JPS60152528A - 熱硬化性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物の製造方法

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JPS60152528A
JPS60152528A JP634884A JP634884A JPS60152528A JP S60152528 A JPS60152528 A JP S60152528A JP 634884 A JP634884 A JP 634884A JP 634884 A JP634884 A JP 634884A JP S60152528 A JPS60152528 A JP S60152528A
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polyfunctional
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bismaleimide
ketonitrile
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Toru Koyama
徹 小山
Junichi Katagiri
片桐 純一
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、絶縁材料耐熱区分0種(常用180℃以上)
の新規な熱硬化性樹脂組成物に関する。
〔発明の背景〕
近年、回転11機などの電気機器においては、その大容
量化と小型軽量化が進むに従い、耐熱性の極めて優1し
た熱硬化性樹脂組成物が要求されている。6−トリアジ
ン環を主要構造単位として含むポリs−)リアジ/が、
耐熱性に優れていること社、既に、米国特許第5775
580号明細曹などによって公知である。このポI75
−トリアジン線式(1)に示すように、多官能性ニトリ
ル化合物の三量化(環化重合ン反応によって得られる。
ポリs−)リアジン この式(1)の反応は揮発分の生成を伴わない付加反応
であるため、その硬化物は内部に空洞(ボイド)を含ま
ず、高耐熱性の絶縁材料として好適と思われる。ところ
で、この三量化による硬化反応を起させるには一般に硫
酸−1p−トルエンスルホン酸、m−キシレンスルホン
酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリクロロメタン
スルホン酸などのブレンステッド酸あるいは三フッ化ホ
ウ素、無水塩化第二スズ、三フッ化ホウ素1ミン錯体、
有機金属化合物、有機アミンオキシド等の触媒を添加す
る必要がある。前者のブレンステッド酸を触媒とする場
合には室温でも反応は十分進行するが、その硬化物は、
200℃以上の高温に保持されたとき、残存している硬
化触媒が分解反応の触媒作用をするために、耐熱性に劣
り、また電気特性も損われるという欠点を有する。他方
、三フフ化ホウ素、三フッ化ホウ素アミン錯塩、有機金
属化合物、有機アミンオキシド等を触媒に用いた場合に
は、十分に硬化させるためには250℃以上の温度で6
日間以上加熱する必要がある。得られる硬化物鉱、良好
な耐熱性と電気特性を示すが、硬化にこのような高温、
長時間を要する□ために、実用的でなかった。
ところで、ニトリル化合物の三量化反応は、−官能性モ
デル化合物を例にとると、式(2)に示すような機構で
進むと考えられる。
RR したがって、ニトリル基に電子吸引性基を隣接させれば
、ニトリル基の陽性カルボニウム炭素が更に活性化され
て二) IJル基の三量化反応は容易に進行すると思わ
れる。電子吸引性基としては酸素、硫黄、窒素などの原
子あるいは力實 ルボニル基−C−が考えられる。これらのうちで、−0
−CN、−8−CN、−NR−(’Nは容易に三量化し
てs−トリアジンになることが知られている。しかし、
α−ケトニトリル(−〇−CN)の三量化反応は知られ
ていない。
わずかにα−ケトニトリルからのポリマーらしきものが
G、ブラック ストック(o、BLACKS’f’OC
K )によってジャーナル オブ ジ アメリカン ケ
ミカル ソサイエテイ(J、AmerChem、Soc
、)、34.1080(1912)に報告されているの
みである。すなわち、ピリジン溶媒中でテレ7タロイル
クロライドとシア/化水素を反応させると300℃付近
で溶融する褐色粉末が得られるという。しかし、この粉
末は耐熱性、電気特性共に悪く、電気絶縁材料として使
用することはできない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、耐熱性及び可とり性が共に優れた硬化
物を与える、新規な熱硬化性樹脂組成物を提供すること
にある。
〔発明の概要〕
本発明を概説すれば、本発明は熱硬化性樹脂組成物に関
する発明であって、に)多官能性α−ケトニトリル化合
物及びい)多官能性アミノマレイミド化合物を含有する
ことを特徴とする。
本発明の組成物は、第6成分として、(C)多官能性エ
ポキシ化合物を含有していてもよい。
本発明の組成物の硬化において、−官能性のモノマーで
例示すると、下記式(3)〜(5)の反応、また多官能
性エポキシ化合物を共用する場合には下記式(3)〜(
7)の反応が生起しているものと推定される: C −C s−)リアジン環 アミノマレイミド イミノ化合物 ■ マ レイミド O怠C。
トリアジン−イミダゾール環 ■ エポキシ化合物 2−オキサゾリン環 本発明において、多官能性αーケトニ) IJル化合物
としては、1分子中に少なくとも2個のαーケトニ) 
IJル基を含む化合物であれば、特別に制限されない。
そのような化合物としては、例えば、フタロイルジシア
ニド、イソ7タロイルジシアニド、テレフタロイルジシ
アニド、α。
α′,α″ートリオキシー1.2,5−ベンゼントリア
セトニトリル、α,α′,α″,α″′ーテトラオ牛ソ
ー 1.2,4.5−ベンゼンテトラアセトニトリル、
4、4′−メチレンビス(α−オキソ−ベンゼンアセト
ニトリル)、4.4’−プロパンジイルビス(α−オキ
ソ−ベンゼンアセトニトリル)、4。
4′−スルホニルビス(α−オキソ−ベンゼンアセトニ
トリル)、4,4′−オキシビス(αーオキシーベンゼ
ンアセトニトリル)、4.4’− ( ( 1−メチル
−1,1−エタンジイル)ビス( 4.1 −フェニレ
ンオキシ)〕ビス〔αーオキシーベンゼンア七トニトリ
ル〕などがある。更に、4,4′−〔(1−メチル−1
,1−エタンジイル)ビス( 4.1−フェニレンオキ
シ)〕ビス〔α,α′ージオキシー1.2ーベンゼンジ
アセトニトリル〕が有用である。これらの多官能性α−
ケトニトリル化合物は、単独若しくは2種以上併せて用
いられる。、これらのうちイソ7タロイルジシアニドが
液状であるため、含浸用フェス原料として好適であ・る
多官能性アミノマレイミド化合物としては、多官能性マ
レイミドに多官能性アミンを付加したものであれば特に
制限はない。その多官能性マレイミド化合物としてはN
、N’−エチレンジマレイミド、 N、N’−ヘキサメ
チレンビスマレイミド、N、N’−ドデカメチレンビス
マレイミド、N。
N’−m−キシリレンビスマレイミド、N、N’−p−
キシリレンビスマレイミド、N、N’−1,3−ビスメ
チレンシクロヘキサンビスマレイミド、N。
N’−1,4−ビスメチレンシクロヘキサンビスマレイ
ミド、N、N′−2,4−トリレンビスマレイミド、N
、N’−2,6−)リレンビスマレイミド、N。
N’−ジフェニルメタンビスマレイミド、N、N’−ジ
フェニルスルホンビスマレイミド、 N、N’−ジフェ
ニルスルフィドビスマレイミド、N、N′−p−ベンゾ
フェノンビスマレイミド、N、N’−ジフェニルエタン
ビスマレイミド、N、N′−シ7工二ルエーテルビスマ
レイミド、N、N’−(メチレンージテトラヒドロンエ
ニル)ビスマレイミド、N、N’−(j−エチル)−4
,4’−ジフェニルメタンビスマレイミド、N、N’−
(3,3’−ジメチル)−4,4’−ジフェニルメタン
ビスマレイミド、N。
N’−(!1.5’−ジエチル)ジフェニルメタン七ス
マレイミド、N、N’ −(6,3’−ジクロロ) −
4,4’−ジフェニルメタンビスマレイミド、N、N’
−1リシンビスマレイミド、 N、N’−イソホロンビ
スマレイミF”、NUN′−pop’−ジフェニルジメ
チルシリルビスマレイミドなどの2官能性マレイミド化
合物の他、アニリンとホルマリンとの反応生成物(ポリ
アミン化合物)、5,4.4’−)リアミノジフェニル
メタン、トリアミノフェノールなどと無水マレイン酸と
の反応生成物がある。
この多官能性マレイミド化合物は1種若しくは28i以
上の混合系で用いてもよい。上記の多官能性マレイミド
化合物のうち、芳香族(単環及び多環)の多官能性マレ
イミド化合物が耐熱性などの点で好ましい。
前記多官能性アミンとしては、分子中にアミン基を2個
以上有する化合物であれば、特に制限はない。アミンは
、脂肪族アミン類、芳香族アミン類、脂肪芳香族アミン
類であって、第1級く第2級アミンが好ましい。更に、
分子中に酸素、ハロゲン類、硫黄、リン、ケイ素、各種
金属原子が存在していても支障はない。また、芳香族ア
ミン類とアルデヒド類との反応によって得られるポリア
ミン類なども使用することができる。
本発明において、多官能性エポキシ化合物としては例え
はビスフェノールAのジグリシジルエーテル、ブタジエ
ンジエボキシド、3.4−”エポキシシクロヘキシルメ
チル−(5,4−エポキシ)シクロヘキサンカルボキシ
レート、ビニルシクロヘキセンジオキシド、a、4′−
シ(1,2−エポキシエチル)ジフェニルエーテル、 
4.4’−(1,2−エポキシエチル)ビフェニル、2
,2−ビス(S、4−エポキシシクロヘキシル)フロパ
ン、レゾルシンのジグリシジルエーテル、70ログルシ
ンのトリグリシジルエーテル、メチルフロログルシンの
トリグリシジルエーテル、ビス(2,5−エポキシシク
ロベンチル)エーテル、2− (5,4−エポキシ)シ
クロヘキサン−5,5−スピロ(5,4−エポキシ)−
シクロヘキサン−m−ジオキサン、ビス−(5,4−エ
ポキシ−6−メチルシクロヘキシル)アジペート、N、
N’−m−フェニレンビス(4,5−エポキシ−1,2
−シクロヘキサンジカルボキシイミド)などの2官能性
のエポキシ化合物、p−アミノフェノールのトリグリシ
ジルエーテル、ポリアリルグリシジルエーテル、1,5
.5− トリ(1,2−エポキシエチル)ベンゼン、2
.2’ 、 4.4’−テトラグリシドキシベンゾフェ
ノン、テトラグリシドキシテトラフェニルエタン、フェ
ノールホルムアルデヒドノボラックのポリグリシジルエ
ーテル、グリセリンのトリグリシジルエーテル、トリメ
チロールプロパンのトリグリシジルエーテルなどの3官
能性以上のエポキシ化合物が用いられる。
上記多寡飽性エポキシ化合物の中で、特にビスフェノー
ルAのジグリシジルエーテル、フェノールホルムアルデ
ヒドノボラックのポリグリシジルエーテルが有用である
本発明の組成物に式(3)〜(7)の反応を生起させる
に鉱触媒が重要な働きをする。そのような触媒が重要な
働きをする。そのような触媒としては三フッ化ホウ素、
無水塩化第二スズ、無水塩化アルミニウム、無水塩化第
二鉄、五塩化リン、塩化第二銅、四塩化チタンなどのル
イス酸、三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯塩、三フッ
化ホク素ピペリジン錯塩、三フッ化ホウ素イミダゾール
錯塩なとの三フッ化ホウ素アミ′ン錯体、一般式 (式中、R′、R” 、 R” 、R’及びR6は水素
、アルキル基、アルケニル基、フェニル基又は置換7エ
二ル基を表わし、R11はフェニル基又は置換7エ二ル
基を表わす。またQは窒素、リン、”ヒ素、アンチモン
若しくはビスマスを表わす)で示されるナト2置換ボレ
ート型錯体などがある。また四塩化チタン−トリエチル
アルミニウム、四塩化チタンートリイソブチルアルミニ
ウムなどのチーグラーナツタ系触媒、フェロシアン化第
−鉄、フェロシアン化第二鉄、フェロシアン化鋼、フェ
ロシアン化亜鉛、フェロシアン化ナトリウム、7エロシ
アン化カリウム、7エロシアン化カルシウム、フェロシ
アン化バリウム、フェロシアン化リチウム、7エリシア
ン化第−鉄、フェリシアン化第二鉄、7エリシアン化銅
、フェリシアン化ナトリウム、フェリシアン化カリウム
、フェリシアン化カルシウム、フェリシアン化マグネシ
ウム、フェリシアン化リチウム等のフェロシアン化金属
、フェリシアン化金属、テトラフェニルスズ、ジブチル
スズスルフィド、トリブチルスズアクリレート、トリフ
ェニルスズクロライド、ヘキサプテルジスズ、ジプチル
ジビニルスズ、トリエチルスズクロライド、テトラエテ
ルスズ、ジプチルス、ズジアセテート、ジオクチルスズ
マレート、トリフェニルスズヒドロオキサイド、テトラ
ビニルスズなどの有機スズ化合物、トリブチルアンチモ
ン、トリブチルアンチモンオキシド、トリフェニルアン
チモン、トリフ−エニルアンテモンスルフイドなどの有
機アンチモン化合物、テトラフェニル鉛などの有機鉛化
合物、酢[フェニル水銀、ジフェニル水銀などの有機水
銀化合物、トリフェニルヒ素、トリフェニルヒ素オキシ
ドなどの有機ヒ素化合物、フェロセン(ジシクロペンタ
ジェニル鉄)、クロロマーキュリ−フェロセン、アセチ
ルフェロセン、1,1−ビス(クロロマーキュロ)フェ
ロセンなどの有機鉄化合物、ビス(シクロペンタジェニ
ル)チタンジクロライド、テトラ(1−プロピル)チタ
ネート、テトラ(n−ブチル)チタネート、テトラステ
アリルチタネート、テトラ(2−エテルヘキシル)チタ
ネート、ブチルチタネートダイマー、重合テトラブチル
チタネートなどの有機チタン化合物、ビス(シクロペン
タジェニル)ジルコニウムクロライド、テトラエチルジ
ルコネート、テトラ(1−プロピル)ジルコネート、テ
トラ(n−ブチル)ジ/l/ コ、4− ト、テトラ(
n−ペンチル)ジルコネート、テトラ(n−ヘキシル)
ジルコネート、テトラ(n−オクチル)ジルコネートな
どの有機ジルコニウム化合物、トリフェニルホスフィン
スルフィド、ジヘキシルホスフインオキシド、トリオク
チルホスフィンオキシト、トリフェニルホスフィンなど
の有機リン化合物、ヘキサメチルジシラザン、トリフェ
ニルシリコーンアジドなどの有機シリコーン化合物、オ
クタカルボニルジコバルトなどの有機コバルト化合物、
ヘキサカルボニルクロム、トリカルボニルトルイルクロ
ムなどの有機クロム化合物、トリフェニルビスマスなど
の有機ビスマス化合物、有機バナジウム化合物、有機マ
ンガン化合物、有機タングステン化合物々どがある。ま
た、N、N−ジメチル−N−シクロヘキシルアミンオキ
シド、N、N−ジメチル−N−フェニルアミンオキシド
、1,4−ジオキソ−1,4−ジアザ(212,2)ビ
シクロオクタン、フェナジン−N−オキシド、ピリジン
−N−オキ・シ1ド、N−メチルモルホリン−N−オキ
シド、N−メチルピペリジン−N−オキシド、トリメチ
ルアミンオキシド、N−エチル−N−メチル−N−ブチ
ルアミンオキシドなどの有機アミンオキシドなどがある
。上記触媒のうち、ルイス酸、三フッ化ホウ素アミン錯
体、有機スズ化合物、有機チタン化合物、有機ジルコニ
ウム化合物、有機アミンオキシドが特に有効である。
上記触媒の使用量は厳格な限定を要しないが、上記触媒
の少なくとも1種が前記組成物に対して0.01〜10
重量%の範囲で用いられ、特に0.1〜5重量%の範囲
が好ましい。
本発明において、前記組成物は、前記触媒を配合された
熱硬化性樹脂組成物として、使用され得る。該組成物は
、既述のように付加重合型の無溶剤系であって、所望に
従って溶媒を含有することも、また、公知の各種添加剤
、充てん剤や顔料などを配合されて使用されることもで
きる。そのような組成物は、0〜250℃において1〜
200時間加熱することによって容易に硬化する。得ら
れる硬化樹脂は250℃という高温でも長時間使用でき
る優れた耐熱性を有している。また、該樹脂は、電気特
性、耐薬品性、耐衝撃性、自己消火性にも優れている。
したがって、前記熱硬化性樹脂組成物は、耐熱性絶縁フ
ェスや注型用樹脂、電子部品用モールド樹脂、含浸・積
層用樹脂、印刷配線用樹脂、内装用樹脂など床机な用途
向けの材料として有用である。
以下、本発明の組成物の構成分の1例の製造例を示す。
製造例 1 イソフタロイルジシアニドの合成 かくはん機、温度計、冷却器、窒素導入骨付の2L四つ
ロフラスコに、精製したイソフタロイルジクロライド1
02 f (0,502モル)1−加え、窒素気流下か
くはんし、18’0℃に保った。次に、乾燥したシアン
化第−銅108r(121モル)を添加し、その温度で
2時間保った。その後、冷却し、乾燥メチルエチルケト
ン100−を添加した。生じた沈殿をf別した。
f液を濃縮し、減圧蒸留を行い、5vaxHfで158
℃の沸点を有する化合物(A)を55F得た。(A)の
元素分析結果は次の通りであった。
元素分析’ cto H4Nt o、としてCHN 計算値 65.2% 2.2チ 15.2%実測値 6
5.1% 2.2% 15.1%また、(A)の赤外線
吸収スペクトルを測定すると、波数2225 cIn−
’にニトリル基に基づく吸収が、波数1690 cm−
’にカルボニル基に基づく吸収が認められた。
以上のことから、該生成物は下記の構造式で表わされる
化合物であると推定される:製造例 2 テレフタロイルジシアニドの合成 製造例1と同じ装置に、精製したテレフタロイルジクロ
ライド102f(0,502モル)を加え、窒素気流下
かくはんしながら180′cまで上昇させた。この温度
で、乾燥したシアン化第−銅10BF(121モル)を
添加し、2時間かくはんした。その後、冷却し、乾燥ト
ルエンを50ロゴ添加した。濾過を行い、そのP液全減
圧濃縮した。生じた沈殿をトルエンから3回再結晶し、
融点が148℃の淡黄色結晶CB)を得た。このCB)
の元素分析結果は次の通りであった。
元素分析j C,。H,N、O,としてCHN 計算値 652% 2.2チ 15.2チ実測値 65
.0% 2.19チ 15,2俤また、(B)の赤外線
吸収スペクトルを測定すると、波数22250−1にニ
トリル基に基づく吸収が、波数1690 on−”にカ
ルボニル基に基づく吸収が認められた。
以上のことから、(B)は下記の構造式で表わされる化
合物であると推定される: 製造例 3 4.4’ −[−(1−メチル−1,1−エタンジイル
)ビス(4,1−フェニレンオキシ)〕ビス〔α、α′
−ジオキソー1,2−ベンゼンジアセトニトリル〕〔C
〕の合成 か□くはん機、温度計、冷却器付の2を四ツ目フラスコ
に、ジメチルスルホキシド50〇−及びビスフェノール
A C2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン) 114.2 t (0,500モル)を添加し、
良くかくはん混合した。それから、50チ水酸化ナトリ
ウム水溶液80. Of全添加し、良くかくはん混合し
、ビスフェノールAのナトリウム塩を合成した。次に、
トルエン300−を加え、水を共沸させて除去した。
これに1,2−ビス(メトキシカルボニル)−4−二ト
ロベンゼン239.2 f (1,00モ′A/)を添
加し、70℃に5時間保持した。冷却後、沈殿を1別し
た。84液に50チの水酸化ナトリウム水溶液150.
01Fを加え、50℃に8時間保持した。溶媒を減圧留
去した後、残渣をメタノールから再結晶し、融点225
〜230℃の無色結晶CI)’を得た。CI)の元素分
析結果は次の通りであった。
元素分析: Cs1H240toとしてCHO 計算値 669% 4.3チ 28,8チ実測値 66
.7チ 4.3チ 290チまた、CI)の酸価は39
8で、下記の構造として計算した場合の98.7%の値
であった。
0 0 I n 次に、塩化カルシウム管を接続した冷却器をつけた1t
の丸底フラスコに、(0,15Q、 Of(0,270
モル)及び塩化チオニル50αOt(4,20モル)を
入れ、80℃に緩め、その温度に5時間保持する。過剰
の塩化チオニルを留去したのち、乾燥トルエン及びn−
ヘキサンで十分洗浄し、無色結晶(n)を1t55.8
f得た。
かくはん機、温度計、還流冷却器を備えた四ツ目フラス
コに、脱水精製したN、N−ジメチルアセトアミド50
0m1!、(II) 165.8 ?(0,265モル
)及びシアン化鋼94.5 f ($ 05モル)を入
れ、5時間還流した。冷却後、f遇した。
P液からN、N−ジメチルアセトアミドを減圧留去し、
154.5fの淡黄色液状物を得た。該液状物の元素分
析結果は次の通シであった。
元素分析’ ass H2oN4 o、としてCHN 
O 計算値 70.9チ 五4% 9.5qb i&2チ実
測値 70.7% &4% 9.4% 16.5%また
、その赤外線吸収スペクトルを測定すると波数2225
611−’にニトリル基に基づく吸収が、波数1680
 ctn−’にカルボニル基に基づく吸収が認められた
以上のことから、該生成物は下記の構造式(C)で表わ
される化合物であると推定式れる:0 0 0 CHsO 〔発明の実施例〕 以下、本発8Aを実施例によシ更に具体的に説明するが
、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例 1〜12 製造例1で製造したイン7タロイルジシアニド158.
f、2モルのビス(p−アミノフェニル)メタンを付加
した1モルのN、N’−ジ7工二ルメタンビスマレイミ
ド50.Orに、下記第1表に示す触媒を、各例共ao
or添加し、よくかくはんした。
第 1 表 この混合物を、120’C/10時間+180℃15時
間+200℃15時間加熱して硬化物を得た。いずれの
硬化物の赤外吸収スペクトルにも、硬化前に存在してい
た波数2225 cm−’のニトリル基に基づく吸収は
減少していた。
得られた硬化物の緒特性は第2表に示す通りであり、優
れた耐熱性と機械特性を示した。
実施例 13及び14 イソ7タロイルジシアニドの代りに、製造何例1と全く
同じ実験を行った。その結果を第6表に示す。
第 3 表 (注)電気特性及び機械特性は、250℃における測定
値 劣化特性は、250℃、20日間加熱後の値 実施例 15〜26 製造例1で製造したイン7タロイルジシアニド158f
、ノボラックタイプのポリグリシジルエーテル(ダウケ
ミカル社p、08N43B、エポキシ当量176)81
51.2モルのビス(p−アミノフェニル)メタンを付
加した1モルのN、W−ジフェニルメタンビスマレイミ
ド50、 Ofに、前記第1表に示した触媒を、各例共
5.0 Of添加し、よくかくはんした。
この混合物を、120℃/10時間+180℃15時間
+200℃75時間加熱して硬化物を得た。いずれの硬
化物の赤外吸収スペクトルにも、硬化前に存在していた
波数2225 c!1−’のニトリル基に基づく吸収と
、910 cm−”のエポキシ基に基づく吸収が減少し
ていた。
得られた硬化物の緒特性は第4表に示す通りであり、優
れた耐熱性と機械特性を示した。
比較例 1 実施例15における多官能性アミノマレイミドを除いた
以外、実施例15と全く同じ実験を行った。その結果を
第4表に示す。
実施例 27及び2B イソフタロイルジシアニドの代りに、製造例2の〔B〕
又は製造例の(C) t−用いた以外、実施△ 例15と全く同じ実験を行った。その結果を第5表に示
す。
第 5 表 (注)′#を気特性及び機械特性は、250℃における
測定値 劣化特性は、250℃、20日間加熱後の値 〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明の新規な熱硬化性樹脂組成
物を用いれば、200℃という比較的低い温度の硬化条
件によって、高温における機械的特性及び電気的特性の
優れた耐熱性硬化物が得られるという顕著な効果が奏せ
られる。
特許出願人 株式会社 日立製作所 向 日立化成工業株式会社 代理人 中 本 宏

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 t(A>多官能性α〜ケトニ) 1フル化合物及び(ト
    ))多官能性アミノマレイミド化合物を含有することを
    特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 2、該組成物が、に)多官能性α−ケトニトリル化合物
    、03)多官能性アミノマレイミド化合物及び(C)多
    官能性エポキシ化合物を含有するものである特許請求の
    範囲第1項記載の熱硬化性樹脂組成物。 翫 該多官能性α−ケトニトリル化合物が、インフタロ
    イルジシアニドである特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の熱硬化性樹脂組成物。
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