JPS6038958Y2 - バスユニツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はバスユニットに関するものである。

従来の技術 従来のバスユニットは、たとえば実開昭４９−４１９４
峰公報に示されているようなものである。

すなわちバスタブ上方部の壁面板にカランを取付け、こ
のカランの給水用配管を壁面外方に沿わせて側方に延設
配管し、そしてカラン側方の壁面に給水用配管などを点
検するための配管点険孔を設け、この配管点検孔には蝶
番により支持され、配管点検孔を開閉自在とする化粧棚
構造の点検蓋を装備する構成となっている。

考案が解決しようとする問題点 ところが、このような構成のものはバスユニットの外方
に給水用配管が突出する形となって大型化となり、この
結果広い設置スペースを必要とするとともに、設置スペ
ースのわりにはバスユニット内空間がせまくなる等の問
題があった。

そこで本考案は給水用配管がバスユニット外壁よりも突
出するものを防止して設置スペースを小さくするもので
ある。

問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するため、洗い場と面するバ
スタブ上壁に給水装置を配設し、この給水装置付近の下
方のバスタブ側壁に配管点検孔を設け、この配管点検孔
に物品載置部を設けたカバ一体を着脱自在に取付けるも
のである。

作用 本考案は上記した構成により、給水用配管をバスユニッ
トの幅内に納めることが可能となり、たとえばバスユニ
ット外壁を設置スペースぎりぎりに配設することが可能
となって従来に比し設置スペースを小さくできるもので
ある。

実施例 以下、本考案の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

図において、１はバスユニットのバスタブで、洗い場２
に面するバスタブ１の上壁３にシャワー付き湯水混合栓
４を配設し、このシャワー付き湯水混合栓４下方のバス
タブ１の側壁５に配管点検孔６を設けている。

この配管点検孔６には配管点検孔６を覆うカバ一体７が
ねじ８を介して着脱自在に取付られている。

カバ一体７はたとえはプラスチックで断面略コ字状に一
体成形され、風呂場に必要な備品、たとえば石けん、ジ
ャンプ、たわし等を載置する物品載置部９を設け、この
物品載置部９は仕切壁１０により三つの物品載置部９ａ
、９ｂ、９ｃに分けられ、各物品載置部９ａ。

９ｂ、９ｃの底面には上面を水平状とする複数条の突条
リブ１１を一体に設けている。

１２はシャワー付き湯水混合栓４と接続されている給水
用配管で、バスユニット下方に向は配管されている。

１３はカバ一体７の周縁に取付けている軟質樹脂あるい
はゴム製のパツキンで、カバ一体７の取付は時には必要
に応じシリコン系のコーキング剤を併用する等して防水
対策が施される。

上記構成において、シャワー付き湯水混合栓４はバスタ
ブ１の上壁３に配設しているので、シャワー付き湯水混
合栓４の給水用配管１２をバスユニット幅内で納めるこ
とが可能となり、たとえばバスユニット外壁を設置スペ
ースぎりぎりに配設することが可能となって、従来に比
し設置スペースを小さくできるものである。

換言すれば、たとえは同−設置スペースに従来のものと
本実施例のものを設置したときには、本実施例のものの
方が少なくとも給水用配管のスペース分だけはバスユニ
ット内の空間を広くでき、快適な入浴を提供できるもの
である。

またシャワー付き湯水混合栓４と給水用配管１２との接
続部にあたるシャワー付き湯水混合栓４付近の下方のバ
スタブ１の側壁５には配管点検孔６を設けているので、
その接続部分を目視しやすく、かつ点検、補修作業がし
やすいものである。

さらに配管点検孔６はカバ一体７で水密に覆設されるの
で、配管点検孔６よりバスユニット下部に水が滴下する
ことがなく、かつ給水用配管１２も露呈しないとともに
、カバ一体７は物品載置部９を設けているので、より外
観的な異和感を解消できるものである。

またカバ一体７は断面略コ字状とした収納箱状とし、物
品載置部９をバスタブ１の外壁と内壁との空間Ａ内に配
置しているので、従来プツトスペースとなっていた部分
の有効利用につながり、商品価値の向上に役立つもので
あるとともに、カバ一体７は着脱自在としているので、
カバ一体７の物品載置部９が汚れた場合などにおいて、
丸洗いができ、便利である。

さらにまた、カバ一体７の物品載置部９の底面には上面
を水平状とする突条リブ１１を一体に設けているので、
剛性を確保することができるとともに、物品を安定に、
かつ水切りを良好として載置できるものである。

考案の効果 以上のように本考案によれば、バスタブの土壁に給水装
置を配設したので、給水装置の給水用配管をバスユニッ
ト幅内に納めることが可能となり、従来に比し設置スペ
ースを小さくでき、換言すればバスユニット内の空間を
従来に比し広くできて快適な入浴を提供できる。

また給水装置付近の下方のバスタブ側壁に配管点検孔を
設けているので、給水装置と給水用配管との接続部分を
目視しやすく、かつ点検、補修作業がしやすいものであ
る。

さらに配管点検孔を覆設するカバ一体は着脱自在として
いるので、丸洗いができるとともに、カバ一体には物品
載置部を設けているので、便利であり、かつ専用の物品
載置部を別場所に設ける必要もなくなり、製作上の上で
も合理化が可能となる等、種々の効果を奏するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す要部縦断面図、第２図
は同実施例におけるカバ一体の外観斜視図、第３図は同
カバ一体を取外したときのバスタブの外観斜視図である
。 １・・・・・・バスタブ、２・・・・・・洗い場、３・
・・・・・バスタブ上壁、４・・・・・・給水装置（シ
ャワー付き湯水混合栓）、５・・・・・・バスタブ側壁
、６・・・・・・配管点検孔、７・・・・・・カバ一体
、９・・・・・・物品載置部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗い場と面するバスタブ上壁に給水装置を配設し、この
   給水装置付近下方のバスタブ側壁に配管点検孔を設け、
   この配管点検孔に配管点検孔を覆設し、物品載置部を設
   けたカバ一体を着脱自在に取付けてなるバスユニット。