JPS5948612A - 車両の性能測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、車両の走行における性能に関するデータを収
集・提供する車両の性能測定装置に関するものである。

〔発明の技術的背景〕

従来、車両性能に関するデータを収集する場合には、車
両の走行速度に応じて信号を発生する速度センサの信号
や走行に伴ない発生する速度発電機からの走行・ｆルス
の累計値をカウントするカウンタ等の距離センサの信号
や消費電力量を求めるための電圧・電流をカ行・ブレー
キ・惰行のタイミングを示す信号を同時にペン書きレコ
ーダにて、チャート紙に描かせこのチャート紙より走行
時間・距離・速度を読み出すという方法が一般的にとら
れている。又、データ分析の容易性、見易さを考え、加
速時又は減速時すなわち速度変化が大きいところでは、
試験員によりペン書きレコーダの紙送り時間を長くし、
惰行に入ると短かい紙送シ時間に戻すと云った方法が一
般的にとられている。

ところが、上述の方法では、常時試験員が運転員と連絡
をとりながらペン書きレコーダを操作・監視しなければ
ならず、記録漏れ等のミスが発生するという欠点がある
。又、記録漏れを無くすためには、複数基の試験員が必
要となシ、労力を要するという欠点がある。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車両の加速
・減速又は惰行に自動的に応答して、測定周期を決定し
、データを記録することができる車両の性能測定装置を
提供することを目的とするものである。

〔発明の概要〕

即ち、本発明は上記目的を達成するため、車両の走行中
の消費電力量、加減速度等を該車両からの検出情報に基
づき測定し、記録する装置において、短かい測定周期及
び長い測定周期の二種の測定周期を与える手段と、前記
車両の運転指令情報を受は該運転指令情報が加速また減
速のときは前記短かい測定周期で前記検出情報を取り込
み、またそれ以外のときは前記長い測定周期で取シ込ん
で測定を行う測定手段とを設けて構成し、運転指令情報
に応じ加速・減速等の速度変化の大きい運転状態では短
かい周期となるよう、またそれ以外では長い周期となる
よう運転情報に応じ自動的に測定周期を切換えて測定を
繰返すようにし、運転の状態に応じて最適の時間間隔で
測定データを収集記録できて、しかも分析に十分なデー
タが測定漏れを生ずることなく且つ試験員の労力負担な
しに得られるようにする。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例を図面により説明する。

本発明の実施例の全体構成を示す第１図において、１は
電圧検知手段としての電圧検出器（ＤＣＰＴ）　％　２
は電流検知手段としての電流検出器（ＤＣＣＴ）、３は
車輪の回転に伴ないその回転に対応した走行パルスを発
生させる速度発電機、４は運転指令を与える運転指令部
、５はマイクロコンビーータで構成される測定器本体、
６は操作・ｆネル上に設けられた測定器の起動指令用の
スタート釦、７は操作Ａ？ネル上に設けられ測定の終了
指令を発令するストップ釦、８は加減速時において細か
く測定データを得るため短かい測定周期を与えるための
ディジタルスイッチ、９は惰行時等において長い測定周
期を与えるためのディジタルスイッチで、これらディジ
タルスイッチ８，９の値（周期）設定は情況や目的に合
わせて適宜に行なう。１０はＤＣＰＴＪより電圧を、ま
たＤＣＣＴ２よシミ流を、また速度発電機３よ如走行パ
ルスを、また運転指令部４よシ運転指令をそして操作パ
ネルからの起動指令、終了指令、ディジタルスイッチ８
，９の設定データを受けてこれを測定器本体に入力する
入力部、１１はこの入力部１０からの入力データや、演
算制御部１２により演算されたデータをＲＡＭ（ランダ
ム・アクセス・メモリ）に一時記憶する記憶部、１２は
消費電力量等を演算する演算制御部であり、マイクロプ
ロセッサ−とＲＯＭ（リード・オンリー・メモリ）で構
成されている。１３は測定データを記録器１５に出力す
る出力部、１４は演算制御部１２の動作を司るクロック
発生部である。

次に上記構成の本装置の動作を説明する。

本測定は電源投入すると測定器本体５のクロック５ｊ／
ｒ　＋１部１４が動作し、このクロック発生部１４ン　
、のクロック毎に予め設定された演算制御部１２の中の
測定グロダラムが実行され、スタート釦６が押されるの
を待って記憶部ノーの測定データをクリアし、引き続き
入力部１ｏにおいてＤＣＰＴＪより電圧、ＤＣＣＴｚよ
り電流、速度発電機３より走行／母ルス、運転指令部４
より運転指令をディジタルスイッチＩの設定周期で取り
込み、これを記憶部１１のＲＡＭに一時配憶させる。そ
して、この記憶内容に基づき演算制御部１２によシ走行
時間・走行距離・消費電力量を求め、その結果を逐次出
力部１３に出力することにより記録器１５に記録させる
。これによシディジタルスイッチ８よシ長いディジタル
スイッチ９の設定周期で測定が繰り返えされ、記録され
てゆく。

運転指令部４より力行又はブレーキ指令を検知すると、
今度はディジタルスイッチ９からディジタルスイッチ８
に読み替え、ディジタルスイッチ８よシ与えられるディ
ジタルスイッチ９よシ短かい設定周期で上述のデータを
収集・記録し、惰行に入ると自動的にディジタルスイッ
チ９より与えられる測定周期に戻す。

これにより加減速時など速度変化の大きい運転状態のと
きは、速度変化の小さい運転状態のときに比べ細かい測
定データが得られるように状態に応じた切換えが自動的
に成されるととＫなる。

動作の概要は上述の通りであるが、ここで第２図と第３
図を用いて更に詳細に説明をする。

第２図は上記動作をフローチャートで示したもので、第
２図において本測定器の電源が投入されると、ステラｆ
１００で記憶部であるＲＡＭの内容と入力部１０、出力
部１３、クロック発生部１４に関するハードウェアイン
タフェースの初期化を行ない動作可能とさせる。次にス
テラフ６１θノで操作パネル上に設けられたスタート釦
６の信号を入力し、ステップ１０２でスタート釦６が押
されたか否かを判断し、押されたらステラｆ１０３で走
行時間・走行距離・消費電力量・速度等の測定データ用
バッファ（ＲＡＭ）をリセットし、前回までの測定デー
タを全てクリアする。次にステップ１０４で内部タイマ
ーの更新を行ない、ステラｆ１０５で測定を行ない、ス
テップ１０６と１０７でストップ釦７が押されたことを
検知する迄、測定が行なわれる。

ここで、第２図におけるステラｆ１０５の測定処理の詳
しい内容を第３図に示すフローチャートを用いて説明す
る。ここでは、まずステラｆ１１０で運転指令部４の出
力信号を入力し、ステッｆ１１ノでこの運転指令部４か
ら運転指令（力行又はブレーキ指令）が出されているか
否かを判断し、運転指令があればステップ１１２ａでデ
ィジタルスイッチ８よ多周期を入力し測定周期とする。

又、惰行であればステップ１１２ｂでディジタルスイッ
チ９より周期を入力し測定周期とする。そしてステラｆ
１１３で測定時刻を検知し、測定時刻であればステップ
１１４でデータ測定演算を行ない、ステップ１１５で記
録器１５に任意のフォーマットで記録させる。ステップ
１１３での測定時刻の検知方法は、例えばステ、プ１１
２ａで力行又はブレーキ指令信号の立上多時にディジタ
ルスイッチによる周期に相、当するカウント値をセット
し、次のクロック発生毎に減算することにようステップ
１１３でカウントの値が１０”になったことを検知すれ
ば測定時刻とすることができる。

ステラｆ１１４のデータ処理・演算の内容はＤＣＰＴＪ
より電圧を、ＤＣＣ’ｒ’より電流を、速度発電機３よ
り走行パルスを入力し走行距離・消費電力量・走行時間
・速度を求め、力行指令の時、加速度を　ブレーキ指令
の時減速度を求める。

演算方法は公知な技術を採用しているためここではその
説明は省略する。

上述のように加速度・減速度の大きい所では測定周期が
切換えられ、従ってこのような所では惰行時に比べてよ
り詳細々データを測定できる。

伺、上述した実施例においては、ディジタルスイッチよ
シ各々の周期を設定するよう構成しているが、ロータリ
スイッチを使用したシ、又はＲＯＭに書き込んでおいて
もよく、設定手段は様々考えられる。また、半導体メモ
リからなる記憶部１１の代わりに磁気記録等の手段を用
い、測定終了後、分析室等に持ち込んで、他の分析又は
解析装置にてデータ分析又は解析を行なうことも可能で
ある。また、記録器１５としては、プリンタやＣＲＴ　
（陰極線管表示器）などが考えられ、これに数字表示や
グラフ表示をすれば、目視確認が客観的に行なえ、車両
の運転状況など正確に確認できる。また、記録を必要と
するか否かの判断となる信号を本測定器に与えて、部分
的に記録するようにすれば、メモリ容量が少なくてすみ
、装置の小形化と低コスト化が図れる。又光伝送装置等
の伝送手段を用いて測定・算出したデータを地上環に配
置された出力装置にてデータをアウトプットさせれば、
車上に大きなプリントアウト設置を設ける必要がなく、
車両構成上有利となる。更に、測定・算出したデータを
車上に設けられた記録装置等に記憶させ定期点検時など
の時、地上環に配置された出力装置にてデータをアウト
プットさせれば、一定期間毎に車両情報をまとめて得る
事が出来、後の分析などにおいて好都合である。また、
上記地上環に配置された出力装置にてデータをアウトプ
ットする代わシに、データを車両検修のセンターファイ
ルにインプットして車両運行・記録を集中管理出来る様
にすることもでき、このようにすれば車両管理・保守の
為の基礎データが確実に整理出来る。又、測定・算出し
たデータを車上に設けられた車両監視装置（モニター装
置）等にインプットさせ、しかるべき情報をプラズマデ
ィスプレイ等の装置によシ試験員に対して走行状態情報
又は運転指令などを提供するようにすれば、運転中に車
両情報を運転員に通報出来る。又、測定・算出したデー
タを車上に設けられた車両制御装置等にインプットさせ
、最適制御を行なわせるようにすれば、マイコン応用等
の車両最適制御に必要なデータが自動的にインプットさ
れ極めて良好な制御を行なう事が出来るようになる。ま
た測定・算出したデータを車上に設けられた記録装置等
に記憶させ、測定終了後に再度記録装置からデータを読
み取シアウドプツトさせれば、リアルタイムの非常に大
きなアウトプット装置を必要とせず、小形な車両構造に
適した装置としてまとめる事が出来る。又、測定算出し
たデータをシミュレータ等のセンターファイルにインプ
ットさせ走行状態を再現させると共に再現されたデータ
より逆に走行条件を導き出すようにすれば、より現実的
な路線条件に適合した運転計画を行なう事が可能となる
。また、測定開始のトリガとなるスタート釦や、測定終
了のトリがとなるストップ釦の代わりに、運転台に設け
られるマスク−コントローラ等の指令を取υ入れ、この
指令を測定開始のトリガとし、停車検知センサー等から
の停車信号を測定終了のトリがとすれば、試験員が押釦
を押す必要がなく、ますます労力の削減が可能となる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明は車両の走行中の消費電力量
、加減速度等を該車両からの検出情報に基づき測定し記
録する装置において、短かい測定周期及び長い測定周期
の二種の測定周期を与える手段と、前記車両の運転指令
情報を受は該運転指令情報が加速または減速のときは前
記短かい測定周期で前記検出情報を取り込み、またそれ
以外のときは前記長い測定周期で取り込んで測定を行な
う測定手段とを設けて構成し、運転指令情報に応じ加減
速時などの速度変化の大きい運転状態では予め設定され
た短かい周期となるよう、またそれ以外では予め設定さ
れた長い周期となるよう運転情報に応じ自動的に測定周
期を切り換えて測定を行なうようにしたので、運転の状
態に応じた最適な時間間隔で測定データをｒ反集記録で
き、しかも分析に十分なデータが測定漏れを生ずること
なく且つ試験員の労を経ることなく得られるなど優れた
特徴を有する車両の性能測定装置を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す全体構成図、第２図
は、第１図における演算制御部１２の測定プログラムの
流れを示すフローチャート、第３図は第２図におけるス
テラｆ１０５の測定処理内容を示すフローチャートであ
る。 １・・・電圧検出器（ＤＣＰＴ）、２・・・電流検出器
（ＤＣＣＴ）、３・・・速度発電機、４・・・運転指令
部、５・・・測定器本体、６・・・操作・ｆネル上のス
タート釦、７・・・操作ノやネル上のストップ釦、８，
９・・・ディジタルスイッチ、１０・・・入力部、１１
・・・記憶部、１２・・・演算制御部、１３・・・出力
部、１４・・・クロック発生部、１５・・・記録器。 １５− 第１図 第２図 第３図

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両の走行中の消費電力量、加減速度を該車両か
   らの検出情報に基づき測定し、記録する装置において、
   短かい測定周期及び長い測定周期の二種の測定周期を与
   える手段と、前記車両の運転指令情報を受け、該運転指
   令情報が加速または減速のときは前記短かい測定周期で
   前期検出情報を取り込み、またそれ以外のときは前記長
   い測定周期で取り込んで測定を行う測定手段とを備えて
   成る車両の性能測定装置。
2. （２）測定手段により得たデータを地上に配置した出力
   装置に送ってデータを出力させる事を特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の車両の性能測定装置。
3. （３）測定手段により得たデータを車上に設けた記録装
   置に記憶して保存させ、必要に応じ保存データを出力さ
   せる事を特徴とする特許請求１− の範囲第１項記載の車両の性能測定袋＃。
4. （４）測定手段によシ得たデータは、車両の最適制御に
   用いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の車
   両の性能測定装置。
5. （５）　　測定手段によυ得たデータは、記録装置に記
   憶させ、測定終了後に再度記録装置からデータを読み取
   シ、出力させることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の車両の性能測定装置。
6. （６）測定手段によシ得たデータは、シミュレータ等の
   センターファイルに入力し、走行状態の再現を可能とさ
   せることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の車両
   の性能測定装置。
7. （７）　　出力するデータを車両検修のためのセンター
   ファイルに入力して車両運行記録の集中管理に用いるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第２項または第３項記載
   の車両の性能測定装置。
8. （８）再現された走行状態より、走行条件を導き出すこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第６項記載の車両の性能
   測定装置。 ２−