JPS60152527A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

Info

Publication number
JPS60152527A
JPS60152527A JP634784A JP634784A JPS60152527A JP S60152527 A JPS60152527 A JP S60152527A JP 634784 A JP634784 A JP 634784A JP 634784 A JP634784 A JP 634784A JP S60152527 A JPS60152527 A JP S60152527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
compounds
polyfunctional
organic
thermosetting resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP634784A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0439484B2 (ja
Inventor
Toru Koyama
徹 小山
Junichi Katagiri
片桐 純一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP634784A priority Critical patent/JPS60152527A/ja
Publication of JPS60152527A publication Critical patent/JPS60152527A/ja
Publication of JPH0439484B2 publication Critical patent/JPH0439484B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、絶縁材料耐熱区分0棟(常用180℃以上ン
の新規な熱硬化性樹脂組成物に関する。
〔発明の背景〕
近年、回転電機などの電気機高においては、その大容量
化と小型軽量化が進むに従い、耐熱性の極めて優れた熱
硬化性樹脂組成物が要求されている。6−トリアジン*
+主要構造単位として含むポリ8−トリアジンが、耐熱
性に優れていることは、既に、米国特許第!17753
80号明細1などによって公知である。このポリB−ト
リアジンは式(11に示すように、多官能性ニトリル化
合物の三量化(環化重合)反応によって得られる。
貴 に の式(1)の反応は揮発分の生成を伴わない付加反応で
あるため、その硬化物は内部に空洞(ボイド)を含まず
、高耐熱性の絶縁材料として好適と思われる。ところで
、この三量化による硬化反応を起させるには一般に硫酸
、p−)ルエンスルホン酸、m−キシレンスルホン酸、
トリフルオロメタンスルホン酸、トリクロロメタンスル
ホン酸などのブレンステッド酸あるいは三7フ化ホウ素
、無水塩化第二スズ、三フッ化ホウ素アミン銘体、有機
金属化合物、有機アミンオキシド等の触媒を添加する必
要がある。
前者のブレンステッド酸を触媒とする場合には室温でも
反応は十分進行するが、その硬化物は、200℃以上の
高温に保持されたとき、残存している硬化触媒が分解反
応の触媒作用をするために、耐熱性に劣り、また電気特
性も損われるという欠点を有する。他方、三フッ化ホウ
素、三7ノ化ホウ累アミン錯塩、有機金属化合物、有機
アミンオキシド等を触媒に用いた場合には、十分IiC
硬化させるためには250℃以上の温度で5日間以上加
熱する必要がある。得られる硬化物は、良好な耐熱性と
電気特性を示すが、硬化にこのような高温、長時間を要
するために、実用的でなかった。
ところで、二) IJル化合物の三量化反応は、−官能
性モデル化合物音例にとると、式(2)に示すような機
構で進むと考えられる。
R−0ミN−一一一峠R’CM へ■ / 簡 したがって、ニトリル基に電子吸引性基を隣接させれば
、ニトリル基の陽性カルボニウム炭素が史に活性化され
てニトリル基の三量化反応は容易に進行すると思われる
。電子吸引性基としては酸素、硫黄、窒素などの原子あ
るいは力1 ルボニル基−C−が考えられる。これらのうちで、−0
−ON、 −8−ON、 −NR−ONは容易に三量化
してe−トリアジンVCなることが却られている。しか
し、α−ケトニトリル1 (−0−ON>の三蛍、化反応は仰られていない。
わずかにα−ケトニトリルからのポリマーらしきものが
G、ブラック ストック(G、BLACKSTO(3K
 )によってジャーナル オプ ン アメリカン ケミ
カル ソサイエテイ(J、AmθrChem、Soc、
)、 54.1−080 (1912)に報告されてい
るのみである。すなわち、ピリジン溶媒中でテレフタロ
イルクiライドとシアン化水素を反応させると500℃
付近で溶融する褐色粉末が得られるという。しかし、こ
の粉末は耐熱性、電気特性共に悪く、電気絶縁材料とし
て使用することはできない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、耐熱性及び可と9性が共に優れた硬化
物を与える、新規な熱硬化性樹脂組成物を提供すること
にある。
〔発明の概要〕
本発明を概説すれば、本発明は熱硬化性樹脂組成物に関
する発明であって、(A)多官能性α−ケトニトリル化
合物及び(B)多官能性マレイミド化合物を含有するこ
とを特徴とする。
本発明の組成物は、第3成分として、(0)多官能性エ
ポキシ化合物を含有していてもよい。
本発明の組成物の硬化において、−官能性のモノマーで
例示すると、下記式(3)〜(4)の反応、また多官能
性エポキシ化合物含共用する場合に1 Q=Q 8−トリアジン環 1 マレイミド トリアジン−イミダゾール環 2−オキサゾリン環 本発明において、多官能性α−ケトニトリル化合物とし
ては、1分子中に少なくとも2個のα−ケトニトリル基
金含む化合物であれば、特別に制限されない。そのよう
な化合物としては、例、tば、フタロイルジシアニド、
イソフタロイルジシアニド、テレフタロイルジシアニド
、α。
α、α′−トリオキソー1.2.5−ベンゼントリアセ
トニトリル、α、α、α、α−テトラオキシー1.2.
4゜5−ベンゼンテトラアセトニトリル、4.4’−メ
チレンビス(α−オキソ−ベンゼンアセトニド9ル)、
ap4’−フロパンジイルビス(α−,tキシーベンゼ
ンアセトニトリル)、4.4’−スルホニルヒス(α−
オキシーペンゼンアセトニトリル)、4’、4’−オキ
シビス(α−オキシーペンゼンアセトニトリル)、4.
4’−((1−メチル−1,1−エタンジイル)ビス(
4,1−7エニレンオキシ)〕ビス〔α−オキソ−ベン
ゼンアセトニトリル〕などがある。更に、4.4’−(
(1’−メチル−1,1−エタンジイル)ビス(4,1
−フェニレンオキシ)〕ビス〔α、α′−ジオキソー1
゜2−ベンゼンジアセトニトリル〕が有用である。
これらの多官能性α−ケトニトリル化合物は、単独若し
くは2種以上併せて用いられる。これらのうちイソフタ
ロイルジシアニドが液状であるため、含浸用フェス原料
として好適である。
多官能性マレイミド化合物としてはN、 N’−エチレ
ンジマレイミド、N、N−へキサメチレンビスマL/(
ミ)”、N、N −)”テカメチレンビスマレイミド、
N、N−m−キシリレンビスマレイミド、N、N−p−
キシリレンビスマレイミド、IJ、 N’ −1,5−
、ビスメチレンシクロヘキサンビスマレイミド、N、N
’−1,4−ビスメチレンシクロヘキサンビスマレイミ
ド、N、N−2,4−)リレンビス−qvイミ)’% 
N、N’−16−)リレンビスマレイミド、N、N’−
ジフェニルメタンビスマレイミド、N、N−ジフェニル
スルホンビスマレイミド、N。
N−ジフェニルスルフィドビスマレイミド、N#N−p
−ペンゾフエノンビスマレイミ)”、N、 N’−シフ
ェニルエタンビスマレイミ)’、H,H’−ジフェニル
エーテルビスマレイミト、N、N’−(メ−y−L/ 
y −シテ) 5ヒトiフエニル)ビスマレイミド、N
、N’−(5−エチル)−4,4″−ジフェニルメタン
ビスマレイミ)”、N、N″−(5,s’ −シメ# 
) −4,4’−ジフェニルメタンビスマレイミド、N
、N’ −(5,5’−ジエチル)ジフェニルメタンビ
スマレイミド、N、N’ −(5,3’−シクロロン−
4゜4−ジフェニルメタンビスマレイミ)’、N、N’
−トリジンビスマレイミド、N、N’−イソホロンビス
マレイミド、N、N″−ハp′−ジフェニルジメチルシ
リルビスマレイミドなどの2官能性マレイミド化合物の
他、アニリンとホルマリンとの反応生成物(ポリアミン
化合物)、3,4.4’−)リアミノジフェニルメタン
、トリアミノフェノールなどと無水マレイン酸との反応
生成物がある。
この多官能性マレイミド化合物は1種若しくは2種以上
の混合系で用いてもよい。上記の多官能性マレイミド化
合物のうち、芳香族(単環及び多環)の多官能性マレイ
ミド化合物が耐熱性などの点で好ましい。
本発明において、多官能性エポキシ化合物としては例え
ばビスフェノールAのジグリシジルエーテル、ブタジエ
ンジエポキシド、5.4−エポキシシロヘキシルメチル
−(5,4−エポキシ)シクロヘキサンカルボキシレー
ト、ビニルシクロヘキセンジオキシド、4.4’−ジ(
1,2−エポキシエチル)ジフェニルエーテル、4.4
−(1,2−エポキシエチル)ビフェニル、2.2−ビ
ス(5,4−エポキシシクロヘキシル)プロパン、レゾ
ルシンのジグリシジルエーテル、70ログルシンのトリ
グリシジルエーテル、メチルフロログルシンのトリグリ
シジルエーテル、ビス(2,5−エポキシシクロベンチ
ル)エーテル、2−(5,4−エポキシ)シクロヘキサ
ン−5,5−スピロ(5,4−エポキシ)−シクロヘキ
サン−m−ジオキサン、ビス−(5,4−エポキシ−6
−メチルシクロヘキシルンアジペー)、N、N’−m−
フェニレンビス(4,5−エポキシ−1,2−シクロヘ
キサンジカルボキシイミド)などの2官能性のエポキシ
化合物、p−アミノンエノールのトリグリシジルエーテ
ル、ポリアリルグリシジルエーテル、1,5.5−)す
(1,2−エポキシエチル)ベンゼン、2,2:<4’
−テトラグリシドキシベンゾフェノン、テトラグリシド
キシテトラフェニルエタン、フェノールホルムアルデヒ
ドノボラックのポリグリシジルエーテル、グリセリンの
トリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンのト
リグリシジルエーテルなどの3官能性以上のエポキシ化
合物が用いられる。
上記多官能性エポキシ化合物の中で、特にビスフェノー
ルAのジグリシジルエーテル、フェノールホルムアルデ
ヒドノボラックのポリグリシジルエーテルが有用である
本発明の組成物に式(3)へ(5)の反応を生起させる
には触媒が重要な働l!!をする。そのような触媒とし
ては三フフ化ホウ素、無水塩化第二スズ、無水塩化アル
ミニウム、無水塩化第二鉄、五塩化リン、塩化第二銅、
四塩化チタンなどのルイス酸、三フフ化ホウ素モノエチ
ルアミン錯塩、三フフ化ホウ素ピペリジン錯塩、三フフ
化ホウ素イミダゾール錯塩などの三7フ化ホウ素アミン
錯体、一般式 (式中、R1、H*、R”、 R’ 及ヒR’ tj、
水素、アルキル基、アルケニル基、フェニル基又は置換
フェニル基を表わし R5はフェニル基又は置換フェニ
ル基を表わす。またQは窒素、リン、ヒ素、アンチモン
若しくはビスマスを表わす)で示されるテトラ置換ボレ
ート型錯体などがある。
また、四塩化チタン−トリエチルアルミニウム、四塩化
チタン−トリインブチルアルミニウムなどのチーグラー
ナツタ系触媒、フェロシアン化第−鉄、フェロシアン化
第二鉄、7エロシアン化銅、フェロシアン化亜鉛、フェ
ロシアン化ナトリウム、7エロシアン化カリウム、フェ
ロシアy化カルシウム、フェロシアン化バリウム、フェ
ロシアン化リチウム、フェリシアン化第−鉄、フェリシ
アン化第二鉄、フェリシアン化鋼、フェリシアン化ナト
リウム、フェリシアン化カリウム、フェリシアン化カル
シウム、フェリシアン化マグネシウム、フェリシアン化
リチウム等のフェロシアン化金属、フェリシアン化金属
、テトラフェニルスズ、ジブチルスズスルフィド、トリ
ブチルスズアクリレート、トリフェニルスズクロライド
、ヘキサブチルジスズ、ジプチルジビニルスズ、トリエ
チルスズクロライド、テトラエチルスズ、ジブチルスズ
ジアセテート、ジオクチルスズマレート、トリフェニル
スズヒドロオキサイド、テトラビニルスズなどの有機ス
ズ化合物、トリブチルアンチモン、トリブチルアンチモ
ンオキシド、トリフェニルアンチモン、トリフェニルア
ンチモンスルフィドなどの有機アンチモン化合物、テト
ラフェニル鉛などの有機鉛化合物、酢酸フ臣ニル水銀、
ジ7工二ル水銀などの有機水銀化合物、トリフェニルヒ
素、トリフェニルヒ素オキシドなどの有機ヒ素化合物、
フェロセン(ジシクロペンタジェニル鉄)、クロロマー
キュリ−7エ9セン、アセチルフェロセン、1.1−ビ
ス(クロロマー# ユ0 )フェロセンなどの有機鉄化
合物、ビス(シクロペンタジェニル)チタンジクロライ
ド、テトラ(1−プロピル)チタネート、テトラ(n−
ブチル)チタネート、テトラステアリルチタネート、テ
トラ(2−エチルヘキシル)チタネート、ブチルチタネ
ートダイマー、重合テトラブチルチタネートなどの有機
チタン化合物、ビス(シクロペンタジェニル〕ジルコニ
ウムクロライド、テトラエチルジルコネート、テトラ(
1−プロピル)ジルコネート、テトラ(n−ブチル)ジ
pv :l$ −) 、テトラ(n−ペンチル)ジルコ
ネート、テトラ(n−ヘキシル)ジルコネート、テトラ
(n−オクチル)ジルコネートなどの有機ジルコニウム
化合物、トリフェニルホスフィンスルフィド、ジヘキシ
ルホスフィンオキシド、トリオクチルホスフィンオキシ
ト、トリ7エ二ルホスフインなどの有機リン化合物、ヘ
キサメチルジシラザン、トリフェニルシリコーンアジド
などの有機シリコーン化合物、オクタカルボニルジコバ
ルトなどの有機コバルト化合物、ヘキサカルボニルクロ
ム、トリカルボニルトルイルクロムなどの有機クロム化
合物、トリ7エ二ルビスマスなどの有機ビスマス化合物
、有機バナジウム化合物、有機マンガン化合物、有機タ
ングステン化合物などがある。また、N、N−ジメチル
−N−シクロヘキシルアミンオキシド、N、N−ジメチ
ル−H−)エニルアミンオキシド、1.4−ジオキソ−
1,4−ジアザ(2,2,2)ビシクロオクタン、フェ
ナジン−N−オキシド、ピリジン−N−オキシニド、N
−メチルモルホリン−N−オキシド、N−メチルピペリ
ジン−N−オキシド、トリメチルアミンオキシド、N−
エチル−N−メチル−N−ブチルアミンオキシドなどの
有機アミンオキシドなどがある。上記触媒のうち、ルイ
ス酸、三フフ化ホウ素アミン錯体、有機スズ化合物、有
機チタン化合物、有機ジルコニウム化合物、有機アミン
オキシドが特に有効である。
上記触媒の使用量は厳格な限定を要しないが、上記触媒
の少なくとも1種が前記組成物に対して0.01〜10
重ft%の範囲で用いられ、特にα1〜5重拙チの範囲
が好ましい。
本発明において、前記組成物は、前記触媒を配合された
熱硬化性樹脂組成物として、使用され得る。該組成物は
、既述のように付加重合型の無溶剤系であって、所望に
従って溶媒を含有することも、また、公知の各種添加剤
、充てん剤や顔料などを配合されて使用されることもで
きる。そのような組成物は、0〜250℃において1〜
200時間加熱することによって容易に硬化する。得ら
れる硬化樹脂は250℃という高温でも長時間使用でき
る優れた耐熱性を有している。また、該樹脂は、電気特
性、耐薬品性、耐衝撃性、自己消火性にも優れている。
したがって、前記熱硬化性樹脂組成物は、耐熱性絶縁フ
ェスや注型用樹脂、電子部品用モールド樹脂、含浸・積
層用樹脂、印刷配線用樹脂、内装用樹脂など広汎な用途
向けの材料として有用である。
以下、本発明の組成物の構成分の1例の製造例を示す。
製造例1 イソフタロイルジシアニドの合成 かくはん機、温度計、冷却器、窒素導入管付の2を四つ
ロフラスコに、′n製したインフタロイルジクロライド
 102f([L502モル)を加え、窒素気流下かく
はんし、iso℃に保った。次に、乾燥したシアン化第
−銅 108f (1,21モル)を添加し、その温度
で2時間保った。その後、冷却し、乾燥メチルエチルケ
トン 100dt−添加した。生じた沈殿’kP別した
。r液を濃縮し、減圧蒸留を行い、5 mHfで138
℃の沸点を有する化合物(A) ’k s s を得た
。(A)の元素分析結果は次の通りであった。
元素分析: O,、H4N、0!としてOHN 計算値 65.2%、2.2チ、 15.2チ実測4t
fi 65.1転 2.2%、 15.1チまた、(A
)の赤外線吸収スペクトルを測定すると、波数2225
crn″″lにニトリル基に基づく吸収が、波数169
0 cnl−”にカルボニル基に基づく吸収が認められ
た。
以上のことから、該生成物は下記の構造式を表わされる
化合物であると推定される:製造例2 テレフタロイルジシアニドの合成 製造例1と同じ装置に、精製したテレ7タロイルジクロ
ライド 102f(0,502モル)を加え、窒素気流
下かくはんしながら180℃まで上昇させた。この温度
で、乾燥したシアン化第−銅 108 f (1,21
モル)を添加し、2時間かくはんした。その後、冷却し
、乾燥トルエンを50(11nl添加した。r過を行い
、そのr液を減圧濃縮した。生じた沈殿をトルエンから
3回再結晶し、融点が148℃の淡黄色結晶CB) ?
得た。この〔B〕の元素分析結果は次の通りであった。
元素分析: C*oHaN*OzとしてOH’N 計算値 65.2チ、 2.2%、15.2チ実測値 
65.0%、 2.19チ、15.2%また、〔B〕の
赤外線吸収スペクトルを測定すると、波数2225m−
1にニトリル基に基づく吸収が、波数1690 cm−
”にカルボニル基に基づ〈吸収が認められた。
以上のことから、〔B〕は下記の構造式で表わされる化
合物であると推定される: N0OO()OOON 製造例6 4.4’−((1−メチル−1,1−エタンジイル)ビ
ス(4,1−フェニレンオキシ)〕ビス〔α、α′−ジ
オキシー1,2−ベンゼンジアセトニトリル〕(0)の
合成 かくはん機、温度計、冷却器付の2を四ツ目フラスコに
、ジメチルスルホキシド500ゴ及びビスフェノールA
(2,2−ビス(4−ヒト日キシフェニル)プロノぐン
) 114.2 f (α500モル)を添加し、良く
かくはん混合した。それから、50チ水酸化ナトリウム
水溶液8αO2を添加し、良くかくはん混合し、ビスフ
ェノールAのナトリウム塩を合成した。次に、トルエン
500mj’に加え、水を共沸させて除去した。
これに1,2−ビス(メトキシカルボニル)−4−二ト
ロベンゼン259.2 f (1,00モル)を添加し
、70℃に5時間保持した。冷却後、沈殿を1別した。
r液に50チの水酸化ナトリウム水溶液15αatを加
え、50℃に8時間保持した。溶媒を減圧留去した後、
残渣をメタノールから再結晶し、融点225S250℃
の無色結晶(1)を得た。(1)の元素分析結果は次の
通りであった。
元素分析: C31H*a OtoとしてOHO 計算値 66.9チ、 4.3%、 2a8%実測値 
66.7チ、 4.3%、 29.0チまた、〔I〕の
酸価は398で、下記の構造として計算した場合の9a
7チの値であった。
次に、塩化カルシウム管を接続した冷却器をつけた1t
の丸底フラスコに、(1)1so、ot((1270モ
ル)及び塩化チオニル50[LOf、(4,20モル)
を入れ、80℃に暖め、その温度に5時間保持する。過
剰の塩化チオニルを留去したのち、乾燥トルエン及びn
−ヘキサンで十分洗浄し、無色結晶(II)t16s、
sr得た。
かくはん機、温度計、速流冷却器を備えた四ツ目フラス
コに、脱水精製したN、N−ジメチルアセトアミド50
0ゴ、(1)16s、sr(α265モル)及びシアン
化銅94.5 t (1,05モル)を入れ、5時間還
流した。冷却後、e過した。
r液からKN−ジメチルアセトアミドを減圧留去し、1
54.5 fの淡黄色液状物を得た。該液状物の元素分
析結果は次の通りであった。
元素分析二”31 H,。N40.とじてOHN O 計算値 7[19%、 5.4%、 95%、 16.
2%実測値 7α7%、 五4%、9.6%、1&3%
また、その赤外線吸収スペクトル全測定すると波数22
25 cm−”にニトリル基に基づく吸収が、波数16
80 crn−”にカルボニル基に基づく吸収が認めら
れた。
以上のことから、該生成物は下記の構造式〔C〕で表わ
される化合物であると推定される:〔発明の実施例〕 以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1〜12 製造例1で製造したインフタロイルジシアニ)”158
 fS)%N’、−,ジフェニルメタンビスマレイミド
50. Ofに、第1表に示す触媒を、各例第 1 表 この混合物を、120℃/10時間+180℃15時間
+200℃75時間加熱して硬化物を得た。いずれの硬
化物の赤外吸収スペクトルにも、硬化前に存在していた
波数2225 cm−”の二) IJル基に基づく吸収
は減少していた。
得られた硬化物の緒特性は第2表に示す通りであり、優
れた耐熱性と機械特性を示した。
実施例15及び14 例1と全く同じ実験を行った。その結果を第3表に示す
第 6 表 (注)電気特性及び機械特性は、250℃における測定
値 劣化特性は、250℃、20日間加熱 後の値 実施例15〜26 製造例1で製造したイソフタロイルジシアニド1589
、ノボラックタイプのポリグリシジルエーテル(ダウケ
ミカル社製、DBN 458’、エポキシ当量176 
) 87.5 f、N、 N’−ジフェニルメタンビス
マレイミド5aopに、前記第1表に示した触媒を、各
例共100f添加し・よくかくはんした。
この混合物音、120℃/10時間+180C/ 5時
間+200℃15時間加熱して硬化物を得た。いずれの
硬化物の赤外吸収スペクトルにも、硬化前に存在してい
た波数2225 cm−、”のニトリル基に基づく吸収
と、910 cm−”のエポキシ基に基づく吸収が減少
していた。
得られた硬化物の諸特性は第4表に示す通りであり、優
れた耐熱性と機械特性を示した。
比較例1 N、 N’−ジフェニルメタンビスマレイミドを除いた
以外、実施例15と全く同じ実験を行った。
その結果を第4表に示す。
実施例27及び28 イソフタロイルジシアニドの代りに、製造側例15と全
く同じ実験を行った。その結果を第5表に示す。
第 5 表 (注)電気特性及び機械特性は、250℃における測定
値 劣化特性は、250℃、20日間加熱 後の値 1 〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明の新規な熱硬化性樹脂組成
物音用いれば、200℃という比較的低い温度の硬化条
件によって、高温における機械的特性及び電気的特性の
優れた耐熱性硬化物が得られるという顕著な効果が奏せ
られる。
特許出願人 株式会社 日立製作所 向 日立化成工業株式会社 代理人 中本 宏

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)多官能性α−ケトニトリル化合物及び(Bl
    多官能性マレイミド化合物を含有することを特徴とする
    熱硬化性樹脂組成物。 2、 該組成物が、(A)多官能性α−ケトニトリル化
    合物、(B)多官能性マレイミド化合物、及び(0)多
    官能性エポキシ化合物を含有するものである特許請求の
    範囲第1項記載の熱硬化性樹脂組成物。 五 該多官能性α−ケトニトリル化合物が、イソフタロ
    イルジシアニドである特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の熱硬化性樹脂組成物。
JP634784A 1984-01-19 1984-01-19 熱硬化性樹脂組成物 Granted JPS60152527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP634784A JPS60152527A (ja) 1984-01-19 1984-01-19 熱硬化性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP634784A JPS60152527A (ja) 1984-01-19 1984-01-19 熱硬化性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60152527A true JPS60152527A (ja) 1985-08-10
JPH0439484B2 JPH0439484B2 (ja) 1992-06-29

Family

ID=11635836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP634784A Granted JPS60152527A (ja) 1984-01-19 1984-01-19 熱硬化性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60152527A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0439484B2 (ja) 1992-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3702390B1 (en) Composition for curable resin, cured product of said composition, production method for said composition and said cured product, and semiconductor device
JPS5855968B2 (ja) エポキシドキオガンユウスルフカブツノ セイゾウホウホウ
Dearlove A comparison of some imidazole catalysts as epoxy curing agents
US4448940A (en) Thermosetting resin composition and prepolymer thereof
JP2016020500A (ja) 樹脂組成物
EP3702388B1 (en) Composition for curable resin, cured product of said composition, production method for said composition and said cured product, and semiconductor device
JPS60226869A (ja) グリシジルオキシジケトン及びその製造方法
US3925407A (en) Triglycidyl compounds and their use
US3795658A (en) Epoxy resins from dimethyladamantane bisphenols
JP4354242B2 (ja) 新規結晶性エポキシ樹脂、硬化性エポキシ樹脂組成物およびその硬化体
JPS60152527A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
JPS60152528A (ja) 熱硬化性樹脂組成物の製造方法
CA1182948A (en) Curable epoxy resins
US3799894A (en) Adducts,containing epoxide groups,from polyepoxide compounds and binuclear n-heterocyclic compounds
JPS5989326A (ja) 熱硬化性樹脂組成物およびそのプレポリマ
EP0145358B1 (en) Latent curing agents for epoxy resins
JPS6092328A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
JPS5812898B2 (ja) エポキシ樹脂組成物
JPS5928338B2 (ja) エポキシ樹脂の製造方法
JPH0254369B2 (ja)
US20110034642A1 (en) Silylimidazolium salt complexes
JPH03109465A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
JP4565489B2 (ja) エポキシ樹脂用の硬化剤、エポキシ樹脂組成物、及びその硬化物
US3718610A (en) Curable mixtures of epoxide resins and piperidine derivatives
JPS5920321A (ja) エポキシ樹脂組成物