JPS5941990B2 - トリアルキルアミン/二酸化硫黄で触媒されたカルバメ−ト類のスルフエニル化 - Google Patents

トリアルキルアミン/二酸化硫黄で触媒されたカルバメ−ト類のスルフエニル化

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JPS5941990B2
JPS5941990B2 JP56172202A JP17220281A JPS5941990B2 JP S5941990 B2 JPS5941990 B2 JP S5941990B2 JP 56172202 A JP56172202 A JP 56172202A JP 17220281 A JP17220281 A JP 17220281A JP S5941990 B2 JPS5941990 B2 JP S5941990B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/77Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D307/78Benzo [b] furans; Hydrogenated benzo [b] furans
    • C07D307/86Benzo [b] furans; Hydrogenated benzo [b] furans with an oxygen atom directly attached in position 7

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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶媒及び・・ロゲン化水素受容体の存在下に
、スルフエニルハライドでカルバメート類をスルフエニ
ル化する方法に関する。
更に詳しくは本発明は触媒量の二酸化硫黄とトリアルキ
ルアミンの錯体の存在下にスルフエニルハライドをカル
バメートと反応させることによつて、反応時間を減らし
生成物収量及び純度を改良する方法に関する。溶媒及び
酸受容体の存在下のアミノスルフエニルハライドとカル
バメートとの反応は知られている。
例えば合衆国特許第4006231号は、2・3−ジヒ
トロー2・2−ジメチルーJメ[ベンゾフラニルメチルカ
ルバメート(一般名カーボフラン)のアミノチオ誘導体
類の調製を記載している。この方法はピリジン中でカー
ボフランとアミノスルフエニルハライドを反応させるも
ので、ピリジンは反応溶媒及び酸受容体として働き、反
応は約18時間にわたつて行なわれる。同様に合衆国特
許第4108991号は、ピリジンの存在下に2メチル
−2−メチルチオプロパナールO−(メチルカルバモイ
ル)オキシム(一般名アルジカーブ)をアミノスルフエ
ニルハライドと反応させる類似の反応を明らかにしてい
る。合衆国特許第3847951号は、トリエチルアミ
ン、ピリジン又はキヌクリジンのようなアミン塩基及び
ジメチルホルムアミドのような非プロトン性有機溶媒の
存在下に、アルキルスルフエニル又はアリールスルフエ
ニルハライドとカーボフランとの反応によつてアリール
チオ又はアルキルチオカルバメート類が製造できること
を明らかしている。合衆国特許第3980673号は、
塩化アリールスルフエニルとカーボフランとの反応に対
し、溶媒としてジエチルエーテル、ジオキサン、又はテ
トラヒドロフランのようなエーテル、ベンゼンのような
炭化水素、又はクロロホルムやクロロベンゼンのような
塩素化炭化水素を使用できることを教示している。
また、この特許は、アリールスルフエニル化にとつて、
トリエチルアミンのような第三級有機塩基が好ましい酸
結合剤であることを明らかにしている。合衆国特許第3
997549号は、ピリジン中における塩化スルフリル
と4t−ブチルベンゼンチオールとの反応生成物をカー
ボフランと反応させると、2・3−ジヒドロ2・2−ジ
メチルーJメ[ベンゾフラニル(4−t−ブチルフエニル
チオ)(メチル)カルバメートができることを教示して
いる。本明細書及び特許請求の範囲で他に特定されてい
なければ、アルキルのような脂肪族基に適用される用語
「低級」とは、l〜6個、好ましくは1〜4個の炭素原
子をもつ基を意味し、用語「ノ・口」又は「ハロゲン」
は臭素、塩素又は弗素を包含する。
表中でφの記号はフエニル基を指すのに使われている。
酸受容体とはピリジン及びトリ(低級)アルキルアミン
から選ばれるものである。本発明は、溶媒及び酸受容体
の存在下にカルバメートをスルフエニル化して遊離水素
をスルフエニル基と置換させた対応するスルフエニル化
誘導*体をつくるための改良された方法を提供している
この改良法では、二酸化硫黄とトリアルキルアミンとの
錯体の触媒量の存在下に反応が行なわれる。この改良法
は、一般式RlOOCR2NH(7)N−アルキルカル
バメート類を式R3SXのスルフエニルハラィドと反応
させて、遊離水素を−SR3基と置換させた−般式Rl
OOCR2N−S−R3の対応するスルフエニル化誘導
体をつくるのに広範囲に応用できる。このような反応は
しばしば速度が遅く、終了まで何時間もかかり、スルフ
エニル化合物の収量、純度とも低いことが多い。
−般的反応は式Aで表わされる。本発明に従つて、触媒
量の二酸化硫黄(SO2) −とトリアルキルアミン(
TA)との錯体の存在下にこの反応を行なうことによつ
て、反応時間、生成物収量及び純度が類似条件下に実質
的に改良される。
本発明に使われる錯体は、時に記号TA−SO2で呼ば
れることもあり、−般に実質的に同じモル量のトリアル
キルアミン.と二酸化硫黄を含有するが、所望により反
応混合物中に過剰量のアミン又は二酸化硫黄が存在しう
る。
適当なトリアルキルアミン類は、式R4R5R6N,(
式中R4、R゜及びR゜はl〜4個、好ましくは1〜2
個の炭素原子のアルキル基)の化合物類を包含する。
これはトリエチルアミン、トリメチルアミン及び混合ト
リアルキルアミンのようなアミン類を包含する。トリエ
チルアミンは、カーボフラン( 2・3−ジヒトロー2
・2−ジメチルーJ■■複素環式アルキルカルバメー
トとの、及びメトミル(メチルN−〔〔(メチルアミノ
)カルボニル〕オキシ〕エタンイミドチオエート)のよ
うなイミノアルキルカルバメートとの塩化スルフエニル
の反応に使用するには好ましいアミンである。
トリアルキルアミンと二酸化硫黄との錯体は幾通りにも
形成できる。適当な溶媒、例えばヘキサン中のトリアル
キルアミン溶液に二酸化硫黄を通すことによつて別個に
つくることができる。反応Aでの錯体を車離せずに、生
ずる生成物を使用する。カルバメートとスルフエニルハ
ライドと適当な溶媒との混合物に二酸化硫黄とトリアル
キルアミンも別個に添加できる。そのほか、スルフエニ
ルハライドの調製中に、反応Bに示すように塩化スルフ
リルに適当なビスージサルフアイドを反応させることに
よつて、二酸化硫黄をその場で形成できる。溶液中にS
O2を含有する生ずる反応混合物をトリアルキルアミン
と一緒にしてTA− SO2錯体を形成させ、生ずる混
合物を反応Aで単離せずに使用する。
また、錯体が反応A中にその場で実際に生成するように
、カルバメートと酸受容体、トリアルキルアミンを反応
Bの生成物に添加できる。カルバメートに対し過剰の、
好ましくは少なくとも10%モル過剰のスルフエニルハ
ライドを反応に使用するのが好ましい。スルフエニルハ
ライドとカルバメートとの反応に使用される錯体量は、
多様でありうるが、少なくとも反応を触媒するのに十分
な量、すなわち触媒量でなければならない。
正確な必要量は特定の反応体によつて変わるが、概して
カルバメートのモル当り少なくとも約0.01モルの触
媒錯体が存在すべきである。カルバメートのモル当り約
0.03ないし約0.3モルまでが反応時間、生成物収
量及び生成物純度を実質的に改良することがわかつたが
、所望によりそれより多量、例えばカルバメートのモル
当り約0.6モルまで使用できる。スルフエニルハライ
ドとカルバメートとの反応に溶媒は本発明ではジメチル
ホルムアミド及びC5−ClO炭化水素から選ばれるが
、ベンゼンやトルエンのような6〜10個の炭素原子の
芳香族炭化水素類、塩化メチレンのような1〜4個の炭
素原子のハロゲン化脂肪族炭化水素類、石油エーテル、
リグロイン、ヘプタン、ヘキサン、又はオクタンのよう
な5〜10個、好ましくは5〜8個の炭素原子の飽和脂
肪族炭化水素類、テトラヒドロフランのようなエーテル
類、ジメチルホルムアミド(DMF)又はジメチルスル
ホキシド(DMSO)のような極性の非プロトン性溶媒
、又はピリジンのような芳香族窒素含有溶媒も挙げるこ
とが出来る。カーボフランのようなカルバメートを使用
する場合、最も好ましくはヘキサンやヘプタンのような
飽和脂肪族炭化水素類が好ましい。これは、未反応カル
バメートがこの溶媒中で比較的低い溶解度であるため、
ろ過によつて回収できるからである。酸又はハロゲン化
水素の受容体は、反応を助けるために存在する。
適当な酸受容体はこの技術でよく知られている。好まし
い酸受容体はピリジンや、トリエチルアミンのような低
級アルキルアミン類を包含するが、その他の第三級又は
芳香族有機アミン類を使用できる。反応に使用される酸
受容体の量は、反応過程で形成される・・ロゲン化水素
の量を取上げ又は中和するのに少なくとも十分な量とす
べきである。このためカルバメートのモル当り約1ない
し約2モル当量の酸受容体を使用すべきである。好まし
くはカルバメートのモル当り同じモル量かやや過剰のモ
ル量の酸受容体、例えば約1.0ないし1.75モル当
量、好ましくは1.0ないし約1.5モル当量の酸受容
体を使用する。酸受容体及び錯化剤として第3級アミン
を使用する場合には、生成する・・ロゲン化水素を取上
げ中和させるため、また上記の二酸化硫黄/アルキルア
ミン錯体の触媒量を形成させるために、十分なアミンが
存在しなければならない。スルフエニルハライドとカル
バメートとの反応は、室温で適当に行なわれるが、この
温度は例えばO℃から50℃の範囲でありうる。
本発明の好ましい態様は、反応Bに従つてジ置換アミノ
スルフエニルクロライドをつくり、二酸化硫黄を含有す
る反応混合物を形成させるというものである。
反応式は次のとおり。
二酸化硫黄はその場で形成され、塩化スルフエニル中に
おける溶解度のため溶液中にとどまる。
反応溶媒は、塩化スルフエニルが溶けるもの、例えば塩
化ジ(低級)アルキルアミノスルフエニルの調製にはヘ
キサン又はジメチルホルムアミド(DMF)、塩化4−
モルホリニルスルフエニルの製造には塩化メチレンであ
る。スルフエニルハライドとSO2を含有する反応生成
物は、二酸化硫黄と1:1錯体(TEA−SO2)をつ
くるのに、 ラ十分なトリエチルアミン
(TEA)、適当なカルバメート、及び副生物塩化水素
を除くのに十分な酸受容体と一緒にする。
この手順では中間体を単離せずに単一反応器内の連続段
階で、スルフエニルハライドをつくりそしてスルフエニ
ルハライドとカルバメートを反応させることができる。
このため、反応実施に最もよい態様は、その場で塩化ス
ルフエニルとSO2をつくり、生ずる反応混合物に適当
量のカルバメートと次にトリエチルアミンを加えること
である。このトリエチルアミンは二酸化硫黄の錯化剤と
して働き、また酸受容体としても働く。実施例で示され
たように、反応Cに従つてその場でジサルファィド出発
材料をつくることもできる。
このため、中間体を単離せずに単一反応器内で弔一溶媒
中で、3段階全部を実施できる。
触媒量の二酸化硫黄とトリアルキルアミンとの錯体の使
用は、式1の広範囲のカルバメート類のスルフエニル化
に適用できる。
この式でR1とR2は比較的不活性の、すなわちカルバ
メート窒素上の水素原子に優先してスルフエニルハライ
ドが反応しないような基である。
特許請求された方法で使用に適した典型的なカルバメー
ト類は、R1とR2中の置換基が上記のようにスルフエ
ニルハライドとの反応に比較的不活性であるのが決定的
なパラメータであることに留意して、下記の置換パター
ンをもつ式化合物類を包含するが、必ずしもこれに限定
されない。以上に従つて、R2はC1−C4アルキル基
である。例えばR2はメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル最も好ましくはメチル又はエチルである。R1は不活
性の式を有する複素環基のカルバメート残基である。
式中ROとRlOは水素、ハロゲン、低級アルキル又は
低級アルコキシであり、A及びBは各々酸素であるか、
又はAがメチレンでBが酸素である。第1表ぱ本発明の
R1が複素環式の基、及び本発明以外のR1が芳香族炭
化水素基、インダニル基、及びイミノ基である場合の広
範囲のカルバメート基を例示している。このようなカル
バメート類の調製は当業者に周知である。式の広範囲の
スルフエニルハライド類も反応に使用できる。
式の代表的なスルフエニル・・ラード類は、Xが塩素、
臭素又は弗素、好ましくは塩素又は臭素のような・・ロ
ゲン原子であり;R3は式−NR7R8の二置換アミノ
基であつてR7とR8の一つは1〜10個の炭素原子の
アルキルであり、R7とR8の他方は1〜10個の炭素
原子のアルキル又は−COORl5(Rl5はl〜10
個の炭素原子のアルキル基)であるか、又は窒素原子と
共にR7とR8は一緒にピリジル、ピペリジル又はモル
ホリン環を形成する。第1表と第2表は、本発明の実施
に有用な上記のもののほか、広範囲の塩化スルフエニル
を例示している。
次の実施例は、本発明の実施をさらに例示している。
実施例 1 本実施例は3段階手順によつてヘキサン中における2・
3−ジヒトロー2・2−ジメチルーJ■■ルバメートの
調製を例示している。
第一段階に従つて、生ずるビス(ジブチルアミノ)ジサ
ルフアイドを単離する。第二段階で、塩化ジブチルアミ
ノスルフエニルと二酸化硫黄がその場につくられる。ま
た第三段階で、トリエチルアミン/SO2錯体をその場
で発生させる反応で、塩化ジブチルアミノスルフエニル
が所望の生成物へ転化される。A.ピス(ジブチルアミ
ノ)ジサルフアイドの調製かきまぜ機を備えた51のジ
ャケット付き反応器に、ジブチルアミン(387.87
、3.0モル)と再循環ヘキサン(360m1.0.1
%トリエチルアミンを含有)を仕込んだ。
これに水道水1092m1中の水酸化ナトリウム(14
4.97、3.62モル)の溶液を加えた。この2相混
合物に窒素下に750rpmでかきまぜながら、ヘキサ
ン(525m1、0.1%トリエチルアミンを含有)中
の一塩化硫黄(232.57、1.72モル)の溶液を
加え、その間反応器ジヤケツトに氷水を循環させた。反
応温度は28℃から40℃に高まり、発熱によつてこれ
を保持した。添加時間は25分であつた。混合物を更に
20分かきまぜ、次に真空でろ過した。2層を分離し、
ジサルフアイド溶液(10787)の上層と、下の水層
を得た。
ジサルフアイド溶液の各25m12試料を一定重量まで
放散した。平均粗製ビス(ジブチルアミノ)ジサルフア
イド濃度45%w/w、重量収率100%o高圧液体ク
ロマトグラフイによる検定では平均87%で、残りはビ
ス(ジブチルアミノ)ポリサルフアイド。B.塩化ジブ
チルアミノスルフエニルの調製実施例1Aからのジサル
フアイド溶液(789y、1.1モル)を窒素下に反応
器に仕込んだ。
かきまぜながら塩化スルフリル(148.57、1.1
モル)を20℃で15分にわたつて添加した。生成物は
ヘキサン中の塩化ジブチルアミノスルフエニルと二酸化
硫黄の暗オレンジ色溶液であつた。C.2・3−ジヒト
ロー2・2−ジメチルーJメ[ベンゾフラニル(ジブチル
アミノチオ)メチルカルバメートの調製実施例1Bから
の塩化スルフエニル溶液に、460.87の95%2・
3−ジヒトロー2・2ジメチルーJメ[ベンゾフラニルメ
チルカルバメート(2.0モル)を加えた。
かきまぜながらトリエチルアミン(354.2y13.
5モル。0.17%水を含有)を32分間にわたつて加
えた。
添加中に反応温度は20℃から35℃に上り、ジヤケツ
トの温水によつて更に1.5時間35℃に保持された。
反応混合物を10℃に冷却し、水道水880m1を5分
間に添加して反応を停止させ、トリエチルアミン塩を溶
解させた。水添加中に発熱が起り、2『Cの最終温度に
なつた。2層を吸引フラスコ中へ真空ろ過した。
水層を分離し、トリエチルアミンを回収するため取つて
おいた。有機層を回転蒸発器上で最後に50℃/133
Pa(1mm)で放散させると、2・3−ジヒトロー2
・2−ジメチルーJメ[ベンゾフラニル(ジブチルアミノ
チオ)メチルカルバメート(792.87)の暗い茶色
の油を生じた。高圧液体クロマトグラフイによる分析は
、95%の純度を示し、出発カルバメートに基づいて9
9%の化学収率となつた。放散させたヘキサンは再循環
のため取つておいた。
実施例 2 本実施例は、革一反応器で中間体を単離せずに3段階全
部を行なう場合の、ヘキサン中における2・3−ジヒト
ロー2・2−ジメチルーJメ[ベンゾフラニル(ジブチル
アミノチオ)メチルカルバメートの調製を例示している
ジブチルアミン(284.47、2.2モル)、ヘキサ
ン263m1、水酸化ナトリウム(106.3f7、2
.66モル)及び水801m1のかきまぜた混合物にヘ
キサン385m1中の一塩化硫黄(170.8y11.
27モル)の溶液を24分間に添加した。
温度が40℃を越えないように、添加速度を調節した。
更に20分混合物をかきまぜ、水層を除去した。水分を
除くため温度計、かきまぜ機の羽根、混合物より上の反
応器壁をふいた。かきまぜた混合物に20℃の温度で1
9分にわたつて窒素下に塩化スルフリル(148.57
、1.1モル)を加えた。混合物に2・3−ジヒトロー
2・2−ジメチルJメ[ベンゾフラニルメチルカルバメー
ト(98%、451.4y、2.0モル)を加え、続い
てトリエチルアミン(354.2y13.5モル)を2
8分間かけて滴加した。混合物を添加開始から2時間3
5℃でかきまぜた。この期間の終りに、混合物を10℃
に冷却し、20℃又はそれより低温を保てるほどの緩慢
な速度で水880m1を加えた。混合物を5分かきまぜ
てから、真空ろ過した。層を分離し、有機層を濃縮する
と、93%(HPLCによる)の2・3−ジヒトロー2
・2−ジメチルーJ■■カルバメート763.6y(出
発カルバメートに基づいて化学収率93%)を生じた。
ろ過中に未反応2・3−ジヒトロー2・2−ジメチルー
Jメ[ベンゾフラニルメチルカルバメート15.88yと
タールが回収された。実施例 3 本実施例はヘキサン中におけるトリエチルアミン/二酸
化硫黄錯体の調製を例示している。
ヘキサン100m1中のトリエチルアミン(207、0
.198モル)の溶液に二酸化硫黄(207、0.31
2モル)を通気した。温度が低下し始めたとき添加を止
めた。混合物を15分かきまぜ、氷浴中でO℃で真空中
で濃縮させると、黄色の液体29.047(TEA−S
O2として収率88.8%)を生じた。畠恨及びIRは
トリエチルアミン及び二酸化硫黄の1:1モル錯体に一
致していた。実施例 4本実施例は、ヘキサン中におけ
る塩化ジブチルアミノスルフエニルと2・3−ジヒトロ
ー2・2ジメチルーJメ[ベンゾフラニルメチルカルバメ
ートとの反応を例示するが、トリエチルアミンを酸受容
体とし、別個につくられるトリエチルアミン/二酸化硫
黄錯体を触媒として使用する。
ヘキサン中の塩化ジブチルアミノスルフエニル(0.0
77モル)の50%溶液30.27をフラスコに仕込み
、98%の2・3−ジヒトロー2・2ジメチルーJメ[ベ
ンゾフラニルメチルカルバメート15.8y(0.07
モル)を加えた。混合物にかきまぜながらトリエチルア
ミン(7.87、0.077モル)を7分にわたつて加
えた。24.50から26℃への温度上昇が観察された
実施例3でつくられたトリエチルアミン/二酸化硫黄触
媒の一部(1.97、0.0115モル)を滴加した。
温度は30℃に徐々に上昇し、更に外部加熱により、ト
リエチルアミン添加の開始から100分の全反応時間に
温度を35℃に上昇させた。20分後、混合物を11℃
に冷却し、水31m1を加えて混合した。
少量の固体を除くために混合物をろ過し、分離して有機
層を濃縮すると、90%(HPLC) 2・3−ジヒト
ロー2・2−ジメチルJメ[ベンゾフラニル(ジブチルア
ミノチオ)メチルカルバメート26.647(出発カル
バメートに基づく化学収率90%)を生成した。
実施例 5 本実施例は、酸受容体としてピリジン、触媒として別に
つくつたトリエチルアミン/二酸化硫黄の錯体を使用し
、ヘキサン中で2・3−ジヒドロ2・2−ジメチルーJ
メ[ベンゾフラニル(ジブチルアミノチオ)メチルカル
バメートの製造を例示している。
98%の2・3−ジヒトロー2・2−ジメチルーJメ[ベ
ンゾフラニルメチルカルバメート15.8y(0.07
モル)とヘキサン中の塩化ジブチルアミノスルフエニル
(0.077モル)の50%溶液30.27を、窒素雰
囲気下にフラスコに仕込んだ。
実施例3の記載のようにつくられるトリエチルアミン/
二酸化硫黄錯体7.57(0.0455モル)をかきま
ぜながら、これに加えた。次にピリジン(6.17、0
.077モル)を16分間にかきまぜながら滴加した。
温度は20.5℃から23.5℃に上昇した。ピリジン
の添加開始から3時間かきまぜを続け、この間に35℃
の温度を保つために外部加熱を供給した。混合物を10
.5℃に冷却し、水31m1を加えた。混合物をろ過し
、分離し、有機層を濃縮すると、75%(HPLCによ
る)2・3−ジヒトロー2 ・2−ジメチルーJメ[ベン
ゾフラニル(ジブチルアミノチオ)メチルカルバメート
18。997(出発カルバメートに基づく化学収率53
%)を生じた。
参考例 1 本実施例はメチルN−〔〔〔(ジプロピルアミノチオ)
メチルアミノ〕カルボニル〕オキシ〕エタンイミドチオ
エートの調製を例示している。
ヘキサン中の33.8%ビス(ジプロピルアミノ)ジサ
ルフアイド(0.011モル)溶液8.67に塩化スル
フリル(1.48y10.011モル)を室温で約1〜
2分かけて滴加した。混合物を15分かきまぜた。メチ
ルN−(メチルカルバモイロキシ)エタンイミドチオエ
ート(3.247、0,02モル)を混合物に加え、続
いてトリエチルアミン(3.547、0.035モル)
を8分間かけて加えた。
温度は20℃から35℃に上り、加熱によつて35℃に
保持された。トリエチルアミン添加開始後2時間混合物
をかきまぜ、この間にヘキサン10m1を加えてかきま
ぜを容易にした。2時間経つたら水15m1を加え、か
きまぜを5分続けた。
分液ろうとに混合物を入れると3層が生じた。追加ヘキ
サン20m1により、上の2層が一緒になつた。水層を
分離し、有機層を濃縮すると、メチルN〔〔〔(ジプロ
ピルアミノチオ)メチルアミノ〕カルボニル〕オキシ〕
エタンイミドチオエート5.90y(100%重量収率
)を生じた。
NMRスペクトルは予期された生成物に一致していた。
参考例 2本参考例はl−ナフチル(ジブチルアミノチ
オ)メチルカルバメートの調製を例示している。
ヘキサン中のビス(ジブチルアミノ)ジサルフアイド(
0.011モル)の44.9%溶液7.9デに、塩化ス
ルフリル(1.5y、0.011モル)を滴下して加え
、この間20℃の温度を保持した。添加終了後、混合物
を15分かきまぜた。1−ナフチルメチルカルバメート
(4.07、0.020モル)を加え、続いてかきまぜ
ながらトリエチルアミン(3.547、0.035モル
)を3分間に滴加し、この間に温度は21℃から30℃
へ増加した。
44℃に2時間加熱することによつて温度を高めた。
混合物を11℃に冷却し、水15m1を加えた。水層を
分離し、有機層を濃縮すると、94%(HPLCによる
)の1−ナフチル(ジブチルアミノチオ)メチルカルバ
メート7.22yを生じた。実施例 6本実施例は、ヘ
キサン中でトリエチルアミン及び気体二酸化硫黄を使用
する2・3−ジヒドロ2・2−ジメチルーJメ[ベンゾフ
ラニル(ジブチルアミノチオ)メチルカルバメートの調
製を例示している。
ヘキサン中の50%塩化ジブチルアミノスルフエニル(
0.077モノ(ハ)溶液30.27に二酸化硫黄を、
溶液が2。
8y(0.044モル)を獲得するまで通した。
2・3−ジヒトロー2・2−ジメチルーJメ[ベンゾフラ
ニルメチルカルバメート(98%、15.57、0.0
69モル)を加え、続いてかきまぜながらトリエチルア
ミン(12.47、0.123モル)を28分間に滴加
した。
撹拌を約18時間続けた。混合物を9.5℃に冷却し、
水31m1とヘキサン40m1を加え、層を分離した。
有機層を濃縮すると、94%(HPLCによる)2・3
−ジヒトロー2・2−ジメチルーJメ[ベンゾフラニル(
ジブチルアミノチオ)メチルカルバメート(化学収率9
8%)27.47を生じた。実施例 7本実施例は塩化
メチレン中における2・3−ジヒトロー2・2−ジメチ
ルーJメ[ベンゾフラニル(4−モルホリニルチオ)メチ
ルカルバメートの製造を例示している。
塩化メチレン50m1とジメチルホルムアミド7.37
(0.10モル)中にビス(4−モルホリニル)ジサル
フアイド(11.87、0.05モル)を溶解した。
溶液をO℃に冷却し、塩化スルフリル b(6,757
、0.05モル)を5分間で添加した。この混合物に2
・3−ジヒトロー2・2−ジメチルーJメ[ベンゾフラニ
ルメチルカルバメート(22.17、0,10モル)と
塩化メチレン50m1を加えた。トリエチルアミン(1
0.1y10.10Cモル)を12分間で加えた。混合
物を室温で18時間かきまぜ、氷水350m1中に注い
だ。層を分離し、脱水各300m1で3回有機層を洗い
、70〜230メツシユのシリカゲル1.57で20分
かきまぜ、ろ過し、濃縮する一と、2・3−ジヒドロ
J2・2−ジメチルーJメ[ベンゾフラニル(4モルホリ
ニルチオ)メチルカルバメート33.9yを生じた。生
成物はHPLCによつて6.5%の出発材料を含有した
。これをシクロヘキサンから再結晶させると、白色結晶
27.0y(収率80%)を生じた。実施例 8 本実施例は、トリエチルアミンの存在下、二酸化硫黄の
不在下にヘキサン中におけるカーボフランと塩化ジブチ
ルァミノスルフエニルとの反応を 4例示している。
実施例1A及びBのとおりにつくられる塩化ジブチルア
ミノスルフエニルの洛液から、回転蒸発器内で溶媒と二
酸化硫黄を放散させると、残留物の塩化ジブチルアミノ
スルフエニル64.5f7を生じた。
新しいヘキサン100m1を加え、塩化スルフエニル/
ヘキサン混合物を2・3−ジヒドロ2・2−ジメチルー
Jメ[ベンゾフラニルメチルカルバメート68.47(0
.3モル)に添加した。トリエチルアミン(53.17
、0.525モル)を30分間かけてかきまぜながら加
えた。反応温度は24℃に上昇し、トリエチルアミン添
加が終了したあと、35℃に加熱し、その温度で1.5
時間保持した。次に反応混合物を10℃に冷却し、水1
32meで2分間に反応を停止させた。水添加中に発熱
が生じ、最終温度48℃となつた。生ずる溶液を更に2
0分かきまぜ、真空ろ過し、相を分離した。HPLC分
析は4.5%の純度を示し、2・3−ジヒトロー2・2
−ジメチルーJメ[ベンゾフラニル(ジブチルアミノチオ
)メチルカルバメートの化学収率わずb・2.4%を意
味した。この例はたんに例示的なものであり、本発明は
選ばれる特定反応体にかかわりなく、トリアルキルアミ
ン/二酸化硫黄錯体の存在下にアルキルカルバメートと
スルフエニルハライドとの反応を行なうことによつて実
施できること小理解されよう。このように、本発明の精
神と範囲から逸脱せずに、上の教示に従つてその他多く
のスルフエニルハライド/カルバメートの組合せを選択
できることは、当業者に明らかであろう。調製例 1 中間体としてn−ブチルN−メチルカルバメートの合成
窒素ふんい気下のn−ブタノールの63.3y(0.8
55モル)とトリエチルアミンの1.7y(0.018
モル−2モル%)のかきまぜた溶液に、塩化メチレンの
35m1中のメチルイソシアネートの48.77(0.
855モル)(容積でl:1)を滴加した。
添加は30分を要した。添加完了したら反応混合物を環
境温度で16時間かきまぜた。反応混合物を減圧下に濃
縮してn−ブチルN−メチルカルバメートの112.0
7(100%収率)を得た。調製例 2 中間体として11−ブチルN−メチルカルバモイルスル
フエニルクロライドの合成窒素ふんい気下ヘキサン25
m1CtIの新しく蒸留した二塩化硫黄の6.2y(0
.06モル)のかきまぜた溶液を5〜10℃に冷却し、
ヘキサンの25m1中のn−ブチルN−メチルカルバメ
ート(調製例1からのもの)の6.67(0.05モル
)とピリジンの4.0y(0.05モル)の溶液を滴加
した。
添加完了したら反応混合物を5〜10℃で30分間かき
まぜ次いでそれが環境温度に暖まるまXにされながら1
時間かきまぜた。反応混合を珪そう土を通して沢過し、
沢液を減圧下に濃縮して油の9.37を得た。この油の
ガスクロマトグラフイ分析はn−ブチルN−メチルカル
バモイルスルフエニルクロライド中の80.6%(72
.8%の化学収率)であるそれを示した。比較例 二酸化硫黄なしでヘキサン中のトリエチルアミンを使つ
ての2・3−ジヒトロー2・2−ジメチルーJメ[ベンゾ
フラニル(n−ブチルN−メチルカルバモイルチオ)メ
チルカルバメートの合成窒素ふんい気下の80,6%n
−ブチルN−メチルカルバモイルスルフエニルクロライ
ド(調製例)の4.87と98%2・3−ジヒトロー2
・2−ジメチルーJメ[ベンゾフラニルメチルカルバメー
トの4.17(0.018モル)の、ヘキサン20m1
中のかきまぜた溶液にトリエチルアミンの3.27(0
.032モル)を滴加した。
完全な添加は10分を要した。反応混合物を35℃に加
温して、そこで30分間かきまぜた。反応混合物を次い
で10゜Cに冷却し、水の50meを加えた。生じた2
相の混合物を5分間かきまぜて▲過した。有機相を分離
し、減圧下で濃縮して油の4.77を得た。油のガスク
ロマトグラフイ分析は2・3−ジヒトロー2・2−ジメ
チルーJメ[ベンゾフラニル(n−ブチルN−メチル−カ
ルバモイルチオ)メチルカルバメート中の63.1%(
43.0%化学収率)であるそれを示した。調製例 3 中間体としてのn−ブチルN−メチルカルバモイルース
ルフエニルクロライドの合成ヘキサンの19m1中の二
塩化硫黄の5.97(0.058モル)のかきまぜた溶
液を氷浴中で冷却し(調製例1に於ける様にしてつくら
れた)nブチルN−メチルカルバメートの6.67(0
.050モル)とトリエチルアミンの6,17(0.0
50モル)のヘキサン25m1中の溶液を滴ノ加した。
添加が完了したら氷浴を取り除き、反応混合物が追加の
2時間それをかきまぜながら環境温度に暖まるまXにし
た。2時間のかきまぜ期間の間追加のへキサンを加えて
かきまぜを容易にした。
反応混合物を▲過してトリエチルアミン塩を除いた。P
液を減圧下に濃縮して残留油にする。この油を減圧下に
蒸留してn−ブチルN−メチルカルバモイルスルフエニ
ルクロライドの4.07を得る。沸点61−63゜c/
Mm溜出液のガスクロマトグラフイ分析はそれが88%
の純粋な生成物であることを示した。実施例 9 二酸化硫黄で飽和されたヘキサン中のトリエチルアミン
を使つての2・3−ジヒトロー2・2−ジメチルーJメ
[ベンゾフラニル(n−ブチルN−メチルカルバモイル
チオ)メチル−カルバメートの合成窒素ふんい気下のヘ
キサンの25m1中の88%n−ブチルN−メチルカル
バモイルスルフエニルクロライド(調製例3からのもの
)の4.07(0、017モル)のかきまぜた溶液にト
リエチルアミンの1.07を加えた。
反応混合物を15分間の間にガス状の二酸化硫黄で完全
に飽和した。反応混合物に2・3−ジヒトロー2・2−
ジメチルJメ[ベンゾフラニルメチルカルバメートの3.
87(0.017モル)を加えた。次いでトリエチルア
ミンの残りの2.07を加えた。(全部加えられたもの
は3.07〜0.029モルであつた。)添加を完了し
たら反応混合物を3℃に暖め、そこでそれが1.5時間
かきまぜられた。反応混合物を10℃に冷却し、水の5
0m1を加えた。混合物を更に5分間かきまぜ、次いで
沢過した。水相を分離し、有機相を減圧下に濃縮して油
の7.37を得た。油のガスクロマトグラフイ分析は2
・3−ジヒトロー2・2−ジメチルーJメ[ベンゾフラニ
ル(nブチルN−メチル−カルバモイルチオ)−メチル
カルバメート中の83.5%であるそれを示した。(9
5.4%化学収率)調製例 4 中間体としてのn−デシルN−メチルカルバメートの合
成この化合物を塩化メチレンの20m1中の1−デカノ
ールの38,97(0.25モル)メチルイソシアネー
トの14.77(0.26モル)とトリエチルアミンの
0.57(2モル%)を使つて実施例1のやり方でつく
つた。
n−デシルN−メチルカルバメートの収率は55.8y
でそれはガスクロマトグラフイ分析で94.5%であつ
た。調製例 5 中間体としてのn−デシルN−メチルカルバモイルスル
フエニルクロライドの合成ヘキサンの70m1中のn−
デシルN−メチルカルバメート(調製例4からのもの)
の29.77(0.15モル)二塩化硫黄の18.0y
(0.18モル)とピリジンの11,6y(0.15モ
ル)を使つて実施例2のやり方でこの化合物をつくつた
収率は油の30,07でこれはn−デシルN−メチルカ
ルバモイルスルフエニルクロライト沖で50%であつた
。他方の50%は未反応のカルバメートであつた。ヘキ
サン中の未反応のn−デシルNメチルカルバメートの7
.1y(0.033モル)を含んでいる50/50混合
物のかきまぜた溶液を氷浴中で冷却し、二塩化硫黄の4
.1f7(0.034モル)を加えた。ピリジン1.0
y(0.033モル)を10分間の間滴加した。添加が
完了したら反応混合物を30分間かきまぜた。氷一水浴
を取り除き反応混合物を1時間の間環境温度に暖まるま
Xにした。反応混合物を珪そう土を通して▲過した。沢
液を減圧下で濃縮し油の13.8yを得た。この油のガ
スクロマトグラフイはn−デシルN−メチルカルバモイ
ルスルフエニルクロライト沖の75%であるそれを示し
た。実施例 10 二酸化硫黄で飽和したヘキサン中のトリエチルアミンを
使つての2・3−ジヒトロー2・2−ジメチルーJメ[ベ
ンゾフラニル(n−デシルNメチルカルバモイルチオ)
メチル−カルバメートの合成窒素ふんい気下のヘキサン
40m1中の75%NjデシルN−メチルカルバモイル
スルフエニルクロライド(調製例5からのもの)4.6
7(0.012モル)のかきまぜた溶液にトリエチルア
ミンの1.07を加えた。
反応混合物を15分間の間ガス状二酸化硫黄で完全に飽
和した。反応混合物に97.5%2・3−ジヒトロー2
・2−ジメチルJメ[ベンゾフラニルメチルカルバメート
の3.8y(0.017モル)、次いで残つているトリ
エチルアミンの2.07を加えた。(加えた全量は3.
0y0.029モル)添加が終了したら反応混合物を3
5℃で1.5時間かきまぜた。反応混合物を10℃に冷
却し、水の50m1を加えた。混合物を5分間かきまぜ
次いで沢過した。水層を分離し、有機層を減圧下に濃縮
して油の4.6yを得た。この油のガスクロマトグラフ
イは2・3−ジヒトロー2・2−ジメチルーJメ[ベンゾ
フラニル(n−デシル−N−メチルカルバモイルチオ)
メチルカルバメート中の84.5%であるそれを示した
(66.7%化学収率)比較例 2 二酸化硫黄なしでヘキサン中のトリエチルアミンを使つ
ての2・3−ジヒトロー2 ・2−ジメチルーJメ[ベン
ゾフラニル(n−デシルN−メチルカルバモイルスルフ
エニルチオ)メチルカルバモエートの合成この化合物を
実施例10と同じやり方でつくつたがガス状二酸化硫黄
が反応混合物を飽和するのに使われなかつた点で丈異つ
ていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R^1は式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (R^9とR^1^0は水素、ハロゲン、低級アルキル
    又は低級アルコキシであり、A及びBは各々酸素である
    か又はAがメチレンでBが酸素である)の複素環基から
    選ばれる不活性有機カルバメート残基であり、R^2は
    1個から4個までの炭素原子のアルキルである。 〕のNアルキルカルバメートを 式R^3SX 〔式中R^3は式−NR^7R^8の二置換アミノ基で
    あつて、R^7とR^8の一つは1〜10個の炭素原子
    のアルキルであり、R^7とR^8の他方は1〜10個
    の炭素原子のアルキル又は−COOR^1^5(R^1
    ^5は1〜10個の炭素原子のアルキル基)であるか、
    又は窒素原子と共にR^7とR^8は一緒にピリジル、
    ピペリジル又はモルホリン環を形成し、Xはハロゲン原
    子である〕 のスルフィニルハライドと、ジメチルホルムアミド及び
    5〜10個の炭素原子の炭化水素から選ばれる溶媒の存
    在下に於てピリジン及びトリ(低級)アルキルアミンか
    ら選ばれる酸受容体の存在下に反応させ式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R^1、R^2及びR^3は上に定義した通り〕
    の化合物を製造する方法に於て、この方法を触媒量の二
    酸化硫黄及び式 R^4NR^5R^6(式中R^4、R^5、及びR^
    6は各々炭素原子1〜4個のアルキル基である)のトリ
    アルキルアミン、又は二酸化硫黄と上記トリアルキルア
    ミンからなる錯体の触媒量の存在下で実施することから
    なる方法。 2 R^4、R^5及びR^6の各々が1〜2個の炭素
    原子のアルキル基であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項の方法。 3 トリアルキルアミンがトリエチルアミンであること
    を特徴とする、特許請求の範囲第1項の方法。 4 錯体が同じモル量の二酸化硫黄とトリエチルアミン
    からなる、特許請求の範囲第1項の方法。 5 カルバメートのモル当り少なくとも0.01モルの
    二酸化硫黄とトリエチルアミン又はその錯体が使用され
    、かつスルフェニルハライドが塩化スルフェニルである
    、特許請求の範囲第1項の方法。 6 ビス(ジ置換アミノ)ジサルファイドと塩化スルフ
    リルとを、生ずる塩化スルフェニル用の溶媒中で反応さ
    せることによつて、スルフェニルハライドと二酸化硫黄
    とをその場で形成し、かつこの溶媒が塩化スルフェニル
    とN−アルキルカルバメートとの反応にも使用されるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項の方法。 7 カルバメートがカーボフランであり、塩化スルフェ
    ニルが式R^7R^8−NSClの化合物であり、生ず
    るアミノスルフェニルカルバメートが式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R^7とR^8は各々1〜10個の炭素原子のア
    ルキル基である〕の化合物である、特許請求の範囲第1
    〜6項のいずれかの一に記載の方法。 8 R^7とR^8は各々n−ブチル基である、特許請
    求の範囲第7項の改良方法。
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