JPS60172286A - 新規抗生物質af−7368a物質およびその製造法 - Google Patents
新規抗生物質af−7368a物質およびその製造法Info
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- JPS60172286A JPS60172286A JP59029127A JP2912784A JPS60172286A JP S60172286 A JPS60172286 A JP S60172286A JP 59029127 A JP59029127 A JP 59029127A JP 2912784 A JP2912784 A JP 2912784A JP S60172286 A JPS60172286 A JP S60172286A
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- methanol
- antibiotic
- streptomyces
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規抗生物質AF−7368A物質およびその
製造法に関する。
製造法に関する。
本発明者らは多種類の土壌などの試料から微生物を分離
し、それらが生産する抗生物質を検索したところ、ある
種の微生物がカビ、酵母に特異的に作用する新規な抗真
菌抗生物質を生産することを知り、更に研究した結果本
発明を完成した。
し、それらが生産する抗生物質を検索したところ、ある
種の微生物がカビ、酵母に特異的に作用する新規な抗真
菌抗生物質を生産することを知り、更に研究した結果本
発明を完成した。
本発明の抗生物質AF−7368A物質は以下に示す理
化学的、生物学的性質を有する新規な抗生物質である。
化学的、生物学的性質を有する新規な抗生物質である。
■元素分析:炭素 52.03%
水素 7.15%
窒素 2.69%
■融 点:明確な融点を示さず、150℃から除々に変
色し、165〜170℃で褐変分解する。
色し、165〜170℃で褐変分解する。
■比旋光度: (α) 2iJ’ +74.0゜(C=
0.1.メタノール) ■紫外部吸収スペクトル(メタノール中):232n−
1近に吸収極大を有する。吸収極大はアルカリ性メタノ
ールおよび酸性メタノール溶液中でもシフトしない(第
1図に示す)。
0.1.メタノール) ■紫外部吸収スペクトル(メタノール中):232n−
1近に吸収極大を有する。吸収極大はアルカリ性メタノ
ールおよび酸性メタノール溶液中でもシフトしない(第
1図に示す)。
■赤外部吸収スペクトル(KBr法):第2図に示す。
■溶剤に対する溶解性:
メタノール、エタノール、ブタノール、ジメチルスルホ
キシドに易溶、クロロホルム。
キシドに易溶、クロロホルム。
水に可溶、エーテル、アセトンに難溶、ベンゼン、ヘキ
サン、酢酸エチル、四塩化炭素に不溶。
サン、酢酸エチル、四塩化炭素に不溶。
■呈色反応:
ニンヒドリン反応、α−ナフトール反応に陽性、坂口反
応、ミロン反応、エルシンーモルガン反応に陰性。
応、ミロン反応、エルシンーモルガン反応に陰性。
■酸性、中性、塩基性の区別:酸性物質■物質の色:白
色粉末 [相]高速液体クロマトグラフィーでの保持時間:TS
Kgel −0DS 120Tカラム(東洋曹達社製、
4.6鶴φX 250+++e+ )を用いたときの保
持時間は2.8〜3.2分である。
色粉末 [相]高速液体クロマトグラフィーでの保持時間:TS
Kgel −0DS 120Tカラム(東洋曹達社製、
4.6鶴φX 250+++e+ )を用いたときの保
持時間は2.8〜3.2分である。
(溶媒=45%アセトニトリル、流速=1−/分)
■薄層クロマトグラフィーにおけるRf値ニジリカゲル
薄層クロマトグラフィー(メルク社製キーゼルゲル60
)を使用し、n−ブタノール:酢酸:水(4: 1 :
1)で展開したときのRf値は0.29である。
薄層クロマトグラフィー(メルク社製キーゼルゲル60
)を使用し、n−ブタノール:酢酸:水(4: 1 :
1)で展開したときのRf値は0.29である。
@抗菌スペクトル:
寒天希釈法で測定した各種の微生物に対する最少発育阻
止濃度は第1表に示す通りである。同表から分かるよう
にカビ、酵母類に生育阻害作用を示すが、細菌類には試
験した範囲では作用しない。
止濃度は第1表に示す通りである。同表から分かるよう
にカビ、酵母類に生育阻害作用を示すが、細菌類には試
験した範囲では作用しない。
第1表
上記した抗生物質AP−7368A物質の理化学的性状
および生物学的性状を既知抗生物質のそれと比較し元と
ころ、該当する物質はなく本物質は新規抗生物質である
ことが確認された。
および生物学的性状を既知抗生物質のそれと比較し元と
ころ、該当する物質はなく本物質は新規抗生物質である
ことが確認された。
抗生物質AF−7368A物質はアスペルギルス(As
pergillus )属、リゾープス(Rhizop
us)属、トリコツアイトン(Trichophyto
n)属、ビリキュラリア(Pyricularia )
属、ゲオトリカム(Geotricum )属、キャン
デイダ(Candida )属、クリプトコツカス(C
ryp tococcus)属なとのカビおよび酵母に
抗菌力を有するので、農業用抗菌剤として、あるいは動
物並びに人の真菌症の予防または治療剤として利用する
ことが回部である。
pergillus )属、リゾープス(Rhizop
us)属、トリコツアイトン(Trichophyto
n)属、ビリキュラリア(Pyricularia )
属、ゲオトリカム(Geotricum )属、キャン
デイダ(Candida )属、クリプトコツカス(C
ryp tococcus)属なとのカビおよび酵母に
抗菌力を有するので、農業用抗菌剤として、あるいは動
物並びに人の真菌症の予防または治療剤として利用する
ことが回部である。
本発明に従い、抗生物質AF−7368A物質を製造す
石ために用いセれる微生物としては、本発明者らが山口
県萩市の土壌より分離して得たストレプトマイセス属に
属するm 7368株が挙げられる。 1k7368株
の菌学的性質は次の通りである。
石ために用いセれる微生物としては、本発明者らが山口
県萩市の土壌より分離して得たストレプトマイセス属に
属するm 7368株が挙げられる。 1k7368株
の菌学的性質は次の通りである。
(a) 形態
よく分枝した基土菌糸から1μ内外の気菌糸を伸長しそ
の主軸より単純分枝し側枝となり、その先端にらせん状
胞子の連鎖が見られる。培養後期に気菌糸上に湿った黒
色の部分(ハイグロスコピックエリア)が出現する。鞭
毛胞子、菌核、胞子のうなどは認められない。胞子の表
面構造は平滑である。胞子の形態は楕円〜円筒型でその
連鎖数は10胞子以上である。胞子の大きさは0.6〜
0.8 X 0.9〜1.4である。
の主軸より単純分枝し側枝となり、その先端にらせん状
胞子の連鎖が見られる。培養後期に気菌糸上に湿った黒
色の部分(ハイグロスコピックエリア)が出現する。鞭
毛胞子、菌核、胞子のうなどは認められない。胞子の表
面構造は平滑である。胞子の形態は楕円〜円筒型でその
連鎖数は10胞子以上である。胞子の大きさは0.6〜
0.8 X 0.9〜1.4である。
(bl 各培地における生育状態
14〜21時間培養したときの生育状態を第2表に示す
。
。
(以下余白)
(C) 生理的性質
■ 1育温度範囲: Bennet“s brothを
用いた温度勾配培養装置での生育試験の結果、10〜3
8℃の範囲で生育した。
用いた温度勾配培養装置での生育試験の結果、10〜3
8℃の範囲で生育した。
■ ゼラチンの液化:陽性
■ スターチの加水分解:陽性
■ 脱脂乳の凝固:陰性
■ 脱脂乳のペプトン化:陽性
■ メラニン様色素の生成:陰性
(d) 各種炭素源の同化性(プリドハム・ゴドリーブ
寒天培地上) グルコース、フラクトース、ガラクトース、ラフィノー
ス、マンニット、イノジット、シュークロースを同化す
る。
寒天培地上) グルコース、フラクトース、ガラクトース、ラフィノー
ス、マンニット、イノジット、シュークロースを同化す
る。
キシロース、アラビノース、ラムノース、サリシンを同
化しない。 ゛ 以上よりm 7368株の菌学的特徴を要約すると、気
菌糸はらせん糸を形成し、胞子表面構造は平滑状である
。気菌糸の色は灰色で培養後期にはハイグロスコピック
エリアが観察される。裏面は黄味白色〜黄茶色で特殊な
色調はみられない。
化しない。 ゛ 以上よりm 7368株の菌学的特徴を要約すると、気
菌糸はらせん糸を形成し、胞子表面構造は平滑状である
。気菌糸の色は灰色で培養後期にはハイグロスコピック
エリアが観察される。裏面は黄味白色〜黄茶色で特殊な
色調はみられない。
以上の菌学的性質を示す菌種について、パージエイズ・
マニュアル・オブ・ディターミネイティブ・バクテリオ
ロジ−(Bergey’s Manual ofDet
ermfnative Bacteriology )
第7版<1957年)、同第8版(1974年)、シャ
ーリングとゴドリーブのl5P(インターナショナル・
ストレプトマイセス・、プロジェクト)報告(1968
年、1969年および1972年)およびワックスマン
著、ジ・アクチノミセテス(The Actinomy
cetes )第2巻(1961年)を参考に検索する
と、l1m 7368株に最も近縁するものとしてスト
レプトマイセス・バイグロスコピカス(StrepLo
myces hygroscopicus)が挙げられ
る。即ち、!11 らせん糸を形成する、(2) 灰色
の気菌糸を着生する、(3) 気菌糸がハイグロコピツ
クとなる、の基本的な性質が一致している。しかし糖の
資化性においては若干の相違が認められる。従って、F
h 7368株はストレプトマイセス・バイグロスコピ
カスと若干の相違があるものの異なる菌種と考えられる
程の相違ではなく、ストレプトマイセス・バイグロスコ
ピカスと種を同じくするものと判断し、ストレプトマイ
セス・バイグロスコピカスI1m 7368と命名した
。本菌株は、通産省工業技術院微生物工業技術研究所に
微工研菌寄第7440号(FEl?M P−7440)
として寄託されている。
マニュアル・オブ・ディターミネイティブ・バクテリオ
ロジ−(Bergey’s Manual ofDet
ermfnative Bacteriology )
第7版<1957年)、同第8版(1974年)、シャ
ーリングとゴドリーブのl5P(インターナショナル・
ストレプトマイセス・、プロジェクト)報告(1968
年、1969年および1972年)およびワックスマン
著、ジ・アクチノミセテス(The Actinomy
cetes )第2巻(1961年)を参考に検索する
と、l1m 7368株に最も近縁するものとしてスト
レプトマイセス・バイグロスコピカス(StrepLo
myces hygroscopicus)が挙げられ
る。即ち、!11 らせん糸を形成する、(2) 灰色
の気菌糸を着生する、(3) 気菌糸がハイグロコピツ
クとなる、の基本的な性質が一致している。しかし糖の
資化性においては若干の相違が認められる。従って、F
h 7368株はストレプトマイセス・バイグロスコピ
カスと若干の相違があるものの異なる菌種と考えられる
程の相違ではなく、ストレプトマイセス・バイグロスコ
ピカスと種を同じくするものと判断し、ストレプトマイ
セス・バイグロスコピカスI1m 7368と命名した
。本菌株は、通産省工業技術院微生物工業技術研究所に
微工研菌寄第7440号(FEl?M P−7440)
として寄託されている。
本発明において使用する微生物であるストレプトマイセ
ス・バイグロスコピカスl’h 7368はその一例で
あって、本菌株を紫外線、放射線、化学薬剤などを用い
た変異手段で変異して得られる変異株、並びにストレプ
トマイセス属に属する微生物であって抗生物質AF−7
368A物質を生産する能力を有する微生物はすべて本
発明に用いることができる。
ス・バイグロスコピカスl’h 7368はその一例で
あって、本菌株を紫外線、放射線、化学薬剤などを用い
た変異手段で変異して得られる変異株、並びにストレプ
トマイセス属に属する微生物であって抗生物質AF−7
368A物質を生産する能力を有する微生物はすべて本
発明に用いることができる。
本発明法により抗生物質AF−7368A物質を製造す
るには、まず、ストレプトマイセス属に属する抗生物質
AF−7368A物質生産菌株を培地に培養して、培養
物中に抗生物質AF−7368A@軍を蓄積せしめる。
るには、まず、ストレプトマイセス属に属する抗生物質
AF−7368A物質生産菌株を培地に培養して、培養
物中に抗生物質AF−7368A@軍を蓄積せしめる。
培養方法は、放線菌の一般的な培養方法が用いられる。
培地としては、例えば、ペプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、大豆粉、綿実粉、コーンステイープリカー、硝酸ナ
トリウム、硝酸アンモニウム、硫安などの窒素源、ブド
ウ糖、澱粉、蔗糖、デキストリンなどの炭素源、並びに
リン酸塩、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カル
シウム、亜鉛、鉄などの無機塩類が必要に応じて使用さ
れる。
ス、大豆粉、綿実粉、コーンステイープリカー、硝酸ナ
トリウム、硝酸アンモニウム、硫安などの窒素源、ブド
ウ糖、澱粉、蔗糖、デキストリンなどの炭素源、並びに
リン酸塩、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カル
シウム、亜鉛、鉄などの無機塩類が必要に応じて使用さ
れる。
培養は通常の通気攪拌下で好気的に行うのが好ましい。
培地のpi、培養温度、培養時間などの培養条件は微生
物の発育に通し、しかも抗生物質AF−7368A物質
の住産が最高になるような条件が選ばれる。例えば培地
のpl+は5〜8、特に好ましくは中性付近がよく、培
養温度は25〜35℃が望ましい。培養時間は抗生物質
AP−7368A物質の蓄積が最高に達する時間を選べ
はよく、通常2〜5日間である。以上述べた培地組成、
培地のpH、培養温度、培養時間並びに通気攪拌などの
条件は使用する菌株の種類や外部の条件などによって最
適な条件を選択されることは言うまでもない。
物の発育に通し、しかも抗生物質AF−7368A物質
の住産が最高になるような条件が選ばれる。例えば培地
のpl+は5〜8、特に好ましくは中性付近がよく、培
養温度は25〜35℃が望ましい。培養時間は抗生物質
AP−7368A物質の蓄積が最高に達する時間を選べ
はよく、通常2〜5日間である。以上述べた培地組成、
培地のpH、培養温度、培養時間並びに通気攪拌などの
条件は使用する菌株の種類や外部の条件などによって最
適な条件を選択されることは言うまでもない。
このようにして得られた培養物から抗生物質AF−73
68A物質を得るには、抗生物質の精製に通常用いられ
る精製手段を適宜利用して行われる。例えば吸着親和力
の差を利用する手段、分子量の差を利用する手段、イオ
ン結合力の差を利用する手段、溶媒への熔解性を利用す
る手段などが用いられ、これらの方法はそれぞれ単独で
、あるいは組合せて、あるいは反復して行われる。
68A物質を得るには、抗生物質の精製に通常用いられ
る精製手段を適宜利用して行われる。例えば吸着親和力
の差を利用する手段、分子量の差を利用する手段、イオ
ン結合力の差を利用する手段、溶媒への熔解性を利用す
る手段などが用いられ、これらの方法はそれぞれ単独で
、あるいは組合せて、あるいは反復して行われる。
−例を示して更に詳しく説明すれば、抗生物質AF−7
368A物質を培養物がら分離するには、まず、ろ過、
遠心分離などの手段で澄明なろ液区分と菌体区分に分画
する。通常抗生物質AF−7368A物質は、ろ液区分
に菌体区分よりも2〜4倍量多く存在するが、培養条件
によっては菌体区分に存在する比率が高い場合もある。
368A物質を培養物がら分離するには、まず、ろ過、
遠心分離などの手段で澄明なろ液区分と菌体区分に分画
する。通常抗生物質AF−7368A物質は、ろ液区分
に菌体区分よりも2〜4倍量多く存在するが、培養条件
によっては菌体区分に存在する比率が高い場合もある。
菌体区分より抗生物質AP−7368A物質を採取する
には、菌体区分にメタノール、エタノール、プロパツー
ルなどの溶媒を加えて抽出する。ろ液区分より抗生物質
AP−7368A物質を採取するには、ダイヤイオンH
P−20(三菱化成社製)、アンバーライトXAD−2
(ローム・アンド・ハ−ス社製)などの合成吸着剤並び
に活性炭などの吸着剤に吸着せしめた後、メタノール、
メタノール、プロパツールなどの溶媒で溶出する。
には、菌体区分にメタノール、エタノール、プロパツー
ルなどの溶媒を加えて抽出する。ろ液区分より抗生物質
AP−7368A物質を採取するには、ダイヤイオンH
P−20(三菱化成社製)、アンバーライトXAD−2
(ローム・アンド・ハ−ス社製)などの合成吸着剤並び
に活性炭などの吸着剤に吸着せしめた後、メタノール、
メタノール、プロパツールなどの溶媒で溶出する。
菌体区分から得られた抽出液、およびろ液区分から吸着
剤による吸着、溶離で得られた溶出液は、混合して、減
圧下、50℃以下で濃縮して溶媒を除去し、抗生物質A
F−7368A物質の濃縮液を得る。次いで、濃縮液に
対して1〜2倍量のn−ブタノールを加えて、抗生物質
AF−7368A物質をn−ブタノール層に抽出する。
剤による吸着、溶離で得られた溶出液は、混合して、減
圧下、50℃以下で濃縮して溶媒を除去し、抗生物質A
F−7368A物質の濃縮液を得る。次いで、濃縮液に
対して1〜2倍量のn−ブタノールを加えて、抗生物質
AF−7368A物質をn−ブタノール層に抽出する。
n−ブタノール層の水溶性不純物は水を加え振盪抽出す
ることにより水層に除去される。n−ブタノール層を減
圧下、50℃以下で濃縮乾固することにより抗生物質A
F−7368A物質を含有した濃厚シロップが得られ、
更に上述のn−ブタノール抽出、濃縮乾固を繰り返して
より純度の高い粗標品を得る。
ることにより水層に除去される。n−ブタノール層を減
圧下、50℃以下で濃縮乾固することにより抗生物質A
F−7368A物質を含有した濃厚シロップが得られ、
更に上述のn−ブタノール抽出、濃縮乾固を繰り返して
より純度の高い粗標品を得る。
粗標品を更に精製して抗生物質AF−7368A物質を
得るには、これをメタノールに溶解し、メタノールを展
開溶媒とするセファデックスLH−20(ファルマシア
社製)、シリカゲルなどを用いる順相クロマトグラフィ
ー並びにオクタデシルシランを用いる逆相クロマトグラ
フィーなどで精製すると高純度の抗生物質AF−736
8A物質が得られる。
得るには、これをメタノールに溶解し、メタノールを展
開溶媒とするセファデックスLH−20(ファルマシア
社製)、シリカゲルなどを用いる順相クロマトグラフィ
ー並びにオクタデシルシランを用いる逆相クロマトグラ
フィーなどで精製すると高純度の抗生物質AF−736
8A物質が得られる。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれにより制
限されるものではない。
限されるものではない。
実施例
シュークロース2%、ポリペプトン0.5%、肉エキス
0.3%、酵母エキス0.1%、リン酸−カリウム0.
1%、硫酸マグネシウム0.05%から成る組成の液体
培地(pH6,8) 100 meを50〇−容坂ロフ
ラスコに入れ、これにストレプトマイセス・パイグロス
コピカス隘736B (FEBM P−= 74メ9)
を接種し、28℃、2日間振盪培養して極液を得た。次
に、30J容の醗酵タンクを使用し、上記と同じ組成の
培地20βを入れ、極液2001d!を接種したのち、
攪拌回転数250回転/分、通気量101/分、内圧Q
、5kg/c+aで28℃、66時間培養を行った。
0.3%、酵母エキス0.1%、リン酸−カリウム0.
1%、硫酸マグネシウム0.05%から成る組成の液体
培地(pH6,8) 100 meを50〇−容坂ロフ
ラスコに入れ、これにストレプトマイセス・パイグロス
コピカス隘736B (FEBM P−= 74メ9)
を接種し、28℃、2日間振盪培養して極液を得た。次
に、30J容の醗酵タンクを使用し、上記と同じ組成の
培地20βを入れ、極液2001d!を接種したのち、
攪拌回転数250回転/分、通気量101/分、内圧Q
、5kg/c+aで28℃、66時間培養を行った。
培養液をろ過し、ろ液1BNおよび湿菌体230gを得
た。ろ液は、ダイヤイオンHP−20カラム(ベッド容
量800m )に通過させて本発明物質を吸着せしめ、
次いで50%メタノール溶液2.!M。
た。ろ液は、ダイヤイオンHP−20カラム(ベッド容
量800m )に通過させて本発明物質を吸着せしめ、
次いで50%メタノール溶液2.!M。
100%メタノール2.51を順次通過させて溶出を行
った。活性画分は100%メタノール部分に溶出され、
溶出液1.5Ilを得た。一方、湿菌体は、21のメタ
ノールを加えて2時間攪拌したのち、菌体を除き、抽出
液1.81を得た。この抽出液と上記ダイヤイオンHP
−20による活性画分の溶出液とを合わせ、減圧下にて
濃縮して褐色のシロップ液を得た。これを500w&の
水に熔解し、 1.5倍量のn−ブタノールを加え振盪
攪拌することにより活性画分をn−ブタノール層に抽出
せしめた。
った。活性画分は100%メタノール部分に溶出され、
溶出液1.5Ilを得た。一方、湿菌体は、21のメタ
ノールを加えて2時間攪拌したのち、菌体を除き、抽出
液1.81を得た。この抽出液と上記ダイヤイオンHP
−20による活性画分の溶出液とを合わせ、減圧下にて
濃縮して褐色のシロップ液を得た。これを500w&の
水に熔解し、 1.5倍量のn−ブタノールを加え振盪
攪拌することにより活性画分をn−ブタノール層に抽出
せしめた。
n−ブタノール層を分取し、同容量の水を加え振盪攪拌
して洗浄したのち、n−ブタノール層を減圧下で濃縮し
、シロップ液を得た0次いで、シリカゲル(和光純薬社
製、ワコーゲルCC−200)200を充填したカラム
を用意し、あらかじめメタノール:酢酸エチル(、l:
1)の混合液で平衡化したのち、上記シロップ液をのせ
、メタノール:酢酸エチル(1: 1)の混合液21、
メタノール:酢酸エチル(4: 1)の混合液21で順
次溶出した。活性画分はメタノール:酢酸エチル(4:
l)の混合液で溶出され、溶出液720+dを得た。
して洗浄したのち、n−ブタノール層を減圧下で濃縮し
、シロップ液を得た0次いで、シリカゲル(和光純薬社
製、ワコーゲルCC−200)200を充填したカラム
を用意し、あらかじめメタノール:酢酸エチル(、l:
1)の混合液で平衡化したのち、上記シロップ液をのせ
、メタノール:酢酸エチル(1: 1)の混合液21、
メタノール:酢酸エチル(4: 1)の混合液21で順
次溶出した。活性画分はメタノール:酢酸エチル(4:
l)の混合液で溶出され、溶出液720+dを得た。
溶出液を減圧下濃縮乾固して黄色粉末430■を得た。
この黄色粉末200■を少量のメタノールに溶解し、メ
タノールで平衡化したセファデックスLH−20カラム
(ベッド容量250m)にのせて、メタノールで溶出し
、活性画分120mを得た。これを減圧下濃縮乾固して
淡黄色粉末120嘲を得た。
タノールで平衡化したセファデックスLH−20カラム
(ベッド容量250m)にのせて、メタノールで溶出し
、活性画分120mを得た。これを減圧下濃縮乾固して
淡黄色粉末120嘲を得た。
次ぎに、あらかじめ75%メタノールで平衡化したTS
K−ODS−120Tゲル(東洋曹達社製)カラム(内
径2.15C11、長さ303)を用い、逆相クロ、マ
ドグラフィーにより精製した。活性画分は14G−から
200mまでの両分に溶出された。この活性画分を減圧
下で濃縮乾固することにより純粋な抗生物質AF−73
68A物質26■を得た。
K−ODS−120Tゲル(東洋曹達社製)カラム(内
径2.15C11、長さ303)を用い、逆相クロ、マ
ドグラフィーにより精製した。活性画分は14G−から
200mまでの両分に溶出された。この活性画分を減圧
下で濃縮乾固することにより純粋な抗生物質AF−73
68A物質26■を得た。
第1図は抗生物質AF−7368A物質の紫外部吸収ス
ペクトル(メタノール中)を示し、 第2図は同じく赤
外部吸収スペクトル(KBr中)を示す図である。 特許出願人 天野製薬株式会社 第1図 波 長(nm)
ペクトル(メタノール中)を示し、 第2図は同じく赤
外部吸収スペクトル(KBr中)を示す図である。 特許出願人 天野製薬株式会社 第1図 波 長(nm)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の理化学的性質を有する新規抗生物質AF〜73
68A物質。 ■元素分析:炭素 52.03% 水素 7.15% 窒素 2.69% ■融 点:明確な融点を示さず、150℃から除々に変
色し、165〜170℃で褐変分解する。 ■比旋光度: 〔α〕2B・ぢ+74.0゜(C−0,
1,メタノール) ■紫外部吸収スペクトル(メタノール中) :2321
m付近に吸収極大を有する(第1図に示す)。 ■赤外部吸収スペクトル(KBr法):第2図に示す。 ■溶剤に対する溶解性: メタノール、エタノール、ブタノール、ジメチルスルホ
キシドに易溶、クロロホルム。 水に可溶、エーテル、アセトンに難溶、ベンゼン、ヘキ
サン、酢酸エチル、四塩化炭素に不溶。 ■呈色反応: ニンヒドリン反応、α−ナフトール反応に陽性、坂口反
応、ミロン反応、エルシンーモルガン反応に陰性 ■酸性、中性、塩基性の区別:酸性物質■物質の色:白
色粉末 2 ストレプトマイセス属に属し抗生物質AF−736
8A物質を生産する微生物を培地に培養して抗生物質A
F−7368A物質を生成蓄積せしめ、これを採取する
ことを特徴とする新規抗生物質AF−7368A物質の
製造法。 3 ストレプトマイセス属に属する微生物がストレプト
マイセス・バイグロスコピカスである特許請求の範囲第
2項記載の新規抗生物質AF−7368A物質の製造法
。 4 ストレプトマイセス・バイグロスコピカスがストレ
プトマイセス・バイグロスコピカス117368 (l
i&工研菌寄第7440号)である特許請求の範囲第3
項記載の新規抗生物質AF−7368A物質の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59029127A JPS60172286A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 新規抗生物質af−7368a物質およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59029127A JPS60172286A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 新規抗生物質af−7368a物質およびその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60172286A true JPS60172286A (ja) | 1985-09-05 |
Family
ID=12267631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59029127A Pending JPS60172286A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 新規抗生物質af−7368a物質およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60172286A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0228541U (ja) * | 1988-08-11 | 1990-02-23 |
-
1984
- 1984-02-17 JP JP59029127A patent/JPS60172286A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0228541U (ja) * | 1988-08-11 | 1990-02-23 |
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