JPH0374678B2 - - Google Patents

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JPH0374678B2
JPH0374678B2 JP60076828A JP7682885A JPH0374678B2 JP H0374678 B2 JPH0374678 B2 JP H0374678B2 JP 60076828 A JP60076828 A JP 60076828A JP 7682885 A JP7682885 A JP 7682885A JP H0374678 B2 JPH0374678 B2 JP H0374678B2
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、新規な抗生物質SF−2398物質及び
その製造法に関するものである。更に詳しく述べ
れば、新規な抗生物質SF−2398物質及びストレ
プトミセス属に属するSF−2398物質生産菌を培
養し、培養物からSF−2398物質を採取すること
よりなる新抗生物質SF−2398物質の製造法に関
するものである。 発明の構成 本発明者らは、種々のグラム陽性菌、陰性菌、
カビに抗菌活性を有する新規、かつ有用な抗生物
質を探索した結果、ストレプトミセス属に属する
菌株の培養物中に新規抗生物質SF−2398物質が
生産されていることを見出だし、その有用物質を
培養物中から純粋に単離し、その理化学的性状及
び生物学的性状を確定することにより、本発明を
完成させた。 本発明に使用されるSF−2398物質生産菌の一
例としては、本発明者らにより千葉県君津市の土
壌より新たに分離されたSF−2398株がある。SF
−2398株の菌学的性状は次の通りである。 形態 基生菌糸はよく伸長分枝し通常の条件下では
分断しない。気菌糸の着生は極めて貧弱であ
る。放線菌の培養に通常用いられる寒天培地に
おいて、気菌糸は肉眼的には観察できず、わず
かに、グリセロール・アスパラギン寒天とオー
トミール寒天で光学顕微鏡観察により気菌糸着
生が認められ、気菌糸先端に胞子連鎖も確認さ
れた。気菌糸の分岐は単純分岐で車軸分岐は見
られない。気菌糸先端の胞子連鎖は、螺旋状
で、ループ状あるいはフツク状も認められる。
胞子の運動性は観察されない。胞子嚢、菌核な
どの特殊構造は基生菌糸、気菌糸のいずれにも
観察されない。電子顕微鏡による観察では、胞
子は卵型ないし楕円型で、大きさは、0.5〜0.8
×0.7〜1.2μm、表面構造はトゲ状(spiny)で
ある。胞子は通常10胞子前後連鎖する。 各種培地上の生育状態 SF−2398株の各種寒天培地上での生育状態
は第1表に示す通りである。培養は28℃で行な
い、観察は14〜21日培養後に行なつた。
【表】 認められる。
生理的性質 (1) 生育温度範囲:イースト麦芽寒天において
15〜40℃の温度範囲で生育し、26〜32℃にお
いて良好に生育する。 (2) ゼラチンの液化:陽性 (3) スターチの加水分解:陽性 (4) 硝酸塩の還元:陽性 (5) 脱脂乳に対する作用:ペプトン化、疑固と
もに陰性 (6) 耐塩性:1.5%食塩添加では生育するが、
3%以上では生育しない。 (7) メラニン様色素の生成:陰性 炭素源の利用性 (1) 利用する:D−グルコース、D−フラクト
ース、D−マンニトール (2) 利用が疑わしい:D−キシロース、L−ラ
ムノース (3) 利用しない:L−アラビノース、ラフイノ
ース、シユクロース、i−イノシトール 菌体分析 全菌体の加水分解物中のジアミノピメリン酸
はLL型であつた。 以上の菌学的性状から、SF−2398株は放線菌
の中でストレプトミセス属に属する菌株である。
本発明者らはSF−2398株をストレプトミセス・
エスピー・SF−2398(Streptomyces sp.SF−
2398)と称することとした。SF−2398株は微工
研に微工研菌寄第8118号(FERM P−8118)と
して受託されている。 SF−2398株は他の放線菌の場合にみられるよ
うに、その性状が変化しやすい。例えば、SF−
2398株の、またはこの株に由来する突然変異株
(自然発生または誘発性)、形質接合体または遺伝
子組換え体であつても、抗生物質SF−2398物質
を生産するものは総て本発明に使用できる。本発
明の方法では、前記の菌を通常の微生物が利用し
うる栄養物を含有する培地で培養する。栄養源と
しては、従来放線菌の培養に利用されている公知
のものが使用できる。例えば炭素源として、グル
コース、水あめ、デキストリン、澱粉、糖みつ、
動・植物油等を使用できる。また窒素源として、
大豆粉、小麦はい芽、コーンステイープリカー、
綿実粕、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、硫酸
アンモニウム、硝酸ソーダ、尿素等を使用でき
る。その他、必要に応じ、ナトリウム、カリウ
ム、カルシウム、マグネシウム、コバルト、塩
素、燐酸、硫酸、及びその他のイオンを生成する
ことができる無機塩類を添加することは有効であ
る。また菌の発育を助け、抗生物質SF−2398物
質の生産を促進するような有機および無機物を適
当に添加することができる。 培養法としては。好気的条件下での培養法、特
に深部培養法が最も適している。培養に適当な温
度は、15〜40℃であるが、多くの場合、26〜32℃
付近で培養する。抗生物質SF−2398物質の生産
は培地や培養条件により異なるが、振盪培養、タ
ンク培養とも通常2〜10日の間でその蓄積が最高
に達する。培養物中の抗生物質SF−2398物質の
蓄積量が最高になつた時に培養を中止し、培養液
中から目的物質を単離精製する。 培養液中からの抗生物質SF−2398物質の単離
は後記実施例に示すごとく、本抗生物質の理化学
的性状を考慮して種々の方法を単独あるいは適宜
組み合わせることによつて行なわれる。アンバー
ライトXAD−2(ローム・アンド・ハース社製)、
ダイヤイオンHP−20(三菱化成社製)等の合成
吸着剤、セフアデツクスLH−20(フアルマシア
社製)、トヨパールHW−40(東洋曹達社製)等の
ゲル濾過剤、酢酸エチル、ベンゼル等による溶媒
抽出法、シリカゲル、アルミナ、フロリジル等に
よるカラムクロマトグラフイー等が有効であるが
以下の方法が効率的である。 即ち培養液より菌体その他の固形物を珪そう土
等の濾過助剤を用いて濾過し、濾液中の有効成分
をダイヤイオンHP−20に吸着させ樹脂を水洗
後、50%アセトン水で溶出する。活性画分を減圧
濃縮し、アセトンを溜去した濃縮液をPH5.0にし
酢酸エチルにて有効成分を抽出する。さらに0.4
%炭酸水素ナトリウム溶液で逆転抽出し、さらに
PH5.0にし酢酸エチルで充填した活性炭を通過さ
せ、脱色後、濃縮乾固する。さらにセフアデツク
スLH−20のクロマトグラフイーを行ない、SF−
2398物質の純品を得ることができる。以下にSF
−2398物質の理化学的性状を示す。 1) 元素分析値: 遊離酸 炭素66.14%,水素8.31% 2) 分子式及び分子量: FD−MSm/Z711(M+Na)より推定される遊
離酸の分子式C38H56 O11(分子量688) 3) 融点: 遊離酸 85℃ ナトリウム塩290℃まで変化を認めない。 4) 比旋光度: [α]20 D=−134.6゜(Cl,メタノール) 5) 紫外部吸収スペクトル: 第1図に示す通りメタノール中で237nm (E1% 1cm680)に極大吸収を示す。 6) 赤外部吸収スペクトル: 第2図に遊離酸のスペクトルを示し、その吸
収値(cm-1)は以下のとおりである。 3400,2950,2920,2850,1700,1640,1610,
1420,1380,1260,1170,1080,1060,1030,
980,940,880,840第3図にナトリウム塩のス
ペクトルを示し、その吸収値(cm-1)は以下の
とおりである。 3400,2950,2900,2850,1710,1640,1560,
1400,1360,1330,1300,1240,1180,1140,
1020,960,920,880,830 7) 溶解性: メタノール、アセトン、酢酸エチルに可溶。 クロロホルム、水に不溶。 8) 呈色反応: レミユー、ヨウ素、硫酸試薬 陽性 ニンヒドリン、グレイグ・リーバツク、塩化第
2鉄試薬 陰性 9) 薄層クロマトグラフイーのRf値: シリカゲル60F254(メルク社製) クロロホルム:メタノール(5:1) 0.47 ベンゼン:メタノール(1:1) 0.58 n−ブタノール:メタノール:水(4:1:
1) 0.69 10) 中性、酸性、塩基性の区別:酸性 11) 物質の色及び外観:白色粉末 12) 1H NMRスペクトル: 重メタノール中400MHzで測定したスペクト
ルは第4図に示す通りであり、そのδ値
(ppm)は以下のとおりである。 0.65(d,3H),0.70(t,3H),0.95(d,3H),
1.10(m)1.35(m),1.50(m),1.60(s,3H),
2.10(m)2.1(m),2.20(m),2.40(m),2.45
(m),3.30(m,1H),3.90(m,1H),4.45
(m,1H),5.35(dd,1H),5.45(m,1H),
5.60(d,1H),5.70(s,1H),6.10(d,1H),
6.30(brs,1H),6.80(dd,1H) 13) 13C NMRスペクトル: 重メタノール中100MHzで測定したスペクト
ルは第5図に示す通りであり、そのδ値
(ppm)は以下のとおりである。 176.07,173.38,173.38,170.48,152.43,
151.88,139.24,137.74,135.43,133.90,
129.41,127.96,122.86,122.04,97.03,
84.30,79.75,76.87,76.29.44.10,36.83,
35.48,34.83,33.05,32.78,32.54,31.29,
30.68,30.38,28.72,25.49,23.48,22.74,
17.99,15.25,14.71,14.31,13.02 以上述べた理化学的性状および第2表に示す生
物学的性状と本発明化合物に類似する既知抗生物
質のそれとを比較したが、該当する物質はなく
SF−2398物質は新規な抗生物質と判断された。 以下に本発明の実施例を示すが、これらは単な
る一例であつて本発明を限定するものではない。
ここに例示しなかつた多くの変法あるいは修飾手
段を用い得ることはもちろんのことである。 実施例 1 種培地としてスターチ2.0%、グルコース1.0
%、小麦はい芽0.6%、ポリペプトン0.5%、酵母
エキス0.3%、大豆粉0.2%、炭酸カルシウム0.1%
を含む培地を用いた。又生産培地として、スター
チ2.5%、小麦はい芽2.0%、コーンステイープリ
カー0.5%、塩化ナトリウム0.25%、燐酸水素2
カリウム0.1%を含む培地を用いた。尚、殺菌前
PH7.0に調整して使用した。 前記種培地20mlを分注した100ml容三角フラス
コを120℃で30分間殺菌し、これにストレプトミ
セス・エスピー・SF−2398株(FERM P−
8118)の斜面培養の4〜5白金耳を接種し、28℃
4日間振盪培養し、第1種培養とした。ついで種
培地80mlを分注した500ml容三角フラスコを120℃
で30分間殺菌し、前記第1種培養4mlを接種し、
28℃2日間振盪培養し、これを第2種培養とし
た。さらに種培地500mlずつを分注した2L容カブ
型フラスコ2本を120℃で30分間殺菌し、第2種
培養30mlずつを接種し、28℃で2日間振盪培養
(往復式)し、これを第3種培養とした。予め120
℃で30分間殺菌した20Lの生産培地を含む30L容
ジヤーフアーメンター2基に前記の第3種培養
500mlずつを接種し、28℃4日間通気(20L/
分)、撹拌(初期300rpm、41時間以降450rpm)
培養した。培養終了後、濾過助剤として珪そう土
を加えて濾過し、濾液30Lを得た。 実施例 2 実施例1で得られた培養濾液30Lをダイヤイオ
ンHP−20 3Lを充填したカラムに通過させるこ
とにより有効成分を吸着させた。カラムを脱イオ
ン水10Lにて水洗後、有効成分を50%アセトン水
にて溶出した。活性画分を集め減圧濃縮し10Lと
し、6N塩酸でPH5.0に調整後、酢酸エチル5Lにて
抽出した。次いで有効成分を0.4%炭酸水素ナト
リウム溶液3Lで転溶後、PH5.0に調整し、酢酸エ
チル1Lで抽出し、抽出液を水洗後、無水硫酸ナ
トリウムで脱水し、酢酸エチルにて充填した活性
炭200mlの塔を通過させ、活性炭を酢酸エチルで
洗つた後、通過液及び洗液を合併し、濃縮乾固し
てSF−2398物質の白色粗粉末2.7gを得た。 更に上記粉末1gを2mlのメタノールに溶か
し、メタノールにて充填してセフアデツクスLH
−20 500mlのカラムに通し、メタノールで展開し
た。20mlフラクシヨンでフラクシヨンNo.22〜26に
有効物質が溶出した。この活性フラクシヨンを集
めた減圧下で濃縮乾固するとSF−2398物質の白
色粉末800mgが得られた。本物質は前記の理化学
的性状を有する。 発明の効果 次に、SF−2398物質の真菌に対する最小発育
阻止濃度(MIC)を第2表に示した。
【表】
【表】 これらの結果から明らかなようにSF−2398物
質は、真菌に抗菌力を有しており真菌症治療剤と
しての有用性が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、SF−2398物質のメタノール溶液で
の紫外部吸収スペクトルである。第2図は、SF
−2398物質遊離酸の臭化カリウム錠での赤外部吸
収スペクトルである。第3図は、SF−2398物質
ナトリウム塩の臭化カリウム錠中での赤外部吸収
スペクトルである。第4図は、SF−2398物質の
重メタノール溶液中での 1H NMRスペクトルで
ある。第5図は、SF−2398物質の重メタノール
溶液中の 13C NMRスペクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の理化学的性質を有するSF−2398物質
    及びその塩 1) 元素分析値: 遊離酸 炭素66.14%,水素8.31% 2) 分子式及び分子量: FD−MS m/Z711(M+Na)より推定され
    る遊離酸の分子式C38H56 O11(分子量688) 3) 融点: 遊離酸 85℃ ナトリウム塩 290℃まで変化を認めない。 4) 比旋光度: [α]20 D=−134.6゜(Cl,メタノール) 5) 紫外部吸収スペクトル: 第1図に示す通りメタノール中で237nm (E1% 1cm680)に極大吸収を示す。 6) 赤外部吸収スペクトル: 第2図に遊離酸のスペクトルを示し、その吸
    収値(cm-1)は以下のとおりである。 3400,2950,2920,2850,1700,1640,1610,
    1420,1380,1260,1170,1080,1060,1030,
    980,940,880,840 第3図にナトリウム塩のスペクトルを示し、
    その吸収値(cm-1)は以下のとおりである。 3400,2950,2900,2850,1710,1640,1560,
    1400,1360,1330,1300,1240,1180,1140,
    1020,960,920,880,830 7) 溶解性: メタノール、アセトン、酢酸エチルに可溶。 クロロホルム、水に不溶。 8) 呈色反応: レミユー、ヨウ素、硫酸試薬 陽性 ニンヒドリン、グレイグ・リーバツク、塩化第
    2鉄試薬 陰性 9) 薄層クロマトグラフイーのRf値: シリカゲル60F254(メルク社製) クロロホルム:メタノール(5:1) 0.47 ベンゼン:メタノール(1:1) 0.58 n−ブタノール:メタノール:水(4:1:
    1) 0.69 10) 中性、酸性、塩基性の区別:酸性 11) 物質の色及び外観:白色粉末 12) 1H NMRスペクトル: 第4図に示す通りでありそのδ値(ppm)は
    以下のとおりである。 0.65(d,3H),0.70(t,3H),0.95(d,3H),
    1.10(m),1.35(m),1.50(m),1.60(s,3H)

    2.10(m)2.1(m),2.20(m),2.40(m),2.45
    (m)3.30(m,1H),3.90(m,1H),4.45(m,
    1H),5.35(dd,1H),5.45(m,1H),5.60
    (d,1H),5.70(s,1H),6.10(d,1H),
    6.30(brs,1H),6.80(dd,1H) 13) 13C NMRスペクトル: 第5図に示す通りでありそのδ値(ppm)は
    以下のとおりである。 176.07,173.38,173.38,170.48,152.43,
    151.88,139.24,137.74,135.43,133.90,
    129.41,127.96,122.86,122.04,97.03,
    84.30,79.75,76.87,76.29,44.10,36.83,
    35.48,34.83,33.05,32.78,32.54,31.29,
    30.68,30.38,28.72,25.49,23.48,22.74,
    17.99,15.25,14.71.14.31,13.02 2 ストレプトミセス属に属する抗生物質SF−
    2398物質生産菌を培地に培養し、培養物から下記
    の理化学的性質を有するSF−2398物質を単離す
    ることを特徴とする新抗生物質SF−2398物質の
    製造法。 1) 元素分析値: 遊離酸 炭素66.14%,水素8.31% 2) 分子式及び分子量: FD−MS m/Z711(M+Na)より推定され
    る遊離酸の分子式C38 H56 O11(分子量688) 3) 融点: 遊離酸 85℃ ナトリウム塩 290℃まで変化を認めない。 4) 比旋光度: [α]20 D=−134.6゜(Cl,メタノール) 5) 紫外部吸収スペクトル: 第1図に示す通りメタノール中で237nm(E1% 1cm680)に極大吸収を示す。 6) 赤外部吸収スペクトル: 第2図に遊離酸のスペクトルを示しその吸収
    値は(cm-1)は以下のとおりである。 3400,2950,2920,2850,1700,1640,1610,
    1420,1380,1260,1170,1080,1060,1030,
    980,940,880,840 第3図にナトリウム塩のスペクトルを示し、
    その吸収値(cm-1)は以下のとおりである。 3400,2950,2900,2850,1710,1640,1560,
    1400,1360,1330,1300,1240,1180,1140,
    1020,960,920,880,830 7) 溶解性: メタノール、アセトン、酢酸エチルに可溶。 クロロホルム、水に不溶。 8) 呈色反応: レミユー,ヨウ素,硫酸試薬 陽性 ニンヒドリン、グレイグ・リーバツク、 塩化第2鉄試薬 陰性 9) 薄層クロマトグラフイーのRf値: シリカゲル60F254(メルク社製) クロロホルム:メタノール(5:1) 0.47 ベンゼン:メタノール(1:1) 0.58 n−ブタノール:メタノール:水(4:1:
    1) 0.69 10) 中性、酸性、塩基性の区別:酸性 11) 物質の色及び外観:白色粉末 12) 1H NMRスペクトル: 第4図に示す通りでありそのδ値(ppm)は
    以下のとおりである。 0.65(d,3H),0.70(t,3H),0.95(d,3H),
    1.10(m),1.35(m),1.50(m),1.60(s,3H)

    2.10(m),2.1(m),2.20(m),2.40(m),2.4
    5
    (m),3.30(m,1H),3.90(m,1H),4.45
    (m,1H),5.35(dd,1H),5.45(m,1H),
    5.60(d,1H),5.70(s,1H),6.10(d,1H),
    6.30(brs,1H),6.80(dd,1H) 13) 13C NMRスペクトル: 第5図に示す通りでありそのδ値(ppm)は
    以下のとおりである。 176.07,173.38,173.38,170.48,152.43,
    151.88,139.24,137.74,135.43,133.90,
    129.41,127.96,122.86,122.04,97.03,
    84.30,79.75,76.87,76.29,44.10,36.83,
    35.48,34.83,33.05,32.78,32.54,31.29,
    30.68,30.38,28.72,25.49,23.48,22.74,
    17.99,15.25,14.71,14.31,13.02
JP60076828A 1985-04-12 1985-04-12 新抗生物質sf−2398物質及びその製造法 Granted JPS61234787A (ja)

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JP60076828A JPS61234787A (ja) 1985-04-12 1985-04-12 新抗生物質sf−2398物質及びその製造法

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JP60076828A JPS61234787A (ja) 1985-04-12 1985-04-12 新抗生物質sf−2398物質及びその製造法

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JP60076828A Granted JPS61234787A (ja) 1985-04-12 1985-04-12 新抗生物質sf−2398物質及びその製造法

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JP (1) JPS61234787A (ja)

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JPS61234787A (ja) 1986-10-20

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