JPS5989326A - 熱硬化性樹脂組成物およびそのプレポリマ - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物およびそのプレポリマ

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JPS5989326A
JPS5989326A JP19893482A JP19893482A JPS5989326A JP S5989326 A JPS5989326 A JP S5989326A JP 19893482 A JP19893482 A JP 19893482A JP 19893482 A JP19893482 A JP 19893482A JP S5989326 A JPS5989326 A JP S5989326A
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polyfunctional
compounds
thermosetting resin
organic
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JP19893482A
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Toru Koyama
徹 小山
Katsuto Suzuki
鈴木 克人
Junji Mukai
淳二 向井
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り 本発明は耐熱区分程度あるいはそれ以上の耐熱性を有し
、化学構造中にオキサゾリン環またはそれと1.3.5
−)リアジン−2,4,6−ドリカルポニル単位とを有
する耐熱性樹脂を与える新規な熱硬化性樹脂組成物およ
びそのプレポリマに関する。
近年、回転電機などの電気機器においては、その犬各量
化と小型軽量化が進むに従い、耐熱性の極めて優れた熱
硬化性樹脂組成物が要求されている。S−トリアジン環
を主要構造単位として含む。
ポリ S−トリアジン耐熱性に優れていることは、すで
に、米国特許第3775380号明細書などによって公
知である。このポリシアヌレートは式(1)に示すよう
に、多官能ニトリル化合物の三量化(環化重合)反応に
よって得られる。
この式(1)の反応は揮発分の生成を伴わない付加反応
であるため、その硬化物は内部に空洞(ボイド)を含ま
ず、高耐熱性の絶縁材料として好適と思われる。ところ
で、この三量化による硬化反応を起こさせるには一般に
硫酸、p−トルエンスルホン酸、m−キシレンスルホン
酸、トリフルオロ:=1を面あるいは三弗化ホウ素、無
水塩化第二錫、三弗化ホウ素アミン錯体、有機金属化合
物、有機アミンオキサイド等の触媒を添加する必要があ
る。前者のブレンステッド酸を触媒とする場合には室温
でも反応は十分進行するが、その硬化物は、200t:
’以上の高温に保持されたとき、残存している硬化触媒
が分解反応の触媒作用をするために、耐熱性に劣り、ま
た電気特性も損われるという欠点を有する。一方、三弗
化ホウ素、三弗化ホウ素アミン錯塩、有機金属化合物、
有機アミンオキサイド等を触媒に用いた場合には、十分
に硬化させるためには250C以上の温度で3日間以上
加熱する必要がある。得られる硬化物は、良好な耐熱性
と電気特性を示すが、硬化にこのような高温、長時間を
要するために、実用的でなかった。
ところで、ニトリル化合物の三量化反応は、−官能性モ
デル化合物を例にとると、式(2)に示すような機構で
進むと考えられる。
18開口859− 89326(2) θ 卜(ミN−−−−慢 a−C−−ラ 従って、ニトリル基に電子吸引性基を隣接させれば、ニ
トリル基の陽性カルボニウム炭素がさらに活性化されて
ニトリル基の三量化反応は容易に進行すると思われる。
電子吸引性基としては酸素−〇−1硫黄−5−1窒素−
N−などの原子ある1 いはカルボニル基−C−が考えられる。これらの1 (−C−CN)の三量化反応は知られていない。
わずかにα−ケトニトリルからのポリマーらしきものが
G、BT、ACI(5TOCKによってJ 、 Ame
rChem 、 Soc、 、 34.1080 (1
912)  に報告されているのみである。即ち、ピリ
ジン溶媒中でテレフタロイルクロライドとシアン化水素
を反応させると300C付近で溶融する褐色粉末が得ら
れるという。しかし、この粉末は耐熱性、電気特性共に
悪く、電気絶縁材料として便用することは・できない。
そこで、本発明者らは多官能エポキシ化合物中でα−ケ
トニトリルの三量化反応について、鋭意検討した結果、
本発明に至った。
本発明の目的は耐熱性および可撓性が共に優れた新規な
耐熱性樹脂を与える熱硬化性樹脂組成物およびそのプレ
ポリマを提供することにある。
本発明の熱硬化性樹脂組成物(以下、組成物と略記する
。l:、(A)多官能α−ケトニトリル化合物と(B)
多官能エポキシ化合物を含むことを特徴とする。
本発明の組成物の硬化機構は次式で示されるように、エ
ポキシ化合物1当量に対し、多官能α−ケトニトリル化
合吻が1当量よシ多い場合には、先ずオキサゾリン環〔
式■〕が生成し、その後、1.3.5−)リアジン−2
,4,6−)リカルボニル単位〔弐■〕が生成して三次
元架橋するものと推測される。
O 111 N( ・・・・・・〔lf) 一方、多官能エポキシ化合物1当量に対し、多官能α−
ケトニ) IJル化合物が1当量未満の場合は次式の通
シ、最初にオキサゾリン環〔式(■)〕が生成し、次に
エポキシ基の重合反応〔式(V)〕が起こるものと推測
される。
また、両者が等当量の場合は主としてオキサゾリン環が
生成するものと推測される。
なお、以上の反応式はそれぞれ2官能の化合物を用いた
場合を示したものである。
本発明において、多官能エポキシ化合物としてidl、
2−エポキシ基を2個以上有する化合物であれば特に制
限は無い。このような化合物としては例えばビスフェノ
ールAのジグリシジルエーテル、ブタジエンジエポキサ
イド、3.4−エポキシシクロヘキシルメチル−(3,
4−エポキシ)シクロヘギサンカルボキシンート、ビニ
ルシクロヘキセンジオキサイド、4.4’−ピア、(1
,2−エボキシエテル)ジフェニルエーテル、4.4’
−ビス(1,2−エポキシエチル)ビフェニル、2.2
−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロパン、
レゾルシンのジグリシジルエーテル、フロログルシンの
ジグリシジルエーテル、メーj−ルフロログルシンのジ
グリシジルエーテル、ビス(2,3−エポキシシクロベ
ンチル)エーテル、2−(3,4−エポキシ)シクロヘ
キサン−5゜5−スピロ(3,4−エポキシ)シクロヘ
キサン−m−ジオキサン、ビス−(3,4−エポキシ−
6−メチルシクロヘキシル)アジペー)、N、N’−m
−7二二レンビス(4,5−エポキシ−1゜2−シクロ
ヘキサンジカルボキシイミド)などの2官能のエポキシ
化合物、パラアミノフェノールのトリグリシジルエーテ
ノペポリアリルグリシジルエーテル、1,3.5−トリ
(1,2−エポキシエチル)ベンゼン、2.2’ 、4
.4’−テトラグリシドキシベンゾフェノン、テトラグ
リシドキンナト2フエニルエタン、フェノールホルムア
ルデヒドノボラックのポリグリ7ジルエーテル、グリセ
リンのトリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパ
ンのトリグリシジルエーテルなどの3官能以上のエポキ
シ化合物などかあシ、これらの少なくとも1種が用いら
れる。上記多官能エポキシ化合物のうちでは、特にビス
フェノールA系およびフェノールホルムアルデヒドノボ
ラックのポリグリシジルエーテルなどが有効である。
多官能α−ケトニトリル化合物としては、1分子中に少
なくとも2個のα−ケトニトリル基を含む化合物であれ
ば、特別に制限されない。そのような化合物としては、
例えば、フタロイルシアニド、インフタロイルシアニド
、テレフタロイルシアニド、α、α′、α″−トリオキ
ンー1,2゜5−ベンゼントリアセトニトリル、α、α
′、α′−α″′−テトラオキソ−1,2,4,5−ベ
ンゼンテトラアセトニトリル、4.4’−メチレンビス
(α−オキソ−ベンゼンアセトニトリル)、4゜4’−
7”ロバンジイルビス(α−オキンーベンゼノアセトニ
トリル)、4.4’−スルホニルビス(α−オキソ−ベ
ンゼンアセトニトリル)、4゜47−オキシビス(α−
オキソ−ベンゼンアセトニトリル)、4.4’−((1
−メチル−1,1−エタンジイル)ビス(4,1−)ユ
ニしンオキシ)〕ビス〔α−オキソ−ベンゼンアセトニ
トリル〕などがある。さらに、4.4’ −((1−メ
チル−1,1−エタンジイル)ビス(4,1−フェニレ
ンオキシ)〕ビス〔α、α′−ジオキソー1.2−ベン
ゼンジアセトニトリル〕が有用である。これらの多官能
α−ケトニトリル化合物は、単独もしくは2種以上併せ
て用いられる。
本発明の糾放物は加熱することによシ、好ましくは20
0C以上の温度に加熱することによシ硬化する。しかし
、次のような硬化触媒を使用することにより、硬化性が
改善され、比紋的低温、短時間で硬化するようになる。
ここで、硬化触媒とは1,3.5−)リアジン−2,4
,6−トリカルボニル単位とオキサゾリン環を生成させ
るか又はオキサゾリン環を生成させる触媒である。その
ような硬化触媒の例としては三弗化ホウ素、無水塩化第
二錫、無水塩化アルミニウム、無水塩化第二鉄、無水五
塩化リン、塩化第二銅、四塩化チタンなどのルイスiL
 硫e、p−t、ルエンスルホンば、m−キシレンスル
ホ/酸、トリフルオロスルホン酸、トリクロロスルホン
酸などのブレンステッド酸、あるいは四塩化チタン−塩
化水素、塩化第二亜鉛−塩化水素、無水塩化第二鉛−塩
化水素、無水塩化アルミニウムー塩化水素、無水五塩化
リン−塩化水素などのルイス酸とブレンステドツト酸の
ような併用系のものなどがある。さらに三弗化ホウ素モ
ノエチルアミン錯塩、三弗化ホウ素ピペリジン錯塩、三
弗化ホウ素イミダゾール錯塩などの三弗化ホウ素゛アミ
ン錯体、一般式(1)〜(6)換フェニル基、几、はフ
ェニル基、置換フェニル基を示す)で表わされるテトラ
置換ボレート型のリン、ヒ素、アンチモン、ビスマスな
どの化合物、四塩化チタン−トリエチルアルミニウム、
四塩化チタン−トリインブチルアルミニウムなどのチー
グラーナツタ触媒、フェロシアン化第−鉄、フェロシア
ン化第二鉄、フェロシアン化& フェロシアン化亜鉛、
フェロシアン化ナトリウム、フェロシアン化カリウム、
フェロシアン化カルシウム、フェロシアン化バリウム、
フェロシアン化リチウム、フェリシアン化第−鉄、フェ
リシアン化第二鉄、フェリシアン化銅、フェリシアン化
ナトリウム、フェリシアン化カリウム、フェリシアン化
カルシウム、フェリシアン化マクネシウム、フェリシア
ン化リチウム等の7エロシアン化金属、フェリシアン化
金属、テトラフェニル錫、ジブチルチンスルファイド、
トリブチルチンアクリレート、トリフェニルチンクロラ
イド、ヘキサプチルジチン、ジブチルジビニルテン、ト
リエチルチンクロライド、テトラフエチルチン、ジブチ
ルチンジアセテート、ジオクチルチンマレート、トリフ
ェニルチンヒドロオキサイド、テトラビニルチンなどの
有機錫化合物、トリブチルアンチモン、トリブチルアン
チモンオキサイド、トリフェニルアンチモン、トリフェ
ニルアンチモンスルファイトナトの有機アンチモン化合
物、テトラフェニル鉛などの有機鉛化合物、酢酸フェニ
ル水銀、ジフェニル水銀などの有機水銀化合物、トリフ
ェニルヒ素、トリフェニルヒ素オキサイドなどの有機ヒ
素化合物、フェロセン(ジシクロペンタジェニル鉄)、
クロロマーキュリ−フェロセン、アセチルフェロセン、
1.1−ビス(クロロマーキュロ)フェロセンなどの有
機鉄化合物、ビス(シクロペンタジェニル)チタンジク
ロライド、テトラステアリルチタネート、テトラノルマ
ルブチルチタネート、テトラステアリルチタネート、テ
トラ(2−エチルヘキシル)チタネート、プチルテタネ
ートダイマ、重合テトラブチルチタネートなどの有機チ
タン化合物、ビス(シクロペンタジェニル)ジルコニウ
ムクロライド、テトラエチルジルコネート、テトライソ
グロビルジルコネート、テトラノルマルブチルジルコネ
ート、テトラノルマルペンチルジルコネート、テトラノ
ルマルヘキシルジルコネート、テトラノルマルオクチル
ジルコネートなどノ有機ジルコニウム化合物、トリフェ
ニルホスフィンサルフィド、ジヘキシルホスフィンオキ
サイド、トリオクチルホスフィンオキサイド、トリフェ
ニルホスフィンなどの有機リン化合物、ヘキサメチルジ
シラザン、トリフェニルシリコーンアジドなどの有機シ
リコン化合物、オクタカルボニルジコバルトなどの有機
コバルト化合物、ヘキサカルボニルクロム、トリカルボ
ニルトルイルクロムナトの有機クロム化合物、トリフェ
ニルビスマスなどの有機ビスマス化合物、有機バナジウ
ム化合物、有機マンガン化合物、有機タングステン化合
物などがある。また、N、N−ジメチル−N−シクロヘ
キシルアミンオキサイド、N、N−ジメチル−N−フェ
ニルアミンオキサイド、1.4−ジオキソ−1,4−ジ
アザ(2,2,2)ビシクロオクタン、フェナジン−N
−オキサイド、ピリジ7− N −オキサイド、N−メ
チルモルホリン−N−オキサイド、N−メチルピペリジ
ン−N−オキサイド、トリメチルアミンオキサイド、N
−エチル−N−メチル−N−ブチルアミンオキサイドな
どの有機アミンオキサイド、前記有機アミンオキザイド
の塩化水素付加物などもある。上記の触媒のうち、特に
ルイス酸、三弗化ホウ紫アミン錯体、テトラ置換ボレー
ト型、有機錫化合物、有機ビスマス化合物、有機チタン
化合物、有機ジルコニウム化合物、有機アンチモン化合
物、有機鉛化合物が有効である。
上記触媒の配合量は厳格な限定を要しないが、一般的に
は、上記の触媒の少なくとも1種を前記多官能α−ケト
ニトリル化合物と多官能エポキシ化合物の全量に対して
0.01〜10重量%の範囲で添加することが適当であ
る。特K 0.1〜5重量%の範囲が望ましい。
本発明の組成物(り、前記多官能α−ケトニ) IJル
化合物、多官能エポキシ化合物を目的に応じた配合比で
混合し、これに前記融媒を添加することによって得られ
る。必要に応じて公知の添加剤、充填剤、顔料、又は溶
剤等を加えて用いることもできる。
本発明の組成物は無溶剤型、付加硬化型であるため各種
の材料に用途があシ、硬化触媒添加系では、OC〜40
0Cで1〜200時間加熱することにより容易に硬化し
、硬化後は2501:という高温でも長時間使用できる
優れた耐熱性を有している。又、硬化後の樹脂は電気特
性、耐薬品性、耐衝撃性、自己消火性が優れているので
、耐熱性絶縁フェス、性型用樹脂、含浸用樹脂、電子部
品用モールド樹脂、積層板用樹脂、印刷配線用樹脂、内
装材用樹脂など広い用途を有している。
本発明の組成物から得られる熱硬化物の耐熱性が特に優
れている理由は、耐熱性の優れた環であるオキサゾリン
環またはそれと1.3.5−′)リアジン−2,4,6
−)リカルボニル単位よシなっていること、又、非常に
架橋密度の高い1,3゜5−トリアジン−2,4,6−
トリカルボニル単位の部分と比較的可撓性のあるオキサ
ゾリン環、エーテル結合とが適度なバランスの上に共存
するための機械的にも優れた硬化物が得られるものと考
えられる。
なお、本発明の組成物にはこれに1官能のエポキシ化合
物又は1官能のα−ケトニトリル化合物を本発明の目的
をそこなわない範囲で混合して用いることは何らさしつ
かえない。
次に本発明を実施例によシ具体的に説明する。
実施例 1 4.4’ −[(1−メチル−1,1−エタンジイル)
ビス(4,1−フェニレンオキシ)〕ビス器付きの2を
四ツ目フラスコに、ジメチルスルホキシド500mt及
びビスフェノールA(2,2=ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)フロパン)11.42 g (0,500mo
A)を添加し、良く攪拌混合した。それから、50%水
酸化ナトリウム水溶液80.0gi添加し、良く攪拌・
昆合し、ビスフェノールAのナトリウム塩全合成した。
次に、トルエン300mtを加え、水を共沸させて除去
した。
これに1.2−ビス(メトキシカルボニル)−4−二ト
ロベンゼン239.2 g (1,、COmot)を尚
〉刃口し、70Cに5時間保持した。冷却後、沈殿を戸
別した。p液に50%の水酸化ナトリウム水溶液150
.0gを加え、50Cに8時間保持した。溶媒を減圧留
去しfc後、残渣をメタノールから再結晶し、融点22
5〜230Cの無色結晶(Alを得た。(A、lの元素
分析結果は次の通シであった。
分析値:C66,7%、H4,3%、029.0%C1
11H2401゜とじての計算値:C66,9%、H4
,3%、028.8% 又、〔A〕の酸価は398で、下記の構造として計算し
た場合の98.7%の値であった。
次に、塩化カルシウム管を接続した冷却器をつけた1t
の丸底フラスコに、CA ) 150.Og(0,27
0rnot)  及び塩化チオニル500.0 g (
4,20mot)’に入れ、80Cに暖め、その温度に
5時間保持する。過剰の塩化チオニルを留去したのち、
乾燥トルエン及びn−へキサンで十分洗浄し、無色結晶
〔B〕を165.8g得た。
攪拌器、温度計、還流冷却器を備えた四ツ目フラスコに
、脱水精製したN、N−ジメチルアセトアミド500 
m t、  CB 〕1165.8g<0.263mo
t)及びシアン化銅94.3 g (1,05mat)
を入れ、5時間還流した。冷却後、濾過した。ろ液から
N。
N−ジメチルアセトアミドを減圧留去し、154.3g
の淡黄色液状物を得た。該液状物の元素分析結果は次の
通シであった。
分析値: C70,7%、H3,4%、N9,6%、0
16.3% CaaHzoN40aとしての計算値:C70,7%、
H3,4%、N9.5%、 01’ 6.2% 又、その赤外線吸収スペクトルを測定すると波数222
5crn−: にニトリル基にもとづく吸収が、波数1
680CrrI−’ にカルボニル基にもとづく吸収が
認められた。
以上のことから、該生成物は下記の構造〔v〕を有する
と考えられる。
・・・・・・〔V) 実施例2〜13 実施例1で得られた( V 〕500.0 gとノボラ
ックタイプのポリグリシジルエーテル(ダウケミカル社
製DEN438、エポキシ当量176 ) 875gに
第1表に示す触媒を各側とも5.0g添加し、よく攪拌
した。この混合物を180C/10時間+20CI’1
5時間加熱して硬化物を得た。いずれの硬化物の赤外線
吸収スペクトルにも硬化前存在していた波数2225C
rn−1のニトリル基にもとづく吸収と910Crn−
”のエポキシ基にもとづく吸収が減少し、新たにオキサ
ゾリン環にもとづく1630crn−’の吸収と1.3
.5−)リアジン−2゜4.6−トリカルボニル単位に
もとづ(1500IIm−’の吸収が現われた。このこ
とから硬化物はオキサゾリン環と1.3.5−トリアジ
ン−2,4゜6−トリカルボニル単位を有していること
が分かった。得られた硬化物は黒縁色から赤褐色の樹脂
で、この硬化物の緒特性は第2表に示す通シで、優れた
耐熱性と機械特性を示した。
第1表 実施例 14 実施例1で用いたDEN 438 10.0g、テレフ
タロイルシアニドs o、 o gおよび塩化第二錫、
1.0gを混合し、よくづ寛拌した。この混合物を18
0tZ’/10時間+200 t?15時間加熱して硬
化物を得た。その赤外線吸収スペクトルには硬化前存在
していた波数2225on−’のニトリル基にもとづく
吸収と910 cm−’のエポキシ基にもとづく吸収が
減少し、新たにオキサゾリン環にもとづ< 1630ロ
ー1の吸収と1.3.5−トリアジン−2,4,6−1
リ力ルボニル単位にもとづ(1500cm−’の吸収が
現われた。このことから、主として1.3.5−トリア
ジン−2,4,6−)リカルボニル単位部分とオキサゾ
リン環とを有してい・乙ことか分かった。得られた硬化
物は赤褐色の樹脂で、その緒特性は第3表に示す通りで
、耐熱性、機械特性に俊れている。
(注)電気特性及び機械特性は25ocにおける測定値
劣化後特性は250c、20日間処理後の値実施例 ビスフェノールA系ジグリシジルエーテ/I/(ダウケ
ミカル社製、DBR332:エポキシ当1175)、実
施例1で得られた[F)及びジオクチル錫マレエートを
第4表に示すような配合割合で混合し、よく混合した。
この混合物を18CI’/10時間+20Or15時間
加熱して硬化物を得た。いずれの硬化物の赤外線吸収ス
ペクトルにも硬化前存在していた波数2225cm−”
のニトリル基にもとづく吸収と910crn″のエポキ
シ基にもとづく吸収が減少し、新たにオキサゾリン環に
もとづ(1630Crn−’の吸収が現われた。このこ
とから硬化物は主としてオキサゾリン環を有しているこ
とが分かった。得られた硬化物は黒縁色から赤褐色の樹
脂で、この硬化物の緒特性id第5表に示す通シで、優
れた耐熱性と機械特性を示した。
第   5   表 (注)電気特性及び機械特性は250tl’における測
定値劣化後特性は、25011m’、20日間処理後の
値以上、詳述したように本発明によれば、2o。
Cという比較的低い温度の硬化で、鍋温における機械特
性および電気特性の優れた耐熱性硬イし物カニ得られる
ことは明白である。
201−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、  (A)多官能エポキシ化合物および(B)多官
    能α−ケトニトリル化合物を含むことを特徴とする熱硬
    化性樹脂組成物。 2、  (A)多官能エポキシ化合物および[F])多
    官能α−ケトニトリル化合物を含む組成物を予備反応さ
    せてB状態にしてなることを特徴とするプレポリマ。
JP19893482A 1982-11-15 1982-11-15 熱硬化性樹脂組成物およびそのプレポリマ Pending JPS5989326A (ja)

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