JPS60104112A - 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造方法 - Google Patents

耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造方法

Info

Publication number
JPS60104112A
JPS60104112A JP21070483A JP21070483A JPS60104112A JP S60104112 A JPS60104112 A JP S60104112A JP 21070483 A JP21070483 A JP 21070483A JP 21070483 A JP21070483 A JP 21070483A JP S60104112 A JPS60104112 A JP S60104112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molecular weight
impact
measured
styrene
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21070483A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0414689B2 (ja
Inventor
Yasuro Hattori
服部 靖郎
Shigeki Takayama
茂樹 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP21070483A priority Critical patent/JPS60104112A/ja
Publication of JPS60104112A publication Critical patent/JPS60104112A/ja
Publication of JPH0414689B2 publication Critical patent/JPH0414689B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/0015Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
    • F01L13/0036Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
    • F01L13/0042Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction with cams being profiled in axial and radial direction

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造法
に関する。
硬質で脆いポリスチレン系樹脂の耐衝撃性を改良するた
めに各種未加硫ゴムを強靭化剤として用いることは従来
より良く知られ、特に未加硫ゴムの存在下にスチレン系
単量体等を塊状重合または塊状懸濁重合して得られる耐
tj撃性ポリスチレン系樹脂は安価で加工性および各種
物性に優れ各種用途に広く使用されてきた。この1」的
に使用される未加硫ゴムとしてはポリブタジェンゴムと
スチレン−ブタジェン共重合ゴムが一般的であり、特に
低温における耐衝撃性を必要とする場合には、各種のポ
リブタジェンゴム、例えば有機リチウム単独又はこれを
主成分とするアニオン重合によって得られるいわゆるロ
ーシスポリブタジェンゴム、またはコバルト、ニッケル
、チタン等の遷移金属化合物を主成分とする配位アニオ
ン触媒によって得られるハイシスポリブタジェンゴムが
好ましく、用途、目的に合せて強靭化剤として広く用い
られてきた。
しかしながら最近の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂に対す
る要求は、従来以上に高度な耐衝撃性とpH性ツバラン
スないしは更に光沢・塗装性といった外観性をもバラン
スさせるといった更に高度なものとなり、従来の未加硫
ゴムを用いている限りにおいては、これらの要求を完全
に満たすことは種々の提案がなされているものの未だ不
十分なものであった。また別の問題として、従来より/
\イシスボリブタジエンゴムを強靭化剤として用いる場
合、これらゴム中に少量ではあるが残存する触媒残査に
ニッケル、コバルト等の酸化物)は酸化・劣化触媒作用
を有し、得られた耐衝撃性ポリスチレン系樹脂は耐熱劣
化性ないしは耐候性において不安のあるものでもあった
本発明者らは上述した高度な性能バランスを有する耐衝
撃性ポリスチレン系樹脂を得るべく、特にハイシスポリ
ブタジェンゴムの範ちゅうにありながら、従来強靭化剤
としての検討がなされていない希土類金属によって重合
されたハイシスのポリブタジェンゴムに着目し、これを
限定された重量含有するポリスチレン系樹脂が、特にこ
のポリブタジェンゴムがある特定された構造であるとき
、上述の要求を一挙に達成するものであること、また同
時にこの樹脂は耐熱劣化性、耐候性においても優れるこ
とを発見し、本発明に到達した。
すなわち本発明はその特許請求の範囲に示されるように a)ゲルパーミェーションクロマトグラ7 (GPC)
で測定される重量平均分子量(M w )が5〜70万
、MW、!−数平均分子量(M n )との比(Mw/
 M n )で表示される分子礒分布が1.5〜5.0 b) I H−NMRで測定される1、2結合単位分率
が1.0%以下 c)Lローターを使用し、100°Cで4111定され
るムーこ一粘度(ML)が10〜70 d)25°Cにおける5%スチレン溶液粘度(SV)が
15〜400センチポイズ のポリブタジェンゴムを2〜20重1ii、%強靭化剤
として使用してなる耐衝撃性ポリスチレン系樹脂鴨 であり、このポリブタジェンゴムは、希土類金属化合物
を主成分とする触媒の存在下にブタジェン単量体を重合
することによって得られた重合体であり、特にそのムー
ニー粘度(ML)とスチレン溶液粘度の関係が下式 %式%(1) ) の範囲内であるとき、その特性が強く発揮される。この
耐衝撃性ポリスチレン系樹脂は本発明で規定されるポリ
ブタジェンゴムを2〜20重量%とスチレン系単量体ま
たはスチレン系単量体と共重合可能な不飽和化合物との
混合物88〜80重量%を塊状重合、塊状懸濁併用重合
または溶液重合によりラジカル重合させる方法によって
得られ、得られた樹脂は極めて高度な性能、すなわち1
lli衝撃性と剛性ないしはこれらと外観との高度のバ
ランスおよび耐熱劣化性、耐候性に優れる。
本発明で強靭化剤として使用されるポリブタジェン」ム
は、ゲルパーミェーションクロマトグラフ(GPC)で
測定される重量平均分子量(M w )が5〜70万、
Mwと数平均分子量(M n )との比(M w / 
M n )で表示される分子量分布が1.5〜5.0で
あることを必要とする。MWが5万より小さい場合又は
M w / M nが5.0より大きい場合は強靭化剤
としての効果が不十分であり、一方MWが70万を越え
る場合又はM w / M nが1.5より小さい場合
はゴム自体ないしはコムのスチレン溶液の取扱いが困難
である。特にMwは10〜40万、M W / M n
は2〜4であることが好ましい。
また、本発明のポリブタジェンゴムはlH−NMR(P
MR)で測定される1、2結合単位分率が1.0以下、
好ましくは0,8%以下であることが必要である。この
ように極めて1.2結合の少ないポリブタジェンの正確
な幾何異性構造(ミクロ構造)の解析は赤外分光計によ
る方法では困難であり、本発明では400MHzの高分
解能の’ H−NMRを用い、高分子、第30巻845
頁〜851頁(1981年1J行)に示される方法によ
って決定した。この1,2結合単位分率が1%を越える
場合は本発明のポリブタジェンゴムと従来公知のリチウ
ム、ニッケル、コバルト、チタン等を主成分とする触媒
によって得られるポリブタジェンゴムとを耐衝撃性ポリ
スチレン系樹脂の強靭化剤として比較しての本発明の特
性;すなわち耐衝撃性と剛性ないしはこれらと外観との
高度のバランスにおいて優れることが発現しない。
本発明のポリブタジェンゴムのLローターヲ使用し10
0℃で測定されるムーニー粘度(ML)はlO〜70、
好ましくは15〜60である。
この範囲外のポリブタジェンはゴムとしての取扱いが困
難である。又、25°Cにおける5重量%スチレン溶液
の溶液粘度(SV)は15〜400センチボイス、好ま
しくは25〜300センチポイズである。これ以下のS
vでは強靭化剤としての効果が不十分で耐衝撃性の点で
劣る。又、これ以上のSvでは耐衝撃性スチレン系樹脂
の生産にあたってのスチレンへの溶解性が低下し、その
生産性を悪化させて好ましくない。更に本発明の上述の
MLとSvは下記(I)(II)式を満足することが好
ましい。
AogSV= 1.52 ′j2ogML+ A −−
(I )A≦−0,08・・・・・・ (II)特に好
ましい範囲はAが−0,78〜−0,20の場合である
本発明で使用するポリブタジェンゴムは希土類金属を主
成分とする触媒の存在下にブタジェン単量体を重合する
ことによって得られる重合体である。
希土類金属化合物を主成分とする触媒は次の3成分より
なるものが一般的である。
(a)−4=lJウム、ランタン、プラセオジウム、ネ
オジムまたはカドリウムのカルボキシレート、アルコラ
ード、フェノラート、リン酩1ム、亜リン酸塩のうち少
なくとも1種 (b)一般式A I R,%Hnで表示される有機アル
ミニウム化合物(nは0.1または2、R2は炭素数1
ないし8個の炭化水素基、IIは水素を表す。) (C)ルイス酸、特にハロゲン元素含有ルイス酸重合は
、不活性溶剤の存在又は不存在ドにおいて、−30℃〜
150°C1好マシくは10−12’O’C(7)温度
範囲で実施される。得られるポリブタジェンで分子酸分
布が1.5〜5.0のものは上述の(Lr)式における
A値は0.1〜0.8の範囲にあり(第1図領域1)、
これより低いA値のポリブタジェン(第1図領域2)は
、上述した希土類金属化合物を主成分とする触媒の存在
下にブタジェン単量体を重合することによって得られた
重合体を例えば、下式(Ill)で示されるテトラハロ
メタンまたはこれと下式(IV)で示される有機アルミ
ニウム化合物とを反応させることを特徴とするポリブタ
ジェンの製造方法によって得られる。
CX4 ・・・・・・・・・(Ill)(式中Cは炭素
、Xは塩素、臭素、ヨウ素、フッ素を示し、すべて同一
元素であっても異種元素であっても良い。) A文R’Hn ・・・・・・・・・l)−41 (式中、nは0.1または2であり、R1は炭素数1な
いL 8個の炭化水素基、Hは水素を示す。) 本発明で使用されるポリブタジェンゴムはブタジエン以
外に上述の触媒によって共重合可能なことが知られる他
の単量体成分、例えばイソプレン、ペンタジェン等を少
量、例えば30重量パーセント以下含む共重合体であっ
ても良い。
本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂は上述したポリブ
タジェンゴムを2〜20重刊%゛、好ましくは3〜12
重量%含有するポリスチレン系樹脂である。この範囲以
下のコムの使用量では本発明が目的とする耐衝撃性の改
良効果が不十分であり、一方、この範囲以上の使用では
耐衝撃性は向上するものの本来のポリスチレン系樹脂の
持つ特性、例えば強度・剛性を失わせるものとなり好ま
しくない。又、本発明においては、木発明のポリブタジ
ェンゴム以外に強靭化剤として用いることが公知の他の
未加硫ゴムを強靭化剤として少量、例えば1〜10重量
%含むものであっても良い。この場合、本発明の効果の
発現のためには、使用する強靭化剤の少なくとも30%
は木発明のゴムであることを必要とする。
本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂はポリスチレン系
樹脂に単に本発明のポリブタジェンゴムを機械的混合す
ることによっても得られるが、本発明の耐衝撃性ポリス
チレン系樹脂を得る好適な方法は本発明のポリブタジェ
ンゴムを2〜20重量パーセントとスチレン系単量体又
はスチレン系単嫉体と共重合可能な不飽和化合物との混
合物88〜80重量パーセントを塊状重合、塊状懸濁併
用重合または溶液重合によりラジカル重合させることに
よる方法である。
本発明で用いられるスチレン系単量体としてはスチレン
、α−メチルスチレン、ビニルトルエン例えばパラメチ
ルスチレン、ビニルエチルベンゼン、とニル−キシレン
、ビニルナフタレン等が例として挙げられ、1種又は2
種以上の混合物として用いられる。又、スチレン系単量
体と共重合可能な不飽和化合物としてはアクリロニトリ
ル、メタクリル酸メチルなどが挙げられる。本発明で特
に好ましいスチレン系単量体はスチレンであり、この単
独使用ないしはこれと他の単量体の混合物であって混合
物中のスチレンの比率が50重量パーセント以」二の場
合である。
本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂を得る好ましい方
法の一つである塊状重合は一般に次のように実施される
。まず本発明で特定されたポリブタジェンゴムをスチレ
ンに溶解し、ラジカル開始剤を用いない無触媒の場合は
50〜250°Cの゛重合温度において加熱重合する。
またラジカル開始剤を触媒として用いる場合には、ラジ
カル開始剤の分解温度に合せて20〜200°Cにおい
て重合し、スチレンの反応率が所望のものとなるまで重
合操作が継続される。この塊状重合に際しては、しばし
ば公知の内部潤滑剤、たとえば流動パラフィンが重合体
100重量部に対して0.1ないし5重量部が添加され
る。重合終了後、生成ポリマー中に少量、通常は30重
量パーセント以下の未反応スチレンを含有する場合は、
かかるスチレンを公知の方法、たとえば加熱下での減圧
除去あるいは揮発分除去の目的に設計された押出装置で
除去するなどの方法によって除去することが望ましい。
かがる塊状重合中の攪拌は、必要に応じて行なわれるが
、スチレンの重合体への転化率、すなわれスチレンの重
合率が30%以上にまで進んだあとは、I!7i!拌は
停止するか緩和するのが望ましい。過度の撹拌は得られ
る重合体の強度を低下させることがある。また必要なら
少量のトルエン、エチルベンゼン等の希釈溶剤の存在下
で重合し、重合終了後に未反応スチレンとともにこれら
希釈溶剤を加熱除去しても良い。
また、塊状懸濁併用重合も本発明の耐衝撃性ポリスチレ
ン系樹脂の製造に有用である。この方法はまず前半の反
応を塊状で行ない後半の反応を懸濁状態で行なうもので
ある。すなわち本発明の特定のポリブタジェンのスチレ
ン溶液を、先の塊状重合の場合と同様に無触媒下で加熱
重合又は触媒添加重合し、あるいは照射重合して、スチ
レンの通常50%以下、特に好ましくは10ないし40
%までを部分的に重合させる。これが前半の塊状重合で
ある。ついでこの部分的に重合した混合物を懸濁安定剤
またはこれと界面活性剤の両者の存在下に水性媒体中に
攪拌下に分散させ、反応の後半を懸濁重合で完結させ、
先の塊状重合の場合と同様に、洗浄、乾燥し、必要によ
りぺl/フットたは粉末化し、実用に供するものである
以」二の他、これらの方法の改変、改良を行なった従来
公知の方法により有用なlT1衝撃性ポリスチレン系樹
脂が得られる。
本発明の、こうして得られた耐衝撃性ポリスチレン系樹
脂はスチレン系重合体の硬い相と軟質成分、すなわちス
チレン等とグラフト共重合したポリブタジェンゴムおよ
びこれに11じ込められたスチレン系重合体の分散粒子
からなっている。
本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂はこの軟質成分粒
子の粒径(電子顕微鏡写真により測定される)がその平
均値で表示して0.3〜5ミクロンであることが好まし
い。特に好ましい範囲は0.5〜3ミクロンであり、こ
の粒径は前記の製法における攪拌条件によって主にコン
トロールされ得る。又この軟質成分の樹脂中の重量l、
と相関し、トルエン不溶分として測定されるゲル分は、
使用したポリブタジェンの重量の2〜6倍であることが
好ましい。特に好ましい範囲は3〜5倍である。
更に軟質成分中に封じ込められているスチレン系重合体
の比率と相関するゲルの膨潤指数(その詳細は特公昭5
5−30525号に記載される)は5〜20であること
が好ましい。特に好ましい範囲は8〜15である。これ
らゲル分、ゲルの膨潤指数は前記の製法における重合温
度、特に後半の工程における重合温度ないしは架橋を促
進する助剤、例えば各種過酸化物の添加によってコント
ロールされえる。耐衝撃性ポリスチレン系樹脂の性能は
」重犯の軟質成分の粒径、ゲル分およびゲルの膨潤指数
によっても変化させることができる。しかし一般にこれ
らの因子による耐衝撃性ポリスチレン系樹脂の性能の変
化は、例えば耐衝撃性を向上させると剛性が低下する、
外観性を向上させると耐衝撃性が低下する等の逆相関の
関係にあり、この関係をも改善することは従来この用途
に使用されていたヨフを強靭化剤として使用する限りに
おいては種々の提案があるものの十分なものではなかっ
た。本発明はこの逆相関の関係を改善するものであると
もいえる。
本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂は、従来のスチレ
ン又はスチレンを主成分とする耐衝撃性ポリスチレン系
樹脂に比し、低温における実用的耐衝撃性に極めて優れ
、これと剛性引張強度、伸び等のバランスにおいて従来
の樹脂に比較してはるかに優れ、外観も優秀である。し
かも生産性も十分であり本発明の工業的意義は極めて大
きい。
本発明の耐衝撃性ポリスチレン系樹脂は、射出成形、押
出成形等の加工法で多種多様に実用上有用な製品として
使用できるが、特に低温で用いられる射出成形品に好適
である。更に加工に際し、必要に応じて、難燃化剤、醇
化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、離形剤、充填剤等、更
に他の熱可塑性樹脂例えば一般用ポリスチレン、メタク
リル樹脂等と混合して用いても良い。本発明の効果は特
に難燃化剤を添加しての難燃性伺与時に大きく発揮され
る。
以下、若干の実施例により、本発明の具体的実施態様を
示すが、これは本発明の趣旨をより具体的に説明するた
めのものであって、本発明を限定するものではない。
実施例1〜3、比較例1〜5 表1に示すポリブタジェンゴムA−Hを強靭化剤として
用い以下に述べる塊状重合によって耐衝撃性ポリスチレ
ン樹脂を得た。ここでポリブタジェンゴムA−Eは希土
類金属化合物を主成分とする触媒の存在下にブタジェン
単量体を重合させて得られた重合体であり、ポリブタジ
ェンゴムF〜Hは各々、コバルト、チタン、ニッケルを
触媒として得られた重合体である。
尚、ポリブタジェンA−E、例えばAは、乾燥窒素ガス
で空気を置換した10Mのオートクレーブに800gの
1,3ブタジエンを含む5.3kgのへキサン溶液を装
入し、続いてネオジムのリン酸塩Nd(PI)3[ただ
しPlは 1 (CH3CH2CH2CH2CJ(CH20カーp−o
−を示す。]C,H。
1.6 ミリモル、ジイソブチルアルミニウムハイドラ
イド8ミリモルを添加し室温で15分間撹拌、この後エ
チルアルミニウムセスキクロリド[4文(02H5) 
bs C免占]を3.6 ミリモル添加し、80°Cに
昇温し攪拌することにより2時間重合し得た。又、例え
ばFはジイソブチルアルミニウムハイドライドの使用量
を20ミリモルに増量し、他はAと同様に重合、更に活
性重合液に四塩化炭素8ミリモルを添加し100°Cに
て30分間反応させて得たものを使用した。
塊状重合は以下の処方で実施した。上述のポリブタジェ
ンゴム6重量部をスチレン94重量部とエチルベンゼン
8重量部に溶解し、更にスチレンに対して0.05重量
部のベンゾイルパーオキサイドと0.10重量部のα−
メチルスチレン2量体を添加し、80℃で4時間、11
0°Cで4時間、150”Cで4時間、攪拌下に重合を
行なった。更に230’c前後で30分間加熱処理を行
ない、その後、未反応スチレン及びエチルベンゼンの真
空除去を行ない、粒径がほぼ2ミクロン、ゲル分が約3
0%、膨潤指数が約10であるポリスチレン樹脂を得た
。これを粉砕後、押出機にてベレット状とし射出成形し
て物性を測定をした。結果を表2に示す。
表2に示される結果より、本発明の特定されたポリブタ
ジェンを強靭化剤として得られた耐衝撃性ポリスチレン
樹脂は極めて優れた性能を有するものであることが分か
る。すなわち、本発明の特定されたポリブタジェンゴム
A−Cよりなる実施例のポリスチレン樹脂は優れた耐衝
撃性を有し、かつ曲げ弾性率も高い。更に光沢性で示さ
れる外観性においても優れ、3者のバランスで比較例の
いかなるポリスチレン樹脂よりも優れたものであった。
又、別途行なった耐熱劣化性試験(150°C×2時間
)においても黄変化が少なく、極めて優れたものであっ
た。
実施例4、比較例6 ポリブタジェンゴムとスチレンの型部、のみを各々12
重量部、88重量部に変えて、他は実施例3、比較例4
と同様に実施した。得られた結果は表2に示されるもの
で、ゴム含量の多い耐衝撃性ポリスチレン樹脂において
も本発明の優れることが分かる。
実施例5、比較例7 塊状懸濁併用重合によって耐衝撃性ポリスチレン樹脂を
得た。ポリブタジェンゴムCまたは05重量部をスチレ
ン85重量部に溶解し、攪拌下にスチレン重合率が約3
0%になるまで約5時間重合を行ない、これを第3リン
酸カルシウム3重量部、ドデシルベンセンスルホン酸ナ
トリウム0.02ffi it部を含む水150重量部
に懸濁させ、この懸濁液にベンゾイルパーオキサイド0
.3重着部、ジターシャリ−ブチルパーオキサイド0.
05重量部を添加し、80°(、で2時間、110℃で
2時間、更ニ130’C!で2時間重合させ重合を完結
ルた。得られた懸濁粒子は炉別、乾燥し押出機にてペレ
ットとして射出成形して物性を測定した。その物性はポ
リブタジェンゴムCを強靭化剤として用いた実施例5の
樹脂のアイゾツト衝撃強度が8.2kg−crn/ c
mノツチ付、光沢82%に対して、ポリブタジェンゴム
Gを強靭化剤として用いた比較例7はアイゾツト衝撃強
度8.8kg−cm/ cmノツチ付、光沢76%であ
り、本発明の効果はスチレン樹脂の製造1人力く塊状懸
濁併用重合であっても発現することカー分力Sる。
【図面の簡単な説明】
第1図はポリブタジェンゴムの溶液粘度とムーニー粘度
との関係を示すグラフである。 出願人 旭化成工業株式会社 代理人 豊 1) yg tta 第1図 ムーニーR3度(ML:?:” ) 手 続 補 正 V 昭和58年12月 15日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 特願昭58−21070413 2、発明の名称 銅衝撃性ポリスチレン系樹脂 およびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係・特許出願人 大阪府大阪市北区堂島1シ(1丁目2番6号(003)
旭化成工業株式会社 代表取締役社長 宮 1崎 輝 4、代 理 人 東京都千代田区有楽町1丁IJ 4番1号三信ビル20
4号室 電話501−21385、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 (1)明細書節18頁6行目の「例えばFは」を「例え
ばCはjと訂正する。 (2)明細書第24頁の表2を以下のように訂正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) a)ゲルパーミェーションクロマトグラフ(G
    PC)で測定される重量平均分子量(M w )が5〜
    70万、MWと数平均分子量(M n )との比(fA
     w / M n ) ”’C表示される分子量分布が
    1.5〜5.0 b) IH−NMRでfllll定される1、2結合単
    位分率が1.0%以下 c)Lローターを使用し、100°Cで測定されるムー
    ニー粘度(ML)が10〜7゜ d)25°Cにおける5%スチレン溶液粘度(SV)が
    15〜400センチボイス のポリブタジェンコムを2〜20爪1.V%強靭化剤と
    して使用してなる耐衝撃性ポリスチレン系樹脂。
  2. (2) a)ケルパーミーニージョンクロマトグラフ(
    cpc)で測定される重量平均分子量(M w )が5
    〜70万、MWと数平均分子量(M n )との比(M
    w/Mn)で表示される分子量分布が1.5〜5.0 b) IH−NMRで測定される1、2結合単位分率が
    1.0%以下 c)Lローターを使用し、100°Cで測定されるムー
    ニー粘度(ML)が10〜70 d)25°Cにおける5%スチレン溶液粘度(SV)が
    15〜400センチポイズ のポリブタジェンゴムを2〜20重量%とスチレン系単
    量体またはスチレン系単量体と共重合uf能な不飽和化
    合物との混合物88〜80重量%を塊状重合、塊状懸濁
    併用重合または溶液重合によりラジカル重合させること
    を特徴とする耐衝撃性ポリスチレン系樹脂の製造方法。
JP21070483A 1983-11-11 1983-11-11 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造方法 Granted JPS60104112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21070483A JPS60104112A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21070483A JPS60104112A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60104112A true JPS60104112A (ja) 1985-06-08
JPH0414689B2 JPH0414689B2 (ja) 1992-03-13

Family

ID=16593713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21070483A Granted JPS60104112A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60104112A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60108410A (ja) * 1983-11-18 1985-06-13 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 熱可塑性樹脂の製造方法
JPS6253307A (ja) * 1985-08-30 1987-03-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 成形性良好なスチレン系樹脂
JPS62179542A (ja) * 1986-01-31 1987-08-06 Ube Ind Ltd ポリブタジエンゴム組成物
JPS6366215A (ja) * 1986-09-05 1988-03-24 Ube Ind Ltd 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物
JPS6377912A (ja) * 1986-09-20 1988-04-08 Idemitsu Petrochem Co Ltd モノビニル芳香族系樹脂組成物
JPS6392620A (ja) * 1986-10-08 1988-04-23 Ube Ind Ltd ポリブタジエン
JPS63248809A (ja) * 1987-01-28 1988-10-17 ザ ダウ ケミカル カンパニー ゴム強化モノビニリデン芳香族ポリマー樹脂およびその製造法
US5096970A (en) * 1987-08-19 1992-03-17 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Prepolymerization process for producing a conjugated diene compound prepolymer solution
JPH05155937A (ja) * 1991-12-03 1993-06-22 Ube Ind Ltd ポリブタジエン及び耐衝撃性ポリスチレン系樹脂
JP2005350545A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Tomio Kawarada 吸水体
EP1780051A1 (en) * 2005-10-11 2007-05-02 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Rubber composition for tire tread

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051289B2 (ja) * 1983-11-18 1993-01-07 Japan Synthetic Rubber Co Ltd
JPS60108410A (ja) * 1983-11-18 1985-06-13 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 熱可塑性樹脂の製造方法
JPS6253307A (ja) * 1985-08-30 1987-03-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 成形性良好なスチレン系樹脂
JPS62179542A (ja) * 1986-01-31 1987-08-06 Ube Ind Ltd ポリブタジエンゴム組成物
JPS6366215A (ja) * 1986-09-05 1988-03-24 Ube Ind Ltd 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物
JPS6377912A (ja) * 1986-09-20 1988-04-08 Idemitsu Petrochem Co Ltd モノビニル芳香族系樹脂組成物
JPS6392620A (ja) * 1986-10-08 1988-04-23 Ube Ind Ltd ポリブタジエン
JPS63248809A (ja) * 1987-01-28 1988-10-17 ザ ダウ ケミカル カンパニー ゴム強化モノビニリデン芳香族ポリマー樹脂およびその製造法
US5096970A (en) * 1987-08-19 1992-03-17 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Prepolymerization process for producing a conjugated diene compound prepolymer solution
JPH05155937A (ja) * 1991-12-03 1993-06-22 Ube Ind Ltd ポリブタジエン及び耐衝撃性ポリスチレン系樹脂
JP2005350545A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Tomio Kawarada 吸水体
EP1780051A1 (en) * 2005-10-11 2007-05-02 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Rubber composition for tire tread
CN100441622C (zh) * 2005-10-11 2008-12-10 住友橡胶工业株式会社 轮胎胎面用橡胶组合物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0414689B2 (ja) 1992-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3603294B2 (ja) ポリブタジエンゴム及び耐衝撃性芳香族ビニル系樹脂組成物
JPS6348317A (ja) 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造方法
JPS60104112A (ja) 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造方法
JPH0133485B2 (ja)
JPS5917125B2 (ja) 耐衝撃性スチレン系樹脂の製法
US20040186235A1 (en) Rubber-modified high impact polystyrene resin composition
JP5262425B2 (ja) スチレン系樹脂組成物
JPS61148213A (ja) 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造法
JPH0414688B2 (ja)
JPH0480049B2 (ja)
JP5262424B2 (ja) スチレン系樹脂組成物
JP2004250679A (ja) スチレン系樹脂組成物
JPS592684B2 (ja) スチレン系耐衝撃性樹脂の製造方法
JP2004250669A (ja) ゴム変性耐衝撃性樹脂組成物
JPH10273574A (ja) ゴム変成耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物
JP2004250671A (ja) スチレン系樹脂組成物
JP3254054B2 (ja) ゴム変性ビニル芳香族樹脂組成物及びその製法
KR101913741B1 (ko) 내충격성, 착색성 및 내후성이 우수한 아크릴계 그라프트 공중합체의 제조방법
KR101868800B1 (ko) 내충격성, 착색성 및 내후성이 우수한 아크릴계 그라프트 공중합체의 제조방법
JPH0245508A (ja) ポリブタジエンおよびそれを用いた耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物
JP4821143B2 (ja) ポリブタジエンの製造方法及びそれを用いたゴム変性スチレン系樹脂組成物
JP2008274303A (ja) ゴム変性耐衝撃性樹脂組成物
JPS6257664B2 (ja)
JP2004250691A (ja) 変性ポリブタジエン含有耐衝撃性樹脂組成物
JPS63301210A (ja) 耐衝撃性スチレン系樹脂成形材料及びその製造方法