JPS5945865A - たばこの香喫味改良方法 - Google Patents

たばこの香喫味改良方法

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JPS5945865A
JPS5945865A JP15396382A JP15396382A JPS5945865A JP S5945865 A JPS5945865 A JP S5945865A JP 15396382 A JP15396382 A JP 15396382A JP 15396382 A JP15396382 A JP 15396382A JP S5945865 A JPS5945865 A JP S5945865A
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高原 広康
三木 肇
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武本 長昭
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Japan Tobacco and Salt Public Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は柑橘類の果皮の加工処理物をたばこまたはたば
こ製造用材料品に添加してたばこの香喫味を改良する方
法に関する。
従来、柑括類のたばこ分野への利用技術としてはレモン
のアルベドを用いて垣酸抽出した粗ペクチン質を葉巻た
ばこ外紙(ラッパー)に成形する例(アメリカ特許第4
.129.134号)、柑橘類から単離精製したペクチ
ンを用いてシートたばこ用結合剤に利用する例(アメリ
カ特許第4,144535号)がある。これらの特許は
柑m類に存在するペクチン質を利用することに共通点が
あるが、本発明は従来技術のように柑橘類のペクチン質
を利用するものではなく柑橘類に存在するペクチン以外
の物質を積極的に利用してたばこの香喫味改善をはかろ
うとするものである。
一般に柑橘類に存在する苦味物質には数多くの成分があ
るが、その中でフラボノイド系化合物の配糖体であるナ
リンギン、リモノイド系化合物であるリモニン、デオキ
シリモニン、デアセチルリモニン、ノミリン、リモネキ
シ酸などが知られており(「果汁、果実飲判事共、J 
418頁および372頁、朝倉書店発行)、ナリンギン
とリモニンが代表的な苦味成分といわれている。ナリン
ギンは柑橘類の中では夏みかんの果皮に特に多く、フラ
イド中に約0.3%、アメド中に約1%、内果皮(しょ
うのう膜)に約1%含有し、果肉、果汁に比べかなり含
量が高い。
ナリンギンDj酵素α−ラムノシダーゼの作用でラムノ
ースとブルニンに加水分解されるが、生成するプルニン
にはナリンギンの苦味の1に相当する苦味を呈し、また
酵素β−グルコシダーゼの作用ではグルコースとナリン
ゲニンに加水分解し、ナリンゲニンは苦味を呈さないこ
とも知られている( J、Food 5cience第
44巻、1358頁、 1979年、および「果汁協会
報」屓267.11頁、1980年)。ナリンギンによ
く類似した化合物であるヘスベリジンも柑橘類に多く存
在し、温州みかんの場合フライド中に約2%、アルベド
中に約2.5%、内果皮(じようのう#)中に約0.2
%含有し、果汁に比べかなり含量が高いが苦味は少く、
β−グルフシダーゼの作用でヘスペリチンと糖に加水分
解される物質がある。
リモニンはオレンジの場合種子、アルベド。
内果皮(じようのう膜)に主に存在し、果汁中にも20
〜30 ppm含有していてジュースの苦味の原因にな
っているが、健全な果実は普通リモニンを含んでなく、
その前駆体で苦味を呈さないリモノン酸A′F:4ラク
トンが果実より果汁を抽出したのち果汁中で徐々にリモ
ニンに変化するともいわれている(「果汁協会報Js、
266゜6頁、1980年、および煮283,49頁、
 1981年)。リモニンは有機溶剤に可溶な物質では
あるが、果汁を非水系有機溶剤で抽出してリモニンを除
去することはかなり困卸で、尿汁の苦味は完全になくな
らない。
柑橘類の果皮に含有する成分のうちたばこの香喫味に悪
影響を及ぼす物質はナリンギン、ヘスベリジン、リモニ
ンによって苦味、ざらつくいやみが出るほかKせんい1
によるせんい分解臭、しげき、からみ、さらにはアスパ
ラギン。
グルタミン、アルギニン、オルニチン、リジンなどの塩
基性アミノ酸および蛋白質による蛋白分解臭、苦味、い
やみがある。柑橘類の乾燥果皮をたばこに添加するとせ
んい的なしけき、からみ、苦味が強く出て、たばこにな
じまないせんい質分解臭、蛋白質分解臭、いやみを伴な
うような香喫味になり、苦味、いやみがあと口に残るよ
うになる。ただ果皮のうちアルベドは、たばことのなじ
みが比較的よく、たばこの香味をうずくする反面、劣質
葉たばこの生地くさみ、渋味を抑制する効果があり、フ
ライドとじようのり膵は酸性状部下で加熱したのちアル
カリ性状態下で再加熱することにより苦味、いやみ。
せんい的なしげきが減少してやわらかさ、ふくらみを付
与する香喫味になる。またナリンギン、ヘスベリジンの
加水分解物であるナリンゲニン、ヘスペリチンはいずれ
も渋味、ざらつきのある香喫味を有し、たばこらしい香
味を減少させるが、弱アルカリ性状態下で加熱すると渋
味、ざらつきは減少し、劣質葉たばこのもつ生地くさみ
、渋味、いやみを減少させる効果がある。
 5− 以上のように柑&’JRの果皮に存在する苦味物質なら
びに香吻味品質に及ぼす岸響などの知見から、果皮を適
宜処理することにより有効化がはかれることを予測しさ
らに詳細に研究を進めた結果、乾燥果皮に酵素β−グル
コシダーゼを作用させることにより苦味がやや減少する
香喫味になること、ブ四テアーゼの作用で蛋白質分解臭
が減少して煙にふくらみが出ること、セルラーゼの作用
でせんい質分解臭、しげき、からみが動してやわらかい
香喫味になることが判り、さらにこれらの酵素処理物に
酸性または中性アミノ酸および糖を加えて酸性状部下で
加熱することにより苦味、いやみがさらに減少するよう
になり、加熱の際に多価アルコールを共存させるとこげ
苦味が発現しなくなることが判明した。
加熱物を非水系有機溶剤で抽出すると抽出残の水層には
苦味、渋味、ざらつくいやみが減少し、抽出残にアルカ
リを加えて再加熱すると苦味。
渋味、しげき、からみ、くさみ、いやみなどがかなり減
少して煙量感、ふくらみ、やわらかさ 6− を有する香喫味になることが明らかになった。
またこのような加工処理をしたのちホモジナイザーで攪
拌すると粘性のあるペースト状物になりせんい状、顆粒
状、シート状に成形することもでき、成形物をたばこま
たはたばこ製造用材料品に添加することによりたばこ生
地のもっしげき、からみ、苦味、渋味、ざらつくいやみ
などを著しく減少させ、よりい甘味を伴ったやわらかい
煙に改質する効果があることを発見し、本発明を完成す
るに至った。
すなわち本発明はtlf a類の果皮にβ−グルコシダ
ーゼ、ブpテアーゼ、セルラーゼからなる混合酵素を加
えて酵素反応を行なわせたのち、この酵素反応物に糖、
酸性または中性アミノ酸、無機または有機酸、多価アル
コールをそれぞれ加えて加熱し、中和後、非水系有機溶
剤で抽出して非水系有機溶剤層と水層とに分別し、非水
系有機溶剤に可溶な物質を除去することにより柑橘類に
存在していた苦味物質またはたばこ香喫味に悪影響を及
ぼす物質を分解または除去したのち、該水層にアルカリ
を加えてpH79以上にして加熱し、ホモジナイザーで
攪拌することにより得られるペースト状物および/まだ
該ペースト状物の成形物をたばこまたはたばこ製造用材
料品に添加して香喫味を改善する方法である。
本発明についてさらに詳細に説明すれば、利用できる果
皮としてはスィートオレンジ系、ミカンのタンゴール拳
タンゼロ系、グレープフルーツ系、レモン系などの柑橘
類のほが夏みかん、へ朔、ライム、サワーオレンジ、ベ
ルガモツト、シト四ンなどの雑材系の果皮が利用でき、
果皮をフラベド、アルベド、じようのう膜、砂のうの表
皮に分けてその1種または2種以上を選択して使用する
こともできる。果皮は60〜100℃で乾燥し、粉砕機
で粒径0.1〜3制に粗砕したいわゆる乾燥果皮重を使
用すること遁望ましいが、柑橘ジュース製造工場で生来
をインライン搾汁機などでジュースを搾汁したのち搾汁
残渣に石灰を添加後圧搾してモラッセスを採つた残渣を
90〜110℃で乾燥し、前記同様に粉砕したいわゆる
搾汁残乾燥果皮末を使用することもできる。また各種ジ
ュース製造工場から生出される果皮または搾汁残渣、例
えばぶどう、りんご、パイナツプル、バナナ、柿皮など
を前記同様に乾燥・粉砕して柑橘類果皮重量の10%以
下の量を配合して使用してもよい。
これらの果皮重を用いて本発明のペースト状物または該
ペースト状物の成形物を調製するには、先づ、果皮重に
粉末!j1.Z素のβ−グルコシダーゼ、プロテアーゼ
、セルラーゼの等重量混合酵素またけ2:1:2の重量
比で配合した混合酵素を水に溶解して果皮重量の0,0
1〜0.1重量%になるように添加して果皮の水分を4
0〜80%に調節し、この水分値を保持させながら35
〜50℃の恒温機中に8〜24時間静置して酵素反応を
行なわせて酵素反応物を得る。
次に、酵素反応物にアスパラギン酸、グルタミン酸など
の酸性アミノ酸またはブ田リン、β−75ニン、フェニ
ルアラニン、γ−アミノ酪 9− 酸、ロイシン、イソロイシン、バリン、チロシンなどの
中性アミノ酸から選択される1種または2種以上のアミ
ノ酸を果皮重り゛の0,1%以下、りk コ−X 、フ
ラクトース、キシロース、ラムノース、リポース、マル
トース、シュウクロースなどの糖またはこれらの糖が溶
解している液糖から選択される1′Piまたは2穏以上
の糖を果皮重量の1〜10%、塩酸、硫酸、リン酸など
の無機酸またはクエン酸、りんご酸、酒石酸。
乳酸などの有機酸から選択される1Bまたは2種以上の
酸を果皮重量の0.1〜7%、グリセリン、プ四ピレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コールなどの多価アルコールから選択される1種または
2種以上の多価アルコールを果皮重量の1〜10%をそ
れぞれ順次加え、水を適宜加えて攪拌溶解させ、90〜
100℃の温度で20〜60分間加熱してメイラード反
応を行なわせる。
冷却援、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナト
リウム、アンモニアなどのアルカリ−10+ 水溶液を加えて中和し、非水系有機溶剤、例えば、n−
ヘキサン、ジエチルエーテル、りpロホルム、ベンゼン
などの1即または2種以上の混液を加えて擾とう抽出し
、非水系有機溶剤層と水層とに分別し、非水系有機溶剤
層を除いた水層はさらに前記アルカリ水溶液を加えてp
H10以上にしたのち90〜100℃の温度で30〜6
0分間再加熱し、熱いうちにホモジナイザーで攪拌して
ペースト状物を調すIする。ペースト状物の固形分濃度
は5〜20%にし、次の操作が容易になるように水で調
節することが皐ましい。
本発明の香喫味改良法は柑秤Fj K上記のような加工
処理を施して得られたペースト状物を利用するもので、
たばこヴ1造用原判葉たばこ、シートたばこおよびたば
こ製造用材料品である糊、フィルター、巻紙にペースト
状物を固形分換算で0.1〜10重量%添加することに
より、たばこ生地のもつ青くささ、生くささ、生地くさ
み、渋味、苦味、しげき、からみ、いやみを抑制してや
わらかいふくらみ、うまみを付与する香喫味改良効果が
期待できる。またペースト状物を成形機でシート状、顆
粒状に成形してたばこまたはたばこ製造用材料品に添加
する場合はたばこ生地のもつ青くささ、生くささ、生地
くさみ、渋味、苦味、しげき、からみ、いやみが抑制さ
れて、やわらかいふくらみのある煙量感、うまみが付与
される香喫味に改良することができる。
該ペースト状物からシート状物に成形する場合はペース
ト状物を熱いうちに鉄板上に薄く展延して乾燥後鉄板か
ら刺部し、裁刻機で刻巾0.65〜l、QIIWに裁刻
してからたばこ刻上品に固形分換算で1〜10重量%配
合して使用することが望ましい。さらに顆粒状物に成形
する場合は例えば造粒機で粉糖にペースト状物をコーテ
ィングさせて乾燥し、粒径0.2〜1鰭の大きさの顆粒
を集めるかまたは、ペースト状物をエクス)ルーグー機
に入れて直径1謔のノズルから押出して熱風乾燥するか
もしくは親水性有機溶剤中に押出して水分をあらかじめ
脱水したのち熱風乾燥し、粉砕機で粗砕して粒径0.2
〜1闘の大きさの顆粒を集める。このようにして得た顆
粒はたばこ用フィルター製造時にフィルターffi材に
混合してデュアルフィルターまたはトリプルフィルター
の中間に添加するなどにより各種フィルターを調製する
ことができ、添加量はシガレット1本当り5〜100■
で好ましい香喫味にすることができる。
本発明のペースト状物または該ペースト状物の成形物を
たばこまたはたばこ製造用材料品に添加して使用する場
合、たばこ用香料である水溶性の第1香料、バーレー用
香料、中骨用香料、シートたばこ用香料、膨化たばこ用
香料にペースト状物を調合してもよく、また粉末香料を
ペースト状物に調合してから成形・乾燥して使用しても
たばこの香喫味改良効果は期待できる。
実施例−1 へ朔みかんの外来皮はスライスして外側のフライドと内
側のアルベドに分け、じようのう膜13− は水洗してジュースサックを除き、フライド。
アルベド、じようのう膜の各部位は温度80’Cで20
時間乾燥後粉砕機で粒径3wR以下に粉砕し、各乾燥果
皮未を調製する。
各乾燥果皮末100fにβ−グルフシダーゼ粉末(ベー
リンガー・マンハイム[lI之内に、Kjfl)、プロ
テアーゼ粉末(科研化学に、に製)、セルラーゼ粉末(
明治製菓に、に製、商品名メイセラーゼCMB)の等重
量混合酵素o、1?を水40Fに溶解してそれぞれ添加
し、この水分を保持しながら45℃の恒温機中に静置し
て12時間酵素反応を行ない、反応後、グルコース4り
、β−75ニン0.04f 、グルタミン酸0.06F
、リン酸3F、グリセリン59.水1000fを加えて
90〜100℃に加熱して30分間メイラード反応を行
なう。冷却後40%水酸化す) IJウム水溶液を加え
て中和し、n−ヘキサン100 mlを加えて激しく振
とうしてn−ヘキサン層と水層に分別し、n−ヘキサン
層は捨てる。
水層は28%アンモニア水溶液を加えてpH1014− 以上のアルカリ性にして90〜100’Cの温度で30
分間再加熱して熱いうちにホモジナイザーで攪拌してペ
ースト状物をそれぞれ調製する。
各ペースト状物は鉄板上に展開して80℃の熱風乾燥機
で60分間乾燥したのち剥離してシート状の成形物を調
製し、裁刻機で剤中0,8Mに裁刻してフラベド、アル
ベド、じようのう膜の加工処理済シートの刻上品を得る
。このシート刻上品を「ハイライト」(日本専売公社制
)用乾冷刻上品に10重景%配合して巻上げた本発明品
と、シート刻上品を無配合で巻上げた対照品を、検査員
20名で構成される専門パネルによる官能検査により香
喫味を比較した。
結果は、本発明品の香喫味は対照品より生くさみ、しけ
き、渋味、苦味、ざらつくいやみが減少してよりい甘味
を伴なった煙量感・ふくらみのある香喫味になり、第1
表に示すようににおい、味、くせにおいて本発明品は著
しく改善されることが判定された。なお、本発明品の香
喫味においてみかん様のにおいは発現しなくなり、苦味
も減少することが認められたが、フラベド、アルベド、
しようのう膜の各部位別に比較した場合、アルベドが最
も煙量感・ふくらみが多く、次いでフライド、しょうの
う股の順で、いずれもたばこ生地とのなじみは良かった
第1表 (註)数値は20名のパネルのうち良いとした人数で、
**印は1%2本印は5%危険率で有意を示す。
(以下の実施例も同じである)。
実施例−2 ジュース製造工場でインライン搾汁機で搾汁した残渣に
石灰を加えて圧搾してモラツセスを採ったのち105℃
の温度で加熱乾燥した温州みかん乾燥果皮を粉砕機で粒
径3醪以下に粉砕してその中から1001をはかり採り
、実施例−1で使用したβ−グルコシダーゼ粉末、プロ
テアーゼ粉末、セルラーゼ粉末を重量比で2:1:2で
配合した混合酵素0.011を水50Fに溶解して添加
し、この水分を保持しながら35℃の恒温機中に静置し
て24時間酵ψ反応を行なう。
反応後シュウクロース1or 、r−アミノ酪酸0.0
1ftプロリン0.05f、バリン0.02ftクエン
酸49.グリセリン89.水600fを加えて90〜1
00℃の温度で20分間加熱し、冷却後28%アンモニ
ア水溶液を加えて中和し、クロロホルム−ベンゼン−ジ
エチルエーテル混液(容量比1 : 2 : 2)10
0mtを加えて激しく振とうして非水系有機溶剤層と水
層とに分別し。
非水系有機溶剤層は捨てる。水層はさらに28%アンモ
ニア水溶液を加えてpHlo以上のアルカ+)tにして
90〜100℃の温度で60分間再加熱し、熱いうちに
ホモジナイザーで攪拌してペ17− −スト状物を調製する二 このペースト状物をエクストルーダ一様に入れて直径1
酊のノズルから押出してせんい状に成形しながら99.
5容量%エチルアルコール2tを入れた円筒容器中に導
いて脱水したのち風乾してエチルアルコールを蒸発せし
め、80℃の乾燥機で充分乾燥して得られたせんい状物
を粉砕機で粗砕して粒径0.5〜1.Q myの顆粒を
集める。
両端が7.5簡のアセテートフィルターで中間K 5 
fi+++の空隔のあるたばこ用トリプルフィルターの
中間部に、前記の方法で調製した顆粒を70■詰め、「
マイルドセブン」(日本専売公社制)用乾冷刻上品90
部と劣質葉である黄色種本葉4等刻上品10部が葉組さ
れている巻上量に取付けた本発明品と、トリプルフィル
ターの中間部にたばこフィルター用活性炭7011vを
詰めて同様の巻上量に取付けた対蕪品を実施例−1と同
じ官能検査法により香喫味を比較した。
結果は、本発明品の香喫味は劣質葉に由来す 18− る青くささ、生くささ、せんい的しげき、渋味、苦味、
いやみが減少して香質が明るく改善され、あと口に残る
ものがなくなって香味の質がすっきりするようになり、
第2表に示すようににおい、味、くせにおいて本発明品
は著しく改善されることが判定された。とくに本発明品
は対照品の活性炭に由来する生温い感じのチャコールチ
ーストが発現しないため煙の切れがよいことが認められ
た。
第2表 実施例−3 実施例−2でWt製した温州みかんのペースト状物を水
で希釈してたばこ用ペーパーフィルターのベースシート
に固形分換算で3重量%になるように噴霧添加して風乾
し、100℃の温度で5分間再乾燥したのちフィルター
製造機でフィルターに巻上げて17簡に切断し、このフ
ィルターを劣質葉である黄色種下葉4等の巻上量に取付
けた本発明品と、水だけをベースシートに添加して調製
したフィルターを同様の巻上量に取付けた対照品を実施
例−1と同じ官能検査法により香喫味を比較した。
結果は本発明品の香喫味は劣質葉の青くささ、生くささ
、急乾臭、しげき、渋味、ざらつき、生いやみ、苦いや
みが減少して黄色種本来の香味になることが認められ、
第3表に示すようににおい、味、くせにおいて本発明品
は著しく改善されることが判定された。
第3表 実施例−4 グレープフルーツのしょうのう膜90部とぶどう果皮1
0部を配合して80℃の温度で20時間乾燥したのち粉
砕機で粒径3隨以下に粉砕し、この粉砕品501に実施
例−1で使用したβ−グルコシダーゼ粉末、プロテアー
ゼ粉末。
セルラーゼ粉末の等重量混合酵素0.011を水301
に溶解して添加し、この水分を保持しながら40℃の恒
温機中に8時間静置して酵素反応を行なう。反応物にキ
シロース0.2 f 、ラムノース0.IP、ロイシン
0.02f、チロシン0.01F。
アスパラギン酸o、otf、酒石酸0.1 f 、プル
ピレングリコール5t、水400fを加えて90〜10
0℃の温度で30分間加熱し、冷却後、5%炭酸ナトリ
ウム水溶液を加えて中和し、りpロホルム100tnt
を加えて激しく振とうしてクロロホルム層と水層とに分
別し、クロロホルム層は捨てる。水層は1%水酸化カリ
ウム水溶液でpHlO以上のアルカリ性にして90〜1
00℃の温度で60分間再加熱し、熱いうちにホモジナ
イザ21− −で攪拌してペースト状物を先ず調製する。
次に、たばこ製造工場から生出される屑たばコ1000
 f! Ic ハイフ100 f、結合剤であるカルボ
キシメチルセル四−スΦナトリウム塩50F、ならびに
前記で調製したペースト状物を順次加を えて混練し、得られる湿潤粉粒体母p−ルで圧延してシ
ート状に成形・乾燥し、裁刻機で剤中o、65闘に裁刻
して巻上げ、本発明のシートたばこ巻上量を得る。
対照品としては屑たばこ100(lにバルブ1001、
カルボキシメチルセルロース・ナトリウム塩S Ot 
、前記のグレープフルーツじようのう膜90部とぶどう
果皮10部の配合乾燥粉砕品50f、キシロース0.2
f、ラムノース0.1f、0イシン0.02F 、−1
−0シン0.0IP 、7スバラギン酸0.011.酒
石酸0.1 ? 、プロピレングリコール51.水40
0りを加え、いわゆる柑橘類果皮の加工処理を行なわな
い組成で混練し、得られた湿潤粉粒体を前記同様の操作
を行なって対照品のシートたばこ巻上量を得る。
 22− さらに屑たばこ1000fにバルブ100S’、カルボ
キシメチルセル四−ス・ナトリウムm50ftプロピレ
ングリコール50り、水4001を加えて前記同様の操
作を行なって参考品のシートたばこ巻上量を調製し、実
施例−1と同じ官能検査法により本発明品、対照品、#
考品の3者の香喫味を比較した。
結果は、本発明品の香喫味はグレープフルーツに起因す
るみかん梯のにおい、117白質分解臭、せんい質分解
臭、苦味、苦いやみ、生いやみが対照品より少く、カル
ボキシメチルセルロース・ナトリウム塩に起因する苦い
やみ、しげきが参考品より少く、パルプに起因するせん
い的なしげき、からみも参考品より少くなって煙がやわ
らかくふくらんで、古賀が明るく改善され、シートたば
ことしてあと口に残るねとつきが減少して香味がすっき
りすることが認められ、第4表に示すようににおい、味
、くせにおいて本発明品は著しく改善されると判定され
た。なお対照品はたばこらしい香味が参考品よりうずく
、苦味、いやみが多いことが判御した。
第4表 33

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、  Iff m 類の果皮にβ−グルコシダーゼ、
    プロテアーゼ、セルラーゼからなる混合酵素を加えて酵
    素反応を行なわせたのち、この酵素反応物に糖、アミノ
    酸、酔および多価アルコールをそれぞれ加えて加熱し、
    中和後、非水系有機溶剤で抽出して非水系有機溶剤層と
    水層とに分別し、該水層にアルカリを加えてpH10以
    上としたのち加熱・攪拌することにより得られるペース
    ト状物および/または該ペースト状物の成形物を、たば
    こまたはたばこ製造用材料品に添加することを特徴とす
    るたばこの香喫味改良方法。
JP15396382A 1982-09-06 1982-09-06 たばこの香喫味改良方法 Expired JPS606195B2 (ja)

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