JPS5833174Y2 - 防水床 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ユニットバス、洗場付浴槽などにおける洗
場などを構成する防水床の改良に関する。

洗場などを構成する防水床には、目皿性の排水口が設け
られているが、目皿が洗場表面に露出しているなど、外
観上見苦しいものが多い。

そこで、この考案は、排水口、目皿の存在が一見して容
易に分らないような状態とし、これらの存在が外見上見
苦しいものとならないように防水床を提供することを目
的とする。

つぎにこの考案を図示の一実施例により詳細に説明する
。

図示の実施例は、洗場付浴槽（ＦＲＰその他の成形素材
による成形前）の洗場として作用する防水床に、この考
案を実施したもので、１は洗場付浴槽、２は防水床を示
し、水勾配を有する防水床２には、浴槽３側の側方中央
に排水口４が設けられている。

排水口４は、その周縁が防水床面よりも階段状に落ち込
んでおり、下段部４１に目皿５が載置され上段部４２に
蓋６が載置されている。

蓋６は合成樹脂、金属などの耐水性素材で成形されてお
り、図示の例においては、第２，３図に示すように、支
脚６１が複数本、流水間隙を残して垂下しており、これ
ら支脚を介し排水口４の上段部４２に載置されている。

そして蓋６の外法寸法ａ１は、排水口４の上側開口寸法
ａ２よりも−廻り小さくなっており、ａ２−ａｌに相当
する寸法分だけ、流水間隙が形成されて、目皿５を覆い
、かつ蓋６の上面６２が防水床面２１と面一（同一レベ
ル）にあるようになっている。

したがって排水口４に向けて水勾配がついている防水床
面２１に流れた水は、排水口４に向けて排水されるが、
この際、蓋６は流水間隙を残して配置されているため、
水は支障なく排水口へと排水される。

以上述べたように、この考案によれば、洗場などとして
作用する防水床の排水口の目皿を蓋で覆った為、排水口
、目皿の存在が蓋により隠されて外見上それらの存在が
目視できることによる見苦しさ、不体裁さの欠点をなく
シ、蓋そのものの存在も防水床の床面と面一であるため
、あまり目立たず、防水床の外観を向上せしめ、また蓋
につまづくこともなく、安全であるなど防水床として実
用的価値を有する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもで、第１図は斜視図
、第２図は要部断面図、第３図は蓋の斜視図である。 １・・・・・・洗場付浴槽、２・・・・・・防水床、４
・・・・・・排水口、５・・・・・・目皿、６・・・・
・・蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 排水口に対し目皿を防水床面よりも一段低く落し込んだ
   状態で取付け、前記目皿を防水床面と面一の蓋により流
   水間隙を残して覆ったことを特徴とする防水床。