JPS60139581A

JPS60139581A - 自動二輪車のフレ−ム構造

Info

Publication number: JPS60139581A
Application number: JP24977483A
Authority: JP
Inventors: 森岡　實; 小浜　光可; 敏秋岸
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1983-12-26
Filing date: 1983-12-26
Publication date: 1985-07-24
Also published as: JPH0471748B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は自動二輪車における新規なるフレーム構造に関
する。

車体中央のパワーユニット側から前方へ揺動アームを延
出し、該揺動アームに前輪を支承したフロントリーディ
ングアーム式の自動二輪車は知られており、例えば、特
開昭５３−１４２７３９号や特開昭５４−１２２５３８
号等に開示されている。

又リンク犬フロントサスペンション方式を採用した自動
二輪車も特開昭５７−１５０８７号や特公昭５７−２５
４３６号等に開示されている。

ところで、テレスコピック式フロントフォークを採用し
ない上述のような自動二輪車に、高出力化を企図してＶ
型エンジンを装備する場合、該エンジンを搭載するフレ
ームの軽量化とともに、フレームの強度、剛性の確保が
望まれる。

本発明は斯かる要望に応えるべく成されたもので、その
目的とする処は、軽量化を企図してフレームを形成し、
これに搭載するＶ型エンジンを利用して該フレームに補
強効果をもたせ、以って軽量化と併せ強度、剛性の確保
を合理的に達成するようにした新規なる自動土輪車のフ
レーム構造を提供するにあり、以上の目的を達成すべく
本発明は、エンジンの前部、後部及び下部を囲繞する如
くフレームを側面視略凹状に形成し、Ｖ型エンジンの前
後部に該凹状フレームの前後の起立部を連結したことを
その要旨とする。

以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。

第１図は本発明に係る自動二輪車の側面図で、第２図は
パワーユニット及び蟻装品を取外した状態の側面図、第
３図は同底面図である。

フレーム（１）は鋼板製で側面視略凹状を成し、左右一
対構成され、Ｖ型内燃エンジン（５）のクランクケース
（５ａ）をフレーム（１）の基部（１ａ）に結合すると
ともに、エンジン（５）の前方シリンダ部（６）の側面
にフレーム（１）の前部起立部（２）を結合し、後方シ
リンダ部（７）の後部にフレーム（１）の後部起立部（
３）を結合してエンジン（５）が凹状フレーム（１）に
搭載される。

フレーム（１）の後部起立部（３）から一体成形した後
方に延出するステップブラケット（０に、シートカウル
を成すリヤボディ（ｌＯ）、ステップ（１１）及びその
他の蟻装品が結合支持され、このリヤボディ（１０）は
前部で後方シリンダ部（７）に後部起立部（３）と共線
めされる。リヤボディ（１０）上にはシー　）　（１２
）が載置され、リヤボディ（１０）の前部にエンジン（
５）上方に臨むフロントボディ（１３）が連結される。

斯かる凹状フレーム（１）の前部起立部（２）にはリー
デング式に揺動アーム（２ｕ）が枢支され、後部起立部
（３）にはトレーリング式に揺動アーム（３０）が枢支
される。

前記リーディング式揺動アーム（２０）はアッパーアー
ム（２１）とロアーアーム（２５）とから成り、ロアー
アーム（２５）の基部はフォーク状を成し、アッパーア
ーム（２１）はその基部（２２）で左側のフレーム（１
）の前部起立部（２）上端に枢支され、両側の前部起立
部（２）の中間部にロアーアーム（２５）のフォーク部
（２６）が枢支される。

そしてフロントリーディングアーム（２０）を構成する
これらアッパーアーム（２１）とロアーアーム（２５）
はともにその中間部（２３）、（２７）を同一側方、即
ち左側に配置され、且つ前輪（４５）の操向軸線（Ｋ）
方向上方に湾曲（２３ａ）　、　（２７ａ）形成され、
前方へ延出されたその前部（２０、（２８）を車体中心
線（Ｎ）に近づけるように屈曲して形成されている。両
アーム（２１）、（２５）の前部（２０、（２８）にス
テアリングプレー）　（４１）が中間部及び下部でとも
に継手（４０）、（４０）にて操向動自在に連結され、
このプレー）　（４１）の下部寄り部で前輪（４５）の
車軸（４Ｂ）が片持ち支承される。

ところで、ステアリングプレート（４１）は前輪（４５
）の操向軸線（Ｋ）に沿って上方に延出され、プレー）
　（４１）の上部（４２）は第４図及び第５図に示す如
く前輪（４５）のタイヤ（４８）側方に屈曲され、この
上部（４２）にはコネクチングロッド（４４）が継手（
４３）を介して連結される。他方、エンジン（５）の前
方シリンダ部（８）のヘッドカバー（８）上部にはステ
アリングアーム（５０）が水平揺動自在に枢支され、こ
のアーム（５０）の基部上にはステアリングステム（５
２）が継手（５１）を介して連結され、ステム（５２）
上には既知の如くバーハンドル（５３）が固着される。

前記コネクチングロッド（４０とステアリングアーム（
５０）の先部とを継手（５０にて連結する。

一方、前記トレーリング式揺動アーム（３０）の基部は
フォーク状を成し、このフォーク部（３１）でフレーム
（１）の両側の後部起立部（３）中間部に枢支される。

斯かるリヤトレーリングアーム（３０）は中間部（３２
）を左側へ一旦屈曲し、後部（３３）を車体中心線（Ｎ
）に近づけて更に屈曲して形成され。

この後部（３３）で後輪（３５）の車軸（３Ｂ）が片持
ち支承される。後車軸（３Ｂ）とエンジン（５）側の出
力軸とはチェンスプロケット機構にて連結される。

そして左側のフレーム（１）の前部起立部（２）下端内
側にはブラケッ）　（５５）が前方に臨んで枢支され、
このブラケット（５５）にはリンク（５８）が中間部で
枢支され、リンク（５６）の上端には前記ロアーアーム
（２５）のフォーク部（２６）基部左側から後下方へ弧
状に一体成形したレバー（２９）が枢着されており、リ
ンク（５６）の下端にはショックアブソーバ（５７）の
前端が枢着されている。このショックアブソーバ（５７
）はフレーム（１）の下面の左側に前後方向へ向けて配
置され、その後端でフレーム（１）のリヤクロスメンバ
（５８）から垂設したブラケット（５８）に枢支される
。

又右側のフレーム（１）の後部起立部（３）下端内側に
はブラケット（８０）が後方に臨んで枢支され、このブ
ラケット（８０）にはリンク（６１）が中間部で枢支さ
れ、リンク（８１）の上端には前記リヤトレーリングア
ーム（３０）のフォーク部（３１）の右側から下方へ一
体成形したボス（３４）が枢着されており、リンク（６
１）の下端にはショックアブソーバ（８２）の後端が枢
着されている。このショックアブソーバ（８２）もフレ
ーム（りの下面の右側に前記ショックアブソーバ（５７
）と平行に配置され、その前端でフレーム（りのフロン
トクロスメンバ（６３）から垂設したブラケット（８４
）に枢支される。

尚左右の前方シリンダ部（６）の前面から排気管（Ｂ６
）、（８６）が下方へ延び、フレーム（１）下面に平行
に延出され、左右の後方シリンダ部（７）の後面から下
方に延びる排気管（８７）、（＠７）と集合し、マフラ
（６８）、（８８）に連結される。

以上のようにフロントリーディングアーム（２０）式の
自動二輪車において、側面視でＶ型エンジン（５）の前
部、後部及び下部を囲繞すべくフレーム（１）を略凹状
に形成し、該凹状フレーム（１）の前後の起立部（２）
　、　（３）をＶ型エンジン（５）の前後のシリンダ部
（８）　、　（７）に夫々結合したため、Ｖ型エンジン
（５）を利用して凹状フレーム（１）の上方開放部たる
前後の起立部（２）　、　（３）の補強を図ることがで
きる。従って軽量化を企図して凹状に形成したフレーム
（１）の強度、剛性を確保することができる。この場合
、フレーム（１）の結合はＶ型エンジン（５）の前後部
であれば、シリンダ部に特定されず、例えば前後起立部
（２）をクランクケース（５ａ）前部に結合しても良い
。

更に斯かる凹状フレーム（１）の前部起立部（２）を、
実施例のようにＶ型エンジン（５）の前後シリンダ部（
８）側面に配置すれば、前部起立部（２）から前方へ延
出されるフロントリーディングアーム（２０）を構成す
るアッパーアーム（２１）とロアーアーム（２Ｂ）の枢
着点（Ａ）、（Ｂ）が前方シリンダ部（６）の側部に後
退するため、リーディングアーム（２０）の前方への延
出長が短くなる。従ってホイールベースの短縮化を達成
することができる。

尚リンク式フロントサスペンション方式の自動二輪車に
も本発明が適用され得るのは勿論である。

以上の説明で明らかな如く本発明のフレーム構造によれ
ば、特にフロントリーディングアーム式の自動二輪車に
おいて、軽量化を図りつつ、Ｖ型エンジンを利用した補
強効果に上り凹状フレームの強度、剛性の確保を合理的
に達成することができ、又ホイールベースの短縮化も可
能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動二輪車の側面図、第２図はパ
ワーユニット及び謙装品を取外した状態の側面図、第３
図は同底面図、第４図は操舵系の一部破断正面図、第５
図は同側面図である。尚図面中（１）は凹状フレーム、（２）　、　（３）は
前後の起立部、（５）はＶ型エンジン、（８）　、　（
７）は前後のシリンダ部、（２０）はフロント揺動アー
ムである。実用新案登録出願人　本田技研工業株式会社第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）エンジンの前部、後部及び下部を囲繞する側面視
略凹状のフレームの前後の起立部を、Ｖ型エンジンの前
後部で連結したことを特徴とする自動二輪車のフレーム
構造。
（２）前記凹状フレームの前部起立部を、前記Ｖ型エン
ジンの前方シリンダ部側面に配置した前記特許請求の範
囲第１項記載の自動二輪車のフレーム構造。