定し
た。
br s),1.56(3H,br s)13 C NMRスペクトル(100 NHz) 重クロロホルム溶液中,TMSを基準物質として測定し
た。
δ(ppm):194.9(s),192.0(s),162.5(s) 161.4(s),138.5(s),135.1(s), 131.2(s),130.4(s),123.8(d), 119.0(s),116.9(d),116.6(d), 108.4(s),107.4(d),67.7(s), 67.3(s), 39.8(t),26.7(t),26.0(q),25.8(q),25.7(t), 25.5(t),18.4(q),17.9(q), 16.8(q),8.3(q) 溶解性 メタノール,クロロホルム,酢酸エチル,トルエン,ヘ
キサンに可溶。水に不溶。
キサンに可溶。水に不溶。
物質の色及び性状 黄色油状 呈色反応 モリブデン−硫酸,10%硫酸試薬に陽性 薄層クロマトグラフィー 担体:シリカゲルプレート(メルク社製) 前記の物理化学的性状等からSF−2415A1(I),SF−2415A
2(II),SF−2415B1(III)およびSF−2415B2(IV)物質の構
造を,下記のように決定した。
2(II),SF−2415B1(III)およびSF−2415B2(IV)物質の構
造を,下記のように決定した。
以下に本発明の実施例を示すが,これらは単なる一例で
あって本発明を限定するものではない。ここに例示しな
かった多くの変法あるいは修飾手段を用い得ることは無
論の事である。
あって本発明を限定するものではない。ここに例示しな
かった多くの変法あるいは修飾手段を用い得ることは無
論の事である。
実施例 1. 種培地として,スターチ2.0%,グルコース1.0%,小麦
はい芽0.6%,ポリペプトン0.5%,酵母エキス0.3
%,大豆粉0.2%,炭酸カルシウム0.1%を含む培地を
用いた。また生産培地として,スターチ2.0%,大豆油
1.0%,綿実粕1.5%,コーングルテンミール0.7%,
炭酸カルシウム0.3%,硫酸第一鉄(7水塩)0.001%
を含む培地を用いた。なお,殺菌前pHはすべてpH7.0に
調整して使用した。
はい芽0.6%,ポリペプトン0.5%,酵母エキス0.3
%,大豆粉0.2%,炭酸カルシウム0.1%を含む培地を
用いた。また生産培地として,スターチ2.0%,大豆油
1.0%,綿実粕1.5%,コーングルテンミール0.7%,
炭酸カルシウム0.3%,硫酸第一鉄(7水塩)0.001%
を含む培地を用いた。なお,殺菌前pHはすべてpH7.0に
調整して使用した。
前記種培地20ml容三角フラスコを120℃で30分間殺菌
し,これにストレプトマイセス・エスピー・SF−2415
(FERM P-8801)の斜面培養の1‐2白金耳を接種し,2
8℃で3日間振とう培養し第1種の培養とした。ついで
種培地80mlを分注した500ml容三角フラスコを120℃で30
分間殺菌し,前記第1種培養4mlを接種し,28℃で2日
間振とう培養し,これを第2種培養とした。さらに種培
地1Lを分注した5L容三角フラスコを120℃で30分間
殺菌し,第2種培養50mlを接種し,28℃で1日間振とう
培養し,これを第3種培養とした。予め120℃30分間殺
菌した35Lの生産培地を含む50L容ジャーファーメンター
に前記の第3種培養1Lを接種し,28℃3日間通気(20
L/分),撹拌(初期250rpm,41時間以降400rpm)培養
した。培養終了後,ろ過助剤として珪藻土を加えてろ過
し,ろ液30Lと圧縮容量10Lの菌体が得られた。
し,これにストレプトマイセス・エスピー・SF−2415
(FERM P-8801)の斜面培養の1‐2白金耳を接種し,2
8℃で3日間振とう培養し第1種の培養とした。ついで
種培地80mlを分注した500ml容三角フラスコを120℃で30
分間殺菌し,前記第1種培養4mlを接種し,28℃で2日
間振とう培養し,これを第2種培養とした。さらに種培
地1Lを分注した5L容三角フラスコを120℃で30分間
殺菌し,第2種培養50mlを接種し,28℃で1日間振とう
培養し,これを第3種培養とした。予め120℃30分間殺
菌した35Lの生産培地を含む50L容ジャーファーメンター
に前記の第3種培養1Lを接種し,28℃3日間通気(20
L/分),撹拌(初期250rpm,41時間以降400rpm)培養
した。培養終了後,ろ過助剤として珪藻土を加えてろ過
し,ろ液30Lと圧縮容量10Lの菌体が得られた。
実施例 2. 実施例1で得られた培養ろ液30LをダイヤイオンHP−20
(三菱化成株式会社製)3Lに吸着させ,活性成分を0.
5N水酸化アンモニウム−アセトン量(1:1)(30
L)で溶出する。活性成分を含む溶出液を減圧濃縮して
容積5Lとする。同時に実施例1で得られた圧縮容量10
Lの菌体からアセトン−水(1:1)30Lを用いて活性成
分を抽出し,抽出液を菌体とろ別後,減圧濃縮して容積
10Lとする。先に得られた濃縮液5Lと菌体抽出濃縮液1
0Lをあわせて15Lとし,15Lの酢酸エチルで活性成分を抽
出した。抽出した酢酸エチル溶液を減圧濃縮すると38g
の油状物質が得られた。
(三菱化成株式会社製)3Lに吸着させ,活性成分を0.
5N水酸化アンモニウム−アセトン量(1:1)(30
L)で溶出する。活性成分を含む溶出液を減圧濃縮して
容積5Lとする。同時に実施例1で得られた圧縮容量10
Lの菌体からアセトン−水(1:1)30Lを用いて活性成
分を抽出し,抽出液を菌体とろ別後,減圧濃縮して容積
10Lとする。先に得られた濃縮液5Lと菌体抽出濃縮液1
0Lをあわせて15Lとし,15Lの酢酸エチルで活性成分を抽
出した。抽出した酢酸エチル溶液を減圧濃縮すると38g
の油状物質が得られた。
実施例 3. 実施例2で得られた油状物質38gをシリカゲル50gにまぶ
し,減圧下充分乾燥後シリカゲルカラム400mlの上部に
充填した。展開溶媒トルエン−酢酸エチル(75:1)30
0ml(fr.1-2),トルエン−酢酸エチル(50:1)340ml
(fr.3-4),トルエン−酢酸エチル(20:1)1000ml
(fr.5-10)およびトルエン−酢酸エチル(10:1)110
0ml(fr.11-16)の順に展開するとfr.3-5にSF−2415B2
物質を主に含む活性区が,fr.6-7にSF−2415B1物質を主
に含む活性区が,fr.8にSF−2415B1およびA2物質を主
に含む活性区が,fr.9−11にSF−2415A2物質を主に含
む活性区が,fr.13-15にSF−2415A1物質を主に含む活
性区が分離して得られた。
し,減圧下充分乾燥後シリカゲルカラム400mlの上部に
充填した。展開溶媒トルエン−酢酸エチル(75:1)30
0ml(fr.1-2),トルエン−酢酸エチル(50:1)340ml
(fr.3-4),トルエン−酢酸エチル(20:1)1000ml
(fr.5-10)およびトルエン−酢酸エチル(10:1)110
0ml(fr.11-16)の順に展開するとfr.3-5にSF−2415B2
物質を主に含む活性区が,fr.6-7にSF−2415B1物質を主
に含む活性区が,fr.8にSF−2415B1およびA2物質を主
に含む活性区が,fr.9−11にSF−2415A2物質を主に含
む活性区が,fr.13-15にSF−2415A1物質を主に含む活
性区が分離して得られた。
実施例 4. 実施例3で得られたSF−2415B2物質を主に含む分画を減
圧濃縮すると1.26gの油状物質が得られた。この油状物
質を10gのシリカゲルにまぶし,あらかじめトルエンで
充填したシリカゲルカラム300mlの上部にのせ,トルエ
ン−酢酸エチル(20:1)の展開溶媒で溶出した。溶出
画分のうちSF−2415B2物質の含まれる画分を集め,減圧
濃縮すると180mgのSF−2415B2物質が得られた。
圧濃縮すると1.26gの油状物質が得られた。この油状物
質を10gのシリカゲルにまぶし,あらかじめトルエンで
充填したシリカゲルカラム300mlの上部にのせ,トルエ
ン−酢酸エチル(20:1)の展開溶媒で溶出した。溶出
画分のうちSF−2415B2物質の含まれる画分を集め,減圧
濃縮すると180mgのSF−2415B2物質が得られた。
実施例 5. 実施例3で得られたSF−2415B1物質を主に含む分画を減
圧濃縮すると1.09gの油状物質が得られた。この油状物
質を少量のメタノール−クロロホルム(1:9)の混液
に溶解し,これをあらかじめ同様の混液で充填したセフ
ァデックスLH−20(800ml)を使用するカラムクロマト
グラフィーに付し,メタノール−クロロホルム(1:
9)混液で展開して活性画分を集め,減圧濃縮すると48
3mgのSF−2415B1物質を主に含む油状物質が得られた。
この油状物質を0.5gのシリカゲルにまぶし,あらかじめ
トルエンで充填したシリカゲルカラム50mlの上部にのせ
た。トルエン−酢酸エチル(75:1)の展開溶媒で活性画
分を溶出し,SF−2415B1物質の含まれる分画を集め減圧
濃縮すると,280mgのSF−2415B1物質が得られた。
圧濃縮すると1.09gの油状物質が得られた。この油状物
質を少量のメタノール−クロロホルム(1:9)の混液
に溶解し,これをあらかじめ同様の混液で充填したセフ
ァデックスLH−20(800ml)を使用するカラムクロマト
グラフィーに付し,メタノール−クロロホルム(1:
9)混液で展開して活性画分を集め,減圧濃縮すると48
3mgのSF−2415B1物質を主に含む油状物質が得られた。
この油状物質を0.5gのシリカゲルにまぶし,あらかじめ
トルエンで充填したシリカゲルカラム50mlの上部にのせ
た。トルエン−酢酸エチル(75:1)の展開溶媒で活性画
分を溶出し,SF−2415B1物質の含まれる分画を集め減圧
濃縮すると,280mgのSF−2415B1物質が得られた。
実施例 6. 実施例3で得られたSF−2415A2物質を主に含む分画を減
圧濃縮すると1.16gの油状物質が得られた。この油状物
質を少量のメタノール−クロロホルム(1:9)の混液
に溶解し,これをあらかじめ同様の混液で充填したセフ
ァデックスLH−20(800ml)を使用するカラムクロマトグ
ラフィーに付し,メタノール−クロロホルム(1:9)
混液で展開して活性画分を集め,減圧濃縮すると470mg
のSF−2415A2物質を主に含む油状物質が得られた。この
油状物質を0.5gのシリカゲルにまぶし,あらかじめトル
エンで充填したシリカゲルカラム40mlの上部にのせた。
トルエン−酢酸エチル(75:1)ついでトルエン−酢酸エ
チル(50:1)の展開溶媒で活性画分を溶出し,SF−2415
A2物質の含まれる分画を集め減圧濃縮すると,54mgのSF
−2415A2物質が得られた。
圧濃縮すると1.16gの油状物質が得られた。この油状物
質を少量のメタノール−クロロホルム(1:9)の混液
に溶解し,これをあらかじめ同様の混液で充填したセフ
ァデックスLH−20(800ml)を使用するカラムクロマトグ
ラフィーに付し,メタノール−クロロホルム(1:9)
混液で展開して活性画分を集め,減圧濃縮すると470mg
のSF−2415A2物質を主に含む油状物質が得られた。この
油状物質を0.5gのシリカゲルにまぶし,あらかじめトル
エンで充填したシリカゲルカラム40mlの上部にのせた。
トルエン−酢酸エチル(75:1)ついでトルエン−酢酸エ
チル(50:1)の展開溶媒で活性画分を溶出し,SF−2415
A2物質の含まれる分画を集め減圧濃縮すると,54mgのSF
−2415A2物質が得られた。
実施例 7 実施例3で得られたSF−2415A1物質を主に含む分画を減
圧濃縮すると1.14gの油状物質が得られた。この油状物
質を少量のメタノール−クロロホルム(1:9)の混液
に溶解し,これをあらかじめ同様の混液で充填したセフ
ァデックスLH−20(800ml)を使用するカラムクロマトグ
ラフィーに付し,メタノール−クロロホルム(1:9)
混液で展開して活性画分を集め,減圧濃縮すると319mg
のSF−2415A1物質を主に含む油状物質が得られた。この
油状物質を0.5gのシリカゲルにまぶし,あらかじめトル
エンで充填したシリカゲルカラム60mlの上部にのせた。
トルエン−酢酸エチル(10:1)の展開溶媒で活性画分を
溶出し,SF−2415A1物質の含まれる分画を集め減圧濃縮
すると,132mgのSF−2415A1物質が得られた。
圧濃縮すると1.14gの油状物質が得られた。この油状物
質を少量のメタノール−クロロホルム(1:9)の混液
に溶解し,これをあらかじめ同様の混液で充填したセフ
ァデックスLH−20(800ml)を使用するカラムクロマトグ
ラフィーに付し,メタノール−クロロホルム(1:9)
混液で展開して活性画分を集め,減圧濃縮すると319mg
のSF−2415A1物質を主に含む油状物質が得られた。この
油状物質を0.5gのシリカゲルにまぶし,あらかじめトル
エンで充填したシリカゲルカラム60mlの上部にのせた。
トルエン−酢酸エチル(10:1)の展開溶媒で活性画分を
溶出し,SF−2415A1物質の含まれる分画を集め減圧濃縮
すると,132mgのSF−2415A1物質が得られた。
発明の効果 本発明によるSF−2415物質はグラム陽性菌に活性を示
し、抗菌剤としての有用性が期待される。各種被検菌に
対する最小発育濃度を第1表に示す。
し、抗菌剤としての有用性が期待される。各種被検菌に
対する最小発育濃度を第1表に示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/655 ADZ 9360−4C C12N 1/20 A 7236−4B C12P 7/26 9282−4B 13/00 8931−4B 17/02 8931−4B (C12N 1/20 C12R 1:465) (C12P 7/26 C12R 1:465) (C12P 13/00 C12R 1:465) (C12P 17/02 C12R 1:465) (72)発明者 中沢 正 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品研究所内 (72)発明者 庄村 喬 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品研究所内 (72)発明者 瀬崎 正次 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】下記の化学構造式を有する新規抗生物質S
F−2415A1,A2,B1,B2物質及びそれらの塩; (a)SF2415A1物質 (b)SF2415A2物質 (c)SF2415B1物質 (d)SF2415B2物質
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61192718A JPH0625095B2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 | 抗生物質sf−2415物質およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61192718A JPH0625095B2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 | 抗生物質sf−2415物質およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6351395A JPS6351395A (ja) | 1988-03-04 |
JPH0625095B2 true JPH0625095B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=16295907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61192718A Expired - Lifetime JPH0625095B2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 | 抗生物質sf−2415物質およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625095B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2778645B2 (ja) * | 1987-10-07 | 1998-07-23 | カシオ計算機株式会社 | 電子弦楽器 |
KR920004102B1 (ko) * | 1988-03-22 | 1992-05-25 | 가시오 게이상기 가부시끼가이샤 | 전자 현악기 |
JPH01177794U (ja) * | 1988-06-03 | 1989-12-19 |
-
1986
- 1986-08-20 JP JP61192718A patent/JPH0625095B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6351395A (ja) | 1988-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4734493A (en) | Novel anthracycline antibiotics | |
JPS6254433B2 (ja) | ||
US4612371A (en) | Anthracycline antibiotics | |
JPH0625095B2 (ja) | 抗生物質sf−2415物質およびその製造法 | |
US4550021A (en) | Antitumor antibiotic 81-484 and process for its production | |
JPS6220984B2 (ja) | ||
JPH0374677B2 (ja) | ||
JP2592468B2 (ja) | 新規抗生物質ベナノマイシンaおよびbならびにその製造法 | |
EP0205981B1 (en) | A novel anti-tumor and antimicrobial compound, its microbiological preparation and its use as medicament | |
EP0025713B1 (en) | An anthracycline antibiotic and a pharmaceutical composition containing the same | |
JPH0639480B2 (ja) | 新規マクロライド系抗生物質m119 | |
JP2594085B2 (ja) | 新規抗腫瘍抗生物質sf2575物質ならびにその製造法 | |
JPH09157266A (ja) | 新規抗生物質エポキシキノマイシンaおよびbとその製造法 | |
JPS59170092A (ja) | 新規抗生物質ss8201d及びその製造法 | |
JPS6015318B2 (ja) | 新抗生物質sf−1942物質,その製造法およびそれを含有する抗ガン剤 | |
JPH05380B2 (ja) | ||
JPS63162697A (ja) | 新規抗生物質sf−2415a3物質及びsf−2415b3物質並びにそれらの製造法 | |
JPS62186787A (ja) | 新規な微生物 | |
JPH0479354B2 (ja) | ||
JPH0422917B2 (ja) | ||
JPH0799982A (ja) | 新規抗生物質MJ885−mF8およびその製造方法 | |
JPH06316595A (ja) | 環状ペプチド化合物 | |
JPS6037991A (ja) | 抗生物質ss8228c及びその製造法 | |
JPH0374678B2 (ja) | ||
JPH0359911B2 (ja) |