JPS62103280A

JPS62103280A - 自動二輪車

Info

Publication number: JPS62103280A
Application number: JP24437485A
Authority: JP
Inventors: 河野　明夫; 本間　賢二; 勉佐久間
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-10-30
Filing date: 1985-10-30
Publication date: 1987-05-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はエンジンユニット自体をフレームとして用いた
自動二輪車に関する。

（従来の技術）エンジンユニット自体をフレームとして用いた自動二輪
車が特公昭５８−４９４３５号として知られている。

この自動二輪車は車体中央のエンジンに連結プレートを
固着し、この連結プレートに前部アーム及び後部アーム
を揺動自在に軸支し、前部アームの先端を前輪のステア
リングプレートに連結し、後部アームの後端にて後輪の
車軸を回転自在に支承するようにしたものである。

（発明が解決しようとする問題点）上述したフレーム構造とすれば、従来のフロントフォー
ク、メインチューブ等を省略でき、車体重量の軽減及び
重心の低下を図れるが、メインチューブを廃１卜したた
め、シートをａ置するシートレールに代る部材が必要と
なる。しかしエンジンにシートレールに代る部材を取付
けるとなると部材が別に必要となり、且つエンジンの取
付部の肉厚を厚くしなければならない。

（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決すべく本発明は、車体中央のエンジン
ユニットをフレームとするとともに、このエンジンユニ
ットに後部サブフレームを取付け、この後部サブフレー
ムに後輪を支持する後部アーム及び後部サスペンション
を取付け、更に後部サブフレームを後上方に延出し、こ
の後部サブフレームにてシートを支持するようにした。

（作用）後部サブフレームに後部アーム、後部サスペンション及
びシートが支持されているので、後部サブフレームをエ
ンジンユニットに取付け、取外スことにより自動二輪車
の組立及び分解ができる。

（実施例）以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に係る自動二輪車の全体側面図であり、
自動二輪車（１）は車体中央にフレームとしてのエンジ
ンユニット（２）を配設している。このエンジンユニッ
ト（２）は前傾する前気筒（３ａ）と後継する後気筒（
３ｂ）からなるＶ型エンジン（３）と、エンジン（３）
後部に設けられるミツシコンケース（４）とからなり、
エンジンユニット（２）には前部サブフレーム（５）及
び後部サブフレーム（６）が固着されている。

これらサブフレーム（５）、（１３）は鋼板、アルミニ
ウム合金等の鋳造品、又は金属と強化繊維との一体鋳造
品若しくは金属板と繊維強化パネルとの積層品によって
構成され、前部サブフレーム（５）は第２図に示すよう
に左右一対設けられ、本体（５ａ）はエンジンユニット
（２）の前部に沿って湾曲し、本体（５ａ）の下部には
ブラケット（７）が一体形成され、本体（５ａ）の中間
部及び上部からステー（８）。

（９）が前上方に向って延出され、これらステー（８）
、（９）は上端部において集束し、更に本体（５ａ）は
剛性と軽量化を達成すべく断面１型とされている。また
、後部サブフレーム（６）は第３図に示すように左右一
対設けられ、本体（８ａ）はエンジンユニット（２）の
後部に沿って湾曲し、これら本体（８ａ）、（８ａ）は
横メンバ（１ｏ）、（Ｉｏ）によって連結され、本体（
８ａ）の下部及び上部からステー（１１）、（１２）が
後上方に向って延出され、これらステー（ＩＩ）、（１
２）は後端部において集束し、ステー（１１）には後述
するシート底板を取付けるブラケット（ｌｌａ）が、ス
テー（１２）にはピニオンステップ（４３）取付用のブ
ラケッ）　（１２ａ）が形成されている。更に本体（８
ａ）は前記前部サブフレーム（５）と同様に断面■型と
されている。また、左右の本体（８ａ）　。

（６ａ）のそれぞれにステップ（４１）が取付けられ、
右側の本体（６ａ）にはブレーキペダル（４２）が揺動
自在に＠１支されている。

一方エンジンユニット（２）の前部下部には下部アーム
（１３）の基部が揺動自在に軸支されている。

この下部アーム（１３）はその基部を車中方向に広がっ
た二股状又は三角形状とし、中間部が車体右側且つ上方
に湾曲し、先端部が前輪（１４）のステアリングアーム
（１５）の下部ブラケッ）　（１５ａ）にジヨイント部
材を介して連結している。

ステアリングアーム（１５）は基部にブレーキキャリパ
（１６）取付用ブラケット（１５ｂ）を形成し１本体は
車体右側に湾曲して後上方に伸び、その上端部は前輪（
１４）のホイール側に位置している。そしてステアリン
グアーム（１５）の上端部には上部アーム（１７）の前
端部が連結している。

上部アーム（１７）は左右のメンバからなり、右側メン
バは右側の前部サブフレームの本体（５ａ）に、左側メ
ンバは左側の前部サブフレームの本体（５ａ）にそれぞ
れ軸（１８）を介して揺動自在に支持されている。また
前部サブフレーム（５）の下部に設けたブラケー、ト（
７）、（７）間には軸（１９）が架設され、下部アーム
（１３）の中間部にはブラケッ）　（２０）が設けられ
、これら軸（１９）及びブラケット（２０）にはそれぞ
れリンク（２１）、（２２）を枢支し、リンク（２１）
の中間部にリンク（２２）の先端部を連結し、リンク（
２１）の先端部とエンジンユニット（２）との間にダン
パー（２３）を設け、これらリンク（２１）、（２２）
及びダンパー（２３）によって構成されるサスペンショ
ン機構がプロブレシブ特性を発揮するようにしている。

また、前部サブフレーム（５）のステー（８）、（９）
上端部にはアッパフレーム（２４）が固設され、このア
ッパフレーム（２４）の前端部にステアリングポスト（
２５）を取付けている。

ステアリングポスト（２５）にはヘットライト又はフェ
アリング取材用プラケッ）　（２Ｂ）が取付けら上ると
ともに、内部にはステアリングステムが回転自在に挿通
され、このステアリングステムの上端部にはハンドル（
２７）が下端部にはアーム（２８）が固着され、アーム
（２日）にはジヨイント部材を介してステアリングロッ
ド（２９）の前端部が連結し、このステアリングロッド
（２９）は図示しないジヨイント部材を介して前部サブ
フレーム（５）の本体（５ａ）上端に枢支されたアーム
（３０）に連結し、このアーム（３０）は前記ステアリ
ングアーム（１５）とリンクロッド（３１）を介して連
結している。而して、ハンドル（２７）を回動操作する
と、ステアリングステムが回転し、この回転がアーム（
２８）、ステアリングロット（２９）を介してアーム（
３０）に伝達され、このアーム（３０）の前後方向の揺
動がリンクロッド（３１）を介してステアリングアーム
（１５）に左右の回動として伝達され前輪（１４）が転
舵される。

また、後部サブフレーム（６）の本体（ｆｉａ）、（６
ａ）間に架設された軸（３２）には後部アーム（３３）
の前端部が揺動自在に支持され、この後部アーム（３３
）の基部は二１役状をなし、中間部は車体左側に湾曲し
、後端部において後輪（３４）の車軸を左側から回転自
在に片持ち支持する。

そして、後部アーム（３３）の中間部にはベル型リンク
（３５）の一端が枢支され、このベル型リンク（３５）
の中間部と後部サブフレーム（６）の本体（６ａ）下部
とをリンク（３Ｂ）で連結し、ベル型リンク（３５）の
他端と後部サブフレーム（６）の横メンバ（１０）（第
３図参照）に設けたブラケッ）　（３７）間にダンパー
（３日）を設け、これらダンパー（３８）、リンク（３
５）　、（３Ｂ）によって構成される後部サスペンショ
ン機構も前部サスペンション機構と同様にプロブレシブ
特性を発揮するようにしている。

一方、前後の気筒（３ａ）、（３ｂ）間にはキャブレタ
ー（３９）が跨設され、このキャブレター（３８）の上
方にはアッパフレーム（２０に支持される燃料タンク（
４０）が配置され、この燃料タンク（４０）の下部に形
成した凹部内にエアクリーナが配設されている。

また燃料タンク（４０）の後端部には係止片（４１）が
設けられ、この係止片（４１）によってシー）　（４２
）の底板（４２ａ）の前端部を支持し、シート底板（４
２ａ）の中間部はステー（１１）のブラケッ）（Ｉｌａ
）に支持され、シート底板（４２ａ）の後部は後部サブ
フレーム（６）のステー（１１）にて支持している。

（発明の効果）以上に説明した如く本発明によれば、エンジンユニット
をフレームとし、このフレームに後部サブフレームを設
け、この後部サブフレームにて後輪を回転自在に支承す
る後部アームの他にシートを支持するようにしたので、
１つのサブフレームを設けるだけで足り、部品点数の削
減が図れる。

また後部サブフレームに後部アーム、後部サスペンショ
ン及びシートが全て支持されるため、自動二輪車を組立
てる場合にも、予め自動二輪車の前半部と後半部とを別
々に組付けておけば後部サブフレームをエンジンユニッ
トに固着するだけで自動二輪車を完成させることができ
るので、組立ラインの設計に自由度が増し且つ運搬にも
有利であり、更に、前半部と後半部の分離も簡単である
ため整備性にも優れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動二輪車の全体側面図、第２図
は前部サブフレームの全体斜視図、第３図は後部サブフ
レームの全体斜視図である。尚、図面中（１）は自動二輪車、（２）はエンジンユニ
ット、（５）は前部サブフレーム、（８）は後部サブフ
レーム、（８）、（９）、（＋１）、（１２）はサブフ
レームのステー、（１３）は下部アーム、（１５）はス
テアリングアーム、（１７）は上部アーム、（３３）は
後部アーム、　（４０）は燃料タンク、（４１）は係止
片、（４２）はシートである。

Claims

【特許請求の範囲】

前輪と後輪間に配設したエンジンユニットをフレームと
した自動二輪車において、前記エンジンユニットの後部
には後上方に延出される後部サブフレームが固着され、
この後部サブフレームには後輪を回転自在に支承する後
部アームが揺動自在に軸支され、また後部サブフレーム
には後部サスペンションが支持され、更に後部サブフレ
ームにはシートが載置されることを特徴とする自動二輪
車。