JPH0640694Y2 - 防水パンの排水口構造 - Google Patents

防水パンの排水口構造

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JPH0640694Y2
JPH0640694Y2 JP1988047380U JP4738088U JPH0640694Y2 JP H0640694 Y2 JPH0640694 Y2 JP H0640694Y2 JP 1988047380 U JP1988047380 U JP 1988047380U JP 4738088 U JP4738088 U JP 4738088U JP H0640694 Y2 JPH0640694 Y2 JP H0640694Y2
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drainage
drain
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floor
lid
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JP1988047380U
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Inventor
和夫 満田
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は側壁パネルを立設すると共に、天井パネルで被
蓋することによって形成される衛生設備室のその防水パ
ンに開口された排水口構造に関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来、此種の防水パンの排水口構造には実公昭58−3317
4号公報がある。
この先行技術は第6図で示すように洗い場床面(100)
に開口した排水口(101)内に排水目皿(102)を低く落
し込んだ状態で取付け、その排水目皿(102)を、洗い
場床面(100)と面一な蓋板(103)によって流水間隙
(104)を残して覆っている。
しかし、排水が集中した際、排水口を含む洗い場床面
(100)上の広範囲に亘って排水が一時的に停滞して洗
い場床面使用時に毛髪,湯垢が身体に付着する度合が多
く、衛生面で問題がある。
これを防止するために、流水間隙(104)を大きくした
り、蓋板が排水小孔を有するものにおいてはその排水小
孔の面積を大きくする等の方法が提案できる。
しかし、流水間隙(104)を大きくしたのでは蓋板のガ
タ付きの原因になる。また排水小孔の面積を大きくする
とトラップ封水が排水小孔から目に入り、内装性を害す
るばかりでなく、毛髪、湯垢の排除効果で低下し、好ま
しい結果が期待できない。
本考案は上記従来事情に鑑みて成されたもので、その技
術的課題は、排水口に集中する排水を停留させる手段を
一段低く設けた蓋板と排水口口縁とに間に設けて、排水
できない余剰排水の洗い場面での停滞範囲を小さくする
防水パンの排水口構造を提供することにある。
〔目的を解決するために手段〕
上記技術的課題を達成する為に講じた技術的手段は、洗
い場床面に設けた排水口の蓋板を底部とする排水ピット
を、排水口の口縁との間に形成したことである。
〔作用〕
上記技術的手段によれば、排水の一部が蓋板と排水口口
縁との間に形成された排水ピット内に流入し、洗い場床
面上での余剰排水の停滞範囲を小さくする。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第1図乃至第3図に示す浴槽据置式の防水パンの
排水口構造について説明する。
防水パン(A)はFRPやその他の合成樹脂材にて一半部
に浴槽載置面(A1)を、他半部に洗い場床面(A2)を有する
ように一体成形されている。
この防水パン(A)は周縁に水返し面(1),壁載せ面
(2)を夫々折曲形成した縁部(3)を備え、壁載せ面
(2)に壁パネル(4′)…を立設し、囲繞される側壁
(4)の上部開口を天井パネルで被蓋し、浴槽載置面(A
1)に浴槽(6)を載置することによって衛生設備室
(B)(ユニットバスルーム)を構成するようになって
いる。
洗い場床面(A2)に対して浴槽載置面(A1)は境界壁部であ
る土手部(7)を介して一段低く段設形成され、土手部
(7)を切断するように排水口(8)を凹設すると共に
その排水口(8)の底に排水目皿(9′)を有する排水
トラップ(9)を吊持状に取付けてなり、この排水目皿
(9′)上に流水間隙(10)を残して覆う蓋板(11)に
よって排水目皿(9′)を視認されないようにしてい
る。
ここで排水目皿とは、板状体に孔を開けたもののほか金
網等のゴミが排水トラップに流入するのを防止するもの
も含むものとする。
蓋板(11)はFRP,合成樹脂等の所望な材料によって排水
口(8)の直上に位置しその排水口(8)の平面形態よ
りも若干小さな平面形態を有する蓋部(11a)の一辺に
土手部(7)と同一高さ位置まで立上げ板部(11b)を
立上げ、蓋部(11a)下面周縁に適宜間隔をおいて脚部
(11c)を垂設することによって形成されている。
この蓋板(11)は前記排水口(8)内面の壁面3面中途
部に脚部(11c)に対応して段設された蓋載段部(8a)
に、その脚部(11c)を載置することによって排水口
(8)を塞ぐようになっている。
また、この蓋板(11)は蓋部(11a)上面と脚部(11c)
下面との間隔を、排水口(8)口縁と蓋載段部(8a)と
の高さ間隔よりも若干小さくして蓋部(11a)上面と排
水口(8)口縁との間に排水ピット(12)を形成するよ
うになっている。
この排水ピット(12)の深さは1cm〜3cmとして、さほど
目立たないように配慮し、流入する排水を、蓋部(11
a)外面と排水口(8)内周面との間の流水間隙(10)
及び脚部(11c)(11c)間に形成されている凹欠部(1
3)を介して排水トラップ(9)へと案内するようにな
っており、浴槽排水は直接排水トラップ(9)へ流入す
るようになっている。
(14)は洗い場床面(A2)に施した滑り止め突部で、排水
の指向性を露呈するように矢印状の排水用案内溝(14
a)を形成する図示するようなノンスリップパターン
等、所望なパターンに一体成形し、本実施例ではこの滑
り止め突部(14)の突出高さは0.3mm程度としている。
図面で示す防水パン(A)はFRP床及びそのFRP床である
洗い物床面(A1)にタイル(15)を貼着することによって
タイル床にもなる兼用防水パンを示しており、仮に洗い
場床面(A2)にタイル(15)を貼着してタイル床として使
用した際には排水ピット(12)が必然的に若干深く形成
され、集中排水を可及的多量に一時的に貯水でき、排水
口(8)回りの淀み量をより少量化できる。
次に、第4図及び第5図に示す浴槽一体型の防水パン
(A)を示している。
この防水パン(A)は周知の通りFRPやその他の合成樹
脂材を用いて浴槽部(A3)と洗い場床面(A2)とを一体成形
したもので、洗い場床面(A2)コーナーに排水口(8)を
凹設するとともに、その排水口(8)の底に前記実施例
と同様に排水目皿(9′)を有する排水トラップ(9)
を吊持し、更に排水口(8)内周中途部に段設した蓋載
段部(8a)に蓋板(11)を載置することによって排水目
皿(9′)を視認できないようにしている。
この蓋板(11)FRP,合成樹脂等の所望な材料によって排
水口(8)の平面形態よりも一回り小さな平面形態を呈
する蓋部(11a)の下面周縁に適宜間隔をおいて脚部(1
1c)を垂設すると共に、蓋部(11a)上面と脚部(8c)
下面との間隔を、排水口(8)口縁と蓋載段部(8a)と
の高さ間隔よりも若干小さくして、蓋載段部(8a)に脚
部(11c)を載置した際、蓋部(11a)上に前記実施例と
同様に排水ピット(12)を形成するようになっている。
この排水ピット(12)は前記実施例と同様に1cm〜3cm程
度の深さとしている。
なお、(14)は洗い場床面(A2)上に施した排水の指向性
を有する排水用案内溝(14a)付のノンスリップパター
ン、(10)は流水間隙であり、この実施例で示す図面の
防水パンも前記実施例と同様に、FRP床とタイル床とを
兼用できる兼用防水パンであり、(16)は浴槽排水管で
ある。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成したので下記の利点がある。
排水口への排水の一部を排水口口縁と蓋板との間に確保
された排水ピットに流入させて、その排水ピットから溢
れた排水のみが排水口周囲に停滞するようになるから、
先行技術のように排水能力以上の余剰排水がそのまま排
水口周囲に大きな範囲で停滞するようなことがなく、毛
髪、湯垢等が身体に付着する度合いを少なくし、極めて
衛生的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案防水パンの排水口構造の実施例を示し、第
1図は第1実施例の平面図で一部切欠して示す、第2図
は第1図の(2)−(2)線拡大断面図、第3図は第1
図の(3)−(3)線拡大断面図、第4図は第2実施例
の要部の平面図で一部切欠して示す、第5図は第4図の
(5)−(5)線拡大断面図、第6図は従来例の縦断面
図である。 尚図中、 (A):防水パン、(A2):洗い場床面 (9):排水目皿、(8):排水口 (8a):蓋載段部、(11):蓋板 (12):排水ピット、(10):流水間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗い場床面に設けた排水口の蓋板を底部と
    する排水ピットを、排水口の口縁との間に形成したこと
    を特徴とする防水パンの排水口構造。
JP1988047380U 1988-04-08 1988-04-08 防水パンの排水口構造 Expired - Lifetime JPH0640694Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988047380U JPH0640694Y2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08 防水パンの排水口構造

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JP1988047380U JPH0640694Y2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08 防水パンの排水口構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01150666U JPH01150666U (ja) 1989-10-18
JPH0640694Y2 true JPH0640694Y2 (ja) 1994-10-26

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ID=31273590

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