JPS6223887A

JPS6223887A - 自動二輪車

Info

Publication number: JPS6223887A
Application number: JP60162943A
Authority: JP
Inventors: 小野　圭治
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-07-25
Filing date: 1985-07-25
Publication date: 1987-01-31
Also published as: US4723620A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】り束上曳■皿次１本発明は、前輪および後輪をエンジンユニットにスイン
グアームを介して支持し、エンジンユニットによって車
体フレームを構成した自動二輪車に関するものである。

ｉ米及皿通常の自動二輪車は、ヘッドパイプ、メインパイプ、ダ
ウンチューブ等の各部材を連結して構成されたフレーム
を備えている。このフレームは前後輪をステアリング、
サスペンション機構を介して連結する車両の基幹となる
構造であり、前輪および後輪の反力を受けるとともに、
エンジン、動力伝達装置等の設備を保持する役割を持っ
ている。

従ってこのフレームは頑丈に作られており、重量もかな
り重い。

ところで、上記のようなフレームを有しない自動二輪車
が特公昭５８−４９４３５号公報により提案されている
。この自動二輪車はモータ（エンジン）に一体的に固着
された連結プレートに上部および下部アーム（スイング
アーム）が鉛直面内で回動自在に取付けられており、こ
れらのアームの先端部に前輪が支持されている。後輪も
同様にエンジンに固着された連結プレートにフォーク部
材を介して揺動自在に支持されている。従ってこの自動
二輪車においては、エンジンが車両のフレームを構成し
ており、このエンジンが車両の前部と後部との間に静的
および動的な力を伝達するための手段を構成し、前記し
たような従来のフレーム構造をもはや使用しないので、
車両の重量が減少するとともに、車両の重心が低くなる
。

なお、特開昭５３−１４２７３９号公報にも同様な自動
二輪車が示されている。

明が　決しようとする＋η　か上記、通常のフレーム構造を使用しない自動二輪車にお
いては、エンジンに連結プレート等のブラケット部材を
固定し、このブラケット部材を介してスイングアームお
よびクッション装置を取付けている。従ってエンジンを
前記ブラケット部４・オを固着するのに適した形状にし
なければならず、またブラケット部材を取付（プたたけ
エンジン重量も増加する。

、Ｊｌ、を・′するための−・　および　用このため、
本発明は、基本的なエンジン構成を変えずに、エンジン
に固有の部材を利用してスイングアームおよびクッショ
ン装置を取付（プるようにしようとするものである。す
なわち、本発明においては、小体中央部のエンジンニー
ｉ−に揺動自在に枢支され該エンジンユニットから前方
へ延びるスイングアームにより前輪を支持して成る自動
二輪車において、エンジンクランクケースの両クランク
ケース１ノイドカバーに前記スイングアームを枢支する
とともに、前記クランクケースザイドカバーと前記スイ
ングアームとの間にクッション装置を取付Ｃブる。

本発明によれば、基本的なエンジン（？１１成を変えず
に、クランクケースザイド力バーの形状を変えるだ（づ
でスイングアームとクッション装置の取（＝Ｊ位置を容
易に変更できる。

また従来のようにブラケット部材を必要としないのでエ
ンジンユニットを軽量化できる。

友ｆｉＬ？１以下、図示の実施例により本発明を説明する。

第１図は本発明による自動二輪車全体の側面図である。

先ず第１図についてこの自動二輪車の構成の概略を説明
覆る。この自動二輪車は、エンジンユニット３．前輪４
および後輪５から成る車体構造部１と、この車体構造部
１」二に載架された上部構造部２とによって構成されて
いる。エンジンニニット３の前部には上手２木のスイン
グアームすなわち上スイングアーム６と下スイングアー
ム７の後端が上下方向に枢動自在に取付けられており、
これらのスイングアーム６．７の前端は、前輪４の車軸
８に軸支されたアーム部材９の両端部にそれぞれボール
ジヨイント１０．１１を介して取付けられている。アー
ム部材９はまた通常の自動車の車輪と同様に図示してな
いナックルアーム等の操舵機構を介してハンドル１２に
連結されており、ハンドル１２を操作することにより前
輪４はボールジヨイント１０．１１を結ぶ線［−のまわ
りに回動して操舵が行われる。スイングアーム６．７は
平行リンクを形成しているので、前記操舵軸線りの傾角
は常に一定に保持されている。スイングアーム６．７は
、後述するように、車体の一側部に沿って延び、前端部
において車体中心線側へ弯曲して、前輪４を車体中心線
上に片持ち式に支持している。前輪４のスイングアーム
側の側面にはブレーキディスク１３が固設されており、
このブレーキディスク１３に２個のブレーキキャリパ１
４．１４が設けられてい−４＝る。１５は前輪４の上下動を緩衝するクッション装置で
、その上端はエンジンユニット３側に固定され、下端は
リンク機構１６を介して下スイングアーム７に連結され
ている。

後輪５はエンジンユニット３に揺動自在に枢支されたり
ャホーク１７を介して該エンジンユニット３に取付けら
れており、前記クッション装置１５と同様なりャクッシ
ョン装置１８がエンジンユニット３とリャホーク１７と
の間に設（プられている。

上部構造部２はエンジンユニット３にブラケット部材１
９等を介して支持されており、前述のハンドル１２はこ
の上部構造部２に回動自在に設けられている。この上部
構造部２には従来の自動二輪車におけるようなヘッドパ
イプ、メインパイプ等の車体フレーム構成部材が存在し
ないので、その前方部は物入れ２０となっており、例え
ばヘルメット２１等を格納できるようになっている。そ
して上記物入れ２０の後方にキャブレタ２２およびエア
クリーナ２３を配置してエンジン吸気を上方から下向き
に取入れるようにし、該エンジンのシリンダの後方、ミ
ッションケースの上方に燃料タンク２４を配置してエン
ジンユニツ１〜３上に支持しである。この燃料タンク配
置は、大容甲の燃料タンクを塔載することを可能にする
とともに、車体重心を低くするのに有効である。２５は
燃料注入口、２６はシー１〜である。

第２図ないし第４図は、前記自動二輪車のエンジンユニ
ット３近傍をざらに詳細に示したものである。図示のエ
ンジンは４気筒直列形で、クランク軸を車体巾方向に配
列した横置型のエンジンである。該エンジンユニツ１〜
３はシリンダ２７．クランクケース２８およびミッショ
ンケース２９の３つの部分から成っている。クランクケ
ース２８は第４図から分るように上下分割型で、オイル
パン４７およびオイルフィルタ４８を備え、左右両側を
それぞれ左クランクケースサイドカバー３０および右ク
ランクケースサイドカバー３１で覆われている。これら
のケースカバー３０．３１は通常のエンジンと同様にそ
れぞれポル１〜３２ｍ、３２Ｒでクランクケース２８の
側部に取イ」りられいるが、本実施例においてはさらに
、前方へ延出する上部の腕部片３３Ｌ、３４Ｌおよび３
３Ｒ，３４Ｒをそれぞれ備えている。そして」三方の腕
部片３３１−，３３Ｒを貫いて」−ピボット軸３５が挿
通固定され、この上ピボット軸３５の両端部に前記上ス
イングアーム６の後端部が枢着されている。

同様に、下方の腕部片３４Ｌ、３４Ｒを貫いて下ピボッ
ト軸３６が挿通固定され、このトビボット軸３６の両端
部に前記下スイングアーム７の後端部が枢着されている
。すなわちスイングアーム６，７はクランクケースサイ
ドカバー３０．３１を介してエンジンユニット３に枢支
されている。従ってエンジンユニツ！〜３にはスイング
アームを取付りるためのブラケッ１−を同名する必要（
ｊなく、ま１〔クランクケースサイドカバー３０．３１
の形状を変えるだ（プでスイングアームの取付位置を容
易に変更できる。

側方から見てピボット１１８１１３５．３６および前記
ボールジヨイント１０．１１　（第１図）は平行四辺形
を形成し、前述のように、スイングアーム６．７の揺動
時に操舵軸線りの傾角は常に一定に保持される。

すなわち前輪４のキャスタ角は常に一定に保たれでいる
。

下スイングアーム７の本体部分は前記下ピボット軸３６
の左側の枢着部から直線状に前方へ延び、第３図に示す
ように、前端部７ａは車体中心線Ｃの方へ弯曲し、その
先端に前輪４が車体中心線Ｃに沿って片持ち式に支持さ
れている。該下スイングアーム７の後端部は後方に向っ
て二股に分岐しており、一方の分岐部７ｂは下ピボット
軸３Ｇの左側の枢着部から直線状に前方へ延び前記本体
部分の一部を構成している。他方の分岐部７ｃは本体部
分から分岐し前輪４の後方を車体巾方向に横切って車体
の右側に達し、さらに後方へ屈曲して下ピボット軸３６
の右側に枢着されている。すなわち、下スイングアーム
７は前後方向に配置された１字状の平面形状を有し、両
分枝部７ｂ、７ｃによりエンジンユニット３の両側部に
おいて広い取付は巾で枢支されている。そしてエンジン
ユニット３の前方に該エンジンユニット３と前記分岐部
７ｂ。

７Ｃによって囲まれた開口部３７が形成されている。

上スイングアーム６も以上説明した下スイングア＝　　
８　− 一ム７と全く同様な構成を有しているので、上スイング
アーム６についての説明は省略する。

各シリンダ２７の前部にはそれぞれ排気管３８ａ。

３８ｂ、　３８ｃ、　３８ｄが接続されている。これら
の排気管３８は前記開口部３７および上スイングアーム
６によって形成された同様な間口部の内側に配設し、か
つ第４図に示すようにエンジンユニット３の前方下部の
右側に片寄った位置に集合させ、しかる後エンジンユニ
ット３の下方を通して後方へ導いである。そして排気管
３８を上記のように配設することにより生じた左側の空
間部にクッション装置１５が配置されている。クッショ
ン装置１５はピストン、シリンダおＪ：びスプリングか
ら成る通常の緩衝用クッション装置で、上部を上ピボッ
ト軸３５を介して前記クランクケースサイドカバー３０
．３１に枢着され、下部をリンク機構１６を介して下ス
イングアーム７に取付けられており、前輪４が走行面か
ら受ける衝撃力を緩衝してエンジンユニット３に伝達す
る。リンク機構１６は腕部片３４Ｌにブラケット５０を
介して枢着されたリンク部材１６ａと、このリンク部材
ＩＣ１ａの他端部および）スイングアームに枢着された
リンク部材１６ｂとから成り、該リンク部材１６ｂの中
間部にクッション装置１５のピストンロッド１５ａが連
結されており、かかるリンク機構１６を介することによ
り所謂プログレッシブな緩衝動作が得られる。

ミッションケース２９の両側部には左右のミッションケ
ースカバー３９．３９が成句ボルト４９で取付（プられ
ている。これらのミッションケースカバー３９は第３図
に示すように外壁３９ａおよび内壁３９ｂを有する箱形
をなし、かつミッションケース２９から後方へ延出して
いる。そしてこの延出部分に両ミッションケースカバー
３９．３９を貫いてリヤピボット軸４０が挿通固定され
ており、該リヤピボット軸４０にＨ字状のりャホーク１
７の前端が揺動自在に枢支され、その後端に後輪５が支
持されている。ミッションケースカバー３９とりャホー
ク１７との間には前記クッション装置１５と同様なりャ
クッション装置１８が設けられており、該リヤクッショ
ン装置１８の上部は、両ミッションケースカバー３９．
３９を連結する支軸４１に枢支され、下部は前記リンク
機構１６と同様なリンク機構４２を介してリャホーク１
７に連結されている。左右のミッションケースカバー３
９．３９にはまた、その後部にステップ４３がそれぞれ
左右へ突出させて設けられている。このステップ４３は
ミッションケース３９の外壁３９ａおよび内壁３９ｂを
貫いてこれにねじ止めされており、充分な取付強度を備
えている。なお、前記リヤピボット軸４ｏおよび支軸４
１も同様に外壁３９ａ、内壁３９ｂにより強固に支持さ
れている。４４はブレーキペダル、４５はチェンジペダ
ルである。４６は吸気管で、前記キャブレタ２２に接続
されている。

ル且少芳］以上の通り本発明においては、車体中央部のエンジン構
成ツ１〜に揺動自在に枢支され該エンジン構成ツ１〜か
ら前方へ延びるスイングアームにより前輪を支持して成
る自動二輪車において、エンジンクランクケースの両り
ランクケースザイド力バーに前記スイングアームを枢支
するとともに、前記クランクケースザイド力バーと前記
スイングア一ムとの間にクッション装置を取付（プたの
で、基本的なエンジン構成を変えずに、クランクケース
カバーの形状を変えるだけで、スイングアームとクッシ
ョン装置の取付は位置を容易に変更でき、またスイング
アームおよびクッション装置を取付けるために特別なブ
ラケット部材を必要としないので、エンジンユニットを
軽量化できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による自動二輪車の全体側面図、第２図
は同自動二輪車のエンジンユニット近傍をさらに詳細に
示した側面図、第３図はその平面図、第４図は同正面図
である。１・・・車体ＷＪ’１Ｍ部、２・・・上部構造部、３・
・・エンジンユニット、４・・・前輪、５・・・後輪、
６・・・上スイングアーム、７・・・下スイングアーム
、８・・・車軸、９・・・アーム部材、１０．１１・・
・ボールジヨイント、１２・・・ハンドル、１３・・・
ブレーキディスク、１４・・・ブレーキキャリパ、１５
・・・クッション装置、１６・・・リンク機構、１７・
・・リャホーク、１８・・・リヤクッション装置、１９
・・・ブラケット部材、２０・・・物入れ、２１・・・
ヘルメット、２２・・・キＶブレタ、２３・・・エアク
リーナ、２４・・・燃料タンク、２５・・・燃料注入口
、２６・・・シー１〜．２７・・・シリンダ、２８・・
・クランクケース、２９・・・ミッションケース、３０
・・・左りランクケースザイド力バー、３１・・・右り
ランクケースザイドカバー、３２・・・ボルト、３３・
・・腕部片、３４・・・腕部片、３５・・・上ピボット
軸、３６・・・下ピボット軸、３７・・・開口部、３８
・・・υ１気管、３９・・・ミッションケースカバー、
４０・・・リヤピボット軸、４１・・・支軸、４２・・
・リンク機構、４３・・・ステップ、４４・・・ブレー
キペダル、４５・・・チェンジペダル、４６・・・吸気
管、４７・・・オイルパン、４８・・・オイルフィルタ
、４つ・・・取付ボルト、５０・・・ブラケッ１〜。

Claims

【特許請求の範囲】

車体中央部のエンジンユニットに揺動自在に枢支され該
エンジンユニットから前方へ延びるスイングアームによ
り前輪を支持して成る自動二輪車において、エンジンク
ランクケースの両クランクケースサイドカバーに前記ス
イングアームを枢支するとともに、前記クランクケース
サイドカバーと前記スイングアームとの間にクッション
装置を取付けたことを特徴とする自動二輪車。